JPH07316450A - ジヒドロキノリン類 - Google Patents

ジヒドロキノリン類

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JPH07316450A
JPH07316450A JP5338987A JP33898793A JPH07316450A JP H07316450 A JPH07316450 A JP H07316450A JP 5338987 A JP5338987 A JP 5338987A JP 33898793 A JP33898793 A JP 33898793A JP H07316450 A JPH07316450 A JP H07316450A
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JP
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alkyl
hydrogen
methyl
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JP5338987A
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Horst Berneth
ホルスト・ベルネート
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Bayer AG
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    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/72Photosensitive compositions not covered by the groups G03C1/005 - G03C1/705
    • G03C1/73Photosensitive compositions not covered by the groups G03C1/005 - G03C1/705 containing organic compounds
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記式(I) 〔式中、Aは、式(II)〜(V)の二価の基の一つであ
り、 は水素、アルキルなど、Rは水素、ハロゲン、ア
ルキル又はアルコキシ、Rは水素、アルキル、シクロ
アルキルなど、Xは水素、ハロゲン、アルキルなどを
示す〕で表わされるジヒドロキノリン類およびそれらの
製造法、それらの記録材料における使用、ならびにその
ようなジヒドロキノリン類がその中に存在している記録
材料。 【効果】 上記のジヒドロキノリン類は、光堅牢度と耐
老化性に優れたカラーフォーマーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、以下に詳述される式
(I)のジヒドロキノリン類、それらの製造方法、以下
に詳述される式(VIII)の染料類、カーボンレス複
写、熱反応性、電気変色性および光変色性記録材料にお
ける式(I)のジヒドロキノリン類の使用、ならびに少
なくとも一つの式(I)のジヒドロキノリン類がその中
に存在している感圧性、感熱性、感電性および感光性記
録材料、に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4 835 270号明細書
は、一つのアリール基の2の位置にアシルアミノ基を有
するトリアリールメタン染料が、中性ないし塩基性媒体
中で3,1−ベンズオキサジンに環化することを開示し
ている。アリール基の1〜2個が、インドール基で置換
される場合には、同形式の反応が見出だされる(欧州特
許出願公開第0 316 277号)。
【0003】
【発明の構成】本発明のジヒドロキノリン類は、下記式
(I)で示される。
【0004】
【化7】
【0005】式中、Aは、式(II)〜(V)の二価の
基の一つであり、
【0006】
【化8】
【0007】R1は、水素、アルキルもしくは式(V
I)の基であり、
【0008】
【化9】
【0009】R2、R4、R5、R8、R11およびR12は、
互いに独立に、各々水素、ハロゲン、アルキルもしくは
アルコキシであり、R3は、水素、アルキル、シク ロア
ルキル、アラルキル、アリールもしくは複素環式基であ
り、R6およびR9は、互いに独立に、各々水素、アルキ
ル、クロロアルキルもしくはアラルキルであり、R
7は、水素、アルキル、シクロアルキルもしくはアリー
ルであり、R10は、アルキルであり、さらに、X1
2、X3およびX4は、互いに独立に、各々水素、ハロ
ゲン、アルキル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリ
ールオキシ、ジアルキルアミノ、N−アルキル−N−ア
リールアミノもしくは1個の窒素原子を経て結合された
複素環式基であるが、但し、Aが式(II)、(II
I)もしくは(IV)の基の場合には、基X1〜X4の多
くとも二つは、水素、ハロゲンおよび/またはアルキル
であり、Aが式(V)の基の場合には、基X1およびX4
の多くとも一つは、水素、ハロゲンもしくはアルキルで
ある。
【0010】基R1〜R12およびX1〜X4が、アルキル
である場合には、可能な例は、置換されていないか、ま
たは塩素、ヒドロキシル、メトキシ、エトキシおよびシ
アノを包含する基から選ばれる最大3個の置換基によっ
て置換されている直鎖もしくは分枝のC1〜C4−アルキ
ル基である。
【0011】基R2、R4、R5、R8、R11およびR12
らびにX1〜X4が、ハロゲンである場合には、可能な例
