JPH0731374A - 回転胴型茶葉蒸機 - Google Patents

回転胴型茶葉蒸機

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JPH0731374A
JPH0731374A JP19785893A JP19785893A JPH0731374A JP H0731374 A JPH0731374 A JP H0731374A JP 19785893 A JP19785893 A JP 19785893A JP 19785893 A JP19785893 A JP 19785893A JP H0731374 A JPH0731374 A JP H0731374A
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JP
Japan
Prior art keywords
steam
tea leaf
steaming
tea leaves
supplied
Prior art date
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Pending
Application number
JP19785893A
Other languages
English (en)
Inventor
Maremori Miyamura
希衛 宮村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIYAMURA TEKKOSHO KK
Miyamura Iron Works Co Ltd
Original Assignee
MIYAMURA TEKKOSHO KK
Miyamura Iron Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by MIYAMURA TEKKOSHO KK, Miyamura Iron Works Co Ltd filed Critical MIYAMURA TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸しツユの少ない蒸気を多量に供給すること
が出来ると共に、少量で、しかも蒸しツユの多い蒸気を
供給することも出来る茶葉蒸機を提供する。 【構成】 茶葉蒸機1の蒸気室14に2本の蒸気供給管
5、6を接続し、その内の一本の蒸気供給管だけから茶
葉蒸機1に蒸気を供給するとるときは、コワ芽の生茶葉
を蒸熱処理するに適した量の、蒸しツユの多い蒸気を供
給することが出来ると共に、両方の蒸気供給管から蒸気
を供給するときは、ミル芽の生茶葉を蒸熱処理するに充
分な量の蒸しツユの少ない蒸気を供給することが出来る
ように構成したことにより、上記した目的を達成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転胴型の茶葉蒸機に
関し、殊に蒸気室に2本の蒸気供給管を接続して、その
一方、又は両方から茶葉蒸機に蒸気を供給するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】茶園で摘採されて製茶工場に運び込まれ
る生茶葉は、先ず茶葉蒸機に投入して蒸熱処理を加え、
次いで粗揉機、 揉捻機、 中揉機、 精揉機、 乾燥機等に順
に移し、夫々の処理機で所定の処理を加えて荒茶にまで
加工する。これらの処理工程のうち、茶葉蒸機による蒸
熱処理は必須の処理であって、ここで生茶葉を数十秒間
蒸し上げることにより、処理工程中での生茶葉の醗酵が
抑えられて、製品荒茶は青臭みが無くなり、 旨味や香味
が強められて品質の高いものとなる。ところで生茶葉
は、初夏から晩秋までの間、長期間にわたって摘採され
るので、その摘採時期や摘採するまでの気候、生育地の
気象条件、或いは肥育度等により性情が著しく異なって
いる。そのため、夫々の生茶葉に適合した条件で蒸熱処
理を加えることが必要とされている。一般に生茶葉は、
早い時期に摘採したものほど葉肉が柔らかくて、水分の
含有率が高い「ミル芽」であり、摘採時期が遅くなるに
したがって葉肉が次第に硬くなって「コワ芽」となる。
又、生茶葉を蒸熱処理するときは、ミル芽ほど多量の蒸
気を必要とし、生茶葉がコワ芽になるに従ってその必要
量が少なくなる。しかもミル芽の蒸熱処理に供給する蒸
気は、水分(蒸しツユ)含有量の少ない蒸気が適してい
て、蒸気に蒸しツユが含まれていると、それだけ仕上が
りが悪くて製品緑茶の品質を低下させる蒸し茶葉となる
のに対して、生茶葉がコワ芽になるに従って蒸気に蒸し
ツユを多く含ませるほど、蒸し茶葉の仕上がりがよくな
って製品緑茶の品質が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年は茶葉蒸機が次第
に大形化して、毎分200 〜300 リットル程度の蒸気を必
要とするものも用いられるようになっている。これに対
して茶葉蒸機に蒸気を供給するボイラーは、伝熱面積が
3.5 m2以下の横型炉筒煙管式小型蒸気ボイラーを用いる
ことゝされていて、蒸気の供給能力が低いために、一台
の茶葉蒸機に二基のボイラーを接続する必要も生じてい
る。ところで、この横型炉筒煙管式小型蒸気ボイラー
は、せいぜい1.02気圧程度の圧力で運転されるものであ
るために、茶葉蒸機との間に細い蒸気供給管を配管して
一定量以上の蒸気を送り出そうとすると、供給管内の蒸
気の流通速度が大きくなるため、蒸気に蒸しツユが含ま
れるようになる。又、一定以上の太さの蒸気供給管を配
管すると、供給管内の蒸気の流通速度が小さくなるた
め、途中で蒸気が冷えて一部が水滴となり、これが蒸気
