JPH07313991A - 汚水の処理方法 - Google Patents

汚水の処理方法

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JPH07313991A
JPH07313991A JP11577894A JP11577894A JPH07313991A JP H07313991 A JPH07313991 A JP H07313991A JP 11577894 A JP11577894 A JP 11577894A JP 11577894 A JP11577894 A JP 11577894A JP H07313991 A JPH07313991 A JP H07313991A
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aerobic tank
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純 宮田
Toyoshi Sawada
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Abstract

(57)【要約】 【目的】 反応槽を小型化と安定した脱窒が可能な汚水
の処理方法を提供する。 【構成】 汚水を嫌気槽2で処理し、次いで第1好気槽
3aで処理し、更に第2好気槽3bで処理する方法であ
り、反応槽内には流動可能な微生物固定化担体Aとこの
微生物固定化担体Aよりも粒径の大きい微生物固定化担
体Bの2種類を存在させ、一方の微生物固定化担体Aは
活性汚泥混合液と共に嫌気槽2〜第2好気槽3bの間を
循環させ、他方の微生物固定化担体Bは第2好気槽3b
内だけに保持する。微生物固定化担体Aを循環させる
と、微生物固定化担体Aが第1好気槽3a、第2好気槽
3bに滞留している間に脱窒菌が増殖し、脱窒能力が向
上する。また、好気的処理を第1好気槽3aと第2好気
槽3bの2槽で行なうと、第1好気槽3aでBOD成分
分解が優先的に進行するので、負荷変動があっても、第
2好気槽3bでの硝化反応が阻害されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は汚水の生物学的処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有機性汚水中の窒素成分およびリ
ン成分を生物学的に除去する際には、A2O法(嫌気無
酸素好気法)によって処理されていた。このA2O法
は、嫌気状態にされた前処理槽、嫌気槽、好気槽、およ
び最終沈澱池が連設され、嫌気槽と好気槽の間に循環路
が設けられた装置を使用して行なわれる。この方法にお
いては、嫌気槽では脱窒菌の作用によって硝酸性窒素
(NO3 −N)を還元して窒素ガスにする脱窒反応が行
なわれ、好気槽では硝化菌の作用によってアンモニア性
窒素(NH4 −N)を硝酸性窒素に酸化する硝化反応が
行なわれる。
【0003】しかし、この方法においては、硝酸性窒素
を還元して窒素ガスにする脱窒速度、およびアンモニア
性窒素を硝酸性窒素に酸化する硝化速度が小さく、反応
槽である嫌気槽や好気槽の容量を大きくしなくてはなら
ないと言う問題があった。このような問題に対処し、反
応槽内に脱窒菌や硝化菌を高濃度で存在させることによ
って、脱窒速度および硝化速度を大きくし、反応槽を小
型化する技術が発表されている(建設省:バイオテクノ
ロジーを活用した新排水処理システムの開発報告書(下
水道編)、p.632(1991))。
【0004】図7は上記処理技術の説明図である。1は
前処理槽、2は嫌気槽、3は好気槽、4は最終沈殿池で
ある。上記嫌気槽2および好気槽3内には、微生物を付
着固定させた担体(以下、微生物固体化担体と言う)4
0が入っており、この微生物固定化担体40の存在によ
って、脱窒菌または硝化菌の濃度を高濃度の状態に維持
することが図られている。34,35は微生物固定化担
体40が流出するのを防止するためのスクリーンであ
る。図中、30は原水タンク、31は処理水タンク、1
2,17は攪拌機、13は空気ブロワー、32は循環液
ポンプ、33は汚泥返送ポンプを示す。
【0005】この方法による汚水処理においては、ま
ず、流入汚水50および最終沈澱池4から送られてきた
