JPH073124Y2 - 真空式温水ヒータ - Google Patents

真空式温水ヒータ

Info

Publication number
JPH073124Y2
JPH073124Y2 JP1988120843U JP12084388U JPH073124Y2 JP H073124 Y2 JPH073124 Y2 JP H073124Y2 JP 1988120843 U JP1988120843 U JP 1988120843U JP 12084388 U JP12084388 U JP 12084388U JP H073124 Y2 JPH073124 Y2 JP H073124Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water pipe
water
upper drum
baffle plate
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988120843U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0241046U (ja
Inventor
滋憲 和田
芳治 石川
昇 叶井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP1988120843U priority Critical patent/JPH073124Y2/ja
Publication of JPH0241046U publication Critical patent/JPH0241046U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH073124Y2 publication Critical patent/JPH073124Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、真空式温水ヒータに関し、もつと詳しくは、
上部ドラムと下部ドラムとを上下に延びる複数の水管に
よつて接続した構成を有し、上部ドラム内に真空蒸気室
を形成し、この真空蒸気室内に温水を得るための間接熱
交換器を設けた構成を有する真空式温水ヒータに関す
る。
従来の技術 典型的な先行技術は、第7図に示されている。
上部ドラム1と下部ドラム2とは、水管3によつて接続
され、その内部に熱媒水4が部分的に収納される。上部
ドラム1内の真空蒸気室5内には、間接熱交換器6が設
けられ、温水が得られる。水管3とそれらの相互の間に
介在される棒状の邪魔板7とによつて、バーナ8の燃焼
室9が形成される。水管3および邪魔板7ならびに筒体
10との間には、煙道11が形成される。上部ドラム1と下
部ドラム2とには、筒体10の外方で降水管12が接続され
る。この降水管12の働きによつて、熱媒水を循環させ、
突沸を防ぐ。
考案が解決すべき課題 このような第7図に示される先行技術では、降水管12が
筒体10の外部に設けられているので、熱効率が低下する
ことは明らかである。また降水管12を筒体10の外方で取
付けて製作するための手間が大きい。
本考案の目的は、熱効率を向上し、また生産性が優れた
真空式温水ヒータを提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、上部ドラムと下部ドラムとを上下に延びてか
つ相互に間隔をあけて配置された複数の水管によつて接
続し、水管の前記各間隔に邪魔板をそれぞれ配置し、水
管と邪魔板とによつて囲んで形成した燃焼室に臨んでバ
ーナを設け、上部ドラム内に真空蒸気室を設けて温水を
得るようにした真空式温水ヒータにおいて、 前記邪魔板は、水管の下部から上方に延びて水管の途中
位置まで前記間隔を閉塞する短い邪魔位置と、水管に沿
つて延びた前記間隔を全長にわたつて閉塞する長い邪魔
板とから形成され、 前記水管は、短い邪魔板に両側を挟まれ、上端が上部ド
ラムの底より上方に突出して開口する加熱水管と、長い
邪魔板に両側を挟まれ、上端が上部ドラムの底の開口す
る降水管とを含むことを特徴とする真空式温水ヒータで
ある。
作用 本考案に従えば、複数の水管の相互の間隔に介在されて
いる邪魔板が間隔を閉塞する長さを水管の下部から上方
に延びて水管の途中までとする短い邪魔板と、水管の全
長にわたる長い邪魔板とから形成されるので、長い邪魔
板に両側を挟まれる水管内の熱媒水への入熱は少なく、
また短い邪魔板に両側を挟まれる水管内の熱媒水への入
熱は大きくなる。したがつて長い邪魔板に挟まれる水管
は、従来技術の第7図に関連して述べた降水管の働きを
