JPH073131B2 - 電気扉錠 - Google Patents

電気扉錠

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JPH073131B2
JPH073131B2 JP61142109A JP14210986A JPH073131B2 JP H073131 B2 JPH073131 B2 JP H073131B2 JP 61142109 A JP61142109 A JP 61142109A JP 14210986 A JP14210986 A JP 14210986A JP H073131 B2 JPH073131 B2 JP H073131B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、ホテルの客室扉等に装着される電気
扉錠に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、カードリーダーにてカードに記録されたデー
タを読み取り、このデータに基づいて解錠を行う電気扉
錠が知られている。この種の電気扉錠は、通常、ノブや
レバーなどからなる室外側の把手の回動に連動して出没
するデッドボルトやラッチボルト(出没部材)と、上記
ノブの回動を規制するカムストッパー機構(規制手段)
と、このカムストッパー機構に規制解除動作を生じさせ
るように作動されるソレノイドやモーター(電気式アク
チュエータ)とを備える錠機構と、カードに記録されて
いるデータを読み取るカードリーダーと、このカードリ
ーダーで読み取ったカードデータに基づいて上記ソレノ
イドやモーターを制御する制御手段とを備えている。
このような電気扉錠の具体例が、例えば特開昭59−1342
84号公報に開示されている。その装置においては、第1
・第2の組合せ番号が例えばカードに記入されると共
に、電気扉錠におけるメモリー内にも第1・2の組合せ
番号が記憶されている。この場合、カードリーダーで読
取られたカードデータの第1・第2の組合せ番号の全体
がメモリーデータと一致しているときに解錠する他、さ
らに、カードの第1の組合せ番号がメモリーの第2の組
合せ番号に一致していれば、カードの第1の組合せ番号
がメモリーの第1の組合せ番号に一致していなくとも解
錠し、そしてこの時、メモリーデータを抹消して、カー
ドデータを新たなメモリーデータとして置き換える制御
が行われる。
これにより、ホテルの客室等の刺用者が変わるたびに、
その直前に発行したカードにおける第2の組合せ番号を
第1の組合せ番号とし、新規な組合せ番号を第2の組合
せ番号とするカードを新たに発行するように逐次管理し
ていくことで、旧客がカードを持ち帰ったとしても、各
部屋の防犯上の安全が保障される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のように第1・第2の番号の組合わ
せを前提とした制御構成では、カードデータとメモリー
データとの比較を二度・三度と行うことが必要であるた
めに、例えばマイクロコンピュータ等で制御手段を構成
する場合にはその処理ステップ数が多くなり、また、制
御手順が複雑になることから、誤動作の確率が増加して
信頼性が充分には確保されなくなるという問題点を有し
ている。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、制御構成のみならず、構造的にも、全
体の構成をより簡素なものとして信頼性を向上すること
が可能であり、さらに、扉への組付け性や保守性を向上
し得る電気扉錠を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本第1発明に係る電気扉
錠は、室外側把手の回動に連動して出没する出没部材
と、室外側把手の回動を規制する規制手段と、この規制
手段に規制解除動作を生じさせるべく作動される電気式
アクチュエータとを備える錠機構と、カードに記録され
ているデータを読み取るるカードリーダーと、このカー
ドリーダーで読み取ったカードデータに基づいて電気式
アクチュエータを制御する制御手段とを備えた電気扉錠
であって、上記制御手段が、上記カードデータの値と、
メモリーが保持しているメモリーデータの値とを比較
