JPH07314125A - 中子砂落とし方法 - Google Patents

中子砂落とし方法

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JPH07314125A
JPH07314125A JP11532894A JP11532894A JPH07314125A JP H07314125 A JPH07314125 A JP H07314125A JP 11532894 A JP11532894 A JP 11532894A JP 11532894 A JP11532894 A JP 11532894A JP H07314125 A JPH07314125 A JP H07314125A
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JP
Japan
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sand
core
cast product
air
core sand
Prior art date
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Application number
JP11532894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Tobito
正己 飛戸
Isao Ogata
勇夫 緒方
Shusuke Nagai
秀典 永井
Shuzo Makino
修三 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鋳造製品粗材を塑性変形又は破壊することな
く、鋳造製品粗材内部の中子砂を短時間で排出させる。 【構成】砂中子2が充填され、排砂口3、4を有する鋳
造製品粗材1を所定の衝撃力と振動数とでエアハンマ
a、b、c、dにて打撃し、砂中子2を崩壊させる。次
いで砂中子2を崩壊させた後に、砂中子2を崩壊させた
打撃の衝撃力よりも小さく、且つ砂中子2を崩壊させた
打撃の振動数よりも高い振動数の打撃をエアハンマa、
b、c、dにて行う。こうして小さな衝撃力により、中
子砂の密度の低い排砂口3、4に向かう力を崩壊された
中子砂2は受け、且つ高い振動数によりこの排砂口向き
の力を多く受けるので、鋳造製品粗材を変形又は破壊す
ることなく、短時間で中子砂を排出することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中子砂落とし方法に関
し、特に衝撃力を加えて中子砂を落とす中子砂落とし方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来砂型を用いた鋳造においては鋳造後
に衝撃力を加えて鋳造製品の砂落としが行なわれる。砂
落としを行なう方法としては、例えば実開昭62−10
950に開示されている。これは図7に示すように、ノ
ックアウトマシン101の受台102に鋳造製品粗材W
を載置し、これを押さえ部材103と受台102にて挟
持固定し、鋳造製品粗材Wに対向して設けられるエアハ
ンマ104に図示しないエア源から加圧されたエアを供
給することでくりかえし打撃される。この時、エアハン
マ104は、鋳造製品粗材Wの適切な位置を一定の衝撃
力と振動数の打撃を加えることにより鋳造製品粗材W内
部に残留する砂中子Yを破壊する。
【0003】さらに前述の打撃を鋳造製品粗材Wを介し
て破壊された砂中子Yに繰り返し加え続けることによ
り、破壊された砂中子Yに搬送波を与えて鋳造製品粗材
Wに形成される排砂口W1から排出することで砂落とし
が行なわれている。このように鋳造製品粗材Wを確実に
固定して打撃を行うため、鋳造製品粗材W内部の中子砂
の排出を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エアハンマ等による一定の大きさの衝撃力による打撃で
は、この衝撃力の大きさが所定値を越えないと砂中子が
破壊されず中子砂とならない。このため所定の大きさを
超える衝撃力の打撃を加えなければ、鋳造製品粗材内部
の中子砂は排出されない。そこで中子砂を排出するため
に、鋳造製品粗材の形状から決定される所定の大きさを
超えた衝撃力で鋳造製品粗材に打撃を加えると、最初は
鋳造製品粗材内部に砂中子が充填されており、鋳造製品
粗材と共に砂中子に衝撃力が伝わる。砂中子の強度は、
