JPH0731682B2 - ワード・プロセッサ - Google Patents

ワード・プロセッサ

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JPH0731682B2
JPH0731682B2 JP60079983A JP7998385A JPH0731682B2 JP H0731682 B2 JPH0731682 B2 JP H0731682B2 JP 60079983 A JP60079983 A JP 60079983A JP 7998385 A JP7998385 A JP 7998385A JP H0731682 B2 JPH0731682 B2 JP H0731682B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はワード・プロセッサに関し、特に日本語文の文
複合連接状況を判定して高品質な文章を作成するのに好
適なワード・プロセッサに関するものである。
〔発明の背景〕
日本語の文書を作成するワード・プロセッサにおいて、
高品質な文章を作成する方法としては、村木一至著「日
本語文章の可読性」情報処理学会第29回全国大会講演論
文集(II)1J−6,昭和59年9月11日,P1403〜1404に記載
されているように、例えば、並列句,並列節数が一定
値を超えたら、並列構造を文から削除してそれを複数句
複数文に書き直す。連用中止数が一定値を超える文を
二文に分割する。複文中の帰結と前提を並べかえるな
どを行って読易い文書を作成するために、句数,単文数
などのデータを算出することによって文章を評価し、文
章全体を診断する方法がある。
しかし、読易い文章を作成するためには複文表現,重文
表現をできる限り少なくすることが望まれるが、上記方
法ではその複文,重文表現を判定するための接続助詞,
引用表現,形式名詞などの文字列の認定について配慮さ
れていなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、このような従来の問題を解決し、読易
い文章を作成するため支援を行うときに、特別なハード
ウェア機能を設けることなく、文章をより高品質化する
と共に文章作成の作業効率を高めるための文複合連接状
況を判定することのできるワード・プロセッサを提供す
ることにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明のワード・プロセッサ
は、文書を作成するワード・プロセッサにおいて、文書
を作成する際に、連接する単文数、主従関係の単文含有
数、連接する単文と主従関係の単文との混在に関する文
複合連接状況を判定するため、上記文書の文字列テキス
トと予め記憶した文複合連接表現文字列との比較照合を
行って、該文字列テキスト中に文複合連接表現を認定す
る表現認定処理手段と、その設定により、連接する単文
数および主従関係の単文数を算出し、連接する単文と主
従関係の単文との混在状況である文複合度を評価する動
作を、全ての文字列テキストに対して繰り返し実行する
評価処理手段と、評価された文字列テキストを格納する
ファイルとを具備することを特徴としている。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第2図は、本発明の一実施例を示す文複合連接判定機能
付日本語ワード・プロセッシングの機能構成図である。
第2図において、1はワード・プロセッシング処理制御
機能ブロック(以下、ワープロと呼ぶ)、2は文字列テ
キストの入力,校正,編集,表示,印刷出力などを行う
ワープロ処理機能ブロック群、3は文字列テキストを格
納する文字列テキスト格納部、4は文字列テキストの中
から文字列の検出などを行う文複合連接判定機能ブロッ
ク、5は連用中止,仮定条件,引用表現,接続助詞,形
式名詞それぞれの文字列を格納する文複合連接表現格納
部である。なお、本構成は従来のワード・プロセッサに
文複合連接判定機能ブロック4と文複合連接表現格納部
5を設けたものである。
文複合連接判定機能ブロック4は、ワープロ1によって
起動されると、後述する方法で文字列テキスト格納部3
の文字列テキストと文複合連接表現格納部5の各文字列
との比較照合を行って、一致する文字列を検出し、検出
した文字列の表現が連用中止,仮定条件,引用表現,接
続助詞,形式名詞のいずれに属しているかを表示すると
共に、1文ごとに文複合連接表現の含有状況の判別を行
う。一方、ワープロ処理機能ブロック群2が起動される
と、従来のワード・プロセッシングを実行する。
