JPH0731642Y2 - 携帯用無ひも手動交換機 - Google Patents

携帯用無ひも手動交換機

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JPH0731642Y2
JPH0731642Y2 JP1990094728U JP9472890U JPH0731642Y2 JP H0731642 Y2 JPH0731642 Y2 JP H0731642Y2 JP 1990094728 U JP1990094728 U JP 1990094728U JP 9472890 U JP9472890 U JP 9472890U JP H0731642 Y2 JPH0731642 Y2 JP H0731642Y2
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JP
Japan
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circuit
telephone terminal
extension
call
operator
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昭弘 上野
光夫 佐藤
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は携帯用手動交換機に係わり、特に各電話端末ど
うしを接続する接続コードを除去して扱者(オペレー
タ)の交換取扱い操作を簡素化した携帯用無ひも手動交
換機に関する。
[従来の技術] 例えば人里離れた山間部における行事や工事現場等にお
いては、その行事内や工事現場内の各所に臨時の電話を
多数配設して、情報伝達の迅速化を図るようにしてい
る。このような電話相互間の通話を交換する交換機も簡
単に携帯できるように構成されている。また、外部から
駆動電源が供給できない場合も考慮して、交換機内部に
バッテリ等の電源が組込まれている。したがって、電力
消費を抑制するために前記各電話はライン電流を必要と
しない磁石式の電話端末が採用されている。
第4図はこのような電話システムに用いられる携帯用有
ひも手動交換機を示す外観図である。この手動交換機に
は例えば12個の磁石式電話端末が接続可能である。筺体
1の前面に、前記各磁石式電話端末毎に着信表示器D1,D
2,…,D12、ジャックJ1,J2,…,J12、およびプラグP1,P2,
…,P12が設けられている。また、扱者用送受器2がケー
ブルで接続され、さらに、扱者(オペレータ)が各電話
端末の利用者と通話するための扱者用プラグOPがケーブ
ルで接続されている。さらに、各電話端末に対して呼出
信号を送出して該当電話端末にベル音を発生させるため
の手回し発電機の回転ノブ3が取付けられている。
第5図はこの携帯用有ひも手動交換機の概略構成を示す
ブロック図である。各電話端末毎に該当電話端末に対し
て音声信号を送受信するラインひも回路41,42,…,4
12が設けられている。各ラインひも回路41,42,…,4
12には前述した各電話端末SUB1,SUB2,…,SUB12が接続さ
れ、さらに前記各ジャックJ1,J2,…,J12、各プラグP1,P
2,…,P12、および各着信表示器D1,D2,…,D12が接続され
ている。
また、扱者用ひも回路5には、前記扱者用プラグOP,前
記扱者用送受器2に対して音声信号を送受信する扱者回
路6、前述した手回し発電機7が接続されている。ま
た、扱者回路6は乾電池8で駆動される。
第6図はこの携帯用有ひも手動交換機の操作手順を示す
シーケンス図である。そして、1番の電話端末SUB1から
12番の電話端末SUB12へ電話をかける場合の扱者が行う
手順を示す。
1番の電話端末SUB1の発呼者が、この電話端末SUB1に組
込まれた手回し発電機を回し、次に送受器を取上げて待
機する。この手回し発電機から発生した呼出信号は電話
端末SUB1から手動交換機のラインひも回路41へ送出さ
れ、この呼出信号の電力にてラインひも回路41の着信表
示器D1が点灯する。扱者はその着信表示器D1の点灯を確
認して、扱者用プラグOPを該当ラインひも回路41のジャ
ックJ1に挿入する。すると、電話端末SUB1の発呼者と扱
