JPH0731244Y2 - 熱現像型複写装置 - Google Patents

熱現像型複写装置

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JPH0731244Y2
JPH0731244Y2 JP3965189U JP3965189U JPH0731244Y2 JP H0731244 Y2 JPH0731244 Y2 JP H0731244Y2 JP 3965189 U JP3965189 U JP 3965189U JP 3965189 U JP3965189 U JP 3965189U JP H0731244 Y2 JPH0731244 Y2 JP H0731244Y2
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JP
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heat
roller
heat roller
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photosensitive paper
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悟 福田
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Ushio Denki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、熱現像型の複写装置に関するものである。
〔従来技術〕
熱現像型複写装置のうち、例えば熱現像型ジアゾ複写装
置は、ジアゾニウム塩の感光性とカップリング反応性を
利用して画像形成を行うものであり、露光と熱現像の2
工程で直接ポジにコントラストに高い単色のコピーが得
られるが、コピーコストが安く、取扱いが容易な利点を
有する。このジアゾ複写装置における露光工程は、原図
とジアゾ感材が塗布されたジアゾ感光紙を重ね合わせ、
原図を光源側にして密着透過露光を行うが露光部として
は、内部に350〜450nm程度の近紫外線をよく放射する蛍
光ランプなどの管型光源ランプが1本ないし数本配置さ
れた透明ガラスのシリンダーを使用する。このシリンダ
ーは布製のバックアップベルトによって抱持され、バッ
クアップベルトの動きにつれてシリンダーが回転する。
そして、原図とジアゾ感光紙を重ね合わせ、原図をシリ
ンダー側にしてシリンダーとバックアップベルトの間に
入れると、ジアゾ感光紙は原図と密着したまま移動し、
原図を透過した光によって露光される。露光の完了した
感光紙は原図と分離され、熱現像部で現像されるが、熱
現像部は感光紙を加熱するためのヒートローラと、この
ヒートローラに感光紙を押しつける複数個のバックアッ
プローラを有する。そして感光紙が回転する両ローラ間
に供給され、ヒートローラの周面に圧着状態で移動しな
がら加熱処理される。このバックアップローラは、感光
紙を確実に押しつけることができるように表面がシリコ
ンゴムなどのように弾性に富んだスポンジ状の材料から
なり、一方、ヒートローラは熱伝導を良くするためにア
ルミパイプの表面にテフロンなどをコーティングしたも
のが多く、その内部には軸線方向に沿ってハロゲン電球
などの管状のヒータランプが配置されている。そして、
熱現像が完了して両ローラから抜き出た感光紙はスクレ
ーパーに沿って現像出口から排出する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、かかる熱現像型複写装置の熱現像部において
は、感光紙を所定の時間だけ均一の温度で加熱する必要
がある。すなわちヒートローラの軸線方向の温度分布が
均一であり、かつ所定の時間だけ感光紙がヒートローラ
に圧着している必要がある。また当然のことながら装置
の構造が簡単である必要がある。このようなことから従
来の装置のようにヒートローラの一端にベルトやギャか
らなる駆動機構を設けることは、駆動機構を設けた側だ
け熱が伝達して逃げ易くなる。このため本考案の装置に
おいては、ヒートローラはその周囲に圧接する複数個の
バックアップローラのみによって回転自由に保持される
構成を有している。そしてバックアップローラの駆動に
よってヒートローラは従動される。このためにヒートロ
