JPH07315181A - 車枠測定矯正装置の測定装置、スライド装置、台式作業台、固定y軸具、車枠保持馬移動具、矯正タワー及びタワー案内装置 - Google Patents

車枠測定矯正装置の測定装置、スライド装置、台式作業台、固定y軸具、車枠保持馬移動具、矯正タワー及びタワー案内装置

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JPH07315181A
JPH07315181A JP13390094A JP13390094A JPH07315181A JP H07315181 A JPH07315181 A JP H07315181A JP 13390094 A JP13390094 A JP 13390094A JP 13390094 A JP13390094 A JP 13390094A JP H07315181 A JPH07315181 A JP H07315181A
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child
groove
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JP13390094A
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Ryuzo Yamashita
隆三 山下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車枠の測定矯正整備を安価で構成が簡単な手
段によって効率良く、安価で、精度良く安全に行えるよ
うにする。 【構成】 親X軸2と、上下の測定Y軸22,22’
と、Z軸16とを具備し、親X軸は、台式作業台B1’
上の左右に間隔を置いて設け、左右の親X軸にZ軸16
をX軸受けを介して前後移動自在に起立し、左右のZ軸
に対して直交方向の上測定Y軸と下測定Y軸とをZ軸受
け25,25’を介して上下移動自在に設け、上測定Y
軸と下測定Y軸とのそれぞれに子X軸具D3,D3’を
介して測定Z軸具D4,D4’を左右移動自在に設け、
各測定Z軸具に測定Z軸を上下動自在に設け、上記測定
Z軸が親X軸上方で三次元移動できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事故等で変形した自動
車の車枠を矯正するときに使用する車枠測定矯正装置の
測定装置、スライド装置、台式作業台、固定Y軸具、車
枠保持馬移動具、矯正タワー及びタワー案内装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車枠矯正装置やこの矯正装置に
使用する測定装置としては、例えば、特願平1−228
926号、実開平4−52960号、米国特許第518
2864号、実開平4−86520号、実開平5−32
195号等に記載されたものが知られている。事故等で
変形した自動車の車枠を矯正するには、例えば、図82
に示すように、まず、矯正する自動車の車枠イを作業台
1001に乗せ、この車枠を車枠保持馬1002のクラ
ンプ1003で挟み保持し、矯正装置の油圧シリンダー
(図示せず。)と車枠とに鎖を連結し、油圧シリンダー
を伸長して鎖に応力を加えることで、矯正力を加えて車
枠の下方に配置した車枠測定装置1004で測定しなが
ら矯正する。1005,1006,1007,100
8,1009,1010は、車枠測定装置1004にお
ける測定X軸、測定Y軸、測定Z軸、Z軸、補助測定回
動軸,アライメント測定装置をそれぞれ示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例には、例えば下
記のような問題点があった。車枠測定矯正装置における
測定装置の測定Y軸が矯正する車枠の下方に配置固着さ
れているために、車枠の保持作業時には邪魔になり、作
業の能率化を高める上での障害となっている。また車枠
下方に配置した測定X軸に車枠前方よりスライド装備す
るために測定Y軸の長さは車枠幅より短くする必要があ
るから、4個所に配置した前後の車枠保持馬間の車枠中
央の側面の測定ができない。測定可能にするために、測
定Y軸を長くすれば、保持馬が障害となって前方からス
ライド装備ができない。また矯正時に、測定装置の測定
子を車枠に追従して自由に三次元移動させるための機構
は、複雑となっており、またベアリング等を必要とし高
価となると共に、アルミニウム軸が直交し連結しスライ
ドする部分は小さいので、ベアリングは小さく、スライ
ド部分は短期間でガタが生じる問題がある。測定装置
は、車枠全体を測定できず、精度の良い矯正をするのに
は限界があった。測定装置の子X軸とアライメント測定
具との組み合わせ機構が高価で不安定であり、低価格で
簡単な構成の車枠測定矯正装置を提供できない。測定装
置が固定式であるために、他の作業台又は床上で使用で
きず、また傾斜状に置かれた車枠を測定することができ
ず、すなわち床上で矯正作業前の見積時に使用できず、
また精度の良い矯正をするにはさらなる改善が必要であ
った。台式作業台は、複雑な構造で、矯正タワーの固定
機構も複雑で高価である。大事故車の矯正作業に使用す
る、又は交換部品を仮固定するために使用するY軸機構
やZ軸機構を有した車枠固定具は、台式作業台に強固に
固定されるので、車枠固定具を移動して行う矯正の作業
性は良くない。作業台上で車輪を有した保持馬に保持さ
れた車枠の中心線合わせのため、車枠保持馬を動かす安
価な保持馬の移動手段がない。矯正タワーの床溝に係留
する機構は、回転機構を有して高価である。矯正タワー
の矯正力装備具に装備した矯正手段の前方が落下し、ま
た矯正力装備具が重く昇降作業が危険である。この発明
の目的は、車枠の測定矯正整備を安価で構成が簡単な手
段によって効率良く、安価で、精度良く安全に行えるよ
うにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の車枠測定矯正
装置における測定装置の第1の特徴は、測定X軸と測定
Y軸とZ軸とを具備し、上記測定X軸は、床又は測定装
置支持手段(作業台など)の左右に間隔を置いて設けて
あり、上記測定Y軸は、互いに平行に間隔を置いて配置
されている上測定Y軸と下測定Y軸とからなるところに
ある。左右の測定X軸のそれぞれに上記Z軸を前後方向
(測定X軸に沿う方向)に移動自在に設け、左右のZ軸
に対して直交方向の上記上測定Y軸と下測定Y軸とを上
下移動自在に設け、上記上測定Y軸と下測定Y軸とのそ
れぞれに測定Z軸を左右方向(測定Y軸に沿う方向)に
移動自在に設けてある。この発明の車枠測定矯正装置に
おける測定装置の第2の特徴は、測定X軸と測定Y軸と
Z軸とを具備し、上記測定X軸を左右に間隔を置いて設
け、左右の測定X軸のそれぞれにZ軸を前後移動自在に
設け、左右のZ軸に対して直交方向の上記測定Y軸を上
下移動自在に設け、上記測定Y軸に子X軸具を左右移動
自在に設けているところにある。上記測定X軸、測定Y
軸及びZ軸の各外面にその長さ方向に溝をそれぞれ設け
てある。上記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受け
の外面に溝を設けてこの溝と対向する上記測定X軸の溝
との間に挿入した連結材を介して上記X軸受けを測定X
軸に沿って移動自在に設けてある。上記Z軸は、上記X
軸受けを通じて測定X軸と直接的又は間接的に連結され
ている。上記測定Y軸には測定Y軸と直交する方向にZ
軸受けを設け、このZ軸受けの外面に溝を設けてこの溝
と対向する上記Z軸の溝との間に挿入した連結材を介し
て上記測定Y軸をZ軸に沿って移動自在に設けてある。
子X軸具は、Y軸受けと子X軸とで構成され、Y軸受け
を上記測定Y軸に配置し、このY軸受けの外面に上記測
定Y軸の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入
した連結材を介して上記Y軸受けを測定Y軸に沿って移
動自在に設け、上記Y軸受けにはこのY軸受けと直交す
る方向に子X軸を設け、この子X軸の外面に溝を設けて
ある。この第2の特徴は、測定子を自由に三次元移動さ
せるための機構を単純化する目的(従来は複雑な機構で
あった。)を達成するためのものであるから、第1の連
結部分である測定X軸とX軸受けの連結部分、第2の連
結部分であるZ軸受けとZ軸との連結部分、第3の連結
部分であるY軸受けと測定Y軸との連結部分のすべてに
ついて対向する溝と両溝間に挿入した連結材とで構成す
るのが最も良いが、第1、第2、第3のいずか1つ又は
2つの連結部分についてのみ上記の構成であっても良
い。この場合には、その構成によっては、測定X軸、測
定Y軸又はZ軸には外面に溝が不要となる。この発明の
車枠測定矯正装置における測定装置の第3の特徴は、第
2の特徴を前提としているものであり、子X軸に、子X
軸受けを配置し、子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に
対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を
介して子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設け、上
記子X軸受けにこの子X軸受けと直交する方向にZ軸受
けを配置し、このZ軸受けに沿って測定Z軸を上下移動
可能に設けて、上記測定Z軸が測定X軸上方で三次元移
動できるようにしているところにある。この発明の車枠
測定矯正装置の測定装置の第4の特徴は、上記第2の特
徴を前提としているものであり、測定Y軸を互いに間隔
を置いて平行な位置関係にある上測定Y軸と下測定Y軸
とからなるところにあり、車枠の保持作業時に上下の測
定Y軸を移動して作業の障害にならないようにしてい
る。上下の測定Y軸に、第3の特徴に示す子X軸を介し
て測定Z軸が測定X軸上で三次元移動できるようにして
もよい。この発明の車枠測定矯正装置の測定装置の第5
の特徴は、上記第3の特徴を前提としているものであ
り、測定Z軸に補助測定軸を連結して、測定Z軸が子X
軸に沿って移動できない位置の測定を可能にしていると
ころにある。同様の補助測定軸を上記第4の特徴におい
て述べた上下の測定Y軸の測定Z軸の一方又は双方に連
結しても良い。この発明の車枠測定矯正装置の測定装置
の第6の特徴は、上記第2の特徴を前提としているもの
であり、子X軸には、補助測定軸を配置し、補助測定軸
の外面に上記子X軸の溝に対向して溝を設け、対向する
両溝間に挿入した連結材を介して補助測定軸を子X軸に
取付けているところにある。連結材として、上述した連
結材を使用すれば、部材の共通化ができる。この発明の
車枠測定矯正装置の測定装置の第7の特徴は、上記第2
の特徴を前提としているものであり、車枠の全体の測定
を可能にするために、Z軸には、子X軸具をY軸受けを
介して設けてあり、このY軸受けはその溝と対向するZ
軸の溝との間に挿入した連結材によってZ軸に移動可能
に取付けられており、上記子X軸に補助測定軸を配置
し、補助測定軸の外面に上記子X軸の溝に対向して溝を
設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して補助測
定軸を子X軸に取付けているところにある。この発明の
車枠測定矯正装置の測定装置の第8の特徴は、測定X軸
と測定Y軸とZ軸を具備しており、上記測定X軸は、床
又は測定装置支持手段(作業台など)の左右に間隔を置
いて設けられ、上記Z軸を左右の測定X軸のそれぞれに
前後移動自在に設け、上記測定Y軸を左右のZ軸に直交
方向に配置し、上記測定Y軸に子X軸具を左右移動自在
に設けているところにある。上記測定X軸及び測定Y軸
の各外面にその長さ方向に溝をそれぞれ設けてある。上
記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外面に溝
を設けてこの溝と対向する上記測定X軸の溝と間に挿入
した連結材を介して上記X軸受けを測定X軸に沿って移
動自在に設けてある。上記Z軸は、上記X軸受けを通じ
て測定X軸と連結されている。上記子X軸具は、Y軸受
けと子X軸とで構成され、Y軸受けを上記測定Y軸に配
置し、このY軸受けの外面に上記測定Y軸の溝に対向し
て溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して
上記Y軸受けを測定Y軸に沿って移動自在に設け、上記
Y軸受けにはこのY軸受けと直交する方向に子X軸を設
けて、この子X軸の外面に溝を設けているものである。
上記第8の特徴は、測定子を自由に三次元移動させるた
めの機構を単純化する目的(従来は複雑な機構であっ
た。)を達成するためのものであるから、第1の連結部
分である測定X軸とX軸受けの連結部分、第2の連結部
分であるY軸受けと測定Y軸との連結部分のすべてにつ
いて対向する溝と両溝間に挿入した連結材とで構成する
のが最も良いが、第1、第2のいずか一方又は双方の連
結部分についてのみ上記の構成であっても良い。この場
合には、その構成によっては、測定X軸又は測定Y軸の
外面には溝が不要となる。この発明の車枠測定矯正装置
の測定装置の第9の特徴は、第8の特徴を前提としてお
り、子X軸に子X軸受けを配置し、子X軸受けの外面に
上記子X軸の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に
挿入した連結材を介して子X軸受けを子X軸に沿って移
動自在に設け、上記子X軸受けにこの子X軸受けと直交
する方向にZ軸受けを配置し、このZ軸受けに沿って測
定Z軸を上下移動可能に設けて、上記測定Z軸が測定X
軸上方で三次元移動できるようにしているところにあ
る。この発明の車枠測定矯正装置の測定装置の第10の
特徴は、上記第9の特徴を前提としているものであり、
測定Z軸に補助測定軸を接続して、測定Z軸が子X軸に
沿って移動できない位置の測定を可能にしているところ
にある。この発明の車枠測定矯正装置の第11の特徴
は、上記第8の特徴を前提としているものであり、子X
軸には、アライメント測定具を設けているところにあ
り、上記アライメント測定具は、下部に子X軸受けを設
けてあり、この子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対
向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介
して子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設けている
ものである。この発明の車枠測定矯正装置の第12の特
徴は、測定X軸と測定Y軸とを具備し、上記測定X軸を
左右に間隔を置いて設け、上記測定Y軸を上記左右の測
定X軸に対して直交方向に配置すると共に前後移動自在
に設け、上記測定Y軸に子X軸具を左右移動自在に設け
ているところにある。上記測定X軸及び測定Y軸の各外
面にその長さ方向に溝をそれぞれ設けてある。上記測定
X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外面に溝を設け
てこの溝と対向する上記測定X軸の溝との間に挿入した
連結材を介して上記X軸受けを上記測定X軸に沿って移
動自在に設けてある。上記測定Y軸は、その両端又は内
側の部分で上記X軸受けに着脱自在に装備されている。
上記子X軸具をY軸受けと子X軸とで構成し、Y軸受け
を上記測定Y軸に配置し、このY軸受けの外面に上記測
定Y軸の溝に対向した溝を設け、対向する両溝間に挿入
した連結材を介して上記Y軸受けを上記測定Y軸に沿っ
て移動自在に連結してある。上記Y軸受けにはこのY軸
受けと交差する方向に子X軸を設けて、この子X軸けの
外面に溝を設けている。上記第12の特徴は、測定子を
自由に三次元移動させるための機構を単純化する目的
(従来は複雑な機構であった。)を達成するためのもの
であるから、第1の連結部分である測定X軸とX軸受け
の連結部分、第2の連結部分であるY軸受けと測定Y軸
との連結部分のすべてについて、対向する溝と両溝間に
挿入した連結材とで構成するのが最も良いが、第1、第
2のいずか一方又は双方の連結部分についてのみ上記の
構成であっても良い。この場合には、その構成によって
は、測定X軸又は測定Y軸の外面には溝が不要となる。
この発明の測定装置の第13の特徴は、第12の特徴を
前提としており、子X軸具には、子X軸受け、Y軸受け
及び測定Z軸をそれぞれ設け、上記子X軸受けは、上記
子X軸に配置され、この子X軸受けの外面に上記子X軸
の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連
結材を介して子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設
け、上記Z軸受けは、上記子X軸受けにこの子X軸受け
と直交する方向に配置され、このZ軸受けに沿って測定
Z軸を上下移動可能に設けて、上記測定Z軸が測定X軸
上で三次元移動できるようにしているところにある。こ
の発明の測定装置の第14の特徴は、上記第12の特徴
で述べた子X軸具には、測定手段としてアライメント測
定具又は補助測定軸を設けているところにある。上記ア
ライメント測定具は、下部に子X軸受けを設けてあり、
この子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対向して溝を
設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して子X軸
受けを子X軸に沿って移動自在に設けてある。また補助
測定軸は、この補助測定軸の外面に上記子X軸の溝に対
向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介
して補助測定軸を子X軸に取付けている。補助測定軸の
連結材として、上述した連結材を使用すれば、部材の共
通化ができる。この発明の測定装置の第15の特徴は、
上記第12又は13の特徴に述べた測定Y軸には、両端
側からZ軸が起立されており、両Z軸に上下動可能に上
測定Y軸を設けてあり、この上測定Y軸には子X軸受
け、Z軸受け及び測定Z軸を備えた子X軸具を左右移動
自在に設けているところにある。この発明の測定装置の
第16の特徴は、上記第12、13、14又は15の特
徴で述べた左右に間隔を置いて位置している測定X軸を
桟材等の連結手段によって連結して左右の測定X軸を一
体化して、測定X軸の持ち運びや、作業台上での測定X
軸の設置を容易にしているところにある。運搬をさらに
容易するために、一体化した測定X軸の下部に昇降自在
車具を取付けてもよい。またこの昇降自在車具付き測定
X軸において、その外面にその長さ方向に溝を設け、昇
降自在車具を複数の自在車、空気袋及び取付盤で構成
し、上記昇降自在車は空気袋を介して上記取付盤に取付
けるようにしてもよく、そして上記取付盤を測定X軸に
その溝内に設けてあるナットにボルトをねじ込んで固定
するようにすれば、昇降自在車の着脱が容易となる。こ
の発明の測定装置の第17の特徴は、左右の測定X軸を
間隔を置いて連結手段によって一体化し、左右の測定X
軸に測定X軸と直交する方向に測定Y軸を配置し、上記
測定Y軸に子X軸具を左右移動自在に設け、一体化した
測定X軸の下部に昇降自在車具を取付けて測定装置を移
動自在としたところにある。上記測定X軸及び測定Y軸
の各外面にその長さ方向に溝をそれぞれ設けてある。上
記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外面に溝
を設けてこの溝と対向する上記測定X軸の溝との間に挿
入した連結材を介して上記X軸受けを測定X軸に沿って
移動自在に設けてある。上記子X軸具は、上記測定Y軸
に配置してあるY軸受けと、このY軸受けにY軸受けと
直交する方向に設けた子X軸とからなる。上記Y軸受け
は、その外面に上記測定Y軸の溝に対向して溝を設け、
対向する両溝間に挿入した連結材を介して測定Y軸に沿
って移動自在に設けられている。上記子X軸は、その外
面に溝を設けてある。上記子X軸具に、子X軸受け、Z
軸受け及び測定Z軸をそれぞれ設けてある。上記子X軸
受けは、上記子X軸に配置され、その子X軸受けの外面
に上記子X軸の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間
に挿入した連結材を介して子X軸受けを子X軸に沿って
移動自在に設けてある。上記Z軸受けは、上記子X軸受
けにこの子X軸受けと直交する方向に配置され、このZ
軸受けに沿って測定Z軸を上下移動可能に設けてある。
上記第17の特徴は、測定子を自由に三次元移動させる
ための機構を単純化する目的(従来は複雑な機構であっ
た。)を達成するためのものであるから、第1の連結部
分である測定X軸とX軸受けの連結部分、第2の連結部
分であるY軸受けと測定Y軸との連結部分のすべてにつ
いて、対向する溝と両溝間に挿入した連結材とで構成す
るのが最も良いが、第1、第2の連結部分のいずか一方
又は双方についてのみ上記の構成であっても良い。この
場合には、その構成によっては、測定X軸又は測定Y軸
