JPH07315439A - 照明器具用緩衝体 - Google Patents

照明器具用緩衝体

Info

Publication number
JPH07315439A
JPH07315439A JP6119375A JP11937594A JPH07315439A JP H07315439 A JPH07315439 A JP H07315439A JP 6119375 A JP6119375 A JP 6119375A JP 11937594 A JP11937594 A JP 11937594A JP H07315439 A JPH07315439 A JP H07315439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
bottom plate
pair
reflection
plate portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6119375A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Ishikawa
健吾 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP6119375A priority Critical patent/JPH07315439A/ja
Publication of JPH07315439A publication Critical patent/JPH07315439A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、輸送中等の衝撃に伴う反射板への打
痕を少なくでき、かつ、上方からの衝撃に対する緩衝も
できる照明器具用緩衝体を得ることにある。 【構成】一枚の段ボールを折曲げてなるものである。外
面に凸部8を複数有した照明器具のシャーシ1の外面と
これを収納した前記器具の反射板11の下面反射壁12内面
との間に介在される第1底板部22と、この第1底板部22
から折曲げられて第1底板部22に重ねられる第2底板部
23とを備える。さらに、これら重なり合った第1、第2
底板部22,23 との間でシャーシ1を内包するように第1
底板部21の両側縁から夫々折曲げられる一対の側板部24
を備える。また、これら側板部24の先端から互いに近付
く方向に折曲げられる一対の天板部25と、両側板部24か
ら夫々切り起こされて天板部25の側板部24に対する突出
方向とは反対方向に天板部25から夫々突設する一対の突
出部26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井に固定されるシャ
ーシと、このシャーシを覆って設けられる反射板とを備
える天井直付け形の照明器具を包装する際に、シャーシ
と反射板との間に介装して使用される照明器具用緩衝体
に関する。
【0002】
【従来の技術】天井に直付けされる逆富士形の照明器具
は、天井に固定される板金製シャーシと、このシャーシ
を下側から覆って設けられる板金製の反射板とを備えて
いる。
【0003】図8〜図10に示されるように両側縁に長
手方向に延びる側縁部1aが下側に折曲げ形成された長
尺なシャーシ1には、第1〜第3の取付け孔2〜4が開
口されている。これらのうち選択されたいずれかの取付
け孔を通って図示しない天井に螺挿される取付けねじ等
の固定具(図示しない)を介してシャーシ1は天井に直
付けされる。
【0004】シャーシ1の内面には、このシャーシ1の
長手方向両端部に位置して夫々ソケット取付け金具5が
取付けられているとともに、これらの金具5間に位置し
て点灯装置6や図示しない端子台その他の部品が取付け
られている。
【0005】点灯装置6には鉄心構体に巻線が取付けら
れた放電灯安定器が採用され、これはシャーシ1の長手
方向略中央部に配置されている。この点灯装置6のシャ
ーシへの固定は図10中符号7で示したねじを介して行
われ、このねじ7の頭部はシャーシ1の外面に突出され
ている。前記端子台も同様にねじ止めされ、前記その他
の部品としては、前記ソケット取付け金具5の他に、照
明器具が非常灯を兼ねる場合には非常灯用のバッテリ
ー、非常灯用点灯ユニット、およびバッテリモニタ等が
ある。また、反射板取付け用の反射板取付け金具も前記
他の部品として考えられるが、図8〜図10に示された
ものでは、ソケット取付け金具5に螺孔5aが設けら
れ、この金具5で反射板取付け金具を兼ねている。
【0006】そして、点灯装置6等の各種の部品が取付
けられたシャーシ1の内面と反対側、つまり、天井と対