ーラはその両端部においては保持機構を何にも持たない
ことになる。
ところがここに新たな問題点が発生した。この熱現像部
において、感光紙を挿入して熱現像処理を行うとヒート
ローラには静電気が発生する。この静電気は、その周囲
のバックアップローラがスポンジ状に非導体であり、さ
らにはヒートローラの両端は保持機構がないため逃げ場
がなく蓄積されてしまう。この蓄積はやがて装置内で種
々の電子部品にノイズを与えたり、誤動作を生じさせた
りする。
〔本考案の目的〕
そこで本考案は熱現像部のヒートローラで発生した静電
気を蓄積することなく、逃がすことができる熱現像型複
写装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の構成は、原図に重ね合わされた感光紙が露光さ
れる露光部と、複数個のバックアップローラのみによっ
て回転自由に保持され、その内部にヒータランプを有す
るヒートローラにより露光処理後の前記感光紙を熱現像
する熱現像部とからなる熱現像型複写装置であって、前
記ヒートローラの内、少なくとも一方の端面は静電気誘
導柔軟性物質を介して装置本体と電気的に接続されたこ
とを特徴とする。
〔作用〕
以上のような構成の熱現像型複写装置において、ヒート
ローラのうち少なくとも一方の端面には装置本体に接続
された、静電気誘導柔軟性物質を接触させているため、
ヒートローラで発生した静電気は蓄積されることなく逃
がすことができる。
〔実施例〕
以下図面に示す実施例に基いて本考案を具体的に説明す
る。
第1図は熱現像型ジアゾ複写装置を示す。合成樹脂で射
出成形された装置本体1(以下ケーシングと称する)
は、その上部が前山11と後山12の2個の山を並べた逆W
字型をしており、前山11内に露光部Aが、後山12内に熱
現像部Bが収容されている。前山11の前方斜面11aに
は、ジアゾ感材が塗布されたジアゾ感光紙と原図を重ね
合わせて露光部Aに供給するための露光入口13と、露光
後に排出される露光出口14が設けられており、さらに
は、露光したジアゾ感光紙を原図と分離して熱現像部B
に供給するための現像入口2が後山12の前方斜面12aの
下端部に設けられ、熱現像が完了したジアゾ感光紙が排
出される現像出口3が後山12の後方斜面12bに設けられ
ている。ケーシング1の下面には底板15が取りつけら
れ、その内部に、図示略のモータや各種制御部を構成す
る電装部品などが収納されている。
露光部Aには、透明なパイレックスガラスからなるシリ
ンダー21が回転自由に配置され、その内部には軸線に沿
って定格が100Wであって波長が420nmの光を強く放射す
る管型蛍光ランプ22が1本配置されている。そして、4
本のアイドルローラ23と1本の駆動ローラ24及びシリン
ダー21には、エンドレスのバックアップベルト25が巻掛
けられており、このバックアップベルト25がシリンダー
21を抱持している。従って、駆動ローラ24が駆動されて
回転するとシリンダー21は矢印の方向に回転する。
次に、熱現像部Bには、アルミパイプの表面にテフロン
などをコーティングしたヒートローラ4が回転自由に配
置されている。このヒートローラ4の軸線に沿って定格
消費電力が1KWの管型ハロゲン電球からなるヒータラン
プ41が配置されている。ヒートローラ4の周囲には、表
面がシリコンゴムなどのように弾性に富んだ絶縁性材料
からなる4本のバックアップローラ5が回転自由に配置
され、それぞれがヒートローラ4に圧接している。そし
て、バックアップローラ5が駆動されて矢印の方向に回
転し、ヒートローラ4も従動して回転する。バックアッ
プローラ5間にはガイド部材7がヒートローラ4に近接
して配置され、ジアゾ感光紙が次段のバックアップロー
ラ5に正確に送り込まれるようになっている。そして、
バックアップローラ5のうち、最後段のバックアップロ
ーラ5aの近傍にスクレーパー6が配置されている。そし
てケーシング1の内面に形成されて現像出口3に続くガ
イドリブ16に接続されている。ここでヒートローラ4は
4本のバックアップローラ5のみで保持されていて、そ
の両端部においては保持機構は何ら有していない。第2
図はこのヒートローラ4とバックアップローラ5の一端
部の構造を示した図である。バックアップローラ5の軸
35はベアリング32が取りつけられ、回転自由に保持され
ている。このバックアップローラ5は、シリコンスポン
