JPH07313353A - 把手つき電気調理器 - Google Patents

把手つき電気調理器

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JPH07313353A
JPH07313353A JP13250794A JP13250794A JPH07313353A JP H07313353 A JPH07313353 A JP H07313353A JP 13250794 A JP13250794 A JP 13250794A JP 13250794 A JP13250794 A JP 13250794A JP H07313353 A JPH07313353 A JP H07313353A
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JP
Japan
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handle
hanging
outer peripheral
pot
pan
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JP13250794A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Tanaka
秀和 田中
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 吊り下げ把手の少なくとも把持部分を熱くな
らないようにして、調理直後でも吊り下げ把手を把持し
て持ち運びできる。また、前記把持部分を鍋及び調理器
本体より外方に突出させることにより、安全ガード棒の
役割を持たせ、かつ持ち易い吊り下げ把手を提供する。 【構成】 金属製の一対の吊り下げ把手20、20を鍋
30の外周側壁30bに弧回動自在に枢着する。前記各
々の吊り下げ把手20の少なくとも中央部は鍋30の外
周側壁30bに対し基端部に比して外方に突出させ、該
突出部20cには耐熱性を有する合成樹脂材の把手カバ
ー50を被覆して把持部21とする。この把手カバー5
0は吊り下げ把手20、20の水平姿勢状態時において
前記調理器本体2に収納された鍋30の外周側壁30b
の外方を囲むと共に、調理器本体2の上部外周壁2aの
上方にあって、かつ外方に突出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気鍋やホットプレ
ートの如く吊り下げ把手を有する電気調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気調理器としては、図17に
示すような電気鍋が知られている。この電気鍋は、上面
部を凹陥部02とするとともに発熱体03を組み込んだ
調理器本体01と、該調理器本体01の凹陥部02に着
脱自在に収納される鍋04と、該鍋04の上部開口縁に
載置して鍋04を被覆する蓋(図示せず、図4の蓋と同
一である。)とからなっている。鍋04に被調理物を入
れてから、該鍋04を調理器本体01に収納し同鍋04
に蓋(図示せず)をし、電源に接続された前記発熱体0
3にスイッチをオンして給電すると、加熱盤05を介し
て鍋04の底部が加熱されるようにしてある。加熱温度
の調節は温度調節レバー06を操作することによって行
われる。
【0003】前記鍋04の側壁07にはステンレススチ
ール等の金属製からなる1対の吊り下げ把手08、09
が回動自在に枢支されている。それとともに、各吊り下
げ把手08、09は水平方向に倒した水平姿勢状態時に
は、鍋04の側壁07にかしめなどによって取り付けた
ピン010、010に保持させて、各吊り下げ把手0
8、09が垂れ下がることなく水平に保持されるように
している。また、鍋04は、前述したように調理器本体
01に収納して使用できるだけでなく、この鍋04だけ
をガスコンロなどに直接載せて直火で加熱して使用する
こともできる。
【0004】調理器本体01、鍋04及び該鍋04の蓋
の構造については、後述する図1及び図4と同様として
いるので、詳細を省略する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来例
によれば、1対の吊り下げ把手08、09は金属製から
なるものであるため、熱くなり易く、該吊り下げ把手0