果たし、熱媒水を上部ドラムから下部ドラムに戻して循
環する働きを果たす。さらに短い邪魔板と長い邪魔板と
によつて挟まれた水管内の熱媒水への入熱は中程度であ
り、短い邪魔板と長い邪魔板との配列や数によつて降水
管として、または加熱水管として用いてもよい。また加
熱水管は、上端が上部ドラムの底よりも上方に突出して
開口し、発生した蒸気が排出され易い構成となつてお
り、降水管は上端が上部ドラムの底に開口し、上部ドラ
ムの熱媒水が下降し易い構成となつている。
実施例 第1図は本考案の一実施例の縦断面図であり、第2図は
第1図の切断面線II−IIから見た断面図である。上部ド
ラム21と下部ドラム22とは、上下に延びてかつ相互に間
隔をあけて配置された複数の水管23によつて接続され、
熱媒水が収納される。水管23は、第2図に明らかなよう
にその軸線が水平面内で仮想円上になるように、配置さ
れており、それらの相互の各間隔には複数の棒状の邪魔
板24がそれぞれ配置される。水管23と邪魔板24とによつ
て囲んで形成された燃焼室25に臨んで上部にはバーナ26
が設けられる。上部ドラム21内の真空蒸気室27には、コ
イル状の間接熱交換器28が設けられる。この間接熱交換
器28の接続口29から水を供給することによつて、もう1
つの接続口30から温水を得ることができる。この真空蒸
気室27内の圧力は、運転中において大気圧以下に保たれ
る。
第3図は、水管23および邪魔板24の一部を示す斜視図で
ある。複数の邪魔板24のうち、一部の邪魔板24aは、水
管23の下部、すなわち下部ドラム22上から、上方に延
び、その水管23の途中位置までの間隔を部分的に塞ぐ。
短い邪魔板24aの上端部と上方ドラム21の下端部との開
いている間隔20の長さは、参照符1で示されている。
複数の邪魔板24のうち、参照符24bで示す長い邪魔板
は、水管23に沿つて延びており、水管23相互の間隔20
を、その間隔20の全長にわたつて塞ぎ、したがつて邪魔
板24bは下部ドラム22と上部ドラム21との間にわたつて
延びる。
バーナ26からの燃焼室25内における燃焼ガスは、長さ
1にわたる間隔20を経て、水管23および邪魔板24ならび
にそれらを外囲する筒体33との間の煙道34に導かれ、ダ
クト35から排出される。したがつて短い邪魔板24aに挟
まれている参照符23aで示す水管内の熱媒水は、大きな
入熱となり、比較的高温度に加熱される。これに対し
て、長い邪魔板24bに隣接する参照符23bで示す水管内の
熱媒水の入熱は、前述の水管23a内の熱媒水の入熱より
も小さい。水管23aは、その中の熱媒水を燃焼排ガスか
らの大きな入熱によつて加熱する加熱水管の役割を果た
し、その上端は上部ドラム21の底37よりも上方に突出し
て、発生した蒸気が真空蒸気室27に排出される。水管23
bの上端部は、上部ドラム21の底37において開口する。
こうして、水管23a内の熱媒水は比較的高温度に加熱さ
れて蒸気が発生され、間接熱交換器28による熱交換が行
われる。水管23bは、上部ドラム21の熱媒水を下部ドラ
ム22に戻す降水管の役割を果たす。本実施例では、短い
邪魔板24aと長い邪魔板24bとで挟まれた水管24cを降水
管として説明したが、短い邪魔板24aと長い邪魔板24bの
配置の状況によつてこれを加熱水管として用いることも
できる。
熱媒水が上部ドラム21から下部ドラム22に戻る水管23b
は、燃焼室25および煙道34の間に配置されており、した
がつて水管23bからの熱放散が防がれ、熱効率の向上が
図られる。またこの水管23bは、上部ドラム21と下部ド
ラム22との間に接続されているので、筒体33の外部にそ
のような水管を設ける構成に比べて製造が容易であり、
生産性が優れている。
バーナ26は、たとえばこの実施例では、ガスバーナであ
り、ガス燃料は管路38から流量制御弁39を介して供給さ
れる。燃料用空気は、フアン40から筒41内の通路42を通
り、中空円錐状の多孔保炎部材43を介して供給される。
上部ドラム21の真空蒸気室27に臨む管壁には、その真空
蒸気室27内の温度を検出する温度検出器44が設けられて
いる。この温度検出器44の出力によつて、制御手段22は
流量制御弁39を制御してガス燃料流量を制御し、これに
よつて真空蒸気室27内の温度を、たとえば90°C未満と
なるように保たれる。
上部ドラム21の真空蒸気室27に臨む壁部には、逃し孔47
が形成される。この逃し孔47に臨んで上部ドラム21の壁
部には、第4図に明らかに示されるように、水平軸線を
有する接続筒48が固着され、この接続筒48にはフランジ
49が固着される。フランジ49には、可溶栓50を備える保
持部材51がボルト52およびナツト53によつて固定され