向する外面には複数の凸部8が形成されている。これら
凸部8は、シャーシ1を天井に固定した際に天井に当た
って前記ねじ7の頭部(広義の意味において凸部)で天
井が傷付けられることを妨げている。なお、図10中9
は電源線引込み孔、10はリブ状をなす補強用のビード
である。
【0007】また、図8および図9に示されるように前
記反射板11は、下面反射壁12と、この壁12の両側
縁から斜め上向きに折曲げられた一対の側面反射壁13
と、長手方向両端に設けられた図示しない一対の端壁と
を有して、上面が開放されている。
【0008】反射板11はシャーシ1よりも大形であっ
て、シャーシ1をその下側から覆い隠して設けられる。
この反射板11は、例えばその長手方向両端部を通って
前記螺孔5aに螺合される図示しないねじを介してシャ
ーシ1に取付けられる。なお、反射板11における下面
反射壁12の長手方向両端部に夫々設けられた図示しな
いソケット通孔には、ソケット取付け金具5に取付けら
れるランプソケット14(なお、図9にはソケット取付
け金具5から取り外してシャーシ1の内面に仮止めした
状態を示している。)が通され、これらソケット14に
より、これら相互間に渡って下面反射壁12の直下に対
向配置される直管形けい光ランプ(図示しない)が取付
けられるようになっている。
【0009】図8および図9には、いずれも段ボール製
の一対の端部緩衝体15と、一枚の外装体16と、中間
の緩衝体17とで形成される包装装置が示されている。
この包装装置により、前記照明器具は、シャーシ1がそ
の外面を反射板11の下面反射壁12内面に対向する姿
勢で反射板11内に収納した状態で包装される。
【0010】端部緩衝体15は、反射板11の下面反射
壁12の外面が載置される座部15aと、これから折曲
げられて反射板11の図示しない前記端板における内外
面および上端面を覆い隠す端面カバー部15bと、この
カバー部15bの先端部から折曲げられて反射板11の
端部内面に重ねられる押さえ部15cとを有して形成さ
れている。
【0011】外装体16は、底壁部16aと、一対の側
壁部16bと、一対の天壁部16cとからなり、既述の
ように内部にシャーシ1が収納された反射板11の周囲
を、その長手方向両端部に取付けられた端部緩衝体15
ごと包んで設けられ、その相連続する一対の天壁部16
c相互に渡って開き止め用のテープ18を接着して、包
装状態が保持される。なお、図9中16eはいずれも相
隣接する壁部間に設けられた折り筋である。
【0012】緩衝体17は、反射板11とこの反射板1
1内に収納されたシャーシ1との間に介装される。この
緩衝体17は、底板部17aの両側縁に側板部17bを
折曲げてなり、その底板部17aでシャーシ1の外面を
覆うとともに、側板部17bでシャーシ1の側縁部1a
および点灯装置6の側面を覆って設けられる。
【0013】前記照明器具を包装するには、反射板11
の長手方向両端部に夫々端部緩衝体15を被着した後、
反射板11の略中央部内面に沿わせて中間の緩衝体17
を配置する。次に、反射板11内にシャーシ1をその外
面が反射板11の下面反射壁12の内面と対向するよう
に収納した後に、反射板11に巻き付くようにして外装
体16を取付ける。最後に、テープ18を接着し、それ
により包装作業が完了する。なお、テープ18の両端部
は、端部緩衝体15の端面カバー部15bの外面に接着
される他、外装体16の底壁部16aの端部外面にも接
着される。
【0014】前記包装装置において反射板1とシャーシ
11との間に介装して使用される従来の緩衝体17は、
その底板部17aで反射板1の下面反射壁12とシャー
シ1の外面との間を緩衝する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、底板部17a
の厚みは段ボール一枚分の厚さであるから、下面反射壁
12とシャーシ1の外面との距離を大きく離すことがで
きない。しかも、緩衝体17は点灯装置6に対応して配
置され、それ以外の部分では、シャーシ1の外面は緩衝
体17の底板部17aで覆われておらず、下面反射壁1
2とシャーシ1の外面とは近接して対向されている。そ
のため、輸送中に落下した場合等に加わる衝撃で長尺な
シャーシ1が撓み変形をすると、その凸部8(なお、こ
れにはねじ7を含む)が反射板11の下面反射壁12内
面に衝突し易く、その衝突箇所において下面反射壁12
が外面側に膨らむ打痕を発生し易いという問題がある。
【0016】さらに、緩衝体17の側板部17bは、単
に反射板11の側面反射壁13と点灯装置6の側面との
間に介在しているだけで、その折曲げ部を支点にして自
