JPH0731349U - 発熱体 - Google Patents
発熱体Info
- Publication number
- JPH0731349U JPH0731349U JP6127893U JP6127893U JPH0731349U JP H0731349 U JPH0731349 U JP H0731349U JP 6127893 U JP6127893 U JP 6127893U JP 6127893 U JP6127893 U JP 6127893U JP H0731349 U JPH0731349 U JP H0731349U
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- JP
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- heat generating
- resistance value
- generating portion
- heating element
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱部自体の品質良否及び発熱部における発
熱の均一性を正確に検査できる発熱体を提供すること。 【構成】 帯状の発熱部2の長手方向に抵抗値測定用の
電極4を等間隔で複数個設けているので、該電極4を利
用して発熱部2の単位長さ当たりの抵抗値を簡単に測定
することが可能であり、各抵抗値が正常値の許容範囲内
にあるか否かを判定すれば、発熱部自体に部分的な品質
不良があるか否かを簡単に判断することができ、また発
熱部における発熱の均一性を該抵抗値から直接的に、且
つ正確に検査できる。
熱の均一性を正確に検査できる発熱体を提供すること。 【構成】 帯状の発熱部2の長手方向に抵抗値測定用の
電極4を等間隔で複数個設けているので、該電極4を利
用して発熱部2の単位長さ当たりの抵抗値を簡単に測定
することが可能であり、各抵抗値が正常値の許容範囲内
にあるか否かを判定すれば、発熱部自体に部分的な品質
不良があるか否かを簡単に判断することができ、また発
熱部における発熱の均一性を該抵抗値から直接的に、且
つ正確に検査できる。
Description
【0001】
本考案は、基体上に帯状の発熱部を有する発熱体に関するものである。
【0002】
図2にはこの種従来の発熱体を示してある。 同図に示した発熱体はプリンター等に使用されるもので、アルミナ等から成る 横長矩形状の基体11と、基体11の上面中央に形成された酸化ルテニウムや銀 −パラジウム等から成る帯状の発熱部12と、発熱部12の両端に形成された銀 や銀−パラジウム等から成る矩形状の端子部13と、発熱部12及び端子部13 の一部を覆うガラス質の保護層14とから構成されている。
【0003】 この発熱体は両端子部13に所定電圧を印加することにより、電気抵抗材であ る発熱部13全体を所定温度で発熱させることができる。
【0004】
ところで、上記のような細長い発熱部12を有する発熱体では、該発熱部12 全体で発熱を均一に行うことが極めて重要な品質条件となっている。従来ではこ れを検査するために電圧印加時における発熱部12の温度分布をサーモグラフィ 等によって測定し、該測定結果からその良否を判別している。
【0005】 しかしながら、上記の検査方法では表面的な温度分布から発熱部12の発熱状 態を推測しているだけなので、発熱部12自体に部分的な品質不良がある場合で も表面温度に差が出ない限りは該不良を発見できず、発熱部12における実際の 発熱均一性を正確に検査できない欠点がある。
【0006】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、発熱部自体の品質良否及び発熱部 における発熱の均一性を正確に検査できる発熱体を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案は、電気抵抗材から成る帯状の発熱部を基体 上に備えた発熱体において、上記発熱部の長手方向に抵抗値測定用の電極を等間 隔で複数個設けている。
【0008】
本考案では、発熱部に設けられた抵抗値測定用の電極を利用して、該発熱部の 単位長さ当たりの抵抗値を簡単に測定することができる。電圧印加時の発熱量は W=I2R (I:電流,R:抵抗値)で決定されるので、上記の単位長さ当たり の抵抗値が分かれば、発熱部自体の品質良否と共に発熱部における発熱の均一性 を直接的に検査できる。
【0009】
図1には本考案の第1実施例を示してある。 同図に示した発熱体は、横長矩形状の基体1と、基体1の上面中央に形成され た帯状の発熱部2と、発熱部2の両端に形成された端子部3と、抵抗値測定用の 電極4と、発熱部2,電極4及び端子部3の一部を覆う保護層5とから構成され ている。基体1,発熱部2,端子部3及び保護層5の材質は図2に示した従来例 と同様である。