は、フッ素もしくは塩素である。
【0012】基R2、R4、R5、R8、R11およびR12
らびにX1〜X4が、アルコキシである場合には、可能な
例は、置換されていないか、または塩素、ヒドロキシ
ル、メトキシ、エトキシおよびシアノを包含する基から
選ばれる最大3個の置換基によって置換されている線状
もしくは分枝状C1〜C4−アルコキシ基である。
【0013】基R3、R6、R7およびR9が、シクロアル
キルである場合には、可能な例は、置換されていない
か、または塩素、メチルおよびメトキシを包含する基か
ら選ばれる最大2個の置換基によって置換されているC
5〜C7−シクロアルキル基である。
【0014】基R3およびR7が、アリールである場合に
は、可能な例は、置換されていないか、または塩素、メ
チルおよびメトキシを包含する基から選ばれる最大2個
の置換基によって置換されているフェニルである。
【0015】基R3、R6およびR9が、アラルキルであ
る場合には、可能な例は、置換されていないベンジル基
である。
【0016】基R3が、複素環式基である場合には、可
能な例は、置換されていない2−、3−もしくは4−ピ
リジル基である。
【0017】基X1〜X4が、シクロアルコキシである場
合には、可能な例は、置換されていないC5〜C7−シク
ロアルコキシである。
【0018】X1〜X4が、アリールオキシである場合に
は、可能な例は、置換されていないか、または塩素、メ
チルおよびメトキシを包含する基から選ばれる最大2個
の置換基によって置換されているフェノキシである。
【0019】基X1〜X4が、ジアルキルアミノおよびN
−アルキル−N−アリールアミノである場合には、存在
するアルキル基の可能な例は、置換されていないか、ま
たは塩素、ヒドロキシル、メトキシもしくはシアノ基に
よって置換されている線状もしくは分枝状C1〜C4−ア
ルキル基である。
【0020】基X1〜X4が、N−アルキル−N−アリー
ルアミノである場合には、そこに存在するアリール基の
可能な例は、置換されていないか、または塩素、メチ
ル、メトキシおよびシアノを包含する基から選ばれる最
大2個の置換基によって置換されているフェニル基であ
る。
【0021】基X1〜X4が、1個の窒素原子を経て結合
された複素環式基である場合には、可能な例は、置換さ
れていないピロリジノ、ピペリジノもしくはモルホリノ
基である。
【0022】本発明による好適なジヒドロキノリン類
は、式(I)のものであるが、式中、Aは、式(II)
の二価の基であり、R1は、水素もしくは式(VI)の
基であり、R2は、水素、塩素、メチルもしくはメトキ
シであり、R3は、塩素、メチルもしくはメトキシによ
って任意に置換されていてもよいフェニルであり、
4、R5およびR12は、水素であり、X1は、メトキ
シ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−
メチル−N−フェニルアミノ、N−メチル−N−(4−
メトキシフェニル)−アミノ、ピロリジノ、ピペリジノ
もしくはモルホリノであり、X2は、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N
−メチル−N−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピ
ロリジノ、ピペリジノもしくはモルホリノであり、さら
に、X3およびX4は、互いに独立に水素、塩素、メチ
ル、メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−メチル−
N−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピロリジノ、
ピペリジノもしくはモルホリノである。
【0023】本発明によるその他の好適なジヒドロキノ
リン類は、式(I)のものであるが、式中、Aは、式
(III)の二価の基であり、R1は、水素もしくは式
(VI)の基であり、R2は、水素、塩素、メチルもし
くはメトキシであり、R3は、塩素、メチルもしくはメ
トキシによって任意に置換されていてもよいフェニルで
あり、R6は、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ルもしくはベンジルであり、R7は、メチル、エチル、
フェニル、4−メチルフェニルもしくは4−メトキシフ
ェニルであり、R8およびR12は、水素であり、X1は、
メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−メチル−N
−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピロリジノ、ピ
ペリジノもしくはモルホリノであり、X4は、水素、塩
素、メチル、メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−
メチル−N−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピロ
リジノ、ピペリジノもしくはモルホリノである。
【0024】本発明によるその他の好適なジヒドロキノ
リン類は、式(I)のものであるが、式中、Aは、式
(IV)の二価の基であり、R1は、水素もしくは式
(VI)の基であり、R2は、水素、塩素、メチルもし
くはメトキシであり、R3は、塩素、メチルもしくはメ
トキシによって任意に置換されていてもよいフェニルで
あり、R6は、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ルもしくはベンジルであり、R7は、メチル、エチル、
フェニル、4−メチルフェニルもしくは4−メトキシフ
ェニルであり、R4およびR8は、水素であり、X1は、
メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−メチル−N
−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピロリジノ、ピ
ペリジノもしくはモルホリノであり、X2は、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−フェニルア
ミノ、N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)−ア
ミノ、ピロリジノ、ピペリジノもしくはモルホリノであ
り、さらに、X4は、水素、塩素、メチル、メトキシ、
エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチ
ル−N−フェニルアミノ、N−メチル−N−(4−メト
キシフェニル)−アミノ、ピロリジノ、ピペリジノもし
くはモルホリノである。
【0025】本発明によるその他の好適なジヒドロキノ
リン類は、式(I)のものであるが、式中、Aは、式
(V)の二価の基であり、R1は、水素もしくは式(V
I)の基であり、R2は、水素、塩素、メチルもしくは
メトキシであり、R3は、塩素、メチルもしくはメトキ
シによって任意に置換されていてもよいフェニルであ
り、R9は、メチル、エチルもしくはベンジルであり、
10は、メチルであり、R11は、水素であり、さらに、
1は、メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−メチ
ル−N−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピロリジ
ノ、ピペリジノもしくはモルホリノである。
【0026】式(I)のジヒドロキノリン類は、通常は
無色か、もしくはわずかに着色されている。
【0027】本発明によるジヒドロキノリン類が、記録
材料に使用される時には、その記録材料は、任意にその
他のカラーフォーマーおよびカラー現像剤を含有してい
てもよく、また、任意にその他の添加剤を含有していて
もよい。好適な現像剤は、特に白土、酸性酸化物、ホウ
酸、酸性塩、単量体および重合体フェノール、カルボン
酸および/または酸修飾ポリマー、例えば、アクリロニ
トリルのポリマー、である。
【0028】本発明によるジヒドロキノリン類が、現像
剤と接触される場合には、優れた昇華堅牢度と光堅牢度
を有する濃青、緑、黒、紫もしくは赤の濃淡が得られ
る。紺、グレイもしくは黒色は、混ぜ合わせることによ
り得ることが出来る。
【0029】Aが、式(II)〜(IV)の二価の基で
ある式(I)の本発明によるジヒドロキノリン類は、そ
れらの現像された状態では、600〜800nmの範囲
における吸収を示す。それ故、それらは特に、この波長
範囲で読み取られる記録材料の調製に対して好適であ
る。
【0030】近赤外に吸収をもつ記録材料は、適切な装
置によって記録情報を読み取るために必要とされる。
【0031】コンピューター処理および自動データ処理
は、文書から情報を読み取ることが出来る装置を必要と
する。それ故、適切なプログラムされたタイプ面に印刷
された本文のページを読み取れる光学的文字認識(OC
R)装置が、開発された。従来、そのような装置は、近
赤外において操作され、それ故、その読まれるべきプリ
ントは、近赤外における吸収をもたねばならない。しか
しながら、従来の感圧および感熱記録材料は、近赤外に
おけるそのような吸収を持っていない。Aが、式(I
I)〜(IV)の二価の基およびそれらの混合物である
式(I)の本発明によるジヒドロキノリン類は、そのよ
うなOCR−読み取りが可能な記録材料として顕著に好
適である。それらはまた、既知の方法で、例えば青また
は黒の濃淡に現像するカラーフォーマーの現存する混合
物へ容易に添加することができる。本発明によるジヒド
ロキノリン類が、一もしくはそれ以上の他のカラーフォ
ーマーとの混合物として使用される場合には、他のカラ
ーフォーマーの好適な例は、3,3−ビス−(アミノフ
ェニル)−フタリド、3,3−ビス−(インドリル)−
フタリド、3−アミノ−フルオラン、スピロジピラン、
クロメノインドール、フェノキサジン、フェノチアジ
ン、カルバゾリルメタン、4,4−ジアリールジヒドロ
キナゾロン、4,4−ジアリール−3,1−ベンズオキサ
ジン、4−インドリル−4−アリール−3,1−ベンズ
オキサジンおよびトリアリールメタンロイコ染料であ
る。そのような混合物は、例えば、緑、紫、青、紺、灰
もしくは黒色を呈する。
【0032】本発明によるジヒドロキノリン類は、フェ
ノールおよび特に活性白土で現像される時には、良好な
色強度を示す。それらは、複写材料もしくは記録材料の
いずれかである感熱もしくは感圧記録材料において使用
されるカラーフォーマーとして特に好適である。一般
に、それらは、予期せぬ未早期現像に向かう同時的な記
録材料の感度低減を伴う高い現像率によって、識別され
る。それらの現像された色相は、現像中もしくは現像後
に起きる色相の好ましくない変化を伴わずに、直ちに達
成される。
【0033】本発明によるジヒドロキノリン類はまた、
現像状態も未現像状態でも、良好な光堅牢度と耐老化性
に優れている。
【0034】本発明によるジヒドロキノリン類が、感圧
材料に使用される場合には、この感圧材料は、例えば、
少なくとも一対の紙シートより成り、一枚のシートは、
非揮発性の有機溶剤に溶解もしくは分散された少なくと
も一種の式(I)のジヒドロキノリンを含有し、そして
他のシートは、現像剤を含有する。
【0035】そのような感圧材料の原理は、例えば、米
国特許第2,800,457号、同2,800,458号、
