JPH07314051A - パイプ曲げ加工方法とその装置 - Google Patents

パイプ曲げ加工方法とその装置

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JPH07314051A
JPH07314051A JP13103594A JP13103594A JPH07314051A JP H07314051 A JPH07314051 A JP H07314051A JP 13103594 A JP13103594 A JP 13103594A JP 13103594 A JP13103594 A JP 13103594A JP H07314051 A JPH07314051 A JP H07314051A
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JP
Japan
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pipe
bending
clamp mechanism
clamp
tube
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JP13103594A
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Inventor
Shuhei Morishita
周平 森下
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプを曲げ加工した際に減肉がパイプの外
面側に生じない曲げ加工方法を提供する。 【構成】 パイプPを曲げ加工する際に生じようとする
パイプPの外面の伸張作用に対抗してパイプP外面の応
力をほぼゼロにする耐伸張性と曲げ方向の可撓性とを有
するワイヤ6を、パイプPの曲げ加工範囲の一端から他
端にわたりパイプPの突状に屈曲する外面又はその外面
より若干外側寄りに端部クランプ機構3L・3Rと中間
クランプ機構5を介して固持したのち、パイプPの曲げ
加工範囲の一端から他端にわたって一対の油圧シリンダ
75で曲げモーメントを付与することによってパイプP
の外面より内側にかけてパイプPの軸方向に圧縮力を作
用させ曲げ加工するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲げ加工した際にパイ
プ肉厚の減少がまったくない、詳しくは、主に丸パイプ
(以下、単にパイプともいう)を曲げ加工した際に減肉
がパイプの外面側に生じない曲げ加工方法と、その曲げ
加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば化学プラント工場において配管
する場合に、配管を曲げ加工して使用したり、あらかじ
め所定箇所を屈曲した配管を使用したりしているが、配
管に用いるパイプは曲げると、突状に屈曲する外面側で
はパイプの肉厚が減少し、逆に凹状の内面側は肉厚が増
加するという性質をもっている。これはパイプを曲げ加
工した際に、パイプの内外方向の中心線を境にして外面
側が軸方向に伸張されるとともに、内面側が軸方向に圧
縮されるからである。
【0003】ところで、外面側が減肉した曲りパイプを
配管等に使用した場合、パイプの内周面が腐食したり摩
耗したりして肉厚が全周にわたり徐々に減少していく
が、パイプの寿命は肉厚の最も薄い箇所で決まるために
寿命が短かくなる。そこで、従来より直管部のパイプに
比べ肉厚のより厚いパイプを曲げ加工してエルボを製作
したうえ、このエルボを曲り部に溶接で接続するという
方法が一般に採用されているが、この方法は非常に手間
がかかり、配管等の設備費が大幅にアップする。
【0004】一方、パイプを曲げ加工する方がエルボを
溶接で接続する前記の方法に比べて製作面およびコスト
面で有利であることから、パイプの曲げ加工により生じ
るパイプ肉厚の減少を抑制する方法やそのための装置が
提案されている。そのような曲げ加工方法あるいは曲げ
加工装置は、特開平2−290622号公報、特開平5
−96332号公報および実開昭63−189413号
公報に記載されているが、いずれも、パイプを曲げ加工
する際に生じるパイプの突状に屈曲する外面側でのパイ
プの伸張作用を、パイプの軸方向に圧縮力を付与するこ
とによって軽減しようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
した公報に記載の従来の曲げ加工方法あるいは曲げ加工
装置では、次のような解決しなければならない課題が残