から分離して茶葉蒸機の蒸気室に流れ込むことゝなる。
従来の茶葉蒸機は、一本の蒸気供給管によって蒸気を供
給する構造であったために、蒸気供給管がコワ芽の生茶
葉を蒸熱処理するに適した経寸法のものであったとき
は、ミル芽の生茶葉を蒸熱処理するには細過ぎて、所定
量の蒸気を供給しようとすると蒸気の送り速度が速くな
るため蒸しツユが多く含まれた蒸気が茶葉蒸機に送り込
まれてしまうし、反対に、蒸気供給管をミル芽の生茶葉
を蒸熱処理するに適したものにしたときは、コワ芽の生
茶葉を蒸熱処理するには太過ぎて、茶葉蒸機には蒸しツ
ユの少ない蒸気が送り込まれて、何れも仕上がりの良い
蒸し茶葉が得られなかったのである。本発明は、ミル芽
の生茶葉を蒸熱処理するときは、蒸しツユの少ない蒸気
を多量に供給することが出来ると共に、コワ芽の生茶葉
を蒸熱処理するときは、少量で、しかも蒸しツユの多い
蒸気を供給することの出来る茶葉蒸機を提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、茶葉蒸機の蒸
気室に2本の蒸気供給管を接続し、その内の一本の蒸気
供給管だけから茶葉蒸機に蒸気を供給するときは、コワ
芽の生茶葉を蒸熱処理するに適した量の、蒸しツユの多
い蒸気を供給することが出来ると共に、両方の蒸気供給
管から蒸気を供給するときは、ミル芽の生茶葉を蒸熱処
理するに充分な量の、蒸しツユの少ない蒸気を供給する
ことが出来るように構成したことにより、上記した目的
を達成している。2本の蒸気供給管は一基のボイラーに
接続した実施例とすることも出来る。
【0005】
【作用】本発明は、茶葉蒸機の蒸気室に2本の蒸気供給
管を接続して、何れか一方、又は両方の蒸気供給管から
蒸気を送り込むようにしたことにより、茶葉蒸機には所
望の量で、しかも適量の蒸しツユを含んだ蒸気が供給さ
れる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係る回転胴型茶葉蒸機を図示
の実施例に基づいて具体的に説明する。この実施例は、
一台の茶葉蒸機に二基のボイラーを接続した一例を示し
たもので、図中符号1は茶葉蒸機、2及び3はボイラー
である。茶葉蒸機1は、通常のこの種のものと殆んど同
一であって、固定胴部と回転胴部、及び両者を貫通して
取り付けられた攪拌軸4とから成っている。即ち固定胴
部は、機内に生茶葉と蒸気とを供給する部分で、外胴11
と通気胴12との二重構造になっていて、両者の間に蒸気
室14が形成されている。又、固定胴部には生茶葉の投入
口13が形成されており、これが通気胴12にまで達してい
て、図示しない投入ホッパーから定量的に供給される生
茶葉が、投入口13を通って直接通気胴12内に入り込むよ
うになっている。外胴11には2つの蒸気送込口15、16が
形成されており、片方の蒸気送込口15とボイラー2との
間に蒸気供給管5が配管されおり、その途中にバルブ7
が取り付けられていて、これを適度に開閉することによ
り、ボイラー2で発生した蒸気の適量を蒸気供給管5か
ら蒸気送込口15を経て蒸気室14に送り込むことが出来る
ようになっていると共に、他方の蒸気送込口16とボイラ
ー3との間に蒸気供給管6が配管されており、その途中
にバルブ8が取り付けられていて、ボイラー3で発生し
た蒸気の適量を蒸気供給管6から蒸気送込口16を経て蒸
気室14に送り込むことが出来るようになっている。一
方、この通気胴12は、上部が通気鈑を用いて形成され
て、蒸気室14と通じていて、蒸気室14に蒸気を送り込む
と、これが通気鈑を通って通気胴12に吹き入れられるよ
うになっている。回転胴部は、金網やパンチングメタル
等の通気鈑を用いて形成されていて、適宜な速度で回転
する回転網胴17と、この回転網胴17を覆う覆胴18とから
成っている。回転網胴17は、先端が通気胴12に連続して
取り付けられており、後方に向かって若干下傾し、その
後端は開口していて、通気胴12に投入された生茶葉と蒸
気が通気胴12からこの回転網胴17に送り込まれて、これ
の回転によって攪拌される。そして、材料生茶葉に付着
していた水や、蒸気の結露によって生じた水は、一部の
蒸気と共に網目を通って回転網胴17から放逸され、剰余
の水が無くなった茶葉が蒸気と接触して蒸されながら次
第に後方に向かって移行し、やがて充分に蒸し上げられ
たところで後端から落下して、その下方に設けられた移
送コンベヤ(図示せず)によって粗揉機に送り込まれる
ようになっている。攪拌軸4は、固定胴部の通気胴12と
回転胴部の回転網胴17を貫通して設けられており、固定
胴部に位置する部分では数枚乃至十数枚の送り羽41が取
り付けられていて、通気胴12に投入された生茶葉を蒸気
と共に回転網胴17に送り込むようになっている。又、回
転網胴17に位置する部分には多数の攪拌羽42が取り付け
られていて、回転網胴17の回転と相俟って回転網胴17内
で茶葉を攪拌し、葉打ちをして軟化させながら蒸気と充
分に接触させて蒸し上げるようになっている。覆胴18は
回転網胴17を覆っており、後部に蒸気の排気口19が形成
されていて、回転網胴17からの蒸気の逸散を防ぐと共
に、回転網胴17での蒸気の滞留時間をコントロールし
て、茶葉の蒸し上げの効果を高めるようになっている。
【0007】尚、この実施例では蒸気供給管5には1.5
インチ、蒸気供給管6には2インチの管が用いられてい
て、蒸気供給管5のバルブ7を全開すると蒸しツユを最
も多く含んだ秋冬芽を蒸熱処理するに適した量の蒸気が
得られ、蒸気供給管6のバルブ8を全開すると、それよ
りも量が多くて、しかも蒸しツユの含有量が若干少ない