の外面には溝が不要となる。この発明の測定装置の第1
8の特徴は、第17の特徴と共通するものであるが、そ
の相違するところは、子X軸には測定Z軸に代えてアラ
インメント測定具を連結しているところにある。上記ア
ライメント測定具は、その下部に子X軸受けを設けてあ
り、この子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対向して
溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して子
X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設けてある。な
お、子X軸には、上記アライメント測定具に代えて補助
測定軸を取付けてもよい。この補助測定軸は、その外面
に上記子X軸の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間
に挿入した連結材を介して子X軸に取付けられるもので
ある。補助測定軸の連結材として、上述した連結材を使
用すれば、部材の共通化ができる。この発明の測定装置
の第19の特徴は、測定X軸と短測定Y軸と長補助Y軸
とを具備し、上記測定X軸を左右に間隔を置いて連結手
段を介して一体に設け、上記短測定Y軸を上記左右の測
定X軸に対して直交方向に配置すると共に前後移動自在
に設けて、車枠の側部を測定可能としているところにあ
る。上記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外
面に溝を設けてこの溝と対向する上記測定X軸に形成し
てある溝との間に挿入した連結材を介して上記X軸受け
を測定X軸に沿って移動自在に設けている。上記短測定
Y軸は、左右のX軸受けに孔を有した固定材を介して上
記X軸受けに固定されている。上記長補助測定Y軸を短
測定Y軸に平行して上記孔に着脱自在にボルト固定して
ある。
【0005】この発明の車枠測定矯正装置の測定装置に
おける軸のスライド装置の第1の特徴は、左右に間隔を
置いて設けた測定X軸と、左右の測定X軸に対して直交
方向に配置すると共に測定Y軸のスライド機構を通じて
前後移動自在に設けた測定Y軸と、上記測定Y軸にY軸
受けのスライド機構を通じて左右移動自在に設けた子X
軸と、上記子X軸に子X軸受けのスライド機構を通じて
前後にかつ測定Z軸のスライド機構を通じて上下に移動
自在に設けた策定Z軸とを具備している測定装置に係
り、上記測定X軸、測定Y軸、子X軸及び測定Z軸の各
外面にその長さ方向に溝をそれぞれ設けてある。上記測
定Y軸のスライド機構は、上記測定X軸に設けたX軸受
けを備え、上記X軸受け外面に溝を設けこの溝に対向す
る上記測定X軸の溝との間に挿入した連結材を介して上
記X軸受けを測定X軸に沿って移動自在に設けて上記測
定Y軸を測定X軸に沿って移動可能としている。上記Y
軸受けのスライド機構は、上記測定Y軸に配置したY軸
受けを備え、上記Y軸受けの外面に上記測定Y軸の溝に
対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を
介して上記Y軸受けを測定Y軸に沿って移動自在に設け
て測定Y軸とY軸受けとを連結してある。上記子X軸受
けのスライド機構は、上記子X軸に設けた上記X軸受け
を備え、子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対向して
溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して子
X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設けて子X軸と子
X軸受けとを連結してあり、上記子X軸受けにこの子X
軸受けと直交する方向にZ軸受けと測定Z軸とを配置
し、Z軸受けの外面に上記測定Z軸の溝に対向して溝を
設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して測定Z
軸をZ軸受けに沿って移動自在に設けてZ軸受けと測定
Z軸とを連結している。スライド装置の第2の特徴は、
左右に間隔を置いて設けた測定X軸と、左右の測定X軸
に対して直交方向に配置すると共に測定Y軸のスライド
機構を通じて前後移動自在に設けた測定Y軸と、上記測
定Y軸にY軸受けのスライド機構を通じて左右移動自在
に設けた子X軸と、上記子X軸に子X軸受けのスライド
機構を通じて前後移動自在に設けたアライメント測定具
とを具備している測定装置に係り、その特徴は、第1の
特徴と共通するものであるが、その相違するところは、
子X軸に測定Z軸に代えてアラインメント測定具を連結
しているところにある。このために上記子X軸受けのス
ライド機構においては、上記子X軸に設けた上記X軸受
けを備え、子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対向し
て溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して
子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設けて子X軸と
子X軸受けとを連結し、上記子X軸受けを上記アライメ
ント測定具に取付けている。スライド装置の第3の特徴
は、左右に間隔を置いて設けた測定X軸と、左右の測定
X軸に対して直交方向に配置すると共に前後移動自在で
ある測定Y軸と、上記測定Y軸に左右移動自在に設けた
子X軸とを具備している測定装置における軸のスライド
装置に係り、上記測定X軸、測定Y軸及び子X軸の各外
面にその長さ方向に溝をそれぞれ設け、上記測定Y軸の
スライド機構、Y軸受けのスライド機構、子X軸受けの
スライド機構及び測定Z軸のスライド機構を具備してい
るところにある。上記測定Y軸のスライド機構は、上記
測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受け外面に溝を設
けこの溝に対向する上記測定X軸の溝との間に挿入した
連結材を介して上記X軸受けを測定X軸に沿って移動自
在に設けて測定X軸と測定Y軸とを連結している。上記
Y軸受けのスライド機構は、上記測定Y軸にY軸受けを
配置し、このY軸受けの外面に上記測定Y軸の溝に対向
して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介し
て上記Y軸受けを測定Y軸に沿って移動自在に設けて測
定Y軸とY軸受けとを連結している。上記子X軸受けの
スライド機構は、上記子X軸を上記Y軸受けに設け、上
記子X軸に子X軸受けを配置し、子X軸受けの外面に上
記子X軸の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿
入した連結材を介して子X軸受けを子X軸に沿って移動
自在に設けて子X軸と子X軸受けとを連結している。上
記測定Z軸のスライド機構は、上記子X軸受けにこの子
X軸受けと直交する方向にZ軸受けと測定Z軸とを配置
し、Z軸受けの外面に上記測定Z軸に形成した溝に対向
して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介し
て測定Z軸をZ軸受けに沿って移動自在に設けてZ軸受
けと測定Z軸とを連結している。上記子X軸受けにアラ
イメント具を連結して、子X軸受けのスライド機構によ
ってアライメント具を子X軸に沿って移動自在とするこ
とができる。この場合には、上記測定Z軸のスライド機
構が不要となる。スライド装置の第1乃至第3の特徴に
おいて述べた左右の測定X軸は、必要に応じて桟材等の
連結手段によって一体化してもよい。
【0006】この発明の車枠測定矯正装置の台式作業台
の特徴は、上方で測定装置を支持するものであって、四
辺に鍔を設け、各鍔の下方内側に横溝を設け、上面に前
後方向に装備用溝を開けてあるところにある。製作が容
易で、強固な定盤状の台式作業台とするために、例えば
二重井型作業台としても良い。すなわち、この作業台
は、上下各段の前後の位置にH形鋼からなる床材を左右
方向に向けて配置し、上段に前後方向に向けてH形鋼か
らなる床材を左右方向に隣接して配置してあり、上段の
前後方向に向けて配置されている床材は、下段の前後の
各床材上で支持されると共に、その鍔部の内側に装備用
溝を形成するため少し間隔をあけて固定されており、下
段の前後の床材と左右に位置している床材とが前後左右
の横溝を形成し、これらの横溝上に、上段における前後
の床材の鍔部と左右に位置している床材の鍔部とで前後
左右の鍔を形成しているものである。台式作業台の移動
を容易にするために、鍔に自在具を設けても良い。この
自在具はフックを有しており、上記鍔とフックとの間に
くさびを打込んである。
【0007】この発明の車枠測定矯正装置の固定Y軸具
の特徴は、四辺に鍔を設け、鍔の下方内側に横溝を設け
た上記台式作業台、床溝作業台又は床配置作業台おい
て、上記作業台の装備用溝に沿って移動可能に固定手段
によって固定され、中心が0のスケールを設けると共に
上面かつ長さ方向に溝を有する固定Y軸と、この固定Y
軸の左右両端側に柔軟材を介して垂下し、上記作業台の
装備用溝に挿入される縦軸と、上記固定Y軸の左右端か
ら伸縮自在に設け、測定X軸のスケールを読み取る読み
取り片とを備えているところにある。上記固定Y軸上に
固定Z軸具を固定Y軸の溝に沿って移動可能に固定手段
によって固定してある。上記固定Z軸具は、上部に車枠
固定手段を設けている固定Z軸と、この車枠固定手段の
高さを調整するための調整機構とを備えているので、大
事故車の矯正作業は効率良くする固定手段で車枠のフレ
ーム、床部等の下方を固定して車枠を保持し、又は交換
部品の仮固定をした座標の測定ができ、他の測定装置と
併用することで車枠の全部を測定できると共に、測定と
同時に矯正作業ができる。
【0008】この発明の車枠測定矯正装置の車枠保持馬
移動具の特徴は、四辺に鍔を設け、鍔の下方内側に横溝
を設けた上記台式作業台、床溝作業台又は床配置作業台
において、この作業台の装備用溝上に配置され、上方に
クランプを設けると共に下方に鍔とこの鍔から下方に出
ている柔軟車輪とを有し、上記装備用溝に装備したくさ
び受けと上記鍔との間に打込まれるくさびによって固定
される車枠保持馬を上記作業台上を移動させるものであ
り、溝形本体を備えており、この溝形本体は、左右に上
記保持馬が位置できる間隔を置いて対向した左右ブラケ
ット部間にネジ棒を渡し、このネジ棒に溝形ナットを螺
着してあり、この溝形ナットは上記くさび受けに嵌込み
可能であるところにある。溝形本体を車枠保持馬にはめ
込みネジ棒を回転することで、溝形本体が左右に移動し
て車輪を有した保持馬は作業台上を移動し、車枠保持馬
上に保持した車枠の中心線と作業台の中心線を合わせる
ことができる。
【0009】この発明の車枠測定矯正装置の矯正タワー
の第1の特徴は、タワー具と矯正力装備具とからなり、
上記タワー具は、自在車を有した基杆の後方に支持支柱
を起立し、上記基杆の上面に前開きのフックを設け、フ
ック内に差込むくさびを備えており、上記矯正力装備具
は、上記支柱受けの前方に複数の矯正力手段を軸止めす
ることができるブラケットを設け、上記支柱受けは、ボ
ルト等の固定手段によって上記支持支柱に固定されると
ころにある。上記基杆先端は、上記作業台の横溝に差込
み可能であり、上記くさびは、作業台の鍔上面と上記フ
ック間に打込み可能である。上記自在車は、その構成に
関して特に問うものではないが、上記基杆に取付けらて
いる取付盤に柔軟材を介してボルトで装備し、上記取付
盤のネジ孔に螺着したボルトで自在車の高さを調整でき
るようにすれば、基杆の先端が横溝の幅に対応しやす
い。この発明の車枠測定矯正装置の矯正タワーの第2の
特徴は、タワー具と矯正力装備具とからなり、上記タワ
ー具は、自在車を有した基杆の後方に支持支柱を起立し
てあり、上記矯正力装備具は、支柱受けの前方部に複数
の矯正力手段を軸止めし柔軟材で下支えできるブラケッ
トを設け、後方部に複数の連結孔を有するブラケットを
設けてあり、上記支柱受けは、ボルト等の固定手段によ
って上記支持支柱に固定されるところにある。この発明
の車枠測定矯正装置の矯正タワーの第3の特徴は、タワ
ー具と矯正装置具とからなり、上記タワー具は、自在車
を有した基杆の後方に支持支柱を起立し、上記矯正装置
具は、支柱受け前方に複数の矯正手段を軸止めすること
ができるブラケットを設け、このブラケット前方部に矯
正手段を下支えする柔軟材を設け、上記支柱受けは、ボ
ルト等の固定手段によって上記支持支柱に固定されてい
るところにある。この発明の矯正タワーの第4の特徴
は、タワー具と矯正力装備具とからなり、上記タワー具
は、自在車を有した基杆の後方に丸パイプからなる支持
支柱を起立してあり、上記基杆後端に床溝に挿入するフ
ックを有するフック板を取付けてあり、上記矯正力装備
具は、支柱受けの前方に矯正力手段を軸止めするブラケ
ットを設けてあり、支柱受けは、ボルト等の固定手段に
よって上記支持支柱に固定されており、上記フック板
は、上記支持支柱の真下近くに配置されているところに
ある。この発明の矯正タワーの第5の特徴は、タワー具
と矯正力装備具とからなり、上記タワー具は、自在車を
有した基杆の後方に支持支柱を起立してあり、この支持
支柱を傾斜補強材で補強しており、上記支持支柱に係留
索を通すことができる横孔を設けてあり、上記矯正力装
備具は、支柱受けの前方に矯正力手段を軸止めするブラ
ケットを設けてあり、上記支柱受けは、ボルト等の固定
手段によって上記支持支柱に固定されており、上記横孔
は、支持支柱と傾斜補強材との交点近傍に配置されてい
るところにある。横孔の構成としては、支持支柱に開け
た孔であっても、支柱に取付けたパイプであっても、ま
た支柱と傾斜補強材に鋼材を溶着して形成した三角孔な
どであってもよい。この発明の矯正タワーの第6の特徴
は、タワー具と矯正力装備具とからなり、上記タワー具
は、自在車を有した基杆の後方に支持支柱を起立してあ
り、上記支持支柱に上車を設け、上記矯正装置具に下車
を設け、索の端を支持支柱又は矯正装置具に固定し、上
記索を上車及び下車に通しているところにある。
【0010】車枠測定装置のタワー案内装置の特徴は、
前述した作業台の横溝に沿って移動する基杆を備えた矯
正タワーを案内する装置であって、レールと、タワー受
け具と、上記矯正タワーのタワー具の基杆とからなると
ころにある。上記レールは、上記作業台の鍔の上面に敷
設されており、上記タワー受け具は、上記基杆が挿入連
結されるタワー受け本体と、このタワー受け本体に前方
に設けた溝車とくさび受けと、タワー受け本体に後方に
設けた車とを備えており、タワー受け本体は、上記横溝
内に挿入されており、上記溝車は、上記レール上を走行
自在であり、上記くさび受けは上記鍔との間にくさびが
打込まれるものであり、上記後方の車は横溝の底部を走
行自在であり、上記基杆は、上記タワー受け本体内にお
いて連結手段によって着脱可能に連結されている。
【0011】
【作用】車枠の通過、作業台への固定作業時等に邪魔に
ならないように、車枠の断面を測定する上測定X軸と下
測定Y軸を上方に移動して固定できるので、車枠は測定
Y軸の下方を通過できる。測定装置の測定Z軸を三次元
移動させる構成は、隣接する軸材の対向するの両溝に挿
入した連結材を介して一方の軸材が移動自在となり、安
価で精度がよく安定的な三次元測定装置とすることがで
きる。測定装置の組み立ては、軸材の外面に開けた溝を
介するので、精度での切断と、孔開け加工ですみ、機械
加工は少なくすみ安価に製造できる。断面を測定する測
定X軸、測定Y軸、測定Z軸及び補助測定軸を溝と連結
材とを介して装備することで車枠全体を測定できる。測
定装置の子X軸に連結材を介してアライメント測定具を
装備することで、子X軸とアライメント測定具と組合せ
機構が安定したものとなる。測定装置の左右の測定X軸
を桟材等の連結手段で一体化し、昇降自在車具を装備す
ることで他方の作業台や傾斜状態の車枠も測定できる。
H形鋼からなる床材を組み立てて二重井型状にした台式
作業台は製作が簡単で、強固な定盤状になり、上段のH
形鋼は鍔となり、下段のH形鋼は横溝となり、矯正タワ
ーを強固に固定できる。作業台の上面の装備用溝に、上
面に溝を有し、左右に測定X軸スケール目盛り読み取り
片を伸縮自在に設け、左右に柔軟材を介して縦軸を設
け、左右に固定手段を設けてなる固定Y軸具において、
固定Y軸具の溝に車枠固定手段の高さ調節機構を有し、
固定手段を有した固定Z軸具を固定し、車枠固定手段に
保持した車枠を作業台に固定することにより、車枠を台
式作業台、床溝作業台又は床配置作業台に装備して他の
測定装置で測定できなくなった場所をカバーできる。車
枠保持馬移動具のネジ棒を回転することで車枠保持馬を
台式作業台上で左右移動ができ、車枠保持馬に保持した
車枠の中心線と台式作業台の中心線とを合わせる。矯正
タワーは、基杆の固定手段となる前開きフックを設け、
後端に支持支柱を設けた簡単な構造で、基杆の先端とフ
ックを台式作業台の横溝と鍔に差し込み、鍔とフック間
に固定手段を構成するくさびを打込むことで台式作業台
に矯正タワーを固定できる。台式作業台に固定した矯正
タワーの支持支柱に装備する矯正力装備具は、支柱受け
にボルトを螺着でき、前方のブラケットに牽引又は押す
複数の矯正力手段を装備して柔軟材で下支えして鎖又は
押し棒等を介して台式作業台に固定した車枠の変形を矯
正する。後方の連結孔と他の矯正タワーの矯正力装備具
の孔に横支持杆を通し、横支持杆に矯正力装置を配備す
ることで、同時に多点の矯正作業ができる。台式作業台
の鍔、下方の横溝に固定する矯正タワーの先端は、床の
状態で挿入できない場合は、基杆の前後左右に配置した
自在車を上下自在に調整できるように、柔軟材を設ける
ことにより、取付盤のネジ孔にボルトをねじ込んで自在
車の高さを調整することで矯正タワーの先端の高さを調
整する。下方の横溝無しの台式作業台、床溝作業台、床
配置作業台等に車枠を固定して矯正作業をする場合、矯
正タワーは作業台に固定できず、床のアンカーに係留す
る場合には、矯正タワーの支持支柱と傾斜補強材の交点
付近に設けた横孔に鎖を通して両端を床アンカーに連結
することで床に係留できる。床のアンカーが床溝の場合
には、矯正タワーの丸パイプの支持支柱に近い下方であ
る基杆後端に着脱自在のフック板を取付け、このフック
板を床溝に差し込むことで床に係留できる。この場合に
は、矯正タワーの鍔に固定するフックより前方は不要で
カットすることで基杆を短くでき、タワーの軽量化がで
きる。鍔上面にレールを設け、タワー受け具の本体を横
溝にセットし、タワー具の基杆を上記本体内に挿入装備
することにより、矯正タワーは作業台の辺に沿って移動
自在に固定できる。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜図5に示す本発明の車枠測定矯正装置Cは、
測定装置A1、台式作業台(台式作業台B1,B1’)
及び矯正タワーTを具備している。まず、測定装置A1
を主に図1〜図41を参照して説明する。台式作業台B
1は、図5の左右両側縁にスケール1(図6)を有した
測定X軸である親X軸2を間隔を置いて設けてある。左
右の親X軸2は、押出成型アルミ材からなりかつ、軸心
部に丸形の孔を貫通し、この孔を囲むように内広溝を設
けた加工材(以下「アルミ加工軸材」という。)であ
り、図6及び図8の例によれば、断面長方形で軸心部の
孔2aに向かって溝である内広溝2bが長さ方向に形成
されている。親X軸2の内側部(図8右側部)は、台式
作業台B1の一部を構成している床材240にボルトd
とナットdaとによって固定されている。ボルトdは内
広溝2bに挿入固着されているナットdaにねじ込まれ
ている。左右の親X軸2上には、図4及び図5に示すよ
うに複数のZ軸受け具D1を間隔を置いて設けてある。
Z軸受け具D1を説明する。このZ軸受け具は、図6〜
図9に示すように、連結材である王型滑り材3と、基材
となる親X軸受け4と、連結材である王型滑り材5,6
と、Z軸受け材7,8とを組み合わせたものである(図
7参照)。親X軸受け4は、親X軸2と同様にアルミ加
工軸材からなり、図7及び図8に示すように断面正方形
で軸心部の丸形の孔4aを囲むように四辺の各外面から
孔に向かって溝である内広溝4bが長さ方向に形成され
ている。親X軸受け4は、親X軸2外側上面に王型滑り
材3を介して親X軸に沿って移動自在に連結されてい
る。王型滑り材3は、図7及び図8に示すように中央の
スペーサ部3cを挾んで上下の係止部3a,3bを備え
ている王型のものであり、一方(図上方)の係止部3a
は親X軸受け4の下側の内広溝4bに挿入され、接着剤
で固定されている。王型滑り材3の下方の係止部3b
は、親X軸2の内広溝2bに移動可能に挿入係止されて
いる。親X軸受け4上には、王型滑り材5,6を装備で
きる前後のZ軸受け材7,8を垂直に固着してある。Z
軸受け材7,8は、親X軸受け4と同様のアルミ加工軸
材からなり、図7及び図8に示すように軸心部の丸形の
孔7a,8aに向けて溝である内広溝7b,8bが長さ
方向に形成されている。内広溝7b,8bには、それぞ