者が通話可能になり、扱者は通話先の電話端末の番号ま
たは通話相手名の電話端末SUB1の発呼者から聞いて、電
話端末SUB1のラインひも回路41のプラグP1を通話先の電
話端末SUB12のラインひも回路412のジャックJ12へ挿入
する。
この状態で、扱者が交換機の手回し発電機7の回転ノブ
3を回すと、通話先の電話端末SUB12へ呼出信号が送出
され、該当電話端末SUB12に組込まれた呼出ベルが鳴動
する。そして、被呼者が電話端末SUB12の送受器を取上
げると、発呼者と扱者と被呼者との3者間で通話可能と
なる。そして、扱者は発呼者と被呼者とを確認すると、
扱者用プラグOPを発呼者の電話端末SUB1のラインひも回
路41のジャックJ1から抜取る。その結果、発呼者と被呼
者との2者間のみで通話可能となる。
通話が終了すると、発呼者又は被呼者か自己の電話端末
の手回し発電機を回して着信表示器D1を点灯させて、扱
者に通話終了を知らせる。扱者は通話終了を確認する
と、電話端末SUB12のラインひも回路412のジャックJ12
に挿入されているプラグP1を抜取る。以上で、扱者によ
る一連の交換操作を終了する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記のように構成された携帯用有ひも手動
交換機においは、扱者は1回の電話交換操作内に、プラ
グのジャックに対する差込,引抜操作を少なくとも4回
行う必要がある。さらに、通話先の電話端末の呼出ベル
を鳴らすために手回し発電機を回す必要がある。したが
って、扱者の操作負担が増大する。
また、一度に多数の電話端末から通話要求が発生した場
合には、上述したプラグを用いて手動で各ラインひも回
路相互間を接続する操作では、対処できなく、例えば緊
急連絡等の場合に通信業務に支障が発生する。
また、各ラインひも回路41〜412どうし、又は各ライン
ひも回路41〜412と扱者回路6とをプラグおよびジャッ
クを用いて機械的に接続しているので、長期に亘って使
用すると、接点が劣化したり、麿耗等が発生して、部品
の交換等の維持管理のための時間と費用が増大する問題
がある。
また、この手動交換機には磁石式電話端末しか接続でき
ないので、この磁石式電話端末を使用する発呼者にとっ
て交換機の扱者を呼出するために電話端末に組込まれた
手回し発電機を回す必要があり、非常に煩わしいもので
ある。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
電力消費の少ないアナログスイッチ回路を用い、かつ2
種類の信号受信回路を組込むことによって、簡単なキー
操作のみで電話交換操作が実行でき、扱者の負担を大幅
に軽減できると共に、磁石式および共電式のいずれの方
式の電話端末でも接続でき、各電話端末の使用者の負担
を軽減でき、さらに、各電話端末どうしの回線交換を機
械的接点を介さずに行え、維持管理のための労力と費用
を節減できる携帯用無ひも手動交換機を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解消するために本考案の携帯用無ひも手動交
換機は、磁石式電話端末又は共電式電話端末が択一的に
接続され、接続された電話端末に対して音声信号の送受
信を行う複数の内線回路と、扱者用送受器に対して音声
信号の送受信を行う扱者回路と、各内線回路および扱者
回路が接続され、内線回路どうし又は各内線回路と扱者
回線とを交換接続するアナログスイッチ回路と、各回路
の接続状態を指示するとともに各電話端末に対する呼出
を指示する複数のキーが配設された操作パネルと、各内
線回路内に設けられ、磁石式電話端末からの呼出信号を
受信する呼出信号受信回路と、各内線回路内に設けら
れ、共電式電話端末からのループ信号を受信するループ
信号受信回路と、各内線回路に接続される磁石式電話端
末又は共電式電話端末に対応して呼出信号受信回路又は
ループ信号受信回路を予め選択設定しておくための切換
スイッチと、この切換スイッチで選択された呼出信号受
信回路又はループ信号受信回路における信号受信状態を
表示する複数の着信表示ランプと、操作パネルの呼出キ
ー操作に応動して各内線回路を介して電話端末へ呼出信
号を送出する呼出信号発生回路と、操作パネルにおける
着信表示ランプ表示に応ずる応答キー操作および呼出キ