第3図は、本発明の一実施例を示す文複合連接判定機能
付日本語ワード・プロセッサのハードウェア構成図であ
る。
第3図において、6はプロセッサ、7は文字入力および
編集処理指示を行う入力装置(キーボード)、8は文字
列テキストなどを表示する表示装置、11はプログラム格
納部9,ワークエリア10,文字列テキスト格納部3,文複合
連接表現格納部5からなる記憶装置である。なお、キー
ボード7は第4図に示すキー配列であり、文字などを入
力するキー群72,ワープロ処理の内容を指示するキー群7
1(含む文複合連接判定指示キー711)で構成する。
ワープロ1は、第1図の処理フローに示すように、キー
ボード7からのキー入力待ちの状態にあるときに、文複
合連接判定指示キー711を入力すると、文複合連接判定
機能ブロック4を起動して、文字列検出などの処理を行
わせ(ステップ101〜103)、上記以外のキーを入力する
と、ワープロ処理機能ブロック群2を起動して、入力キ
が指示する内容の処理を行わせると共に(ステップ10
4)、文書作成などの処理全体が終了となるまで上記い
ずれかの処理を繰返し実行させる(ステップ105)。
次に、文複合連接判定機能ブロック4による上記ステッ
プ103の処理内容を第5図〜第14図により詳細に述べ
る。
文複合連接判定機能ブロック4は、第5図に示すよう
に、ワープロ1によって起動されると、先ず、1文を構
成する単文の数をカウントするための単文数カウンタS,
主従関係を示す単文の数をカウントするための主従関係
単文数カウンタFをそれぞれ“0"クリアし(ステップ4
1,42)、続いて、一致する表現文字列と認定した複合連
接表現部の種別を示す記号を保持する複合連接種別保持
エリアAをクリアする(ステップ43)。なお、本実施例
においては、種別を示す記号として連用中止が“R",仮
定条件が“K",引用表現が“I",接続助詞が“Z",形式名
詞が“N"である。
続いて、後述する方法で文字列テキスト格納部3の文字
列テキストと文複合連接表現格納部5の各文字列との比
較照合をその文字列の文頭から順に末尾まで行って、文
字列テキスト中に文複合連接表現部を認定する(ステッ
プ44)(以下、文複合連接表現認定処理モジュール44と
呼ぶ)。続いて、後述する方法で複数の単文で構成され
ている1つの文について、単文が連接され過ぎていた
り、主従関係が多重になったり、単文連接と主従関係が
混在していないかを判定すると共に(ステップ45)(以
下、複合度評価処理モジュール45と呼ぶ)。上述動作を
文字列テキスト格納部3内の全ての文字列テキストに対
して繰返し実行する(ステップ46)。
文複合連接表現認定処理モジュール44は、第6図
(a),(b)に示すように、制御が渡されると、文字
列テキストにおける文字の相対位置を示す相対位置カウ
ンタCを“0"クリアし、相対位置カウンタCの値が文末
を示してないとき(ステップ4401〜4402)、先ず、相対
位置カウンタCの値が示す位置以降の文字列テキストの
文字列が連用中止文字列のいずれかと一致するかを判定
し、一致する連用中止文字列が有るときは有したことを
記録するために複合連接種別保持エリアAに対して連用
中止の連接種別識別子“R"をセットして連用中止の表現
が文字列テキスト中に含まれていたことを表示装置8に
表示するための表示情報を所定のエリアにセットし、次
の文字列照合の位置を合せるために照合一致した連用中
止文字列の長さを相対位置カウンタCに加算して、単文
が1つ有したことを単文数カウンタSに“1"を加算し記
録する(ステップ4403〜4407)。
なお、相対位置カウンタCが示す位置の文字と比較照合
される連用中止文字列は、第8図に示すように、各文字
列とその文字列の長さで構成したテーブルにする。すな
わち、日本語文章中における連用中止形は、一般に、動
詞,形容詞,形容動詞などの用言の連用形語尾にイ段ま
たはエ段の文字と読点が付接されて表わされるので、そ
れらの文字列をテーブル登録する。それらの文字列の長
さは全て“2"である。
また、例えば、文字列テキストが第13図の内容であると
きは、上記判別の動作により4行目に連用中止文字列の
“り、”を認定する。
続いて、上記と同様、相対位置カウンタCの値が示す位
置以降の文字列が仮定条件文字列のいずれかと一致する
かを判別し、一致する仮定条件文字列が有るときは主従
関係の単文が1つ有したことを主従関係単文数カウンタ
Fに“1"を加算して記録して、複合連接種別保持エリア
Aの既に保持蓄積している識別子の末尾に仮定条件の連
接種別識別子“K"をセットし、その表示情報を所定のエ
リアにセットして、相対位置カウンタCに照合一致した
