JPH07314888A - 改良されたハロー特性を有する水性インク - Google Patents

改良されたハロー特性を有する水性インク

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JPH07314888A
JPH07314888A JP7099120A JP9912095A JPH07314888A JP H07314888 A JPH07314888 A JP H07314888A JP 7099120 A JP7099120 A JP 7099120A JP 9912095 A JP9912095 A JP 9912095A JP H07314888 A JPH07314888 A JP H07314888A
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JP
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ink
group
surface energy
fluorinated compound
water
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Application number
JP7099120A
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English (en)
Inventor
John L Stoffel
ジヨン・ロレンス・ストーフエル
David H Donovan
デイビツド・ハーバート・ドノバン
Loren E Johnson
ローレン・ユージーン・ジヨンソン
John Robert Moffatt
ジヨン・ロバート・モフアツト
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも2種の別々の色の水性インクでイ
ンクジェット印刷する場合の、鮮明な縁の尖鋭さを示す
第1のインクと、低い表面エネルギーを有する第2のイ
ンク間の境界に見られるにじみとハロー効果の低減され
た水性インクのセットの提供。 【構成】 この水性インクのセットは、(a)少なくと
も1つの次の式 〔R(f)Q〕nA ここで、R(f)はC6〜C22のパーフルオロアルキル基
であり;Qは2価の連結基であり;Aは水可溶性基であ
り;そしてnは1または2である、のフッ素化合物を、
第1のインクの表面エネルギーを、第2のインクのほぼ
15ダイン/cmの範囲内に減少させるのに有効な量で含
有しており、これによりハロー効果を減少させ、プリン
ト媒体上にプリントしたときに、鮮明な縁の尖鋭さを示
す、第1のインク、および(b) 40ダイン/cmより
小さい表面エネルギーを有する第2のインク、から構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は水性インクジェットインクのよう
な2種の色の水性インクのプリントに関するものであ
る。さらに詳しくは、本発明はたがいに隣り合わせて黒
色とカラーの各インクをプリントすることに関するもの
である。
【0002】
【発明の背景】インクジェットプリント、殊にいわゆる
“デスク−トップ出版”と称されるものは、ディジタル
出力から小部数のプリントを高速度で作ることのできる
その能力のため急速に一般化して来た。最近の装置の発
達は、着色された図形と文書とを合体する、多色インク
ジェットプリンターが採用されるようになった。しかし
ながら、このインクジェットプリントの利用は、高品質
の文書と図形とを与えるためインクが満たさねばならな
い過酷な要求により、ある程度限定されていたのであ
る。
【0003】理想的には、文書をプリントするため使用
するインク(普通は黒色)は、高品質のプリントを作る
ため必要とされる鮮明な縁の尖鋭さを示さねばならな
い。鮮明な縁の尖鋭さを達成する1つの方法は比較的高
い表面エネルギーをもつインク、すなわち、インクはプ
リント媒体(一般に紙)の中に吸収されようとはせず
に、媒体表面上にインク着色材(色素またはピグメン
ト)を残すようなインクを選定することである。
【0004】インクの選定に影響する他のもう1つのフ
ァクターは、互いに隣り合わせにプリントしたときイン
クが“にじむ”傾向である。この“にじみ出し現象”は
インクジェットプリントの場合に、最初のインクが未だ
乾かない間に次の色がプリントされる時に特に激しいも
のがある。にじみ出しを軽減するための1つの方法は比
較的低い表面エネルギーを有するインクを選定すること
であり、これによりインクが媒体中に速やかに吸収さ
れ、そしてつぎの色がプリントされたことにより影響さ
れるのをより小さくするのである。
【0005】文書(text)における縁の尖鋭さと同時に
“にじみ出し”を最小限にするための要求をバランスす
ることのアプローチの1つは、低い表面エネルギーを有
する着色インク(代表的には、シアン、マゼンタ、およ
びイエロー)と共に用いるために、高い表面エネルギー
を示す黒色インクを選択することであった。しかしなが
ら、この試みは不幸にも黒と着色インクの境界に“ハロ
ー”といわれる白色または色の薄い区域を生成しがちな
のである。ある場合には、1つまたは幾つかのインクは
それらが本来プリントされた区域から後退(shrink bac
k)することもある。これらのハローの生成および後退
の傾向は、像の光学的濃度の損失とインクの境界での画
質の損失とを生じるのである。そこで、プリントされた
文書が鮮明な縁の尖鋭さを保有し最小のにじみをもち、
そして黒と着色インクの境界にこれまでに観察されてい
たハローの生成と後退の問題が存在しない改良されたイ
ンクが必要なのである。
【0006】
【発明の要点】インクの境界でのハローの生成と後退
は、ある種のフッ素化された化合物を高い表面エネルギ
ーを示すインクに対して、その表面エネルギーを低い表