【0010】 上記電極4は銀や銀−パラジウム等で細長い帯状に形成されており、発熱部2 上に直交向きで重なるように該発熱部2の長手方向に等間隔で複数個(図中は1 0個)設けられている。また、各電極4は抵抗値測定が容易に行えるようにその 一端を発熱部2から長く突出している。
【0011】 本実施例における発熱部2の抵抗値測定は保護層5を形成する前段階で行われ ものであり、該測定には周知の抵抗値測定器が用いられる。具体的には、隣接す る電極4間の抵抗値と、必要に応じて端子部3と両端電極4との間の抵抗値を夫 々測定し、各抵抗値が正常値の許容範囲内にあるか否かを判定するだけでよい。 電圧印加時の発熱量はW=I2R (I:電流,R:抵抗値)で決定されるので、 上記の単位長さ当たりの抵抗値が夫々分かれば発熱部2自体に部分的な品質不良 があるか否かを簡単に判断することができ、また発熱部2における発熱の均一性 を該抵抗値から直接的に、且つ正確に検査できる。
【0012】 図3には本考案の第2実施例を示してある。 同図に示した発熱体は、横長矩形状の基体21と、基体21の上面中央に形成 された帯状の発熱部22と、発熱部22の両端に形成された端子部23と、抵抗 値測定用の電極24と、発熱部22,電極24及び端子部23の一部を覆う保護 層25とから構成されている。基体21,発熱部22,端子部23及び保護層2 5の材質は図2に示した従来例と同様である。
【0013】 上記電極24は銀や銀−パラジウム等から第1実施例と同様の細長い帯状に形 成されており、発熱部22下に直交向きで重なるように該発熱部22の長手方向 に等間隔で複数個(図中は10個)設けられている。また、各電極24は抵抗値 測定が容易に行えるようにその一端を発熱部22から長く突出している。
【0014】 本実施例における発熱部22の抵抗値測定も保護層25を形成する前段階で行 われる。隣接する電極24間の抵抗値と、必要に応じて端子部23と両端電極2 4との間の抵抗値を夫々測定し、各抵抗値が正常値の許容範囲内にあるか否かを 判定すれば、第1実施例と同様に、発熱部22自体に部分的な品質不良があるか 否かを簡単に判断することができ、また発熱部22における発熱の均一性を該抵 抗値から直接的に、且つ正確に検査できる。
【0015】 図4には本考案の第3実施例を示してある。 同図に示した発熱体は、横長矩形状の基体31と、基体31の上面中央に形成 された帯状の発熱部32と、発熱部32の両端に形成された端子部33と、抵抗 値測定用の電極34と、発熱部32,電極34及び端子部33の一部を覆う保護 層35とから構成されている。基体31,発熱部32,端子部33及び保護層3 5の材質は図2に示した従来例と同様である。
【0016】 上記電極34は銀や銀−パラジウム等から第1実施例のものよりも長尺に形成 されており、発熱部32上に直交向きで重なるように該発熱部32の長手方向に 等間隔で複数個(図中は10個)設けられ、両端を基体31の両側面まで延長さ れている。勿論、各電極34は第2実施例と同様に発熱部32の下側に形成され ていてもよい。
【0017】 本実施例における発熱部32の抵抗値測定も保護層35を形成する前段階で行 われる。隣接する電極34間の抵抗値と、必要に応じて端子部33と両端電極3 4との間の抵抗値を夫々測定し、各抵抗値が正常値の許容範囲内にあるか否かを 判定すれば、第1実施例と同様に、発熱部32自体に部分的な品質不良があるか 否かを簡単に判断することができ、また発熱部32における発熱の均一性を該抵 抗値から直接的に、且つ正確に検査できる。
【0018】 図5乃至図7には本考案の第4実施例を示してある。ちなみに、図5は上面側 から見た斜視図、図6は底面側から見た斜視図、図7は部分断面図である。 同図に示した発熱体は、横長矩形状の基体41と、基体41の上面中央に形成 された帯状の発熱部42と、発熱部42の両端に形成された端子部43と、抵抗 値測定用の電極44と、発熱部42及び端子部43の一部を覆う保護層45と、 基体41の底面に現れる電極44の下端面を覆う保護層46から構成されている 。発熱部42,端子部43及び保護層45,46の材質は図2に示した従来例と 同様である。
【0019】 上記基体41はアルミナ等から成る横長矩形状のシート41aを複数枚積層し た多層構造を有しており、各シート41aの中央には発熱部42の長手方向に等 間隔で複数個(図中は10個)のスルーホール41bが形成されている。上記電 極44は上下に連続する各シート41aのスルーホール41bに銀または銀−パ ラジウム等を密に充填することで形成されており、各電極44は上端面を発熱部 42の下面に接触し下端面を基体41の底面に露出している。
【0020】 本実施例における発熱部42の抵抗値測定は底面側の保護層46を形成する前 段階で行われる。隣接する電極44間の抵抗値を底面側から夫々測定し、各抵抗 値が正常値の許容範囲内にあるか否かを判定すれば、第1実施例と同様に、発熱 部42自体に部分的な品質不良があるか否かを簡単に判断することができ、また 発熱部42における発熱の均一性を該抵抗値から直接的に、且つ正確に検査でき る。尚、本実施例では基体として多層構造のものを例示したが該基体は単層構造 であってもよい。
