JPH07312242A - 回路基板と表面実装型lsiとの接続方法、接続構造 - Google Patents

回路基板と表面実装型lsiとの接続方法、接続構造

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JPH07312242A
JPH07312242A JP6103950A JP10395094A JPH07312242A JP H07312242 A JPH07312242 A JP H07312242A JP 6103950 A JP6103950 A JP 6103950A JP 10395094 A JP10395094 A JP 10395094A JP H07312242 A JPH07312242 A JP H07312242A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 表面実装型LSI、特にBGA、LGA、
PLCCを回路基板に接続する際、LSIが容易に回路
基板に接続または取り外しができる接続方法、接続構造
を提供する。 【構成】 回路基板7上に表面実装型LSI6を接続
する際、表面実装型LSI6のリ−ド端子配列と同じピ
ッチ配列を形成する半田接点4付き端子用ソケット3、
及びこれら半田接点4付き端子用ソケット3を備えた基
体2からなる接続体1を介して、表面実装型LSI6と
表面実装型LSI6のリ−ド端子配列と同じピッチ配列
の端子ピン8を備えた回路基板7とを接続することを特
徴とする回路基板7と表面実装型LSI6との接続方
法、接続構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面実装型LSI、特に
BGA(ball grid array)、LGA
(land grid array)、PLCC(pl
astic leaded chip carrie
r)など、リ−ド端子がバンプ状端子(図3aの5)、
平電極パット状端子(図4aの9)、J形状端子(図4
bの10)などの表面実装型LSIと回路基板との接続方
法、接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表面実装型LSIは種々あるが、
QFP(quad flat package)、BQ
FP(quad flat package with
bumper)あるいはSOP(small out
−line package)などでは、LSIパッケ
−ジよりリ−ド端子(図6の16)が多数出ており、これ
ら表面実装型LSI(図6の6、以下この段落は図6に
より説明するので図番号を省く)は回路基板7の回路パ
タ−ン18に直接半田17付けするか、ICソケットを用い
て接続しているが、近年これら表面実装型LSIのリ−
ド端子16のピッチが微細化し、リ−ド端子数も多くなり
(多ピン化)半田付けに高度な技術が必要となった。ま
た、ICソケット(図示せず)も多ピン化・微細化が困
難な状態であり、またLSIのリ−ド端子16も微細化の
ため曲がったり、隣のリ−ド端子と接触するなどして、
取扱いが困難であった。またこれら表面実装型LSI6
を一度回路基板7に半田17付けすると、回路不良、LS
Iの不良・内部破壊等で交換する場合など、交換作業が
困難で微細な回路パタ−ン18を破壊してしまうという問
題があった。このように従来、回路基板7の回路パタ−
ン18に表面実装型LSI6のリ−ド端子16を直接半田付
けしており、半田17による端子間のブリッジ、半田不
良、リ−ド端子の曲がり、回路設計変更等不都合が多
く、作業も補修も困難であり、しかも、補修による二次
的不良(LSIの破壊・回路パタ−ンの剥離)を引き起
こしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれら従来の
問題を解決する表面実装型LSIと回路基板との接続方
法に関するものである。表面実装型LSIのリ−ド端子
についてはBGAのようにパッケ−ジの底面に球形の半
田をアレイ状に並べたり(以下バンプ状という)、LG
Aのようにパッケ−ジの底面に平電極パットをアレイ状
に並べたり(以下平電極状という)、PLCCのように
パッケ−ジの四つの側面のすべてにおいてリ−ド端子ピ
ンがJの形で並んでいる(以下J形状という)形式が開