面エネルギーインクの15ダイン/cmの範囲内にまで減
少させるのに充分な量で添加することにより、軽減され
るのが認められた。
【0007】したがって、本発明はプリント媒体上に少
なくとも2つの別々の色でプリントするためのインクセ
ットを提供するものである。このインクセットは、 (a) 少なくとも1つの次の式 〔R(f)Q〕nA ここで、R(f)はC6〜C22のパーフルオロアルキル基
であり;Qは2価の連結基であり;Aは水可溶性基であ
り;そしてnは1または2である、のフッ素化合物を、
第1のインクの表面エネルギーを、第2のインクのほぼ
15ダイン/cmの範囲内に減少させるのに有効な量で含
有しており、これによりハロー効果を減少させ、プリン
ト媒体上にプリントしたときに、鮮明な縁の尖鋭さを示
す第1のインクおよび(b) 40ダイン/cmより小さ
い表面エネルギーを有する第2のインク、から構成され
る。
【0008】
【発明の具体的説明】本発明を水性インクジェットイン
クの好ましい具体化例との関連で詳細に説明することに
する。しかしながら、本発明は他のインクに対する応用
をもつものであり、ここで使用した“インク”の用語
は、一般にピグメント分散物または色素、またはこれら
の組み合わせである着色材を含む水性のキャリアーメジ
ウムに関するものと認識されるものである。
【0009】鮮明な縁の尖鋭さを得るため処方されるイ
ンクは、着色材として色素またはピグメントのいずれか
を含むことができ、そしてフッ素化された抗ハロー化合
物を添加する前には代表的にほぼ72〜50ダイン/cm
の表面エネルギーを示すであろう。この高い表面エネル
ギーのため、着色材はプリント媒体中に吸収されるとい
うよりもむしろ媒体の表面上にとどまる傾向となろう。
黒色の着色材が通常この目的のために選定され、高いプ
リントの質を有するプリントされた文書を与えている。
【0010】この黒色インクと組み合わせて使用される
その他のインク(代表的にシアン、マゼンタ、およびイ
エロー)は、インクがプリント媒体中に速やかに吸収さ
れ、そして隣り合うインクがプリントされるときのにじ
みを最小とするよう急速に乾燥させるために、代表的に
20〜40ダイン/cmの範囲内に、好ましくは35ダイ
ン/cmより小さい表面エネルギーを示すように処方化さ
れる。
【0011】本発明によれば、表面エネルギーの高いイ
ンクと低いものとの境界でこれまで認められていたハロ
ーと後退効果は、ある種のフッ素化された化合物が高表
面エネルギーのインク中に添加されて、その表面エネル
ギーを低い表面エネルギーのインクにより示される、1
5ダイン/cmの範囲内、さらに好ましくは10ダイン/
cmの範囲内にまで下げられるならば、軽減されまたは排
除されることが見出された。驚くことに、このハローの
減少または排除はフッ素化化合物の添加以前に高表面エ
ネルギーインクにより得られていた、鮮明な縁の尖鋭さ
を不当に犠牲にすることなしに達成できるのである。本
発明は、米国特許第5,181,045号および同第5,
198,023号中に述べられているような、にじみ制
御メカニズムを含むインクセットについても有効に実施
することができる。
【0012】〔インク組成物〕前述したように、水性の
インクジェットインクはピグメント分散物、色素、また
はこれらの組み合わせのいずれかである着色材と水性の
キャリアーメジウムとを使用している。少なくとも1つ
のインクは以下で詳しく述べるフッ素化した抗ハロー化
合物を含んでいる。インクはまた従来インクジェットプ
リントで知られているその他の添加物を含むことができ
る。第1と第2の水性インクジェット用各インクは、そ
れらは両立性でありそして互いに隣り合わせにまたは接
触して付与したときもにじまないようにされている。
【0013】〔水性キャリアーメジウム〕水性キャリア
ーメジウムは水かまたは水と少なくとも1つの水溶性有
機溶剤との混合物である。適当な混合物の選定は所要の
表面張力と粘度、選定した着色材、インクの乾燥時間、
およびインクがプリントされる基板のタイプなどのよう
な特定の利用上の要請に関連する。適当な水溶性有機溶
剤の代表的な例は米国特許第5,085,698号中に示
されている。2−ピロリドンのような窒素含有環状化合
物と水との混合物が水性キャリアーメジウムとして好ま
しいものである。
【0014】水と水溶性溶剤との混合物の場合、水性キ
ャリアーメジウムは通常約30%から約95%までの水
と、残りが(つまり、70〜5%)水溶性の溶剤とを含
んでいる。好ましい組成は水性キャリアーメジウムの全
重量を基にしてほぼ60%〜約95%が水である。イン
ク中の水性キャリアーメジウムの分量は、有機性のピグ
メントが選定されたときはインクの全重量を基にしてほ
ぼ70〜99.8%、好ましくはほぼ94〜99.8%の
範囲であり;無機性のピグメントが選ばれたときはほぼ
25〜99.8%、好ましくはほぼ70〜99.8%であ
り;そして色素が選ばれたときは80〜99.8%であ
る。
【0015】〔着色材〕着色材はピグメント分散物また
は色素とすることができる。ピグメントは不溶性の粒子
状の形で利用される着色材である。色素は溶解状態で利
用される着色材である。ピグメント分散物: “ピグメント分散物”の用語はピグ
メントと分散剤との混合物を指している。好ましくは、
分散剤はポリマーの分散性化合物である。
【0016】ピグメント:有用なピグメントには各種の
有機性または無機性の各ピグメントの、単独または組み
合わせが含まれ、インク組成物中で着色材として典型的
に用いられている。ピグメント粒子はインクジェットプ
リント装置を通じて、とくに通常10μmから50μm
の範囲の直径を有する射出ノズルを通じて、インクの自
由な流通が許されるために充分小さなものである。粒子
サイズはまたピグメント分散物の安定性にも影響を有
し、これはインクの寿命を通して重要なものである。細
かな粒子のブラウン運動は粒子の沈降防止を助けるであ
