JPH07311286A - ベゼル固定構造 - Google Patents

ベゼル固定構造

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JPH07311286A
JPH07311286A JP10690594A JP10690594A JPH07311286A JP H07311286 A JPH07311286 A JP H07311286A JP 10690594 A JP10690594 A JP 10690594A JP 10690594 A JP10690594 A JP 10690594A JP H07311286 A JPH07311286 A JP H07311286A
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JP
Japan
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bezel
groove
fixed
wall
fixing
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JP10690594A
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English (en)
Inventor
Masuji Andou
益嗣 安藤
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、腕時計携帯者が簡単にベゼルを交
換出でき、形状や色彩の異なるベゼルと交換する事で、
腕時計のデザインバリエーションを楽しめるベゼル固定
構造を提供するものである。 【構成】 胴10の外周上方にベゼル1を固定するた
め、胴10上方にベゼル1を載置する段部7と外壁の周
状溝5と内壁に溝部6と、下面内壁に案内溝2を有する
ベゼル1と、溝部6に係合するバネ部3とベゼル固定部
材4とにより構成され、ベゼル固定部材4のバネ部3を
ベゼル1の案内溝2へ挿入し、ベゼル1を回転させバネ
部3を溝部6に係合させ、ベゼル1を胴10に固定す
る。 【効果】 簡単にベゼルを交換出来き又、形状や色彩の
異なるベゼルと交換する事で、腕時計携帯者が腕時計の
デザインバリエーションを楽しめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は腕時計のベゼル固定構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、胴へのベゼルの固定は、胴外周上
方にベゼルを載置し、前記胴外周と前記ベゼル内径とを
直接又は、パッキンを介し圧入固定するか、あるいはロ
ウ付け、接着により、前記胴と前記ベゼルを固着するも
のである。又、実開昭48ー65966号公報に開示さ
れているベゼル固定構造は、前記ベゼル上面から小ネジ
により螺着して、前記胴に前記ベゼルを固定する構造と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧入固
定、あるいはロウ付け、接着による従来の固定構造で
は、簡単に前記ベゼルの交換ができない。また、実開昭
48ー65966号公報に開示されているベゼル固定構
造では、複数個の前記小ネジを緩めて交換する事とな
り、交換作業が繁雑にならざるを得ない。故に、腕時計
携帯者が前記ベゼルを自由に手軽に交換する事が不可能
であった。本発明の目的は、上記問題点を解決し、腕時
計携帯者が、ベゼルを容易に交換する事ができる腕時計
のベゼルの固定構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、下記の通りである。上方にベゼルを
載置する段部と外壁に周状溝とを有する胴と、前記周状
溝と対向する位置の内壁に溝部と下面内壁に案内溝とを
有する前記ベゼルと、外方に突き出し前記溝部に係合す
るバネ部を有し、前記周状溝に配設固定される略Cリン
グ状のベゼル固定部材とより構成され、前記胴の周状溝
に前記ベゼル部材を配置固定し、前記ベゼル固定部材の
バネ部を前記ベゼルの案内溝に合わせた後、前記ベゼル
を回転させるように前記バネ部を前記溝部に係合させ、
前記ベゼルを前記胴に固定した事を特徴する。
【0005】又、前記胴の段部と前記ベゼルの下面との
間に弾性部材を配設固定し、前記ベゼルの回り止めとす
ると好ましい。
【0006】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例を詳述す
る。図1は、本発明を示す分解斜視図、図2は、本発明
を示す胴の中心より12時、9時方向に取った要部縦断
面図、図3は、図2の一部破断したA−A断面図、図4
は、本発明を示す弾性部材を配設固定したところの要部
断面図である。
【0007】胴10には、外周上方にベゼル1が載置さ
れる段部7が形成される。そして、前記段部7から立ち
上がった外壁には、周状溝5が全周にわたり形成され、
前記段部7の上面と周状溝5の下面との間に、回り止め
ピン8が固設されている。また、前記胴10には、ガラ
ス9が配設固定される。
【0008】前記ベゼル1の内壁には、前記胴10の周
状溝5と対向する位置に、2個の円弦状の溝部6が凹設
される。さらに、前記ベゼル1の下面内壁には、下面に
開口した円弦状の案内溝2が凹設される。2個の前記案
内溝2は、2個の前記溝部6と約90度の角度にずれた
位置にある。
【0009】ベゼル固定部材4は、スリット部4aを有
する略Cリング状であり、外方に突き出し、前記ベゼル
1の溝部6に係合する2個の円弦状のバネ部3を有す
る。前記ベゼル固定部材4は、前記胴10の周状溝5に