し、カードデータがメモリーデータより小さいときには
電気式アクチュエータを非動作状態で保持する一方、カ
ードデータがメモリーデータと同じときには電気式アク
チュエータを作動し、さらに、カードデータがメモリー
データより大きいときに、電気式アクチュエータを作動
すると共に、メモリーデータを抹消して上記カードデー
タをメモリーデータとして置き換える制御を行うことを
特徴としている。
本第2発明に係る電気扉錠は、室外側把手の回動に連動
して出没する出没部材と、室外側把手の回動を規制する
規制手段と、この規制手段に規制解除動作を生じさせる
べく作動される電気式アクチュエータとを備える錠機構
と、カードに記録されているデータを読み取るカードリ
ーダーと、このカードリーダーで読み取ったカードデー
タに基づいて電気式アクチュエータを制御する制御手段
とを備えた電気扉錠であって、室外側ケースと長座とが
上記錠機構の埋設された扉の室外側および室内側の各表
面にこの扉を挾着する状態で固定され、上記制御手段が
設けられている回路基板とカードリーダーとは上記室外
側ケースに取付けられる一方、上記長座の室内側表面に
電池ボックスが固定され、さらに、上記長座に電池ボッ
クスおよび長座を室内側から覆う室内側ケースが取付け
られることを特徴としている。
本第3発明に係る電気扉錠は、室外側把手の回動に連動
して出没する出没部材と、室外側把手の回動を規制する
規制手段と、この規制手段に規制解除動作を生じさせる
べく作動される電気式アクチュエータとを備える錠機構
と、カードに記録されているデータを読み取るカードリ
ーダーと、このカードリーダーで読み取ったカードデー
タに基づいて電気式アクチュエータを制御する制御手段
とを備えた電気扉錠であって、上記制御手段が設けられ
た回路基板が、室外側ケースに取付けられる上記カード
リーダーの上部に固定され支持されていることを特徴と
している。
本第4発明に係る電気扉錠は、室外側把手の回動に連動
して出没する出没材料と、室外側把手の回動を規制する
規制手段と、この規制手段に規制解除動作を生じさせる
べく作動される電気式アクチュエータとを備える錠機構
と、カードに記録されているデータを読み取るカードリ
ーダーと、このカードリーダーで読み取ったカードデー
タに基づいて電気式アクチュエータを制御する制御手段
とを備えた電気扉錠であって、上記規制手段に、電気式
アクチュエータによって施錠位置から解錠位置へと回動
される回動体と、この回動体に係合すると共に室外側把
手の回動を規制する規制位置と規制解除動作との間を上
記回動体の回動動作に応じて移動する係止体とが設けら
れ、さらに、解錠状態を表示するための解錠スイッチ
が、上記回動体の解錠位置への回動動作時に上記回動体
の突片部が当接することにより開閉駆動される位置に設
けられていることを特徴としている。
〔作用〕
本第1発明に係る電気扉錠においては、カードデータと
メモリーデータとの各数値の大小を比較して、施錠状態
の保持・解錠・解錠およびメモリーデータの置き換えの
三状態の選択が行われ、これにより、より数値の大きい
カードをカードリーダに差し込んだ時点で旧カードは使
用できなくなるので、各部屋の防犯上の安全が保障され
る。
そして、上記の制御では、大小の順列関係で定められた
数値自身が有する特性を活用した大小関係の判別が行わ
れるが、このような数値の大小の比較は例えばマイクロ
コンピュータにおける基本的な演算処理動作である。し
たがって、このような処理で得られる大小関係および同
一の三状態を、上記の施錠状態の保持・解錠・解錠およ
びメモリーデータの置き換えの三状態に対応させた制御
によって、全体の処理が簡単に、かつ、より確実に行わ
れる。このため、上記構成によれば、制御手段を構成す
る例えばマイクロコンピュータ等で演算処理を一度だけ
行ってすぐに比較結果を得ることができ、複雑な演算の
繰返しをしなくて済む。これにより、全体的な処理ステ
ップも少なくて済むので、より信頼性の高い結果を簡単
な構成で得ることができる。
本第2発明に係る電気扉錠においては、電池の盗難を防
止するために室内側に設ける必要のある電池ボックス
は、扉の室内側表面に取付けられる長座に固定され、こ
の長座を室内側から室内側ケースで覆う構成である。し
たがって、扉への組付時には、室外側ケースに取付けら