8、09に使用者が直かに触れて把持すると熱く感じる
難点があった。特に、前記鍋04を調理器本体01から
取り外してガスコンロなどで直火で加熱した場合には、
該吊り下げ把手08、09はかなり高温加熱されている
ため、前記難点は大きく、耐熱手袋等を使わない限り持
ち運びし難い欠点があった。
【0006】また、上記従来例のものは、吊り下げ把手
08、09を水平姿勢状態に保持するために、鍋04の
側壁07にピン010、010をかしめなどによって取
り付けているので、かしめ作業が必要であるとともに手
間がかかり、複数のピン010を要し部品代が高価とな
る問題があった。
【0007】この発明は、前記の点に鑑み、鍋の吊り下
げ把手が熱くなっても、少なくとも把持する部分は耐熱
性を有する合成樹脂材の把手カバーで被覆して熱くなら
ないようにし、いつでも吊り下げ把手を直接に把持して
も持ち運びできるようにする。また、吊り下げ把手を水
平姿勢状態に保持するのに、鍋自体の外向きフランジを
利用するだけで、従来の如くかしめ作業や複数のピンな
どを必要としないし、さらには加熱された吊り下げ把手
の放熱効果を高めると共に、持ち易い把手とし、安全性
の高い把手つき電気調理器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、発熱体を有
する調理器本体に金属製の一対の吊り下げ把手を有する
鍋を着脱自在に収納し、前記一対の吊り下げ把手の各々
は、鍋の直径線を挟んで対向して鍋の外周側壁より大き
い外径を有し、前記直径線上の両基端を該鍋の外周側壁
に弧回動自在に枢着してなり、前記各々の吊り下げ把手
の少なくとも中央部は鍋の外周側壁に対し基端部に比し
て外方に突出させ、該突出部には耐熱性を有する合成樹
脂材の把手カバーを被覆して把持部とするとともに、こ
の把手カバーは把手の水平姿勢状態時において前記調理
器本体に収納された鍋の外周側壁の外方を囲むと共に、
調理器本体の上部外周壁の上方にあって、かつ外方に突
出したことを特徴とする。
【0009】吊り下げ把手は、一般的にステンレススチ
ールや鉄などの金属材料で製作されているため、比較的
に熱伝導率が高い。
【0010】把手カバーは、熱くなりにくい耐熱性に優
れた合成樹脂の材料からなるものである。例えば、フェ
ノール樹脂、ポリエステル樹脂などが好ましい。この把
手カバーを設ける位置は、吊り下げ把手の少なくとも把
持する部分には必須であるが、該把持部分を含む略全長
に設けることもできる。略全長に設けた場合には吊り下
げ把手全体が安全ガード棒の役割を果たすので一層安全
となる。
【0011】鍋は、発熱体を内蔵した調理器本体に着脱
自在に設けるているため、鍋をガスコンロに直接に載せ
て加熱し料理の下準備ができる。
【0012】合成樹脂材料からなる把手カバーを吊り下
げ把手に被覆する方法としては、インサート成形による
方が好ましい。この場合、吊り下げ把手に1つ又は複数
の突起(ダボ)を形成し、この吊り下げ把手の突起位置
にてインサート成形により把手カバーを一体成形するの
が望ましい。これにより把手カバーが把手に対して回り
止めされる利点がある。
【0013】把手カバーの形状は、把手を被覆する限
り、断面が円形、半円形、三角形等の多角形などのよう
に任意である。しかし、把手カバーには、切り欠き溝が
吊り下げ把手の長さ方向に間隔をおいて多数形成して該
各切り欠き溝内に該吊り下げ把手の外面を臨ませてなる
方が好ましい。このように構成すると、前記切り欠き溝
同士間を形成する隔壁がフィンの働らきを行ない、該フ
ィン作用により吊り下げ把手からの熱が放熱されるた
め、該吊り下げ把手の温度が降下する。そのため、当該
把手カバーを把持しても熱くならないのは勿論のこと、
吊り下げ把手に不用意に手が触れても従来品より熱くな
くなり、よく安全性の高い把手が提供できる。
【0014】各々の把手カバーは、各々の吊り下げ把手
を起立して両把手カバーを合致させた状態において該合
致状態での把持面を円弧状となるように構成する方が好
ましい。この場合の各把手カバーの形状は、断面が半真
円形、半楕円形などの半円形状であって、両吊り下げ把
手を起立して両把手カバーを合致させた状態において全
体形状が真円形、楕円形などの断面円形状或いは下方の
把持面を少なくとも円弧状とすることによって、把手カ
バーの部分が手で把持し易くなる。
【0015】吊り下げ把手は、鍋の外周側壁に枢支した
