JPH0731466Y2 - 編組チューブ - Google Patents

編組チューブ

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JPH0731466Y2
JPH0731466Y2 JP1989016049U JP1604989U JPH0731466Y2 JP H0731466 Y2 JPH0731466 Y2 JP H0731466Y2 JP 1989016049 U JP1989016049 U JP 1989016049U JP 1604989 U JP1604989 U JP 1604989U JP H0731466 Y2 JPH0731466 Y2 JP H0731466Y2
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JP
Japan
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braided
varnish
braided sleeve
tube
varnish layer
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JP1989016049U
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JPH02108217U (ja
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考憲 生方
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Nissei Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissei Electric Co Ltd
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、編組スリーブにワニスを含浸させた編組チュ
ーブであって、家電機器、産業機器、計測機器、医療機
器等の電気絶縁用、配線用、熱保護用、機械的保護用等
に用いる編組チューブに関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、編組スリーブにワニスを塗布、含浸させた編
組チューブが広く用いられている。かかる編組チューブ
は通常、編組スリーブの外面のみにワニス層が形成され
ており、編組スリーブの内面にはワニス層が形成されて
いない。また、ワニスの含浸によって、編組スリーブの
内面にも若干のワニス層が形成されることがあるが、こ
れは編組スリーブの内面に積極的にワニス層を形成させ
るものではないから、その厚さは極めて薄いものであ
る。
また、ガラス繊維織物からなる管の表裏面にワニスを塗
布浸潤せしめて油性被膜を設け、織目を塞いだ電気絶縁
管が知られている。(実公昭14-7911号)が、これも織
目を塞ぐことが目的であるから、ワニス層の厚さは極め
て薄いものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来の編組チューブでは、絶縁破壊電圧(以
下BVDという)が不充分であり、更に編組チューブ内に
挿入した電線等の挿入体が編組チューブから抜けやすい
という問題がある。
本考案の目的は、上記問題点を解決し、BVDが充分に満
足できる水準に達しており、かつ挿入体が抜けにくい編
組チューブを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結
果、ワニスを編組スリーブの内面にまで浸透させて、編
組スリーブの内面に特定の厚さ以上のワニス層を積極的
に形成させればよいことを見出し、本考案に到達した。
即ち、本考案は、編組スリーブにワニスを含浸させて、
該編組スリーブの外面と内面に一体的にワニス層を形成
せしめ、内面ワニス層の厚さを0.07mm以上としたことを
特徴とする編組チューブである。
〔作用〕
本考案の編組チューブによれば、編組スリーブの内面に
も0.07mm以上の厚さのワニス層を形成せしめているの
で、BVDが大幅に向上する。また、電線等の挿入体と編
組スリーブ内面のワニス層との摩擦係数が大きいため、
編組チューブ内に挿入された挿入体が抜け落ちるような
ことがない。更に、ワニスが編組スリーブに含浸して、
編組スリーブの外面と内面に一体的にワニス層を形成し
ているので、ワニス層が強固に編組スリーブに固着し、
剥離、脱落するようなことがない。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本考案を更に詳細に説明する。
第1図は、本考案の編組チューブの一例を示す横断面図
であり、編組スリーブ1の外面には、ワニス層2が、ま
た編組スリーブ1の内面には、ワニス層3が形成されて
いる。ワニス層2とワニス層3は、編組スリーブ1を介
して一体的に形成されている。
編組スリーブ1はガラス繊維、カーボン繊維等の無機質
繊維、ポリエステル繊維等の有機質繊維等を製紐機を用
いて常法により編組することで作成することができる。
編組スリーブは、2重又は3重以上に編組したものであ
ってもよい。また、ワニスとしては、シリコーンワニス
(いわゆるシリコーンゴムワニスを含む)、アルキッド