由に動き得るから、シャーシ1がその幅方向に大きく揺
れ動くことを規制できない。そのため、輸送中に落下し
た場合等に加わる衝撃により反射板11内においてシャ
ーシ1がその幅方向に大きく揺れ動いてしまい、その結
果、点灯装置6やソケット取付け金具5等が側面反射壁
13の内面に衝突し易く、その衝突箇所において側面反
射壁13が外面側に膨らむ打痕を発生し易いという問題
がある。
【0017】しかも、緩衝体17はその底板部17aの
両側縁に側板部17bを折曲げただけのもので、シャー
シ1をその上方から覆う部分を備えていないから、上方
からの衝撃に対する緩衝をすることができないという問
題もある。
【0018】本発明の目的は、輸送中などの衝撃で反射
板に打痕が付くことを少なくできるとともに、上方から
の衝撃に対する緩衝もできる照明器具用緩衝体を得るこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、下面反射壁お
よびこの壁の両側縁から斜め上向きに折曲げられた一対
の側面反射壁を有した板金製反射板と、内面に点灯装置
その他の部品が取付けられるとともに、前記内面と反対
側の外面に複数の凸部を有した板金製シャーシとを備え
る照明器具を包装する際に、前記下面反射壁内面に前記
外面が対向する姿勢で前記反射板内に収納された前記シ
ャーシと前記反射板との間に介装して使用される照明器
具用緩衝体に適用される。
【0020】そして、前記目的を達成するために、本発
明の緩衝体は、一枚の緩衝材を折曲げてなるものであっ
て、前記シャーシの外面と前記下面反射壁内面との間に
介在される第1底板部と、この第1底板部から折曲げら
れて前記第1底板部に重ねられる第2底板部と、これら
重なり合った第1、第2底板部との間で前記シャーシを
内包するように前記第1底板部の両側縁から夫々折曲げ
られる一対の側板部と、これら側板部の先端から互いに
近付く方向に折曲げられる一対の天板部と、前記両側板
部から夫々切り起こされて前記天板部の前記側板部に対
する突出方向とは反対方向に前記天板部から夫々突設す
る一対の突出部とを備えたものである。
【0021】
【作用】前記緩衝体の構成において、第1底板部と第2
底板部とは、互いに重ね合わされて反射板の下面反射壁
とシャーシとの間に介在され、これら両底板部2枚分の
厚みをもって反射板に収納されたシャーシを反射板の下
面反射壁に対して大きく離す。それにより、衝撃が作用
した際にシャーシ外面の凸部が下面反射壁に衝突するこ
とを少なくする。また、この緩衝体の一対の突出部は、
その先端を照明器具を収納する外装体の側壁部内面に当
接して、第1底板部から折曲げられて反射板の側面反射
壁の内面と対向して設けられる側板部が、第1底板部と
の折曲げ部を支点として側面反射壁がわに動くことを防
止するストッパとなる。それにより、衝撃が作用した際
に反射板内に収納されたシャーシがその幅方向に揺れ動
くことを抑制する。また、この緩衝体の一対の側板部か
ら折曲げられた一対の天板部はシャーシをその上方から
覆って設けられるから、上方からの衝撃に対する緩衝を
する。
【0022】
【実施例】以下、図1〜図5等を参照して本発明の第1
実施例を説明する。本実施例の緩衝体は図8〜図10を
用いて既述した逆富士形照明器具の包装に使用されるも
のであるから、その緩衝対象としての照明器具について
は、図8〜図10に示したものと同一構成部分には同一
符号を付して、その説明を省略するとともに、この器具
を包装する包装装置の一対の端部包装体16および外装
体17の説明についても図8および図9に示したものと
同一構成であるから、同一構成部分には同一符号を付し
て、その説明を省略する。
【0023】シャーシ1と反射板11との間に介装して
使用される本実施例の照明器具用緩衝体21は、一枚の
緩衝用紙材例えば一枚の両面段ボールを折曲げて形成さ
れている。この緩衝体21は、第1底板部22と、第2
底板部23と、一対の側板部24と、一対の天板部25
と、一対の突出部26とを備えている。
【0024】詳しくは、図5の展開図に示されるように
第1、第2底板部22、23は、略方形状をなす段ボー
ルの中央部位置に、互いに連続し長方形状の領域を占め
て前記段ボールの一端21aおよび他端21bに渡って
設けられている。第1底板部22は前記一端21aおよ
び他端側に分離されているとともに、これらの間に一対
の第2底板部23が設けられている。
【0025】第1、第2底板部22、23はこれらの境
界をなす半カット部27を介して連続している。これら
両底板部22、23の幅Aは前記シャーシ1の幅と略同