れ連結材である王型滑り材5,6の一側の係止部5a,
6aが挿入係合されている。王型滑り材5,6は、王型
滑り材3と同様にスペーサ部5c,6cを挾んで係止部
5a,5b、6a,6bが設けられている。親X軸受け
4とZ軸受け材7,8とは、図8に示すように、連結手
段である固定具eを用いて結合されている。この固定具
は、孔faを有したT軸fと、孔iaを有した先細ボル
トgを内装した丸ナットiとからなる。丸ナットiをZ
軸受け材7,8に開けた孔mに挿入し、親X軸受け4の
内広溝4bにT軸fの頭部を挿入し、孔fa側を丸ナッ
トiの孔iaに挿入し、先細ボルトgを締めることで、
T軸fを介してZ軸受け材7,8を親X軸受け4上に垂
直に固定する。またZ軸受け材7,8の外側及び内側の
それぞれに固定板9,10をボルトで固着してあり、こ
れらの固定板はZ軸受け材と親X軸受け4とを連結して
いる。固定板9の上方中央に孔11を設けると共に、下
方前後に孔(図示せず。)を開け、前後の孔にボルト1
2,12’を通して内側のナット13にねじ込んであ
る。ナット13は、親X軸2の内広溝2b内に挿入され
ている。Z軸受け具D1と親X軸2との関係を述べる
と、Z軸受け具D1は、王型滑り材3の係止部3bが親
X軸2の内広溝2bに移動可能に挿入係止されているた
めに、親X軸受け4を介して親X軸2上を長さ方向に移
動できて、位置決め手段12,12’、13によって適
宜の位置で固定される。ナット13は、親X軸2の内広
溝2b内に挿入されているために、ボルト12,12’
を締付けることによって、ナットは、内広溝2b内面に
押圧され、したがって親X軸2に対してZ軸受け材7,
8が親X軸受け4と共に固定される。王型滑り材3は、
図7に示すように親X軸受け4より長くし、親X軸2に
挿入する部分(係止部3b)は短くカット14すること
で、親X軸に挿入しやすくなる。また王型滑り材5,6
はZ軸受け材7、8より抜き差しするため、少し長めが
よい。図8に示すように、親X軸2、王型滑り材3、親
X軸受け4、Z軸受け材7,8及びナットdaはシステ
ム材で、各孔2a,4a,7a,8aは実質的に同一構
成であり、各内広溝2b,4b,7b,8bは実質的に
同一構成であり、ナットdaは各内広溝に挿入係合され
る。また王型滑り材3の係止部3a,3bは、親X軸2
の内広溝2bと親X軸受け4の内広溝4bにそれぞれ挿
入できて、滑らかに移動できると共にベアリング等が不
要で安価に製造できる。また王型滑り材3を長くするこ
とで、親X軸2及び親X軸受け4との接触面積が大きく
なり、立体的に組立てる測定装置A1はガタのない安定
したものとなる。図4及び図5に示すように、左右のZ
軸受け具D1からZ軸16が起立され、両Z軸間に、こ
の軸と直交方向の下Y軸具D2と上Y軸具D2’とが上
下動自在に設けられている。まず、Z軸16について説
明する。Z軸は、長さは異なるが親X軸受け4と同様に
アルミ加工軸材であり、図6及び図9に示すように、軸
心部の丸形の孔16aを囲むように溝である内広溝16
bを形成してある。Z軸16は、上方部側の内側角部に
長さ方向にスケール17を設けてあり、下部の外側(図
6右側)の溝である内広溝16b内に板状のナット18
を挿入固着してある。Z軸16は、図9に示すように王
型滑り材5,6を装備したZ軸受け具D1内(Z軸受け
材7,8間)に差し込まれており、Z軸の下部の内広溝
16bに王型滑り材5,6の係止部5b,6bが係止さ
れて、ボルト19をナット18にねじ込むことでZ軸受
け具に固定されている。次に下Y軸具D2について説明
する。下Y軸具D2は、図5及び図6に示すようにその
本体を水平軸となる下測定Y軸22と、この下測定Y軸
の両端に起立したZ軸受け25とから構成されているも
のである。下測定Y軸22とZ軸受け25とは、いずれ
も長さが相違するものの、親X軸受け4(又はZ軸1
6)と同様のアルミ加工軸材からなり、図10及び図1
1に示すように軸心部の孔22a,25aを囲むように
内広溝22b,25bが長さ方向に形成されている。下
測定Y軸22は、図6に示すように中央が0のスケール
20とセンターピン21を設けている。またZ軸受け2
5の外側の内広溝25bに連結材である王型滑り材24
の一方の係止部を差込んであり、他方の係止部はZ軸1
6の内広溝16bに差入れられている。Z軸受け25の
外側からTボルト23を王型滑り材24を通して内側ま
で貫通させて、ナットを螺着し、王型滑り材を固定して
いる。Tボルト23の頭部は、図6に示すように王型滑
り材24の他方の係止部の切欠き部24a内に位置して
いる。王型滑り材24の構成は、王型滑り材3,5,6
のそれと実質的に同一構成である。下Y軸具D2とZ軸
16との関係を述べると、下Y軸具D2は、Z軸受け2
5に取付けてある王型滑り材24がZ軸16の内側(図
11左側)に位置している内広溝16bに移動可能に係
入されているために、左右のZ軸16間を上下に移動で
きて、位置決め手段であるTボルト23とナットとによ
って適宜位置で固定される。ボルト23の頭部は、Z軸
16の内広溝16b内に位置しているために、ボルトを
締付けることにより、頭部は内広溝16b内面に押圧さ
れ、したがってZ軸16に対して下Y軸具D2が固定さ
れる。図4〜図6に示すように下測定Y軸22の左右に
は子X軸具D3,D3を左右方向(下測定Y軸の長さ方
向)に移動可能に装備してある。そこで、子X軸具D3
について説明する。子X軸具D3は、図10,図12及
び図13に示すように、対のY軸受け26a,26b
と、連結材である王型滑り材29a,29bと、Y軸受
けと直交する位置に配置した子X軸31とからなる。Y
軸受け26a,26b及び子X軸31の各構成は、親X
軸受け4と実質的に同一構成であり、軸心部の丸形の孔
を囲むように溝である内広溝26a1,26b1,31
aを一体形成してあるアルミ加工軸材である。また王型
滑り材29a、29bの構成は、王型滑り材3のそれと
実質的に同一構成である。Y軸受け26a,26bの内
側の内広溝26a1,26b1には王型滑り材29a,
29bの一方の係止部を挿入固着してある。片方のY軸
受け26aに孔(図示せず。)をあけてTボルト27を
内側より通しナット28を螺着してある。Tボルト27
の頭部が、王型滑り材29aは王型滑り材29bより短
く、短くした位置にしている。前後のY軸受け26a,
26b上の子X軸31には、図10に示すように内側が
0の前後のスケール30a,30bを取付けてある。ス
ケール30aと30bとの中間にセンター線30cを配
してある。なお、前後のスケール30a,30bは子X
軸31と一体でもよい、センター線30cはセンター線
で後述する子X軸具D3’の場合での補助測定軸D10
のスケール68cの目盛りを読み取る。子X軸具D3と
下測定Y軸22との関係を述べると、図10に示すよう
に下測定Y軸の内広溝22b内にY軸受け26a,26
bに取付けられている王型滑り材29a,29bの他方
の係止部が移動可能に挿入されているために、子X軸具
は、下測定Y軸22に沿って移動できて、位置決め手段
であるTボルト27とナット28とによって適宜位置で
固定される。Tボルト27の頭部は、下測定Y軸22の
内広溝22b内に位置しているために、Tボルトを締付
けることにより、頭部は内広溝22b内面に押圧され、
したがって下測定Y軸22に対して子X軸具D3が固定
される。図4及び図5に示すように各子X軸具D3には
測定Z軸具D4を前後方向(下測定Y軸22の長さ方向
と交差する方向)に移動可能に装備してある。そこで、
測定Z軸具D4について説明する。測定Z軸具D4は、
図12及び図14〜図16図に示すように連結材である
王型滑り材32a,32b、40a,40b、子X軸受
け33a,33b、Z軸受け37a,37b及び測定Z
軸49を備えている。王型滑り材32a,32b、40
a,40bの構成は、王型滑り材3,5,6のそれと実
質的に同一構成である。子X軸受け33a,33b、Z
軸受け37a,37b及び測定Z軸49の構成も、親X
軸受け4と実質的に同一構成であり、軸心部にあけた丸
形の孔を囲むよう溝である内広溝33a1,33b1,
37a1,37b1,49bを形成してあるアルミ加工
軸材である。図12及び図14に示すように、左右の子
X軸受け33a,33bの内側の内広溝33a1,33
b1に王型滑り材32a,32bの一方の係止部を挿入
固着してある。左右の子X軸受け33a,33b上に左
右のZ軸受け37a,37bを垂直に起立し、両Z軸受
けはL材34a,34bで連結されている。左右の子X
軸受け33a,33b上に前方(図16下方)で両軸受
けを跨ぐように一方のL材34aを、そして後方で両軸
受けを跨ぐように他方のL材34bをそれぞれ固定して
ある。L材34aに孔(図示せず。)を開け下方からT
ボルト35を通してナット36を螺着している。起立し
ているZ軸受け37a,37bにおいて、図12及び図
16に示すように、Z軸受け37a,37bの対向する
内側の内広溝37a1,37b1には、王型滑り材40
a,40bの一方の係止部を挿入固着してある。また片
側のZ軸受け37bに孔(図示せず。)を開けてTボル
ト38を内側より通し、このボルト先端にナット39を
螺着してある。Tボルト38の頭部は、王型滑り材40
bの他方の係止部に形成した切欠き部内に位置してい
る。Z軸受け37a,37bには、連結切込み48を設
けてある。Z軸受け37a,37bの内側の内広溝37
a1,37b1間にT案内42の角型の頭部42aの両
端を差し込み、軸部42bを垂直に設け(図15)、T
案内42の軸部42bにコイルスプリング43を上下方
向に装備している。コイルスプリング43は、測定Z軸
49の孔49a内に挿入され、下端はT案内42aの頭
部42、上端は孔に打ち込んだネジ孔46の丸ナットに
接している。測定Z軸49が上方に伸びてコイルスプリ
ング43が孔49a内より出た部分は軸部42bがコイ
ルスプリング43の横ズレを防ぎコイルスプリング43
の横ズレ変形を防ぐ効果がある。Z軸受け37a,37
bの後面にストッパ板50を固着してある。測定Z軸4
9において、王型滑り材40a,40bの他方の係止部
は、この測定Z軸の両外側の内広溝49b,49bに係
合され、測定Z軸49は、左右のZ軸受け37a,37
b間で王型滑り材40a,40bに沿って上下自在に装
備されている。測定Z軸49の前面にはスケール44
を、後面に突起45をそれぞれ取付けてある。孔49a
の上端にネジ孔46の丸ナットを打込んであるので、孔
内のコイルスプリング43は上方に抜け出ない。測定Z
軸49は、コイルスプリング43により上方にばね力が
付勢されているが、突起45がストッパ板50に当接可
能であるので、Z軸受け37a,37b上方から抜け出
ない。測定Z軸具D4と子X軸具D3との関係を述べる
と、図12及び図14に示すように子X軸31の内広溝
31aには子X軸受けの内広溝33a1,33b1に取
付けられている王型滑り材32a,32bの他方の係止
部が移動可能に挿入されているために、測定Z軸具D4
は、子X軸31に沿って移動できて、位置決め手段であ
るTボルト35とナット36とによって適宜位置で固定
される。Tボルト35の頭部は、子X軸31の上側の内
広溝31a内に位置しているために、Tボルトを締付け
ることにより、頭部は内広溝31a内面に押圧され、し
たがって子X軸具D3に対して測定Z軸具D4が固定さ
れる。測定時には、図4,図5及び図12に示すよう
に、測定Z軸具D4間にアナログ中心読み取り具D5が
配置される。アナログ中心読み取り具D5は、V形の読
み取り片51を中心としてその左右に索52a,52b
の一端を接続しているものである。各索52a,52b
の他端は左右の測定Z軸具D4の連結切り込み48に連
結装備される。また図12及び図15図に示すように測
定Z軸具D4の上部に凸測定子D6を設けている。凸測
定子D6は、その本体を円錐形に形成している。凸測定
子D6の下部には、測定Z軸49の孔上端のネジ孔46
にねじ込むためのボルト53を設けてある。凸測定子D
6には、高さを測る独立した測定具を挿入できる溝状の
切り込み54を設けてある(図17)。凸測定子D6
は、測定Z軸具D4のネジ孔46に螺着し、車枠イの孔
に挿入して座標を測定する。測定Z軸具D4が移動でき
ない位置の測定をする場合には、図18及び図19に示
す横補助測定軸D7を用いる。補助測定軸である横補助
測定軸D7は、親X軸受け4と実質的に同一構成であ
り、軸心部の丸形の孔55aを囲むように溝である内広
溝55bを形成してあるアルミ加工軸材である。横補助
測定軸D7の一端に孔55aと直交する方向に孔55c
を貫通してあり、孔55cは、測定Z軸49上端に横補
助測定軸D7を取付けるためのボルト57を通すための
ものである。横補助測定軸D7の上側の内広溝55b内
に間隔を置いてナット56を差入れて固定してある。孔
55aの一端(図18右端)にネジ孔55a1の丸ナッ
トを打込んである。横補助測定軸D7の使用方法を説明
すると、図18の例では、ボルト57を横補助測定軸の
孔55cから通して測定Z軸49のネジ孔46に螺着し
て、横補助測定軸を測定Z軸上端に片持ち的に水平にか
つ子X軸受け33a,33bと直交する方向に支持し、
任意のナット56に凸測定子D6を装備する。測定Z軸
49と横補助測定軸D7とは四角断面形状となってお
り、横補助測定軸D7は測定Y軸22又は親X軸2に沿
った位置に固定でき、横補助測定軸に取付けた凸測定子
D6は測定Z軸具D4が移動できない位置の座標測定が
できる効果がある。図19の使用例では、横補助測定軸
D7を測定Z軸49上端に片持ち的にしかも水平にかつ
子X軸受け33a,33bに沿う方向に支持し、ネジ孔
55a1に凸測定子D6を装備している。各使用例によ
れば、凸測定子D6は、測定Z軸具D4に横補助測定軸
D7を接続することによって、測定Z軸具D4から離れ
た位置でも測定できるので、測定Z軸具が移動できない
位置の座標測定ができる。横補助測定軸D7の外面に、
孔55c及びナット56に対応する位置に100ミリ間
隔の目盛り線41を設けることが望ましい。横補助測定
軸D7と測定Z軸49は四角断面形状により、測定Z軸
49に装備する横補助測定軸D7はX軸方向又はY軸方
向となり、目盛り付き横補助測定軸D7に装備した凸測
定子D6の座標は目盛り長さを加算又は引き算すること
で簡単に計算できる。測定Z軸具D4によって車枠イの
ボルト等の突起の座標を測定する場合には、凸測定子D
6に代えて図20及び図21に示す凹測定子D8を用い
る。凹測定子D8は、本体の上端から下方に向けて円錐
窪み形の凹部58aを形成し、本体下部にボルト58b
を設けてある。凹測定子D8は、下部のボルト58bを
測定Z軸49のネジ孔46に螺着して、車枠イのボルト
等の突起の座標を測定する。また測定Z軸具D4の高さ
が足りず、例えば測定子D6(又はD8)が車枠イに届
かない場合には(図2参照)、図22に示す継ぎ足しZ
軸D9を使用して、測定Z軸49を長くする。継ぎ足し
Z軸D9は、本体を長い円柱形状に形成し、下部にボル
ト59を設け、上端にナット60を設けている。継ぎ足
しZ軸D9は、ボルト59を測定Z軸具D4のネジ孔4
6に螺着して、ナット60に凸測定子D6または凹測定
子D8等の測定子を螺着する。このように継ぎ足しZ軸
D9を測定Z軸具D4に接続することにより、測定子の
位置が高くなり、本来測定子が車枠イに届かない場合で
も座標測定が可能となる。なお、継ぎ足しZ軸D9は、
その外周面に長さが表示されていることが望ましい。上
Y軸具D2’について説明する。図4及び図5に示すよ
うに、上Y軸具D2’は、その本体を水平軸となる下Y
軸22’と、この下測定Y軸の両端に垂下した軸受け2
5’とから構成されているものであり、上述した上Y軸
具D2とは上下反転した構成であって、上Y軸具とは実
質的に同一構成である。上Y軸具D2’は、図6に示す
ように上測定Y軸22’にスケール20’を設け、セン
ターピン21’を下方に向けて設け、左右のZ軸16間
にZ軸受25’を介して上下移動自在に装備されてい
る。23’はTボルト、24’は連結材となる王型滑り
材である。上測定Y軸22’には、図4及び図5に示す
ように子X軸具D3’が左右移動自在に設けられてお
り、子X軸具D3’に測定Z軸具D4’が前後移動自在
に設けられている。子X軸具D3’は、図23及び図2
4に示すように子X軸具D3(図12)と実質的に同一
構成であり、その構成部分には子X軸具D3に付した符
号に「’」を付加して対応関係を示しているが、図24
に示す例では、後述する使用例に適用できるようにする
ために、子X軸31’の前後の端部には縦孔61を設け
てある。また測定Z軸具D4’は、図23に示すように
測定Z軸具D4(図12)と実質的に同一構成であり、
その構成部分には測定Z軸具D4に付した符号に「’」
を付加して対応関係を示しているが、測定Z軸具D4’
には、Z軸受け37b’の側面に連結切り込み48’を
有した板69を固着している。アナログ中心読み取り具
D5における左右の索52a,52bは、左右の測定Z
軸具D4’の連結切り込み48’に連結装備される。上
Y軸具D2’の上測定Y軸22’に対して子X軸具D
3’が上測定Y軸に沿って移動可能に装備され、子X軸
具D3’に対して測定Z軸具D4’が上測定Y軸と直交
する方向(子X軸33a’,33b’に沿う方向)に移
動可能に装備されている。図4及び図5に示すように、
Z軸16、下Y軸具D2、上Y軸具D2’、子X軸具D
3,D3’及び測定Z軸具D4,D4’が、左右の親X
軸2上に取付けたZ軸受け具D1に装備された状態にあ
る場合において、Z軸16のスケール17(図6)の読
み取りは操作は、下記のとおりである。すなわち、例え
ば図4に示すように、下Y軸具D2が最低位置の時に
は、測定Z軸具D4のZ軸受け37a(又はZ軸受け3
7b)の上端と、Z軸16のスケール17の下方の目盛
「0」とが同位置で、この上端でスケール17の目盛を
読み取る(図5,図12参照)。また例えば図5に示す
ように測定Z軸具D4’のZ軸受け37a’(又はZ軸
受け37b’)の下端と、上Y軸具D2’のZ軸受け2
5’の下端70(図6)とが同位置で、この下端でZ軸
のスケール17を読み取る。したがって、測定Z軸具D
4のZ軸受け37aの上端で伸びた測定Z軸49のスケ
ール44(図12)を読み取ることで、測定子D6のZ
座標を簡単に知り得る。また測定Z軸具D4’のZ軸受
け37a’の下端で伸びた測定Z軸49’のスケール4
4’(図23)を読み取り、上Y軸具D2’のZ軸受け
25’の下端70でZ軸16のスケール17を読み取
り、二つ数値を引き算することで、測定子D6のZ座標
を簡単に知り得る。また、測定Z軸具D4は、その前後
端で子X軸具D3のスケール30a,30b(図12)
を読み取ることで、X座標の前後のズレが簡単にわか
る。ここで、子X軸D3’の他の使用例を図25及び図
26を参照して説明する。この使用例は、車枠イの上前
後部を測定したり(図54,56参照)、車枠の側面を
測定する(図1参照)場合である。このような場合に
は、子X軸D3’には、測定Z軸具D4’に代えて補助
測定軸D10を用いる。補助測定軸D10は、上測定Y
軸22’と実質的に同一構成であり、軸心部の孔68a
を囲むように外面から溝である内広溝68bを設けてあ
るアルミ加工軸材である。孔68aの一端にネジ孔を設
け、このネジ孔には凸測定子D6のボルト53がねじ込
み可能である。補助測定軸D10にはスケール68cを
設けてある。補助測定軸D10は、子X軸31’の下部
に取付けた連結材である王型滑り材64を介して自在に
差し込んである。王型滑り材64の前後両端に孔62
a,62bとカット部63a,63bとを設けてある。
王型滑り材64は、一方(上方)の係止部が子X軸3
1’の内広溝31a’に挿入されて、前後のTボルト6
6を縦孔61の下方より通してナット67を螺着して、
子X軸に固定されている。王型滑り材64の他方(下
方)の係止部が補助測定軸D10の内広溝68b内に移
動可能に挿入されている。Tボルト66は、補助測定軸
D10の内広溝68bに内に挿入されており、ナット6
7を締付けることにより、Tボルトの頭部は内広溝68
bの内面に押圧され、補助測定軸は子X軸31’に固定
される。補助測定軸D10によって車枠イの上前後部を
測定する場合には、図54,56に示すように、上Y軸
具D2’に子X軸D3’及び補助測定軸D10を装備し
て車枠イの上前後部を測定する。車枠イの側面を測定す
る場合には、図1に示すように、子X軸具D3’をZ軸
16に取付けることにより、補助測定軸D10はZ軸1
6と交差するから、車枠イの側面を測定することができ
る。この場合は、Z軸16がY軸受け26a’,26
b’間に差込まれ、ボルト66で子X軸具D3’はZ軸
に固定される。子X軸D3’が移動できない位置の場合
は、図27に示すようにボルト57を横補助測定軸D7
の孔55cから通して補助測定軸D10のネジ孔に螺着
し、横補助測定軸を補助測定軸の先端に片持ち的にしか
も水平にかつ子X軸受け31’と直交する方向に支持
し、横補助測定軸に凸測定子D6を装備する。また、凸
測定子D6に代えて図20に示す凹部測定子D8を使用
してもよく、また図22に示す継ぎ足しZ軸D9を補助