ろう。また最高の色彩強度のためにも小さな粒子の使用
は好ましいものである。有用な粒子サイズの典型的な範
囲はほぼ0.005〜15μmである。好ましくは、ピ
グメント粒子サイズは0.005から5μm、さらに最
も好ましくは0.01から0.3μmの範囲とすべきであ
る。
【0017】選定したピグメントは乾燥または湿った形
で用いることができる。たとえば、ピグメントは通常水
性の媒体中で製造され、生成するピグメントは水で湿っ
たプレスケーキとして得られるのである。プレスケーキ
の形では、ピグメントは乾燥した形におけるほど凝集し
ない。したがって、水で湿ったプレスケーキ中のピグメ
ントは、乾燥ピグメントからインクを調製する方法の際
ほど、多くの解膠を必要としない。本発明を実施すると
き用いることのできる、代表的な市販の乾燥およびプレ
スケーキピグメントは前記の米国特許第5,085,69
8号中に示されている。
【0018】金属または金属酸化物の微細な粒子もまた
本発明を実施するために用いることができる。たとえ
ば、金属および金属酸化物は磁性インクジェットインク
の調製に適している。シリカ、アルミナ、チタニア、な
どのような微細粒子サイズ酸化物もまた選択することが
できる。さらに、銅、鉄、スチール、アルミニウムおよ
び各種合金のようなものの、微粉砕金属粒子も適切な応
用のため選択することができる。分散剤: ポリマー性の分散剤がピグメントのために好ま
しい。本発明の実施のために適当なポリマー性分散剤に
はAB、BABまたはABCブロックコポリマーが含ま
れる。
【0019】ABまたはBABブロックコポリマーにお
いて、A部分は疎水性のホモポリマーまたはコポリマー
でピグメントと結び付く役目をし、そしてBブロックは
親水性のホモポリマーまたはコポリマー、またはその塩
で水性メジウム中にピグメントを分散する役目をする。
かかるポリマー性分散剤とその合成法はMa氏他の米国特
許第5,085,698号中に示されている。ABCトリ
ブロックもまたピグメント分散剤として有用なものであ
る。このABCトリブロック中で、Aブロックは水と相
溶性のポリマーであり、Bブロックはピグメントに結合
しうるポリマーでありそしてCブロックは有機性溶剤と
相溶性のものである。このAおよびCのブロックは末端
ブロックである。ABCトリブロックおよびその合成法
は、Ma氏他の1993年8月25日公表のEPO出願第
0556649号A1中に示されている。
【0020】ランダムコポリマーは分散剤として使用す
ることができるけれども、これらは一般にブロックポリ
マーほどピグメント分散物の安定化に際し効果的ではな
く、それ故に好ましくない。狭い範囲にコントロールさ
れた分子量、好ましくは1〜3のポリ分散度を有するラ
ンダムインターポリマーを選ぶことができる。これらの
ポリマーはペンのノズルをた易く詰まらせる高分子量の
成分を実質的に含まない。数平均分子量は10,000
ダルトンより小さく、好ましくは6,000より、さら
に好ましくは3,000より小さいものでなければなら
ない。これらのランダムポリマーは疎水性および親水性
モノマーユニットをランダムに含んでいる。市販のラン
ダム分散剤ポリマーはペンのノズルを容易に詰まらせる
であろう。必要な分子量コントロールはグループ移動重
合法を使用することにより得られるが、低い分散度を与
えるようなその他の方法も用いることができる。
【0021】ランダムポリマー中に用いられる疎水性モ
ノマーの若干の例は、メチルメタアクリレート、n−ブ
チルメタアクリレート、2−エチルヘキシルメタアクリ
レート、ベンジルメタアクリレート、2−フェニルエチ
ルメタアクリレートおよび対応するアクリレート類など
である。親水性モノマーの例は、メタアクリル酸、アク
リル酸、ジメチルアミノエチル〔メタ〕アクリレートお
よびこれらの塩などである。ジメチルアミノエチル〔メ
タ〕アクリレートの第4級塩もまた用いることができ
る。色素: 色素はアニオン性、カチオン性、両イオン性また
は非イオン性などとすることができる。かかる各色素は
従来から知られている。アニオン性色素は水性溶液中に
着色アニオンを生成しまたカチオン性色素は着色カチオ
ンを生成する。代表的なアニオン性色素はイオン性の部
分としてカルボキシルまたはスルホンの酸性基を含有
し、すべての酸性色素が含まれる。カチオン性色素は通
常第4級窒素基を含有し、すべての塩基性色素が含まれ
る。
【0022】本発明でもっとも有用なアニオン性色素
は、酸性、直接、食用、媒染、および反応性の各色素で
ある。代表的なアニオン性色素はニトロソ化合物、ニト
ロ化合物、アゾ化合物、スチルベン化合物、トリアリー
ルメタン化合物、キサンテン化合物、キノリン化合物、
チアゾール化合物、アジン化合物、オキサジン化合物、
チアジン化合物、アミノケトン化合物、アンスラキノン
化合物、インジゴイド化合物またはフタロシアニン化合
物などである。
【0023】本発明でもっとも有用なカチオン性色素は
塩基性の各色素、および繊維のような基材上の酸性位置
に結合するようにされた媒染色素類である。かかる各色
素の有用なタイプにはアゾ化合物、ジフェニルメタン化
合物、トリアリールメタン類、キサンテン化合物、アク
リジン化合物、キノリン化合物、メチンまたはポリメチ
ン化合物、チアゾール化合物、インダミンまたはインド
フェニル化合物、アジン化合物、オキサジン化合物、お
よびチアジン化合物、その他が含まれこれらはすべて従
来から良く知られたものである。
【0024】インク組成物中で用いられる色素の分量と
色は主として選択の問題であって、インクにより達成さ
れるプリントの所望の色調、色素の純度およびその濃さ
などの如何に基本的にかかわるものである。色素の低い
濃度は適切な色調の鮮やかさを与えない。高い濃度では
プリントヘッドの作動不良を起こしまたは不適切な暗い
色調となりうる。色素はインクの全重量を基準に0.0
1〜20重量%、好ましくは0.05〜8そして最も好