仮定条件文字列の長さを加算し、単文数カウンタSに
“1"を加算する(ステップ4408〜4413)。
なお、相対位置カウンタCが示す位置の文字と比較照合
される仮定条件文字列は、第9図に示すように、各文字
列とその文字列の長さで構成したテーブルにする。すな
わち、日本語文章中における仮定形を表わす単文の末尾
は、一般に、用言の仮定形に文字「バ」が付接されて表
わされるので、それらの文字列をテーブル登録する。そ
れらの文字列の長さは2〜3である。
また、前記と同様に文字列テキストが第13図のときは、
上記判別動作により2行目に仮定条件文字列の“けば”
を認定する。
続いて、上記と同様、相対位置カウンタCの値が示す位
置以降の文字列が引用表現文字列のいずれかと一致する
かを判別して、一致する引用表現文字列が有るときは単
文数カンウタCに照合一致した引用表現文字列の長さを
加算し、主従関係単文数カウンタFに“1"を加算して、
複合連接種別保持エリアAの既に保持蓄積している識別
子の末尾に引用表現の連接種別識別子“I"をセットし、
その表示情報を所定のエリアにセットして、カウンタS
に“1"を加算する(ステップ4414〜4420)。
なお、相対位置カウンタCが示す位置の文字と比較照合
される引用表現文字列は、第10図に示すように、各文字
列とその文字列の長さで構成したテーブルにする。すな
わち、日本語文章中においては、一般に、従属単文を引
用関係として受けることを示す付属語は「トイウ」,
「トイッタ」,「トノ」などに限られているので、実際
に引用関係であるためには主単文の述語が引用を係り受
ける用言である必要があるが引用関係の簡便な検出法と
して、引用関係を示す付属語の出現の有無によることに
した。これらの引用関係を示す付属語文字列をテーブル
登録する。それらの文字列の長さは2〜4である。
また、前記と同様に文字列テキストが第13図のときは、
上記判別の動作により4行目に引用表現文字列の“とい
う”を認定する。
続いて、上記と同様、相対位置カウンタCの値が示す位
置以降の文字列が接続助詞文字列のいずれかと一致する
かを判別して、一致する接続助詞文字列が有るときは主
従関係単文数カウンタFに“1"を加算して、複合連接種
別保持エリアAの既に保持蓄積している識別子の末尾に
接続助詞の連接種別識別子“Z"をセットし、その表示情
報を所定のエリアにセットして、相対位置カウンタCに
照合一致した連用中止文字列の長さを加算し、単文数カ
ウンタSに“1"を加算する(ステップ4421〜4426)。
なお、相対位置カウンタCが示す位置の文字と比較照合
される接続助詞文字列は、第11図に示すように、各文字
列とその文字列の長さで構成したテーブルにする。すな
わち、日本語文章中における接続助詞は、一般に「ゴト
ク」,「ケレドモ」などに限られており、それらの文字
列をテーブル登録する。登録する場合は接続助詞文字列
部と考えられる部分の推定という点から検出に利用する
ことのできる構成文字列長が“2"以上のものにした。そ
れらの文字列の長さは2〜7である。
また、前記と同様に文字列テキストが第13図のときは、
上記判別の動作により3行目に接続助詞文字列の“けれ
ど”を認定する。
続いて、上記と同様、相対位置カウンタCの値が示す位
置以降の文字列が形式名詞文字列のいずれかと一致する
かを判別して、一致する形式名詞文字列が有るときは主
従関係単文数カウンタFに“1"を加算し、複合連接種別
保持エリアAの既に保持蓄積している識別子の末尾に形
式名詞の連接種別識別子“N"をセットして、その表示情
報を所定のエリアにセットし、相対位置カウンタCに照
合一致した連用中止文字列の長さを加算し、単文数カウ
ンタSに“1"を加算する(ステップ4427〜4432)。
なお、相対位置カウンタCが示す位置の文字と比較照合
される形式名詞文字列は、第12図に示すように、各文字
列とその文字列の長さで構成したテーブルにする。すな
わち、日本語文章中における形式名詞は、単文全体を受
けて、ある単文中に埋込まれることがあり、しかも、こ
のような使われ方をする形式名詞は「アイダ」,「タ
メ」,「トコロ」などに限られるので、この点に着目し
て形式名詞関係にある複数単文間の主従関係を見い出す
ことが可能であり、それらの文字列をテーブル登録す
る。それらの文字列の長さは2〜4である。
また、前記と同様に文字列テキストが第13図のときは、
上記判別の動作により1行目に形式名詞文字列の“た
め”を認定する。
続いて、一致する形式名詞文字列がないときは相対位置
カウンタCに“1"を加算し、相対位置カウンタCの値が
文末かをチェックするステップ4402に戻る(ステップ44