発されている。 しかし、これらの表面実装型LSIと
回路基板とは従来の方法で接続されており、何等問題解
決にならなかった。発明者等は表面実装型LSIと回路
基板との接続に前記のような種々の不都合を与える半田
による接続方法に代る接続方法を鋭意検討した結果、回
路基板との接続、取り外しが簡単にでき、しかも、表面
実装型LSI(特に、BGA,LGA,PLCC)との
接続も容易にできる接続方法、接続構造を見出し本発明
を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は回路基板上に表
面実装型LSIを接続する際、表面実装型LSIのリ−
ド端子配列と同じピッチ配列を形成する半田接点付き端
子用ソケット、及びこれら半田接点付き端子用ソケット
を備えた基体からなる接続体を介して、表面実装型LS
Iと表面実装型LSIのリ−ド端子配列と同じピッチ配
列の端子ピンを備えた回路基板とを接続することを特徴
とする回路基板と表面実装型LSIとの接続方法、接続
構造である。以下図3及び図4により本発明を詳細に説
明する。本発明の接続方法、接続構造に使用される接続
体(図3bの1)は基体(図3bの2)、例えば一般的
に回路設計に使用されるプリント基板に、表面実装型L
SI(図3bの6)のリ−ド端子のバンプ状端子(図3
bの5)、平電極状端子(図4aの9)、J形状端子
(図4bの10)などのピッチと同ピッチの端子用ソケッ
ト(図3bの3)(ソケット内径0.2 〜0.5 mm、長さ
1.2〜2.2 mm)を設け、さらにソケット先端部およびソ
ケット外周に半田を設け基体に固定する。その際ソケッ
ト先端部の半田接点(図3bの4)はリ−ド端子との半
田接続を容易に確実に行うために半球形状にして基体表
面より出しておく必要がありその結果として、表面実装
型LSIのリ−ド端子との接続時に必要な部分のみ半田
が溶着し、しかもバンプ状、平電極状、J形状のリ−ド
端子の高さ、形状、精度が一般的半導体リ−ド精度の60
〜200μm 程度であれば何等問題なく半田付けされ、半
田によるリ−ク不良がないばかりか、高度な半田付けの
技術も必要としない。
【0005】また接続体(図3bの1)の端子用ソケッ
ト(図3bの3)のピッチは 0 5、1.27、 1.5、 2.54
mmが標準的である。これは表面実装型LSI6のバンプ
状、平電極状、J形状のリ−ド端子(図4bの10)の標
準ピッチに基づいている。また、この接続体の端子用ソ
ケット数は表面実装型LSIの端子数に応じて設ければ
良く、マトリックス状または千鳥状に設けられ、BGA
では20〜360 個が、LGAでは227、447、557、個が、ま
た、PLCCでは 18 〜84個が一般的である。回路基板
(図3bの7)に設ける端子ピン(図3bの8)(ピン
径 0.2〜0.5mm 、全長 1.1〜2.1 mm)は接続体と回路基
板を接続する際、接続体の端子用ソケットに回路基板の
端子ピンを挿入、取りはずしを行うことから、回路基板
のパタ−ン保護及び強度を考慮すると、この端子ピンは
回路基板に貫通させておくとよい。更に電気的接続も必
要であるので、回路基板の回路パタ−ン(図3bの18)
と半田(図3bの17)で溶着し、回路基板面より0.5 mm
程度出ている。この端子ピン(図3bの8)の出っ張り
は接続体の端子用ソケットにより確実にグリップされて
いれば0.5 mmに限定する必要はないが、回路基板への組
み込み時の厚さをできるだけ薄くしたいことから、0.5
〜1.0 mm程度がよい。
【0006】このように、本発明の接続体1(この段落
も図3bにより説明するので図番号を省く)の半田接点
4と表面実装型LSI6のリ−ド端子とを半田で接続
し、接続体1の端子用ソケット3に回路基板7の端子ピ
ン8を挿入することにより、表面実装型LSI6と回路
基板7とが本発明の接続体を介して接続され、また、回
路基板の不都合が生じたり、回路を変更する時には接続
体を回路基板7の端子ピン8より抜いて回路変更を行
い、表面実装型LSIには何等不都合を生じさせずに、
回路変更を終了して、表面実装型LSIは接続体を介し
て再び回路基板と接続することができる。
【0007】また、本発明で使用する接続体を表面実装
型LSIのリ−ド端子と半田で直接接続せず、低インピ
−ダンスの異方導電体(図3bの11)を介して、固定金
具(図3bの15)などを用いて接続し、固定アッセンブ
リとし、次いで接続体の端子用ソケット(図3bの3)
に回路基板(図3bの7)の端子ピン(図3bの8)を
挿入することにより、表面実装型LSI(図3bの6)
と回路基板(図3bの7)とを接続してもよい。この接
続完了図を図3aに示す。
【0008】次に図5により異方導電体11について説明
する。この異方導電体11は低インピ−ダンスとする必要
から金属細線を導電体(図5aの12)とし、この導電体
を絶縁体(図5aの13)、例えばシリコ−ンゴムで固定
する。これによれば低インピ−ダンスの極く薄い異方導
電体(例えば厚さ0.2 〜0.5 mm程度)にすることがで
き、接続時のアッセンブリを薄くすることができる。ま
たこの異方導電体(図5a及び5bの11)は導電体12を
極細ピッチでマトリックス状(例えば、0.05mm、0.1mm
ピッチのマトリックス)とするか、または表面実装型L
SIのリ−ド端子と同ピッチ配列に複数の導電体(図5
bの12)(3〜5本)を設けるか、あるいは前記複数の
導電体の少なくとも片面を半田、あるいはメッキで導電
体同士を繋ぎバンプ状あるいはラウンド状の導電集合部
(図5c及び5dの14) としてもよい。このようにする
ことで、導電体単体による点接触ではなく面接触とな
り、よりいっそう安定した接続が可能となる。この異方
導電体による接続方法は表面実装型LSIと接続体を異
方導電体を間に挟んである程度の圧縮加重で固定する必
要があるが、表面実装型LSIの内部破壊を防ぐにはな
るべく加重を掛けないようにする必要があり、そのため
には、この異方導電体をなるべく柔らかくしておくとよ
い。異方導電体を柔らかくするには、絶縁体のゴム硬度
を20〜50°H好ましくは20〜30°Hとし、また異方導電
体を斜めに傾斜させることにより低加重による接続が可
能となる。
【0009】このように異方導電体11(この段落は図3
bにより説明するので図番号を省く)を介在させた接続
方法でも、前出同様、表面実装型LSI6と回路基板7
とが容易に接続され、また回路基板7に不都合が生じた
り、回路を変更する時には回路基板7の端子ピン8を接
続体1より抜くことにより、表面実装型LSI6には何
等不都合を生じさせずに回路変更を行いその終了後に
は、表面実装型LSI6を接続体1を介して問題なく回
路基板7と再接続させることができる。
【0010】
【実施例】
[実施例1]本発明に使用する接続体(図1の1)は、
基体(図1の2)にマトリックス状に端子用ソケット
(図1の3)および半田接点(図1の4)を設けてなる
ものである。まず厚さ1.0 mmの基体(図1の2)(ガラ
ス布基体エポキシ樹脂製)にピッチ1.5 mmで84個のφ1.
1 mmのスル−ホ−ルをあけ、銅メッキを施した。この銅
メッキのスル−ホ−ルに黄銅製の端子用ソケット(図1
の3)(長さ1.0 mm、内径0.5 mm)を設置し、半田でス
ル−ホ−ルと半田接着した。その際基体面上に半球形状
の半田接点(図1の4)を設けた接続体を得た。この接
続体(図1の1)の半球形状の半田接点(図1の4)と
表面実装型LSI(図2aの6)(BGA)の84個の
バンプ状端子(図2aの5)とを溶着し、接続体と表面
実装型LSI(BGA)とを一体化させた。また、厚さ
1.0 mmの回路基板(図2aの7)(ガラス布基体エポキ
シ樹脂製)には接続体(図2aの1)と同様にピッチ1.
5 mmで84個のφ0.5mm のスル−ホ−ルを回路基板のパ
タ−ン部にあけ、銅メッキをした。このスル−ホ−ルに
黄銅製の端子ピン(図2aの8)(長さ1.5 mm)を設置
し、半田(図2bの17)で回路基板(図2bの7)の回
路パタ−ン(図2bの18)と半田接着した。この回路基
板(図2bの7)の端子ピン(図2bの8)を表面実装
型LSI(図2bの6)と一体化した接続体の端子用ソ
ケット(図2bの3)に挿入し、接続を完了した。得ら
れた接続構造体の誤接続はなかった。
【0011】[実施例2]本発明の接続体(実施例1と
同形)と表面実装型LSI(BGA、実施例1と同じも
の)の間に、異方導電体(図3aの11)をはさみ固定金
具(図3aの15)により固定アッセンブリとした。この
異方導電体(図3aの11)は金メッキの金属細線(φ0.