鋳造製品粗材の強度よりも小さいため、その衝撃力で割
れて中子砂となる。そして鋳造製品粗材の排砂口近傍の
崩壊された中子砂はエアハンマの打撃に伴う振動によ
り、鋳造製品粗材外部へ排出されるので、鋳造製品粗材
内部の中子砂の密度は低くなる。
【0005】ところが、鋳造製品粗材内部の中子砂の密
度が低くなっても尚同じ大きさの衝撃力の打撃が加えら
れる。鋳造製品粗材はその内部の中子砂の密度が低くな
ったため砂中子充填時に比べ変形が生じやすくなるの
で、この打撃を繰り返し受けることにより鋳造製品粗材
は塑性変形、又は破壊されてしまうという問題を生じて
いた。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、鋳造製品粗材の中子砂落としを行うときに砂中
子を崩壊させる打撃と、崩壊された中子砂を排出する打
撃とを区分けすることにより、鋳造製品粗材を変形又は
崩壊させることなく、鋳造製品粗材内部の砂中子を短時
間で排出させることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の請求項1の手段は、砂中子が充填され排砂口
を有する鋳造製品粗材を所定の衝撃力で打撃する砂中子
崩壊工程と、砂中子崩壊工程後に砂中子崩壊工程の衝撃
力よりも小さい衝撃力で打撃する排砂工程とを有するこ
とを特徴とするものである。さらに本発明の請求項2の
手段は、請求項1記載の中子砂落とし方法において、排
砂工程の打撃の振動数を砂中子崩壊工程の打撃の振動数
よりも大きくすることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】砂中子が充填され排砂口を有する鋳造製品粗材
を、所定の大きさの衝撃力で打撃する砂中子崩壊工程に
より、鋳造製品粗材内部の砂中子にも所定の大きさの衝
撃力を加える。この衝撃力により、砂中子は崩壊されて
中子砂となる。この時、排砂口近傍の中子砂の一部は、
砂中子崩壊工程の打撃により、排砂口から鋳造製品粗材
外部へ排出される。この中子砂の排出で、鋳造製品粗材
内部の中子砂の密度は低くなる。
【0009】砂中子崩壊後、砂中子崩壊工程よりも小さ
な衝撃力の打撃を加える排砂工程により、鋳造製品粗材
を介して中子砂に打撃を加えることにより排砂口から鋳
造製品粗材外部へ中子砂を排出する。
【0010】さらに排砂工程の打撃の振動数を砂中子崩
壊工程の振動数よりも大きくすることにより、単位時間
あたりの排砂するための搬送波を与える打撃数を増やし
て、鋳造製品粗材内部の中子砂を排出する。
【0011】
【実施例】本実施例を図1乃至図6を用いて以下に示
す。図1は本発明の中子砂落とし方法を実施するための
中子砂落とし装置の全体構成を示すものであり、主な構
成は中空部形成のための砂中子2が内部に充填された鋳
造製品粗材1をその上面に載置させる支持台16と、支
持台16の上面に対向して並列に配置されるエアハンマ
a、b、c、dと、エアハンマa、b、c、dに接続し
エアハンマa、b、c、dに加圧エアを供給するエア源
15とからなる。
【0012】エア源15は高圧レギュレーター13及び
低圧レギュレーターを介してエアハンマa、b、c、d
に接続されており、高圧レギュレーター13は、エア源
15から供給されるエアを所定の高圧で蓄圧し、低圧レ
ギュレーター14は高圧レギュレーター13よりも低圧
でエア源15から供給されるエアを蓄圧する。
【0013】高圧レギュレーター13は電磁弁9を介し
てエアハンマa、b、c、dと接続させる。また低圧レ
ギュレーター14は電磁弁10を介してエアハンマa、
b、c、dと接続させる。そして電磁弁9とエアハンマ
a、b、c、dの間にはそれぞれ電磁弁5、6、7、8
が並列に接続され、また電磁弁5、6、7、8は電磁弁
10とも接続されている。電磁弁5乃至それぞれCPU
(集中制御装置)12に接続されており、CPU12に
て加圧エアの供給、停止の何れか一方の状態をとるよう
に制御されている。
【0014】支持台16の鋳造製品粗材1側には、必要
に応じて鋳造製品粗材1側に進退可能な支持棒16a、
16b、16c、16dが設けられる。これら支持棒1
6a、16b、16c、16dは、CPU12にそれぞ
れ接続されており、CPU12にて鋳造製品粗材1側に
進行、退行することが制御されている。本実施例の支持
棒の個数、配置もエアハンマと同様であるがこれに限定
されるものではなく、鋳造製品粗材1の大きさ及び形状
