JPH07313550A - 使い捨て紙おむつ - Google Patents
使い捨て紙おむつInfo
- Publication number
- JPH07313550A JPH07313550A JP6106918A JP10691894A JPH07313550A JP H07313550 A JPH07313550 A JP H07313550A JP 6106918 A JP6106918 A JP 6106918A JP 10691894 A JP10691894 A JP 10691894A JP H07313550 A JPH07313550 A JP H07313550A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- fastening tape
- liquid
- tape
- absorbent body
- Prior art date
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- Granted
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
プ部の破れ等を防止するとともに、装着状態からのズレ
落ちを効果的に防止する。 【構成】ファスニングテープ6、6が固定されたサイド
フラップ部領域に限定して、表面側透液性シート2と裏
面側不透液性シート1との間に補強シート12を介在さ
せるとともに、この補強シート12と前記ファスニング
テープ6の基端固定部6aとに重なりを持たせて配設す
る。
Description
固定されるサイドフラップ部領域の補強を図った使い捨
て紙おむつに関する。
おむつは、着用者への装着のために、紙おむつの背中側
の両側にファスニングテープを備えており、使用に際し
ては紙おむつの前見頃および後見頃をそれぞれ着用者に
当てた後、前記ファスニングテープを腹側に持ち込み、
腹側のトップシート上に直接またはその上面に固着され
た補強シート上に止着して、紙おむつの固定を行ってい
る。
人用紙おむつの場合には、紙おむつの装着時に背側に固
定されたファスニングテープを腹側に強く引っ張るとと
もに、吸収体の介在しないサイドフラップ部の強度が弱
いなどの理由により、ファスニングテープの付け根から
切れたり、またはサイドフラップ部が破れたりすること
がある。
58-176909 号公報、実開昭58-128906 号公報、実開昭63
-14506号公報においては、紙おむつの背側回りにおける
バックシートとトップシートとの間に帯状補強片を介在
させるなどして該領域の強度アップを図っている。ま
た、図5に示されるように、リリーステープ10の外方
縁側に突出部位10aを設け、この突出部位10aとフ
ァスニングテープ6と接合することにより、ファスニン
グテープ6に掛かる力をリリーステープ10にも伝達し
補強を図るY字接合法、バックシートやトップシート自
体の強度をアップして補強を図る方法、ホットメルト塗
布により補強を行う方法などが提案されている。
方法の場合には、背側回りの全域が補強されるため、装
着時にゴワツキ感があるなど装着性に問題があった。ま
た、前記Y字接合法は、構造が簡単で非常に有効ではあ
るけれども、力が過大である場合には、リリーステープ
10の存在しないバックシート1とトップシートとの接
合部分Bにおいて破れる場合がある。また、バックシー
トまたはトップシートの素材の変更による強度アップを
図る場合には、コストに及ぼす影響が大きい。
方法は、ガスケットカフス形成用の弾性伸縮部材が通さ
れる紙おむつの場合には、前記弾性伸縮部材を該領域に
おいて非接着としなければならず、適用することができ
ないなどの問題がある。
に示されるように、ポリエチレンシートからなる薄膜の
不透液性シート1上に固定されるが、このポリエチレン
シート自体がペラペラであるため、ファスニングテープ
6が固定された前記不透液性シート部分Aで、矢印で示
されるように上下方向の回転(止着テープ方向の角度)
を許容するため、特に腹側での相対的なズレ落ちを効果
的に防止することはできない。
ングテープが固定されるサイドフラップ部の破れ等を防
止するとともに、装着状態からのズレ落ちを効果的に防
止した使い捨て紙おむつを提供するものである。
シートと不透液性裏面シートとこれら両シートの間に吸
収体が介在されるとともに、この吸収体の両側端より外
方に吸収体の存在しないサイドフラップ部が形成され、
かつ背側両端部のサイドフラップ部に基端部が固定され
たファスニングテープを有する使い捨て紙おむつにおい