蒸気が得られるようになっている。又、バルブ7と8を
適度に開くことにより、更に量が多くてミル芽を蒸熱処
理するに適した、蒸しツユの少ない蒸気が得られるよう
になっている。
【0008】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、茶葉蒸機
の外胴に2つの蒸気送込口を形成して、夫々に蒸気供給
管を配管して、その蒸気室に何れか一方又は両方の蒸気
供給管から蒸気を送り込むようにしたものであり、殊
に、蒸気供給管は片方のバルブだけを全開させると、蒸
気室には蒸しツユを充分に含んだ蒸気を供給することが
出来ると共に、両方の蒸気供給管のバルブを適度に開け
るとミル芽を蒸熱処理するに適した量の、蒸しツユの少
ない蒸気を供給することの出来るいるものを用いたの
で、バルブ開閉度を調節することにより、蒸熱処理を加
えようとする生茶葉の性状に適合した蒸気を供給するこ
とが可能となった。その結果、生茶葉は適正な処理が加
えられて、その生茶葉にとって最も品質の高い蒸し茶葉
となるのである。尚、2本の蒸気供給管を太さの異なる
管を用いて形成することにより、茶葉蒸機に供給する蒸
気の量と、その蒸気の蒸しツユの含有量を正確に調節す
ることが可能となり、茶葉蒸機には所望の量の蒸しツユ
を含んだ、所望量の蒸気を供給することが出来るので、
生茶葉をより適切な条件で蒸熱処理することが出来るの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転胴型茶葉蒸機を用いた生茶葉
蒸熱処理装置の一例を示す説明図である。
【図2】回転胴型茶葉蒸機を一基のボイラーに接続した
一例を示説明図である。
【図3】回転胴型茶葉蒸機の一例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 茶葉蒸機 2 ボイラー 3 ボイラー 4 攪拌軸 5 蒸気供給管 6 蒸気供給管 7 バルブ 8 バルブ 11 外胴 12 通気胴 13 投入口 14 蒸気室 15 蒸気送込口 16 蒸気送込口 17 回転網胴 18 覆胴 19 排気口 41 送り羽 42 攪拌羽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶葉蒸機の外胴に2つの蒸気送込口を形
    成して、夫々の蒸気送込口とボイラーとの間に蒸気供給
    管を配管して、蒸気室には何れか一方又は両方の蒸気供
    給管から蒸気を送り込むようにしたことを特徴とする回
    転胴型茶葉蒸機。
JP19785893A 1993-07-14 1993-07-14 回転胴型茶葉蒸機 Pending JPH0731374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19785893A JPH0731374A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 回転胴型茶葉蒸機

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JP19785893A JPH0731374A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 回転胴型茶葉蒸機

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JPH0731374A true JPH0731374A (ja) 1995-02-03

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ID=16381506

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JP19785893A Pending JPH0731374A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 回転胴型茶葉蒸機

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JP (1) JPH0731374A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5950283A (en) * 1997-05-16 1999-09-14 Sato; Hisao Clip
US6374463B1 (en) 2000-10-04 2002-04-23 Kenneth J. Kaufman Corner clip
EA020723B1 (ru) * 2010-02-03 2015-01-30 Калде Клима Орта Басиндж Фиттингс Ве Валф Санайи Аноним Сиркети Способ соединения соединительных элементов с полипропиленовой трубой pp-r

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EA020723B1 (ru) * 2010-02-03 2015-01-30 Калде Клима Орта Басиндж Фиттингс Ве Валф Санайи Аноним Сиркети Способ соединения соединительных элементов с полипропиленовой трубой pp-r

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