JPH0731216Y2 - 眼鏡枠 - Google Patents

眼鏡枠

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JPH0731216Y2
JPH0731216Y2 JP10953891U JP10953891U JPH0731216Y2 JP H0731216 Y2 JPH0731216 Y2 JP H0731216Y2 JP 10953891 U JP10953891 U JP 10953891U JP 10953891 U JP10953891 U JP 10953891U JP H0731216 Y2 JPH0731216 Y2 JP H0731216Y2
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JP
Japan
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bridge
rims
external force
pad
spectacle frame
Prior art date
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Application number
JP10953891U
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JPH0550419U (ja
Inventor
井 勝 村
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Murai Co Ltd
Original Assignee
Murai Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、眼鏡枠に関し、特にブ
リッジの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の眼鏡枠としては、たとえ
ば左右のレンズ保持枠にブリッジをそれぞれ片側1ケ所
にて取付けたものがあった。
【0003】また、射出成形等の方法でレンズ保持枠と
ブリッジを一体に造られたものがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、ブリッジの長さが意匠上の問題
よりレンズ保持枠の大きさに対してあまり長くできず、
外力が加わった場合それを吸収しきれずにレンズ保持
枠,ブリッジ又はそれらの接合部分の破損を引き起こ
し、また顔にダメージを与えていた。
【0005】また、これらの解消のためブリッジの長さ
を極端に長くしたものがあったが、逆にブリッジ部分の
剛性がなくなり、眼鏡枠の重要な使命である視力矯正レ
ンズの顔面の正しい位置への保持が不可能となった。
【0006】本考案は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、ブ
リッジにより外力を効果的に吸収すると共に、ブリッジ
の剛性を確保し得る眼鏡枠を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案にあっては、左右のレンズ保持枠をつなぐブ
リッジを有する眼鏡枠において、前記ブリッジは少なく
とも片側2ヶ所にてレンズ保持枠にそれぞれ取付けられ
ており、そのうち少なくとも1ケ所はブリッジが自由に
スライド可能に取付けられていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の眼鏡枠にあっては、大きな外力が加
わった場合ブリッジがレンズ保持枠に取り付けられてい
る部分に対してスライドすることにより大きくたわむこ
とができ、そのたわみ全体で外力を吸収する。
【0009】また、ブリッジがスライドすることにより
外力を吸収することができるので、ブリッジを長くする
必要がなくなりブリッジの剛性を確保できる。
【0010】
【実施例】以下に本考案を図示する実施例に基づいて説
明する。本考案に係る眼鏡枠を示す図1乃至図5におい
て、1は眼鏡枠全体を示しており、概略、左右のレンズ
保持枠としてのリム2,2′をスライド可能なブリッジ
3により連結し、その連結した状態の左右のリム2,
2′の上部全長に渡ってブレースバー4が設けられ、そ
のブレースバー4の両端に丁番部5,5′が設けられ、
その丁番部5,5′を介してテンプル6,6′が設けら
れた構成となっている。
【0011】リム2,2′は略台形で上面から見ると円
弧状となっており、そして左右のリム2,2′がブリッ
ジ3により連結され、その状態においても全体的に円弧
状となっている。その全体的に円弧状となった左右のリ
ム2,2′の上部にほぼ全長に渡って、その円弧状の形
状に沿ってNi−Ti系のブレースバー4が設けられて
いる。尚、ブレースバー4の材質はNi−Ti系に限ら
ず超弾性材料の物であればよい。
【0012】このブレースバー4の両端には丁番部5,
5′が設けられている。この丁番部5,5′は、とも丁
番で凹こま51,51′と凸こま52,52′との嵌合
により構成されており、ブレースバー4は凹こま51,
51′にかしめ等により固着されている。また凸こま5
2,52′には上部テンプル6,6′がかしめ等により
固着されている。そして、丁番部5,5′はそれぞれの
リム2,2′の外端部の位置にロー付により固着されて
いる。
【0013】また、この丁番部5,5′はリム2,2′
の下部にも上部とほぼ同位置にロー付されて設けられて
おり、リム2,2′の上部の丁番部5,5′と同様に下
部の丁番部5,5′の凸こま52,52′に下部テンプ
ル61,61′がかしめ等により固着されている。そし
て、上部テンプル6,6′と下部テンプル61,61′
の端部が結合されてモダン7,7′に取付けられてい
る。
【0014】また、リム2,2′のパッド部8,8′の
位置にブリッジ3をスライドさせるための短いパイプ
9,9′がロー付けされている。このパイプ9,9′の
外周部には逆U字状のパッド足81,81′が取り付け
られ、パッド足81,81′の自由端にパッド箱82,
82′が設けられ、そのパッド箱82,82′にパッド
83,83′が取り付けられている。
【0015】一方、ブリッジ3は外観が略Ω形状となっ
ている。詳しくは、左右のリム2,2′の下部に設けら
れている丁番部5,5′の端部からリム2,2′のパッ
ド部8,8′までリム2,2′の形状に沿った形状で、
左右のパッド部8,8′間は上部ブレースバー4に達し
ない長さに円弧状に曲げられた連続線となっている。そ
して、この実施例では材質はNi−Ti系で中空パイプ
により形成されている。なお、材質はNi−Ti系に限
定されず、超弾性材料の物であればよく、また中空パイ
プでなく中実の物でもよい。
【0016】そして、ブリッジ3はリム2,2′のパッ
ド部8,8′に設けられているパイプ9,9′に挿入さ
れ、両端はリム2,2′の下部に設けられている丁番部
5,5′の凹こま51,51′にかしめ等により固着し
