JPH07314721A - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

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Publication number
JPH07314721A
JPH07314721A JP6109506A JP10950694A JPH07314721A JP H07314721 A JPH07314721 A JP H07314721A JP 6109506 A JP6109506 A JP 6109506A JP 10950694 A JP10950694 A JP 10950694A JP H07314721 A JPH07314721 A JP H07314721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
lid
side wall
hinge
ink
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6109506A
Other languages
English (en)
Inventor
So Kishida
創 岸田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6109506A priority Critical patent/JPH07314721A/ja
Publication of JPH07314721A publication Critical patent/JPH07314721A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋を開閉可能に接続したヒンジ部分が本体の
側壁面から突出することを極力少なくし、かつ本体への
蓋の嵌め合い精度の高いインクカートリッジ。 【構成】 インクを収容する本体5および本体5の開口
部を開閉する上蓋4は、本体5の側壁6と上蓋4が連な
った一体成形をし、そして接合部の本体側壁6および上
蓋4の端面部分が面取り1となって薄肉の折れ線1aを
中間に有するヒンジ2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被記録材に吐出し記録
するインクを収容しインクジェット記録装置に装着する
インクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンター、ファックス、複写装置等、
各種機器において、用紙等の被記録材に記録を行う手段
としてインクジェット記録装置が広く利用されつつあ
る。
【0003】インクジェット記録装置は、被記録材に対
向した記録ヘッドから熱エネルギーを利用してインクを
吐出して記録する構成となっており、被記録材である用
紙に吐出するインクはインクカートリッジに収納してあ
り、インクジェット記録装置に着脱可能に装着、或は接
続する構成となっている。
【0004】上記記録するインクは、インク袋に収め
て、或はスポンジ等に吸収保持させてインクカートリッ
ジの本体内に収容してあり、そして本体の開口部は上蓋
によって閉じるインクカートリッジの構成と成ってい
る。そして、インクジェット記録装置への装着の関係か
らインクカートリッジはインク収容量は多く、しかも外
形は小さいことが望ましく、特に突出部が装着の邪魔に
ならないことが要望されている。またコスト低減のため
に、例えば、蓋を本体に対して開閉可能にするためのヒ
ンジ部分は簡単な構成となっている。
【0005】図6および図7は、従来のインクカートリ
ッジの本体と蓋の接合部分を示す要部断面図である。
【0006】インクカートリッジの本体5の側面壁6と
上蓋4とは、図示のように、単なるベロ状のヒンジ部1
1、或は、ベロ状部分に不図示のVノッチまたはRノッ
チ等を設けたヒンジによって連結した形状とし、本体5
と蓋4とは一体成形されている。
【0007】一体成形の合成樹脂は、通常ポリプロピレ
ンが使用されており、蓋4を容易に開閉可能とするヒン
ジの条件であるヒンジ折り曲げ性を得るためにはベロヒ
ンジの肉圧は0.2〜0.6mm、幅は4〜6mmに設定さ
れていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、ベロ状のヒンジ部11を折り曲げて上蓋
4が本体5を閉じたときは、図7に示すように、ベロ状
のヒンジ部11の幅の1/2、即ち2〜3mmが本体の側
面に突出するので、前記のインクジェット記録装置への
装着の効率化のためインクカートリッジはインク収容量
は多く、しかも外形は小さいことの要望、特に「突出部
が装着の邪魔にならないこと」といった要望に対応でき
ないことになる。また、ベロ状のヒンジ部11の幅広さ
を利用して、機械的曲げ剛性を緩和し柔軟性を持たして
いるために、上蓋4をカートリッジ本体5に嵌込む精度
が安定しないといった問題があった。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めに成されたもので、蓋を開閉可能に接続したヒンジ部
分が本体の側壁面から突出することを極力少なくし、か
つ本体への蓋の嵌め合い精度の高いインクカートリッジ
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
インクカートリッジは、インクジェット記録装置に装着
して被記録材への記録に使用するインクを収容したイン
クカートリッジであって、インクを収容する本体および
本体の開口部を開閉する蓋は、本体の側壁に連なり本体
側壁および蓋より薄肉の面取りヒンジを介して一体に成
形して成ることを特徴とする構成によって、前記の目的
を達成しようとするものである。
【0011】更に、上記構成に加えて、インクを収容す
る本体の底壁面と側壁面とが連なる稜線部分は内側壁面
または外側壁面を凹ませて底壁面および側壁面より薄肉
に形成して成ることを特徴とする構成によって、また、
前記薄肉の面取りヒンジは、面取りを施し0.2mmから