返送汚泥65が前処理槽1へ導入される。次いで、前処
理槽1から流出する処理汚水と活性汚泥の混合液(以
下、活性汚泥混合液と言う)が嫌気槽2へ導入されると
共に、後工程の好気槽3から流出する活性汚泥混合液の
一部60も導入される。この嫌気槽2では、嫌気的条件
下で活性汚泥混合液中の硝酸性窒素が脱窒菌の作用によ
って窒素ガスに還元され除去される。この脱窒処理され
た活性汚泥混合液は好気槽3に導入され、好気的条件下
で硝化菌の作用によってアンモニア性窒素が硝酸性窒素
に酸化される。好気槽3から流出した活性汚泥混合液6
2はその一部が嫌気槽2へ戻され、残りは最終沈澱池4
に送られて沈降分離され、処理水63と沈殿汚泥64に
分けられる。沈殿汚泥64の一部は返送汚泥65として
前処理槽1へ送られ、残りは余剰汚泥66として、系外
に引き抜かれ、別途処分される。上述の脱窒処理過程に
おいて、BOD成分が脱窒のための水素供与体として利
用されるため、BOD成分の一部も除去されるが、大部
分のBOD成分は好気的条件下の好気槽3で分解され除
去される。また、好気槽3では、リン成分が微生物体内
に取り込まれ、リン成分の除去も行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らが上記従来
の方法を実験的に実施した結果によれば、好気槽3にお
いては、投入した担体によって形成された微生物固定化
担体の存在によって、汚泥濃度(硝化菌の濃度)が上が
り、硝化速度が大きくなったが、嫌気槽2においては、
担体を投入しても、汚泥濃度(脱窒菌の濃度)を高める
ことができず、脱窒速度を上げることはできなかった。
【0007】更に、BOD成分量の負荷が大きくする
と、脱窒率が低下すると言う問題があった。
【0008】このように、従来技術を採用しても、好気
槽3を小さくすることはできるが、嫌気槽2を小型化す
ることはできず、しかも、好気槽3にあっても、負荷変
動があった場合には、脱窒率が低下すると言う新たな問
題も発生する。
【0009】本発明は、嫌気槽および好気槽の双方を小
型化でき、更に負荷変動があっても安定した窒素除去を
行うことができる汚水の処理方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、汚水を嫌気的状態に維持され
た嫌気槽で処理し、次いで好気的状態に維持された第1
好気槽で処理し、更に好気的状態に維持された第2好気
槽で処理するに際し、嫌気槽、第1好気槽、および第2
好気槽の3槽には流動可能な粒状の微生物固定化担体を
存在させると共に、第2好気槽には更にこの槽内だけに
保持させる第2好気槽専用の微生物固定化担体をも存在
させ、第2好気槽の活性汚泥混合液を嫌気槽へ循環させ
る際には、活性汚泥混合液と共に前記3槽に存在させる
微生物固定化担体を嫌気槽へ送り、この微生物固定化担
体を前記3槽の間を循環させる。
【0011】そして、第2好気槽には、嫌気槽、第1好
気槽、および第2好気槽の3槽の間を循環させる流動可
能な粒状の微生物固定化担体の外に、この粒状の微生物
固定化担体よりも粒径が大きく流動可能な微生物固定化
担体を第2好気槽専用の微生物固定化担体として存在さ
せ、第2好気槽の活性汚泥混合液を嫌気槽へ循環させる
際には、第2好気槽専用の微生物固定化担体と前記3槽
の間を循環させる微生物固定化担体を分離し、前記3槽
の間を循環させる微生物固定化担体を活性汚泥混合液と
共に嫌気槽へ送ってもよい。
【0012】また、第2好気槽には、嫌気槽、第1好気
槽、および第2好気槽の3槽の間を循環させる流動可能
な粒状の微生物固定化担体の外に、固定配置された微生
物固定化担体を第2好気槽専用の微生物固定化担体とし
て存在させてもよい。
【0013】
【作用】従来技術において、嫌気槽に担体を投入して
も、脱窒菌の濃度が上がらないのは、次に述べるよう
に、嫌気槽における脱窒菌の増殖速度が小さいためであ
ると考えられる。脱窒能力を有する細菌(脱窒菌)の種
類は数多くあるが、その多くは通性嫌気性菌と呼ばれる
細菌であり、この通性嫌気性菌の増殖速度は嫌気的条件
下にある場合よりも好気的条件下にある場合の方が遙に
大きいので、嫌気的条件下では好気的条件下の1/2〜
1/3になる。従って、増殖速度が小さい嫌気的条件下