てリム2,2′に取り付けられている。したがって、外
力が加わったときブリッジ3はパイプ9内を自由にスラ
イド可能となっている。本実施例では、ブリッジ3は1
つの径により形成されているが図6に示すように部分的
に径が違っていてもよい。これは通常状態において、ブ
リッジ3の円弧状になっている部分はパイプ9,9′の
ほぼ境目まで大径になっており、それ以降は若干小径に
なっている。ただし、大径になっている部分は大きな外
力が加わったときにパイプ9,9′の内面を摺動自在に
スライド可能な径となっている。これは装着時に安易に
ブリッジ3がスライドしないようにしているためであ
る。
【0017】上記構成の眼鏡枠にあっては、大きな外力
が加わった場合、たとえば図7(b)に示すようにリム
2,2′が逆ハの字となるような場合、ブリッジ3はリ
ム2,2′の下部の丁番部5,5′との固定端部とリム
2,2′のパッド部8,8′のパイプ9,9′間におい
てはリム2,2′より内側に移動すると共に、ブリッジ
3,3′がパイプ9,9′内を図中上側にスライドする
ため大きくたわみ、大きな変形が得られる。すなわち、
ブリッジ3の固定端部とパイプ9,9′間において応力
が内側に加わるがブリッジ3がスライドすることにより
応力が逃げることとなり、外力が吸収される。
【0018】また、逆に図7(c)に示すようにリム2
のパイプ9側が図中上側に移動するような大きな外力が
加わった場合、ブリッジ3が下側にスライドし、パッド
9と固定端部間においてはリム2の外側に移動すること
により大きくたわむことができるため大きな変形が得ら
れる。すなわち、ブリッジ3の円弧状の部分に応力が加
わるがブリッジ3がスライドすることによりパイプ9と
固定端部間のブリッジ3がリム2の外側に移動し応力が
逃げるため外力が吸収される。
【0019】したがって、大きな外力を効果的に吸収す
ることにより眼鏡自身の破損、顔へのダメージを防ぐと
共に、ブリッジ3がスライドすることにより外力を吸収
することからパッド部8,8′間のブリッジ3の長さを
長くする必要がなくなり、ブリッジ3の剛性が確保で
き、それによる視力矯正レンズの顔面の正しい位置への
保持が実現されるという優れた効果を奏するものであ
る。
【0020】また、ブリッジ3はリム2,2′の背面に
設けられているため通常状態においては正面から見ると
パッド部8,8′間の円弧状の部分しか見えず、また円
弧状の長さも長くないため意匠上良い。
【0021】尚、上記実施例ではブリッジ3は片側2ケ
所にてリム2,2′にそれぞれ取付けられて、パッド部
8,8′に設けたパイプ9,9′によりスライド可能と
して説明したが、取付け箇所は2ケ所に限定されず2ケ
所以上あればよく、またスライド可能部分は片側1ケ所
に限定されず、両側で1ケ所でも、片側2ケ所でもよく
少なくとも両側で1ケ所あればよい。
【0022】
【考案の効果】本考案は、以上の構成および作用を有す
るもので、大きな外力が加わった場合ブリッジがレンズ
保持枠に取り付けられている部分に対してスライドする
ことにより大きくたわむことができ、そのたわみ全体で
大きな外力を効果的に吸収することにより眼鏡自身の破
損、顔へのダメージを防ぐと共に、また、ブリッジを長
くする必要がなくなりブリッジの剛性の確保による視力
矯正レンズの顔面の正しい位置への保持が実現されると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係る眼鏡枠の背面図
である。
【図2】図2は図1の眼鏡枠の正面図である。
【図3】図3(a) は図1の眼鏡枠の上面図であり、同図
(b) は同図(a) の要部拡大図である。
【図4】図4(a) は図1の眼鏡枠の右側面図であり、同
図(b) は同図(a) のA−A線拡大断面図であり、同図
(c) は同図(a) のB−B′線拡大断面図である。
【図5】図5は図1の眼鏡枠の底面図である。
【図6】図6(a) は本考案の他の実施例に係る眼鏡枠の
パッド部を示す要部側面図であり同図(b) は同図(a) の
正面図である。
【図7】図7(a) は通常状態の眼鏡枠の正面図であり、
同図(b) は同図(a) のリムが逆ハの字状に大きな外力が
加わった状態を示し、同図(c) は同図(a) の左側のリム
のパイプ側が図中上側に移動した状態を示している。
【符号の説明】
1 眼鏡枠 2,2′ リム 3 ブリッジ 4 ブレースバー 5,5′ 丁番部 51,51′ 凹こま 52,52′ 凸こま 6,6′ 上部テンプル 61,61′ 下部テンプル 7,7′ モダン 8,8′ パッド部 81,81′ パッド足 82,82′ パッド箱 83,83′ パッド 9,9′ パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のレンズ保持枠をつなぐブリッジを
    有する眼鏡枠において、 前記ブリッジは少なくとも片側2ヶ所にてレンズ保持枠
    にそれぞれ取付けられており、そのうち少なくとも1ケ
    所はブリッジが自由にスライド可能に取付けられている
    ことを特徴とする眼鏡枠。
JP10953891U 1991-12-11 1991-12-11 眼鏡枠 Expired - Lifetime JPH0731216Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10953891U JPH0731216Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 眼鏡枠

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10953891U JPH0731216Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 眼鏡枠

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Publication Number Publication Date
JPH0550419U JPH0550419U (ja) 1993-07-02
JPH0731216Y2 true JPH0731216Y2 (ja) 1995-07-19

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ID=14512792

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JP10953891U Expired - Lifetime JPH0731216Y2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 眼鏡枠

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JPH0550419U (ja) 1993-07-02

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