て、前記ファスニングテープが固定されたサイドフラッ
プ部領域に限定して、表面側透液性シートと裏面側不透
液性シートとの間に補強シートを介在させるとともに、
この補強シートと前記ファスニングテープの基端固定部
とに重なりを持たせたことで解決できる。
ートとこれら両シートの間に吸収体が介在されるととも
に、この吸収体の両側端より外方に吸収体の存在しない
サイドフラップ部が形成され、かつ背側両端部のサイド
フラップ部に基端部が固定されたファスニングテープお
よびこのファスニングテープ仮止め用のリリーステープ
を有し、このリリーステープの側方突出部分とファスニ
ングテープとが接合された使い捨て紙おむつにおいて、
前記ファスニングテープおよびリリーステープが固定さ
れたサイドフラップ部領域に限定して、表面側透液性シ
ートと裏面側不透液性シートとの間に補強シートを介在
させるとともに、この補強シートと前記ファスニングテ
ープの基端固定部およびリリーステープの少なくとも一
方とに重なりを持たせたことで解決できる。
収体とに重なりを持たせることが望ましい。また、ファ
スニングテープの背側端縁を前記吸収体の背側端縁に略
一致させて取りつけることが望ましい。
されたサイドフラップ部領域において、表面側透液性シ
ートと裏面側不透液性シートとの間に補強シートを介在
するとともに、この補強シートと前記ファスニングテー
プの基端固定部とに重なりを持たせ、またはファスニン
グテープとリリーステープとがいわゆるY字接合法によ
って接合されている場合には、この補強シートと前記フ
ァスニングテープの基端固定部およびリリーステープの
少なくとも一方とに重なりを持たせ、かつ好ましくは同
時に前記補強シートと吸収体とに重なりを持たせて配設
する。したがって、装着時にファスニングテープに作用
する引張力が前記補強シート、さらには吸収体に伝達さ
れ分散されるため、従来のようにファスニングテープの
固定部やサイドフラップ部が破れるようなことがなくな
る。また、強度の必要なファスニングテープが固定され
たサイドフラップ部のみを補強し、おむつ全体を硬くす
ることがないため装着感も良好なものとなる。また、ガ
スケットカフスを形成するための弾性伸縮部材が該領域
に延在して挿通される場合であっても、何ら支障なく適
用することができる。さらにバックシートトップシート
の素材強度を上げる場合と比べても、断然コストを掛け
ずに同等以上の補強効果が得られる。
は、紙おむつ全体がズレ落ちるというよりは、前見頃部
分が相対的に下方にズレ落ちる場合が多く、その原因の
一つは、ファスニングテープの基端固定部回りの不透液
性シート部分で自由に回転(止着方向の角度)を許容す
るためである。本発明においては、ファスニングテープ
基部の固定部分と補強シートとに重なりを持たせて配設
したため、ファスニングテープ固定部において回転動作
を拘束するようになったため、前見頃部分の相対的ズレ
落ちが効果的に防止される。
1において、紙おむつは、ポリエチレン等からなる不透
液性シート1と、不織布などからなる透液性シート2
と、さらに前記不透液性シート1と透液性シート2との
間に介在された、綿状パルプ等からなる、たとえば長方
形若しくは砂時計形状のある程度剛性を有する吸収体3
とから構成されている。また、腹側および背側の縁部に
は、不透液性シート1と透液性シート2との間に発泡ウ
レタンなどからなる弾性伸縮バンド8、8が介在されて
おり、背側の両側部にはそれぞれファスニングテープ
6、6が固着されている。ファスニングテープ6は、図
2に示されるように、その基端固定部6aが不透液性シ
ート1に接着剤を介して固着されるとともに、側方に延
出する止着部分6bの片面に粘着剤層11を有し、装着
前はバリヤーシート4上に貼られた剥離シート10上に
仮止めされている。
より外方に延在して砂時計形状をなしており、その側方
の延在部は、後述するバリヤーシート4および透液性シ
ート2の側部とともに、フラップ部Fを構成している。
透液性シート2は長方形をなし、脚回り部分では吸収体
3の側縁より若干外方に延在し、不透液性シート1とホ
ットメルト接着剤などにより固着されている。前記バリ
ヤーシート4の形成材料としては、プラスチックシート
やメルトブローン不織布を使用することもできるが、肌
の感触性の点で、不織布にシリコンなどにより撥水処理
をしたものが好適に用いられる。
突出するバリヤーカフスB、Bが形成されている。この
バリヤーカフスBは、図示のように、実質的に幅方向に
連続したバリヤーシート4が内折りにされて2重に形成
されたものであり、その内方に一本の弾性伸縮部材5ま