では、担体を投入しても、これに付着する微生物量は増
加しない。
【0014】一方、硝化菌は好気的条件下で増殖する菌
であり、この硝化菌を嫌気的条件下におくことは好まし
くない。
【0015】そこで、本発明においては、脱窒用の微生
物固定化担体を嫌気→好気→嫌気の状態に順次移し変え
る操作を繰り返し、好気的条件下では脱窒菌の増殖を行
なわせ、嫌気的条件下では脱窒反応を行なわせる。ま
た、硝化用の微生物固定化担体は常に好気的条件下にお
き、硝化菌を増殖させながら硝化反応を行なわせるよう
にする。このため、性状の異なる2種類の担体を使用
し、これによって形成される微生物固定化担体の一方を
脱窒菌を増殖させる微生物固定化担体とし、他方を硝化
菌を増殖させる微生物固定化担体としている。
【0016】すなわち、反応槽内に、嫌気的状態の槽と
好気的状態の槽が連なった汚水の流路(嫌気槽、第1好
気槽、第2好気槽)を循環させる微生物固定化担体(循
環用の微生物固定化担体)と、好気的状態の第2好気槽
内だけに保持する第2好気槽専用の微生物固定化担体を
存在させる。このため、循環用の微生物固定化担体が好
気的状態の第1好気槽および第2好気槽に滞留している
間に脱窒菌が増殖し、微生物固定化担体の脱窒菌の付着
固定量が増加する。そして、この付着固定量が増加した
微生物固定化担体が嫌気槽に送られるので、嫌気槽にお
いては、脱窒速度が大きくなる。
【0017】この際、第2好気槽専用の微生物固定化担
体は好気的状態に維持された槽内に留まるので、硝化菌
の増殖が促進され、この微生物固定化担体には活性の高
い硝化菌が高濃度で付着固定される。このため、好気槽
においては、大きな硝化速度が維持される。
【0018】更に、本発明においては、BOD成分の負
荷変動に対する対策も講じられている。
【0019】好気的条件下では、硝化菌とBOD成分分
解菌が共生しているので、この状態においては、硝化反
応が行なわれるだけではなく、BOD成分分解反応も進
行する。この際、BOD成分分解反応は硝化反応に優先
して進行するので、流入汚水中のBOD成分量が変動し
て大量のBOD成分が流入して来た場合、BOD成分分
解菌が大量の酸素を優先的に消費してしまう。このた
め、硝化菌が必要とする酸素が不足し、硝化反応が阻害
されると言う問題が起こる。
【0020】そこで、本発明においては、好気的条件下
で行なわせる反応を2段階に分けて行なわせるようにす
る。その前段では、主としてBOD成分分解反応を行な
わせ、後段では、主として硝化反応を行なわせる。この
ため、好気的状態の反応槽を第1好気槽と第2好気槽に
分割している。上記のように反応槽が分割されている
と、その前段の処理が行なわれる第1好気槽ではBOD
成分分解反応が優先的に行なわれ、また、好気的条件下
におけるBOD成分分解反応の速度は大きいので、大部
分のBOD成分はこの第1好気槽で除去される。そし
て、第2好気槽においては、流入してくるBOD成分の
量が僅かになっているので、硝化菌には常に充分な量の
酸素が供給され、主として硝化反応が行なわれる。この
ようにして、第2好気槽専用の微生物固定化担体には硝
化菌が優先種として大量に付着固定し、これによる硝化
反応の速度が大きくなる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例を実施するための装
置の説明図である。図1において、2は嫌気槽、3は好
気槽、4は最終沈殿池である。好気槽3は内部に仕切り
が設けられ、第1好気槽3a、第2好気槽3b、循環槽
3cに区画されている。上記嫌気槽2、第1好気槽3
a、第2好気槽3b、循環槽3cの各槽内には流動可能
な粒状担体によって形成された微生物固定化担体Aが入
っている。また、第2好気槽3b内には上記微生物固定
化担体Aの外にこの微生物固定化担体Aを形成する担体
よりも粒径が大きく流動可能な担体によって形成された
第2好気槽専用の微生物固定化担体Bも入っており、大
きさが異なる2種類の微生物固定化担体が存在してい
る。第2好気槽3bの排出側および循環槽3cの排出側
にはスクリーン10,11が備えられている。スクリー
ン10は微生物固定化担体Aは通過できるが、微生物固
定化担体Bは通過できない目幅なっており、スクリーン
11は微生物固定化担体Aが通過できない目幅なってい