によって異なる。
【0015】ここで本実施例においてはエアハンマの数
は4、またエアハンマの配置は図1に示すように等間隔
に一列に並べているがこれに限定されるものではなく、
エアハンマの数及び配置は対象となる鋳造製品粗材の大
きさ及び形状によって異なる。但し、少なくとも排砂口
近傍と排砂口から比較的遠い位置にエアハンマを配置す
ることが望ましく、本実施例の場合図1の装置構成例で
は排砂口3、4に近い部位にa、dと、排砂口から比較
的遠い位置にb、cとがそれぞれ2本ずつ配置されてい
る。
【0016】エアハンマの主な構成は、図2に示される
ように電磁弁から供給される加圧エアが供給される中空
部22を有する本体部21と、本体部21の中空部22
内に軸方向に摺動可能に設けられるピストン23と、ピ
ストン23の押圧力により押し出され、打撃を直接行う
チゼル24と、本体部21とチゼル24とを連結するチ
ゼルスプリング25とからなる。中空部22は本体部2
1に設けられるエア通路26により電磁弁と連通され
る。また中空部22は貫通孔21aと貫通孔21bにて
外気と連通されており、ピストン23が中空部22のチ
ゼル側に位置するときは貫通孔21aを遮蔽し、貫通孔
21bを介してピストン23よりも電磁弁側と外気とを
連通する。逆にピストン23が中空部22の電磁弁側に
位置するとき、貫通孔21bはピストン23にて遮蔽さ
れ、中空部22のチゼル側と外気とは貫通孔21aを介
して連通される。
【0017】以下に上記構成のエアハンマの作用を示
す。エア源15から電磁弁を介して加圧エアが供給され
ると、加圧エアはエア通路26を通過し中空部22に向
かう。エア通路26から加圧エアが中空部22内に進入
するとピストン23よりもチゼル側の中空部22は加圧
エアの押圧力により押され、ピストン23よりも電磁弁
側の中空部22は貫通孔21bにて外気と連通されてい
るので、ピストン23よりも電磁弁側の空気を排出す
る。こうしてピストン23は、図2右側に移動させられ
る。所定距離移動させられると、貫通孔21bはピスト
ン23にて遮蔽されるためピストン23よりも電磁弁側
の中空部22の空気圧が上昇され、貫通孔21aが外気
と連通されるため、ピストン23よりもチゼル側の中空
部の空気圧が減少される。これによりピストン23より
も電磁弁側の空気圧により押されてピストン23が図左
向きに移動し、チゼル24を押すことによって被打撃物
に打撃を加える。打撃を加えたのちチゼル24はチゼル
スプリング25が弾性復帰することにより、貫通孔21
aを遮蔽する位置にまで復帰される。このくりかえしに
よりエアハンマは、被打撃物に打撃を加えることができ
る。
【0018】図3は本発明のエアハンマー制御のフロー
チャートを示すものである。N0は以下に示すような打
撃の全体のくりかえし数を、N1は砂中子崩壊工程の打
撃のくりかえし数を、N2は排砂工程の打撃のくりかえ
し数を示す。またn0、n1、n2はそれぞれのくりか
えし数の入力値である。またt1はエアハンマa、dの
砂中子崩壊工程の時間(秒)を示し、t2はエアハンマ
b、cの砂中子崩壊工程の時間(秒)を示す。またt3
はエアハンマa、bの排砂工程の時間(秒)を示し、t
4はエアハンマc、dの排砂工程の時間(秒)を示す。
【0019】図4は、エアハンマa、b、c、dが砂中
子崩壊工程時に鋳造製品粗材1を打撃する際の振動波形
を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は振幅を示して
いる。また図5は、エアハンマa、b、c、dが排砂崩
壊工程時に鋳造製品粗材1を打撃する際の振動波形を示
すグラフで、横軸は時間軸、縦軸は振幅を示している。
図6は排砂工程でエアハンマa、bが鋳造製品粗材1を
打撃する時のある瞬間を示す概略図である。鋳造製品粗
材1の内部には砂中子崩壊工程で砂中子2が崩壊されて
細かな粒子となった中子砂22が存在する。
【0020】以下にこのフローチャートに沿い、図1乃
至図6を用いながら本実施例の作用を示す。ステップ1
0で全体のくりかえし数N0をn0と決定し、ステップ
20でその工程を行う回数を数えるため、くりかえし数
N0を1減ずる。次にステップ30で中子崩壊工程の打
撃のくりかえし数N1をn1と決定し、ステップ40で
ステップ20と同様に工程の数を数えるため、くりかえ
し数N1を1減ずる。
【0021】ステップ50でCPU12が電磁弁9を作