たは必要により複数本の弾性伸縮部材が固着され、前記
バリヤーカフスBを起立させている。また、バリヤーカ
フス4の外側部分には、たとえば4本のガスケットカフ
ス用弾性伸縮部材7、7…が不透液性シート1にホット
メルト接着剤などにより固着されている。このバリヤー
カフスB、Bは、着用者の脚回りに当接し、そのバリヤ
ーカフスB、Bと透液性シート2とで囲まれる、上方開
口のほぼ台形の空間によって、尿または軟便の閉じ込め
空間を形成し、この空間内に排尿されると、その尿は透
液性シート2を通過して吸収体3内に吸収されるととも
に、軟便固形分については、バリヤーカフスB、Bがバ
リヤー(障壁)になってその乗り越えが防止される。仮
に、バリヤーカフスB、Bを乗り越えて横方向に尿が漏
れたとしても、弾性伸縮部材7、7…によって形成され
るガスケットカフスにより横漏れが防止される。なお、
9は吸収体3を舟形に成形するために用いる形状保持用
弾性伸縮部材であり、この弾性伸縮部材9によって、紙
おむつの着用時に、ある程度剛性のある吸収体3を舟形
に折り曲げ、着用者の身体にフィットした形状に保持さ
せることができる。
は、図1および図2に示されるように、前記ファスニン
グテープ6、6が固定された背側サイドフラップ部領域
に限定して、表面側透液性シート2と裏面側不透液性シ
ート1との間に補強シート12を、前記ファスニングテ
ープ6の基端固定部6aとに重なりを持たせた状態で介
在させる。したがって、装着時にファスニングテープ6
に作用する引張力が前記補強シート12に伝達され分散
されるため、従来のようにファスニングテープ6の固定
部やサイドフラップ部Fが破れるようなことがなくな
る。この場合、好ましくは、同時に前記補強シート12
と吸収体3とに重なりを持たせる。吸収体3と重ねるこ
とにより補強シート12に作用する力を比較的剛な吸収
体3に伝達することができ、全体としてより増強効果の
高いものとすることができる。前記補強シート12とし
ては、たとえばポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム、不織布などを使用することができる。サイド
フラップ部Fを硬くせず補強するという点からは、オレ
フィン系、ナイロン系のスパンボンド、オレフィン系サ
ーマルボンドというような不織布を使用するのが好まし
い。不織布の使用により、サイドフラップ部Fのフィル
ムによる音の発生も軽減でき、おむつの交換時や装着時
の不快感がなくなることになる。なお、図2に示される
例では、裏面側不透液性シート1と吸収体3との間に補
強シート12を介在させたが、表面側透液性シート2と
吸収体3との間に介在させることでもよい。
のサイドフラップ部Fに基端部が固定されたファスニン
グテープ6およびこのファスニングテープ仮止め用のリ
リーステープ10を有し、このリリーステープ10の側
方突出部分10aとファスニングテープ6とが接合され
た、いわゆるY字接合法の場合には、前記リリーステー
プ10もファスニングテープ6からの引張力を受けるた
め、前記ファスニングテープ6およびリリーステープ1
0が固定されたサイドフラップ部F領域に限定して、表
面側透液性シート2と裏面側不透液性シート1との間に
補強シート12を介在させるとともに、この補強シート
12と前記ファスニングテープ6の基端固定部6aおよ
びリリーステープ10の少なくとも一方(同図の例では
リリーステープ10のみ)とに重なりを持たせた状態で
配設する。なお、この場合、ファスニングテープ6の基
端固定部6aとリリーステープ10の両方に重なるよう
に補強シート12を配設するのがよいことは言うまでも
ない。
のファスニングテープ6、6が取付けられた大人用使い
捨て紙おむつの例であり、この場合も同様に、前記ファ
スニングテープ6、6が固定された背側サイドフラップ
部領域に限定して、表面側透液性シート2と裏面側不透
液性シート1との間に補強シート13を、前記ファスニ
ングテープ6、6の基端固定部とに重なりを持たせると
ともに、吸収体3との間に重なりを持たせた状態で介在
させる。
れたサイドフラップ部F領域に補強シート12が介在さ
れることにより、該領域の剛性が増すため、図6の矢印
で示される方向への回転が拘束され、装着状態での腹側
の相対的ズレ落ちが防止される。前記ファスニングテー
プ6、6と補強シート12、または補強シート12と吸
収体3との重ね代は、3〜60mm、好ましくは5〜30
mmの範囲とされる。
は、特に前記ファスニングテープ6の取付け位置を、フ
ァスニングテープ6の背側端縁を前記吸収体の背側端縁