05mm)を導電体(図5aの12)とし、厚さ0.3 mmのシ−
ト(絶縁体)上に、ピッチ0.1 mmでマトリックス状に配
列したもので、絶縁体(図5aの13)には透明絶縁性の
シリコーンゴム・KEー153 U[信越化学工業(株)製
商品名]を用いた。図3bのようにこの異方導電体(図
3bの11)を接続体(図3bの1)の半田接点(図3b
の4)側に載せ、さらに表面実装型LSI(図3bの
6)のバンプ形状端子(図3bの5)が異方導電体(図
3bの11)を介して接続体の半田接点と接続するように
挟んで固定金具(図3bの15)により固定アッセンブリ
とした。次いで回路基板の端子ピン(図3bの8)を接
続体の端子用ソケット(図3bの3)に挿入することに
より、この固定アッセンブリを回路基板に接続した。得
られた接続構造体の誤接続はなかった。
【0012】
【発明の効果】本発明の接続方法は、接続体を表面実装
型LSI特にBGA,LGA,PLCCの端子と半田接
点の半田により溶着し接続するため、表面実装型LSI
に余分な加重をかけることなく、また高度な半田付け技
術を必要とせずに作業ができ、しかも特殊な設備も必要
とせず、接続コストも低くすることができ、また半田付
けや、補修による不良の発生なしに表面実装型LSIと
接続体のセットを回路基板に接続したり、取り外しを容
易に行うことができ電子部品の組み込み作業コストの低
減、および歩留まりが良くなり、品質も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される接続体の縦断面図。
【図2】a本発明の接続方法、接続構造を説明する縦断
面図。 b本発明の接続方法、接続構造を説明する分解図。
【図3】a異方導電体を用いた本発明の接続方法、接続
構造を説明する縦断面図。 b異方導電体を用いた本発明の接続方法、接続構造を説
明する分解図。
【図4】a本発明の他の接続方法、接続構造を説明する
縦断面図。 b本発明の更に他の接続方法、接続構造を説明する縦断
面図。
【図5】a極細ピッチマトリックス状の異方導電体の斜
視図。 b複数導電体が表面実装型LSIと同ピッチである異方
導電体の斜視図。 c複数導電体を集合した異方導電体の斜視図。 d複数導電体を集合した異方導電体の縦断面図。
【図6】従来の接続方法を説明する縦断面図。
【符号の説明】
1・・接続体、 2・・基体、 3・・
端子用ソケット、4・・半田接点、 5・・バンプ
状端子、 6・・表面実装型LSI、7・・回路基板、
8・・端子ピン、 9・・平電極パット状端
子、10・・J形状端子、 11・・異方導電体、 1
2・・導電体、13・・絶縁体、 14・・導電集
合部、 15・・固定金具、16・・リ−ド端子、 1
7・・半田、 18・・回路パタ−ン。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野 勉 長野県塩尻市大字広丘堅石2146−5 しな のポリマ−株式会社第二技術部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板上に表面実装型LSIを接続す
    る際、表面実装型LSIのリ−ド端子配列と同じピッチ
    配列を形成する半田接点付き端子用ソケット、及びこれ
    ら半田接点付き端子用ソケットを備えた基体からなる接
    続体を介して、表面実装型LSIと表面実装型LSIの
    リ−ド端子配列と同じピッチ配列の端子ピンを備えた回
    路基板とを接続することを特徴とする回路基板と表面実
    装型LSIとの接続方法、接続構造。
  2. 【請求項2】 接続体の端子用ソケットと回路基板とが
    端子ピンで接続され、表面実装型LSIのリ−ド端子と
    接続体の半田接点とが半田の溶着により接続されること
    を特徴とする請求項1記載の回路基板と表面実装型LS
    Iとの接続構造。
  3. 【請求項3】表面実装型LSIのリ−ド端子と接続体の
    半田接点の間に異方導電体を挟んで接続することを特徴
    とする請求項1記載の回路基板と表面実装型LSIとの
    接続方法。
JP10395094A 1994-05-18 1994-05-18 回路基板と表面実装型lsiとの接続方法 Expired - Fee Related JP3309099B2 (ja)

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