れているカードリーダーや回路基板と、電池ボックスと
の配線接続を、室内側ケースを外した状態で行うことが
できる。このため、室内側ケースによる作業空間の制約
を受けることなく作業することができるので、その作業
も容易となり、かつ、配線作業をより確実に行うことが
でき、信頼性の高いものとすることができる。
本第3発明に係る電気扉錠においては、カードリーダー
の上部位置に回路基板が固定され支持されているので、
例えばカードリーダーを扉から取り外して点検する場合
等には、回路基板もカードリーダーと一体的に取り外さ
れることになる。このため、両者間の接続配線には手を
触れずに点検等を行うことが可能である。このため、カ
ードリーダーを扉から外して点検等を行う場合の保守作
業が簡単になると共に、接続配線には極力手を触れなく
て済むので確実な接続状態が保持され、これによって、
より高い信頼性を維持することができる。また、カード
リーダーに回路基板を極力近づけて構成することができ
るので、両者間の接続配線長も短くなり、これによっ
て、耐ノイズ性が向上するので、これによっても、信頼
性を向上することができる。
本第4発明に係る電気扉錠においては、電気式アクチュ
エータによる回動体の回動動作が実際に生じることによ
って、解錠スイッチが駆動され、解錠表示が行われる。
つまり、カードリーダーに差し込またカードが解錠すべ
きカードであると制御手段で判断された場合には、電気
式アクチュエータの作動と共に、解錠状態の表示を制御
手段により電気的に行わせることも可能である。しかし
ながら、この場合、電気式アクチュエータへの例えば供
給電圧が幾分低くなって、電気式アクチュエータが充分
には動作しない状態では、解錠表示が行われるという事
態を招来する。このとき、利用者は、解錠表示により室
外側把手の操作を行うが、そのときの抵抗が大きいこと
から、過大な力で操作することとなり、このため、錠機
構を破損させるおそれを生じる。
しかしながら、本第4発明に係る電気扉錠の構成では、
電気式アクチュエータが実際に作動するまでは、解錠表
示がいつまでも生じず、これにより、何らかの異常を生
じていることが利用者に察知されることとなる。この結
果、錠機構を破損させるような操作が行われることが防
止される。このことは、錠機構の強度や電気式アクチュ
エータの電気駆動力を過度に大きくしなくとも、より的
確に異常時に対応できることとなり、したがって、より
消費電力の小さい電気式アクチュエータの採用や錠機構
の小形化を図ることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明す
れば、以下の通りである。
本発明に係る電気扉錠1において、第1図に示すよう
に、室内側ケース2と室外側ケース3とは扉4を挟ん
で、背向配置に設けられている。そして、上記両ケース
2・3における下部には、それぞれ、該ケース2・3を
貫通して、扉4の略中央に達する室内側角芯5及び室外
側角芯6が回動自在に設けられている。上記両角芯5・
6の各外端部5b・6bにはそれぞれ図示しない室内側およ
び室外側把手としてのノブ、或いは、レバーが設けられ
ており、内端部5a・6aは、第2図(a)及び(b)に示
すように、錠機構7におけるラッチカム8・9の角穴8a
・9aに係合されている。このラッチカム8・9の近傍に
は、該ラッチカム8、或いは、ラッチカム9の回動に連
動して摺動するリトラクター10が設けられており、この
リトラクター10の近傍には、該リトラクター10の摺動に
連動して出没する出没部材としてのラッチボルト11が設
けられている。さらに、このラッチボルト11の上方に
は、該ラッチボルト11の没入を規制するラッチストッパ
ー41が設けられている。
上記ラッチカム8・9には、それぞれ、切欠8b・9bが形
成されており、このうちの切欠9bには、カムストッパー
(係止体)13の一端部13aが係合されている。このカム
ストッパー13における他端部13bは、回動自在に設けら
れたカムジョイント(回動体)14における第1突片14a
に係合されている。上記カムストッパー13とカムジョイ
ント14とにより規制手段としてのカムストッパー機構12
が構成されている。
また、上記カムジョイント14における第2突片(突片