されている。
【0006】すなわち、パイプを曲げ加工した際に突状
に屈曲するパイプの外面側での肉厚の減少を抑制するこ
とはできても、完全に無くすことができないということ
である。それは以下の理由による。
【0007】まず、軸力を付加しない状態でパイプを曲
げたとすると、突状に屈曲する外面側には引張応力が発
生し、凹状に屈曲した内面側には圧縮応力が発生するこ
とになる。これらの引張応力および圧縮応力はそれぞれ
パイプの降伏点を超えることになり、パイプの管壁中の
組織に塑性変形が起こって、パイプは曲った状態に維持
される。したがって、突状に屈曲するパイプの外面側に
生じる肉厚の減少を完全に無くすためには、曲げ加工時
に発生する前記引張応力を打ち消すのに等しい大きさの
圧縮力を付与しなければならないが、その引張応力は上
記のとおりパイプの降伏点を超えるものであるから、パ
イプの軸方向に付与すべき圧縮力もパイプの降伏点を超
える大きさにする必要がある。
【0008】そこで、パイプの軸方向にパイプの降伏点
を超える圧縮力が付与されたと仮定すると、従来の方法
あるい装置においては、この圧縮力はパイプの突状に曲
がる外面側にだけ作用するものではなく、パイプの全周
(すなわち横断面全体)に作用するから、パイプが曲げ
られる際に圧縮応力が生じるパイプの内面側が、パイプ
が曲げ加工されるより前に圧壊されることになる。この
ため、パイプの軸方向に付与する圧縮力を前記引張応力
よりも小さくしなければならないから、必ずパイプの肉
厚の減少が生じるという前記した課題が残る。
【0009】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
パイプを曲げ加工した際に減肉がパイプの外面側に生じ
ない曲げ加工方法と、その曲げ加工装置とを提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のパイプ曲げ加工方法(請求項1)は、a)パ
イプを曲げ加工する際に生じようとするパイプ外面の伸
張作用に対抗してパイプ外面の応力をほぼゼロにする耐
伸張性と曲げ方向の可撓性とを有する非伸張部材を、前
記パイプの曲げ加工範囲の一端から他端にわたりパイプ
の突状に屈曲する外面又はその外面より若干外側寄りに
固持したのち、b)前記パイプの曲げ加工範囲の一端から
他端にわたって曲げモーメントを付与することによって
前記パイプの外面より内側にかけてパイプの軸方向に圧
縮力を作用させて曲げ加工するものである。
【0011】上記の目的を達成するために本発明のパイ
プ曲げ加工装置(請求項2)は、A)直管状態のパイプを
曲げ加工する範囲の一端部と他端部とをそれぞれ挟持固
定する内外一対のクランプ部材からなる端部クランプ機
構と、B)両端の前記端部クランプ機構の間で、前記パイ
プの軸方向に沿って連続的に配置してそれぞれパイプを
挟持固定する複数の内外一対のクランプ部材からなり、
内側の前記クランプ部材をその幅が側方から見て外側か
ら内側にかけ扇形状に漸次狭くなるように形成した中間
クランプ機構と、C)両端の前記端部クランプ機構の外側
のクランプ部材に両端をそれぞれ連結するとともに、前
記各中間クランプ機構の外側のクランプ部材を貫通し、
前記パイプの突状に屈曲する外面あるいはその外面より
も若干外側にその中心線がくるように配置したワイヤ、
スチールベルト、チェーンなどの曲げ方向に可撓性を有
する非伸張部材と、D)前記端部クランプ機構の一方に連
結し、該端部クランプ機構を定位置で鉛直方向に旋回さ
せて前記パイプの一端部を内方に屈曲するモーメントを
発生させる曲げモーメント付与機構と、E)前記端部クラ
ンプ機構の他方に連結し、該端部クランプ機構を前記端
部クランプ機構に対し接離可能な状態で鉛直方向に旋回
させて前記パイプの他端部を内方に屈曲するモーメント
を発生させる曲げモーメント付与機構と、を具備してい
る。
【0012】請求項3記載のように、F)前記パイプに内
接可能で、円周方向に複数に分割され、外周面が軸方向
にストレートな円弧面で、内周面が軸方向に傾斜したテ
ーパー状の円弧面からなる外筒と、この外筒内に嵌挿可
能な截頭円錐台状の楔部材とからなり、前記パイプ内の
前記端部クランプ機構で緊締する箇所を支持可能な端部
心金を具備することが望ましい。
【0013】請求項4記載のように、G)前記パイプに内
接可能で、両端の前記端部心金の前記楔部材間に配置さ
れ曲げ方向に可撓性を有する連結部材で一連に連接さ
れ、幅が側方から見て外側から内側にかけて扇形状に漸
次狭くなるように形成された複数の円柱状分割心金から