基端部を除く略全長を鍋の外周側壁より外方に突出させ
て、その突出部に前述の合成樹脂材の把手カバーを被覆
して把持部とするとともに、同把手カバーは吊り下げ把
手の水平姿勢状態時に調理器本体の上部外周壁の上方に
あって、かつ外方に突出する方が好ましい。このような
構成によって、把手全体が熱くならないので一層安全と
なる。
【0016】鍋の開口縁に、外周縁を下向きに折り曲げ
た外向きフランジを形成し、この外向きフランジの下向
き縁に鍋の直径線上に対向して外向き突起を形成して、
該外向き突起に吊り下げ把手を水平姿勢状態で保持させ
るように構成する方が好ましい。なお、吊り下げ把手を
水平にするとは、本明細書ではある程度傾斜した状態の
略水平の状態も含むものである。このような簡単な構成
によって、吊り下げ把手の水平保持ができ把手の垂れ下
がりを防止できる。
【0017】
【作用】吊り下げ把手の突出部を被覆した把手カバー
は、耐熱性を有する合成樹脂材で形成してあるため、こ
の把手カバーの部分は熱源からの伝導熱や放射熱による
熱影響を受けることが少くなく熱くならない。そのた
め、加熱調理中でも吊り下げ把手を直接に把持しても熱
く感じることがなく持ち運びできる。
【0018】また、鍋の開口縁に折り曲げて形成した外
向きフランジの下向き縁に、外向き突起を突設している
ので、吊り下げ把手は水平姿勢状態時には前記外向き突
起に載せるだけで、該吊り下げ把手の水平保持ができて
垂れ下がりが防止される。
【0019】
【第1実施例】この発明の第1実施例を図1〜図6に基
づいて以下に説明する。図1は本発明に係る把手つき電
気調理器における鍋の斜視図、図2は図1の鍋に蓋を被
蓋して一部を切り欠いて示した全体の平面図、図3は蓋
を取り外して一部を切り欠いて示した拡大正面図、図4
は図2のMーM線の拡大断面図、図5は吊り下げ把手の
平面図、図6は鍋に対する把手の結合状態を示す断面図
を示している。
【0020】図2および図4において、1は把手つき電
気調理器であって、該把手つき電気調理器1は、上面側
を凹陥部3とするとともに発熱体4を組み込んだ調理器
本体2と、調理器本体2の凹陥部3に着脱自在に収納さ
れる鍋30と、鍋30の開口縁31に載置して鍋30を
被覆する蓋40とからなっている。
【0021】調理器本体2は、図2〜図4に示すよう
に、主として、略皿状の外装ケース5と、該外装ケース
5との間で空室7を形成するとともに凹陥部3を有する
受板6と、受板6の中央部に形成された凹部6aに嵌め
込んで該受板6にビス8で結合した加熱盤9と、調理器
本体2の正面側において外装ケース5と受板6との間に
設けた温度調節機構部10とからなっている。
【0022】外装ケース5と受板6とは、周方向に間隔
をおいて複数個所でビス11、12およびナット13に
より締結されている。外装ケース5の底板部には3又は
4個の脚14が取り付けてある。
【0023】温度調節機構部10は、外装ケース5の正
面側において、水平動可能に設けた温度調節レバー15
と、加熱温度の目盛が表示された表示部16と、表示部
16へ測定温度を示す指示針17と、温度調節レバー1
5に連結部材18を介して接続したバイメタル式(又は
熱電対式、磁石式でも可能である。)サーモスタット1
9とからなっている。前記加熱盤9にはシーズヒータ等
の発熱体4が周方向に埋設されており、この発熱体4は
差込プラグ(図示せず)と電気的に接続されている。
【0024】図1及び図3で32は鍋30の上部側壁に
かしめによって取り付けたピン32であって、このピン
32に後述する金属製の吊り下げ把手20を水平方向に
倒した状態時に保持させて該吊り下げ把手20の不用意
な垂れ下がりをなくし、水平(略水平も含む)保持する
ものである。図4で41は蓋40のつまみである。
【0025】鍋30に被調理物を入れてから、該鍋30
を調理器本体2(加熱盤9)に載置し同鍋30に蓋40
を被覆し、電源に差込プラグ(図示せず)を接続してス
イッチ(図示せず)をオンにすると、発熱体4を介して
加熱盤9が、鍋30の底部を加熱する。加熱温度の調節
は温度調節レバー15を操作することによって行なわれ
る。
【0026】以上のように構成されている把手つき電気
調理器において、本発明は、調理器本体2に着脱自在に
収納される鍋30に設けた一対の金属製の吊り下げ把手
20の改良に関する。前記一対の吊り下げ吊り下げ把手
20、20の各々は、ステンレススチールや鉄などの金