部)14bは、カムストッパー13と上記切欠9bとの係合が
解除されたときに、該カムジョイント14の近傍に設けら
れた解錠スイッチ15をONさせ得るように形成されてい
る。さらに、このカムジョイント14には、切欠14cが形
成されており、この切欠14cは、電気式アクチュエータ
としてのソレノイド16におけるプランジャー17の先端部
に設けられたピン18に係合されている。
上記ソレノイド16は、第1図に示すプリント基板(回路
基板)19・19上に構成された制御手段20に電気的に接続
されている。この制御手段20は、第3図に示すように、
I/OとROMとRAMとを備えたワンチップCPU30と、電力の供
給が停止されてもデータを保持し得る書き換え可能な不
揮発性メモリーとしてのNOVRAM(ノンボラタイル.ラン
ダム.アクセス.メモリー)31とから構成されている。
なお、上記NOVRAM31の代わりに、EEPROM(エレクトリッ
ク.イレイザブル.プログラマブル.リード.オンリ
ー.メモリー)、或いは、通常のRAMとバックアップ電
池とを組み合わせたもの等を使用してもよい。上記EEPR
OMは、5V(ボルト)でも18Vでも作動し得るが、高価な
ものであり、また動作性能が幾分劣るので、実際は上記
NOVRAM31を使用するのが望ましい。
上記ワンチップCPU30には、さらに、カードリーダー2
1、火災報知器連動スイッチ34、解錠スイッチ35、W.D
(ウオッチドッグ)タイマー36、エラーを表示する赤色
LED37、解錠状態を表示する緑色LED38、上記ワンチップ
CPU30の指令に応じてソレノイド16に電力を供給するソ
レノイドドライバー32、錠機構7における解錠スイッチ
15、及び、開扉状態を検出する開扉スイッチ33が接続さ
れている。
上記ワンチップCPU30は、先ず、カードリーダー21に差
し込まれたカード23が、解錠すべきカードか否かを判定
する。このカード23が、解錠すべきカードでないと判断
すれば、赤色LED37にてエラー表示を行い解錠すること
なく終了する。そして、このカードデータの値とNOVRAM
31が保持しているデータの値、つべりメモリーデータの
値とが一致しているか否かを判定する。カードデータの
値とメモリーデータの値とが一致していれば、解錠動作
の信号を出力する。一方、カードデータの値とメモリー
データの値とが一致していないときは、カードデータの
値がメモリーデータの値よりも大であるか否かを判定す
る。カードデータの値がメモリーデータの値よりも小で
あれば、上記赤色LED37にてエラー表示を行い、解錠す
ることなく終了する。一方、カードデータの値がメモリ
ーデータの値よりも大であれば、メモリーデータを抹消
して、このカードデータをメモリーデータとして上記NO
VRAM31に書き込むように設定されている。
上記ワンチップCPU30、NOVRAM31、カードリーダー21、
及び、W.Dタイマー36は、安定化電源39を介して外部電
池40と内部電池24とに接続されている。そして、上記赤
色LED37、緑色LED38、ソレノイドドライバー32は、上記
内部電池24に接続されている。
制御手段20が設けられたプリント基板19・19は、図1に
示すように、カードリーダー21の直ぐ上方にスペーサー
22…を介して固定され支持されている。このカードリー
ダー21は、該カードリーダー21におけるカード挿入口21
aを室外側に向けて、上記室外側ケース3に固定されて
おり、該室外側ケース3における上記カード挿入口21a
に対応する位置には、開口部3aが形成されている。な
お、上記カード23としては、磁気カードやICカード等が
適用される。
一方、内部電池24が装填される電池ボックス25は、第1
図に示すように、扉4の室内側表面に沿って設けられて
室内側ケース2側に内蔵された構造となっている。さら
に詳細には、扉4の室内側表面に沿う薄板状の長座が設
けられ、この長座と前記室外側ケース3とが、扉4を挾
着した状態で組付け固定されると共に、上記長座を室内
側から覆うように、この長座に、室内側ケース2が取付
けられている。そして、上記の電池ボックス25は上記長
座に固定されており、また、室内側ケース2における上
記電池ボックス25に対応する個所に形成されている開口
に、着脱自在な蓋2aが取付けられている。