ましくは1〜5重量%の量で存在する。
【0025】有機性ピグメントの場合、インクはある種
の利用に対しては全インク組成物のほぼ30重量%まで
のピグメントを含むことができるが、一般的には0.1
〜15重量%好ましくは0.1〜8重量%の範囲内であ
る。無機性のピグメントを選択した場合、インクは有機
性ピグメントを使用する相当するインクよりも高い重量
%のピグメントを含むようになり、そして無機ピグメン
トは一般に有機ピグメントよりも大きい比重をもつた
め、ある場合には75%もの高さとなることがある。
【0026】〔フッ素化された抗ハロー化合物〕フッ素
化化合物はノニオン性、アニオン性、カチオン性、また
は両イオン性となることができ、以下の式で示される: 〔R(f)Q〕nA ここでR(f)はC6〜C22のパーフルオロアルキル基で
あり;QはR(f)とA基とを連結することのできる2価
の連結基であり、Aは水可溶性基でありそしてnは1ま
たは2である。
【0027】連結基Qは10個より少ない炭素原子を含
むアルキル、アラルキル、アルキルアリール、またはア
リールの2価基で、S、O、およびNのようなヘテロ原
子を含むことができる。連結基Qと水可溶性基Aの間の
連結は、使用条件下に安定であることを条件にエーテ
ル、エステル、アミド、またはスルホアミドとすること
ができる。水可溶性基Aは、−(OCH2CH2)xOH、
ここでxは1〜12;−COOMおよび−SO3M、こ
こでMは水素、アンモニウム、アミン、またはリチウ
ム、ナトリウム、またはカリウムのようなアルカリ金属
である;−PO4(N)y、ここでyは1〜2そしてNは水
素、アンモニウム、アミン、またはリチウム、ナトリウ
ム、またはカリウムのようなアルカリ金属である;−N
3X、ここでR3はC1〜C4のアルキル基そしてXはハ
ライド、アセテート、およびスルホネート、およびその
他の水溶性の両イオン性基よりなる群から選ばれたも
の;などから選ぶことができる。
【0028】パーフルオロアルキル基のサイズと水可溶
性基間のバランスは、化合物が全体として所要の水性キ
ャリアーメジウム中に25℃で少なくとも0.01%、
好ましくは25℃で少なくとも0.05%の溶解度を有
する程度にすべきである。適当なフッ素化化合物はデュ
ポン社よりゾニールRとして、そして3M社からはフル
オラドRとして市場で入手でき、これは単独でまたは組
合わせて使用することができる。選択される特定の化合
物は、インク中のその他の各成分およびこれと隣り合わ
せにプリントされるインクの特性によって変わるであろ
う。選択されるフッ素化化合物のイオン的特性は沈殿ま
たは凝集化をさけるために、インク中のその他の各成分
と相溶性であることが重要である。
【0029】適当なフッ素化された抗ハロー化合物のい
くつかの例が、表1中に示してある:
【表1】
【0030】フッ素化された抗ハロー化合物は表面エネ
ルギーを効果的に調整するために、インクの全重量を基
準に0.005〜3重量%、好ましくは0.01〜1%そ
して最も好ましくは0.01〜0.15%の量で存在させ
ることができる。選定される濃度はインクシステム、ハ
ローを減少するためのフッ素化化合物の効率、相手のイ
ンク(複数)の特性、および予定されるプリント媒体な
どにより変わるであろう。一般的には、表面エネルギー
を15ダイン/cmの範囲内に、好ましくは10ダイン/
cmの範囲内に調整するのに充分なフッ素化化合物が添加
される。余りに多量のフッ素化化合物の添加は縁の尖鋭
さに影響することがあり避けるべきである。
【0031】〔その他の添加剤〕インク組成物はまた微
生物の成長を防ぐための殺菌剤、および重金属不純物の
不都合な作用を排除するためEDTAのような封鎖剤を
含むこともできる。湿潤剤、粘度調整剤およびポリマー
類のようなその他の添加剤も、インク組成物の各種の特
性を改善するために従来知られたように含ませることが
できる。
【0032】インク組成物は他のインクジェット用イン
ク組成物と同じように調製される。着色材としてピグメ
ント分散物が用いられるとき、分散物は選定したピグメ
ント(複数)と分散剤とを水中であらかじめ混合すること
により調製される。分散ステップは水平の小型ミル、ボ
ールミル、アットリター、2−ロールミル中で、あるい
は少なくとも5000psi(351.5kg/cm2)の液体圧
力で混合物を複数のノズルを通じて液体ジェット相互作
用室内を通過させることにより行われ、水性のキャリア
ーメジウム中に均一なピグメント粒子分散物が作られ
る。この分散ステップの際に他の溶剤を存在させること
もできる。着色材として色素が用いられるときインクは
分散装置というよりむしろ良く撹拌される容器中で調製
される。
【0033】〔インクの各特性〕ジェット速度、液滴の
分裂長さ、液滴の大きさおよび流れの安定性は、インク
の表面張力と粘度により大きく影響される。インクジェ
ットプリントシステムに用いるのに適したピグメントに
よるインクジェットインクは、20℃において典型的に
20cpより大きくない粘度、好ましくは約1.0cp〜約
10.0cpの範囲内の粘度を有している。インクは広い
範囲の射出条件、すなわち、熱的インクジェットプリン
ト装置では駆動電圧とパルス幅、需要型(drop-on-dema
nd)装置または連続型装置のいずれかではピエゾエレメ
ントの駆動周波数、およびノズルの形態とサイズ、など
と両立し得る物理的特性を有している。インクは長い期
間のためのすぐれた保存安定性をもち、そしてインクジ
ェット装置中で詰まることはない。紙、布、フィルム、
などのような像記録用材料上でのインクの定着は迅速か
つ確実に行われる。プリントされたインク像は鮮明な色
調、高い濃度、すぐれた耐水性と耐光性などを有してい
る。さらに、インクはこれと接触するインクジェットプ
リント装置の各パーツを腐食せず、そして本質的に無臭
でかつ無毒性である。
【0034】〔プリント媒体〕インクはプリントされる