属材料で形成されており、鍋30の直径線を挟んで対向
して鍋30の外周側壁30bより大きい外径を有し、前
記直径線上の両基端を該鍋30の外周側壁30bに弧回
動自在に枢着している。
【0027】前記各吊り下げ把手20は、図1、図2及
び図5に示すように略半円形状の中央部を鍋30の外周
側壁30bに対し基端部に比して外方に突出するように
折り曲げ、該突出部20Cには耐熱性を有する合成樹脂
材の把手カバー50を被覆して把持部21とする。それ
とともに、該吊り下げ把手20の両基端部20a、20
bを、図6に示すように、鍋30の外周側壁30bに穿
設した軸穴22にパッキン23を介して外側から嵌挿し
て、該両基端部20a、20bにEリング等の抜け止め
部材24を設け、吊り下げ把手20が鍋30から抜けな
いように結合している。
【0028】各把手カバー50は、フェノール樹脂、ポ
リエステル樹脂等の合成樹脂のうち耐熱性に優れかつ硬
質の材質からなるものである。この把手カバー50は吊
り下げ把手20の水平姿勢状態時において前記調理器本
体2に収納された鍋30の外周側壁30bの外方を囲む
と共に、調理器本体2の上部外周壁2aの上方にあっ
て、かつ外方に突出している。
【0029】吊り下げ把手20に対して把手カバー50
を被覆する方法としては、インサート成形による方が大
量生産できるので好ましい。すなわち、成形機の金型内
に金属製の吊り下げ把手20を予めセットしておき、そ
の吊り下げ把手20の少なくとも中央部21に対して把
手カバー50を射出成形などにより一体成形することに
よって被覆される。もっとも、吊り下げ把手20の基端
部20a、20bを除く略全域を外方に突出させて前述
の如くインサート成形することもできる。
【0030】この場合、図5に示しているように、吊り
下げ把手20に1つ又は複数の突起25・・・25を形
成し、この突起25・・・25位置にて該吊り下げ把手
20に対して把手カバー50を前記インサート成形によ
り一体成形するようにする方が好ましい。前記突起25
の存在により把手カバー50の取り付け時または使用時
に同把手カバー50の回動が阻止されるとともに、イン
サート成形により把手カバーを吊り下げ把手に機械的に
被覆できる。
【0031】鍋30は調理器本体2に着脱自在に設けて
ある。すなわち、両吊り下げ把手20、20を起立し両
把手カバー50、50を片手で合わせて把持して、調理
器本体2を構成する受板6の凹陥部3内に出し入れ自在
に収納する。収納した状態では、図4に示すように鍋3
0の底部30aは加熱盤9の上面に当接し加熱できるよ
うになっている。逆に、鍋30を調理器本体2から取り
外す場合は、前記両吊り下げ把手20、20の把手カバ
ー50、50を片手で把持して鍋30を持ち上げて取り
外すとよい。
【0032】
【第2実施例】この発明の第2実施例を図7〜図10に
基づいて以下に説明する。図7は第2実施例の鍋の一部
切り欠き斜視図、図8は図7における吊り下げ把手及び
鍋の一部を切断して拡大した切断端面図、図9は吊り下
げ把手を設けた把手カバーの斜視図、図10は図7にお
ける把手カバーの拡大左側面図である。
【0033】この第2実施例は、吊り下げ把手20を被
覆した把手カバー50には、外周部より長手方向に形成
した把手挿通穴51と連通する切り欠き溝52が長手方
向に間隔をおいて多数形成され、各切り欠き溝52内に
吊り下げ把手20の外面を臨ませてなる点に特徴を有す
る。切り欠き溝52、52同士間を形成する隔壁がフィ
ン53・・・53としてあり、調理器本体2や蓋40等
のその他の構成は第1実施例と同様に構成してあるので
省略している。このフィン53の厚さやフィン53、5
3同士間のピッチは、冷却効率と空気の流れ等を考慮し
て適宜設定するとよい。
【0034】上述のように、多数の切り欠き溝52・・
・52から吊り下げ把手20の金属面を外部に露出する
ことにより、吊り下げ把手20からの熱が上記各切り欠
き溝52から四方に放熱されるため、該吊り下げ把手2
0の温度が降下する。従って、鍋30をガスコンロに直
接に載置して直火で高温加熱して吊り下げ把手20が熱
くなっても、上記放熱効果により温度が下がり、把手カ
バー50を把持してもその断熱効果と相挨って熱くない
ばかりか、該把手カバー50以外の吊り下げ把手20部
分に誤って手が触れても安全といえるものである。
【0035】
【第3実施例】この発明の第3実施例を図11と図12