なお、上記内部電池24は乾電池に限定されないことは勿
論である。また、内部電池24としてカード電池を使用す
れば、室内側ケース2の薄型化が図られ、電気扉錠1の
美観を向上できると共に、室内側ケース2が薄くなった
分だけ、材料コストの低減を促すことができる。また、
この電気扉錠1において、その室内側には、非常時に用
いられるサムターン26が設けられており、室外側には、
キー27にて施錠・解錠を行うシリンダー28が設けられて
いる。
例えば、ホテルのフロントでは、新客には、旧客よりも
数値の大きいデータが記録されたカードが渡される。新
客は、第4図に示すように、このカードを、各客室に設
けられた上記電気扉錠1におけるカードリーダー21のカ
ード挿入口21aに差し込む(S1)。カードリーダー21
は、このカードのデータを読み出し、この読み出したカ
ードデータを、上記制御手段20に送出する。
この制御手段20は、先ず、このカードが、このホテルで
発行されたものか否か等を判定する(S2)。つまり、解
錠すべきカードか否かを判定する。このカードが、解錠
すべきカードでないと判断すれば、赤色LED37にてエラ
ー表示を行い(S10)、解錠することなく終了する(S1
1)。
次に、このカードデータの値とNOVRAM31が保持している
データの値、つまりメモリーデータの値とが一致してい
るか否かを判定する(S3)。カードデータの値とメモリ
ーデータの値とが一致していれば、このカードの所有者
は継続の客であると判断して、解錠動作の信号を出力す
る(S6)。一方、カードデータの値とメモリーデータの
値とが一致していないときは、カードデータの値がメモ
リーデータの値よりも大であるか否かを判定する(S
4)。
カードデータの値がメモリーデータの値よりも小であれ
ば、このカードの所有者は旧客であると判断して、上記
赤色LED37にてエラー表示を行い(S10)、解錠すること
なく終了する(S11)。一方、カードデータの値がメモ
リーデータの値よりも大であれば、このカードの所有者
は新客であると判断すると共に、メモリーデータを抹消
して、このカードデータをメモリーデータとして上記NO
VRAM31に書き込む(S5)。そして、上記ソレノイドドラ
イバー32に解錠動作の信号を出力する(S6)。ソレノイ
ドドライバー32は、ソレノイド16を作動させる(S7)。
このソレノイド16は、カムストッパー機構12を解錠動作
させる(S8)。このカムストッパー機構の解錠状態にお
いて、上記ソレノイド16におけるプランジャー17は、A
方向に後退する。このプランジャー17の先端部に設けら
れたピン18によりカムジョイント14はB方向に回動す
る。このカムジョイント14のB方向への回動により、該
カムジョイント14における第2突片14bが解錠スイッチ1
5をONさせると共に、第1突片14aがカムストッパー13を
C方向に移動させる。これにより、上記緑色LED38が点
灯して解錠表示がなされると共に(S9)、ラッチカム9
における切欠9bと上記カムストッパー13との係合が解除
され、ラッチカム9が回動可能状態になる。室外側把手
にて上記角芯6を回し、この角芯6にて上記ラッチカム
9をD方向に回動させることにより、リトラクター10が
E方向に摺動する。このリトラクター10のE方向の摺動
により上記ラッチストッパー41におけるラッチボルト11
の規制が解除され、ラッチボルト11が錠機構7内に没入
する。これにより、この電気扉錠1が設けられている扉
4が開く。
前述のように、新しいカードを差し込んだ時点で、旧カ
ードは使用できなくなる。よって、お客等がカードを持
ち帰っても、各部屋の防犯上の安全を保障することが可
能となる。さらに、お客等は、カードを持ち帰ることが
できるので、このカードに広告を記載しておけば、宣伝
の効果も奏する。しかも、マスターカードを作成するこ
とが可能であるから、大きなホテルでも完全な管理を行
うことができる。また、お客の外出時に、フロントでの
キーの受け渡しがなくなるので、省人化が図れると共に
キーラックが不要となる。
そして、上記では、施錠状態の保持・解錠・解錠および
メモリデータの置き換えの判別制御が、カードとメモリ
との各数値の大小関係に基づいて行われるので、例えば
制御手段20におけるメモリ容量を極力少なくすることが