同2,948,753号、同3,096,189号、同3,
193,404号明細書、およびドイツ特許出願公開第
2 555 080号および同、2 700 937号明細
書により公知である。
【0036】感圧記録材料中に存在するジヒドロキノリ
ンの早期な活性化を防ぐために、それらは、好ましく
は、圧力の作用で破れるマイクロカプセル中に封じられ
る。
【0037】好適なカプセル材料の例は、ゼラチン/ア
ラビヤゴム、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスルホン
アミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスルホ
ネート、ポリアクリレートおよびフェノール/ホルムア
ルデヒドもしくは尿素/ホルムアルデヒド縮合生成物で
あり、それらは、例えば、M.Gutcho,Caps
ule Technology and Microe
ncapsulation(カプセル技術およびマイク
ロカプセル化)、Noyes Data Corpor
ation(1972)、およびG.Baster,M
icroencapsulation,Process
es and Applications(マイクロカ
プセル化、方法と応用)、published by
J.E.Vandegaar,およびドイツ特許出願公
開第2 237 545、2 119 933号明細書に記
載されている。
【0038】本発明の構成において好適なマイクロカプ
セルは、その殻がポリイソシアネートおよびポリアミン
の重付加生成物より成るものである。
【0039】そのようなマイクロカプセルを調製するた
めに使用出来るイソシアネートは、例えば、ジイソシア
ネート、ポリイソシアネート、ビウレット構造をもつジ
イソシアネート、二もしくは三官能アルコールによって
修飾されたポリイソシアネート、および/またはその他
の修飾ポリイソシアネート、例えば、式(VII)のも
のである。
【0040】
【化10】
【0041】式中、nは、整数3〜6である。
【0042】さらに、使用され得るポリアミンは、例え
ば、脂肪族の第一級もしくは第二級ジ−および/または
ポリアミンである。
【0043】イソシアネート、アミン、イソシアネート
カラーフォーマー用溶剤、ならびにそのようなマイクロ
カプセルの好適な調製方法は、例えば、ドイツ特許出願
公開第3 203 059号明細書に記載されている。
【0044】熱反応性記録材料は、例えば、感熱記録お
よび複写材料、特に紙製のものである。そのような材料
の原理は、例えば、ドイツ特許出願公開第2 555 0
80号に記載されている。この目的に対し好適な現像剤
は、感圧記録材料に使用されたものと同一の物質であ
る。好適な現像剤は、例えば、ドイツ特許明細書第12
51 348号明細書に記載されているようなフェノー
ル化合物であり、同様にホウ酸および有機酸、好ましく
は、脂肪族ジカルボン酸である。
【0045】熱反応性現像材料のもう一つの原理は、ド
イツ特許出願公開第3 337 296号に記載されてい
る。この原理によれば、酸修飾ポリマー、好ましくはア
クリロニトリルのようなものが現像剤として働く。
【0046】エレクトロクロミック記録材料の原理は、
欧州特許出願公開第0 108 382号明細書に記載さ
れている。その基材は、例えばカラーフォーマーの溶液
が含浸され、乾燥されている紙である。塩溶液(例え
ば、臭化ナトリウム、塩化カリウムもしくは塩化カルシ
ウムを含有)で湿らせた後、発色は、電圧を印加するこ
とによって生じさせる。
【0047】フォトクロミック記録材料は、例えば、特
開昭57‐65753号公報に記載されている。そのカ
ラーフォーマーは、例えば、ポリメタクリレート、ポリ
カーボネートもしくはポリ塩化ビニルのようなポリマー
材料の層内に溶解されている。次いで、ポリマー層は、
光に露光されて発色する。
【0048】本発明によるジヒドロキノリン類は、全て
のこれらの記載された応用に対するカラーフォーマーと
して好適である。
【0049】さらに、本発明は、式(VIII)の染料
類にも関する。
【0050】
【化11】
【0051】式中、A、R1〜R12およびX1〜X4は、
式(I)に与えられた一般的および好適な定義を有し、
-は、陰イオンである。
【0052】式(VIII)において、Z-は、例え
ば、塩化物、臭化物、ヨウ化物、過塩素酸塩、テトラフ
ルオロホウ酸塩、トリクロロ亜鉛酸塩、硫酸水素塩、リ
ン酸二水素塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン
酸塩もしくはトルエンスルホン酸塩、および好ましく
は、塩化物、臭化物、メタンスルホン酸塩もしくは過塩
素酸塩の各陰イオンである。
【0053】式(VIII)の染料類および酸性媒体中
で式(VIII)の染料類になる式(I)のジヒドロキ
ノリン類は、また、例えば、ポリアクリロニトリル、な
めし木綿、紙、ならびにその他の酸修飾繊維、織物およ
び粉末の染色のために使用される。
【0054】本発明による式(I)のジヒドロキノリン
類の製造方法は、式(IX)
【0055】
【化12】
【0056】式中、R1、R2、R3、R12、X1およびX
4は、式(I)に対する定義と同じである のカルボニル化合物が、式(X):
【0057】
【化13】H2C=A (X) 式中、Aは、式(II)〜(V)の二価の基であり、R
4〜R11、X2およびX3は、式(I)に与えられた最も
広い定義を有する のメチレン基剤と縮合されることを特徴とする。
【0058】式(IX)の化合物は、公知であり(ドイ
ツ特許出願公開第3 500 361号、参照)、または
同様な方法によって調製することが出来る。式(X)の
メチレン基剤は、また公知であり(Liebigs A