0.5mmの肉厚を残したヒンジ構成によって前記の目的
を達成しようとするものである。
【0012】
【作用】以上の構成により、本体と蓋とは一体成形によ
りコストの低減ができる。そして本体の側壁に連なり本
体側壁および蓋より薄肉に形成した面取りヒンジによっ
て、ヒンジ部分の機械的曲げ剛性が緩和され柔軟性に富
む構成となる。しかも蓋を閉じたとき、ヒンジ部分は本
体の側面から突出することを防止できる。またヒンジ部
分は上記のように機械的曲げ剛性が緩和され柔軟性に富
むことにより、ヒンジの長さを従来より長くすることが
でき、蓋をカートリッジ本体に嵌込む精度が安定する。
【0013】更に、本体の底壁面と側壁面とが連なる稜
線部分は内側壁面または外側壁面を凹ませて底壁面およ
び側壁面より薄肉に形成することにより、成形時に生じ
た側壁面の変形応力を緩和でき、側壁の変形応力が蓋へ
悪影響を及ぼすことを防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るインクカートリッジを実
施例により説明する。
【0015】実施例のインクを収容する構成、および記
録ヘッドと連通する構成等は、従来の構成に準じており
説明省略し、本発明に係る実施例の特徴である本体と蓋
の接合部分について以下説明する。
【0016】図1および図2は、本体と上蓋の接合部分
を示す要部断面図であり、図1は上蓋を開いた状態、図
2は上蓋を閉じた状態を示している。
【0017】インクを収容する本体5および本体5の開
口部を開閉する上蓋4は、本体5の側壁6と上蓋4を連
ねて一体成形によって製造されている。そして接合部の
本体側壁6および上蓋4の端面部分が面取り1となって
薄肉の折れ線1aを中間に有するヒンジ2が形成されて
いる。
【0018】上記のヒンジ構成によって、上蓋4を閉じ
たときは、図2に示すように、薄肉の折れ線1a部分で
折れ曲がり、接合部の本体側壁6および上蓋4の端面部
分の面取り1によってヒンジ部が側壁6から突出するこ
とを防止した構成となっている。
【0019】なお、図3は実施例の本体側壁6と底面壁
との接合部分を示した要部断面図であり、図4および図
5は実施例の外観を示した各3面図であり、図4は蓋を
開いた状態、図5は蓋を閉じた状態が示してある。
【0020】図1に示すように、上蓋4を展開状態でモ
ールド成形する際、接合部に面取り1を施し0.2〜
0.5mm程度の薄肉部を残したヒンジ2が構成してあ
る。さらに、カートリッジ本体底面の周囲4稜線の内側
に肉抜き3aもしくは外側に肉抜き3bが形成してあ
る。
【0021】面取りにより構成された上記接合部は、ベ
ロヒンジのような長さを持たなくとも、上蓋4を180
°折り曲げる時の閉じ力により折れ線1aを回転中心と
して容易に折れ曲がり柔軟なヒンジ特性を有している。
実験によると、特にランダム・コ・ポリマー型のポリプ
ロピンの射出成形品の場合、0℃中の折り曲げにおいて
もヒンジ部の低温脆性劣化による破断をみることはな
く、常温中においても充分な開閉耐久性能を得た。
【0022】また、カートリッジの投影面積が大きくな
ると、射出成形金型のゲートをカートリッジ本体5の底
面部分にだけでなく通常は上蓋4の部分にも設け樹脂の
流動性を確保するが、ウエルドラインの発生を防止する
ためには、カートリッジ本体5の底面だけにゲートを設
ける必要がある。この場合ヒンジ部が薄肉のため、上蓋
部のショートモールドが懸念されるが、実験によると、
前述のランダム・コ・ポリマー型のポリプロピンの射出
成形品に於ては、ヒンジ部肉厚を0.2mmとしても投影
面積が110mm×80mm、基本肉厚が1.5mmの成形品
において充分な樹脂流動性を得ることができ、ショート
モールドは発生しなかった。
【0023】さらに、一般に箱型の成形品の場合は、側
面の壁が内側に糸巻き状に成形収縮変形し易く、特に上
蓋と接合する側壁が変形していると、上蓋を開ける際、
変形した側壁に板バネ力が発生して、上蓋をポップアッ
プさせてしまうが、本実施例による稜線の内側の肉抜き
3aまたは3bによると、底面の成形収縮力が側面に伝
達されにくいので、糸巻き変形量自体を抑制する。そし
てカートリッジ側面壁6の板バネ復帰力が上蓋に伝達さ
れにくいので、肉抜き無しの状態では90°以上ポップ
アップした上蓋を、肉抜きを設けることにより45°以
内に、さらにヒンジ部肉厚を0.2mmまで薄くすること
により10°〜30°のポップアップ量に抑えられるこ
とが確認できた。このような、ポップアップ量抑制の構
成を取ることは内容物にインク等を用いた場合、内容物
の飛び散り及び飛び散りによる汚れ発生を防止できる効
果を有する。
【0024】さらに、本実施例のように面取りヒンジの
構成とすることにより、接合部は折れ線1aを回転中心
として折れ曲がるので、上蓋を折り畳む際のカートリッ
ジ本体に対するはめ合い精度が安定するので堅牢でかつ
機密性の高い容器の構成が容易となる。
【0025】例えば図4の9a,9bに示すようにスナ
ップ・フィット爪を用いて正確にはめ合わせれば、閉じ
力は軽くかつ開き力は重く、落下等で不用意に上蓋の開
かない構造とすることができる。また、スナップ・フィ
ット爪だけだと、カートリッジ本体が斜め方向に落下し
た時爪の外れるおそれがあるので、8a,8bに示すス
リ割りピンを併用することにより、カートリッジに捻り
外力が作用しても容易にバックルの外れない構造となっ
ている。
【0026】なお、図5に示すカートリッジ本体引き出
しタブ10は、本体と一体成形してあり、従来のように
高価な合成樹脂印刷シールを張り付ける等の面倒な工程
を省略できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体と蓋とは一体成形によりコストの低減ができる。そ
して本体の側壁に連なり本体側壁および蓋より薄肉に形
成した面取りヒンジによって、ヒンジ部分の機械的曲げ
剛性が緩和され柔軟性に富む構成となる。しかも蓋を閉
じたとき、ヒンジ部分は本体の側面から突出することを
防止できる。またヒンジ部分は上記のように機械的曲げ
剛性が緩和され柔軟性に富むことにより、ヒンジの長さ