でき、また、制御手段20で複雑な演算の繰返しをしなく
て済むので、全体的な処理ステップを極力少なくして構
成することができる。この結果、誤動作の確立が低減
し、信頼性が向上する共に、全体の構成がより簡素なも
のとなる。
一方、上記構成の電気扉錠は、その構造上からも、以下
のような利点を備えている。まず、カードリーダー21と
プリント基板19とは室外側ケース3に取付けられる一
方、電池ボックス25は、室外側ケース3と共に扉4に挾
着固定される長座に固定され、この長座に室内側ケース
2が取付けられる構成であるから、カードリーダー21が
プリント基板19と、電池ボックス25との配線接続を、室
内側ケース2と外した状態、すなわち、室内側ケース2
による作業空間の制約を受けることなく作業することが
できる。したがって、その作業も容易となり、かつ、配
線作業をより確実に行うことができる。このため、組付
作業性の向上、および、信頼性が向上する。また、上記
のように、カードリーダー21は、室外側ケース3に固定
されているため、扉4の肉厚に影響されることなく最適
の位置を保持することができる。つまり、このカードリ
ーダー21が、室内側ケース2に設けられ、かつ、扉4の
肉厚が厚いときは、このカードリーダー21が室外側ケー
ス3から遠い所に位置するため、カード23を奥の方まで
差し込む必要が生ずるからである。
また、制御手段20が設けられたプリント基板19は、上記
カードリーダー21の直ぐ上方に固定され支持されている
から、例えばカードリーダー21を扉4から取り外して点
検する場合等に、プリント基板19との接続配線には手を
触れずに点検等を行うことが可能であり、このため、カ
ードリーダー21の保守作業が簡単になると共に、接続配
線には極力手と触れなくて済むので、確実な接続状態が
保持され、これによって、より高い信頼性を維持するこ
とができる。また、カードリーダーに回路基板を極力近
づけて構成することができるので、両者間の接続配線長
も短くなり、これによって、上記制御手段20に流れる微
弱な電流がノイズに影響されにくくなり、この結果、耐
ノイズ性が向上するので、これによっても、信頼性が向
上する。また、上記のようにプリント基板19はカードリ
ーダー21の上方に配設されているから、雨水等の浸入に
対しても制御手段20が破損することはない。つまり、上
記カードリーダー21におけるカード挿入口21aや、室外
側ケース3における開口部3aに蓋を設けたとしても、カ
ード23に雨水等が付着していることがあり、この雨水が
カードリーダー21内に浸入することがある。雨水は下方
向に浸透していくため、上記プリント基板19を上記カー
ドリーダー21の上方に設ければ、上記雨水に接触するこ
とはない。よって上記制御手段20の上記雨水による破損
を回避することができる。
また、解錠動作時には、ソレノイド16によってカムジョ
イント14が実際に回動し、これによって、解錠スイッチ
15が動作することによって緑色LED38が点灯し解錠表示
がなされるようになっているから、例えば電池電圧の低
下等によって、ソレノイド16の動作が不安定状態となる
ような異常が生じた場合、この異常を、上記の解錠表示
がいつまでも生じないことで、使用者は察知することが
できる。この結果、錠機構7を破損させるような過大な
力での把手の操作が行われることが防止できるので、錠
機構7の強度やソレノイド16の電気駆動力を過度に大き
くしなくとも、より的確に異常時に対応できる。したが
って、より消費電力を小さく、かつ、全体を小形に構成
することができる。
一方、前記内部電池24は、室内側ケース2側に内蔵され
た構造となっているから、室外側からこの内部電池24が
盗まれることはない。この内部電池24を収納する電池ボ
ックス25に対応する室内側ケース2に設けられた蓋2aを
取り外すことにより、この内部電池24を容易に交換する
ことができる。なお、上記外部電池40は、上記内部電池
24を補助するように機能している。
〔発明の効果〕
以上のように、本第1発明に係る電気扉錠は、カードリ
ーダーで読み取ったカードデータと、メモリーが保持し
ているメモリーデータとの各数値の大小を比較し、カー
ドデータがメモリーデータより小さいときには電気式ア
クチュエータを非動作状態で保持する一方、カードデー