なる中間心金を具備するとなおよい。
【0014】
【作用】上記した構成を有する本発明のパイプ曲げ加工
方法によれば、パイプの曲げ加工範囲の一端から他端に
わたって曲げモーメントが付与された際に、前記パイプ
の外面が突状に屈曲することによって軸方向に引っ張ら
れ引張力が発生しようとするが、前記パイプの突状に屈
曲する外面側では前記曲げ加工による引張力と前記非伸
張部材による圧縮力とが打ち消しあって応力がほぼゼロ
になり、その突状の外面より内側にかけては圧縮応力が
発生することになる。つまり、その引張力に前記非伸張
部材が対抗することによって、相対的に軸方向の圧縮力
が前記パイプの外面に作用し、曲げ加工により発生しよ
うとする引張力を打ち消して応力がほぼゼロになる。し
たがって、凹状に曲がるパイプの内面側には従来の曲げ
加工時と同様に圧縮力が降伏点まで作用することはもち
ろんのこと、その突状のパイプの外面より内側にかけて
も圧縮力が作用し、パイプが曲げ加工される。いいかえ
れば、パイプには突状に屈曲する外面で圧縮応力がゼロ
となり、その外面よりも内面寄りでは全て圧縮応力が発
生し、パイプは軸方向に圧縮変形される。これにより、
パイプの突状の外面側では応力がほぼゼロになって肉厚
の増減がない、つまり肉厚の減少がない。一方、パイプ
の外面よりも内側(内面寄り)では圧縮応力が発生して
肉厚が増加する。したがってパイプは曲げ加工後に直管
状態のパイプに比べて肉厚の減少した部分がないから、
パイプの寿命が短くなることはない。しかも、曲げ加工
に要する曲げモーメントが大きくなる程度で、加工の手
間は従来の曲げ加工とほとんど変わらないから、エルボ
を溶接によって接続する方法に比べると、加工が容易
で、加工コストが低減される。
【0015】請求項2の装置によれば、上記請求項1の
曲げ加工方法が確実に実施されるほか、パイプを曲げ加
工する範囲にわたって中間クランプ機構が連続的に緊締
されることにより、パイプが適当間隔で保持されるの
で、曲げ加工した際のパイプの偏平化や皺の発生が防止
される。
【0016】請求項3記載の装置によれば、端部クラン
プ機構でパイプの端部を緊締した際に、パイプの不正変
形が端部心金によって阻止される。
【0017】請求項4記載の装置によれば、請求項3記
載の装置による上記作用に加えて、中間クランプ機構で
パイプを緊締した箇所における不正変形が中間心金によ
って阻止されるので、とくにパイプの肉厚が薄い場合に
効果的である。
【0018】
【実施例】以下、本発明のパイプ曲げ加工装置の実施例
を図面に基づいて説明し、併せて本発明の曲げ加工方法
についても説明する。
【0019】図1は本発明の実施例であるパイプ曲げ加
工装置の全体外観を示す側面図で、まっすぐな(直管状
態の)パイプを曲げる前の状態を示し、図2は同側面図
でパイプを略90゜曲げた状態を示している。図3は図
1のA−A線断面図、図4は図1のC−C線断面図、図
5は図1のB−B線断面図、図6は図3のD−D線断面
図、図7は他の実施例にかかるパイプ曲げ加工装置を示
すもので、図6に対応する断面図、図8は図5のE−E
線断面図で、図9は図6のF−F線断面図である。
【0020】図1および図2に示すように、パイプ曲げ
加工装置1は、本例では方形台板状の装置本体2を備え
ている。この装置本体2は鉛直方向に立設したり、水平
状態に設置したりするが、本例では鉛直方向に立設して
いるものとして、以下説明する。一直線状(直管状)の
丸パイプPを、図2の状態に曲げ加工する際に、その加
工範囲でパイプPの両端部を上下方向から挟持して固定
するための第1端部クランプ機構3Lと第2端部クラン
プ機構3Rと、両端の端部クランプ機構3L・3Rの間
に一連に配設され、パイプPの中間部を上下方向から挟
持して固定するための複数(本例では7個)の中間クラ
ンプ機構5とを具備する。
【0021】端部クランプ機構3L・3Rは、図3およ
び図5に示すように、それぞれ相対向する上下一対のク
ランプ部材31・32を備えている。各クランプ部材3
1・32の挟持面に断面半円形の溝31a・32aが水
平方向に形成され、パイプPは上下の溝31a・32a
で挟持される。下側の溝32aは、図6〜図8に示すよ
うに、縦断面で内端側が上向きにわずかに突状の円弧形
に形成されている。またクランプ部材31・32に、溝
31a・32aの位置を中心にして上下方向に貫通する
左右一対の貫通孔31b・32bが穿設され、油圧シリ
ンダ33・34のピストンロッド33a・34aが下向
けに貫通孔31b・32bに緩挿されている。各ピスト
ンロッド33a・34aの先端部(下端部)には、止め