測定軸D10に使用してもよい。図4に示すように下Y
軸具D2の後方の台式作業台(図示の例では台式作業台
B1’)上方には、測定Y軸具Eが配置されている。測
定Y軸具Eについて説明する。測定Y軸具Eは、図28
に示すように、測定Y軸22aに中央が0のスケール2
0aとセンターピン21aとを設けているものであり、
その構成は下Y軸具D2(図6)と実質的に同一である
が、測定Y軸の両端に溝である内広溝71bを有した固
定軸72を固着している点で、下Y軸具D2と相違して
いる。固定軸72は、左右のZ軸受け具D1に連結材で
ある王型滑り材5,6を介して挿入装備されている。7
1aは固定軸72の軸心に形成されている孔である。固
定軸72はZ軸であり、親X軸受け4への連結軸であ
る。測定Y軸22aには、図4に示すように左右の子X
軸具D3を左右自在に取付けてあり、各子X軸具に測定
Z軸具D4を前後移動可能に設けてある。測定Y軸22
aの設置高さは、下Y軸具D2が最低位置の時の下測定
Y軸22と同じ高さとする。測定Y軸具Eにおける測定
Z軸具D4間にアナログ中心読み取り具D5が掛け渡さ
れる。また図29に示す例では、前後の各測定Y軸具E
に取付けてある左右の子X軸具D3には測定Z軸具D4
に代えて、アライメント測定具F,F’を前後移動自在
に装備してある。以下、アライメント測定具Fを図29
〜図36に基づいて説明する。なお、アライメント測定
具F’は、アライメント測定具Fの構成と実質的に同一
であるので、その説明を省略する。アライメント測定具
Fは、基盤具F1と回動盤F2とブレーキ部測定具F3
とを具備している(図30)。基盤具F1は、図30及
び図32〜図34に示すようにアライメント測定具Fの
下部に設けられており、その本体をL曲げ部78を有す
る半円基盤79で構成し、下面にL曲げ部に対向してL
材80を固着している。L曲げ部78及びL材80の対
向側には、連結材である王型滑り材81a,81bの一
方の係止部を内側に固着した左右の子X軸受け82a,
82bを固着してある。左右の子X軸受け82a,82
b間には、測定Y軸22aに取付けられている子X軸具
D3の子X軸31が挿入され、この子X軸の内側の内広
溝に王型滑り材81a,81bの他方の係止部が移動可
能に係止されている(図34)。子X軸受け82bと王
型滑り材81bは半円基盤79の後端までの長さを有す
ることで(図32)、子X軸具D3に装備する時目視で
き、子X軸31に差し込み易くなる。王型滑り材81
a,81b及び子X軸受け82a,82bは、王型滑り
材32a,32b及び子X軸受け33a,33bとそれ
ぞれ実質的に同一構成であるアルミ加工軸材である。半
円基盤79は、その上面の外側に図30及び図31に示
すように中央を0度とする角度目盛り83を設け、90
度方向に1ミリ間隔のトー目盛り84(図35)を設
け、センターに回転の軸85が設けられている。回動盤
F2は、図30に示すように基盤具F1上に配置されて
いる。回動盤F2は、外側に角度読み取り線86を設け
た半円回動盤87を備えている。この半円回動盤上には
厚みのある板状の縦軸取付材89を固着している。縦軸
取付材89は、内部に対の孔が貫通し、両側に溝である
内広溝89a,89aを設け、同様の内広溝を下部側に
も設けてある。半円回動盤87の内側には、タイヤ半径
目盛り91とタイヤ直径数字92とを設けた透明板93
をビス94で固定してある。回動盤F2は、半円回動盤
87と縦軸取付材89とに開けた縦孔95に軸85を差
し込みナット96で回動自在に装備されている。ブレー
キ部測定具F3は、Z軸90a,90bとZ軸受け10
1a,101bと測定子取付材99と段差円筒型測定子
103とを具備している。Z軸90a,90bは、その
構成が、Z軸受け37a,37bの構成と実質的に同一
構成であり、軸心部の孔の回りに溝である内広溝105
a,105bを設けてあるアルミ加工軸材である。Z軸
90a,90bは、半円回動盤87の外側上面に縦軸取
付材89を挾むようにして起立されており、各Z軸の下
端をボルト90cで縦軸取付材の側面に固定してある。
ボルト90cの先端は、縦軸取付材89の両側の内広溝
89aに差入れたナット(図示せず。)に螺着されてい
る。前後のZ軸90a,90bの内側には、半円回動盤
87上に孔(図示せず。)にコイルスプリング案内棒8
8を植えてあり、各コイルスプリング案内棒88にコイ
ルスプリング104をそれぞれ巻回してある。前後のZ
軸90a,90b間にZ軸受け101a,101bを配
置してある。Z軸受け101a,101bの構成もZ軸
受け37a,37bの構成と実質的に同一である。Z軸
受け101a,101bの外側に位置している内広溝に
連結材である王型滑り材100a,100bを固着して
ある。王型滑り材100a,100bは、Z軸90a,
90bの内側に面している内広溝105a,105bに
移動可能に係合されており、このためにZ軸受け101
a,101bは、Z軸90a、90bに沿って上下動自
在である。Z軸受け101a,101bの孔101d
(図32)に差し込みコイルスプリング104の上端部
がボルト101cに接しており、コイルスプリング案内
棒88はZ軸受け101a,101b内に挿入される。
コイルスプリング104は、Z軸受け101a,101
bに対して上方へバネ力を付勢している。Z軸受け10
1a,101bの内側にこれらにまたがって測定子取付
材99を水平に設け、ボルト101cによって固定され
ている。測定子取付材99は、その構成が、Z軸90
a,90bの構成と実質的に同一構成であり、軸心部の
孔の回りに溝である内広溝97を設けてあるアルミ加工
軸材である。測定子取付材99の外側の内広溝97に差
入れ固着したナット98bにボルト101cの先端がね
じ込まれ、測定子取付材はZ軸受け101a,101b
に固定されている。また図33及び図36に示すように
測定子取付材99の内側の内広溝97に4個のナット9
8を接着してある。これらのナットのうち中間側又は外
側に位置している2個のナットに対の段差円筒型測定子
103のボルト102をねじ込んで、段差円筒型測定子
を測定子取付材99の内方に水平に突出してある。この
ようにブレーキ部測定具F3は、前後のコイルスプリン
グ104のバネ力によって前後のZ軸90a,90bに
内広溝105a,105bに沿って上下自在に装備され
ている。図34において、車枠イを保持した車枠保持馬
Gのクランプ73を固定しているくさび74を外し(図
2参照)、車枠保持馬Gに回動する柔軟支持盤75を有
する支持杆76を設け、車枠保持馬Gと支持杆76の間
のジャツキ77を伸ばして柔軟支持盤75で懸架装置ロ
を支持し、保持馬からクランプ73が少し浮いた状態が
車枠イを台式作業台B1上方に置いた状態となり、タイ
ヤを外した状態でも懸架装置ロの測定が可能なり、アラ
イメント測定具Fの前後の段差円筒型測定子103をブ
レーキ盤ハ(又はドラム)の下方に接し固定することに
より、懸架装置ロの座標等が測定できる。段差円筒型測
定子103は磁石が望ましく、ブレーキ盤ハは測定時に
ハンドル回動するので、回動時にブレーキ盤ハから段差
円筒型測定子103が外れる場合は補助の固定手段を用
いる。この補助の固定手段としては、例えば、図34に
示すように、厚み方向に貫通している細長孔106を有
したステー107の先端部上に磁石108を固定し、測
定子取付材99の上面側の内広溝97a内にナット98
aと同一構成のナットを挿入固着し、このナットにボル
ト109を細長孔106を通して、ボルトを締付けるこ
とによってステーを測定子取付材99に固定可能とする
ものである。また図34に示すように、懸架装置ロのブ
レーキ盤ハの傾きを測定する磁石110付きの角度計
(アナログまたはデジタル角度計)F4をブレーキ盤ハ
に配置し、そして回動盤具F2と軸85に回転角度計F
5(デジタル角度計)を配置することによって、基盤具
F1と回動盤具F2との角度を測定する。懸架装置ロの
アライメント各角度等(トー、キャスター角度、キャン
バー角度、ハンドル切れ角度)は、ハンドルを左右に切
り換えて角度計F4、回転角度計F5の角度データをコ
ンピュータに手動入力または自動入力することによっ
て、各アライメント角度等を計算でき、紙にプリントす
ることができる。この場合の計算式は、自動車等のホイ
ールアライメント装置に係る特開昭51−137201
号に記載の計算式等で計算できる。
【0013】図37〜図40に基づいて、測定装置A1
と併用する固定Y軸具H1及びこの固定Y軸具に備えて
ある固定Z軸具H2を説明する。固定Y軸具H1は、作
業台上に左右の親X軸2の間にこれと直交方向に配置さ
れている。固定Y軸具H1において、その本体を構成す
る固定Y軸118が一対の溝鋼118a,118bから
なり、両溝鋼間の長さ方向に溝147が開けられてい
る。溝鋼118a,118b間内部には、左右方向に等
間隔を置いて前後にネジ孔111を設けた内材112を
設けると共に、一端に案内軸具117を設けてあり、内
材及び案内軸具をボルト119で固定している。溝鋼1
18a,118bの前後各外面にはL材120をボルト
119で固定してある。L材120の水平片に設けた縦
孔に固定手段のTボルト121を下方より通して固定手
段のナット122を螺着している。案内軸具117は、
縦軸113を柔軟材114を介して内材115に固着
し、この内材には前後にボルト119をねじ込むための
ネジ孔116を設けてある。片方の溝鋼118aの上部
に中央が0のスケール123を設けてあり、また中央の
ネジ孔124(図38)にはセンターピン21を螺着で
きる。また図39に示すように溝鋼118bの両端内に
案内孔125を設け、各案内孔に親X軸2のスケール1
の目盛りを読み取るための読み取り片126を抜き差し
自在(伸縮自在)に装備している。Tボルト121を台
式作業台B1’の内側の装備用溝127(図38)に挿
入、縦軸113を外側の装備用溝128(図38)に挿
入し、左右の親X軸2のスケール1まで左右の読み取り
片126を伸ばして、固定Y軸具H1を任意のX座標に
ナット122を締め付けて台式作業台に固定する。固定
Y軸118の固定手段として、図39の例ではL材12
0とTボルト121を用いたが、後述するが図72に示
す固定手段を構成しているくさび受け259とくさび2
60で車枠保持馬Gを固定する要領の固定手段(くさび
受け、くさび)をボルトに代えて構成してもよい。L材
120は案内軸具117の位置に設けることもできる。
固定Z軸具H2を図37、図38及び図40を参照して
説明する。固定Z軸具H2は、車枠固定手段を装備した
固定Z軸141を軸受け具137の任意の高さに固定し
てなるものである。軸受け具137は、図40に示すよ
うに基盤(鍔)134上に起立した軸受け131を備え
ており、この軸受けは軸心方向に軸受け孔129を有す
るパイプ状のものである。軸受け131は、内側にアナ
ログ中心読み取り具D5の索52a,52b(図12)
を連結するフック等の連結部48aと、外側にボルト1
30を螺着している。基盤134は、下面に滑り材13
2を固着し、側面の中央にスケール読み取り線133を
設けてある。基盤134には軸受け131を挾んで固定
手段のボルト135を通して左右の固定手段のナット1
36にねじ込んである。ナット136は、固定Y軸11
8の溝147から対向する溝鋼118a,118b間内
部に挿入され、基盤134は固定Y軸上面を溝147に
沿ってスライド可能であり、下面の滑り材132がスラ
イドを円滑に行う。図40に示すように、軸受け131
の軸受け孔129には高さ調整用の固定Z軸141を挿
入してある。固定Z軸141は、上端にネジ孔138と
側面に溝139とスケール140とをそれぞれ形成して
ある。ボルト130の先端は溝139に押圧できるの
で、ボルトの締付けによって固定Z軸141の位置が調
整される。なお、スケール140は、固定Z軸141に
形成した溝内に張り付けたものであってもよい。固定Z
軸141の上端に車枠固定手段(図38,40に示す例
では、固定具144、固定具144’)が取付けられ
る。図37,40に示す車枠固定手段の例では、クラン
プ142とボルト143とを有した固定具144を使用
している。クランプ142で車枠イを保持可能である。
ボルト143は、固定Z軸141上端のネジ孔138に
ねじ込まれている。図37及び図38に示す車枠固定手
段の例では、互いに直交している位置関係にあるボルト
145,146を有するL型の固定具144’を使用し
ている。一方のボルト146は固定Z軸141のネジ孔
138にねじ込まれている。図37に示すように固定Z
軸具H2を固定Y軸具H1の固定Y軸118の側端の開
口より溝147内にスライド挿入し、任意のY座標にボ
ルト135を締めて固定できるので、車枠固定手段14
4,144’に保持した車枠イの中心線と、各固定Y軸
具H1の中心線とをそろえて固定できる。車枠イの前方
がつぶれ変形している場合、固定Y軸具H1は傾斜状態
となり、矯正作業は変形側のTボルト121を緩め、前
後の固定Y軸具H1端に手動牽引器または油圧シリンダ
ー等の矯正手段で引き又は押すことで、固定Y軸具H1
の傾斜をなくし、車枠イの変形を矯正する。縦軸113
が固定Y軸具H1に強固に固定されていると、固定Y軸
具の傾斜角度は大きくできないが、図39に示すように
縦軸は柔軟材114を介して固定されているので、傾斜
角度が大きくでき、大きく変形した車枠イの矯正に対応
できる。また、菱曲がり又は横変形の場合には、図37
及び図39に示すようにフック148等の受け手段を固
定Y軸具H1に固定し、ボルト35を緩めた固定Z軸具
H2と受け手段とに手動牽引器または油圧シリンダー等
の矯正手段で引き又は押すことで、固定Z軸具H2を溝
147に沿って横移動させて車枠イの菱曲がり又は横変
形を矯正する。固定Z軸具H2に大きな荷重が掛かって
いる場合でも滑り材132の存在によりスムーズに横移
動ができ矯正できる。固定Z軸具H2の固定手段とし
て、固定手段を構成するボルト135とナット136に
代えて、基盤134を鍔とし、図72に示すような車枠
保持馬Gの固定手段であるくさび受け259とくさび2
60と同様のくさび受け及びくさびを使用したものであ
ってもよい。この例では、鍔となる基盤134上のボル
ト135の位置にくさび受けを溝147に挿入できるよ
うに取付けることが必要である。固定Z軸具H2を備え
た固定Y軸具H1は、測定装置A1の使用時に、車枠イ
を台式作業台B1の四ヶ所に配置した車枠保持馬Gで保
持し、測定Y軸具Eは車枠保持馬Gの設置場所以外に配
置して車枠の測定をする場合に用いられる。これは、大
事故車で交換部品等を固定する固定具は、車枠イと台式
作業台B1間に配置されるが、固定具を配置した場所に
は測定Y軸具Eは配置できない問題点があるからであ
る。そこで、固定軸具センター0のスケールと左右にX
座標読み取り部とを有した固定Y軸具H1と、高さスケ
ールを有した固定Z軸具H2とで構成し、車枠イ及び交
換部品を固定すると同時に固定部分の座標測定ができる
ようにしている。台式作業台B1の装備用溝128に係
り合う固定Y軸具H1は、縦軸113が柔軟材114を
介して取付けられているので傾斜にでき、固定具に矯正
力を加えることで車枠固定部の矯正作業もでき、固定Y
軸具H1と測定装置A1とを併用することで大事故車の
矯正作業は効率よくできる。すなわち、固定具でY軸具
H1によって車枠のフレーム、床部等の下方を固定して
車枠を保持し、又は交換部品の固定をし、測定しつつ矯
正作業をし、他方で測定装置A1によってボンネット、
フェンダー、バンパー等部品の取り付け外枠を立体測定
しつつ矯正が正確にできる。従来長時間かかったボンネ
ット、フェンダー、バンパーの現物合わせ作業は殆んど
必要とせず、作業時間は短縮できる、また全車枠を測定
できる効果がある。
【0014】親X軸2にY軸固定具H1を前後自在に設
けることで、測定Y軸具を車枠イの下方に通して簡単に
設置できる。また固定Z軸具H2を装備した固定Y軸具
H1は、左右に軸113を柔軟材115を介して固定
し、左右にX軸スケールの読み取り片126を有するの
で、固定Y軸具を任意の位置に固定できる装備用溝12
7,128に挿入している軸は柔軟材に固着されている
ので、固定Z軸具が車枠の変形している部分を保持しい
る場合は、固定Y軸具は傾斜している、矯正するため固
定Y軸具を矯正力装置でスプリングバック量だけ逆傾斜
させることで矯正作業ができる。なお、固定Z軸具H2
を装備した固定Y軸具H1は、車枠イより交換するため
剥したインナーパネル(車枠を構成する部品で溶接され
ている)の交換インナーパネル等の部品を正規の位置に
仮固定でき、正確な溶接作業ができる。測定装置、固定
Y軸具、固定Z軸具は、装備したスケールでデジタル測
定ができるから、実際の使用に際しては、新車の場合に
は、新車を測定し、測定部のX、Y、Z座標の数値をコ
ンピュータに入力して新車の車体地図及び懸架装置地図
を作成して、印刷し、また事故車の場合は測定結果のが
診断書、復原書となる。さらに、新車の三次元データと
事故車の測定データをコンピュータに入力することで事
故車の歪量を印刷する。
【0015】台式作業台について説明する。この台式作
業台として、図面ではレール付の台式作業台B1(図5
及び図6)と、レールのない台式作業台B1’(図4及
び図41)とを例示している。台式作業台B1におい
て、図1〜図3,図5〜図6に示すように、台式作業台
B1の本体239は、H形鋼からなる床材240を上下
二段の二重井型に組立て、後述する矯正タワーTの先端
184を挿入する横溝150以外はボルト241で固定
し溶接部分を最小限にすることで、本体239は歪の無
い定盤状に作成でき安価に製造できる。上段の床材24
0は前後方向を長さ方向として左右方向に互いに間隙1
27,128を開けて並設されており、そして下段の床
材は本体239の前後方向の両端側に配置されて、上側
の鍔上で上段の床材240の両端を支持している。隣接
する上段の床材240同士の連結を図るために、上段の
床材の下方にH形鋼を配置してボルト241で固定する
(図71参照)。この連結構造は、後述する図38及び
図42で示す台式作業台B1’において説明する。また
図5及び図6に示すように台式作業台B1の上面に移動
式リフトKが走行する一対のレール243を設けてあ
る。台式作業台B1を図5に示すように、作業床に設け
られた床穴242に設置す場合には、溝鋼245上に三
本の平綱246を間隔をあけて設けた隙間用レールMを
本体239と作業床との隙間244に渡す。溝鋼247
上に三本の平鋼248を間隔をあけて設けてなる床埋め
込み用レールNで作業床に設置する。こうすれば、車枠
イを積載したリフトKを作業床から台式作業台B1まで
の往復移動ができる。したがって、リフトKに積載した
車枠イは、台式作業台B1を床穴242に降ろし、下Y
軸具D2(図5)をZ軸16に沿って上方に移動して固
定することによって、台式作業台を通過して前方の床に
前進できる。また台式作業台B1上で車枠保持馬Gに車
枠イを簡単に降すことができる。台式作業台B1’につ
いて説明する。図4及び図41に示すように、台式作業
台B1’は、レール243を設けていない点で台式作業
台B1と相違しているが、その他の構成は台式作業台B
1の構成と実質的に同一であり、そのために構成部分を
示す符号を台式作業台B1と一致させてある。図38で
は、台式作業台B1’の本体239の要部を一部切欠し
て示しているが、上段のH形鋼からなる床材240の下
方に間隔を置いてH形鋼らなる床材240aを配置し、
下方の床材240aの位置を上方の床材の間隙127,
128に対応させ、下方の床材240aの上鍔部上に隣
り合う床材240の下方鍔部が載置され、ボルト241
で固定されている。台式作業台B1’を直接床置きする
場合には、図41に示すように渡し台Oを配置し、リフ
トK’を内装することで、このリフトを利用して台式作
業台B1’の車枠保持馬G上への車枠イの保持作業が簡
単にできる(図4)。台式作業台B1,B1’を床置き
する場合、台式作業台が床上を円滑に移動できるように
するための移動手段を設けることが望ましい。その移動
手段の一例を図37において示し、この例では、台式作
業台B1’の前後左右両側の4個所に着脱自在の自在車
具(片側の自在車具Pのみ図示)で構成している。自在
車具Pは、上部にL形のフック249を有した盤250
に自在車251を下部に装備し、フック内にくさび25
2を差し込み可能である。自在車具Pの盤250を台式
作業台B1’の鍔149の下方に差し込み、この鍔とフ
ック249との間にくさび252を打込み固定してあ
る。こうすることによって、台式作業台は床上を自在に
移動できる。
【0016】台式作業台B1,B1’に装備する矯正タ
ワーTを図1,図2及び図42〜図51に基づいて説明
する。矯正タワーTは、タワー具T1とこのタワー具に
取付けられる矯正力装備具T2,T3,T4とからな
る。そこで、タワー具T1の実施例を説明する。図42
〜図45に示すように、タワー具T1は、柔軟材151
を介して左右前後に自在車152を装備した基杆153
を設けている。この基杆は、先端の高さを床材240の
横溝150の高さより少し低くする板材154を設け、