る。従って、第2好気槽3bから活性汚泥混合液が排出
される際には、微生物固定化担体Bは流出することなく
第2好気槽3b内に滞留し、微生物固定化担体Aは活性
汚泥混合液と共に循環槽3cへ流入するようになってい
る。12は攪拌機、13はブロワー、14a,14b,
14cは散気装置、15は循環装置、16は汚泥返送ポ
ンプである。
【0022】微生物固定化担体Aおよび微生物固定化担
体Bを形成させるための担体としては、微生物を固定化
できる粒状物であって、水中で流動させることができる
ものを使用する。例えば、ポリエチレングリコールやポ
リプロピレングリコール、ポリビニルアルコールあるい
はアクリルアミドなどの水溶性高分子物質を単独でゲル
化したもの、あるいはそれらの混合物をゲル化したも
の、上記水溶性高分子物質に微生物を混合してゲル化し
た包括固定化担体、砂、活性炭、プラスチック、スポン
ジ状高分子物質の粒子または小片などを使用することが
できる。
【0023】担体の形状については、球状、立方体、直
方体、円柱状など各種のものを使用することができる
が、より多くの微生物を固定化させるためには、貫通孔
が設けられたもの、例えば、円筒状のものなどのよう
に、内部にも微生物が固定化される箇所があり且つ粒子
の表面積が大きい形状のものが好ましい。このような形
状の担体は、特に、粒径が比較的大きい微生物固定化担
体Bを形成させる場合に使用するのがよい。
【0024】担体の大きさは、その材質や形状によって
も異なるが、例えば、材質がプラスチック粒子である場
合、微生物固定化担体Aを形成させる担体の粒径は1mm
〜6mm程度、微生物固定化担体Bを形成させるせる担体
の粒径は5mm〜20mm程度であるのがよい。
【0025】微生物固定化担体Aの大きさが1mm以下で
あると、水と担体の分離が難しいと言う問題があり、6
mm以上であると、担体の比表面積が小さくなり付着固定
される汚泥の量が少なくなると言う問題がある。また、
微生物固定化担体Bの大きさが5mm以下であると、担体
Aと担体Bの分離が難しくなると言う問題があり、20
mm以上であると、担体の比表面積が小さくなり付着固定
される汚泥の量が少なくなると言う問題がある。
【0026】なお、図1では、嫌気槽2内を攪拌するた
めの手段が槽の上部に設置する竪型の攪拌機である形状
で示されているが、水中に酸素を巻き込まないものであ
れば、例えば、水中撹拌機などのようなものであっても
よい。また、嫌気槽2の攪拌方法としては、嫌気槽2の
上部に蓋をして密閉にし、上部空間の気体を槽底部から
吹き込み、攪拌する方法もある。さらに、好気槽3から
排出された活性汚泥混合液52を処理水53と活性汚泥
54に分離する手段として、重力沈降方式による最終沈
殿池5が備えられているが、この分離手段としては、遠
心分離、加圧浮上分離、膜分離などの方式を適用するこ
ともできる。
【0027】図1の装置を使用する汚水処理において
は、処理すべき流入汚水50が嫌気槽2へ導入され、更
に、最終沈澱池4から送られてきた返送汚泥55および
後工程の循環槽3cから活性汚泥混合液と微生物固定化
担体Aの混合物51も導入される。微生物固定化担体A
は攪拌機12による攪拌によって流動状態にされる。こ
の嫌気的状態の嫌気槽2においては、微生物固定化担体
Aおよび浮遊している活性汚泥中の脱窒菌の作用によっ
て、主として、硝酸性窒素の還元反応が行なわれ、活性
汚泥混合液中の窒素成分が窒素ガスになって除去され
る。なお、この脱窒反応においては、還元反応の水素供
与体としてBOD成分が利用されるので、BOD成分の
一部も除去されるが、大部分のBOD成分は次の好気槽
で分解除去される。
【0028】脱窒処理された活性汚泥混合液は微生物固
定化担体Aと共に第1好気槽3aへ流入する。第1好気
槽3aでは、散気装置14aから空気等の酸素含有ガス
が吹き込まれて、微生物固定化担体Aが好気的条件下で
流動状態にされ、BOD成分の分解反応が行なわれる。
この第1好気槽3aにおいては、BOD成分の負荷が大
きいので、硝化反応は殆ど起こらない。BOD成分の分
解処理がなされた活性汚泥混合液は微生物固定化担体A
と共に第2好気槽3bへ流入する。散気装置14bから
空気等の酸素含有ガスが吹き込まれて好気的状態に維持
されたこの第2好気槽3bでは、主として、アンモニア