情報を受けるため普通に用いられている各種の媒体を使
用することができる。セルローズタイプの媒体がインク
ジェットプリントに際して普通選ばれるが、特定の応用
のためには非セルローズ性の媒体を選ぶことができる。
もしサイズされるときは、サイジングの程度は一般的に
TAPP1規格T530 PM−83に述べられた、ハ
ーキュレス(Hercules)サイズテスト(HST)で測定
して1〜1000秒の範囲内である。媒体はそのHST
値が使用されるプリンター中のインク液滴の体積と組成
に両立し得るように選定される。好ましいHSTは20
0〜500秒、最も好ましくは350〜400秒の範囲
内である。
【0035】有用ないくつかの用紙には複写機級用紙、
ハードおよびソフトウッドの混合物からなる100%漂
白クラフト紙、100%ウッドのコットンフリー模造
紙、およびビートパルプまたは添加物を加えたもののい
ずれかから作られた透明ウッドパルプ含有紙などが含ま
れる。好ましい用紙は、ミード社製のギルバードボンド
紙(コットン25%)、スタイル1057である。この
他の有用な媒体にはボール紙、ポリエチレンテレフタレ
ートのような透明フィルム、コート済みの透明フィル
ム、布、などが含まれる。
【0036】
【実施例】以下の各実施例は例示であり本発明を限定す
るものではなく、ここで部とパーセントとは重量による
ものである。ポリマーの調製: ETEGMA//BzMA//MAA
(4//15//12)のトリブロックポリマーが以下
の方法を使用して作られた:ポリ(メタアクリル酸−b
−ベンジルメタアクリレート−コ−メチルメタアクリレ
ート−b−エトキシトリエチレングリコールメタアクリ
レート)、MAA//BzMA//ETEGMA(12
//15//4)の調製(注:2重スラッシュは各ブロ
ック間の区分を示しそして1本スラッシュはランダムコ
ポリマーを示す。かっこ内に示す数値は各モノマーの重
合度を表わす)。
【0037】THF 3500g中の1,1−ビス(トル
メチルシロキシ)−2−メチル−1−プロペンの17
0.8g(0.73モル)とテトラブチルアンモニウムm
−クロロベンゾエート(アセトニトリル中1.0M溶
液)の5.3mlの溶液に対して、トリメチルシリルメタ
アクリレートの1396.2g(8.84モル)を窒素雰
囲気下にゆっくりと35分で添加した。温度を22.1
℃から54.7℃にまで上げた。20分後に温度が46.
4℃となったとき、テトラブチルアンモニウムm−クロ
ロベンゾエート溶液の0.5mlを添加する。発熱は検知
されなかった。この反応混合物に対して、つぎにベンジ
ルメタアクリレート(モレキュラーシーブ上で乾燥し
た)の1943.0g(11.0モル)をゆっくりと30
分で添加した。この添加の間に温度を63.2℃に上げ
た。約30分後に温度が58.2℃になったとき、テト
ラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートの0.5m
lを添加し、発熱は検知されなかった。この反応混合物
に対して、つぎにエトキシトリエチレングリコールメタ
アクリレート(モレキュラーシーブ上で乾燥した)の7
33.0g(2.98モル)を10分かけて添加した。こ
の反応混合物を一晩撹拌した。これをメタノール613
gによって反応停止した。揮発性成分を蒸留により追い
出し、この間溶剤を置換するため2−ピロリドンを添加
して固体分44.2%のポリマー溶液を得た。
【0038】このブロックポリマーを以下の方法を用い
て中和した:ポリマー溶液の791.9gを水酸化カリ
ウム溶液(脱イオン水中45.9%)の99.3gおよび
脱イオン水の2608.8gと混合し、一様な10%ポ
リマー溶液が得られた。ピグメント分散物の調製: 以下の方法を用いて黒色ピグ
メント分散物を調製する: 成 分 分量(重量部) FW18、カーボンブラックピグメント(デグサ社製) 60.6 前記のポリマー溶液(10%) 300.0 脱イオン水 240.0 合 計 600.0
【0039】上記各成分はプラスチックビーカー中で固
形物または乾いた(かたまり)が見られなくなるまで機
械撹拌により予め混合した。混合物はマイクロフライダ
イザー(マイクロフライディクス社製)中で、約8,0
00psi(562.5kg/cm2)の液体圧力下に5回相互
作用室を通じることにより分散化した。得られたピグメ
ント分散物は、ブルックヘブンB1−90粒子サイズ計
で測定して平均粒子サイズ106nmをもち、ピグメント
濃度10%を有している。この分散物は1μmの高能率
フィルターバッグ(3Mフィルトレーションプロダクツ
社)を通じて濾過した。最終pHは7.8であった。
【0040】〔インクの調製〕各インクは以下の方法を
使用して調製した。黒色インクB1: ピグメント3.5%とポリマー分散剤
1.75%を含有するインクを、35gの分散物ととも
に適切な分量のリポケミカル社製のリポニクスREG−
1、2−ピロリジノン、およびハルアメリカ社製のヌオ
セプトR95と一緒に撹拌することにより調製し、リポ
ニクスREG−1 8%、2−ピロリジノン 10%、お
よびヌオセプトR95 3%の最終濃度をもつインクを作
った。黒色インクB2: ピグメント3.5%とポリマー分散剤
1.75%を含有するインクを、35gの分散物ととも
に適切な分量のリポニクスREG−1、2−ピロリジノ
ン、およびヌオセプトR95と一緒に撹拌することによ
り調製し、リポニクスREG−1 8%、2−ピロリジノ
ン 10%、フッ素化された抗ハロー化合物2 0.17
5%およびヌオセプトR95 0.3%の最終濃度をもつ
インクを作った。黒色インクB3: ピグメント3.5%とポリマー分散剤
1.75%を含有するインクを、35gの分散物ととも
に適切な分量のリポニクスREG−1、2−ピロリジノ
ン、およびヌオセプトR95と一緒に撹拌することによ
り調製し、リポニクスREG−1 8%、2−ピロリジノ
ン 10%、3M社製のフルオラドRFC−170C 0.
4%、およびヌオセプトR95 0.3%の最終濃度をも
つインクを作った。
【0041】黒色インクB4:ピグメント3.5%とポ
リマー分散剤1.75%を含有するインクを、35gの
分散物とともに適切な分量のリポニクスREG−1、2
−ピロリジノン、およびヌオセプトR95と一緒に撹拌
することにより調製し、リポニクスREG−1 8%、2
−ピロリジノン 10%、抗ハローのフッ素化された化
合物1 0.075%およびヌオセプトR95 0.3%の
最終濃度をもつインクを作った。黒色インクB5: 黒色インクの40gをフードブラック
2色素溶液(10重量%)4.5g、2−ピロリジノン
2.4g、フッ素化された抗ハロー化合物1 0.005
g、および脱イオン水 33.08gを一緒に撹拌するこ
とにより調製した。黒色インクB6: 黒色インクの40gをフードブラック
2色素溶液(10重量%)4.5g、2−ピロリジノン
2.4g、および脱イオン水 33.1gを一緒に撹拌す
ることにより調製した。
【0042】カラーインクC1:2−エチル−2−ヒド
ロキシメチル−1,3−プロパンジオール15%;硝酸
カルシウム4水塩7%;1,5−ペンタンジオール8
%、およびオレオアミンオキシド1.5%を含有する水
性溶液に、アシドイエロー23の2%を添加することに
よりイエローインクを調製した。カラーインクC2: 2−エチル−2−ヒドロキシメチル
−1,3−プロパンジオール15%;硝酸カルシウム4
水塩7%;1,5−ペンタンジオール8%、およびオレ
オアミンオキシド1.5%を含有する水性溶液に、アシ
ドブルー9の2%を添加することによりシアンインクを
調製した。カラーインクC3: シアンインクの40gをアシドブル
ー9色素溶液(10重量%)5.5g、2−ピロリジノ
ン2.4g、n−ブタノール0.8g、硝酸カルシウム4
水塩2.8g、および脱イオン水28.5gを一緒に撹拌
することにより調製した。カラーインクC4: イエローインクの40gをアシドイ
エロー23色素溶液(10重量%)5.5g、2−ピロ
リジノン2.4g、n−ブタノール0.8g、硝酸カルシ
ウム4水塩2.8g、および脱イオン水28.5gを一緒
に撹拌することにより調製した。
【0043】〔対照例1〕黒色インクB1の試料20g
を、35μm平方のレジスターと27μmのオリフィス
開口をもつ熱インクジェットプリントカートリッジのイ
ンク槽中に入れた。つぎにイエローインクの15gを3
0/25 レジスター/オリフィスのプリントカートリ
ッジのインク槽に加え、そしてシアンインクの15gを
別の30/25 レジスターオリフィスのプリントカー
トリッジに対して加えた。この各カートリッジを4カー
トリッジインクジェットプリンター中に装着した。つい
で不十分なハロ特性を示す2枚の白紙上にプリントして
サンプルとした。このサンプルは黒色で満たされた区域
をとりまくカラーの縁から構成され、ここでカラーイン
クは黒色インクと境を接した関係となっている。この色
境界は画素位置当りイエローカラーインクC1の1液滴
とシアンカラーインクC2の1液滴とから構成される縁
色である。サンプルは100%詰めプリントモードの2
パス(pass)を使用しプリントした。
【0044】ハローは、ハローの変化する程度を示して
いる標準サンプルのセットと比較することにより目視的
に評価した。これらの標準は1〜7の評価スケールを決
めるために用いられ、1はハローが認められないもので
あり、そして7はカラー区域に接した黒色区域の縁に1
mmを超す白いギャップが出現したものである。3また
はそれ以上の評価は不適当なものである。
【0045】縁の尖鋭さは人が知覚するプリントの質に
密接に関連している。この他の重要なファクターはプリ
ント解像性と光学的濃度である。これらの後の各ファク
ターは対照例および実施例中で一定に存続できるから、
知覚されたプリントの質を縁の尖鋭さの目安として使用
した。プリントの質を測るために、ニュータイムスロー
マン10ポイント活字の何行かの文書からなる第2のサ
ンプルページをプリントした。各ページは同じ活字と文
書とを含む標準の文書プリントサンプルと比較され、こ
の標準は熟達した人により前もって格付けされていたも
のである。使用したスケールは7が最良で1が最悪であ
る1から7までの範囲で採点した。半分より大きい点差
は著しいと考えられる。採点3が許容限界と考えられ
た。
【0046】この対照例は不十分なハロー特性と良好な
プリント品質を示した。結果は表2中に示してある。 〔実施例1〕黒色インクB1の代わりに黒色インクB2
を用いたこと以外は対照例1をくり返した。結果は表2
中に示してある。 〔実施例2〕黒色インクB1の代わりに黒色インクB3
を用いたこと以外は対照例1をくり返した。結果は表2
中に示してある。 〔実施例3〕黒色インクB1の代わりに黒色インクB4
を用いたこと以外は対照例1をくり返した。結果は表2
中に示してある。
【0047】
【表2】
【0048】対照例1のインクセットは明らかに受け入
れ難いハローを示すが、良好な文書プリント品質を有し
ている。実施例1〜3のインクセットはハローを有さず
また対照例1と同様の文書プリント品質を有している。 〔対照例2〕黒色インクB6の20gを空のヒューレッ
ト−パッカードHP51626Aプリントカートリッジ
中に入れた。カラーインクC3とC4の各10gを空の
ヒューレット−パッカードHP51625A3色プリン
トカートリッジの適当なチャンバー中に入れた。各カー
トリッジはヒューレット−パッカード550Cインクジ
ェットプリンター中に装着した。
【0049】10ポイントのタイムズニューローマン活
字での文書と、黒色の縁をもつカラーブロックとを含ん
だ、アルダスフリーハンドのファイルをハロー性能の評
価のために作った。カラーブロックはこれに接した3/
16インチ(4.6mm)の黒い縁により囲まれた、1/
2インチ(12.3mm)四方のカラーで100%満たさ
れた区域である。イエロー、グリーン、およびシアンの
各カラーブロックがこのファイル中に含まれている。
【0050】このファイルはヒューレット−パッカード
550Cプリンターを使用し、プレーンペーパー、普通
品質、最適黒色文字の各目盛にセットした3.10バー
ジョンウインドウズデスクジェット550Cプリンター
ドライバーにより、ハンマーミルフォアDP、スプリン
グヒルリレイDP、およびアウセダット−レイレイマッ
ト80の3種のブランドの用紙上にプリントした。この
ファイルのプリントにはページ当りほぼ50秒を要し
た。
【0051】文書のプリント品質は同じ10ポイントの
タイムズニューローマン活字を含む、標準のセットとの
比較により目視で評価した。これらの標準は7が最良で
1が最悪である1〜7のスケール上に、評価者のグルー
プをもつように前もって調製されている。半分より大き
い評価の差は著しいものと考えられる。採点3が許容限
界と考えられる。
【0052】ハローは各種の程度のハローを示している
標準サンプルのセットと比較することにより目視的に評
価した。これらの標準は1〜7の評価スケールを決める
ために用いられ、1はハローが認められないものであ
り、そして7はカラーブロックに接する黒色の境界の縁
に1mmを超す白色のギャップが出現したものである。3
またはそれ以上の評価は不適当なものである。対照例2
の結果は以下の表3中で見ることができる。
【0053】〔実施例4〕黒色インクB5の20gを空
のヒューレット−パッカードHP51626Aプリント
カートリッジ中に入れた。カラーインクC3とC4の各
10gを空のヒューレット−パッカードHP51625
A3色プリントカートリッジの適当なチャンバー中に入
れた。両カートリッジはヒューレット−パッカード55
0Cインクジェットプリンター中に装着した。プリント
サンプルが作られ、そして対照例2で述べたのと同じ方
法を使用して評価した。表3中の実施例4の結果で見ら
れるように、ハローは感知されないと同時にプリント品
質は対照例2と同じに保持されている。
【0054】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビツド・ハーバート・ドノバン アメリカ合衆国カリフオルニア州92128− 3326.サンデイエゴ.アベニダベヌースト 15959−1438 (72)発明者 ローレン・ユージーン・ジヨンソン アメリカ合衆国オレゴン州97330.コーバ リス.ノースウエストマスタードライブ 2267 (72)発明者 ジヨン・ロバート・モフアツト アメリカ合衆国オレゴン州97330.コーバ リス.ノースウエストパインコーンウエイ 4120

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 少なくとも1つの次の式 〔R(f)Q〕nA ここで、 R(f)はC6〜C22のパーフルオロアルキル基であり;
    Qは2価の連結基であり;Aは水可溶性基であり;そし
    てnは1または2である、のフッ素化合物を、第1のイ
    ンクの表面エネルギーを、第2のインクのほぼ15ダイ
    ン/cmの範囲内に減少させるのに有効な量で含有してお
    り、これによりハロー効果を減少させ、プリント媒体上
    にプリントしたときに、鮮明な縁の尖鋭さを示す、第1
    のインク、および(b) 40ダイン/cmより小さい表
    面エネルギーを有する第2のインク、から構成される、
    プリント媒体上に少なくとも2つの別々の色でプリント
    するためのインクセット。
  2. 【請求項2】 第1のインクが、前記フッ素化化合物の
    約0.005〜3重量%を含むものである、請求項1に
    記載のインクセット。
  3. 【請求項3】 第1のインクが黒色である、請求項2に
    記載のインクセット。
  4. 【請求項4】 インクがインクジェットプリンターに用
    いるのに特に適したものである、請求項2に記載のイン
    クセット。
  5. 【請求項5】 フッ素化化合物の量は第1のインクの表
    面エネルギーを、第2のインクのほぼ10ダイン/cmの
    範囲内に減少させるのに有効な量で存在するものであ
    る、請求項1に記載のインクセット。
  6. 【請求項6】 第1のインクが、前記フッ素化化合物約
    0.01〜0.15重量%を含む、請求項5に記載のイン
    クセット。
  7. 【請求項7】 Aが、−(OCH2CH2)xOH、ここで
    xは1〜12;−COOMおよび−SO3M、ここでM
    は水素、アンモニウム、アミン、およびアルカリ金属よ
    りなる群から選ばれたもの;−PO4(N)y、ここでyは
    1〜2そしてNは水素、アンモニウム、アミン、および
    アルカリ金属よりなる群から選ばれたもの;−NR
    3X、ここでR3はC1〜C4のアルキルそしてXはハライ
    ド、アセテート、スルホネート、および水溶性の両性イ
    オン基よりなる群から選ばれたアニオン性の対イオンで
    ある;よりなる群から選ばれた末端基である、請求項1
    に記載のインクセット。
  8. 【請求項8】 前記式のQは、10個より少ない炭素原
    子を含むアルキル、アラルキル、アルキルアリール、お