じ(等しいか、若しくは僅かに広い)である。半カット
部27は、段ボールの表面(または裏面でもよいが、本
実施例では表面)から段ボールの厚み寸法の略半分に渡
る深さの切り込みを入れて形成されている。したがっ
て、この半分カット部27を切り込んだ側と反対側のラ
イナーを介して第1、第2底板部22、23が一体につ
ながっている。
【0026】第2底板部23は段ボールの両端21a、
21bの丁度真ん中を境にして二分されているととも
に、夫々の第2底板部23の長さBは隣接する第1底板
部22の長さCの数倍程度長くなっている。これら第2
底板部23はその一辺をなす前記半カット部27を除く
他の周辺に沿って設けたカット部28により区画されて
いる。カット部28は段ボールの厚み方向に貫通する切
り込みを入れて形成されている。
【0027】相連続した両底板部22、23の両側に夫
々位置される前記側板部24は、第1底板部22に対し
て折り筋29を介して一体に連続されている。これら側
板部24は前記点灯装置6の高さよりも大きい高さ寸法
Dを有している。両側板部24には天板部25が夫々折
り筋30を介して一体に連続されている。これら天板部
25は段ボールを折曲げて緩衝体21を組立てた際に先
端が互いに近接する幅寸法Eを有している。
【0028】これら天板部25の長手方向中央部には突
出部26が一体につなげられている。突出部26は天板
部25と同一面をなして設けられるものであって、側板
部24の長手方向中央部に設けたコの時形のカット部3
1で区画されている。
【0029】なお、図5中Fは段ボールの中しん原紙の
段頂が延びる(図5の展開図において上下方向に延び
る。)方向を示している。また、この段ボールの全長G
は前記点灯装置6の長さよりも長くしてある。
【0030】次に、前記段ボールを折曲げて緩衝体21
を形成する手順を説明する。まず、相連続した第1、第
2底板部22、23のうち、第2底板部23を、半カッ
ト部27を介して図4中矢印で代表して示すように回動
させ、下方に押し出した後に第1底板部22の下面に重
なるように 180゜折曲げる。次に、第1底板部22に対
しその両側の側板部24を夫々折り筋29を介して上側
に直立するように折曲げる。最後に、一対の天板部25
を折り筋30を介して互いに近付く方向に折曲げて、こ
れら天板部25が第1、第2底板部22、23に対向す
るようにする。そうすると、この折曲げと同時に突出部
26が夫々側板部24から切り起こされて、これら突出
部26が天板部25の側板部24に対する突出方向とは
反対方向に天板部25から突出される。以上の手順で緩
衝体21が組立てられる。
【0031】このような構成の緩衝体21は、図3に示
されるようにシャーシ1の長手方向中央部内面に取付け
られた点灯装置6を覆って設けられる。すなわち、この
緩衝体21の第2底板部23が第1底板部22に重ねら
れた状態で、これら第1、第2底板部22、23上に、
シャーシ1の点灯装置6を取付けた位置が載置されるよ
うに組み合わされる。この後に、既述の側板部24の折
曲げおよび引き続く天板部25の折曲げがなされること
により、シャーシ1の点灯装置6の取付け箇所および点
灯装置6が緩衝体21により包まれるものである。
【0032】そして、以上のようにして緩衝体21が取
付けられシャーシ1は、その凸部8が突出された外面を
前記反射板11の下面反射壁12の内面に対向する姿勢
で緩衝体21ごと反射板11内に収納される。勿論、こ
の収納状態ではシャーシ1の長手方向両端部は夫々端部
緩衝体15の座部15a上に載置されるものである。ま
た、この反射板11はその外側から外装体16によって
包まれ、テープ止めして包装される。
【0033】こうして照明器具が包装された状態の断面
は図2に示されている。この包装状態において、緩衝体
21の一対の天板部25は点灯装置6の上面を覆ってい
るとともに、これら天板部25およびこれと面一の突出
部26は外装体16の天壁部16cの下面に接するよう
に配置されている。さらに、各突出部26の先端は外装
体16の側壁部16bの内面に当接するように配置さ
れ、それにより一対の天板部25の先端は互いに近接し
て対向されている。
【0034】前記構成のように反射板11とシャーシ1
との間に介在して外装体16内に配置された緩衝体21
は、以下のように緩衝を行う。
【0035】すなわち、緩衝体21の第1底板部22と
第2底板部23とは、互いに重ね合わされて反射板11
の下面反射壁12とシャーシ1との間に介在されるか
ら、これら両底板部22、23の2枚分の厚みをもっ
て、反射板11の下面反射壁12に対して、この反射板