リング33b・34bが螺着されている。このためピス
トンロッド33a・34aの先端部外周面と、止めリン
グ33b・34bの内周面とにそれぞれ対応する螺合部
が形成されている。
【0022】さらに、上側のクランプ部材31には、溝
31aを中心にして水平方向に貫通し、後述するワイヤ
6を緩挿するための左右一対の貫通孔31c・31cが
穿設されている。これらの貫通孔31c・31cの位置
は、各孔の中心が溝31aの上端にくるように設定され
ている。また,クランプ部材31・32が後述する中間
クランプ機構5のクランプ部材51・52と接する面
は、溝31aの上端を起点に側方より見て下方に向け幅
が漸次狭くなるように傾斜させている。
【0023】中間クランプ機構5は、図4に示すよう
に、それぞれ相対向する上下一対のクランプ部材51・
52を備えている。各クランプ部材51・52の挟持面
に断面半円形の溝51a・52aが水平方向に形成さ
れ、パイプPは上下の溝51a・52aで挟持される。
下側の溝52aは、図6〜図8に示すように、縦断面で
両端側が中央部に比べてわずかに低くなった上向きに突
状の円弧形に形成されている。これはパイプPを曲げ加
工するときに、その溝52aの円弧形の下面でパイプP
の下面を案内するためである。またクランプ部材51・
52に、溝51a・52aを中心にして上下方向に貫通
する左右一対の貫通孔51b・52bが穿設され、油圧
シリンダ53・54のピストンロッド53a・54aが
下向けに貫通孔51b・52bに緩挿されている。各ピ
ストンロッド53a・54aの先端部(下端部)には、
止めリング53b・54bが螺着されている。このた
め、ピストンロッド53a・54aの先端部外周面と、
止めリング53b・54bの内周面とにそれぞれ対応す
る螺合部が形成されている。
【0024】さらに、上側のクランプ部材51には、溝
51aを中心にして水平方向に貫通し、後述するワイヤ
6を緩挿するための左右一対の貫通孔51c・51cが
穿設されている。これらの貫通孔51c・51cの位置
は、各孔の中心が溝51aの上端にくるように設定され
ている。各クランプ部材51・52は、溝51aの上端
を起点に幅が側方より見て下方に向け漸次狭くなるよう
に扇形状に形成されている。この扇形の傾斜角度は、本
例では図2のようにパイプPが略90゜曲げられた状態
で隣接するクランプ部材51・52(前記クランプ部材
31・32を含む)が相互に接触するように設定されて
いる。
【0025】一方の上側クランプ部材31の一対の貫通
孔31c・31cから他方の上側クランプ部材31の一
対の貫通孔31c・31cにかけて、中間部の上側クラ
ンプ部材51の一対の貫通孔51c・51cを一連に貫
通させてワイヤ6・6がそれぞれ緩挿される。各ワイヤ
6の両端部には、図8に示すように、スリーブ状の抜け
止め具61が固着され、その内側にネジスリーブ62が
被装されている。また各上側クランプ部材31の貫通孔
31c・31cに連通して、貫通孔31c・31cより
やや内径を大きくしたネジ孔31eがそれぞれ形成され
ている。そしてネジスリーブ62がネジ孔31eに螺合
され、回転させることによりネジスリーブ62の位置が
変化し、ワイヤ6の緊張度を緩めたり、増強したりでき
るようにしている。
【0026】本例では、2本のワイヤ6・6を用いてい
るが、パイプPを曲げ加工したときに、パイプPの突状
に屈曲した外面側の引張応力と釣り合う圧縮力を作用さ
せて発生する応力をほぼゼロにする耐引張強度を有して
いれば、ワイヤ6は1本でもよい。また、曲げ加工した
際に生じようとするパイプPの伸張力に対抗してパイプ
Pの外面の応力をゼロ(またはほぼゼロ)にし且つ曲げ
方向に可撓性を有する非伸張部材であれば、ワイヤ6に
限らず、たとえばスチールベルトやチェーンを使用する
こともできる。
【0027】端部クランプ機構3L・3Rのうちの一
方、すなわち第2端部クランプ機構3Rは、図1〜図3
に示すように、水平方向に移動可能な可動板7に鉛直方
向に旋回可能に軸支されている。可動板7は、装置本体
2に鉛直方向(上下方向)に所定の間隔をあけて多数の
止具71aにて固定された上下一対のガイド部材71間
に、摺動自在に配設されている。図3のように、本例で
は第2端部クランプ機構3Rの上側クランプ部材31か
ら支軸35が一体に延設され、装置本体2に開設された
長孔25および可動板7に開設された円形孔72に支軸
35が一連に緩挿されている。長孔25は可動板7の移
動方向に長く延びた孔で、可動板7の移動に伴う支軸3
5の移動をカバーする。支軸35は円形孔72内の軸受