nn.Chem.461,152(1928)およびド
イツ特許出願公開第3 738 237号、参照)、また
同様な方法によって製造することが出来る。
【0059】縮合反応は、常用の脱水剤を用いて、任意
に反応条件下で不活性な溶剤の存在において、例えば、
0℃と媒体の沸点との間の温度で実施することが出来
る。縮合反応が完結すると、反応混合物は、例えば、水
またはアルコール中に放出され、式(VIII)の染料
が、塩析によって単離される。
【0060】式(I)のジヒドロキノリン類は、もし必
要ならば不活性溶剤の除去後に、色が消失するまでpH
を上昇させることによって得ることが出来る。ここで、
形成されることがあるカルビノール塩基から水を除去す
るために、反応混合物を暫時加熱し、得られた粗一次生
成物を一種もしくはそれ以上の溶剤によって処理するこ
とが必要となるかもしれない。この目的のための好適な
溶剤の例は、メタノール、エタノール、プロパン−2−
オールおよびブタノールのようなアルコール類、アセト
ニトリルのようなニトリル類、アセトンおよびブタノン
のようなケトン類、トルエンおよびキシレンのような炭
化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロ
ホルムおよび1,2−ジクロロエタンのような塩素化炭
化水素類、ならびに酢酸エチルおよび酢酸ブチルのよう
なエステル類である。その処理は、室温とその特別な媒
体の沸点との間で実施出来、例えば、5分〜5時間継続
される。 脱水剤は、例えば、オキシ塩化リン、五塩化
リン、五酸化二リン、二塩化トリフェニルリン、三塩化
リン、三臭化リン、ホスゲン、塩化スルフリル、塩化チ
オニル、無水酢酸、塩化オキサリルもしくはそれらの混
合物である。
【0061】オキシ塩化リン、オキシ塩化リンおよび五
酸化二リンを含有する混合物、ホスゲン、塩化オキサリ
ル、ならびに無水酢酸が、より好ましい。
【0062】縮合反応は、また酸の存在下で、好ましく
は、溶媒中で実施されてもよい。
【0063】次いで、精製は、上記のとおり実施出来
る。
【0064】この目的に好適な酸の例は、酢酸およびシ
ュウ酸のようなカルボン酸類、メタンスルホン酸、トリ
フルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸および
トルエンスルホン酸のようなスルホン酸類、ならびに塩
酸、硫酸、リン酸、テトラフルオロホウ酸および過塩素
酸のような無機酸類である。
【0065】好適な溶媒の例は、前述のカルボン酸類、
メタノール、エタノールおよびブタノールのようなアル
コール類、トルエンおよびキシレンのような炭化水素
類、クロロベンゼンのような塩素化炭化水素類、ならび
に無水酢酸のような無水物である。
【0066】さらに、本発明は、カーボンレス複写、熱
反応性、エレクトロクロミックおよび光フォトクロミッ
ク性記録材料における式(I)のジヒドロキノリン類の
使用、ならびに少なくとも一種の式(I)のジヒドロキ
ノリン類を含有することを特徴とする感圧性、感熱性、
感電性および感光性記録材料に関する。
【0067】最初に記述した技術の状況から見て、本発
明による生成物の場合における環化が、3,1−ベンズ
オキサジンよりむしろジヒドロキノリンの形成とともに
進行することは驚くべきことである。
【0068】
【実施例】
実施例1 式(IX)のアルデヒド[式中、R1=R2=水素、R3
=フェニルおよびX1=ジメチルアミノ]6.7g、式
(X)のメチレン基剤[式中、A=式(II)、R4
5=X3=水素およびX2=ジエチルアミノ]6.38g
が,無水酢酸40mlに溶解され、メタンスルホン酸
2.45gが添加された。次いで、その混合液は、65
℃で1時間さらに90℃で1時間撹拌された。冷却後、
それは水400mlで希釈された。水50ml中過塩素
酸ナトリウム3.1gの溶液が、添加され、その沈殿が
吸引濾取され、氷酢酸100mlから再結されて、その
遊離基が上記定義に従い、Z-は過塩素酸イオンである
式(VIII)の染料2.6gを得た。
【0069】この染料は、トルエン20mlと水20m
lの混合液中に添加された。得られた混合液は、水酸化
ナトリウム溶液でアルカリ性にし、50℃に加熱後、そ
のトルエン相が分離され、溶剤が真空で溜去されて、基
が上記定義に従う式(I)のジヒドロキノリン1.2g
が得られた。その融点は134〜139℃であった。そ
のIRスペクトルは、1660と1606cm-1に固有
のバンドを示し、氷酢酸の溶液は、722nmのλmax
を示した。
【0070】実施例2 式(IX)のケトン[式中、R1=4−メトキシフェニ
ル、R2=水素、R3=フェニルおよびX1=ジメチルア
ミノ]6.5g、および式(X)のメチレン基剤[式
中、A=式(II)、R4=R5=水素およびX2=X3
ジエチルアミノ]4.6g、が、オキシ塩化リン40g
中で90℃10時間撹拌された。次いで、クロロホルム
100mlが添加され、その混合液が水600ml中に
投入された。得られた混合液は、水酸化ナトリウム溶液
でアルカリ性にして、そのクロロホルム相が分離され、
水分離器で蒸留して水を除去した。最後に、その溶剤が
真空で飛ばされ、その残渣がエタノール中に採取され
た。その溶液は、水酸化ナトリウム溶液の添加によって
脱色された。分離した結晶は、吸引濾取され、エタノー
ルで洗浄され、乾燥されて、融点178〜180℃をも
つ、基が上記のとおりである式(I)のベージュ色粉末
7.6gが得られた。そのIRスペクトルは、1665
と1611cm-1に固有のバンドを示し、氷酢酸の溶液
は、643nmのλmaxを示した。
【0071】実施例3 式(IX)のアルデヒド[式中、R1=R2=水素、R3
=4−クロロフェニルおよびX1=ジメチルアミノ]3.
