JPH07315050A - 凍結防止用モールディングの取付構造 - Google Patents

凍結防止用モールディングの取付構造

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JPH07315050A
JPH07315050A JP7171526A JP17152695A JPH07315050A JP H07315050 A JPH07315050 A JP H07315050A JP 7171526 A JP7171526 A JP 7171526A JP 17152695 A JP17152695 A JP 17152695A JP H07315050 A JPH07315050 A JP H07315050A
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JP
Japan
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arch
molding
sheet metal
outer plate
body sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP7171526A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiko Yada
幸彦 矢田
Shigeki Ikeda
茂樹 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ドアー外板の下端部に水平に取付けられる凍結
防止用モールディングの断面形状の工夫によって、この
ドアー外板の下端部とボディ板金との間の空隙部におい
て、水滴、雪などの水状付着物が凍結するのを防止する
ことである。 【構成】下端部分に下方に向かうに従って外方への突出
量が大きくなるようなアーチ状突起7が設けられている
凍結防止用モールディングM1 を使用し、自動車のドア
ー外板1の下端部に該モールディングM1 を取付けた状
態において、その下端部分のアーチ状突起7の最先端部
は、ドアー外板1の下端部に空隙状のロッカー部3を介
して接続しているボディ板金2の最突出部よりも外方に
位置していて、両者の間の水平距離(L1)は、該アーチ
状突起7の先端部から落下する水状付着物8が該ボディ
板金2の最突出部に当たらない距離になっていて、アー
チ状突起7の直下には何も存在していない構造にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のドアー外板を
伝わって落下する水滴、雪などが、下方のロッカー部分
などに当たらずに直接地面に落下するようにして、ロッ
カー部分において水滴、雪などが凍結しないように工夫
した凍結防止用モールディングの取付構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6に示されるように、自動車
のドアー外板1の下端部と、ボディ板金2との間には、
ロッカー部3と称される空隙部が形成されており、寒冷
地においては、自動車のドアー外板1を伝わって落下す
る水滴、雪などの水状付着物8が、上記ロッカー部3に
おいて凍結することがある。このようにして、ロッカー
部3で水滴、雪などの水状付着物8が凍結して氷塊8a
となると、ドアーDの開閉を妨げると同時に、無理にド
アーDを開こうとすると、ドアー外板1の塗装膜を剥離
させてしまう恐れもある。なお、図5及び図6におい
て、4は、自動車のドアーDに装着されているシール材
を示す。
【0003】また、本発明に間接的に関連する技術が実
開昭55-98647号公報に記載されており、この公報には、
「運転室乗降口の下部に、該乗降口を開閉するドアーの
外面よりも外方に突出したステップが設けられているト
ラックにおいて、該ステップの上方に位置するドアーの
下端部に、ステップ踏面の全面を覆うようなカバー部材
が突設してある構成の車両ステップへの雪付着防止装
置」が開示されている。この装置によれば、カバー部材
の直下にはステップが存在しているために、ステップ踏
面に雪が付着するのを防止することはできるが、カバー
部材の先端部(下端部)から落下する雪などの水状付着
物が、該カバー部材の下端部とステップの外端部との間
の空隙において凍結して、ドアーの開閉が妨げられる恐
れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ドアー外板
の下端部に水平に装着されるモールディングの断面形状
の工夫によって、上記ロッカー部において、水滴、雪な
どの水状付着物が凍結しないようにして、寒冷地におけ
るドアーの開閉に支障がないようにすることを課題とし
てなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明は、自動車のドアー外板の下端部に凍結防止用
モールディングを該ドアー外板の全幅に亘って水平に取
付けるための構造であって、下端部分に下方に向かうに
従って外方への突出量が大きくなるようなアーチ状突起
が設けられている凍結防止用モールディングを使用し、
自動車のドアー外板の下端部に該モールディングを取付
けた状態において、その下端部分のアーチ状突起の最先
端部は、ドアー外板の下端部に空隙状のロッカー部を介
して接続しているボディ板金の最突出部よりも外方に位
置していて、両者の間の水平距離は、該アーチ状突起の
先端部から落下する水状付着物が該ボディ板金の最突出
部に当たらない距離になっていて、アーチ状突起の直下
には何も存在していないことを特徴としている。
【0006】
【発明の作用】ドアー外板の下端部に装着されたモール
ディングの下端部分に上記したような寸法構成のアーチ
状突起が設けられているので、ドアー外板に付着した水
滴、雪などの水状付着物は、これの下端部に装着された
モールディングの外周面を伝わり、アーチ状突起の先端
部から直接地面に落下する。よって、ドアー外板の下端
部と、ボディ板金との間に形成される空隙状のロッカー
部において、水状付着物が凍結して、氷塊化することは
ない。このため、寒冷地においても、自動車のドアーの
開閉を支障なく行える。
【0007】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。なお、上記した「従来の技術」の項目で説明
した部分と同一部分には同一符号を付して説明する。図
1及び図2に示されるモールディングM1 は、ドアー外
板1の下端部分に両面テープ5を介して水平に装着され
ている。このモールディングM1 は、PVC,ゴムなど
の弾性材料で成形されていて、装飾部6の下端部にアー
チ状突起7が連続して設けられている。即ち、モールデ
ィングM1 のアーチ状突起7の部分は、下方に向かうに
従って外方への突出量が大きくなっており、アーチ状突