そして先端部は横溝に挿入しやすく上下を細く形成し、
基杆153の中央上面に鍔149の下面と横溝150の
上面距離と同距離の厚さの補強板材155で補強し、こ
の補強板材の左右にくさび受け156を前方開きに固着
してある。タワー具T1の基杆153は、その先端部を
図42に示すように床材240の鍔149下方の横溝1
50内に差入れて、鍔149とくさび受け156との間
にくさび185を打込むことによって、台式作業台(図
1の例では台式作業台B1、図42の例では台式作業台
B1’)に固定される。タワー具T1の自在車152
は、図43及び図45に示すように、基杆153に固着
した四角形状の取付盤200にその下方に配置した柔軟
材151を挟んで二重ナット205及びボルト206に
よって取付けられている。すなわち、取付盤200は、
四隅にボルト挿通孔と中央部にネジ孔201を設けてあ
る。取付盤200の下方の柔軟材151にも、上記ボル
ト挿通孔及びネジ孔に対応するそれぞれの位置にボルト
孔202及び凹部203を設けてある。柔軟材151を
挟んで上方の取付盤200のボルト挿通孔からボルト孔
202を経て自在車152の取付孔まで長めのボルト2
04を通し、下方の二重ナット205を取付けてナット
を締付けることによって、自在車152は柔軟材151
を介して取付盤200に固定される。またネジ孔201
に螺着したボルト206で自在車152を上下して、矯
正タワー具T1の先端の高さを調整し、台式作業台の横
溝150の高さに合せることができる。なお、長めのボ
ルト204には、コイルスプリング等のばね材151’
(図45)を柔軟材151、自在車152と二重205
ナットとの間に挟んで二重ナットで(又はボルト204
の頭部と取付盤200間に挿入し)固定するのが望まし
い。また図42〜図44に示すように、基杆153の後
端に丸パイプからなる支持支柱157を起立し、この支
持支柱と基杆153とを傾斜補強材158で補強し、支
持支柱と傾斜補強材の交点に係留索の連結手段159を
固着してある。連結手段として、図示の例では横パイプ
159で構成しているが、この構成は図示の例に限られ
ず、例えば棒等の部材に横孔を形成したもの等であって
もよい。
【0017】矯正力装備具T2について説明すると、こ
れは、図43及び図44に示すように、支持支柱157
に挿入可能の支柱受けである受けパイプ160を備えて
いる。この受けパイプの前方の上下方向に等間隔を置い
て複数の孔161を開けた2枚のブラケット162を間
隔を置いて設け、両ブラケット間に複数のボルト163
を装備すると共に、太めの水ホース等の柔軟材164を
通している。柔軟材164は矯正手段の下支えをする。
また受けパイプ160の後方には上下方向に等間隔を置
いて複数の孔165を開けた1枚のブラケット166を
設けている。また受けパイプ160には、これを支持支
柱157に固定するための手段となりボルト167を螺
着している。矯正力装備具T2は、支持支柱157に上
下自在に装備されているので、ボルト167を締めるこ
とで任意位置に固定される。矯正力装備具T2のボルト
163に手動牽引器、牽引油圧シリンダー等の矯正手段
となる牽引手段168を装備し、鎖等の牽引索(図示せ
ず。)介して車枠変形の牽引矯正作業をする。牽引手段
として、図44の例では牽引油圧シリンダー168を用
いており、この牽引油圧シリンダーのカプラ199に
は、ホース197を有した油圧ポンプ198を連結して
いる。柔軟材164は、その弾性力によって牽引油圧シ
リンダー等の牽引手段168の先端落下を適度に防ぐと
共に下方傾斜の牽引もできるようにしている。矯正力装
備具の他の実施例を図46及び図47に基づいて説明す
る。図46に示す矯正力装備具T2’について説明す
る。矯正力装備具T2’は、矯正力装備具T2とは、構
成上において押し油圧シリンダー169と杆170とを
装備している点で相違しているが、その他の構成は異な
らない。このために、共通する構成部分には矯正力装備
具T2に使用した符号を付している。矯正力装備具T
2’は、上下に位置している各ボルト163には押し油
圧シリンダー169と杆170との各後端を接続し、押
し油圧シリンダーのラム先端で杆170の後端側でこの
杆を下方から支えている。押し油圧シリンダー169の
ラムを伸長させて杆170を押し上げることにより、杆
はボルト163を中心として回動し、回動することで杆
170の先に装備した索(図示せず。)で変形車枠の上
方への矯正作業ができる。杆170を台式作業台や他の
矯正タワー等に索で固定し、杆先端側に押し油圧シリン
ダー171を装備して横方向等に矯正力を加えることが
できる。さらに矯正力装備具T2’を索(図示せず。)
で支持支柱157に吊り、他の矯正タワーで杆170を
牽引することで、杆170は回動し、杆170に装備し
た押し棒(図示せず。)、または押し油圧シリンダー1
71等で矯正作業ができる。図47に示す矯正力装備具
T3について説明する。矯正力装備具T3については、
矯正力装備具T2と構成上において相違する点のみを説
明し、共通する構成部分には矯正力装備具T2に使用し
た符号に「’」を付し、その説明を省略する。矯正力装
備具T3において、下方のボルト163aには案内溝車
172を装備している。2枚のブラケット162’間の
下方に切り込み部173とシリンダー受け部174とを
設け、ピストン先端のブラケット175間に案内溝車1
76を装備した油圧シリンダー177をシリンダー受け
部174上に固定している。ブラケット162’に開け
てある大きめな孔178は、油圧シリンダー177の油
圧ポンプのホース(図示せず。)を連結するカプラ17
9を通すものである。牽引鎖180を案内溝車172及
び案内溝車176を通して切り込み部173に連結し、
油圧シリンダー177を伸ばすことで、牽引鎖180の
フック181は変形車枠を挟んだクランプ182を牽引
し矯正作業をする。図48及び図49に示す矯正力装備
具T4について説明する。矯正力装備具T3の重量は、
矯正力装備具T2に比較して2倍以上増して、矯正力装
備具T3の上下移動は重さのためにしずらく、また危険
になるおそれがあることを考慮して、安全性と操作性を
図るために矯正力装備具T3を改良したのが本例である
矯正力装備具T4である。その改良を要約すれば、タワ
ー具T1の支持支柱157の上方と矯正力装備具T3の
受けパイプ160’の上方とに溝車を装備し、上下の溝
車にロープをW滑車状に装備することで、小さな力で矯
正力装備具T3を安全に上下移動させることができるよ
うにしたものである。すなわち、受けパイプ160’の
上端に孔271を有したL形ブラケット272を取付け
て、このL形ブラケットと受けパイプ160’との間に
溝車273を軸274で回転自在に設けてある。L形ブ
ラケットの下端をパイプ支柱157の上端に開けたネジ
孔280にボルト281を孔275を通してねじ込んで
支材支柱157の内側に固定している。また支持支柱1
57に下方に孔275を有したフック形ブラケット本体
276を取付け、このブラケット本体のブラケット部2
77間の溝車278を軸279で回転自在に設けてい
る。L形ブラケット272の孔271の下方より、結び
玉282を設けた索を構成するロープ283を通し、上
の溝車278に通し、下の溝車273に通して、さらに
上の溝車278に通すことでW滑車状になり、ロープ2
83を引張ることで、支持支柱157に上下自在に装備
した矯正力装備具T4は小さな力で上下移動できる。な
お、滑車索は、ロープ283に代えて鎖でもよく、滑車
索をボルト167’等の突起に掛けることで矯正力装備
具T4は固定され、W滑車はボルト167’と同様に矯
正力装備具T4を固定する固定手段となる効果がある。
【0018】矯正タワーTの固定配置方法について説明
する。矯正タワーTは、図1、図2及び図42に示すよ
うに台式作業台B1,B1’の横(左右)または前後に
複数設置される。設置に際しては、矯正タワーTの先端
184を台式作業台B1(又はB1’)の横溝150に
挿入し、左右のフック156と鍔149間にくさび18
5を打ち込むことで、台式作業台の横または前後に固定
する。なお、固定後は、台式作業台B,B1’に固定し
た車枠保持馬Gのクランプ186で挟持固定した車枠イ
を矯正する。矯正タワーTが図44に示すように床配置
作業台B3の床192上に設置される場合には、ボルト
193を螺着した床突起に鎖連結器194を連結し、上
方の切り込み部195に鎖196を連結して、矯正タワ
ーTの横パイプ159に通して、他方の鎖連結器19
4’に連結することで、矯正タワーTを床192に係留
でき、床配置作業台B3に固定した車枠イ(図示せ
ず。)に矯正力を加えることができる。図42に示すよ
うに後方のブラケット166の孔165に横支持杆18
3を通し、他の矯正タワーの矯正力具の後方のブラケッ
トに渡し、横支持杆183に牽引器等を掛けて車枠イに
矯正力を与えることにより、同様に多点矯正ができる。
【0019】矯正タワーTを図43及び図47に示すよ
うに、床溝作業台B2上に係留する場合には、基材15
3にフック板であるL材189を取付けると良い。L材
189は、ボルト孔188(図43)を設け、下端にフ
ック189aを形成し、このL材をボルト191によっ
て基材153の後端に固定してある。したがって、床に
設けた床溝187にL材189を挿入し、基材153の
後方のネジ孔190にボルト191で固定することで、
矯正タワーTを床溝187に係留できる。この例によれ
ば、支持支柱157の下方近くにL材189が位置する
ので、少し傾斜方向に矯正力を加える作業が可能で、従
来のように矯正タワーとアンカーとの回動機構は不要で
安価に製造できる。図50には、基材153へのL材の
取付け方法の他の例を示している。この例では、基材1
53の後端面にU字受け190’を突設し、このU字受
け190’にはくさび191’を打込み可能である。ま
たL材189’にはU字受け190’が挿脱自在の大き
さの縦細孔188’を開けてある。このために、床溝1
87(図47)にL材189’を挿入し、矯正タワーT
の後方のU字受け190’にくさび191’で固定する
ことで矯正タワーTを床溝187に係留できる。189
a’はL材189’のフックである。床溝作業台B2及
び床配置作業台B3のように、床上に矯正タワーTを係
留する場合は、傾斜補強材158より前方は不要である
から、例えば図51に示すようなタワー具T1aであっ
てもよく、こうすれば、床係留用専用の安価な矯正タワ
ーを製作できる。図51に示すタワー具T1aにおい
て、基材153aと支持支柱157とを補強する傾斜補
強材158上に横パイプ159aを取付けてある。15
4aは、基材153aと床との隙間を少なくするための
板材である。この板材は横丸棒等の鋼材であってもよ
い。
【0020】測定装置の他の実施例を説明する。図52
及び図53に示す例の梯子型測定装置A2において、第
1の特徴は、左右の親X軸208,209を一体化し
て、車枠を保持している車枠保持馬間に車枠の前方から
挿入設置可能としている点である。第2の特徴は、親X
軸具J1、短測定Y軸J2、長測定Y軸J3及び断面測
定Y軸J4を具備し、この親X軸具には、短測定Y軸J
2、長測定Y軸J3及び断面測定Y軸具J4を装備して
いる点にある。親X軸具J1は、外側面207にスケー
ル208を有した左右の測定X軸である親X軸209を
連結手段である複数の桟材210で梯子状に形成してい
るものである。親X軸209の構成は、親X軸2のそれ
と実質的に同一構成であって、軸心部を貫通する孔の回
りに溝である内広溝2bと同様の内広溝218を開け
て、断面四角形のアルミ加工軸材である。短測定Y軸J
2は、中央が0のスケール211とセンターピン212
とを有した測定Y軸213と、この測定Y軸両側に固定
した測定Y軸と交差する方向にX軸受け217とを備え
ているものである。測定Y軸213及びX軸受け217
はいずれも測定Y軸22及びX軸受け4と実質的に同一
構成である。X軸受け217の内広溝に連結材である王
型滑り材216の一側の係止部を挿入固着されており、
この王型滑り材216の他側の係止部が親X軸209の
溝である内広溝218に前後に移動可能に挿入されてい
る。X軸受けの内側からTボルト214を通してナット
215を螺着して、X軸受け217を親X軸209に固
定可能としている。また短測定Y軸具J2の両端側に子
X軸D3、測定Z軸具D4及びアナログ中心読み取り具
D5を装備している。測定Z軸具D4に横補助測定軸D
7、継ぎ足しZ軸9、凹測定子D8を取付けてもよい。
長測定Y軸具J3は、短測定Y軸具J2と同機構でスケ
ール211とY軸213を長くしたものである。断面測
定Y軸具J4は、長測定Y軸具J3と同機構であり、測
定Y軸213’測定Y軸213を長くしたものであり、
左右に子X軸具D3等を装備し、両端からスケール21
9を有したZ軸220を起立し、Z軸220間に上Y軸
具D2’を上下動自在に装備し、上測定Y軸22’の内
側にX軸受け217’を取付けてある(図54,5
7)。またスケール219の下0位置は、装備した測定
X軸具D4のZ軸受け37bの上端と同じ高さにしてあ
る。図52,53に示すように、測定Y軸具J2の測定
Y軸213にX軸受け217を交差させ、測定Y軸は固
定材であるL材217aを介してX軸受けに支持されて
いる。長測定軸具J3及び断面測定Y軸具J4の各測定
Y軸213’,213’’もL材(測定Y軸213’で
はL材217’a)を介してX軸受けに支持され、親X
軸209’に沿って移動自在である。図54及び図55
に示すように、梯子型測定装置A2は測定装置支持具J
5上で水平に支持されている。測定装置支持具J5につ
いて説明する。床溝作業台B2の床221上に起立した
支持具229には左右にネジ孔224を有した支持杆2
25を水平に取付けている。支持具229は、ネジ棒2
28の下部に設けてある盤226下方の突起227を床
221の穴223にねじ込んである。ネジ棒228の上
端部は支持杆225のネジ孔224にねじ込んで、ナッ
ト230で止めている。ネジ棒228を回して床221
に対してネジ棒の高さを調整することにより、支持杆2
25のレベルが調整できる。なお、ナット230より上
方に出たネジ棒部は切断することが望ましい。リフトK
を配置した床溝作業台B2の床221に設けた溝222
上に車枠保持馬Gを取付けて、この車枠保持馬で車枠イ
を保持した場合、梯子型測定装置A2を測定装置支持具
J5で水平に支持できる。図56に示すように、床配置
作業台B3において、傾斜した床231上の車枠保持馬
G上に保持した車枠イは水平に保持でき、また車枠保持
馬Gに装備した柔軟支持盤75、支持杆76、ジャッキ
77で懸架装置ロを支持することで、車枠イは水平地上
と同じ状態支持となり、車枠イの前後端部の垂れ下がり
を防ぐ。上方の子X軸具D3’に装備した補助測定軸D
10でZ軸220より奥の屋根部が測定できる。また子
X軸具D3’を前述したが、Z軸16(図1)に装備し
たようにZ軸220に装備して補助測定軸D10で、車
枠イの側面を測定することにより、車枠全体が測定でき
る。床231が傾斜していても、梯子型測定装置A2は
測定支持具J5で水平支持できる。例えば図54,55
に示すように4個所に配置した車枠保持馬Gで車枠イを
保持している状態において、前方から一体化した測定装
置A2における左右の親X軸209は、車枠の前方より
挿入可能にするために、短測定Y軸具J2の測定Y軸2
13の長さが左右に配置した保持馬間隔より短くしてあ
る。このために、短測定Y軸具J2の測定Y軸213で
車枠イの中央部側面の測定ができない。この課題を解決
するために、測定Y軸213の長さ、換言すれば車枠幅
より長い長補助Y軸213’aを測定Y軸213と平行
の位置でL材217aに取付けて、この長補助Y軸の両
端に測定Z軸220’aを装備して(図58,図5
9)、車枠の中央部側面の測定ができるようにしてい
る。すなわち、図53及び図58に示すように測定Y軸
213をX軸受け217に交差して取付けるL材217
aに孔217bを設け、両側にTボルト213’bを固
着した断面測定Y軸具J4の測定Y軸213’と同等の
長補助Y軸213’aを着脱自在に孔217bに装備し
てナット213’cで固定している。そして長補助Y軸
213’aに断面測定Y軸具J4のZ軸220と同等の
Z軸220’aを着脱自在に起立装備し、このZ軸22
0’aに子X軸具D3’、補助測定軸具D10、凸測定
子D6等を装備している(図59参照)。この構成によ
り、車枠イを保持した前後の車枠保持馬G間の車枠イの
側面を測定できる効果がある。
【0021】梯子型測定装置A2の他の実施例として昇
降式梯子型測定装置A3を図60〜図68に基づいて説
明する。昇降式梯子型測定装置A3の特徴は、下部に昇
降自在車具Lを備えている点にあり、その他の構成は梯
子型測定装置A2と実質的に同一構成である。そこで、
昇降自在車具Lについて主に図61〜図63を参照して
説明する。昇降自在車具Lは、側面234aに複数の孔
233を有した底なし箱盤(取付盤)234内に複数の
自在車235を設けた盤236を空気袋237を介して
固着しているものである。空気袋237に弁付きのホー
ス(図示せず。)を連通している。空気袋237の形状
は、図示するように安定のためにドーナツ形が望まし
い。昇降自在車具Lは、親X軸具J1に前後に取付けら
れている。すなわち、図63に示すように親X軸具J1
における親X軸209の内側の内広溝209aに板ナッ
ト232を挿入固定し、このナットにボルト238をね
じ込んで箱盤234を親X軸209に固定してある。上
記の構成であるから、空気袋237に空気を送ったり、
抜いたりすることで昇降式梯子型測定装置A3は昇降す
る。ナット232とボルト238とを使用して昇降自在
車具Lを親X軸具J1に簡単に装備できる。親X軸具J
1に昇降自在車具Lを装備し、空気袋237に空気を入
れて昇降自在車具Lで親X軸具J1を持ち上げること
で、中央前後に位置している短測定Y軸J2における左
右の測定Z軸具D4(図64,図65)の凸測定子D6
を車枠地図の三次元座標穴位置の穴に挿入し、梯子型測
定装置A3を車枠下方に設置でき、車枠が傾斜していて
も測定できる。また図64〜図66に示すように、昇降
式梯子型測定装置A3の子X軸受け具D3にアライメン
ト測定具F,F’を装備することによって、懸架装置ロ
の測定ができる。また図66〜図68において、車枠イ
を保持した保持馬Gのクランプ73を固定しているくさ
び74を外し、保持馬Gに回動する柔軟支持盤75を有
する支持杆76を設け、保持馬Gと支持杆76の間のジ
ャツキ77を伸ばして柔軟支持盤75で懸架装置ロを支
持し、保持馬からクランプ73が少し浮いた状態が車枠
イを地上に置いた同状態となり、タイヤを外した状態で
も懸架装置ロの測定が可能なり、アライメント測定具F
の前後の段差円筒型測定子103をブレーキ盤ハ(又は
ドラム)の下方に接し固定することで懸架装置ロの座標
等が測定できる。
【0022】このように複数の昇降自在車具Lは、簡単
にボルト固定でき、空気袋237に空気を送ることで、
傾斜した車枠イの下方に設置でき、また傾斜した状態の
車枠の測定ができる。
【0023】また測定装置の他の実施例を図69に示し
ている。この例における測定装置A1’の特徴は、親X
軸2’を床配置作業台B3の床231上に設置している
点にあり、その他の構成は測定装置A1と実質的に同一
構成である。測定装置A1’において、親X軸2’は親
X軸受け4と王型滑り材3を介して結合されており、側
面にナット265を有している。床231の左右にアン
カーボルト263でL材264を設置し、L材264に
親X軸2’をボルト266で固定してある。ボルト26
6はL材264に形成してある縦孔264aを通すため
に、床231が傾斜している場合、L材264とボルト
266との位置関係を縦孔を介して調整できるので、親
X軸2’を水平に設置できる。
【0024】なお、親X軸2’の両面にL材264を配
置すれば、親X軸2’はより安定設置できる。
【0025】図70〜図72を参照して車枠保持馬移動
具Qについて説明する。図71において、保持馬Gの連
結部48b(Lフック又は連結孔)に連結した(又は車
枠イに吊り下げた)アナログ中心読み取り具D5と、台
式作業台B1のネジ孔253に螺着したセンターピン2
53a(又は図28に示す測定Y軸具Eのセンターピン
21、図52に示す短測定Y軸具J2のセンターピン2
12)とを合せることで、保持馬G上に固定した車枠イ
と台式作業台B1との中心線が合う。中心線を合せるた
めに図70及び図71に示す車枠保持馬移動具Qを使用
している。車枠保持馬移動具Qは、溝形ナット254を
螺着したネジ棒255を溝形本体256の左右のブラケ
ット部に軸支し、ネジ棒の両端をナット257で固定し
ているものである。溝形ナット254は、2個のナット
を平鋼でつなぐ構成としているが、例えば平鋼を溝形に
曲げてネジ孔を設けたものであってもよい。また車枠保
持馬Gは、図72に示すように車枠保持馬の下端面から
少し出た左右の柔軟車輪258を取付けている。保持馬
Gの下部前後にL形鍔258aを取付けている。各L形
鍔258aに対向する位置には床材240の間隙である