0g、式(X)のメチレン基剤[式中、A=式(II
I)、R6=メチル、R7=フェニルおよびR8=水素]
4.4gが,無水酢酸40mlとメタンスルホン酸0.5
mlの混合液中で、50℃で3.5時間撹拌された。冷
却後、その混合液は、水40ml中に放出され、その沈
殿した材料が吸引濾取され、メタノールで洗浄された。
その水性濾液は、真空中で蒸発乾固され、その残渣はメ
タノール性濾液に採取され、再濾過された。青色の濾液
は、ナトリウムメチラートメタノール溶液で脱色され
た。得られた淡黄色の沈殿は吸引濾取され、真空乾燥さ
れて、融点145〜147℃をもつ、基が上記のとおり
である式(I)のジヒドロキノリン3.4gが得られ
た。
【0072】ジュウテロクロロホルムで行った1H N
MRスペクトルは、δ=5.05と6.00ppmにおい
て固有のバンド示し(両方ともs;両方とも1H,J=
10Hz)、氷酢酸の溶液は、693nmのλmaxを示
した。
【0073】実施例4〜18 表1〜4にまとめて示した実施例は、実施例1〜3と同
様にして実施された;そのλmaxは、氷酢酸溶液におい
て決定された。
【0074】
【表1】
【0075】
【表2】
【0076】
【表3】
【0077】
【表4】
【0078】実施例19 実施例4により製造されたジヒドロキノリン3gが、ド
デシルベンゼン40gとクロロパラフィン(塩素含量4
5重量%)60gの混合液に溶解された。その溶液22
3gが、ヘキサメチレンジイソシアネート(NCO含量
20.5重量%)に基づくオキサジアジントリオン39.
5gと混合された。次いで、これは0.5重量%のポリ
ビニルアルコール水溶液320gと混合され、ローター
/ステイター乳化機により乳化された。マイクロカプセ
ルは、9.0重量%のジエチレントリアミン水溶液76
gの添加によって調製された。得られたマイクロカプセ
ル分散液は、その後60℃加熱によって後処理され、こ
の温度で3時間撹拌された。このものは、マイクロカプ
セルを40重量%含有する水性分散液であり、カプセル
は、7.3μmの平均サイズを有した。そのカプセル
は、ドデシルベンゼン/クロロパラフィンに溶解された
ジヒドロキノリンを含有した。
【0079】このマイクロカプセル分散液250mlが
採られ、微細セルロース摩砕物40gが、十分に撹拌し
ながらゆっくりとその中に振り撒かれた。十分な撹拌を
50分続けた後、50重量%のスチレン/ブタジエンゴ
ムラテックス(バイエル製Baystal(商標)D
1600)40mlが添加された。得られた48.5重
量%のブラッシングペイントは、水で固形分含量30重
量%に希釈され、市販の基材紙の裏にエアーブラッシに
よって塗布された。使用量(乾燥後測定)は、5g/m
2であった。
【0080】この方法によって塗布された紙の塗膜面
は、現像物質として酸活性化ベントナイトを塗布された
市販のカーボンレス複写紙の塗膜面に置かれた。カプセ
ルを塗布された紙の上にものが書かれた場合には、非常
に良好な光堅牢度をもつ強いトルコ玉青色のコピーが複
写紙に作られた。
【0081】マイクロカプセルを塗布された紙が、日光
に露光されて、第二のシートに書写が作られた場合に
も、同様な強いコピーが得られた。
【0082】現像剤として酸活性化ベントナイトの代わ
りにp−tert−ブチルフェノール/ホルムアルデヒ
ド縮合生成物(UCC製 UCAR(商標)‐CKWA
9870)もしくはp−アルキル−サリチル酸亜鉛が使
用された場合にも、実際的に同様の結果が得られた。
【0083】実施例20 ビスフェノールA32g、エチレンジアミンのジステア
リルアミド3.8g、カオリン89g、88%加水分解
ポリビニルアルコール20gおよび水55mlが、一緒
にボールミル中で、固形物の平均粒子サイズ5μmにな
るまで摩砕された。実施例3により製造されたジヒドロ
キノリン6g、88重量%加水分解物ポリビニルアルコ
ール3gおよび水60mlが、一緒に第二のボールミル
中で、固形物の平均粒子サイズ3μmになるまで摩砕さ
れた。二つの分散液を一緒に合わせて、乾燥後5.5g
/m2の塗布量になるように紙上に塗布した。この紙
が、市販の熱プリントヘッドによって接触された場合に
は、良好な光堅牢度と昇華堅牢度を有する強い暗緑青の
発色が、加熱された部分に得られた。
【0084】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0085】1.式(I)のジヒドロキノリン類:
【0086】
【化14】
【0087】式中、Aは、式(II)〜(V)の二価の
基の一つであり、
【0088】
【化15】
【0089】R1は、水素、アルキルもしくは式(V
I)の基であり、
【0090】
【化16】
【0091】R2、R4、R5、R8、R11およびR12は、
互いに独立に、各々水素、ハロゲン、アルキルもしくは
アルコキシであり、R3は、水素、アルキル、シクロア
ルキル、アラルキル、アリールもしくは複素環式基であ
り、R6およびR9は、互いに独立に、各々水素、アルキ
ル、クロロアルキルもしくはアラルキルであり、R
7は、水素、アルキル、シクロアルキルもしくはアリー
ルであり、R10は、アルキルであり、さらに、X1
2、X3およびX4は、互いに独立に、各々水素、ハロ
ゲン、アルキル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリ
ールオキシ、ジアルキルアミノ、N−アルキル−N−ア
リールアミノもしくは1個の窒素原子を経て結合された
複素環式基であるが、その場合、以下の条件が付され
る。
【0092】すなわち、A=式(II)、(III)も
しくは(IV)の基の場合には、基X1〜X4の多くとも
二つは、水素、ハロゲンおよび/またはアルキルであ
り、A=式(V)の基の場合には、基X1およびX4の多