(図示せず)によって回動自在に支持され、可動板7か
ら突出する支軸35の端部にアーム73の円形リング部
73aが、支軸35と一体回転可能に止着されている。
【0028】可動板7上の下端部にブラケット74が固
定され、このブラケット74に油圧シリンダ75の基端
が枢支され連結されている。また、ピストンロッド75
aの先端が、アーム73の先端部に枢支され連結されて
いる。この構成により、油圧シリンダ75のピストンロ
ッド75aを収縮させればアーム73が時計方向に回転
し、端部クランプ機構3Rが支軸35を中心に時計方向
に旋回する。
【0029】第1端部クランプ機構3Lは、図1・図2
および図5に示すように、装置本体2の定位置(装置本
体2の中心線を挟んで端部クランプ3Rと対称位置)に
鉛直方向に回動自在に軸支されている。図5のように、
本例では端部クランプ機構3Lの上側クランプ部材31
から支軸35が一体に延設され、装置本体2に開設され
た円形孔26に支軸35が緩挿されている。装置本体2
上で円形孔26の周囲に軸受27が固定され、装置本体
2から突出する支軸35の端部にアーム73の円形リン
グ部73aが、支軸35と一体回転可能に止着されてい
る。装置本体2上の下端部にブラケット76を固定し、
このブラケット76に油圧シリンダ75の基端が枢支さ
れ連結されている。またピストンロッド75aの先端
が、アーム73の先端部に枢支され連結されている。こ
の構成により、油圧シリンダ75のピストンロッド75
aを収縮させればアーム73が反時計方向に旋回し、第
1端部クランプ機構3Lが支軸35を中心に反時計方向
に旋回する。
【0030】上記した構成は本例の曲げ加工装置1の基
本構成を示すが、この基本構成(のみ)を備えた曲げ加
工装置1によって以下の工程で、パイプPの曲げ加工
(曲げ角度90゜)が行われる。
【0031】 端部クランプ機構3L・3Rの油圧シ
リンダ33・34のピストンロッド33a・34aを下
方に伸張するとともに、中間クランプ機構5の油圧シリ
ンダ53・54のピストンロッド53a・54aを下方
に伸張する。下側クランプ部材32、52が自重で降下
し、上下のクランプ部材31・32間およびクランプ部
材51・52間が開口する。すなわち、端部クランプ機
構3L・3Rの溝31a・32aおよび中間クランプ機
構5の上下の溝51a・52aがそれぞれ大きく開口す
る。なお、装置本体2を水平に設置した場合には、各油
圧シリンダ33・34・53・54のピストンロッド3
3a・34a.53a・54aを伸張しても、クランプ
部材32・52は移動しないことがあるので、そのとき
は使用者がクランプ部材32・52を移動させる。もし
くはクランプ部材32・52がピストンロッド33a・
34a.53a・54aの伸縮動に伴って確実に移動す
るように、止めリング33b・34bおよび53b・5
4bをクランプ部材32・52に固着しておくこともで
きる。
【0032】 直管状態のパイプPを端部クランプ機
構3L・3Rの溝31a・32a間および中間クランプ
5機構の上下の溝51a・52a間に一連に挿通し、油
圧シリンダ33・34のピストンロッド33a・34a
を収縮するとともに、油圧シリンダ53・54のピスト
ンロッド53a・54aを収縮する。パイプPは、上下
のクランプ部材31・32間および51・52間に挟持
固定される(図1参照)。
【0033】 左右の油圧シリンダ75のピストンロ
ッド75aを同時に収縮する。この結果、第1端部クラ
ンプ機構3Lが支軸35を中心に反時計方向に回転する
とともに、第2端部クランプ機構3Rが支軸35を中心
に時計方向に旋回し、パイプPに曲げモーメントが付与
される。そして、パイプPが“へ”の字状に徐々に曲げ
られるのにしたがって可動板7が左側へ移動し、第2端
部クランプ機構3Rが第1端部クランプ機構3Lに接近
する。
【0034】 左右の下側クランプ部材32および隣
接する各下側クランプ部材52が相互に接触し、パイプ
Pが90゜曲げられる(図2参照)。
【0035】 左右の油圧シリンダ75のピストンロ
ッド75aを収縮させるための圧油の供給を同時に中止
する。パイプPはそのスプリングバック作用により曲げ
方向と逆方向に少し戻り、可動板7が右側へわずかに移
動する。
【0036】 各油圧シリンダ33・34・53・5
4のピストンロッド33a・34a・53a・54aを
一斉に伸張して上下のクランプ部材31・32間および
クランプ部材51・52間を開口し、曲げ加工されたパ
イプPを取り出す。
【0037】ところで、上記〜の各工程を順に経る