に基づいて以下に説明する。図11は一部を切り欠いた
斜視図、図12は鍋に設けた吊り下げ把手の起伏状態を
示す正面図である。
【0036】この第3実施例は、鍋30の外周側壁30
bに回動自在に枢着した1対の吊り下げ把手20、20
にはそれぞれ把手カバー50を設け、この各把手カバー
50は、断面半円形状に形成するとともに、図12の一
点鎖線で示すように両吊り下げ把手20、20を起立し
て両把手カバー50、50を合致させた状態において該
合致状態での把持面50bが円弧状となるように構成し
てある点に顕著な特徴を有し、調理器本体2や蓋40な
どその他の構成は第1実施例と同様に構成してあるので
省略している。
【0037】上記実施例における把手カバー50の形状
は半真円形であって、両吊り下げ把手20、20を起立
して両把手カバー50、50を合致させた全体の形状は
真円形となるようにしている。しかし、前述したよう
に、把手カバー50の単独の形状を半楕円形、両把手カ
バー50、50を合致させた全体の形状を楕円形となる
ようにすることもできる。そのほか、前者の半円形状と
は多角柱状のものを半割りにした形状のものも含み、ま
た後者の断面円形状とは上記半割り体を合致して多角柱
状のものも含むものである。
【0038】第3実施例のように構成することによっ
て、両把手カバー50、50を手で把持し易くなり、片
手で持ち運びし易くなる。なお、把手カバー50には、
第2実施例で述べているように長手方向に多数の切り欠
き溝を形成し、フィン形状とすることもできる。
【0039】
【第4実施例】この発明の第4実施例を図13と図14
に基づいて以下に説明する。図13は図14の鍋に蓋を
被蓋して一部を切り欠いて示した全体の平面図、図14
は蓋を取り外して一部を切り欠いて示した拡大正面図で
ある。
【0040】この第4実施例における一対の吊り下げ把
手20、20は、それぞれ基端部20a、20bを除い
て略全長にわたって該基端部20a、20bに比して外
方に突出させ、該突出部20cには樹脂材の把手カバー
50を被覆して把持部21とするとともに、同把手カバ
ー50は吊り下げ把手20の水平姿勢状態時に調理器本
体2に収納された鍋30の外周側壁30bの外方を囲む
と共に、調理器本体2の上部外周壁2aの上方にあっ
て、かつ外方に突出するように構成してある点に特徴を
有する。調理器本体2や鍋30や蓋40などその他の構
成は第1実施例と同様に構成しているので、その説明を
省略する。
【0041】この第4実施例の把手カバー50側を、注
意力の少ない子供などが食べている方に向けることによ
って、該把手カバー50が長く熱くならないので安心し
て使用できる。また、図14に示すように把手カバー5
0の上面55を鍋30の上部開口縁の上面33より高く
すると、上記効果が一層向上される。
【0042】
【第5実施例】この発明の第5実施例を図15と図16
に基づいて以下に説明する。図15は鍋の斜視図、図1
6は図15の一部を拡大して示した縦断面図である。
【0043】この第5実施例は、鍋30の開口縁31に
外周縁を下向きに折り曲げた外向きフランジ35を成
し、この外向きフランジ35の下向き縁に鍋30の直線
上に対向して外向き突起36を一体に突設し、この外向
き突起36に吊り下げ把手20を水平姿勢状態で保持さ
せて吊り下げ把手20を水平にするように構成してある
点に特徴を有している。すなわち、外向き突起36は、
前記下向き縁の一部に切り目を入れて図16の1点鎖線
で示す下向く縁片36aを形成し、この下向く縁片36
aを図16で示すように水平に折り曲げて実線の外向き
突起36の如く形成する。
【0044】この第5実施例によれば、前記外向き突起
36は下向き縁の一部に折り返し部となる下向き縁片3
6aを形成して、その折り返し部を外向き突起36とす
るものであるから、従来例の如く鍋の側壁にピンを設け
る必要がなくなり、しかも前記ピンをかしめなどによっ
て取り付ける工程も不要になり、簡単な構成で吊り下げ
把手を水平に把持することができ吊り下げ把手の垂れ下
がりが防止できる。
【0045】この第5実施例で示した外向き突起36
は、第1実施例(図1、図3参照)、第3実施例(図1
1、図12参照)及び第4実施例 (図14参照)で示
してあるピン32の代りに設けることもできる。
【0046】また、第1実施例(図1、図2、図5参
照)、第2実施例(図7、図9〜図10参照)、第3実