ー操作に応動してアナログスイッチ回路へ交換制御信号
を出力する制御回路とを備えたものである。
[作用] このように構成された携帯用無ひも手動交換機によれ
ば、各電話端末が接続された内線回路どうし又は内線回
路と扱者用送受器が接続された扱者回路との間の音声信
号の接続・交換処理は制御回路の交換制御信号にて作動
する例えばLSI等の半導体素子で形成されたアナログス
イッチ回路で行われる。そして、この制御回路に対して
どの内線回路どうしを接続するか、またどの内線回路と
扱者回路とを接続するかは操作パネルの操作キーにおけ
るキー操作で実行できる。さらに、通話先の電話端末の
呼出す場合も操作パネルの呼出キー操作を実行すると呼
出信号発生回路から該当内線回路を介して該当電話端末
へ呼出信号が送出される。
また、各内線回路内には呼出信号受信回路とループ信号
受信回路が備えられているので、各内線回路に手回し発
電機が内蔵された磁石式電話端末又は通常のライン電流
で作動する共電式電話端末が接続可能である。
[実施例] 以下本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例の携帯用無ひも手動交換機の概略構成を
示すブロック図である。この携帯用無ひも手動交換機は
12台の磁石式電話端末又は共電式子電話端末が接続可能
であり、また、外部の公衆電話回線に接続された2本の
中継線が接続可能である。
前述した磁石式電話端末又は共電式電話端末の各電話端
末SUB1,SUB2,…,SUB12が接続される12個の内線回路1
11,112,…,1112はそれぞれ各電話端末SU1〜SU12に対
して音声信号の送受信を行う。また、各内線回路111〜1
112内には、前述した音声信号の送受信を行う回路の他
に、呼出信号受信回路12とループ信号受信回路13とが内
蔵されている。呼出信号回路12は、この内線回路111〜1
112に磁石式電話端末が接続されていた場合において、
この磁石式電話端末から手回し発電機を回した場合に発
生する例えば16Hzの呼出信号を受信する受信回路であ
る。また、ループ信号受信回路13は、この内線回路111
〜1112に共電式電話端末が接続されていた場合におい
て、この共電式電話端末から送受器(ハンドセット)を
取上げた場合にこの電話回線に流れるライン電流からな
るループ信号を受信する受信回路である。そして、各内
線回路111〜1112の各受信回路12,13が各電話端末からの
各信号を受信すると、その受信状態が制御回路14へ入力
される。また、制御回路14には呼出信号発生回路15が接
続されている。この呼出信号発生回路15は制御回路14に
て指定された電話端末の内線回路111〜1112を介して該
当電話端末へ呼出信号を送出する。
前記各内線回路111〜1112はアナログスイッチ回路16に
接続されている。また、このアナログスイッチ回路16に
は、必要に応じてそれぞれ外部の公衆電話回線に接続さ
れる2本の中継線の中継線回路17a,17b、および扱者用
送受器18に対して音声信号を送受信する扱者回路19が接
続されている。アナログスイッチ回路16は例えばLSI等
の一つの集積半導体素子で形成されており、制御回路14
からの交換制御信号に応じて、内線回路111〜1112どう
し、各内線回路111〜1112と扱者回路19,また各内線回路
111〜1112と各中継線回路17a,17b、さらに扱者回路19と
各中継線回路17a,17bとを交換接続する。
前記制御回路14はマイクロコンピュータのバスライン20
に接続されている。すなわち、このマイクロコンピュー
タにおいては、バスライン20に、前記制御回路14,各種
情報処理を実行するマイクロプロセッサ(MPU)21,制御
プログラムや各種設定データを記憶する記憶部22,例え
ばこの携帯用無ひも手動交換機に別の携帯用無ひも手動
交換機を接続して、電話端末の設置台数を増す場合に他
の交換機との間でデータ伝送を行うための通信回路23,
および操作パネルから各操作信号が入力されるマン・マ
シーンインタフェース24が接続されている。
このマン・マシーンインタフェース24には、各内線回路
111〜1112および各中継線回路17a,17b毎に設けられた合
計14個の着信表示ランプ25、同じく各回路111〜1112,17