を従来より長くすることができ、蓋をカートリッジ本体
に嵌込む精度が安定する。
【0028】更に、本体の底壁面と側壁面とが連なる稜
線部分は内側壁面または外側壁面を凹ませて底壁面およ
び側壁面より薄肉に形成することにより、成形により生
じた側壁面の変形応力を緩和でき、側壁の変形応力が蓋
へ悪影響を及ぼすことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の蓋を開いた状態を示す要部断面図
である。
【図2】 一実施例の蓋を閉じた状態を示す要部断面図
である。
【図3】 一実施例の側壁と底壁の接合部を示す要部断
面図である。
【図4】 一実施例の蓋を開いた状態を示す3面図であ
る。
【図5】 一実施例の蓋を閉じた状態を示す3面図であ
る。
【図6】 従来例の蓋を開いた状態を示す要部断面図で
ある。
【図7】 従来例の蓋を閉じた状態を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 面取り 1a 折れ線 2 ヒンジ 3a,3b 肉抜き 4 上蓋 5 カートリッジ本体 6 カートリッジ側面壁 7 バックル 8a スリ割りピン 8b スリ割りピン受け孔 9a スナップ・フィット爪 9b スナップ・フィット爪受け孔 10 カートリッジ本体引き出しタブ 11 従来例のベロヒンジ D ベロヒンジによる出っ張り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置に装着して被記
    録材への記録に使用するインクを収容したインクカート
    リッジであって、インクを収容する本体および本体の開
    口部を開閉する蓋は、本体の側壁に連なり本体側壁およ
    び蓋より薄肉の面取りヒンジを介して一体に成形して成
    ることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 インクジェット記録装置に装着して被記
    録材への記録に使用するインクを収容したインクカート
    リッジであって、インクを収容する本体の底壁面と側壁
    面とが連なる稜線部分は内側壁面または外側壁面を凹ま
    せて底壁面および側壁面より薄肉に形成し、前記本体お
    よび本体の開口部を開閉する蓋は、本体の側壁に連なり
    本体側壁および蓋より薄肉の面取りヒンジを介して一体
    に成形して成ることを特徴とするインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記薄肉の面取りヒンジは、面取りを施
    し0.2mmないし0.5mmの肉厚を残したヒンジ構成で
    あることを特徴とする請求項1または2記載のインクカ
    ートリッジ。
JP6109506A 1994-05-24 1994-05-24 インクカートリッジ Withdrawn JPH07314721A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6109506A JPH07314721A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 インクカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

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JP6109506A JPH07314721A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 インクカートリッジ

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JPH07314721A true JPH07314721A (ja) 1995-12-05

Family

ID=14511998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6109506A Withdrawn JPH07314721A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 インクカートリッジ

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JP (1) JPH07314721A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8226221B2 (en) 2006-09-29 2012-07-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge and inkjet recording system
JP2014518671A (ja) * 2011-04-26 2014-08-07 バイタリテック インターナショナル、インコーポレイテッド 一体化係止装置を有する外科用留め具容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8226221B2 (en) 2006-09-29 2012-07-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge and inkjet recording system
JP2014518671A (ja) * 2011-04-26 2014-08-07 バイタリテック インターナショナル、インコーポレイテッド 一体化係止装置を有する外科用留め具容器
US9517178B2 (en) 2011-04-26 2016-12-13 Vitalitec International, Inc. Cartridge for surgical fasteners with integrated lock system

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010731