11に収納されたシャーシ1を大きく離すことができ
る。
【0036】そのため、長尺であるが故に撓み変形し易
く、特に、長手方向略中央で重量が最大の点灯装置6の
取付け部において最大の変位を生じ易いシャーシ1を備
えて図2に示されるように包装された照明器具が、その
輸送中に落下した場合等に作用する衝撃に伴いシャーシ
1が撓み変形するにも拘らず、その外面の凸部8が反射
板11の下面反射壁12に衝突することを少なくでき
る。したがって、凸部8(ねじ7の頭部を含む)が下面
反射壁12の内面に当たることを原因として、下面反射
壁12の一部が外面側に膨らむ打痕の発生が抑制され、
反射板11を凸部8から保護することができる。
【0037】その上、緩衝体12が備えた一対の突出部
26は、その先端を外装体16の側壁部16bの内面に
当接して、第1底板部22から折曲げられて反射板11
の側面反射壁13の内面と点灯装置6の側面との間に配
置されて、これら両面に対向した側板部を支持してい
る。そのため、これら突出部26によって、一対の側板
部24が第1底板部22との折曲げ部を支点として側面
反射壁13がわに倒れるように動くことを防止できる。
このような突出部26でのストッパ作用により、既述の
落下時等に衝撃が作用した際に、反射板11内に収納さ
れたシャーシ1がその幅方向に大きく揺れ動くことを、
このシャーシ1を第1底板部22がわで挟むように設け
られた側板部24で抑制できる。
【0038】したがって、点灯装置6やソケット取付け
金具5等が側面反射壁13の内面に衝突することが防止
されるので、その衝突を原因として側面反射壁13の一
部が外面側に膨らむ打痕の発生が抑制され、反射板11
をシャーシ1に取付けた部品から保護できる。
【0039】さらに、この緩衝体21の一対の側板部2
4から折曲げられた一対の天板部25はシャーシ1に取
付けられた点灯装置6の上面をその上方から覆って設け
られるから、これら天板部25により上方から点灯装置
6に作用する衝撃を緩衝することができる。
【0040】また、この第1実施例においては、突出部
26が面一に連なった一対の天板部25の先端同志は近
接対向しているので、組立てられた外装体16の長手方
向中間部に幅方向外側から作用する側面荷重を、前記一
対の天板部25および突出部26により緩衝できる。し
かも、この場合に、天板部25および突出部26におけ
る段頂が延びる方向が、組立てられた外装体16の幅方
向に一致しているから、緩衝効果が特に大きい。
【0041】また、第1実施例は、下面反射壁12およ
びこの壁12の両側縁から斜め上向きに折曲げられた一
対の側面反射壁13を有した板金製反射板11と、内面
に点灯装置6その他の部品が取付けられるとともに、前
記内面と反対側の外面に複数の凸部8を有した板金製シ
ャーシ1とを備える照明器具を包装する際に、前記下面
反射壁12内面に前記外面が対向する姿勢で前記反射板
11内に収納された前記シャーシ1と前記反射板11と
の間に介装して使用される照明器具用緩衝体21におい
て、一枚の緩衝材を折曲げてなるものであって、前記シ
ャーシ1の外面と前記下面反射壁12内面との間に介在
される第1底板部22と、この第1底板部22から折曲
げられて前記第1底板部22に重ねられるとともに第1
底板部22よりも長い第2底板部23と、これら重なり
合った第1、第2底板部22、23との間で前記シャー
シ1を内包するように前記第1底板部22の両側縁から
夫々折曲げられる一対の側板部24と、これら側板部2
4の先端から互いに近付く方向に折曲げられる一対の天
板部25と、前記両側板部24から夫々切り起こされて
前記天板部25の前記側板部23に対する突出方向とは
反対方向に前記天板部25から夫々突設する一対の突出
部26とを備えている。
【0042】そのため、既述の作用効果を奏して本発明
の所期の目的達成できるほか、第2底板部23を第1底
板部22より長くした構成により、この第2底板部23
を折曲げた際に、これが第1底板部22より長手方向外
側に突出して、シャーシ1に重ねられる実質的な長さ
(図3中寸法L参照)を長くできる。このように緩衝体
の底板構造を長手方向に長く確保できることで、点灯装
置6の近くにある凸部8を確実に覆うことが可能とな
り、この凸部8による反射板11の打痕を防止する上で
有利である。
【0043】なお、このように長い第2底板部23を設
ける場合には、この第2底板部23はその折曲げ部側を
第1底板部22の下面ではなく上面に重ねてもよい。こ
の場合、前記半カット部27は段ボールの裏面に設けて
実施すればよい。
【0044】図6および図7は本発明の第2実施例に係