のラインLに略一致させて取付ける。取付け位置は、紙
おむつのズレ落ちのみを考慮するならば、なるだけ上方
に位置させるのが望ましいが、肌への当りを考慮し装着
感も同時に満足させるために前記ラインLに略一致させ
て取付ける。なお、ファスニングテープ6をなるだけ上
方に位置させるのは、装着状態での検証結果に基づくも
のであるが、おそらく背側の高い位置からファスニング
テープ6を腹側の表面シート部分に止めることによっ
て、装着時には意識せずとも自然に尻部を深く包み込ん
だ状態で装着が成されるとともに、腹側シート部分が背
側に充分に引き付けられた状態で装着され、かつ腹部側
のシートが吊り持ち状態となるために容易にズレ落ちし
ないものと思われる。
ァスニングテープが固定されるサイドフラップ部の破れ
等を防止できるとともに、装着状態からのズレ落ちを効
果的に防止することができる。
ある。
II−II線断面図)である。
ープ固定部の横断面図である。
平面図である。
面図である。
図である。
吸収体、4…バリヤーシート、5・7・9…弾性伸縮部
材、6…ファスニングテープ、10…リリーステープ、
12…補強シート、B…バリヤーカフス、F…サイドフ
ラップ
Claims (4)
- 【請求項1】透液性表面シートと不透液性裏面シートと
これら両シートの間に吸収体が介在されるとともに、こ
の吸収体の両側端より外方に吸収体の存在しないサイド
フラップ部が形成され、かつ背側両端部のサイドフラッ
プ部に基端部が固定されたファスニングテープを有する
使い捨て紙おむつにおいて、 前記ファスニングテープが固定されたサイドフラップ部
領域に限定して、表面側透液性シートと裏面側不透液性
シートとの間に補強シートを介在させるとともに、この
補強シートと前記ファスニングテープの基端固定部とに
重なりを持たせたことを特徴とする使い捨て紙おむつ。 - 【請求項2】透液性表面シートと不透液性裏面シートと
これら両シートの間に吸収体が介在されるとともに、こ
の吸収体の両側端より外方に吸収体の存在しないサイド
フラップ部が形成され、かつ背側両端部のサイドフラッ
プ部に基端部が固定されたファスニングテープおよびこ
のファスニングテープ仮止め用のリリーステープを有
し、このリリーステープの側方突出部分とファスニング
テープとが接合された使い捨て紙おむつにおいて、 前記ファスニングテープおよびリリーステープが固定さ
れたサイドフラップ部領域に限定して、表面側透液性シ
ートと裏面側不透液性シートとの間に補強シートを介在
させるとともに、この補強シートと前記ファスニングテ
ープの基端固定部およびリリーステープの少なくとも一
方とに重なりを持たせたことを特徴とする使い捨て紙お
むつ。 - 【請求項3】前記補強シートと吸収体とに重なりを持た
せた請求項1、2記載の使い捨て紙おむつ。 - 【請求項4】ファスニングテープの背側端縁を前記吸収
体の背側端縁に略一致させて取りつけた請求項1〜3記
載の使い捨て紙おむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10691894A JP3578800B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 使い捨て紙おむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10691894A JP3578800B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 使い捨て紙おむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07313550A true JPH07313550A (ja) | 1995-12-05 |
JP3578800B2 JP3578800B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=14445812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10691894A Expired - Lifetime JP3578800B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 使い捨て紙おむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
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