ジからなる弾性に富んだものである。このため、ヒート
ローラ4との接触部はヒートローラ4の曲率に倣って変
形し、両者の接触面積は広くなっている。そして、4本
のバックアップローラ4のそれぞれの一端部の軸35に取
りつけられたスプロケット33、及び図示略のモータに巻
き掛けられたエンドレスベルト34を有し、モータの回転
によりバックアップローラ5が駆動されている。このよ
うにヒートローラ4にはベルト33は巻き掛けられておら
ず、その構造は両端部等しく対称形になっている。
このような構造のヒートローラ4において、その両端部
に特に保持構造を有していない。このため感光紙が加熱
搬送されるとヒートローラ4には静電気が発生する。52
は静電気誘導柔軟性物質で発生する静電気をシャーシ31
に逃がす役目をする。第3図は第2図のX−X′の断面
図である。静電気誘導柔軟性物質52はブラシ状の誘導部
材53とシャーシ31との接着部材54を有する。誘導部材53
は例えばカーボンブラシなどよりなり、接着部材54は導
電性のアルミのテープよりなる。そしてシャーシ31に誘
導された静電気はケーシング1に伝達される。
しかして、電源スイッチ(図示せず)をONしてヒートロ
ーラ4を所定の温度に昇温させ、コピースイッチ(図示
せず)をONして蛍光ランプ22に通電し、駆動用のモータ
を回転させる。そして、例えば15秒間待機すると、蛍光
ランプ22の出力が増大して複写可能となり、複写OKの表
示が行われる。しかる後、ジアゾ感材が塗布されたジア
ゾ感光紙と原図を重合わせて露光入口13から挿入する
と、バックアップベルト25によってシリンダー21に圧接
されて移動し、この過程で原図を透過した光によって露
光され、露光出口14から排出される。
次に、ジアゾ感光紙を原図から分離して現像入口2から
供給すると、順次バックアップローラ5によってヒート
ローラ4に圧着され、移動しながら熱現像される。そし
て、原図通り発色したジアゾ感光紙がスクレーパー6と
ケーシング内面のガイドリブ16に導かれて現像出口3か
ら排出される。
ここで、ヒートローラ4はその少なくとも一端部にはシ
ャーシ31との間で静電気誘導柔軟性物質52で電気的に接
続されている。このためヒートローラ4に発生した静電
気はシャーシ31を介してケーシング1に逃げていく。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の熱現像型複写装置は熱現
像部のヒートローラの少なくとも一端部は静電気誘導柔
軟性物質により、発生する静電気をケーシングから逃が
すことができる。このためヒートローラに静電気が蓄積
されて装置内の種々の電子部品にノイズを与えたり、誤
動作を生じさせたりすることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図を示し、第2図及び第3
図は熱現像部のヒートローラの端部を示した断面図であ
る。 図中 1:ケーシング、2:現像入口 11:前山、3:現像出口 12:後山、4:ヒートローラ 13:露光入口、5:バックアップローラ 14:露光出口、52:静電気誘導柔軟性物質 31:シャーシ、32:ベアリング 53:誘導部材、54:接着部材 A:露光部、B:熱現像部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原図に重ね合わされた感光紙が露光される
    露光部と、複数個のバックアップローラのみによって回
    転自由に保持され、その内部にヒータランプを有するヒ
    ートローラにより露光処理後の前記感光紙を熱現像する
    熱現像部とからなる熱現像型複写装置であって、 前記ヒートローラの内、少なくとも一方の端面は静電気
    誘導柔軟性物質を介して装置本体と電気的に接続された
    ことを特徴とする熱現像型複写装置。
JP3965189U 1989-04-05 1989-04-05 熱現像型複写装置 Expired - Fee Related JPH0731244Y2 (ja)

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JPH02131746U JPH02131746U (ja) 1990-11-01
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