性窒素を硝酸性窒素にする硝化反応が行なわれ、付随的
にBOD成分の分解除去も行なわれる。そして、第2好
気槽3bでは硝化菌の増殖が促進され、また、第1好気
槽3aおよび第2好気槽3bの両槽では脱窒菌の増殖が
促進される。このように、好気槽内では、脱窒菌の増殖
と硝化菌の増殖が促進され、多量の微生物が微生物固定
化担体Aおよび微生物固定化担体Bに付着する。更に、
第1好気槽3aではBOD成分の大半が分解され、第2
好気槽3bでは主として硝化反応を行なわせることがで
きるので、硝化反応が阻害されることなく、BOD成分
分解反応を効率よく行なわせることができる。また、好
気槽内では、活性汚泥によるリン成分の取り込みも行わ
れる。
【0029】なお、上記第1好気槽3aにおける活性汚
泥混合液の必要滞留時間は、流入汚水の水質によっても
変わるの一概には言えないが、一般的な下水であれば、
流入汚水量を基準とし、10分から30分程度にすれば
よい。このため、活性汚泥混合液が第1好気槽3aを通
過する時間は、汚水処理装置全体からすれば、ごく短い
時間である。
【0030】上述の処理が終わった第2好気槽3bの活
性汚泥混合液は循環槽3cへ流入する。この際、微生物
固定化担体Aだけがスクリーン10を通過し、活性汚泥
混合液と共に循環槽3cへ流入する。流入してきた微生
物固定化担体Aは散気装置14cから吹き込まれた酸素
含有ガスによって攪拌され、流動状態に保たれる。そし
て、活性汚泥混合液と微生物固定化担体Aの混合物は、
その一部51が循環装置15によって嫌気槽2へ送られ
る。
【0031】そして、残りの活性汚泥混合液52は、ス
クリーン11を通過し最終沈澱池4へ送られて沈降分離
され、処理水53と沈殿汚泥54に分けられる。汚泥の
一部は返送汚泥55として嫌気槽2へ送られ、残りは余
剰汚泥56として、系外に引き抜かれ、別途処分され
る。
【0032】図2は本発明の他の実施例を実施するため
の装置の説明図である。図2において、図1と同じ部分
については同一の符号を付し説明を省略する。この装置
においては、好気槽3内が第1好気槽3aと第2好気槽
3bの2槽に区画されている。第2好気槽3bの槽内に
は、粒状担体によって形成された微生物固定化担体A
と、槽内に固定配置された担体によって形成された第2
好気槽専用の微生物固定化担体Cが存在している。第2
好気槽3b内に固定配置する担体としては、ハニカム状
に成形されたもの、波形に成形されたもの、あるいは紐
状やテープ状のもの等が使用される。また、第2好気槽
3b内には2種類の微生物固定化担体を存在させている
が、一方の微生物固定化担体Cは槽内に固定されてお
り、流出防止措置を講ずる必要がないので、第2好気槽
3bには循環用の区画は設けられていない。10は第2
好気槽3bから微生物固定化担体Aが流出するのを防止
するためのスクリーンである。
【0033】図2の装置を使用する汚水処理方法におい
ては、図1の装置を使用する場合と同様の操作が行なわ
れる。この方法によれば、第2好気槽専用の微生物固定
化担体Cが槽内に固定されており、2種類の微生物固定
化担体A,Cを分離する操作を要しないので、運転管理
が容易である。
【0034】図3は本発明の更に他の実施例を実施する
ための装置の説明図である。図3において、図1と同じ
部分については同一の符号を付し説明を省略する。この
装置においては、嫌気槽2の上流に前処理槽1が連設さ
れている。前処理槽1は嫌気的状態に維持されている。
17は攪拌機である。
【0035】図3の装置を使用する汚水処理方法におい
ては、処理すべき流入汚水50および最終沈澱池4から
送られてきた返送汚泥55が前処理槽1へ導入される。
この嫌気的状態の前処理槽1内で、返送汚泥55の活性
汚泥からリンが放出される。次いで、前処理槽1の活性
汚泥混合液が嫌気槽2へ導入され、また循環槽3cから
活性汚泥混合液と微生物固定化担体Aの混合物51も導
入され、脱窒反応が行なわれる。脱窒処理された活性汚
泥混合液は微生物固定化担体Aと共に第1好気槽3aへ
導入され、BOD成分分解反応が行なわれる。大半のB
OD成分が除去された活性汚泥混合液は微生物固定化担
体Aと共に第2好気槽3bへ導入され、この第2好気槽
3bでは、主として、硝化反応が行なわれる。また、同
時に、前処理槽1で放出された量以上のリン成分が微生