施例(図11参照)及び第5実施例(図15参照)では
把手カバー50は、人の手の把持長さより少し長くした
もので比較的に短いものが示されているが、これらに代
えて図13および図14の把手カバー50の如く吊り下
げ把手20の略全長にわたって被覆した長いものを実施
することもできる。この場合には吊り下げ把手の形状を
変更するなど適宜設計変更するとよい。
【0047】さらに、鍋30に吊り下げ把手20を結合
する方式は、前述した構成に限定されることなく任意で
ある。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、(1) 各々の吊り
下げ把手の少なくとも中央部は鍋の外周側壁に対し基端
部に比して外方に突出させ、該突出部には耐熱性を有す
る合成樹脂材の把手カバーを被覆して把持部としている
から、鍋をガスコンロに載せ直火で加熱した場合でも、
把持部が金属製の吊り下げ把手からなる従来のものに比
べて、前記合成樹脂材の把手カバーは断熱性があるから
熱くならないため、調理直後でも吊り下げ把手を手で直
接に把持して持ち運びできるし、把手カバー部分は鍋の
外周壁より外方に突出しているから手で把持し易い。
【0049】(2) 把手カバーは把手の水平姿勢状態
時において前記調理器本体に収納された鍋の外周側壁の
外方を囲むと共に、調理器本体の上部外周壁の上方にあ
って、かつ外方に突出しているから、調理中においてよ
り安全を図るための安全ガードの役割を果たしている
し、また吊り下げ把手を調理器本体に沿って起立させ易
い。
【0050】(3) 吊り下げ把手に1つ又は複数の突
起を形成して、この吊り下げ把手の突起位置にて把手カ
バーを一体成形してあるから、金属製の吊り下げ把手と
把手カバーの素材の膨張係数の相違や長期使用により、
把手カバーが回動されるのを防止することができる。
【0051】(4) 把手カバーには、切り欠き溝が吊
り下げ把手の長さ方向に間隔をおいて多数形成して該各
切り欠き溝内に該吊り下げ把手の外面を臨ませるように
しているから、前記切り欠き溝から吊り下げ把手からの
熱が放熱されるためより安全性の高いものとなる。
【0052】(5) 各々の把手カバーは、各々の吊り
下げ把手を起立して両把手カバーを合致させた状態にお
いて該合致状態での把持面を円弧状となるように構成し
ているから、一対の把手カバーを違和感なる把持するこ
とができるし、持ち易い。
【0053】(6) 鍋の開口縁に、外周縁を下向きに
折り曲げた外向きフランジを形成し、この外向きフラン
ジの下向き縁に鍋の直径線上に対向して外向き突起を形
成して、該外向き突起に吊り下げ把手を水平姿勢状態で
保持させるように構成してあるから、従来の如くかしめ
作業や複数のピンなどの特殊な把持部材を必要とせず、
鍋自体の外向きフランジを利用して吊り下げ把手の水平
保持ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の把手つき電気調理器にお
ける鍋の斜視図である。
【図2】図1の鍋に蓋を被蓋して一部を切欠いて示した
全体の平面図である。
【図3】蓋を取り外して一部を切り欠いて示した拡大正
面図である。
【図4】図2のMーM線の拡大断面図である。
【図5】吊り下げ把手の平面図である。
【図6】鍋に対する把手の結合状態を示す断面図であ
る。
【図7】第2実施例の鍋の一部切り欠き斜視図である。
【図8】図7における吊り下げ把手及び鍋の一部を切断
して拡大した切断端面図である。
【図9】吊り下げ把手を設けた把手カバーの斜視図であ
る。
【図10】図7における把手カバーの拡大左側面図であ
る。
【図11】第3実施例の一部切り欠き斜視図である。
【図12】鍋に設けた吊り下げ把手の起伏状態を示す正
面図である。
【図13】第4実施例の一部を切り欠いて示した全体の
平面図である。
【図14】蓋を取り外して一部を切り欠いて示した拡大
正面図である。
【図15】第5実施例の鍋の斜視図である。
【図16】図15の一部を拡大して示した縦断面図であ
る。
【図17】従来例の蓋を取り外して一部を切り欠いた把
手つき電気調理器の正面図である。
【符号の説明】
2 調理器本体 4 発熱体 9 加熱盤 10 温度調節機構部 15 温度調節レバー 19 サーモスタット 20 吊り下げ把手 20a、20b 基端部 20c 突出部 21 把持部 25 突起 30 鍋 30b 鍋の外周側壁 31 開口縁 35 外向きフランジ 36 外向き突起 36a 下向き縁片 50 把手カバー 50b 把持面 51 把手挿通穴 52 切り欠き 53 フィン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】鍋は、発熱体を内蔵した調理器本体に着脱
自在に設けているため、鍋をガスコンロに直接に載せて
加熱し料理の下準備ができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】以上のように構成されている把手つき電気
調理器において、本発明は、調理器本体2に着脱自在に
収納される鍋30に設けた一対の金属製の吊り下げ把手
20の改良に関する。前記一対の吊り下げ把手20、2
0の各々は、ステンレススチールや鉄などの金属材料で
形成されており、鍋30の直径線を挟んで対向して鍋3
0の外周側壁30bより大きい外径を有し、前記直径線
上の両基端を該鍋30の外周側壁30bに弧回動自在に
枢着している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体を有する調理器本体に金属製の一
    対の吊り下げ把手を有する鍋を着脱自在に収納し、前記
    一対の吊り下げ把手の各々は、鍋の直径線を挟んで対向
    して鍋の外周側壁より大きい外径を有し、前記直径線上
    の両基端を該鍋の外周側壁に弧回動自在に枢着してな
    り、 前記各々の吊り下げ把手の少なくとも中央部は鍋の外周
    側壁に対し基端部に比して外方に突出させ、該突出部に
    は耐熱性を有する合成樹脂材の把手カバーを被覆して把
    持部とするとともに、この把手カバーは吊り下げ把手の
    水平姿勢状態時において前記調理器本体に収納された鍋
    の外周側壁の外方を囲むと共に、調理器本体の上部外周
    壁の上方にあって、かつ外方に突出していることを特徴
    とする把手つき電気調理器。
  2. 【請求項2】 吊り下げ把手に1つ又は複数の突起を形
    成して、この吊り下げ把手の突起位置にて把手カバーを
    一体成形してなる請求項1記載の把手つき電気調理器。
  3. 【請求項3】 把手カバーには、切り欠き溝が吊り下げ
    把手の長さ方向に間隔をおいて多数形成して該各切り欠
    き溝内に該吊り下げ把手の外面を臨ませてなる請求項1
    または請求項2に記載の把手つき電気調理器。
  4. 【請求項4】 各々の把手カバーは、各々の吊り下げ把
    手を起立して両把手カバーを合致させた状態において該
    合致状態での把持面を円弧状となるように構成してある
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の把手つき
    電気調理器。
  5. 【請求項5】 鍋の開口縁に、外周縁を下向きに折り曲
    げた外向きフランジを形成し、この外向きフランジの下
    向き縁に鍋の直径線上に対向して外向き突起を形成し
    て、該外向き突起に吊り下げ把手を水平姿勢状態で保持
    させるように構成してある請求項1から請求項4のいず
    れか1項に記載の把手つき電気調理器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529741A (ja) * 2004-03-17 2007-10-25 パク,ヨン−ウン 格納式半円形リング付αトラック検出器
JP2018192259A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 ウェーバー‐スティーブン プロダクツ エルエルシー 取り付け部材付きの取り外し可能な電気グリル
CN110623560A (zh) * 2018-06-21 2019-12-31 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 煎烤机

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CN110623560B (zh) * 2018-06-21 2022-02-01 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 煎烤机

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