ことによってパイプPが90゜曲げられるが、パイプP
の突状に屈曲する外面(上面)では曲げ加工による引張
力の発生がワイヤ6・6による抵抗作用で阻止され、つ
まりワイヤ6・6による圧縮力で打ち消されて応力がゼ
ロになる。そして、パイプPの突状の上面より下側には
圧縮応力が発生する。これにより、従来は減肉が生じて
いたパイプPの突状の外面における肉厚の減少が起きな
くなる。一方、パイプPの外面(上面)よりも内方(下
側)では、肉厚が増加する。
【0038】次に、パイプPを端部クランプ機構3L・
3Rにより緊締する箇所の不正変形を防止するための端
部心金について説明する。
【0039】図6および図9に示すように、端部心金8
はパイプP内の、下側の溝32aが縦断面でストレート
になった部分に装着される。この端部心金8は、パイプ
Pに内接可能で円周方向に等間隔に分割された4つの外
筒81と、これらの外筒81内に嵌挿される截頭円錐台
状の楔部材82とからなり、外筒81および楔部材82
にはそれぞれ紐81a、82aの一端が止着されてい
る。各外筒81は、外周面がパイプPの内周面に対応し
(パイプPと内径がほぼ同一)、軸方向(長手方向)に
ストレートな円弧面に形成され、内周面が軸方向(長手
方向)に内径が漸次変化するテーパー状の円弧面に形成
されている。図示は省略するが、4つの外筒81はゴム
やスプリングなどの弾性体で円周方向に相互に連結し、
各外筒81が半径方向に拡縮可能な円筒体に形成してお
くと、パイプP内に挿入する際に便利である。パイプP
内には、通常、円筒状に配置した外筒81内に楔部材8
2を嵌挿して両者を一体的に所定位置まで挿入し、紐8
1a、82aや棒材(図示せず)を用いて外筒81に対
し楔部材82を外筒81が拡径する方向に相対的に移動
させて装着する。この状態で、端部クランプ機構3L・
3RによりパイプPを緊締すればよい。
【0040】図7は別の実施例にかかる端部心金8とパ
イプPを中間クランプ機構5により緊締する箇所の不正
変形も防止するための中間心金9とを示す。同図に示す
ように、楔部材82の中心部に軸方向(長手方向)に貫
通する中心孔83を穿設し、楔部材82と外筒81とを
紐81bで接続したことが、上記実施例の端部心金8と
相違する。
【0041】中間心金9はパイプPに内接可能な複数の
円柱状分割心金91からなり、各分割心金91は側方か
ら見て上側から下側にかけ扇形状に幅が漸次狭くなるよ
うに形成され、また上下両面は縦断面で側方から見て上
向きに突状の円弧面にそれぞれ形成されている。さらに
各分割心金91の軸方向の中央には、環状溝92が円周
方向に形成され、この環状溝92内に多数の押し金93
がスプリング94を介し半径方向外方へ付勢されて円周
方向に配設されている。各分割心金91の中心部には軸
方向(長手方向)に貫通する中心孔95が穿設され、両
端の楔分割82の中心孔83から各中心孔95にワイヤ
96が一連に挿通されている。ワイヤ96の端部および
楔部材82と分割心金91の間に、係止部96aが突設
されている。
【0042】また各分割心金91の中心孔95の周囲に
は、一連に連通する位置決め孔97が軸方向に穿設さ
れ、各位置決め孔97の一部に位置決め用凹所97aが
円周方向に穿設されている。そして、各分割心金91の
位置決め孔97にわたって一連に、位置決め棒98を挿
入できるようになっており、また位置決め棒98には係
止部98aが突設され、位置決め棒98を回転すること
により係止部98aを位置決め用凹所97aに係止でき
るようになっている。つまり、係止部98aを位置決め
用凹所97aに係止した状態で、複数の円柱状分割心金
91をパイプP内の所定位置へ挿入して位置決めしたの
ち、位置決め棒98を回転して係止部98aと位置決め
用凹所97aとの係止状態を解消すれば、位置決め棒9
8を引き抜けるようになっている。
【0043】本例の場合には、中間クランプ機構5が位
置する箇所のパイプP内に中間心金9を配置するため、
とくにパイプPの肉厚が薄い場合にも曲げ加工した際の
パイプPの管壁の不正変形を防止できる。なお曲げ方向
に可撓性を有する長尺な連結部材であれば、ワイヤ96
以外のもの、たとえばスチールベルトを使用できる。
【0044】上記に第1実施例の端部心金8(図6)
と、第2実施例の端部心金8(図7)および中間心金9
(図7)とを示したが、それらの心金を用いてパイプP
の曲げ加工を上記の曲げ加工装置1により行う場合は、
上記の曲げ加工工程〜に以下の工程が加えられる。
すなわち、 A1)端部クランプ機構3L・3Rおよび中間クランプ機
構5でパイプPを緊締する上記の工程の前に、パイプ