動させ、電磁弁9から電磁弁5及び8にエアを供給して
鋳造製品粗材1の排砂口3、4に近いエアハンマa、d
にて鋳造製品粗材1の打撃を行う。この時支持台16の
支持棒16a、16b、16c、16dは支持台16内
に格納されており、エアハンマb、cを停止させた状態
でエアハンマa、dで打撃を行う。この時のエアハンマ
a、dの振動波形は図4に示されており、横軸は時間、
縦軸は振幅を示している。この打撃は鋳造製品粗材1を
介して砂中子2の排砂口3、4近傍に加えられる。
【0022】t1秒間エアハンマa、dで上述の打撃を
加えた後エアハンマa、dを停止し、ステップ60で次
にCPU12から電磁弁9を介して電磁弁6及び7を作
動させて鋳造製品粗材1の排砂口3、4から遠い鋳造製
品粗材1の中央部1aをエアハンマーb、cにて打撃す
る。この場合は高圧レギュレータ13に蓄圧された高圧
エアは、電磁弁9を介して電磁弁6及び7に供給されエ
アハンマb、cをt2秒間作動させる。この時のエアハ
ンマb、cの振動波形も図4に示す如き波形である。こ
の打撃により鋳造製品粗材1を介して砂中子2の中央部
2aを打撃する。
【0023】次にステップ70でN1が0か否かを検討
し、N1が0であれば次のステップ80に進み、N1が
0でなければステップ40に戻ってステップ40からス
テップ70を繰り返す。こうしてn1回繰り返すことに
より、鋳造製品粗材1内部の砂中子2を崩壊させる。こ
の時、砂中子崩壊工程をまとめて行わずn1回に分けて
行うことで、鋳造製品粗材1の疲労破壊を防いでいる。
【0024】ステップ80へ進むと、ここで搬送工程の
くりかえし数を決定する。次にステップ90で搬送工程
のくりかえし数を数えるためステップ20、ステップ4
0と同様にN2から1減じる。そしてステップ100で
CPU12からの制御によりエア源15から電磁弁10
を介して電磁弁5及び6に低圧エアを供給し、エアハン
マa、bを作動させて鋳造製品粗材1内部の中子砂に搬
送波を加える。この時低圧レギュレータ14に蓄圧され
た低圧のエアは、電磁弁10を介して電磁弁5及び6に
供給されエアハンマa、bをt3秒間作動させる。この
時、打撃を開始する前にCPU12にて支持台16の支
持棒16c、16dを鋳造製品粗材1に向かって突出さ
せ、鋳造製品粗材1を支持台16の上面から離間させて
打撃を行う。
【0025】次いでステップ110でCPU12からの
制御によりエア源15から電磁弁10を介して電磁弁7
及び8に低圧エアを供給し、エアハンマc、dを作動さ
せて鋳造製品粗材1に搬送波を加える。この時同時に支
持棒16c、16dを退行させて支持台16内に格納
し、逆に支持棒16a、16bを突出させて鋳造製品粗
材1を支持台16から離間させて打撃を行う。この際の
エアハンマa、b又はエアハンマc、dの振動波形は図
5に示す如きである。
【0026】この振幅の小さい高振動数の打撃を、エア
ハンマa、bを作動させてエアハンマc、dは停止、或
いはエアハンマa、bを停止させてエアハンマc、dを
作動させるというように鋳造製品粗材1に対してアンバ
ランスに加える。こうすることで、低圧エアによる打撃
により鋳造製品粗材1を図6に示すような鋳造製品粗材
1をある点Xを支点として揺動させる。揺動させる際鋳
造製品粗材1が支持棒16a、16b又は16c、16
dから落下するのを防ぐために、エアハンマc、d又は
a、bにて鋳造製品粗材1上方向きの揺れを止めること
により、必要以上に揺動するのを防ぐ。鋳造製品粗材1
内部の中子砂22は、この揺動により鋳造製品粗材1の
内面1aの鉛直方向に対してΘ1の角度成分を持つ力が
付与される。これにより崩壊した中子砂22を更に細か
く砕きながら排砂口3、4まで崩壊した中子砂22を搬
送して、排砂口3、4から鋳造製品粗材1外へ排出す
る。この時排砂工程をn2回繰り返すのも鋳造製品粗材
1の疲労破壊を防ぐためである。
【0027】そしてステップ120で、ステップ80で
設定した低衝撃力で高い振動数の打撃のくりかえし数が
0であれば次のステップ130に進み、0でなければス
テップ90に戻る。次にステップ130でステップ10
で設定された全体のくりかえし数が0であれば中子砂落
としを終わり、0でなければステップ20に戻る。これ
により必要な回数だけの打撃を行い、鋳造製品粗材1に
割れを生じることなく最少限の排砂口から中子砂を排出
することができる。また排砂工程の打撃の振動数の方が
砂中子崩壊工程の打撃の振動数よりも大きいため、排砂