物内に取り込まれ、リン成分の十分な除去が行なわれ
る。以後は図1の装置を使用する場合と同様に行なわれ
る。この方法は、リン成分も十分に除去されると言う利
点を有する。
【0036】図4は本発明の更にまた他の実施例を実施
するための装置の説明図である。図4において、図2と
同じ部分については同一の符号を付し説明を省略する。
この装置においては、嫌気槽2の上流に前処理槽1が連
設されている。前処理槽1は嫌気的状態に維持されてい
る。17は攪拌機である。
【0037】図4の装置を使用する汚水処理方法におい
ては、処理すべき流入汚水50および最終沈澱池4から
送られてきた返送汚泥55が前処理槽1へ導入される。
この嫌気的状態の前処理槽1内で、返送汚泥55の活性
汚泥からリンが放出される。次いで、前処理槽1の活性
汚泥混合液が嫌気槽2へ導入され、また循環槽3cから
活性汚泥混合液と微生物固定化担体Aの混合物51も導
入され、脱窒反応が行なわれる。脱窒処理された活性汚
泥混合液は微生物固定化担体Aと共に第1好気槽3aへ
導入され、BOD成分分解反応が行なわれる。大半のB
OD成分が除去された活性汚泥混合液は微生物固定化担
体Aと共に第2好気槽3bへ導入され、この第2好気槽
3bでは、主として、硝化反応が行なわれる。また、同
時に、前処理槽1で放出された量以上のリン成分が微生
物内に取り込まれ、リン成分の十分な除去が行なわれ
る。以後は図2の装置を使用する場合と同様に行なわれ
る。この方法は、リン成分も十分に除去されると言う利
点を有する。
【0038】次に、本発明のより好ましい態様および応
用例について説明する。図5は図1で説明した方法のよ
り好ましい態様を実施するための装置の説明図である。
図5において、次に記述する嫌気槽2および第2好気槽
3bに係る箇所以外については、図1と同じ符号を付し
説明を省略する。この装置は、反応槽である嫌気槽2お
よび第2好気槽3bが複数に区画されている。このた
め、嫌気槽2および第2好気槽3b内の反応が、例え
ば、初期、中期、終期のように段階的に進行し、汚水成
分の濃度は初期の段階では高く、段階的に低下する。こ
のため、汚水成分の濃度が高い初期段階あるいは中期段
階の区画では反応速度が大きくなり、上記各槽の処理能
力が向上する。なお、図5において、第1好気槽3aが
複数に区画されていないが、この第1好気槽3aについ
ても、上記同様に複数区画にすれば、BOD成分の処理
能力が向上する。
【0039】図6は図1で説明した方法の応用例を実施
するための装置の説明図である。この装置は、図1の装
置における嫌気槽2から循環槽3cまでを構成する部分
を1ブロックとし、このブロックを2つ直列に接続し、
脱窒処理と硝化処理を2回繰り返して行なわせるように
なっている。そして、流入汚水50は分流され、分流流
入汚水50aは前段の脱窒・硝化処理ブロックへ導入さ
れ、分流流入汚水50bは後段の脱窒・硝化処理ブロッ
クへ導入される。図6において、図1で説明した箇所に
ついては同じ符号を付し説明を省略する。図中、右側の
ブロックにおいて、102は嫌気槽、103は好気槽、
103aは第1好気槽、103bは第2好気槽、103
cは循環槽、110,111はスクリーン、112は攪
拌機、113はブロワー、114a,114b,114
cは散気装置、115は循環装置であり、それぞれ、嫌
気槽2、好気槽3、第1好気槽3a、第2好気槽3b、
循環槽3c、スクリーン10,11、攪拌機12、ブロ
ワー13、散気装置14a,14b,14c、循環装置
15と同様の機能を有する。
【0040】上記のようにして脱窒・硝化処理を直列多
段で行なうと、好気槽から嫌気槽へ循環させる循環物
(活性汚泥混合液と微生物固定化担体Aの混合物)の量
を増加させることとができるので、処理能力が向上し、
反応槽の容積を一層小さくすることができる。
【0041】このことを具体的に説明すると、次の如く
である。好気槽から嫌気槽への循環量を増加させると、
処理反応は促進されるが、好気槽から送られる循環物中
には酸素が含まれているので、その循環量が限度を超え
ると、嫌気槽へ多量の酸素が持ち込まれ反応が阻害され
る等、種々の不都合が生ずる。しかし、図6の方法にお
いては、上記前段のブロックと後段のブロック内で、活
性汚泥混合液と微生物固定化担体Aの混合物51,15