    よびアリールの2価基よりなる群から選ばれたものであ
    る、請求項1に記載のインクセット。
  9. 【請求項9】 R(f)がF(CF2CF2)3-8、QがCH2
    CH2SCH2CH2、AがCO2Liそしてnが1であ
    る、請求項1に記載のインクセット。
  10. 【請求項10】 R(f)がF(CF2CF2)3-8、QがC
    2CH2、AがPO4(NH4)2そしてnが1である、請
    求項1に記載のインクセット。
  11. 【請求項11】 R(f)がF(CF2CF2)3-8、QがC
    2CH2、AがPO4NH4そしてnが2である、請求項
    1に記載のインクセット。
  12. 【請求項12】 第1のインクが黒色インクであり、そ
    して第2のインクがシアン、マゼンタまたはイエローで
    ある、請求項1に記載のインクセット。
  13. 【請求項13】 (1) 少なくとも1つの次の式 〔R(f)Q〕nA ここで、 R(f)はC6〜C22のパーフルオロアルキル基であり;
    Qは2価の連結基であり;Aは水可溶性基であり;そし
    てnは1または2である、のフッ素化合物を、第1のイ
    ンクの表面エネルギーを、第2のインクの約15ダイン
    /cmの範囲内に減少させるのに有効な量で含有してお
    り、これによりハロー効果を減少させ、プリント媒体上
    にプリントしたときに、鮮明な縁の尖鋭さを示す、第1
    のインクでプリントし、 (2) この第1のインクに隣接して、40ダイン/cm
    より小さい表面エネルギーを有する第2のインクでプリ
    ントする、ことよりなる2つの別々の色の間のハローが
    軽減されたものである、プリント媒体上に少なくとも2
    つの別々の色を付与またはプリントする方法。
  14. 【請求項14】 40ダイン/cmより小さい表面エネル
    ギーをもつ追加的なインクでプリントする工程を含むも
    のである、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 第1のインクが、前記フッ素化化合物
    の約0.005〜3重量%を含む、請求項13に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 第1のインクが黒色である、請求項1
    3に記載の方法。
  17. 【請求項17】 インクジェットプリンターにより行わ
    れるものである、請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記フッ素化化合物の量は第1のイン
    クの表面エネルギーを、第2のインクのほぼ10ダイン
    /cmの範囲内に減少させるのに有効な量で存在するもの
    である、請求項13に記載の方法。
  19. 【請求項19】 第1のインクが、前記フッ素化化合物
    約0.01〜0.15重量%を含む、請求項13に記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 前記第1のインクの中のフッ素化され
    た化合物において、Aは、−(OCH2CH2)xOH、こ
    こでxは1〜12;−COOMおよび−SO3M、ここ
    でMは水素、アンモニウム、アミン、およびアルカリ金
    属よりなる群から選ばれたもの;−PO4(N)y、ここで
    yは1〜2そしてNは水素、アンモニウム、アミン、お
    よびアルカリ金属よりなる群から選ばれたもの;−NR
    3X、ここでR3はC1〜C4のアルキルそしてXはハライ
    ド、アセテート、スルホネート、および水溶性の両性イ
    オン基よりなる群から選ばれたアニオン性の対イオンで
    ある;よりなる群から選定された末端基である、請求項
    13に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記第1のインクの中のフッ素化され
    た化合物において、Qは、10個より少ない炭素原子を
    含むアルキル、アラルキル、アルキルアリール、および
    アリールの2価基よりなる群から選ばれたものである、
    請求項13に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記第1のインクの中のフッ素化され
    た化合物において、R(f)はF(CF2CF2)3-8、Qは
    CH2CH2SCH2CH2、AはCO2Liそしてnは1
    である、請求項13に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記第1のインクの中のフッ素化され
    た化合物において、R(f)はF(CF2CF2)3-8、Qは
    CH2CH2、AはPO4(NH4)2そしてnは1である、
    請求項13に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記第1のインクの中のフッ素化され
    た化合物において、R(f)はF(CF2CF2)3-8、Qは
    CH2CH2、AはPO4NH4そしてnは2である、請求
    項13に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記式を有するフッ素化化合物の混合
    物が第1のインク中に含まれている、請求項13に記載
    の方法。
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