くとも一つは、水素、ハロゲンもしくはアルキルであ
る。
【0093】2.以下のことを特徴とする第1項記載の
ジヒドロキノリン類、もし、基R1〜R12およびX1〜X
4が、アルキルである場合には、それらは、置換されて
いないか、または塩素、ヒドロキシル、メトキシ、エト
キシおよびシアノを包含する基から選ばれる最大3個の
置換基によって置換されている直鎖もしくは分枝のC1
〜C4−アルキル基であり、もし、基R2、R4、R5、R
8、R11およびR12ならびにX1〜X4が、ハロゲンであ
る場合には、それらは、フッ素もしくは塩素であり、も
し、基R2、R4、R5、R8、R11およびR12ならびにX
1〜X4が、アルコキシである場合には、それらは、置換
されていないか、または塩素、ヒドロキシル、メトキ
シ、エトキシおよびシアノを包含する基から選ばれる最
大3個の置換基によって置換されている直鎖もしくは分
枝のC1〜C4−アルコキシ基であり、もし、基R3
6、R7およびR9が、シクロアルキルである場合に
は、それらは、置換されていないか、または塩素、メチ
ルおよびメトキシを包含する基から選ばれる最大2個の
置換基によって置換されているC5〜C7−シクロアルキ
ル基であり、もし、基R3およびR7が、アリールである
場合には、それらは、置換されていないか、または塩
素、メチルおよびメトキシを包含する基から選ばれる最
大2個の置換基によって置換されているフェニルであ
り、もし、基R3、R6およびR9が、アラルキルである
場合には、それらは、置換されていないベンジル基であ
り、もし、基R3が、複素環式基である場合には、それ
は、置換されていない2−、3−もしくは4−ピリジル
基であり、もし、基X1〜X4が、シクロアルコキシであ
る場合には、それらは、置換されていないC5〜C7−シ
クロアルコキシであり、もし、基X1〜X4が、アリール
オキシである場合には、それらは、置換されていない
か、または塩素、メチルおよびメトキシを包含する基か
ら選ばれる最大2個の置換基によって置換されているフ
ェノキシであり、もし、基X1〜X4が、ジアルキルアミ
ノおよびN−アルキル−N−アリールアミノである場合
には、存在するアルキル基は、置換されていないか、ま
たは塩素、ヒドロキシル、メトキシもしくはシアノ基に
よって置換されている直鎖もしくは分枝のC1〜C4−ア
ルキル基であり、もし、基X1〜X4が、N−アルキル−
N−アリールアミノである場合には、そこに存在するア
リール基は、置換されていないか、または塩素、メチ
ル、メトキシおよびシアノを包含する基から選ばれる最
大2個の置換基によって置換されているフェニル基であ
り、もし、基X1〜X4が、1個の窒素原子を経て結合さ
れた複素環式基である場合には、それらは、置換されて
いないピロリジノ、ピペリジノもしくはモルホリノ基で
ある。
【0094】3.以下のことを特徴とする第1および2
項記載のジヒドロキノリン類、すなわち、式(I)にお
いて、Aは、式(II)の二価の基であり、R1は、水
素もしくは式(VI)の基であり、R2は、水素、塩
素、メチルもしくはメトキシであり、R3は、塩素、メ
チルもしくはメトキシによって任意に置換されたフェニ
ルであり、R4、R5およびR12は、水素であり、X
1は、メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチル
アミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−メチル
−N−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピロリジ
ノ、ピペリジノもしくはモルホリノであり、X2は、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−フェ
ニルアミノ、N−メチル−N−(4−メトキシフェニ
ル)−アミノ、ピロリジノ、ピペリジノもしくはモルホ
リノであり、さらに、X3およびX4は、互いに独立に水
素、塩素、メチル、メトキシ、エトキシ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミ
ノ、N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)−アミ
ノ、ピロリジノ、ピペリジノもしくはモルホリノであ
る。
【0095】4.以下のことを特徴とする第1および2
項記載のジヒドロキノリン類、すなわち、式(I)にお
いて、Aは、式(III)の二価の基であり、R1は、
水素もしくは式(VI)の基であり、R2は、水素、塩
素、メチルもしくはメトキシであり、R3は、塩素、メ
チルもしくはメトキシによって任意に置換されたフェニ
ルであり、R6は、水素、メチル、エチル、プロピル、
ブチルもしくはベンジルであり、R7は、メチル、エチ
ル、フェニル、4−メチルフェニルもしくは4−メトキ
シフェニルであり、R8およびR12は、水素であり、X1
は、メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−メチル−
N−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピロリジノ、
ピペリジノもしくはモルホリノであり、X4は、水素、
塩素、メチル、メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N
−メチル−N−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピ
ロリジノ、ピペリジノもしくはモルホリノである。
【0096】5.以下のことを特徴とする第1および2
項記載のジヒドロキノリン類、すなわち、式(I)にお