1をそれぞれ別個に循環させるので、それぞれの循環量
を通常の方法と同量にしても、嫌気槽2および嫌気槽1
02へ持ち込まれる酸素量が通常の方法よりも増加する
ことはない。従って、装置全体の循環量を非常に多くす
ることができる。
【0042】次に、本発明の方法を実施した結果につい
て説明する。 (実施例1、実施例2)図1の構成による装置を使用す
る方法(実施例1)、および図2の構成による装置を使
用する方法(実施例2)で汚水処理実験を行なった。な
お、比較のために、図5の装置を使用する従来の方法に
ついても実施した。
【0043】実施例1においては、ポリプロピレン製
で、形状が円筒状の粒状担体aを嫌気槽2、第1好気槽
3a、第2好気槽3b、循環槽3cに投入し、微生物固
定化担体Aを形成させた。投入した粒状担体aは、大き
さが外径4mm、内径3mm、長さ5mmで、比重が
1.01であった。また、ポリプロピレン製で、形状が
円筒状の粒状担体bを第2好気槽3bに投入し、微生物
固定化担体Bを形成させた。投入した粒状担体bは、大
きさが外径12mm、内径9mm、長さ12mmで、比
重が1.01であった。
【0044】実施例2においては、嫌気槽2、第1好気
槽3a、第2好気槽3bに実施例1の場合と同じ粒状担
体aを投入し、第2好気槽3bには、所定長さの塩化ビ
ニリデン製紐状担体cを取り付けた。この紐状担体cは
第2好気槽3bの下部に所定長さのものを10cm間隔
で配置し、その一端を槽下部に固定した。紐状担体cの
全部の長さは3.6であった。
【0045】また、従来の方法においては、実施例1の
場合と同じ粒状担体aを嫌気槽および好気槽に投入し
た。
【0046】そして、実験条件を表1に示すごとくに
し、上記3装置を並列に配置して、各装置に同量の処理
汚水を流入させ、処理した。実験結果は表1に示す。
【0047】表1において、担体の充填率は槽容積に対
し充填された担体が占める容積の比を表す。活性汚泥混
合液の循環比は流入汚水流量に対するその循環流量の比
である。汚泥返送比は流入汚水流量に対する返送汚泥流
量の比である。
【0048】実施例1、実施例2の結果と従来法の結果
を比較すると、実施例1、実施例2においては、反応槽
の容積の合計が従来法の場合の約70%しかなく、且つ
嫌気槽の担体充填率が従来法の半分であったにもかかわ
らず、処理水の全窒素(T−N)濃度はそれぞれ5.6
mg/L、5.9mg/Lで、従来法の8.9mg/Lに対し
大幅に低い値が得られ、脱窒処理の能力が著しく向上し
た。この処理能力の向上は、次に記すように、汚泥濃度
の上昇による効果の現れであることは明らかである。
【0049】上記実験における嫌気槽の汚泥濃度は、浮
遊汚泥については、実施例1,2と従来法では何れも2
500mg/Lで同じであったが、担体に付着した汚泥に
ついては、従来法では700mg/Lであったのに対
し、実施例1,2では2100mg/L、2000mg
/Lの値が得られ、従来法に対し約3倍になった。この
結果、嫌気槽内の汚泥濃度(浮遊汚泥と担体付着汚泥の
合計)は、従来法では3200mg/Lであったのに対
し、実施例1,2では4600mg/L、4500mg
/Lになり、著しい濃度上昇がもたらされた。
【0050】
【表1】
【0051】(実施例3)図8は負荷を変動させた場合
の結果を示す図である。この実験においては、図1の装
置を使用し、流入汚水の流量を大幅に増減させた。流入
汚水流量以外の条件は表1に示す実施例1の条件と同じ
にした。そして、処理水の全窒素(T−N)を経時的に
分析し、その変化を調べた。
【0052】この結果は図8に示す。実施例3と従来法
について、流入汚水流量の増減に伴って処理水中の全窒
素濃度が変動する度合を比較すると、実施例3では流入
汚水の流量を定常流量の3倍にした場合でも、定常流量
時の値が6mg/L程度であった全窒素濃度が9.4mg/
L(最大値)に留まり、流入汚水流量の増加による全窒
素濃度の変動は非常に小さかった。これに対し、従来法
では流入汚水流量の増加に伴う全窒素濃度の変動は非常
に大きく、流入汚水流量を定常流量の3倍にした場合に
は、定常流量時の全窒素濃度が8mg/L程度であった全
窒素濃度は18mg/L(最大値)にも上昇した。なお、
測定期間中の全窒素濃度の平均値は、実施例3では6.