る。
第5図はこの可溶栓50および保持部材51などを示す第4
図の左方から見た側面図である。可溶栓50は、たとえば
96〜97°Cで溶融する合成樹脂または金属などの材料か
ら成る。可溶栓50と保持部材51とには、通路54,55が形
成される。保持部材51には、通路55に連通する管継手5
6,57が取付けられ、一方の管継手56からは管を介して後
述のように冷却媒体たとえば水が供給され、他方の管継
手57から管を介して排出される。保持部材51とフランジ
49との間には、耐熱性のOリング58が設けられ気密性が
保たれる。
保持部材51の可溶栓50が設けられる透孔59の真空蒸気室
27寄りには、段差部60が設けられ、これによつて真空蒸
気室27の圧力が低い状態において、可溶栓50が真空蒸気
室27側に変位して保持部材51から抜けてしまうことを防
ぐ。
上部ドラム21の上部には、第6図に示されるように、排
気弁61が設けられる。この排気弁61は、上部ドラム21の
上部に立設される筒62に、Oリング63によつて気密に着
脱自在に取付けられる栓体64が着脱自在に設けられる。
栓体64の外周には、ねじが刻設され、筒62内に形成され
た内ねじに螺合する。
本件真空式温水ヒータの運転に先立ち、上部ドラム21内
の真空蒸気室27内を真空にするために、先ず、熱媒水が
挿入された状態で、排気弁61の栓体64を外したままでバ
ーナ26による燃焼を行う。これによつて熱媒水の蒸気が
発生される。このとき、第4図および第5図に示される
ように、管継手56から冷却水を供給し、可溶栓50が溶融
するのを防ぐ。熱媒水の蒸気が発生している状態で、排
気弁61の栓体64を装着して閉じた状態とする。その後、
ガスバーナ26による燃焼を停止する。このようにして、
本件真空式温水ヒータの運転が可能になる。
本件真空式温水ヒータの運転時には、管継手56からの冷
却水は遮断し、これによつて上部ドラム21の異常な過熱
時には、可溶栓50が溶融し、安全が保たれる。
可溶栓50は、真空蒸気室27に設けるだけでなく、熱媒水
が設けられている部分に配置されていてもよい。
通路54,55に供給される冷却水に代えて、その他の冷却
媒体が用いられてもよい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、複数の間隔をあけて配置
された水管の前記間隔に設けられている邪魔板の長さを
相互に異ならせるようにしたので、水管内の熱媒水の入
熱に差が生じ、これによつて入熱の多い加熱水管と入熱
の少ない降水管とができる。加熱水管は、上端が上部ド
ラムの底より上方に突出して開口し、蒸気が上部ドラム
内に排出し易く、また降水管は上端が上部ドラムの底に
開口し、上部ドラム内の熱媒水が下降し易く、熱媒水の
循環を容易にする。
このような水管は燃焼室に臨んでおり、したがつて熱効
率の向上を図ることができるとともに、上部ドラムと下
部ドラムとの間の水管の接続構造が単純であり、構造が
容易であり、生産性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
の切断面線II−IIから見た断面図、第3図は水管23およ
び邪魔板24の一部の斜視図、第4図は可溶栓50付近の断
面図、第5図は可溶栓50および保持部材51などを示す第
4図の左方から見た側面図、第6図は排気弁61の断面
図、第7図は先行技術の断面図である。 21……上部ドラム、22……下部ドラム、23,23a……加熱
水管、23b……降水管、23C……加熱水管または降水管、
24,24a,24b……邪魔板、25……燃焼室、26……バーナ、
27……真空蒸気室、33……筒体、34……煙道、47……逃
し孔、50……可溶栓、51……保持部材、54,55……通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石川 芳治 香川県観音寺市八幡町3丁目4番15号 株 式会社サムソン内 (72)考案者 叶井 昇 大阪府箕面市新稲4―17―12 (56)参考文献 実開 昭56−89504(JP,U) 実開 昭56−109542(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部ドラムと下部ドラムとを上下に延びて
    かつ相互に間隔をあけて配置された複数の水管によつて
    接続し、水管の前記各間隔に邪魔板をそれぞれ配置し、
    水管と邪魔板とによつて囲んで形成した燃焼室に臨んで
    バーナを設け、上部ドラム内に真空蒸気室を設けて温水
    を得るようにした真空式温水ヒータにおいて、 前記邪魔板は、水管の下部から上方に延びて水管の途中