タがメモリーデータと同じときには電気式アクチュエー
タを作動し、さらに、カードデータがメモリーデータよ
り大きいときに、電気式アクチュエータを作動すると共
に、メモリーデータを抹消して上記カードデータをメモ
リーデータとして置き換える制御が制御手段によって行
われる構成である。
これにより、新しいカードをカードリーダに差し込んだ
時点で、より小さな数値データが書き込まれている旧カ
ードは使用できなくなるので、各部屋の防犯上の安全が
保障される。そして、このような制御を数値の大小関係
に基づいて行うことによって、制御手段で複雑な演算の
繰返しをしなくて済むので、全体的な処理ステップも少
なくて済み、この結果、より信頼性の高い結果を簡単な
構成で得ることができるという効果を奏する。
本第2発明に係る電気扉錠は、室外側ケースと長座とが
上記錠機構の埋設された扉の室外側および室内側の各表
面にこの扉を挾着する状態で固定され、上記制御手段が
設けられている回路基板とカードリーダーとは上記室外
側ケースに取付けられる一方、上記長座の室内側表面に
電池ボックスが固定され、さらに、上記長座に電池ボッ
クスおよび長座を室内側から覆う室内側ケースが取付け
られる構成である。
これにより、室外側ケースに取付けられているカードリ
ーダーや回路基板と、電池ボックスとの配線接続を、室
内側ケースを外してこの室内側ケースによる作業空間の
制約を受けることなく作業することができるので、その
作業も容易となり、かつ、配線作業をより確実に行うこ
とができる。このため、組付作業性の向上、および、信
頼性の向上を図ることができるという効果を奏する。
本第3発明に係る電気扉錠は、制御手段が設けられた回
路基板が、室外側ケースに取付けられるカードリーダー
の上部に固定され支持されている構成である。
これにより、例えばカードリーダーを扉から取り外して
点検する場合等に、回路基板との接続配線には手を触れ
ずに点検等を行うことが可能であり、このため、カード
リーダーの点検等を行う場合の保守作業が簡単になると
共に、接続配線には極力手を触れなくて済むので、確実
な接続状態が保持され、これによって、より高い信頼性
を維持することができる。また、カードリーダーに回路
基板を極力近づけて構成することができるので、両者間
の接続配線長も短くなり、これによって、耐ノイズ性が
向上するので、これによっても、信頼性を向上すること
ができるという効果を奏する。
本第4発明に係る電気扉錠は、電気式アクチュエータに
よって施錠位置から解錠位置へと回動される回動体と、
この回動体に係合すると共に室外側把手の回動を規制す
る規制位置と規制解除位置との間を上記回動体の回動動
作に応じて移動する係止体とが規制手段に設けられ、さ
らに、解錠状態を表示するための解錠スイッチが、上記
回動体の解錠位置への回動動作時に上記回動体の突片部
が当接することにより開閉駆動される位置に設けられて
いる構成である。
これにより、カードリーダーに差し込まれたカードが解
錠すべきカードであると制御手段で判断された場合で
も、電気式アクチュエータが実際に作動するまでは解錠
表示が行われる、この表示がいつまでも生じないこと
で、使用者は何らかの異常が生じていることが察知され
る。この結果、錠機構を破損させるような過大な力での
把手の操作が行われることが防止されるので、錠機構の
強度や電気式アクチュエータの電気駆動力を過度に大き
くしなくとも、異常時により的確に対応できることとな
り、したがって、より消費電力の小さい電気式アクチュ
エータを採用することや錠機構の小形化を図ることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図(a)
は錠機構の内部構造を示す説明図、同図(b)は同図
(a)におけるX−X矢視断面図、第3図は制御手段を
示すブロック図、第4図は制御手段等において実行され
る解錠工程を示すフローチャートである。 1は電気扉錠、2は室内側ケース、3は室外側ケース、
7は錠機構、8・9はラッチカム、10はリトラクター、
11はラッチボルト(出没部材)、12はカムストッパー機
構(規制手段)、13はカムストッパー(係止体)、14は
カムジョイント(回動体)、14bは第2突片(突片