a,17b毎に設けられた合計14個の応答表示ランプ26が接
続されている。さらにこのマン・マシーンインタフェー
ス24には、各内線回路111〜1112毎に該当内線回路に接
続されている電話端末SUB1〜SUB12が磁石式電話端末で
あるか共電式電話端末であるかの情報を入力するための
12個の切替スイッチ27、各電話端末および中継線からの
呼出信号に応答するための14個の扱者応答キー28、各電
話端末を呼出すための12個の呼出キー29、および接続設
定や設定解除等の複数種類の共通キー30が接続されてい
る。
また、前記各電子部品には直流電源31から例えば5Vの直
流電圧が供給される。
第2図は携帯用無ひも手動交換機の前面に設けられた操
作パネル32における操作キー配置図である。この操作パ
ネル32上には、12個の各内線回路111〜1112および中継
線回路17a,17b毎に、前述した着信表示ランプ25,応答表
示ランプ26,扱者応答キー28が設けられている。また12
個の各内線回路111〜1112毎に呼出キー29が設けられ、
各中継線回路17a,17b毎に送受器の取上操作に対応する
フックキー33が設けられている。
また、第1図の各種共通キー30は、図示するように、扱
者と通話している1回線の通話を解除するための1回線
設定・解除キー30a,現在扱者と通話している全部の通話
を解除する設定解除キー30b,扱者が扱中の回線を通話接
続させるための接続設定キー30c,現在通話中の電話端末
および中継線の各回路111〜1112,17a,17bの回線を着信
表示ランプ25に点灯させる話中表示キー30d等からな
る。
さらに、この操作パネル32には、各中継線回路17a,17b
を介して外部の一般の電話機を呼出すために使用するダ
イヤルキー34が設けられている。また、扱者用送受器18
の音量を調整する音量調整つまみ35,扱者用送受器18を
接続する送受器コネクタ38,各表示ランプ25,26の輝度を
調整する輝度調整つまみ36が設けられている。さらに、
前記直流電源31以外に外部電源を使用する場合の電源コ
ネクタ37,2台目と接続するための2台連結コネクタ39等
が設けられている。
そして、前記マイクロプロセッサ21,バスライン20,記憶
部22,通信回路23,マン・マシーンインタフェース24,制
御回路14で構成されるマイクロコンピュータは、マン・
マシーンインタフェース24を介して入力された前記操作
パネル32に設けられた各キー28,29,30の各キー操作に応
動して、前記呼出信号発生回路15を介して各電話端末SU
B1〜SUB12へ呼出信号を送出すると共に、アナログスイ
ッチ回路16を交換制御して、各回路111〜1112、17a,17
b、19相互間の交換接続を行う。
次に、このように構成された携帯用無ひも手動交換機の
動作を説明する。
まず電源を投入する前に、各内線回路111〜1112に接続
されている電話端末SUB1〜SUB12の種類を調べて、各切
替スイッチ27を選択設定する。例えば磁石式電話端末の
場合は切替スイッチ27を開放状態にし、共電式電話端末
の場合は投入状態とする。すると各内線回路111〜1112
内の各受信回路12,13は自己に対応する切替スイッチ27
で指定された受信回路12,13が有効になる。すなわち、
磁石式電話端末の場合は呼出信号受信回路12が有効とな
り、共電式電話端末の場合はループ信号受信回路13が有
効となる。
なお、磁石式電話端末と共電式電話端末とを混在して接
続することも可能である。
以上の準備が終了すると電源を投入してこの交換機を稼
働状態へ移行させる。この手動交換機の操作手順を第3
図のシーケンス図を用いて説明する。なお、従来の手動
交換機の操作手順と比較するために、1番の電話端末SU
B1から12番の電話端末SUB12へ電話をかける場合の扱者
が行う手順を示す。そして、各内線回路111〜1112には
磁石式電話端末が接続されているとする。
すなわち、1番の電話端末SUB1の発呼者が、この電話端
末SUB1に組込まれた手回し発電機を回し、次に送受器を
取上げて待機する。この手回し発電機から発生した16Hz
の呼出信号は電話端末SUB1から内線回路111へ送出され
る。内線回路111の呼出信号受信回路12はその呼出信号
を受信して、その受信状態をマイクロコンピュータの制