起7の先端部7aと、ボディ板金2との最小水平距離
は、(L1)であり、この水平距離(L1)は、アーチ状突
起7の先端部7aから落下する水状付着物8がボディ板
金2の最突出部に当たることのない距離になっている。
よって、アーチ状突起7の直下には何も存在していな
い。
【0008】このため、ドアー外板1に付着した水滴、
雪などの水状付着物8は、モールディングM1 の装飾部
6の外周面を伝わって、そのアーチ状突起7の先端部7
aに達し、この部分において直接に地面に落下する。よ
って、従来のように、水状付着物8がロッカー部3に溜
まって、氷塊化することはない。
【0009】また、図3に示されるモールディングM2
は、内周面に保持リップ11が設けられたU字状の支持
部12にアーチ状突起13が一体成形されたものであ
る。モールディングM2 も、PVC,ゴムなどの弾性材
料で成形され、その支持部12には、金属板から成るイ
ンサート板14が埋設されて補強されている。モールデ
ィングM2 は、その支持部12をドアー外板1の下端部
に嵌め込むことにより取付けられる。アーチ状突起13
は、装飾部15の下方に連続して設けられており、その
外周面は、下方に向かうに従って外方への突出量が大き
くなるようなアーチ状になっている。アーチ状突起13
の内部には、中空部16が形成されている。アーチ状突
起13の先端部13aと、ボディ板金2との最小水平距
離は、(L2 )である。よって、アーチ状突起13の直
下には何も存在していない。
【0010】このため、上記モールディングM1 と同様
に、ドアー外板1に付着した水状付着物8は、モールデ
ィングM2 の装飾部15の外周面を伝わって、そのアー
チ状突起13の先端部13aに達し、この部分において
直接に地面に落下するので、水状付着物8がロッカー部
3に溜まって、氷塊化することはない。特に、本実施例
のモールディングM2 は、アーチ状突起13の部分に中
空部16が設けられているので、乗降時に人の脚部がモ
ールディングM2 に当たった場合には、アーチ状突起1
3が弾性変形するため、人の脚部が傷つけられないとい
う独自の利点がある。
【0011】更に、図4に示される実施例は、ドアー外
板1と、ボディ板金2の外周面とがほぼ同一面上に位置
していて、このボディ板金2の外周面に両面テープ17
を介してプロテクターモール18が装着されている例で
あって、ドアー外板1の下端部に装着されたモールディ
ングM1 のアーチ状突起7の先端部7aと、ボディ板金
2に装着されたプロテクターモール18との間の最小水
平距離は、(L3 )である。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る凍結防止用モールディング
の取付構造は、下端部分に下方に向かうに従って外方へ
の突出量が大きくなるようなアーチ状突起が設けられた
モールディングを使用して、モールディングの取付状態
において、該アーチ状突起の最先端部は、該ドアー外板
の下端部に空隙状のロッカー部を介して接続しているボ
ディ板金の最突出部よりも外方に位置していて、両者の
間の水平距離は、該アーチ状突起の先端部から落下する
水状付着物が該ボディ板金の最突出部に当たらない距離
になっていて、アーチ状突起の直下には何も存在してい
ないので、ドアー外板に付着した水滴、雪などの水状付
着物は、モールディングの外周面を伝わって、アーチ状
突起の先端部から直接に地面に落下する。このため、ド
アー外板の下端部とボディ板金との間に形成される空隙
状のロッカー部において、水状付着物が凍結して、氷塊
化することがなくなって、寒冷地においても、自動車の
ドアーの開閉を支障なく行える。また、上記モールディ
ングを弾性中空体で構成すると、乗降時に人の脚部が該
モールディングに当たっても、この脚部が傷付けられる
のを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の斜視図である。
【図2】ドアー外板1の下端部に凍結防止用モールディ
ングM1 を取付けた状態の図1のX−X線断面図であ
る。
【図3】ドアー外板1の下端部に凍結防止用モールディ
ングM2 を取付けた状態の図1のX−X線断面図であ
る。
【図4】ドアー外板1の下端部に凍結防止用モールディ
ングM1 を取付けると共に、ドアー外板1の直下のボデ
ィ板金2にブロテクターモール18を取付けた状態の図
1のX−X線断面図である。
【図5】従来構造の図1のX−X線断面図である。
【図6】従来構造において、ロッカー部3で水状付着物
が氷塊化した状態の断面図である。
【符号の説明】
D:ドアー M1,2 :モールディング 1:ドアー外板 7,13:アーチ状突起 7a,13a:アーチ状突起の先端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアー外板の下端部に凍結防止
    用モールディングを該ドアー外板の全幅に亘って水平に
    取付けるための構造であって、下端部分に下方に向かう
    に従って外方への突出量が大きくなるようなアーチ状突
    起が設けられている凍結防止用モールディングを使用
    し、自動車のドアー外板の下端部に該モールディングを
    取付けた状態において、その下端部分のアーチ状突起の
    最先端部は、ドアー外板の下端部に空隙状のロッカー部
    を介して接続しているボディ板金の最突出部よりも外方
    に位置していて、両者の間の水平距離は、該アーチ状突
    起の先端部から落下する水状付着物が該ボディ板金の最
    突出部に当たらない距離になっていて、アーチ状突起の
    直下には何も存在していないことを特徴とする凍結防止
    用モールディングの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記アーチ状突起は弾性中空体で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の凍結防止用
    モールディングの取付構造。
JP7171526A 1995-06-13 1995-06-13 凍結防止用モールディングの取付構造 Pending JPH07315050A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029273A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Fuji Heavy Ind Ltd ホイールアーチ部のシール構造
CN114737847A (zh) * 2022-04-29 2022-07-12 岚图汽车科技有限公司 一种汽车电控活动装置的破冰方法、系统及汽车

Cited By (3)

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