ワニスなどが用いられ、必要に応じてキシレン等の溶剤
で、適宜希釈して使用に供される。
本考案の編組チューブにおいて、編組スリーブ1の外面
のワニス層2の厚さは、0.10〜0.20mmの範囲内であるこ
とが好ましい。
また、編組スリーブ1の内面のワニス層3の厚さは、0.
07mm以上であることが必要で特に、0.09〜0.13mmである
ことが望ましい。ワニス層3の厚さが0.07mm未満になる
と、充分なBVDが得られず挿入物抜け落ち防止効果も不
充分なものとなる。本考案の編組チューブは例えば第2
図に示す装置により製造することができる。
第2図において、11は編組チューブ製造装置であり、ガ
ラス繊維12を編組して編組スリーブ1を作成する製紐機
13と、ほぼU字形のパイプでパイプ内にシリコーンワニ
ス14を収納するワニス処理槽15と、編組スリーブ1をワ
ニス処理槽15に所定の速さで送込む送込プーリ16と、ワ
ニス処理された編組スリーブ1Aを所定の温度まで加熱・
硬化する加熱炉17と送込プーリ16と同期して回転する取
出プーリ18と、巻取ロール19を備えている。
この装置で本考案の編組チューブを製造するには、ま
ず、製紐機13によりガラス繊維12を編組して一定の径を
有する編組スリーブ1を作成する。そして、編組スリー
ブ1は、そのまま送込プーリ16および取出プーリ18によ
り所定の速度に調整され、かつ、所定の張力下でワニス
処理槽15のシリコーンワニス14内に浸漬されワニス処理
される。編組スリーブ1はワニス処理槽15のシリコーン
ワニス14内に浸漬して入口15aから出口15bまで通る間に
シリコーンワニス14が付着し、編組スリーブ1の外側か
らその網目を通過して、編組スリーブ1の内側まで浸透
し、編組スリーブ1の内面を十分な厚さのシリコーンワ
ニスで被覆した、被覆編組スリーブ1Aを作成する。ワニ
ス処理された被覆編組スリーブ1Aはさらにそのまま連続
的に加熱炉17内において、加熱され、シリコーンワニス
14が硬化し、編組チューブが製造される。編組チューブ
は取出プーリ18により取り出され、巻取ロール19に巻取
られる。
なお、編組スリーブ1の外面ワニス層2の厚さ及び内面
ワニス層3の厚さは、編組スリーブ1のワニス14内への
浸漬時間、ワニス粘度、ガラス繊維の収束剤、編組スリ
ーブ1の編目粗さなどを調整することにより適宜変更す
ることができる。
いま、第2図に示す装置を用いて、37デニールのガラス
繊維48本で、直径6.0mmの編組スリーブを編組し、その
外面に厚さ0.15mmのシリコーンワニス層を形成せしめ、
内面のシリコーンワニス層の厚さを種々変更した編組チ
ューブを作成して、BVD及びチューブ内に挿入した電線
の抜け落ち易すさを評価すると、次表のようになる。
このように、編組スリーブの内面のワニス層の厚さを0.
07mm以上にすることによって、BVDが著しく向上し、編
組チューブへ挿入した挿入体が抜け落ちにくくなる。
〔考案の効果〕
本考案の編組チューブによれば、BVDが充分に満足でき
る水準に達しており、かつ電線等の挿入体が簡単に抜け
落ちるようなことがなく、しかもワニス層が編組スリー
ブを介して一体的に形成されているから、編組スリーブ
に強固に固着しており耐久性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の編組チューブの一例を示す横断面
図、第2図は、本考案の編組チューブを製造する際に使
用する装置の一例を示す概略図である。 1……編組チューブ 2……外面ワニス層 3……内面ワニス層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】編組スリーブにワニスを含浸させて、該編
    組スリーブの外面と内面に一体的にワニス層を形成せし
    め、内面ワニス層の厚さを、0.07mm以上としたことを特
    徴とする編組チューブ。
JP1989016049U 1989-02-14 1989-02-14 編組チューブ Expired - Lifetime JPH0731466Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989016049U JPH0731466Y2 (ja) 1989-02-14 1989-02-14 編組チューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989016049U JPH0731466Y2 (ja) 1989-02-14 1989-02-14 編組チューブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02108217U JPH02108217U (ja) 1990-08-28
JPH0731466Y2 true JPH0731466Y2 (ja) 1995-07-19

Family

ID=31228639

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989016049U Expired - Lifetime JPH0731466Y2 (ja) 1989-02-14 1989-02-14 編組チューブ

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