御回路14へ送出する。するとマイクロコンピュータが動
作して、マン・マシーンインタフェース24を介して該当
内線回路111の着信表示ランプ25を点滅させる。
扱者がその着信表示ランプ25を確認して、該当内線回路
111の扱者応答キー28を押すと、該当内線回路111の着信
表示ランプ25を消灯し、応答表示ランプ26を点灯する。
同時に、制御回路14からアナログスイッチ回路16へ交換
制御信号を送出して、内線回路111と扱者回路19とを接
続して、電話端末SUB1と扱者用送受器18との間に通話を
形成させる。すると、電話端末SUB1の発呼者と扱者が通
話可能になり、扱者は通話先の電話端末の番号または通
話相手名を電話端末SUB1の発呼者から聞いて、通話先の
電話端末SUB12の内線回路111の呼出キー29を押す。呼出
キー29が押されると、制御回路14からアナログスイッチ
回路16へ交換制御信号を送出して、発呼者,被呼者の内
線回路111,1112および扱者回路19を接続する。同時
に、呼出信号発生回路15から該当内線回路1112を介して
電話端末SUB12へ呼出信号を送出させて、該当電話端末
の呼出ベルを鳴動させる。なお、呼出キー29の押下げ状
態を戻すと呼出ベルの鳴動が停止する。
そして、被呼者が電話端末SUB12の送受器を取上げる
と、発呼者と扱者と被呼者との3者間で通話可能とな
る。そして、扱者が発呼者と被呼者とを確認して、接続
設定キー30cを押すと、制御回路13からアナログスイッ
チ回路16へ交換制御信号を送出して扱者回路19の接続を
解除し、発呼者と被呼者との2者間のみの通話として2
者間の通話を可能とする。また、点灯している全部の表
示ランプを消灯する。
なお、各内線回路111〜1112に共電式電話端末が接続さ
れている場合には、電話端末SUB1の発呼者が送受器を取
上げると、この電話端末SUB1にライン電流が流れ、該当
内線回路111内のループ信号受信回路13でそのループ信
号が受信され、ループ信号受信回路13はマイクロコンピ
ュータの制御回路14へ信号受信状態を送信する。マイク
ロコンピュータは該当内線回路111の着信表示ランプ25
を点滅させる。
なお、それ以降の動作は磁石式電話端末の場合と同じで
ある。また、共電式電話端末を使用した場合は、通話が
終了して送受器をおくと、ループ信号が途絶えるので、
その時点でアナログスイッチ回路16の接続状態を自動的
に解除することができる。
また、各電話端末SUB1〜SUB12から中継線介して外部の
電話機と通話する場合は、いったん扱者を呼出して、通
話先の電話番号を告げる。扱者はいずれか一方の中継線
回路17a,17bの扱者応答キー28を押したのち、ダイヤル
キー34で通話先の電話番号をキー入力すると、中継線回
路17a,17bを介してダイヤルパルス信号が送出される。
また、外部から中継線を介して入力された通話要求に対
しても、扱者が通話要求に応じた電話端末SUB1〜SUB12
を呼出して通話を行わせることが可能である。
このように構成された携帯用無ひも手動交換機において
は、各内線回路111〜1112どうしの接続、各内線回路111
〜1112と扱者回路19との接続、また、各内線回路111〜1
112と中継線回路17a,17bとの接続動作は例えばLIS等の
1つの半導体素子で形成されたアナログスイッチ回路16
で実行される。したがって、第4図および第5図に示し
たプラグとジャックを用いて信号線を手動で交換接続し
ていた従来の手動交換機に比較して、扱者の操作負担が
大幅に軽減できる。よって、短時間に大量の電話交換作
業を実行できる。
さらに、接続に際して、プラグとジャックは言うまでも
なく、リレー等の機械的接点も使用していないので、磨
耗や乱暴な取扱いに起因する故障等が発生しにくいの
で、部品の交換等の維持管理のための時間と費用が大幅
に節減できる。
また、アナログスイッチ回路16を用いているので、交換
動作に要する消費電力は例えばリレーを組込んだスイッ
チ回路に比較して桁違いに少ない。よって、たとえ各内
線回路111〜1112に通話時にライン電流が流れる共電式
電話端末を接続したとしても、消費電力が大幅に増大す
ることはない。したがって、直流電流31の電源容量は小
さくてよいので、この携帯用無ひも手動交換機の体積や
重量が従来の交換機に比較して大きくなることはなく、