工程の方が砂中子崩壊工程よりも単位時間の打撃数が多
くなり排砂するための時間がより短くすることができ
る。
【0028】本実施例は鋳造製品粗材1を砂中子崩壊工
程にて、排砂口3、4近傍に配置されるエアハンマa、
dで打撃し砂中子2の両端部2bを崩壊し、次に鋳造製
品粗材1の中央部近傍に配置されるエアハンマb、cで
砂中子2の中央部2aを崩壊する。次に排砂工程にて、
エアハンマa、bで図1向かって左方の中子砂2を鋳造
製品粗材1内部から排砂させ、次にエアハンマc、dで
図1右方の中子砂2を鋳造製品粗材1内部から排砂させ
て中子砂を鋳造製品粗材より落とす。しかしながらこれ
に限定されるものではなく、まず排砂口に最も近い部位
から砂中子を崩壊させ、順に排砂口から遠くなる向きに
崩壊させていき、次いで中子砂が1つの排砂口に向かう
よう搬送波を生じさせるような弾性変形を起こすような
打撃を加える。これによりより短い時間で中子砂を排出
することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】本発明の中子砂落とし方法によれば、砂
中子が充填され排砂口を有する鋳造製品粗材を所定の衝
撃力で打撃する砂中子崩壊工程により砂中子を崩壊さ
せ、砂中子崩壊工程後に砂中子崩壊工程よりも小さい衝
撃力で打撃する排砂工程により排砂口から中子砂を排出
させる。これにより鋳造製品粗材を塑性変形又は破壊す
ることなく、排砂することができる。
【0030】また排砂工程の打撃の振動数を砂中子崩壊
工程の打撃の振動数よりも大きくすることにより、排砂
工程の打撃数を多くしてより短い時間で中子砂を排砂す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中子砂落とし方法を実施する装置の全
体構成を示す概略図である。
【図2】本発明の中子砂落とし方法を実施する装置のエ
アハンマの正面図である。
【図3】本実施例のエアハンマの制御のフローチャート
を示す図である。
【図4】本実施例の砂中子崩壊工程のエアハンマの振動
波形を示すグラフである。
【図5】本実施例の排砂工程のエアハンマの振動波形を
示すグラフである。
【図6】本実施例で崩壊された中子砂が搬送される時の
モデル図を示す。
【図7】従来技術の中子砂落とし装置を示す図である。
【符号の説明】
1 鋳造製品粗材 2 砂中子 3 排砂口 4 排砂口 a、b、c、d エアハンマ 5、6、7、8、9、10 電磁弁 12 CPU(集中制御装置) 13 高圧レギュレーター 14 低圧レギュレーター 15 エア源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 修三 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砂中子が充填され排砂口を有する鋳造製品
    粗材を所定の衝撃力で打撃する砂中子崩壊工程と、該砂
    中子崩壊工程後に該砂中子崩壊工程の衝撃力よりも小さ
    い衝撃力で打撃する排砂工程とを有することを特徴とす
    る中子砂落とし方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の中子砂落とし方法におい
    て、前記排砂工程の打撃の振動数を前記砂中子崩壊工程
    の打撃の振動数よりも大きくすることを特徴とする前記
    中子砂落とし方法。
JP11532894A 1994-05-27 1994-05-27 中子砂落とし方法 Pending JPH07314125A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013086140A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Nissan Motor Co Ltd 中子砂落とし方法
JP2016112604A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 リョービ株式会社 砂中子の除去方法
US10226815B2 (en) 2015-06-01 2019-03-12 Nissan Motor Co., Ltd. Core discharge and core discharge method

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