装備用溝127,128を移動可能のくさび受け259
を設けてある。一方(図71左方)の鍔258aとくさ
び受け259との間にくさび260が打込まれており、
くさび受け259とくさび260とが保持馬の固定手段
を構成している。また他方の鍔258a側に車枠保持馬
移動具Qを配置し、溝形ナット254にくさび受け25
9のフック部が掛止められて、保持馬を固定している。
一方(図71左方)のくさび260を外してから、車枠
保持馬移動具Qの溝形ナット254をはめ込み、ナット
257を回転することで、溝形本体256の左右のブラ
ケットが柔軟車輪258を取り付けているL形鍔258
aを押圧して、保持馬Gを左右(図71の例では例えば
右方)に移動させることができ、保持馬Gにクランプ7
3を介して保持された車枠イと台式作業台B1との中心
線を合せることができるなお、図71,72において、
クランプ73の中央より下方にU字状掛止め部73aが
垂下され、この掛止め部は保持馬Gの本体内に挿入さ
れ、くさび74で本体がら離脱可能に固定されている。
【0026】図72において、保持馬Gは、丸パイプの
上孔267にはL状に軸268を有した支持杆76を装
備し、下孔269に長めの軸270を装備し、支持杆7
6と軸270間にジャッキ77を装備し、ジャッキ77
を伸ばすことで、柔軟支持盤75を介して懸架装置ロ
(図67)を支持することができる。下孔269に代え
て、保持馬Gの本体の下孔269’を設ける場合には、
保持馬の背丈を低く製造できる効果がある。ただし、下
孔269’の丸パイプの位置は、これをあまり下方に設
けると、くさび受け259に接触するおそれが生じるあ
るので、設計上注意する必要がある。
【0027】図1及び図2において、台式作業台B1の
下方にリフトRを装備し、このリフトで台式作業台B1
を床穴242から持ち上げて、矯正タワーTを着脱する
時、床穴242の四隅に本体239(図38)の横溝1
50の床材240と同じ高さの安全材Sを斜めに渡し
て、鍔149を積載すれば、台式作業台B1は床上面位
置となり、矯正タワーTの着脱は容易で安全である。安
全材Sの上方と下方に突起261,262を設け、鍔1
49の孔と床の孔に挿入すれば、台式作業台B1は前後
左右が固定され、床に係留した矯正タワーより矯正力を
加えることで矯正作業ができる。なお、台式作業台B
1,B1’の床固定方法は他の方法でもよい。
【0028】また矯正タワーTは台式作業台B1,B
1’の鍔149と横溝150にくさび185で簡単に着
脱できるが(図42参照)、少し横移動して固定しなお
す場合には基杆153の先端が横溝150に接触してい
ると、横移動及び固定作業がしずらい問題がある。この
問題を解決するための矯正タワーの案内装置を図73〜
図76に示している。このタワー案内装置は、台式作業
台B1,B1’(図面では台式作業台B1)にレール2
84と、このレールを案内として走行するタワー受け具
T5とからなる案内手段を設けると共に、タワー具T1
bの基杆153’に改良を加えている。この案内手段に
ついて説明する。レール284は、図73〜図75に示
すように台式作業台B1の四辺の床材240の鍔149
上に設けてある。タワー受け具T5は、左右に孔285
(図73)を有した角パイプ形のタワー受け本体286
と、このタワー受け本体の後部の横板296に取付けて
あるカムフォロア(ニードルローラを内蔵したボルト付
き車)297と、タワー受け本体の前方上部の縦板28
8に取付けてある溝289を有した溝車290とを具備
しているものである。カムフォロア297は、横板29
6にボルト部298とナット299とで支持されてい
る。溝車290は、軸心を通りその内側に頭291を有
した段付き軸293とナット294とで縦板288に支
持されている。タワー受け本体286の上面は補強板3
00で補強され、この補強板の左右端の上面にフック形
のくさび受け301を設けてある。タワー受け具T5
は、溝車290の溝289をレール284に差し込むと
共にカムフォロア297を横溝150に差し込んで、台
式作業台B1の辺に沿って(図75では左右方向に)移
動自在に装備されている。またタワー具T1bの基杆1
53’には両側に横孔302を設けてある。基杆15
3’は、タワー受け本体286内に差し込み、タワー受
け具T5の孔285と横孔302とに連結ボルト303
を通してナット304で固定することで、基杆はタワー
受け具に連結され、矯正タワーTaは、台式作業台B1
の辺に沿って移動自在に装備できる。また縦板288の
くさび受け301にくさび305を打ち込むことで、鍔
149は、くさび305とタワー受け本体286の補強
板300間に強固に挾み、矯正タワーTaは台式作業台
B1に固定できる。タワー受け具T5を装備しない場合
でも、図76に示すようにレール284を設けた台式作
業台B1の横溝150内に矯正タワーTの基杆153を
差入れて固定できる。このために、レール284の取付
け位置はくさび185を打込むのに障害ならいようにす
る必要がある。案内手段の他の例として、タワー具T1
bの基杆153’に溝車290、カムフォロア297及
びくさび受け301を設けて、矯正タワーを台式作業台
に横移動自在に装備してもよい。
【0029】上述した軸と軸受け、軸と軸とを連結する
連部材において、上記各例では王型滑り材を用いている
が、軸の表面や連結材が滑り易く表面処理されている場
合には、滑り材を使用する必要はなく、その形状に関し
ても、王型に限られない。形状に関する他の例を図77
及び図78を参照して説明する。図77の例は、図8に
示す親X軸2とX軸受け4との連結構造の変形例であ
り、親X軸2と軸受け4とがスライド自在に連結されて
いる場合、前記王型滑り材3の係止部3a,3bなしの
十字型の連結材3’を使用して、X軸受けの内広溝と親
X軸の内広溝間に十字型の連結材3’を挟んだスライド
機構としてもよい。また例えば図10に示すように連結
した軸受け(Y軸受け26a)と軸受け(Y軸受け26
b)間に軸(測定Y軸22)を挟む構造の場合にも、王
型滑り材3の係止部3a,3bなしの十字型の連結材
3’を使用して、軸受けの内広溝と軸の内広溝間に十字
型の連結材3’を挟んだスライド機構もよい。このよう
に軸と軸受けとがスライド自在に連結されている場合、
又は連結した軸受けと軸受け間に軸を挟む構造である場
合に、十字型の連結材3’を挟んだスライド機構もよ
い。
【0030】図78の例は、図8に示す親X軸2とX軸
受け4との連結構造の変形例であり、親X軸の表面や連
結材が滑り易く表面処理されている場合には、連結材の
形状を前記王型滑り材3のスペーサ部3cなしのH型の
連結材3’’を使用して、親X軸2とX軸受け4の内広
溝にH型の連結材の係止部を挿入したスライド機構とし
てもよい。このようにH形の連結材を介して、軸と軸受
け又は軸と軸とを連結したスライド機構としてもよい。
連結材が係合する溝は、上例に示すように内広溝に限定
されない。
【0031】図28の例では、測定Y軸22aの両端に
固定軸(Z軸)72を固着し、両固定軸をX軸受け4に
連結しているが、他の例として例えば図79に示すよう
に固定軸を使用することなく、測定Y軸の両端を長くし
て両端の孔22a’1に丸ナットのネジ孔22a’2を
設け、左右のZ軸受け具D1に両端のネジ孔にボルト1
9で固定してもよい。
【0032】図69の例では、測定装置A1’の親X軸
2’を床配置作業台B3の床231上にアンカーボルト
263及びL材264を用いて設置したが、測定装置A
1’の施工をしやすくするために、図80に示すように
な方法で測定装置A1’’を床上に配置してもよい。す
なわち、この例では、床配置作業台B3の床231上に
配置された平材264’上に測定X軸である親X軸
2’’を載せ、親X軸上には、これと断面形状が同一で
あるX軸受け4’を重ねて、相互に並設された王型滑り
材3’で連結している。親X軸2’’は、平材264’
にとナット265’とボルト266’で固定され、ナッ
トは親X軸の内広溝内に挿入固着されている。平材26
4’は、アンカーボルト263’によって床に固定され
ている。平材264’に開けてあるネジ穴306に六角
穴付き止めネジ307をねじ込んである。D1’は、Z
軸受け具である。この例によれば、平材264’上に親
X軸2’’を載せて固定するので測定装置A1’’の施
工が図69の例に比較してやり易く、また滑り材3’を
複数横に並べて配置してあるので、X軸受け4’のスラ
イド移動が安定する。
【0033】上述した車枠矯正測定装置によれば、下記
(A),(B),(C)のいずれかを備えることによ
り、センターピン21,21’とアナログ中心読み取り
具51を合わせることで、作業台中心に車枠中心を簡単
に合わせることができる。 (A)測定Y軸にセンターピンを設けると共に左右の測
定Z軸具にアナログ中心読み取り具を装備していること (B)固定Y軸具にセンターピンを設けると共に左右の
固定Z軸具にアナログ中心読み取り具を装備しているこ
と (C)作業台にセンターピンを設けると共に左右の保持
馬または車枠にアナログ中心読み取り具を装備すること またアナログ中心読み取り具が変形車枠部分に配置され
ている場合は、センターピンとアナログ中心読み取り具
とはその位置がずれ、アナログ中心読み取り具をセンタ
ーピンを通り越してスプリングバック量だけ多く反対側
に矯正力を加え、矯正力を抜くことで、変形部はスプリ
ングバック量だけ戻り、センターピンとアナログ中心読
み取り具が合い矯正は完了する。前作業は、職人のノウ
ハウを必要としたが、スプリングバック量を目視できる
ので、素人でも矯正作業ができ、例えば鈑金学校で同時
に多数の生徒に矯正作業を教えるのに最適である。
【0034】図1の例では、Z軸16に装備した、補助
測定軸D10と凸測定子D6を装備した子X軸D3’は
Y軸受け26a’,26b’に連結材29a’,29
b’とTボルト27’を設けているが(図23)、他の
例として、例えば図81に示すように連結材29a’,
29b’とTボルト27’を使用することなく、Y軸受
け26a’’,26b’’の内広溝26a1’’,26
b1’’にナット308を設け、ブレーキ材309を固
着した板310(ブレーキ材309無しでも良い。)
を、ボルト311をナット308にねじ込むことで、は
め込んだZ軸16に固定する。板310を外すことでZ
軸16の上端より挿入せず側面より直接装備できるの
で、下Y軸具D2,上Y軸具D2’を上方に固定し、Z
軸16を車枠の中央まで移動し、Z軸16の下方に子X
軸具D3を横よりはめ込み装備することで車枠の側面を
測定できる効果がある。
【0035】
【発明の効果】この発明の車枠測定矯正装置の測定装置
によれば、左右に測定X軸を設け、左右の測定X軸に前
後移動自在に設けたZ軸に装備する上測定Y軸と下測定
Y軸とを上下移動自在に装備し、上下の測定Y軸を上方
に移動可能に固定できるので、矯正する自動車の通過時
や固定作業時等に測定装置を外す必要がなく、矯正作業
が能率良く迅速に行える。この発明の車枠測定矯正装置
の測定装置によれば、測定X軸とX軸受けと、Z軸受け
とZ軸、測定Y軸と子X軸具のY軸受けとは、それぞれ
の連結構造が対向する溝と連結材とで構成されているの
で、安価で安定的なスライド機構にでき、軸と軸受けと
連結材とを組み合わせることで立体的なスライド機構が
でき、従来のように立体的スライド機構を製造するため
の機械加工やベアリング部品等は不要となり、さらに立
体に組み立てるごとの誤差は生じず、少ない誤差で組立
が可能となる。この発明の測定装置によれば、子X軸具
に測定Z軸を取付けることにより、安価で精度よく安定
的な測定Z軸の三次元移動が可能となる。この発明の測
定装置によれば、上下の測定Y軸は移動できるために、
矯正する自動車の通過時や固定作業時等に測定装置を外
す必要がなく、矯正作業が能率良く迅速に行え、そして
安価で精度よく安定的な測定Z軸の三次元移動が可能と
なり、矯正作業時の測定子は矯正位置に追従するので測
定しつつ矯正作業が可能となる。この発明の測定装置に
よれば、測定Z軸に補助測定軸を接続することで、測定
Z軸が移動できない位置の測定が可能となる。この発明
の測定装置によれば、補助測定軸を装備しているので、
測定X軸、測定Y軸及び測定Z軸と組合せることによ
り、車枠全体の測定ができ、また子X軸と補助測定軸と
の連結が溝と連結材を使用するために安価で精度よく行
える。この発明の測定装置によれば、Z軸に連結材を介
して子X軸具を設け、しかも子X軸具に補助測定軸を装
備しているので、測定X軸、測定Y軸及び測定Z軸を組
合せることにより、車枠全体の測定ができ、また子X軸
と補助測定軸との連結が溝と連結材とを使用するために
安価で精度よく行える。この発明の測定装置によれば、
測定X軸とX軸受けと、測定Y軸と子X軸具のY軸受け
とは、それぞれの連結構造が対向する溝と連結材とで構
成されているので、安価で安定的なスライド機構にで
き、軸と軸受けと連結材とを組み合わせることで立体的
なスライド機構ができ、従来のように立体的スライド機
構を製造するための機械加工やベアリング部品等は不要
となり、さらに立体に組み立てるごとの誤差は生じず、
少ない誤差で組立が可能となる。この発明の測定装置に
よれば、子X軸具に測定Z軸を取付けることにより、安
価で精度よく安定的な測定Z軸の三次元移動が可能とな
る。この発明の測定装置によれば、測定Z軸に補助測定
軸を接続することで、測定Z軸が移動できない位置の測
定が可能となる。この発明の測定装置によれば、アライ
メント測定具の下部に子X軸に溝及び連結材を介して子
X軸受けを固着することで、アライメント測定具を子X
軸に安定的に破損不安なしに装備できる。この発明の測
定装置によれば、測定X軸とX軸受けと、測定Y軸と子
X軸具のY軸受けとは、それぞれの接続構造が対向する
溝と連結材とで構成されているので、安価で安定的なス
ライド機構にでき、軸と軸受けと連結材とを組み合わせ
ることで立体的なスライド機構ができ、従来のように立
体的スライド機構を製造するための機械加工やベアリン
グ部品等は不要となり、さらに立体に組み立てるごとの
誤差は生じず、少ない誤差で組立が可能となる。この発
明の測定装置によれば、子X軸具に測定Z軸を取付ける
ことにより、安価で精度よく安定的な測定Z軸の三次元
移動が可能となる。この発明の測定装置によれば、アラ
イメント測定具の下部に子X軸に溝及び連結材を介して
子X軸受けを固着することで、アライメント測定具を子
X軸に安定的に破損不安なしに装備できる。この発明の
測定装置によれば、Z軸に上測定Y軸を上下移動可能に
設けることにより測定作業をしやすくしている。この発
明の測定装置によれば、左右の測定X軸を一体化するこ
とで手持ちでき、運搬しやすく、そして一体化した測定
X軸に昇降自在車具を設けることによって床や作業台に
移動して設置でき、さらに一体化した測定X軸の溝にナ
ットを設け、昇降自在車具を簡単にボルト固定でき、空
気袋に空気を送ることで、傾斜した車枠の下方に設置で
き、また傾斜した状態の車枠の測定ができる。測定X軸
を一体化することにより、一体化した測定X軸を例えば
4ヶ所に配置した車枠保持馬で保持した車枠の前方より
挿入配置できる。この発明の測定装置によれば、左右の
測定X軸が一体化している上に昇降自在車具を設けてい
ることにより運搬がしやすく、傾斜した車枠の下方に設
置でき、また傾斜した状態の車枠の測定ができる他に、
測定X軸とX軸受と、測定Y軸と子X軸具のY軸受けと
は、それぞれの連結構造が対向する溝と連結材とで構成
されているので、安価で安定的なスライド機構にでき、
軸と軸受けと連結材とを組み合わせることで立体的なス
ライド機構ができ、従来のように立体的スライド機構を
製造するための機械加工やベアリング部品等は不要とな
り、さらに立体に組み立てるごとの誤差は生じず、少な
い誤差で組立が可能となる。そしてこの測定装置におい
て、子X軸具に測定Z軸を取付けることにより、安価で
精度よく安定的な測定Z軸の三次元移動が可能となり、
またアライメント測定具の下部に子X軸に溝及び連結材
を介して子X軸受けを固着することで、アライメント測
定具を子X軸に安定的に破損不安なしに装備できる。こ
の発明の測定装置によれば、左右の測定X軸を一体化し
ているので、一体化した測定X軸を例えば4ヶ所に配置
した保持馬で保持した車枠の前方より挿入配置できるか
ら、予め保持馬で車枠を保持してから測定装置の設置が
可能となり、また左右に配置した保持馬間隔より短い短
測定Y軸に車枠幅より長い長補助Y軸を取付けているの
で、長補助Y軸に測定Z軸と補助測定軸とを装備すれ
ば、車枠の中央部側面の測定ができる。この発明の測定
装置の軸のスライド装置によれば、軸と軸受けと連結材
とを組み合わせることで、三次元のX軸、Y軸、Z軸又
はアライメント測定具が互いに連結し、接し面積の大き
いスライド機構が、ガタの少ない安定的(破損不安のな
い)で立体的なスライド機構を実現できる。この発明の
車枠測定矯正装置の台式作業台によれば、鍔と横溝とを
矯正タワーを取付ける手段として利用でき、またH形鋼
からなる床材を二重井型に組立てる構成とするのみで、
強固な定盤状の台式作業台を形成でき、そして鍔と横溝
とを特別に形成する必要がなく、さらに上記鍔にフック
を有した複数の自在車具をくさびを利用して固定するこ
とによって、台式作業台を移動自在とすることができ
て、台式作業台の移動が容易となる。この発明の車枠測
定矯正装置の固定Y軸具によれば、固定Z軸具を装備し
ており、左右に縦軸を柔軟材を介して固定し、左右にX
軸スケール目盛の読み取り片を伸縮自在に設けているの
で、この固定Y軸具を任意のX座標の位置に固定でき、
そして固定Z軸具を介して車枠の変形部分を固定した位
置の測定と同時に、固定Y軸具と固定Z軸具を矯正力装
置で移動することで矯正ができ、さらに上記縦軸が台式
作業台、床溝作業台又は床配置作業台の装備用溝に挿入
されると共に柔軟材に固着されているので、固定Z軸具
が車枠の変形している部分を保持している場合は、傾斜
している固定Y軸具を矯正力装置でスプリングバック量
だけ逆傾斜させることで矯正作業ができる。また固定Y
軸具は、固定Z軸具を装備しているので、車枠より交換
するため剥したインナーパネル(車枠を構成する部品で
溶接されている)の交換インナーパネル等の部品を正規
の位置に仮固定でき、正確な溶接作業ができ、また他の
測定装置で測定できなく固定保持位置をカバーして、固
定保持位置の測定ができる。この発明の車枠測定矯正装
置の車枠保持馬移動具によれば、保持馬のくさび受けに
嵌込み可能のナットを取付けたネジ棒を備えているの
で、保持馬に保持された車枠と台式作業台の中心線を簡
単に合わせることができ、作業の効率化に寄与する。こ
の発明の車枠測定矯正装置の矯正タワーによれば、基杆
の上面に前開きのフックを設けているので、矯正タワー
を台式作業台の鍔と横溝に簡単にくさび固定でき測定矯
正作業がしやすくなる。この発明の車枠測定矯正装置の
矯正タワーによれば、自在車の高さをボルトで調整する
ことができるので、床の状態で矯正タワーの先端が台式
作業台の横溝に挿入できない場合でも、その自在車の高
さを調整し矯正タワーの先端の高さを調整することによ
り、矯正タワーの先端を台式作業台の横溝に挿入でき
る。この発明の矯正タワーによれば、支柱受けの前方に
設けてあるブラケットによって矯正タワーに複数の矯正
力装置が装備でき、そして後方のブラケットに設けた連
結孔を利用して、同様の連結孔を備えた他方の矯正タワ
ーの後方の孔に横支持杆を通すことによって、同時に多
点矯正作業ができる。この発明の矯正タワーによれば、
矯正力装備具に複数の矯正力手段を柔軟材で下支えして
装備できるので、作動時における矯正力手段の損傷を防
止できると共に、動作が円滑に行える。この発明の矯正
タワーによれば、丸パイプからなる支持支柱を起立して
いる基杆の後端にフックを備えたフック板を取付けてい
るので、床の溝に係留でき、フック板は支持支柱に近い
ので斜め矯正した場合でも大きな回転力がフック板にか
からず、従来のように矯正タワーとアンカーとの間に回
転機構は不要で安価に製造できる。また矯正タワーの支
持支柱は、無加工の丸パイプでよく安価に製造できる。
この発明の矯正タワーによれば、支持支柱に横孔を設け
ているので、この横孔に係留索を通し係留索の両端を例
えば床のアンカー等に連結することで矯正タワーを床に
係留でき、矯正タワーを作業台に取付けることができな
い場合でも不都合が生じず、また台式作業台の鍔に固定
するためのフックは不要となり、基杆の構造が簡単とな
り軽量化することができる。この発明の矯正タワーによ
れば、支持支柱に上車を設け、矯正力装置具に下車を設
け、両車に索を通すことにより、ダブル滑車を装備でき
るので、安価な昇降装置が装備でき、矯正力装置具の落
下を防止できて安全な矯正作業ができる。この発明の車
枠測定矯正装置のタワー案内装置によれば、矯正タワー
を作業台辺に沿って移動自在に固定できるから、矯正タ
ワーの移動が円滑に行え、作業の効率化が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】車枠測定矯正装置の一実施例を示す一部省略正
面図である。