6mg/L、従来法では10.4mg/Lであった。
【0053】上述のように、本発明によれば、処理装置
の負荷が大幅に増大した場合でも、処理水中の全窒素濃
度が上昇する度合は非常に小さく抑えられ、安定した窒
素除去処理を行なうことができることが確認された。
【0054】
【発明の効果】本発明は、汚水を嫌気的状態に維持され
た嫌気槽で処理し、次いで好気的状態に維持された第1
好気槽で処理し、更に好気的状態に維持された第2好気
槽で処理する方法であり、反応槽内には異なる担体によ
って形成した2種類の微生物固定化担体を存在させ、そ
の一方の微生物固定化担体は嫌気槽と第2好気槽の間を
循環させて上記各槽に存在させ、他方の微生物固定化担
体は第2好気槽だけに存在させるものである。
【0055】本発明によれば、上記各槽の間を循環させ
る微生物固定化担体が好気的状態の第1好気槽、第2好
気槽へ流入した際に脱窒菌が増殖しその付着固定量が増
加するので、嫌気槽における脱窒反応の速度が大きくな
り、脱窒能力が著しく向上する。このため、反応槽を大
幅に小型化することができる。
【0056】また、好気的状態で行なう反応を第1好気
槽と第2好気槽の2段階に分けて行なわせるので、第1
好気槽ではBOD成分分解反応が優先的に進行し、第2
好気槽では主として硝化反応が行なわれる。このため、
負荷変動があっても、処理水中の全窒素濃度が上昇する
度合は非常に小さく抑えられ、安定した窒素除去処理を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を実施するための装置の説明
図である。
【図2】本発明の他の実施例を実施するための装置の説
明図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を実施するための装置
の説明図である。
【図4】本発明の更にまた他の実施例を実施するための
装置の説明図である。
【図5】図1で説明した方法のより好ましい態様を実施
するための装置の説明図である。
【図6】図1で説明した方法の応用例を実施するための
装置の説明図である。
【図7】従来技術の説明図である。
【図8】負荷を変動させた場合の結果を示す図である。
【符号の説明】
1 前処理槽 2,102 嫌気槽 3,103 好気槽 3a,103a 第1好気槽 3b,103b 第2好気槽 3c,103c 循環槽 4 最終沈澱池 10,110 スクリーン 11,111 スクリーン 12,112 攪拌機 13,113 ブロワー 14a,14b,14c,114a,114b,114
c 散気装置 15,115 循環装置 16 汚泥返送ポンプ A 循環用の微生物固定化担体 B 流動可能な好気槽専用の微生物固定化担体 C 固定配置された好気槽専用の微生物固定化担体 50,50a,50b 処理汚水 51,151 循環活性汚泥混合液と微生物固定化担体
Aの混合物 52,152 活性汚泥混合液 53 処理水 54 沈殿汚泥 55 返送汚泥 56 余剰汚泥
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 豊志 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水を嫌気的状態で処理し、次いで好気
    的状態で処理し、この好気的状態で処理した活性汚泥混
    合液を前記嫌気的状態で処理する工程へ循環させること
    を含む汚水の処理方法において、汚水を嫌気的状態に維
    持された嫌気槽で処理し、次いで好気的状態に維持され
    た第1好気槽で処理し、更に好気的状態に維持された第
    2好気槽で処理するに際し、前記嫌気槽、前記第1好気
    槽、および前記第2好気槽の3槽には流動可能な粒状の
    微生物固定化担体を存在させると共に、前記第2好気槽
    には更にこの槽内だけに保持させる第2好気槽専用の微
    生物固定化担体をも存在させ、前記第2好気槽の活性汚
    泥混合液を前記嫌気槽へ循環させる際には、活性汚泥混
    合液と共に前記3槽に存在させる微生物固定化担体を前
    記嫌気槽へ送り、この微生物固定化担体を前記3槽の間
    を循環させることを特徴とする汚水の処理方法。
  2. 【請求項2】 第2好気槽には、嫌気槽、第1好気槽、
    および第2好気槽の3槽の間を循環させる流動可能な粒
    状の微生物固定化担体の外に、この粒状の微生物固定化
    担体よりも粒径が大きく流動可能な微生物固定化担体を
    第2好気槽専用の微生物固定化担体として存在させ、前
    記第2好気槽の活性汚泥混合液を前記嫌気槽へ循環させ
    る際には、前記第2好気槽専用の微生物固定化担体と前
    記3槽の間を循環させる微生物固定化担体を分離し、前
    記3槽の間を循環させる微生物固定化担体を活性汚泥混
    合液と共に前記嫌気槽へ送ることを特徴とする請求項1
    記載の汚水の処理方法。
  3. 【請求項3】 第2好気槽には、嫌気槽、第1好気槽、
    および第2好気槽の3槽の間を循環させる流動可能な粒
    状の微生物固定化担体の外に、固定配置された微生物固
    定化担体を第2好気槽専用の微生物固定化担体として存
    在させることを特徴とする請求項1記載の汚水の処理方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100425652B1 (ko) * 2001-08-24 2004-04-03 비손푸른엔지니어링 주식회사 하·폐수로부터 질소와 인의 제거방법
JP2011072936A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Kurita Water Ind Ltd 流動床式生物処理装置
JP2017064635A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 窒素除去装置及び窒素除去装置の改造方法
US11524913B2 (en) 2016-12-23 2022-12-13 Ecotricity Group Limited Waste water purification system

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JP2011072936A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Kurita Water Ind Ltd 流動床式生物処理装置
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