る照明器具用緩衝体を示している。この第2実施例は二
重底をなす第1底板部および第2底板部の構成のみが前
記第1実施例とは異なり、それ以外の構成は図6および
図7に図示されない部分を含めて図1〜図5に示した前
記第1実施例の照明器具用緩衝体と同じ構成であるの
で、図示されない構成については図1〜図5をもって代
用するとともに、図示される同一構成部分には第1実施
例と同一の符号を付して、それらの構成の説明およびそ
れに基づく作用効果の説明については省略するが、これ
らの同一部分についても本実施例緩衝体の構成の一部を
なすものである。
【0045】この第2実施例において、第1底板部12
2は図6に示されるように段ボールの両端21a、21
bに渡る長さを有している。そして、この単一の第1底
板部122の長手方向両端には、夫々半カット部127
を介して第2底板部123が夫々突設されている。これ
ら一対の第2底板部123の長さは第1底板部122の
丁度半分の長さであるが、これに代えて、第2底板部1
23を一つとして、その長さを第1底板部122の長さ
と同じかそれ以上の長さとしてもよい。第2底板部12
3は図7に示されるように前記半カット部127を中心
に 180゜折り返されて第1底板部122の下面(または
上面でもよい。)に重ね合わされる。これらの点以外の
構成は第1実施例と同じである。
【0046】そして、この第2実施例の構成において
も、前記第1実施例と同じ作用効果を奏するので、この
第2実施例でも本発明の所期の目的を達成できる。
【0047】なお、本発明は前記各実施例に制約される
ものではなく、例えば反射板11の側面反射壁13への
点灯装置6による打痕をより確実に防止するためには、
前記両実施例のように側板部24を点灯装置6よりも長
くすることが最適であるが、これは短くしてもよいとと
もに、前記各実施例の緩衝体を複数用いて包装する場合
には、これら緩衝体は点灯装置6からずれた位置に配置
してもよい。また、突出部26の先端が当たる側壁部1
6bを有する外装体は段ボール箱であってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳記したように本発明に係る照明器
具用緩衝体によれば、互いに重ね合わされる第1底板部
と第2底板部とで、衝撃が作用した際にシャーシ外面の
凸部が反射板の下面反射壁に衝突することを少なくし、
また、一対の突出部のストッパ作用で、側板部が第1底
板部との折曲げ部を支点として反射板の側面反射壁がわ
に動くことを防止し、衝撃が作用した際に反射板内でシ
ャーシがその幅方向に揺れ動くことを抑制する構成であ
るから、輸送中等の衝撃に伴いシャーシおよびこれに取
付けられた部品が反射板の内面に当たることが防止さ
れ、したがって、反射板に打痕が形成されることを少な
くできる。また、一対の側板部から折曲げられた一対の
天板部がシャーシをその上方から覆って設けられるか
ら、上方からの衝撃に対する緩衝もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る緩衝体を備える包装
装置全体の構成を分解して照明器具とともに示す斜視
図。
【図2】同第1実施例に係る緩衝体を備える包装装置の
包装状態を示す断面図。
【図3】同第1実施例に係る緩衝体をシャーシに取付け
た状態を示す斜視図。
【図4】同第1実施例に係る緩衝体の構成を示す斜視
図。
【図5】同第1実施例に係る緩衝体の構成を展開して示
す図。
【図6】本発明の第2実施例に係る緩衝体の構成を展開
して示す図。
【図7】同第2実施例に係る緩衝体の構成を示す斜視
図。
【図8】従来例に係る緩衝体を備える包装装置の包装状
態を示す断面図。
【図9】同従来例に係る緩衝体を備える包装装置全体の
構成を分解して照明器具とともに示す斜視図。
【図10】(A)は照明器具が備えるシャーシの構成を
示す平面図。(B)は照明器具が備えるシャーシの構成
を示す平面図。
【符号の説明】
1…シャーシ、 5…ソケット取付け金具(部品)、 6…点灯装置、 7…ねじ(凸部)、 8…凸部、 11…反射板、 12…下面反射壁、 13…側面反射壁、 21…緩衝体、 22、122…第1底板部、 23、123…第1底板部、 24…側板部、 25…天板部、 26…突出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面反射壁およびこの壁の両側縁から斜め
    上向きに折曲げられた一対の側面反射壁を有した板金製
    反射板と、内面に点灯装置その他の部品が取付けられる
    とともに、前記内面と反対側の外面に複数の凸部を有し