P内に端部心金8を挿入し、棒(図示せず)でパイプP
内の曲げ加工する範囲の両端部に位置決めしたのち、端
部心金8を、図6のようにそれぞれ装着する工程、もし
くは A2)端部心金8および複数の分割心金91をパイプP内
の所定位置へ挿入して図7のようにそれぞれ位置決めし
たのち、位置決め棒98を回転して係止部98aとの係
止状態を解消し、位置決め棒98を引き抜き、パイプP
内の端部クランプ機構3L・3Rの位置に端部心金8
を、また中間クランプ機構5の位置に中間心金9をそれ
ぞれ装着する工程を追加する。
【0045】それから、上記の〜の工程を順に行
い、の工程ののちに、 B1)外筒81に対し、それらの外筒81の外径が縮小さ
れる方向に楔部材82を紐82aを用いて相対的に移動
させ、パイプP内における端部心金8の保持状態を解除
し、紐81a・82aを引っ張ってパイプP内から抜き
取る工程、もしくは B2)外筒81に対し、それらの外筒81の外径が縮小さ
れる方向に楔部材82をワイヤ96を用いて相対的に移
動させ、パイプP内における端部心金8の保持状態を解
除し、ワイヤ96により端部心金8および中間心金9を
パイプP内から連続して抜き取る工程を追加する。
【0046】以上に本発明の実施例を示したが、本発明
は下記のように実施することもできる。
【0047】a) パイプPの曲げ角度は90゜に限ら
ず、それより小さく曲げることができることは当然のこ
とであるが、中間クランプ機構5のクランプ部材51・
52の両端および端部クランプ機構3L・3Rのクラン
プ部材31・32の片端の傾斜角度を大きくすること
で、90゜よりも大きく曲げ加工することも可能であ
る。
【0048】b) パイプPに曲げモーメントを付与する
油圧シリンダ75の代わりに、モータ駆動による送りネ
ジ機構を用いることもできる。
【0049】c) 装置本体2の設置は、鉛直方向および
水平方向のほか、傾斜させて設置することも可能であ
る。
【0050】d) 上側クランプ部材31・51内に挿通
するワイヤ6の位置は、通常その中心がパイプPの外面
に沿うように配置するが、パイプPの種類によりパイプ
Pの外面よりやや外側に配置した方がいい場合がある。
要は、曲げ加工した際のパイプPの外面の応力がゼロに
なるように位置を決めればよい。
【0051】e) 支軸35は下側クランプ部材32から
一体に延設してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明のパイプ曲げ加工方法および曲げ加工装置には、
次の効果がある。
【0053】(1) パイプには突状に屈曲する外面の圧縮
応力(および引張応力)がほぼゼロで、そこから凹状に
曲がる内面にかけては全て圧縮力の作用でパイプが曲げ
加工されるので、従来の方法と違ってパイプの突状の外
面での肉厚の減少がなく、パイプの寿命が直管状態のと
きよりも短くなることはない。しかも、加工の手間は従
来の曲げ加工とほとんど変わらず、エルボを溶接によっ
て接続する方法に比べて加工が容易で、加工コストが低
減される。
【0054】請求項2の装置では、 (2) 上記請求項1の曲げ加工方法が確実に実施されるほ
か、中間クランプ機構でパイプが保持されるので、曲げ
加工した際のパイプの偏平化や皺の発生が防止される。
【0055】請求項3記載の装置では、 (3) 端部クランプでパイプの端部を緊締した際に、パイ
プの不正変形が端部心金で阻止される。
【0056】請求項4記載の装置では、 (4) 中間クランプでパイプを緊締した箇所における不正
変形が中間心金で阻止されるので、とくにパイプの肉厚
が薄い場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるパイプ曲げ加工装置の全
体外観を示す側面図で、まっすぐな(直管状態の)パイ
プを曲げる前の状態を示す。
【図2】図1と同様の同側面図で、パイプを略90゜曲
げた状態を示す。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のB−B線断面図である。
【図6】図3のD−D線断面図である。
【図7】本発明の他の実施例にかかるパイプ曲げ加工装
置を示すもので、図6に対応する断面図である。
【図8】図5のE−E線断面図である。
【図9】図6のF−F線断面図である。
【符号の説明】