33)。上述した動作を相対位置カウンタCの値が文末を
示すまで繰返し実行する。そのCの値が文末に達したと
きには、複合連接種別保持エリアAの既に保持蓄積され
ている識別子の末尾に文末の連接種別識別子“E"をセッ
トし、その表示情報を所定のエリアにセットして、単文
数カウンタSに“1"を加算し、処理を終了する(ステッ
プ4434〜4436)。なお、図示していないが終了前に、例
えば、第13図の文字列テキスト中に認定した“ため",
“けば",“けれど",“という",“り",“。”の文字列お
よび文末記号とそれぞれの連接種別識別子をこれまでセ
ットしてきた所定エリアと複合連接種別保持エリアAか
ら取出して第14図に示すように、表示装置8に表示す
る。また、本文字列テキスト例の場合、複合連接種別保
持エリアAには“N",“K",“Z",“I",“R",“E"の順序
で連接種別識別子がセットされる。
複合度評価処理モジュール45は、第7図に示すように、
制御が渡されると、単文数カウンタSの値が“2"以下で
あるか否かを判別して、“2"以下すなわち文字列テキス
トが1〜2つの単文からなるときには直ちに処理を終了
とし(ステップ4501)、“2"以下“5"以下の単文数から
なるときには主従関係単文数カウンタFの値をチェック
して、“0"のときは上記と同様直ちに処理を終了とし、
“1"のときは複合連接種別保持エリアAの先頭部に保持
蓄積されている識別子が“K",“I",“Z",“N"のいずれ
かであるときは上記の同様直ちに処理を終了する(ステ
ップ4502〜4504)。なお、ステップ4504において仮定条
件,引用表現,接続助詞,形式名詞の従属文が文字列テ
キストの先頭部にあるときには並列関係が明らかである
ので終了にする。
一方、単文数カウンタSの値が“5"以上で主従関係単文
数カウンタFの値が“0"のときには、文字列テキストが
多過ぎる程の単文,しかも並列的に連接されているの
で、その状態を表わすための表示情報を所定のエリアに
セットして表示装置8に表示する(ステップ4505,450
6)。同様に、単文数カウンタSの値が“5"以上で主従
関係単文数カウンタFの値が“1"以上、またはFの値が
同様に“1"以上で一方のSの値が“2"〜“5"、または文
字列テキストの先頭部の箇所に仮定条件,引用表現,接
続助詞,形式名詞の従属文がときには、主従関係の単文
も含んで単文数が多く、かつ単文の並列と主従関係とが
混在して文の連接関係が複雑で曖味になっているので、
上記と同様、その状態を表わすための表示情報を所定の
エリアにセットし、表示装置8に表示して処理を終了す
る(ステップ4507)。
このように、日本語文章の作成中に、随意時、文複合連
接判定機能を起動して、作成した日本語文が長すぎる単
文連接,主従関係単文の複数個の含有,単文連接と主従
関係単文の混在などによって曖味な単文関係にあるのを
簡便に判定することができ、質の高い日本語文を効率良
く作成することができる。また、連用中止,仮定条件,
引用表現,接続助詞,形式名詞の各文字列を小規模な文
字列テーブルにまとめられること、判定機能が日本語ワ
ードプロセッシングを構成する校正,編集の諸機能と同
一レベルに配して制御されることができることにより、
従来の日本語ワード・プロセッサには具備されていない
文複合連接判定機能を搭載することが可能となる。さら
に、上述した本発明において、 文複合連接表現文字
列との比較照合を行う際に、明らかに一致しないと判別
できる例えば英数字,漢字などの文字、すなわちテーブ
ル登録した文字列と異なる文字種で表わされている文字
列テキストの文字に対しては、第6図(a),(b)の
フローにおいて、連用中止文字列との照合一致を判別す
るステップ4403の前段に、文字種を判定するステップを
設け、異なるときには相対位置カウンタCに“1"を加算
するステップ4433に直接スキップさせて、処理速度を向
上させるができる。
連接が多過ぎる文や複雑な連接構造に有る文章の修
正については、従来の日本語ワードプロセッシングに搭
載されているワープロ処理機能に委ねることができるの
で、日本語文章の高品質化作業を効率良く実施すること
ができる。
複合度評価処理モジュール45は、必須ではないので
具備させないことも可能である。
連用中止,仮定条件,引用表現,接続助詞,形式名
詞の各文字列テーブルを個別に保持する必要はなく、例
えば、それぞれを識別することのできる情報を付与し
て、全文字列を一つのテーブルにまとめ比較照合に利用
することも可能である。
文複合連接判定機能ブロック4を起動する場合は、
文複合連接判定指示キー711の他に、例えば、文末信号