    位置まで前記間隔を閉塞する短い邪魔位置と、水管に沿
    つて延びた前記間隔を全長にわたつて閉塞する長い邪魔
    板とから形成され、 前記水管は、短い邪魔板に両側を挟まれ、上端が上部ド
    ラムの底より上方に突出して開口する加熱水管と、長い
    邪魔板に両側を挟まれ、上端が上部ドラムの底の開口す
    る降水管とを含むことを特徴とする真空式温水ヒータ。
JP1988120843U 1988-09-13 1988-09-13 真空式温水ヒータ Expired - Lifetime JPH073124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988120843U JPH073124Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13 真空式温水ヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988120843U JPH073124Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13 真空式温水ヒータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0241046U JPH0241046U (ja) 1990-03-20
JPH073124Y2 true JPH073124Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=31367316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988120843U Expired - Lifetime JPH073124Y2 (ja) 1988-09-13 1988-09-13 真空式温水ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH073124Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5932801Y2 (ja) * 1979-12-11 1984-09-13 三浦工業株式会社 多管式貫流ボイラ
JPS6023638Y2 (ja) * 1980-01-24 1985-07-15 豊 西田 温水器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0241046U (ja) 1990-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4413590A (en) Boiler for a heating system
US4158438A (en) Self-pumping water boiler system
SK140299A3 (en) Heaters
JPH073124Y2 (ja) 真空式温水ヒータ
US4149673A (en) Self-pumping water boiler system
US3963018A (en) Combustion furnace and infra-red radiant heating system
US4252520A (en) Infra-red domestic furnace
US5067473A (en) Heater with a humidifier
JPH0623874Y2 (ja) 真空式温水ヒータの可溶栓構造
CN214665159U (zh) 全预混换热器、热交换结构及导流管
US4516563A (en) Heating device
US2601167A (en) Furnace and heat retaining unit therefor
JPH0238207Y2 (ja)
JPH0531486Y2 (ja)
JPS609641Y2 (ja) 温風暖房機
JPS5824116Y2 (ja) 貯湯湯沸器
US4425875A (en) Wound boiler with removable and replaceable combustion chamber
JPH0225074Y2 (ja)
JPH0129415Y2 (ja)
JPS5835965Y2 (ja) 温水ボイラ−
JPH078993Y2 (ja) 温風暖房器
JPS5812016Y2 (ja) 炉内監視tv装置取付台座
JPS6335322Y2 (ja)
JPH0517595Y2 (ja)
JPS6030670Y2 (ja) 燃焼装置