1 曲げ加工装置 2 装置本体 3L・3R 端部クランプ機構 31・32 クランプ部材 31a・32a 溝 33・34 油圧シリンダ 35 支軸 5 中間クランプ機構 51・52 クランプ部材 51a・52a 溝 53・54 油圧シリンダ 6 ワイヤ 7 可動板 75 油圧シリンダ 8 端部心金 81 外筒 82 楔部材 9 中間心金 91 分割心金 P パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプを直管状態から曲げ加工するため
    のパイプ曲げ加工方法において、 前記パイプを曲げ加工する際に生じようとするパイプ外
    面の伸張作用に対抗してパイプ外面の応力をほぼゼロに
    する耐伸張性と曲げ方向の可撓性とを有する非伸張部材
    を、前記パイプの曲げ加工範囲の一端から他端にわたり
    パイプの突状に屈曲する外面又はその外面より若干外側
    寄りに固持したのち、 前記パイプの曲げ加工範囲の一端から他端にわたって曲
    げモーメントを付与することによって前記パイプの外面
    より内側にかけてパイプの軸方向に圧縮力を作用させて
    曲げ加工することを特徴とするパイプ曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 パイプを直管状態から曲げ加工するため
    のパイプ曲げ加工装置において、 前記パイプを曲げ加工する範囲の一端部と他端部とをそ
    れぞれ挟持固定する内外一対のクランプ部材からなる端
    部クランプ機構と、 両端の前記端部クランプ機構の間で、前記パイプの軸方
    向に沿って連続的に配置してそれぞれパイプを挟持固定
    する複数の内外一対のクランプ部材からなり、内側の前
    記クランプ部材をその幅が側方から見て外側から内側に
    かけ扇形状に漸次狭くなるように形成した中間クランプ
    機構と、 両端の前記端部クランプ機構の外側のクランプ部材に両
    端をそれぞれ連結するとともに、前記各中間クランプ機
    構の外側の前記クランプ部材を貫通し、前記パイプの突
    状に屈曲する外面あるいはその外面よりも若干外側にそ
    の中心線がくるように配置したワイヤ、スチールベル
    ト、チェーンなどの曲げ方向に可撓性を有する非伸張部
    材と、 前記端部クランプ機構の一方に連結し、該端部クランプ
    機構を定位置で鉛直方向に旋回させて前記パイプの一端
    部を内方に屈曲するモーメントを発生させる曲げモーメ
    ント付与機構と、 前記端部クランプ機構の他方に連結し、該端部クランプ
    機構を前記端部クランプ機構に対し接離可能な状態で鉛
    直方向に旋回させて前記パイプの他端部を内方に屈曲す
    るモーメントを発生させる曲げモーメント付与機構と、 を具備したことを特徴とするパイプ曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記パイプに内接可能で、円周方向に複
    数に分割され、外周面が軸方向にストレートな円弧面
    で、内周面が軸方向に傾斜したテーパー状の円弧面から
    なる外筒と、この外筒内に嵌挿可能な截頭円錐台状の楔
    部材とからなり、前記パイプ内の前記端部クランプ機構
    で緊締する箇所を支持可能な端部心金を具備した請求項
    2記載のパイプ曲げ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記パイプに内接可能で、両端の前記端
    部心金の前記楔部材間に配置され曲げ方向に可撓性を有
    する連結部材で一連に連接され、幅が側方から見て外側
    から内側にかけて扇形状に漸次狭くなるように形成され
    た複数の円柱状分割心金からなる中間心金を具備した請
    求項3記載のパイプ曲げ加工装置。
JP13103594A 1994-05-20 1994-05-20 パイプ曲げ加工方法とその装置 Pending JPH07314051A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160117490A (ko) * 2014-02-07 2016-10-10 싱글 뷰이 무어링스 인크. 압출 성형된 열 가소성 로드들에서 밀봉 요소를 형성하기 위한 방법
CN114260338A (zh) * 2021-12-24 2022-04-01 金保莱管道系统江苏有限公司 一种用于不锈钢钢管自动夹持切割机
CN117161761A (zh) * 2023-10-16 2023-12-05 广东弘锦科技有限公司 一种座椅弯管制作系统

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