【0021】 図8には本考案の第5実施例を示してある。 同図に示した発熱体は、横長矩形状の基体51と、基体51の上面中央に形成 された帯状の発熱部52と、発熱部52の両端に形成された端子部(図示省略) と、抵抗値測定用の電極53と、発熱部52及び端子部の一部を覆う保護層54 と、基体51の底面に現れる電極53の下端部を覆う保護層55から構成されて いる。発熱部52,端子部及び保護層54,55の材質は図2に示した従来例と 同様である。
【0022】 上記基体51はアルミナ等から成る横長矩形状のシート51aを複数枚積層し た多層構造を有しており、各シート51aの中央には銀や銀−パラジウム等から 成るブラインドビアホール51bが発熱部52の長手方向に等間隔で複数個形成 されている。上記電極54は上下に連続するブラインドビアホール51bから構 成されており、各電極54は上端面を発熱部52の下面に接触し下端部を基体5 1の底面に露出している。
【0023】 本実施例における発熱部52の抵抗値測定は底面側の保護層55を形成する前 段階で行われる。隣接する電極53間の抵抗値を底面側から夫々測定し、各抵抗 値が正常値の許容範囲内にあるか否かを判定すれば、第1実施例と同様に、発熱 部52自体に部分的な品質不良があるか否かを簡単に判断することができ、また 発熱部52における発熱の均一性を該抵抗値から直接的に、且つ正確に検査でき る。
【0024】 尚、上記各実施例における抵抗値測定用の電極の個数は発熱部の長さ等に応じ て適宜変更可能であり、また本考案は帯状の発熱部を有するものであれば図示例 以外の発熱体にも種々の適用できる。
【0025】
以上詳述したように、本考案によれば、抵抗値測定用の電極を利用して発熱部 の単位長さ当たりの抵抗値を簡単に測定することが可能であり、各抵抗値が正常 値の許容範囲内にあるか否かを判定すれば、発熱部自体に部分的な品質不良があ るか否かを簡単に判断することができ、また発熱部における発熱の均一性を該抵 抗値から直接的に、且つ正確に検査できる利点がある。
【図1】本考案の第1実施例を示す発熱体の上面斜視図
【図2】従来例を示す発熱体の上面斜視図
【図3】本考案の第2実施例を示す発熱体の上面斜視図
【図4】本考案の第3実施例を示す発熱体の上面斜視図
【図5】本考案の第4実施例を示す発熱体の上面斜視図
【図6】同底面斜視図
【図7】同部分断面図
【図8】本考案の第5実施例を示す発熱体の部分断面図
1,21,31,41,51…基体、2,22,32,
42,52…発熱部、4,24,34,44,53…抵
抗値測定用の電極。
42,52…発熱部、4,24,34,44,53…抵
抗値測定用の電極。
Claims (1)
- 【請求項1】 電気抵抗材から成る帯状の発熱部を基体
上に備えた発熱体において、 上記発熱部の長手方向に抵抗値測定用の電極を等間隔で
複数個設けた、 ことを特徴とする発熱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127893U JPH0731349U (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127893U JPH0731349U (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 発熱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731349U true JPH0731349U (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=13166589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6127893U Withdrawn JPH0731349U (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | 発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731349U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012142615A (ja) * | 1999-02-17 | 2012-07-26 | Applied Materials Inc | 多層電極を有する薄板状セラミック及び製造方法 |
-
1993
- 1993-11-15 JP JP6127893U patent/JPH0731349U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012142615A (ja) * | 1999-02-17 | 2012-07-26 | Applied Materials Inc | 多層電極を有する薄板状セラミック及び製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |