JPH07313220A - 金属製バンド用駒の製造方法 - Google Patents

金属製バンド用駒の製造方法

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JPH07313220A
JPH07313220A JP3280293A JP3280293A JPH07313220A JP H07313220 A JPH07313220 A JP H07313220A JP 3280293 A JP3280293 A JP 3280293A JP 3280293 A JP3280293 A JP 3280293A JP H07313220 A JPH07313220 A JP H07313220A
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JP
Japan
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acid
outer shell
piece
metal
core material
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Application number
JP3280293A
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English (en)
Inventor
Masahiko Saegusa
正彦 三枝
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DIA TO SAEGUSA KK
DIA-TO SAEGUSA KK
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DIA TO SAEGUSA KK
DIA-TO SAEGUSA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】時計バンドやブレスレット等の金属製バンド類
に使用する金属製バンド用駒の製造方法に関する。 【構成】酸に溶解しやすい金属材料を芯材とし、酸に溶
解しにくい金属材料を外殻とした長尺の複合材料を成形
し、これを所定形状にプレス成形等によって加工した
後、所定寸法の駒に切断し、さらに上記酸に溶解しやす
い金属材料からなる芯材を外殻から酸で溶出除去するこ
とを特徴とする。 【効果】連続的な製造を可能とするとともに、生産性の
よい加工を行なうことができる。また、常に複合材料と
して所定形状へのプレス加工、所定寸法の駒への切断等
を行なうので、加工時に芯金等を使う必要がなく、簡単
かつ精度のよい加工が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、時計バンドやブレス
レット等の金属製バンド類に使用する金属製バンド用駒
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の金属製バンド用駒は、金
属製の平板を芯金に巻いて楕円形断面の筒状に丸め、こ
れを所定の寸法に切断することによって製造されてい
た。
【0003】また、引き抜き成形等の手段で筒状の金属
材料を製作し、これを楕円形断面等に加工したのち、所
定の寸法に切断することによって製造することも行なわ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら上記従
来例において、前者の場合には製造を連続的に行なうこ
とが難しく、また金属製の平板の端面の突き合わせ部分
が装飾性を損なう上に、手首等に着用したときに違和感
を生じさせることが多い。
【0005】また後者の場合には所定の寸法に切断した
り、連結部材の接合部分の加工等が行ないにくく、前者
と同様にやはり製造を連続的に行なうことが難しいとい
う欠点があった。
【0006】この発明の金属製バンド用駒の製造方法は
上記の欠点を解消することを目的とするもので、連続的
な製造を可能とするとともに、精度のよい加工を行なえ
る金属製バンド用駒の製造方法を提供しようとするもの
である。
【0007】
【問題点を解決するための手段】すなわちこの発明の金
属製バンド用駒の製造方法は、酸に溶解しやすい金属材
料を芯材とし、酸に溶解しにくい金属材料を外殻とした
長尺の複合材料を成形し、これを所定形状にプレス成形
等によって加工した後、所定寸法の駒に切断し、さらに
上記酸に溶解しやすい金属材料からなる芯材を外殻から
酸で溶出除去することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このように構成されたこの発明の金属製バンド
用駒の製造方法によれば、連続的な製造を可能とすると
ともに、生産性のよい加工を行なうことができる。
【0009】また、常に複合材料として所定形状へのプ
レス加工、所定寸法の駒への切断等を行なうので、加工
時に芯金等を使う必要がなく、簡単かつ精度のよい加工
が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の金属製バンド用駒の製造方
法を、その実施例につき図面に基いて説明する。
【0011】図1および図2において、1は酸に溶解し
やすい金属材料を芯材2とし、酸に溶解しにくい金属材
料を外殻3とした長尺の複合材料である。この複合材料
1は押出し成形あるいは引抜き成形等によって、均一な
外殻3の厚さを有するものを得ることができる。
【0012】上記複合材料1は使用するダイス等に応じ
て、押出し成形あるいは引抜き成形時に既に所定の断面
形状に形成することができるが、もちろん成形後に種々
の断面形状に加工することもできる。
【0013】次に図3においては、上記複合材料1を得
ようとする駒と同じ寸法に切断するとともに、この駒の
半完成品11の側面に切欠き5を設けたものである。上
記半完成品11は、篭などに収容して硝酸その他の酸を
収容した液槽(図示せず)に完全に芯材2を溶出除去し
得る所定の時間浸漬し、上記酸に溶解しやすい金属材料
からなる芯材2を溶出除去する。
【0014】図4は上記酸処理によって芯材2を溶出除
去して得た、筒状の金属製バンド用駒4を示すもので、
残った外殻3は金や銀、プラチナ等の貴金属素材で作成
されている。そしてその側面には上述のように切欠き5
が形成されている。図5において6は上記切欠き5には
め込まれる連結部材で、上記駒4と他の駒4’との間に
介装して両者を連結するためのものである。この連結部
材6も上記駒4と同様に酸処理によって、あるいは他の
打ち抜き等の手段でリング状に形成することができる。
【0015】上記金属製バンド用駒4は図5および図6
のようにそれぞれ組み付けられる。すなわち、駒4の長
さ方向に一対、そして幅方向に多数連結する。連結に際
しては、駒4と駒4’とを幅方向にリング状の連結部材
6を介してつなぐ。7は上記駒4と連結部材6との間に
差込まれた連結用のピンで、片方の脚を長くしたコ字状
に形成されている。このピン7を駒4内において対向す
る連結部材6のそれぞれに差込み、長くした脚を折り返
して他方の脚の端部に突き合わせる。
【0016】こうすることによって、上記ピン7が連結
部材6のそれぞれを強固に連結することができ、しかも
ピン7の端部は駒4内に収納された状態のため駒4の装
飾性を損なうことがない。
【0017】図7は金属製バンド用駒の製造工程を示す
ものである。
【0018】先ず、酸に溶解しやすい金属材料を芯材
2とし、酸に溶解しにくい金属材料を外殻3とした長尺
の複合材料1を、押出し成形あるいは引抜き成形等によ
って得る。
【0019】この複合材料1に、必要に応じて所定の
厚さにプレス加工等の二次成形を施し、さらに複合材
料1を、得ようとする駒の形状に二次加工する。
【0020】その後、得た半完成品11を硝酸等の酸
を満たした液槽21に所定の時間浸漬し、上記酸に溶解
しやすい金属材料からなる芯材2を溶出させて除去し、
最後にバフ研磨等の仕上げ加工を施して駒4を得る。
【0021】上記芯材2を構成する、酸に溶解しやすい
金属材料としては銅系の金属が挙げられ、また駒となる
外殻3を構成する、酸に溶解しにくい金属材料としては
金や銀、プラチナ等が挙げられる。
【0022】また上記酸に溶解しやすい金属材料を溶出
させるための酸としては、上記硝酸のみならず芯材2用
の金属材料を確実に溶出除去することができ、しかも外
殻3用の金属材料を侵食しないという要請に応じて、適
宜決定することができる。
【0023】
【発明の効果】このように構成されたこの発明の金属製
バンド用駒の製造方法によれば、連続的な製造を可能と
するとともに、生産性のよい加工を行なうことができ
る。
【0024】また、常に複合材料として所定形状へのプ
レス加工、所定寸法の駒への切断等を行なうので、加工
時に芯金等を使う必要がなく、簡単かつ精度のよい加工
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合材料1の断面図である。
【図2】複合材料1を楕円形に加工した状態の断面図で
ある。
【図3】切欠き5を設けた状態の斜視図である。
【図4】得た金属製バンド用駒を示す斜視図である。
【図5】金属製バンド用駒を連結した状態の拡大断面図
である。
【図6】その平面図である。
【図7】金属製バンド用駒の製造工程を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 複合材料 2 芯材 3 外殻 4,4’ 駒 5 切欠き 6 連結部材 7 ピン 11 半完成品 21 液槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸に溶解しやすい金属材料を芯材とし、
    酸に溶解しにくい金属材料を外殻とした長尺の複合材料
    を成形し、これを所定形状にプレス成形等によって加工
    した後、所定寸法の駒に切断し、さらに上記酸に溶解し
    やすい金属材料からなる芯材を外殻から酸で溶出除去す
    ることを特徴とする金属製バンド用駒の製造方法。
JP3280293A 1993-01-27 1993-01-27 金属製バンド用駒の製造方法 Pending JPH07313220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3280293A JPH07313220A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 金属製バンド用駒の製造方法

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JP3280293A JPH07313220A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 金属製バンド用駒の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH07313220A true JPH07313220A (ja) 1995-12-05

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ID=12368980

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JP3280293A Pending JPH07313220A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 金属製バンド用駒の製造方法

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JP (1) JPH07313220A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1172164A1 (en) * 1999-10-20 2002-01-16 Injex Corporation Method of producing watchband parts

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1172164A1 (en) * 1999-10-20 2002-01-16 Injex Corporation Method of producing watchband parts
EP1172164A4 (en) * 1999-10-20 2002-11-13 Injex Corp METHOD FOR PRODUCING WATCH STRAP PARTS

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