部)、15は解錠スイッチ、16はソレノイド(電気式アク
チュエータ)、19はプリント基板(回路基板)、20は制
御手段、21はカードリーダー、23はカード、24は内部電
池、25は電池ボックスである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室外側把手の回動に連動して出没する出没
    部材と、室外側把手の回動を規制する規制手段と、この
    規制手段に規制解除動作を生じさせるべく作動される電
    気式アクチュエータとを備える錠機構と、カードに記録
    されているデータを読み取るカードリーダーと、このカ
    ードリーダーで読み取ったカードデータに基づいて電気
    式アクチュエータを制御する制御手段とを備えた電気扉
    錠であって、上記制御手段が、上記カードデータの値
    と、メモリーが保持しているメモリーデータの値とを比
    較し、カードデータがメモリーデータより小さいときに
    は電気式アクチュエータを非動作状態で保持する一方、
    カードデータがメモリーデータと同じときには電気式ア
    クチュエータを作動し、さらに、カードデータがメモリ
    ーデータより大きいときに、電気式アクチュエータを作
    動すると共に、メモリーデータを抹消して上記カードデ
    ータをメモリーデータとして置き換える制御を行うこと
    を特徴とする電気扉錠。
  2. 【請求項2】室外側把手の回動に連動して出没する出没
    部材と、室外側把手の回動を規制する規制手段と、この
    規制手段に規制解除動作を生じさせるべく作動される電
    気式アクチュエータとを備える錠機構と、カードに記録
    されているデータを読み取るカードリーダーと、このカ
    ードリーダーで読み取ったカードデータに基づいて電気
    式アクチュエータを制御する制御手段とを備えた電気扉
    錠であって、室外側ケースと長座とが上記錠機構の埋設
    された扉の室外側および室内側の各表面にこの扉を挾着
    する状態で固定され、上記制御手段が設けられている回
    路基板とカードリーダーとは上記室外側ケースに取付け
    られる一方、上記長座の室内側表面に電池ボックスが固
    定され、さらに、上記長座に電池ボックスおよび長座を
    室内側から覆う室内側ケースが取付けられることを特徴
    とする電気扉錠。
  3. 【請求項3】室外側把手の回動に連動して出没する出没
    部材と、室外側把手の回動を規制する規制手段と、この
    規制手段に規制解除動作を生じさせるべく作動される電
    気式アクチュエータとを備える錠機構と、カードに記録
    されているデータを読み取るカードリーダーと、このカ
    ードリーダーで読み取ったカードデータに基づいて電気
    式アクチュエータを制御する制御手段とを備えた電気扉
    錠であって、上記制御手段が設けられた回路基板が、室
    外側ケースに取付けられる上記カードリーダーの上部に
    固定され支持されていることを特徴とする電気扉錠。
  4. 【請求項4】室外側把手の回動に連動して出没する出没
    部材と、室外側把手の回動を規制する規制手段と、この
    規制手段に規制解除動作を生じさせるべく作動される電
    気式アクチュエータとを備える錠機構と、カードに記録
    されているデータを読み取るカードリーダーと、このカ
    ードリーダーで読み取ったカードデータに基づいて電気
    式アクチュエータを制御する制御手段とを備えた電気扉
    錠であって、上記規制手段に、電気式アクチュエータに
    よって施錠位置から解錠位置へと回動される回動体と、
    この回動体に係合すると共に室外側把手の回動を規制す
    る規制位置と規制解除位置との間を上記回動体の回動動
    作に応じて移動する係止体とが設けられ、さらに、解錠
    状態を表示するための解錠スイッチが、上記回動体の解
    錠位置への回動動作時に上記回動体の突片部が当接する
    ことにより開閉駆動される位置に設けられていることを
    特徴とする電気扉錠。
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