いて、Aは、式(IV)の二価の基であり、R1は、水
素もしくは式(VI)の基であり、R2は、水素、塩
素、メチルもしくはメトキシであり、R3は、塩素、メ
チルもしくはメトキシによって任意に置換されたフェニ
ルであり、R6は、水素、メチル、エチル、プロピル、
ブチルもしくはベンジルであり、R7は、メチル、エチ
ル、フェニル、4−メチルフェニルもしくは4−メトキ
シフェニルであり、R4およびR8は、水素であり、X1
は、メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N−メチル−
N−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピロリジノ、
ピペリジノもしくはモルホリノであり、X2は、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−フェニル
アミノ、N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)−
アミノ、ピロリジノ、ピペリジノもしくはモルホリノで
あり、さらに、X4は、水素、塩素、メチル、メトキ
シ、エトキシ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−
メチル−N−フェニルアミノ、N−メチル−N−(4−
メトキシフェニル)−アミノ、ピロリジノ、ピペリジノ
もしくはモルホリノである。
【0097】6.以下のことを特徴とする第1および2
項記載のジヒドロキノリン類、すなわち、式(I)にお
いて、Aは、式(V)の二価の基であり、 R1は、水
素もしくは式(VI)の基であり、R2は、水素、塩
素、メチルもしくはメトキシであり、R3は、塩素、メ
チルもしくはメトキシによって任意に置換されたフェニ
ルであり、R9は、メチル、エチルもしくはベンジルで
あり、R10は、メチルであり、R11は、水素であり、さ
らに、X1は、メトキシ、エトキシ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、N
−メチル−N−(4−メトキシフェニル)−アミノ、ピ
ロリジノ、ピペリジノもしくはモルホリノである。
【0098】7.式(VIII)の染料類:
【0099】
【化17】
【0100】式中、A、R1〜R12およびX1〜X4は、
第1項で定義されたものであり、Z-は、陰イオンであ
る。
【0101】8.第1項記載のジヒドロキノリン類の製
造方法であって、式(IX):
【0102】
【化18】
【0103】式中、R1、R2、R3、R12、X1およびX
4は、第1項で定義されたものである のカルボニル化合物を、式(X):
【0104】
【化19】H2C=A (X) 式中、Aは、式(II)〜(V)の二価の基であり、R
4〜R11、X2およびX3は、第1項のように定義された
ものである のメチレン基剤と縮合することを特徴とする方法。
【0105】9.カーボンレス複写、熱反応性、エレク
トロクロミックおよびフォトクロミック記録材料におけ
る第1項記載のジヒドロキノリン類の使用。
【0106】10.少なくとも一種の第1項記載のジヒ
ドロキノリン類を含有することを特徴とする感圧性、感
熱性、感電性および感光性記録材料。
【0107】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I)のジヒドロキノリン類: 【化1】 式中、Aは、式(II)〜(V)の二価の基の一つであ
    り、 【化2】 1は、水素、アルキルもしくは式(VI)の基であ
    り、 【化3】 2、R4、R5、R8、R11およびR12は、互いに独立
    に、各々水素、ハロゲン、アルキルもしくはアルコキシ
    であり、 R3は、水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキ
    ル、アリールもしくは複素環式基であり、 R6およびR9は、互いに独立に、各々水素、アルキル、
    クロロアルキルもしくはアラルキルであり、 R7は、水素、アルキル、シクロアルキルもしくはアリ
    ールであり、 R10は、アルキルであり、そして、 X1、X2、X3およびX4は、互いに独立に、各々水素、
    ハロゲン、アルキル、アルコキシ、シクロアルコキシ、
    アリールオキシ、ジアルキルアミノ、N−アルキル−N
    −アリールアミノもしくは1個の窒素原子を介して結合
    された複素環式基であるが、 但し、Aが式(II)、(III)もしくは(IV)の
    基の場合には、基X1〜X4の多くとも二つは、水素、ハ
    ロゲンおよび/またはアルキルであり、そしてAが式
    (V)の基の場合には、基X1およびX4の多くとも一つ
    は、水素、ハロゲンもしくはアルキルである。
  2. 【請求項2】式(VIII)の染料類: 【化4】 式中、A、R1〜R12およびX1〜X4は、第1項で定義
    されたものであり、 そしてZ-は、陰イオンである。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のジヒドロキノリン類の製
    造方法であって、式(IX): 【化5】 式中、R1、R2、R3、R12、X1およびX4は、請求項
    1で定義されたものである のカルボニル化合物を、式(X): 【化6】H2C=A (X) 式中、Aは、式(II)〜(V)の二価の基であり、R
    4〜R11、X2およびX3は、請求項1のように定義され
    たものである のメチレン基剤と縮合することを特徴とする方法。
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