【図2】車枠測定矯正装置の一実施例を示す一部省略側
面図である。
【図3】台式作業台B1の一部略図の平面図である。
【図4】台式作業台B1’に測定装置を設置した状態を
示す一部省略斜視図である。
【図5】台式作業台B1に測定装置のを設置した状態を
示す一部省略斜視図である。
【図6】台式作業台B1に設置した測定装置の一部を分
解し拡大して示した斜視図である。
【図7】測定装置のZ軸受け具を拡大して示している斜
視図である。
【図8】図7A−A線断面図である。
【図9】Z軸受け具とZ軸との連結状態を示す断面図で
ある。
【図10】図6B−B線拡大断面図である。
【図11】Z軸への連結状態を示す下Y軸具の一部拡大
断面図である。
【図12】測定装置の子X軸具、測定Z軸具、アナログ
中心読み取り具、凸測定子、補助測定軸を示す一部省略
斜視図である。
【図13】測定Y軸への子X軸具の取付け状態を示す拡
大正面図である。
【図14】子X軸への測定Z軸具の取付け状態を示す一
部省略拡大正面図である。
【図15】測定装置の測定Z軸具の一部断面拡大側面図
である。
【図16】図15C−C線拡大断面図である。
【図17】凸測定子の拡大平面図である。
【図18】測定装置の子X軸具、補助測定軸及び凸測定
子の一部省略斜視図である。
【図19】測定装置、凸測定子及び補助測定軸の他の使
用例を示す斜視図である。
【図20】測定装置の凹測定子の平面図である。
【図21】測定装置の凹測定子の正面図である。
【図22】測定装置の継ぎ足しZ軸の正面図である。
【図23】測定装置の子X軸具、測定Z軸具、アナログ
中心読み取り具及び凸測定子を示す一部省略斜視図であ
る。
【図24】測定Y軸への子X軸具の取付け状態を示す拡
大断面図である。
【図25】測定装置の子X軸具、補助測定軸及び凸測定
子をそれぞれ示す斜視図である。
【図26】補助測定軸を支持している状態を示す子X軸
具の拡大正面図である。
【図27】補助測定軸、凸測定子及び横補助測定軸を示
す斜視図である。
【図28】測定Y軸具の取付け状態を示す分解斜視図で
ある。
【図29】台式作業台と測定装置とアライメント測定具
の一部省略斜視図である。
【図30】アライメント測定具を示す拡大斜視図であ
る。
【図31】アライメント測定具の平面図である。
【図32】アライメント測定具の側面図である。
【図33】アライメント測定具の拡大正面図である。
【図34】アライメント測定具の使用状態を示す正面図
である。
【図35】アライメント測定具の一部の拡大平面図であ
る。
【図36】アライメント測定具のブレーキ部測定具の側
面図である。
【図37】台式作業台B1’に取付けた固定Y軸具及び
固定Z軸具の一部省略図の斜視図である。
【図38】台式作業台と固定Y軸具と固定Z軸具との一
部切欠分解斜視図である。
【図39】台式作業台と固定Y軸具とをそれぞれ示す一
部切欠拡大斜視図である。
【図40】固定Z軸具の拡大分解図である。
【図41】台式作業台B1’の斜視図である。
【図42】車枠測定矯正装置を示す一部省略斜視図であ
って、矯正タワーの基杆の固定状態を拡大して示す図で
ある。
【図43】矯正タワーの実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図44】矯正タワーを床に係留状態を示す斜視図であ
る。
【図45】矯正タワーの自在車の取付け状態を示す一部
断面拡大側面図である。
【図46】矯正力装備具の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図47】矯正タワーのさらに他の実施例を示す拡大斜
視図である。
【図48】矯正力装備具のさらに他の実施例の使用状態
を示す測面図である。
【図49】図48の正面図である。
【図50】矯正タワーの斜視図であって支材の固定手段
の他の実施例を示す図である。
【図51】タワー具の他の実施例を示す斜視図である。
【図52】梯子型測定装置の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図53】梯子型測定装置の平面図である。
【図54】床溝作業台と梯子型測定装置を示す一部省略
側面図である。
【図55】梯子型測定装置の支持状態を示す測定装置支
持具の拡大正面図である。
【図56】傾斜している床配置作業台と梯子型測定装置
とを示す一部省略底面図である。
【図57】断面測定Y軸具の取付け状態を示す正面図で
ある。
【図58】長補助軸を梯子型測定装置に取付けている状
態を示す拡大正面である。
【図59】長補助軸からZ軸を起立している梯子型測定
装置の一部省略側面図である。
【図60】昇降自在車具を取付けている一体化した親X
軸を示す図であって、(ア)はその底面図、(イ)は側
面である。
【図61】昇降式梯子型測定装置の昇降自在車具の拡大
底面図である。
【図62】昇降式梯子型測定装置の昇降自在車具の拡大
側面図である。
【図63】昇降式梯子型測定装置の昇降自在車具の親X
軸への取付け状態を示す一部断面拡大正面図である。
【図64】アライメント測定具を取付けている昇降式梯
子型測定装置の平面図である。
【図65】床溝作業台と昇降式梯子型測定装置とアライ
メント測定具の一部省略側面図である。
【図66】床溝作業台と昇降式梯子型測定装置とアライ
メント測定具の一部省略正面図である。
【図67】昇降式梯子型測定装置の一部とこれに取付け
たアライメント測定具とを示す一部省略正面図である。
【図68】梯子型測定装置の一部とアライメント測定具
とを示す斜視図である。
【図69】測定装置を床に設置した状態を示す正面図で
あって、親X軸の設置状態を拡大して示している図であ
る。
【図70】車枠保持馬移動具の平面図である。
【図71】台式作業台の一部と車枠保持馬と車枠保持馬
移動具を示す拡大正面図である。
【図72】車枠保持馬と車枠保持馬移動具とを示す拡大
側面図である。
【図73】タワー案内装置の使用状態を示す分解側面図
である。
【図74】タワー案内装置の使用状態を示す拡大側面図
である。
【図75】図72D−D線断面図である。
【図76】台式作業台からタワー受け具を外して矯正タ
ワーの基杆を横溝に差入れた状態を示す側面図である。
【図77】測定装置のZ軸受け具における連結部材の他
の実施例を示す一部断面正面図である。
【図78】測定装置のZ軸受け具における連結部材のさ
らに他の実施例を示す一部断面正面図である。
【図79】Z軸受け具への測定Y軸の両端の接続手段の
他の実施例を示す分解図である。
【図80】測定装置を床に設置した状態を示す測定装置
の他の実施例の正面図であって、親X軸の設置状態を拡
大して示している図である。
【図81】Z軸への子X軸D3’の取付け方法の他の実
施例を示す拡大断面図である。
【図82】従来例の測定装置の一例の使用状態を示す一
部切欠正面図である。
【符号の説明】
A1 車枠測定矯正装置 A1’ 車枠測定矯正装置 A1’’ 車枠測定矯正装置 A2 梯子型測定装置 A3 昇降式梯子型測定装置 B1 台式作業台 B1’ 台式作業台 B2 床溝作業台 B3 床配置作業台 D1 Z軸受け具 D1’ Z軸受け具 D2 下Y軸具 D2’ 上Y軸具 D3 子X軸具 D3’ 子X軸具 D4 測定Z軸具 D4’ 測定Z軸具 D5 アナログ中心読み取り具 D6 凸測定子(測定子) D7 横補助測定軸(補助測定軸) D8 凹測定子(測定子) D10 補助測定軸 E 測定Y軸具 F アライメント測定具 F’ アライメント測定具 G 車枠保持馬 H1 固定Y軸具 H2 固定Z軸具 T 矯正タワー Ta 矯正タワー T1 タワー具 T1b タワー具 T2 矯正力装備具 T2’ 矯正力装備具 T3 矯正力装備具 T4 矯正力装備具 J1 親X軸具 J2 短測定Y軸 J3 長測定Y軸 J4 断面測定Y軸具 J5 測定装置支持具 L 昇降自在車具 P 自在車具 Q 車枠保持馬移動具 イ 車枠 ロ 懸架装置 1 スケール 2 親X軸(測定X軸) 2b 内広溝(溝) 3 王型滑り材(連結材) 3a 係止部 3b 係止部 3’ 連結材 3’’ 連結材 4 親X軸受け(X軸受け) 4b 内広溝(溝) 5 王型滑り材(連結材) 6 王型滑り材(連結材) 16 Z軸 16b 内広溝(溝) 17 スケール 20 スケール 20’ スケール 21 センターピン 21’ センターピン 22 測定Y軸 24a 王型滑り材(連結材) 24b 王型滑り材(連結材) 25 Z軸受け 26a Y軸受け 26a’ Y軸受け 26b Y軸受け 26b’ Y軸受け 29a 王型滑り材(連結材) 29b 王型滑り材(連結材) 30a スケール 30b スケール 31 子X軸 31a 内広溝(溝) 32a 王型滑り材(連結材) 32b 王型滑り材(連結材) 33a 子X軸受け 33a1 内広溝(溝) 33b 子X軸受け 33b1 内広溝(溝) 37a Z軸受け 37b Z軸受け 40a 王型滑り材(連結材) 40b 王型滑り材(連結材) 41 目盛り線 44 スケール 49 測定Z軸 49b 内広溝(溝) 51 読み取り片 52a 索 52b 索 55b 内広溝(溝) 61 縦孔 64 王型滑り材(連結材) 65 内広溝(溝) 68 スケール 70 下端 71a 内広溝(溝) 71b 内広溝(溝) 72 固定軸 73 クランプ 74 くさび 75 柔軟支持盤 76 支持杆 81a 王型滑り材(連結材) 81b 王型滑り材(連結材) 82a 子X軸受け 82b 子X軸受け 83 角度目盛り 84 トー目盛り 86 角度読み取り線 87 半円回動盤 89 縦軸取付材 90a Z軸 90b Z軸 91 タイヤ半径目盛り 92 タイヤ直径数字 97 内広溝(溝) 97a 内広溝(溝) 99 測定子取付材 100a 王型滑り材(連結材) 100b 王型滑り材(連結材) 101a Z軸受け 101b Z軸受け 103 段差円筒型測定子 105a 内広溝(溝) 105b 内広溝(溝) 113 縦軸 114 柔軟材 117 案内軸具 118a 溝鋼 118b 溝鋼 120 L材 121 Tボルト 123 スケール 126 読み取る読み取り片 127 装備用溝 128 装備用溝 129 軸受け孔 131 軸受け 132 滑り材(連結材) 133 スケール読み取り線 134 基盤 135 ボルト 136 ナット 137 軸受け具 141 固定Z軸 142 クランプ 144 固定具(固定手段) 144’ 固定具(固定手段) 148 フック 149 鍔 150 横溝 151 柔軟材 152 自在車 153 基杆 155 補強板材 156 くさび受け 157 パイプ支柱(支持支柱) 158 傾斜補強材 159 横パイプ(横孔) 160 受けパイプ(支柱受け) 160’ 受けパイプ(支柱受け) 162 ブラケット 162’ ブラケット 164 柔軟材 164’ 柔軟材 165 孔 165’ 孔 166 ブラケット 166’ ブラケット 167 ボルト 167’ ボルト 168 牽引手段 169 押し油圧シリンダー 171 押し油圧シリンダー 172 案内溝車 176 案内溝車 177 油圧シリンダー 180 牽引鎖 183 横支持杆 185 くさび 186 クランプ 187 床溝 188 孔 189 L材 190 ネジ孔 191 ボルト 192 床 193 ボルト 194 鎖連結器 194’ 鎖連結器 195 切り込み部 196 鎖 200 取付盤 201 ネジ孔 202 孔 203 穴(凹部) 204 長めのボルト 205 二重ナット 206 ボルト 207 外側面 208 スケール 209 親X軸(測定X軸) 210 桟材(連結手段) 211 スケール 212 センターピン 213 測定Y軸 214 Tボルト 215 ナット 216 王型滑り材(連結材) 217 X軸受け 218 内広溝 219 スケール 220 Z軸 221 床 222 溝 225 支持杆 228 ネジ棒 229 支持具 231 傾斜した床 232 側面 233 孔 234 底なし箱盤 235 自在車 236 盤 237 空気袋 238 ボルト 239 本体 240 床材 241 ボルト 242 床穴 244 隙間 245 溝鋼 246 平鋼 247 溝鋼 248 平鋼 249 フック 250 盤 251 自在車 252 くさび 253 ネジ孔 254 溝形ナット 255 ネジ棒 256 溝形本体 257 ナット 258 柔軟車輪 259 くさび受け 260 くさび 264 L材 265 ナット 284 レール 286 タワー受け本体 289 溝 290 溝車(車) 297 カムフォロア 301 くさび受け 302 横孔 303 くさび 305 くさび

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定X軸と測定Y軸とZ軸とを具備して
    おり、 上記測定X軸は、左右に間隔を置いて設けてあり、 上記測定Y軸は、上測定Y軸と下測定Y軸とからなり、 左右の測定X軸のそれぞれに上記Z軸を前後移動自在に
    設け、左右のZ軸に対して直交方向の上記上測定Y軸と
    下測定Y軸とを上記Z軸に上下移動自在に設け、上記上
    測定Y軸と下測定Y軸とのそれぞれに測定Z軸を左右移
    動自在に設けてあることを特徴とする車枠測定矯正装置
    における測定装置。
  2. 【請求項2】 測定X軸と測定Y軸とZ軸とを具備して
    おり、 上記測定X軸を左右に間隔を置いて設け、左右の測定X
    軸のそれぞれにZ軸を前後移動自在に設け、左右のZ軸
    に対して直交方向の上記測定Y軸を上記Z軸に上下移動
    自在に設け、上記測定Y軸に子X軸具を左右移動自在に
    設けてあり、 上記測定X軸、測定Y軸及びZ軸の各外面にその長さ方
    向に溝をそれぞれ設けてあり、 上記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外面に
    溝を設けてこの溝と対向する上記測定X軸の溝との間に
    挿入した連結材を介して上記X軸受けを測定X軸に沿っ
    て移動自在に設けてあり、 上記Z軸は、上記X軸受けを通じて測定X軸と連結され
    ており、 上記測定Y軸に測定Y軸と直交する方向にZ軸受けを設
    け、このZ軸受けの外面に溝を設けてこの溝と対向する
    上記Z軸の溝との間に挿入した連結材を介して上記Z軸
    受けを上記Z軸に沿って移動自在に設け、 子X軸具をY軸受けと子X軸とで構成し、Y軸受けを上
    記測定Y軸に配置し、このY軸受けの外面に上記測定Y
    軸の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した
    連結材を介して上記Y軸受けを測定Y軸に沿って移動自
    在に設け、上記Y軸受けにはこのY軸受けと直交する方
    向に子X軸を設け、この子X軸の外面に溝を設けてある
    ことを特徴とする車枠測定矯正装置の測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の子X軸に、子X軸受け
    を配置し、子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対向し
    て溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して
    子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設け、上記子X
    軸受けにこの子X軸受けと直交する方向にZ軸受けを配
    置し、このZ軸受けに沿って測定Z軸を上下移動可能に
    設けてあることを特徴とする車枠測定矯正装置の測定装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の測定Y軸は、上
    測定Y軸と下測定Y軸とからなることを特徴とする車枠
    測定矯正装置の測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の測定Z軸には、
    補助測定軸を接続してあることを特徴とする車枠測定矯
    正装置の測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の子X軸には、補助測定
    軸を配置してあり、補助測定軸の外面に上記子X軸の溝
    に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材
    を介して補助測定軸を子X軸に取付けてあることを特徴
    とする車枠測定矯正装置の測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載のZ軸には、子X軸具を
    Y軸受けを介して設けてあり、このY軸受けはその溝と
    対向するZ軸の溝との間に挿入した連結材によってZ軸
    に移動可能に取付けられており、上記子X軸に補助測定
    軸を配置し、補助測定軸の外面に上記子X軸の溝に対向
    して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介し
    て補助測定軸を子X軸に取付けてあることを特徴とする
    車枠測定矯正装置の測定装置。
  8. 【請求項8】 測定X軸と測定Y軸とZ軸を具備してお
    り、 上記測定X軸を左右に間隔を置いて設け、上記Z軸を左
    右の測定X軸のそれぞれに前後移動自在に設け、上記測
    定Y軸を左右のZ軸に直交方向に配置し、上記測定Y軸
    に子X軸具を左右移動自在に設けてあり、 上記測定X軸及び測定Y軸の各外面にその長さ方向に溝
    を設けてあり、 上記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外面に
    溝を設けてこの溝と対向する上記測定X軸の溝と間に挿
    入した連結材を介して上記X軸受けを測定X軸に沿って
    移動自在に設けてあり、 上記Z軸は、上記X軸受けを通じて測定X軸と連結され
    ており、 上記子X軸具をY軸受けと子X軸とで構成し、Y軸受け
    を上記測定Y軸に配置し、このY軸受けの外面に上記測
    定Y軸の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入
    した連結材を介して上記Y軸受けを測定Y軸に沿って移
    動自在に設け、上記Y軸受けにはこのY軸受けと直交す
    る方向に子X軸を設けて、この子X軸の外面に溝を設け
    てあることを特徴とする車枠測定矯正装置の測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の子X軸に、子X軸受け
    を配置し、子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対向し
    て溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して
    子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設け、上記子X
    軸受けにこの子X軸受けと直交する方向にZ軸受けを配
    置し、このZ軸受けに沿って測定Z軸を上下移動可能に
    設けてあることを特徴とする車枠測定矯正装置の測定装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の測定Z軸に、補助測
    定軸を接続してあることを特徴とする車枠測定矯正装置
    の測定装置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の子X軸には、アライ
    メント測定具を設けてあり、 上記アライメント測定具は、下部に子X軸受けを設けて
    あり、この子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対向し
    て溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して
    子X軸受けを上記子X軸に沿って移動自在に設けてある
    ことを特徴とする車枠測定矯正装置の測定装置。
  12. 【請求項12】 測定X軸と測定Y軸とを具備してお
    り、 上記測定X軸を左右に間隔を置いて設け、上記測定Y軸
    を上記左右の測定X軸に対して直交方向に配置すると共
    に前後移動自在に設け、上記測定Y軸に子X軸具を左右
    移動自在に設けてあり、 上記測定X軸及び測定Y軸の各外面にその長さ方向に溝
    を設けてあり、 上記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外面に
    溝を設けてこの溝と対向する上記測定X軸の溝との間に
    挿入した連結材を介して上記X軸受けを上記測定X軸に
    沿って移動自在に設けてあり、 上記測定Y軸は、上記X軸受けに着脱自在に装備されて
    おり、 上記子X軸具をY軸受けと子X軸とで構成し、上記Y軸
    受けを上記測定Y軸に配置し、このY軸受けの外面に上