キー,改行を指示するキー,パラグラフ末を指示するキ
ーなどのワード・プロセッシング処理を指示するキーの
押下で起動し、それらの処理と同期して文複合連接判定
機能ブロック4の処理を実行させてもよい。
文字列テキスト中に有している連用中止文字列部,
仮定条件文字列部,引用表現文字列部,接続助詞文字列
部,形式名詞文字列部,文末部およびそれらの連接種別
識別子を表示する場合は、相互の文字列部が識別できれ
ば良いので、日本語ワード・プロセッシングに搭載され
ている既存のハードウェア機能を用いて、第14図に示す
他、例えば、表示画面上における輝度の変更,反転表示
など種々の表示方法が考えられる。しかし、表示装置8
の表示機能が少なく、上記6種類の文字列部を識別する
のが不可能であるときには、6種類の文字列部とそれ以
外の文字列部とを識別する表示法でも可能である。
文複合連接表現文字列は、第8図〜第12図にテーブ
ル登録した文字列の種類のみに限るものでないので、ユ
ーザが使用する文字列を自由に登録・削除することがで
きる。また、第7図における数値を自由に変更して状況
判定させてもよい。
従来の日本語ワード・プロセッシングに本発明によ
る文複合連接判定機能を搭載したことにより、機械翻訳
システムにも適応させることが容易となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、文字列テキスト
と連用中止,仮定条件,引用表現,接続助詞,形式名詞
の各文字列との比較照合を行って、上記文字列テキスト
中に含まれる各表現文字列を認定させるので、特別なハ
ードウェア機能を設けることなく、文複合連接状況の判
定およびその内容の表示が可能になると同時に、作成す
る文章は高品質化し、その作成作業も高効率となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す日本語ワード・プロセ
ッサの処理フローチャート、第2図は本発明の日本語ワ
ード・プロセッシングの機能構成図、第3図は本発明の
日本語ワード・プロセッサのハードウェア構成図、第4
図はキーボードのキー配列図、第5図は文複合連接判定
機能ブロックの処理フローチャート、第6図(a),
(b)は文複合連続表現認定モジュールの処理フローチ
ャート、第7図は複合度評価モジュールの処理フローチ
ャート、第8図は連用中止文字列の例を示すテーブル、
第9図は仮定条件文字列の例を示すテーブル、第10図は
引用表現文字列の例を示すテーブル、第11図は接続助詞
文字列の例を示すテーブル、第12図は形式名詞文字列の
例を示すテーブル、第13図は文字列テキストの例を示す
図、第14図は文複合連接判定処理したときの表示例を示
す図である。 1:ワード・プロセッシング処理制御機能ブロック(ワー
プロ)、2:ワープロ処理機能ブロック群、3:文字列テキ
スト格納部、4:文複合連接判定機能ブロック、5:文複合
連接表現格納部、6:プロセッサ、7:入力装置(キーボー
ド)、8:表示装置、9:プログラム格納部、10:ワークエ
リア、11:記憶装置、44:文複合連接表現認定処理モジュ
ール、45:複合度評価処理モジュール、71,72:キー群、7
11:文複合連接判定指示キー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書を作成するワード・プロセッサにおい
    て、文書を作成する際に、連接する単文数、主従関係の
    単文含有数、連接する単文と主従関係の単文との混在に
    関する文複合連接状況を判定するため、上記文書の文字
    列テキストと予め記憶した文複合連接表現文字列との比
    較照合を行って、該文字列テキスト中に文複合連接表現
    を認定する表現認定処理手段と、その認定により、連接
    する単文数および主従関係の単文数を算出し、連接する
    単文と主従関係の単文との混在状況である文複合度を評
    価する動作を、全ての文字列テキストに対して繰り返し
    実行する評価処理手段と、評価された文字列テキストを
    格納するファイルとを具備することを特徴とするワード
    ・プロセッサ。
  2. 【請求項2】前記文複合連接表現文字列は、連用中止、
    仮定条件、引用表現、接続助詞、形式名詞それぞれの文
    字列で構成することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のワード・プロセッサ。
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