LSI等の半導体素子を用いることによって、むしろ小形
軽量に形成できる。
また、この実施例においては、必要時以外は各表示ラン
プ25,26を消灯しているので、上述した効果をさらに向
上できる。
さらに、各内線回路111〜1112に従来の磁石式電話端末
の他に、通常の共電式電話端末も必要に応じて接続でき
るので、この交換機の設置者にとっては非常に便利であ
る。また、共電式電話端末を接続することによって、各
電話端末の利用者は送受器を取り上げるのみで扱者が通
話口に出るので、操作が簡素化できる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の携帯用無ひも手動交換機に
よれば、電力消費の少ないアナログスイッチ回路を用い
て、電話端末が接続された各内線回路どうしや各内線回
路と扱者回路とを交換接続制御している。また、各内線
回路内に2種類の信号受信回路を組込んでいる。したが
って、簡単なキー操作のみで電話交換操作が実行でき、
扱者の負担を大幅に軽減できる。また、磁石式および共
電式のいずれの方式の電話端末でも接続できるので、こ
の手動交換機の適用範囲を拡大できるとともに、共電式
電話端末を使用すれば、電話端末の使用者の負担を軽減
できる。さらに、各電話端末どうしの回線切換を機械的
接点を介さずに行えるので、交換機全体の維持管理のた
めの労力と費用を節減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わる携帯用無ひも手動交
換機の概略構成を示すブロック図、第2図は同実施例交
換機の操作パネルを示す図、第3図は同実施例交換機の
動作を示すシーケンス図、第4図は従来の携帯用有ひも
手動交換機を示す外観図、第5図は同従来交換機の概略
構成を示すブロック図、第6図は同従来交換機の動作を
示すシーケンス図である。 111〜1112……内線回路、12……呼出信号受信回路、13
……ループ信号受信回路、14……制御回路、15……呼出
信号発生回路、16……アナログスイッチ回路、17a,17b
……中継線回路、18……扱者用送受器,19……扱者回
路、21……マイクロプロセッサ、24……マン・マシーン
インタフェース、25……着信表示ランプ、26……応答表
示ランプ、28……扱者応答キー、29……呼出キー、SUB1
〜SUB12……電話端末。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁石式電話端末又は共電式電話端末が択一
    的に接続され、接続された電話端末に対して音声信号の
    送受信を行う複数の内線回路(111〜1112)と、扱者用
    送受器に対して音声信号の送受信を行う扱者回路(19)
    と、前記各内線回路および扱者回路が接続され、前記内
    線回路どうし又は各内線回路と扱者回線とを交換接続す
    るアナログスイッチ回路(16)と、前記各回路の接続状
    態を指示するとともに各電話端末に対する呼出を指示す
    る複数のキーが配設された操作パネル(32)と、前記各
    内線回路内に設けられ、前記磁石式電話端末からの呼出
    信号を受信する呼出信号受信回路(12)と、前記各内線
    回路内に設けられ、前記共電式電話端末からのループ信
    号を受信するループ信号受信回路(13)と、前記各内線
    回路に接続される磁石式電話端末又は共電式電話端末に
    対応して前記呼出信号受信回路又は前記ループ信号受信
    回路を予め選択設定しておくための切換スイッチ(27)
    と、この切換スイッチで選択された呼出信号受信回路又
    はループ信号受信回路における信号受信状態を表示する
    複数の着信表示ランプ(25)と、前記操作パネルの呼出
    キー操作に応動して各内線回路を介して電話端末へ呼出
    信号を送出する呼出信号発生回路(15)と、前記操作パ
    ネルにおける前記着信表示ランプ表示に応ずる応答キー
    操作および前記呼出キー操作に応動して前記アナログス
    イッチ回路へ交換制御信号を出力する制御回路(14)と
    を備えた携帯用無ひも手動交換機。
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