    た板金製シャーシとを備える照明器具を包装する際に、
    前記下面反射壁内面に前記外面が対向する姿勢で前記反
    射板内に収納された前記シャーシと前記反射板との間に
    介装して使用される照明器具用緩衝体において、 一枚の緩衝材を折曲げてなるものであって、 前記シャーシの外面と前記下面反射壁内面との間に介在
    される第1底板部と、 この第1底板部から折曲げられて前記第1底板部に重ね
    られる第2底板部と、 これら重なり合った第1、第2底板部との間で前記シャ
    ーシを内包するように前記第1底板部の両側縁から夫々
    折曲げられる一対の側板部と、 これら側板部の先端から互いに近付く方向に折曲げられ
    る一対の天板部と、 前記両側板部から夫々切り起こされて前記天板部の前記
    側板部に対する突出方向とは反対方向に前記天板部から
    夫々突設する一対の突出部とを備えた照明器具用緩衝
    体。
JP6119375A 1994-05-31 1994-05-31 照明器具用緩衝体 Pending JPH07315439A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6119375A JPH07315439A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 照明器具用緩衝体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6119375A JPH07315439A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 照明器具用緩衝体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07315439A true JPH07315439A (ja) 1995-12-05

Family

ID=14759960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6119375A Pending JPH07315439A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 照明器具用緩衝体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07315439A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102910119A (zh) * 2012-11-14 2013-02-06 贵州电力试验研究院 便携式dr设备车载保护装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102910119A (zh) * 2012-11-14 2013-02-06 贵州电力试验研究院 便携式dr设备车载保护装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07315439A (ja) 照明器具用緩衝体
US4326633A (en) Sealed beam headlight carton
US4579226A (en) Luminaire shipping carton assembly
JP2731683B2 (ja) 照明器具用反射板の緩衝体
JPS582792Y2 (ja) 照明器具の梱包用スペ−サ−
JP2000072178A (ja) 照明器具の包装装置
JP3019722B2 (ja) 照明器具用包装装置
JP2596598Y2 (ja) 照明器具
JP3143311B2 (ja) 梱包装置
JP7145460B2 (ja) 包装箱
JPH04279471A (ja) 包装用緩衝体
JPH10218266A (ja) 照明器具の包装装置
JPH0912073A (ja) 照明器具用包装装置
JP3637667B2 (ja) 包装装置
JP2000128151A (ja) 包装装置
JP2000185770A (ja) 照明器具の包装構造
JPS6119107Y2 (ja)
JP3397451B2 (ja) 包装用緩衝材および包装装置
JP3689286B2 (ja) 断熱箱体の組付け構造
JPH06156536A (ja) 照明器具用緩衝体
JPH1045185A (ja) 照明器具用包装装置
JPS6240931Y2 (ja)
JPH11342978A (ja) 包装装置
JPH10264924A (ja) 包装用緩衝体
JP3443298B2 (ja) 冷蔵庫の梱包箱体