    記測定Y軸の溝に対向した溝を設け、対向する両溝間に
    挿入した連結材を介して上記Y軸受けを上記測定Y軸に
    沿って移動自在に連結し、上記Y軸受けにはこのY軸受
    けと交差する方向に子X軸を設けて、この子X軸の外面
    に溝を設けてあることを特徴とする車枠測定装置におけ
    る測定装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の子X軸具には、子
    X軸受け、Z軸受け及び測定Z軸をそれぞれ設けてあ
    り、 上記子X軸受けは、上記子X軸に配置され、この子X軸
    受けの外面に上記子X軸の溝に対向して溝を設け、対向
    する両溝間に挿入した連結材を介して子X軸受けを子X
    軸に沿って移動自在に設けてあり、 上記Z軸受けは、上記子X軸受けにこの子X軸受けと直
    交する方向に配置され、上記Z軸受けに沿って測定Z軸
    を上下移動可能に設けてあることを特徴とする車枠測定
    矯正装置の測定装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の子X軸具には、ア
    ライメント測定具を設けてあり、 上記アライメント測定具は、下部に子X軸受けを設けて
    あり、この子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対向し
    て溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して
    子X軸受けを上記子X軸に沿って移動自在に設けてある
    ことを特徴とする車枠測定矯正装置の測定装置。
  15. 【請求項15】 請求項12又は13に記載の測定Y軸
    には、両端側からZ軸が起立されており、両Z軸に上下
    動可能に上測定Y軸を設けてあり、この上測定Y軸には
    子X軸受け、Z軸受け及び測定Z軸を備えた子X軸具を
    左右移動自在に設けてあることを特徴とする車枠測定矯
    正装置の測定装置。
  16. 【請求項16】 請求項12、13、14又は15に記
    載の左右の測定X軸は、連結手段で連結されて一体化さ
    れていることを特徴とする車枠測定矯正装置の測定装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の一体化した測定X
    軸は、その下部に昇降自在車具を取付けていることを特
    徴とする車枠測定矯正装置の測定装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の昇降自在車具は、
    複数の自在車、空気袋及び取付盤を備え、上記空気袋を
    介して上記取付盤に取付けられており、 上記取付盤は、測定X軸にこの測定X軸の溝内に設けて
    あるナットにボルトをねじ込んで固定されていることを
    特徴とする車枠測定矯正装置の測定装置。
  19. 【請求項19】 左右の測定X軸を間隔を置いて連結手
    段によって一体化し、左右の測定X軸に測定X軸と直交
    する方向に測定Y軸を配置し、上記測定Y軸に子X軸具
    を左右移動自在に設けてあり、 上記測定X軸及び測定Y軸の各外面にその長さ方向に溝
    を設けてあり、 上記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外面に
    溝を設けてこの溝と対向する上記測定X軸の溝との間に
    挿入した連結材を介して上記X軸受けを測定X軸に沿っ
    て移動自在に設けてあり、 上記子X軸具は、上記測定Y軸に配置してあるY軸受け
    と、このY軸受けにY軸受けと直交する方向に設けた子
    X軸とからなり、 上記Y軸受けは、その外面に上記測定Y軸の溝に対向し
    て溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して
    測定Y軸に沿って移動自在に設けられており、 上記子X軸は、その外面に溝を設けてあり、 一体化した測定X軸は、その下部に昇降自在車具を取付
    けてあり、 上記子X軸具に、子X軸受け、Z軸受け及び測定Z軸を
    それぞれ設けてあり、 上記子X軸受けは、上記子X軸に配置され、その子X軸
    受けの外面に上記子X軸の溝に対向して溝を設け、対向
    する両溝間に挿入した連結材を介して子X軸受けを子X
    軸に沿って移動自在に設けてあり、 上記Z軸受けは、上記子X軸受けにこの子X軸受けと直
    交する方向に配置され、このZ軸受けに沿って測定Z軸
    を上下移動可能に設けてあることを特徴とする車枠測定
    矯正装置の測定装置。
  20. 【請求項20】 左右の測定X軸を間隔を置いて連結手
    段によって一体化し、左右の測定X軸に測定X軸と直交
    する方向に測定Y軸を配置し、上記測定Y軸に子X軸具
    を左右移動自在に設けてあり、 上記測定X軸及び測定Y軸の各外面にその長さ方向に溝
    を設けてあり、 上記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外面に
    溝を設けてこの溝と対向する上記測定X軸の溝との間に
    挿入した連結材を介して上記X軸受けを測定X軸に沿っ
    て移動自在に設けてあり、 上記子X軸具は、上記測定Y軸に配置してあるY軸受け
    と、このY軸受けにY軸受けと直交する方向に設けた子
    X軸とからなり、 上記Y軸受けは、その外面に上記測定Y軸の溝に対向し
    て溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して
    測定Y軸に沿って移動自在に設けられており、 上記子X軸は、その外面に溝を設けてあり、 一体化した測定X軸は、その下部に昇降自在車具を取付
    けてあり、 上記子X軸具には、アライメント測定具を設けてあり、 上記アライメント測定具は、下部に子X軸受けを設けて
    あり、この子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対向し
    て溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介して
    子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設けてあること
    を特徴とする車枠測定矯正装置の測定装置。
  21. 【請求項21】 測定X軸と短測定Y軸と長補助Y軸と
    を具備しており、 上記測定X軸を左右に間隔を置いて連結手段を介して一
    体に設け、上記短測定Y軸を上記左右の測定X軸に対し
    て直交方向に配置すると共に前後移動自在に設け、 上記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受けの外面に
    溝を設けてこの溝と対向する上記測定X軸に形成してあ
    る溝との間に挿入した連結材を介して上記X軸受けを測
    定X軸に沿って移動自在に設けてあり、 上記短測定Y軸は、左右のX軸受けに孔を有した固定材
    を介して上記X軸受けに固定されており、 上記長補助測定Y軸を短測定Y軸に平行して上記孔に着
    脱自在にボルト固定してあることを特徴とする車枠測定
    装置における測定装置。
  22. 【請求項22】 左右に間隔を置いて設けた測定X軸
    と、左右の測定X軸に対して直交方向に配置すると共に
    測定Y軸のスライド機構を通じて前後移動自在に設けた
    測定Y軸と、上記測定Y軸にY軸受けのスライド機構を
    通じて左右移動自在に設けた子X軸と、上記子X軸に子
    X軸受けのスライド機構を通じて前後にかつ測定Z軸の
    スライド機構を通じて上下に移動自在に設けた測定Z軸
    とを具備している測定装置における軸のスライド装置で
    あって、 上記測定X軸、測定Y軸、子X軸及び測定Z軸の各外面
    にその長さ方向に溝をそれぞれ設けてあり、 上記測定Y軸のスライド機構は、上記測定X軸に設けた
    X軸受けを備え、上記X軸受け外面に溝を設けこの溝に
    対向する上記測定X軸の溝との間に挿入した連結材を介
    して上記X軸受けを測定X軸に沿って移動自在に設けて
    上記測定Y軸を測定X軸に沿って移動可能としてあり、 上記Y軸受けのスライド機構は、上記測定Y軸に配置し
    たY軸受けを備え、上記Y軸受けの外面に上記測定Y軸
    の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連
    結材を介して上記Y軸受けを測定Y軸に沿って移動自在
    に設けて測定Y軸とY軸受けとを連結してあり、 上記子X軸受けのスライド機構は、上記子X軸に設けた
    上記X軸受けを備え、子X軸受けの外面に上記子X軸の
    溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結
    材を介して子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設け
    て子X軸と子X軸受けとを連結してあり、上記子X軸受
    けにこの子X軸受けと直交する方向にZ軸受けと測定Z
    軸とを配置し、Z軸受けの外面に上記測定Z軸の溝に対
    向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介
    して測定Z軸をZ軸受けに沿って移動自在に設けてZ軸
    受けと測定Z軸とを連結していることを特徴とする車枠
    測定矯正装置の測定装置における軸のスライド装置。
  23. 【請求項23】 左右に間隔を置いて設けた測定X軸
    と、左右の測定X軸に対して直交方向に配置すると共に
    測定Y軸のスライド機構を通じて前後移動自在に設けた
    測定Y軸と、上記測定Y軸にY軸受けのスライド機構を
    通じて左右移動自在に設けた子X軸と、上記子X軸に子
    X軸受けのスライド機構を通じて前後移動自在に設けた
    アライメント測定具とを具備している測定装置における
    軸のスライド装置であって、 上記測定X軸、測定Y軸及び子X軸の各外面にその長さ
    方向に溝をそれぞれ設けてあり、 上記測定Y軸のスライド機構は、上記測定X軸に設けた
    X軸受けを備え、上記X軸受け外面に溝を設けこの溝に
    対向する上記測定X軸の溝との間に挿入した連結材を介
    して上記X軸受けを測定X軸に沿って移動自在に設けて
    上記測定Y軸を測定X軸に沿って移動可能としてあり、 上記Y軸受けのスライド機構は、上記測定Y軸に配置し
    たY軸受けを備え、上記Y軸受けの外面に上記測定Y軸
    の溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連
    結材を介して上記Y軸受けを測定Y軸に沿って移動自在
    に設けて測定Y軸とY軸受けとを連結してあり、 上記子X軸受けのスライド機構は、上記子X軸に設けた
    上記X軸受けを備え、子X軸受けの外面に上記子X軸の
    溝に対向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結
    材を介して子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設け
    て子X軸と子X軸受けとを連結し、上記子X軸受けを上
    記アライメント測定具に取付けてあることを特徴とする
    車枠測定矯正装置の測定装置における軸のスライド装
    置。
  24. 【請求項24】 左右に間隔を置いて設けた測定X軸
    と、左右の測定X軸に対して直交方向に配置すると共に
    前後移動自在である測定Y軸と、上記測定Y軸に左右移
    動自在に設けた子X軸とを具備している測定装置におけ
    る軸のスライド装置であって、 上記測定X軸、測定Y軸及び子X軸の各外面にその長さ
    方向に溝をそれぞれ設けてあり、 上記測定X軸にX軸受けを設け、このX軸受け外面に溝
    を設けこの溝に対向する上記測定X軸の溝との間に挿入
    した連結材を介して上記X軸受けを測定X軸に沿って移
    動自在に設けて測定X軸と測定Y軸とを連結している測
    定Y軸のスライド機構と、 上記測定Y軸にY軸受けを配置し、このY軸受けの外面
    に上記測定Y軸の溝に対向して溝を設け、対向する両溝
    間に挿入した連結材を介して上記Y軸受けを測定Y軸に
    沿って移動自在に設けて測定Y軸とY軸受けとを連結し
    ているY軸受けのスライド機構と、 上記子X軸を上記Y軸受けに設け、上記子X軸に子X軸
    受けを配置し、子X軸受けの外面に上記子X軸の溝に対
    向して溝を設け、対向する両溝間に挿入した連結材を介
    して子X軸受けを子X軸に沿って移動自在に設けて子X
    軸と子X軸受けとを連結している子X軸受けのスライド
    機構と、 上記子X軸受けにこの子X軸受けと直交する方向にZ軸
    受けと測定Z軸とを配置し、Z軸受けの外面に上記測定
    Z軸に形成した溝に対向して溝を設け、対向する両溝間
    に挿入した連結材を介して測定Z軸をZ軸受けに沿って
    移動自在に設けてZ軸受けと測定Z軸とを連結している
    測定Z軸のスライド機構とを有することを特徴とする車
    枠測定矯正装置の測定装置における軸のスライド装置。
  25. 【請求項25】 上方で測定装置を支持するものであっ
    て、四辺に鍔を設け、各鍔の下方内側に横溝を設け、上
    面に前後方向に装備用溝を開けてあることを特徴とする
    車枠測定矯正装置の台式作業台。
  26. 【請求項26】 請求項25において、二重井型作業台
    として、上下各段の前後の位置にH形鋼からなる床材を
    左右方向に向けて配置し、上段に前後方向に向けてH形
    鋼からなる床材を左右方向に隣接して配置してあり、 上段の前後方向に向けて配置されている床材は、下段の
    前後の各床材上で支持されると共に、その鍔部の内側に
    装備用溝を形成するため少し間隔をあけて固定されてお
    り、 下段の前後の床材と左右に位置している床材とが前後左
    右の横溝を形成し、これらの横溝上に、上段における前
    後の床材の鍔部と左右に位置している床材の鍔部とで前
    後左右の鍔を形成していることを特徴とする車枠測定矯
    正装置の台式作業台。
  27. 【請求項27】 請求項25又は26に記載の鍔に自在
    具を取付けてあり、この自在具はフックを有しており、
    上記鍔とフックとの間にくさびを打込んであることを特
    徴とする車枠測定矯正装置の台式作業台。
  28. 【請求項28】 測定X軸を左右に間隔を置いて設けて
    ある作業台上にこの作業台の装備用溝に沿って移動可能
    に固定手段によって固定され、中心が0のスケールを設
    けると共に上面かつ長さ方向に溝を有する固定Y軸と、
    この固定Y軸の左右両端側に柔軟材を介して垂下し、上
    記作業台の装備用溝に挿入される縦軸と、上記固定Y軸
    の左右端から伸縮自在に設け、測定X軸のスケールを読
    み取る読み取り片とを備えており、 上記固定Y軸上に固定Z軸具を固定Y軸の溝に沿って移
    動可能に固定手段によって固定してあり、 上記固定Z軸具は、上部に車枠固定手段を設けている固
    定Z軸と、この車枠固定手段の高さを調整するための調
    整機構とを備えていることを特徴とする車枠測定矯正装
    置の固定Y軸具。
  29. 【請求項29】 請求項25,26又は27に記載の台
    式作業台の装備用溝上に配置され、上方にクランプを設
    けると共に下方に鍔とこの鍔から下方に出ている柔軟車
    輪とを有し、上記装備用溝に装備したくさび受けと上記
    鍔との間に打込まれるくさびによって固定される車枠保
    持馬を上記作業台上を移動させるものであり、 溝形本体を備えており、この溝形本体は、左右に上記車
    枠保持馬が位置できる間隔を置いて対向している左右の
    ブラケット部間にネジ棒を渡し、このネジ棒に溝形ナッ
    トを螺着しているものであり、この溝形ナットは上記く
    さび受けに嵌込み可能であることを特徴とする車枠測定
    矯正装置の車枠保持馬移動具。
  30. 【請求項30】 タワー具と矯正力装備具とからなり、 上記タワー具は、自在車を有した基杆の後方に支持支柱
    を起立し、上記基杆の上面に前開きのフックを設け、フ
    ック内に差込むくさびを備えており、 上記矯正力装備具は、支柱受けの前方に複数の矯正力手
    段を軸止めすることができるブラケットを設け、上記支
    柱受けは、固定手段によって上記支持支柱に固定される
    ものであり、 上記基杆先端は、請求項25,26又は27に記載の横
    溝に差込み可能であり、上記くさびは、請求項24,2
    5又は26記載の鍔上面と上記フック間に打ち込み可能
    であることを特徴とする車枠測定矯正装置の矯正タワ
    ー。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の自在車は、基杆に
    取付けらている取付盤に柔軟材を介してボルトで装備さ
    れており、上記取付盤のネジ孔に螺着したボルトで自在
    車の高さを調整できることを特徴とする車枠測定矯正装
    置の矯正タワー。
  32. 【請求項32】 タワー具と矯正力装備具とからなり、 上記タワー具は、自在車を有した基杆の後方に支持支柱
    を起立してあり、 上記矯正力装備具は、支柱受けの前方に複数の矯正力手
    段を軸止めすることができるブラケットを設けると共に
    後方に複数の連結孔を有するブラケットを設けてあり、 上記支柱受けは、固定手段によって上記支持支柱に固定
    されるものであることを特徴とする車枠測定矯正装置の
    矯正タワー。
  33. 【請求項33】 タワー具と矯正力装置具とからなり、 上記タワー具は、自在車を有した基杆の後方に支持支柱
    を起立してあり、 上記矯正装置具は、支柱受け前方に複数の矯正手段を軸
    止めすることができるブラケットを設け、このブラケッ
    ト前方部に矯正手段を下支えする柔軟材を設けてあり、 上記支柱受けは、固定手段によって上記支持支柱に固定
    されるものであることを特徴とする車枠測定装置の矯正
    タワー。
  34. 【請求項34】 タワー具と矯正力装備具とからなり、 上記タワー具は、自在車を有した基杆の後方に丸パイプ
    からなる支持支柱を起立してあり、上記基杆後端に床溝
    に挿入するフックを有するフック板を取付けてあり、 上記矯正力装備具は、支柱受けの前方に矯正力手段を軸
    止めするブラケットを設けてあり、 支柱受けは、ボルトによって上記支持支柱に固定されて
    おり、 上記フック板は、上記支持支柱の真下近くに配置されて
    いることを特徴とする車枠測定矯正装置の矯正タワー。
  35. 【請求項35】 タワー具と矯正力装備具とからなり、 上記タワー具は、自在車を有した基杆の後方に支持支柱
    を起立してあり、この支持支柱を傾斜補強材で補強して
    おり、上記支持支柱に係留索を通すことができる横孔を
    設けてあり、 上記矯正力装備具は、支柱受けの前方に矯正力手段を軸
    止めするブラケットを設けてあり、 上記支柱受けは、固定手段によって上記支持支柱に固定
    されており、 上記横孔は、支持支柱と傾斜補強材との交点近傍に配置
    されていることを特徴とする車枠測定矯正装置の矯正タ
    ワー。
  36. 【請求項36】 タワー具と矯正力装備具とからなり、 上記タワー具は、自在車を有した基杆の後方に支持支柱
    を起立してあり、 上記支持支柱に上車を設け、上記矯正力装置具に下車を
    設け、索の端を支持支柱又は矯正力装置具に固定し、上
    記索を上車及び下車に通してあることを特徴とする車枠
    測定装置の矯正タワー。
  37. 【請求項37】 請求項25記載の作業台の横溝に沿っ
    て移動する基杆を備えた矯正タワーを案内する装置であ
    って、 上記基杆の案内手段及び固定手段を備えており、 上記案内手段は、上記作業台の鍔の上面に敷設されてい
    るレールと上記基杆をその前後で案内し上記レール上を
    走行自在の前の溝車及び上記横溝底部上を走行自在の後
    の車とを備え、 上記固定手段は、基杆を横溝に固定するものであり、こ
    のくさび受けと上記鍔との間に打込まれるくさびとを備
    えていることを特徴とする車枠測定装置のタワー案内装
    置。
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