配設固定されるが、このとき、前記胴10の回り止めピ
ン8が、前記スリット部4a内に係合される。よって、
前記ベゼル固定部材4は、回転しないように、前記胴1
0の周状溝5に係止される。
【0010】さて、ここで前記ベゼル1を前記胴10よ
り取り付けるには、前記ベゼル固定部材4のバネ部3
に、前記ベゼル1の案内溝2を組み合わせるようにし
て、詳しくは、前記案内溝2の下面に開口した所より、
前記バネ部3を各々挿入するようにして、前記ベゼル1
を前記胴10に載せる。次に、前記ベゼル1を回転させ
ると、前記案内溝2内の前記バネ部3は、内方に撓んで
前記案内溝2より滑出し、前記ベゼル1の内壁に圧接す
る。さらに、前記ベゼル1を胴10に押し付けながら回
転させて、前記溝部6を前記バネ部3と各々整合させ
る。すると、前記バネ部3は、弾性で復元し、前記溝部
6と係合する。結果として、前記ベゼル1は、前記ベゼ
ル固定部材4と係合され、延いては、前記胴10と係合
固定される。なお、前記ベゼル1を回転させても、前記
ベゼル固定部材4は、前記スリット部4aと前記回り止
めピン8の係合により、前記ベゼル1と共に回転するこ
とはない。
【0011】また、前記ベゼル1を前記胴10より取り
外すには、上記の取り付ける過程を逆に辿れば良い。す
なわち、前記ベゼル1を回転させると、前記バネ部3
は、前記ベゼル1の溝部6より滑出し、前記ベゼル1の
内壁に圧接する。さらに前記ベゼル1を上方に持ち上げ
ながら回転させて、前記案内溝2を前記バネ部3と各々
整合させる。すると、前記ベゼル1は、上方に抜き取る
ことができる。
【0012】ところで、前述したように、前記ベゼル1
と前記胴10の取り付けと取り外しの際に、前記バネ部
3を、前記案内溝2より、または前記溝部6より滑出さ
せなければならない。しかし、前記バネ部3、前記案内
溝2、及び前記溝部6は、図示した如く円弦状であるた
め、前記バネ部3を、前記案内溝2より、または前記溝
部6より円滑に滑出することができる。さらに、同じく
円弦状であることにより、取り付けと取り外しの際に、
前記ベゼル1は、両方向に回転できる。換言すれば、前
記ベゼル1は、両方向に円滑に回転するため、前記ベゼ
ル1と前記胴10の取り付けと取り外しは、容易にでき
る。
【0013】また、図4に示すところは、前記胴10の
段部7に周状溝を凹設し、該周状溝に弾性部材11を配
設固定し、前記段部7と前記ベゼル1の下面との間で、
前記弾性部材11を圧縮させたところである。すると、
腕時計の携帯中に、前記ベゼル1に過負荷な外力が加わ
っても、圧縮された前記弾性部材11との摩擦力によ
り、前記ベゼル1が簡単に回転しなくなる。すなわち、
携帯中に、前記ベゼル1が、前記胴10より不意に脱落
することを防ぐための、回り止めとなっている。さら
に、圧縮された前記弾性部材11との摩擦力により、前
記ベゼル1の水平方向のガタツキをも、抑制することが
できる。前記弾性部材11としては、樹脂製のリングや
パッキンを用いれば良い。
【0014】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図5は、本発明の他の実施例を示す分解斜視図であ
る。図6は、本発明の他の実施例を示す、胴とベゼル固
定部材の係止構造を表す要部縦断面図、図7は、図6の
要部横断面図、図8は、本発明の他の実施例を示す、ベ
ゼル固定部材とベゼルの係止構造を表す要部縦断面図、
図9は、図8の要部横断面図である。前述の実施例との
相違は、前記胴10と前記ベゼル固定部材4との係止構
造が異なることと、前記ベゼル1の溝部6の形状を、円
弦状から略矩形状に変えたことの2点である。なお、前
述の実施例と同一の部品には、同一の符号を付けた。
【0015】前記胴10には、前述の実施例と同様に、
前記段部7、及び前記周状溝5が形成される。また、前
記周状溝5には、前記回り止めピン8を設ける代わり
に、回り止め溝部14が凹設される。別体の前記回り止
めピン8を固設するより、加工は簡単であり、部品数も
少なくできる。
【0016】前記ベゼル1の下面内壁には、同様に前記
案内溝2が凹設される。前記ベゼル1の内壁には、2個
の円弦状の前記溝部6の代わりに、2個の略矩形状の片
回転溝部12が凹設される。
【0017】前記ベゼル固定部材4は、同様にスリット
部4a、及び2個の円弦状の前記バネ部3を有する。ま
た、前記ベゼル固定部材4は、前記スリット部4aと相
対する位置に、内方にV字形に突出した、回り止め突起
13が、新たに付加して形成される。前記ベゼル固定部
材4は、前記胴10の周状溝5に配設固定されるが、こ
のとき、前記ベゼル固定部材4の回り止め突起13が、
前記胴10の回り止め溝部14内に入り係合する。よっ
て、前記ベゼル固定部材4は、回転しないように、前記
胴10の周状溝5に係止される。
【0018】さて、ここで前記ベゼル1を前記胴10よ
り取り付けるには、同様に前記ベゼル1を胴10に押し
付けながら回転させれば良い。すなわち、前記片回転溝
部12を前記バネ部3と各々係合させれば、前記ベゼル
1は、前記ベゼル固定部材4と係合され、延いては、前
記胴10と係合固定される。
【0019】前記ベゼル1を前記胴10より取り外すに
は、同様に前記ベゼル1を上方に持ち上げながら回転さ
せて、前記案内溝2を前記バネ部3と各々整合させれば
良い。しかしながら、この取り外しの際、前記ベゼル1
は、図9の矢印で示される回転方向のみに回転できる。
すなわち、前記片回転溝部12を略矩形状に形成したこ
とにより、前記バネ部3の端部と前記片回転溝部12が
引っ掛かるため、前記ベゼル1は、図9の矢印と反対方
向へは回転しない。
【0020】故に、前記ベゼル1は、前記胴10の取り
付けの際には、両方向に回転できるため、取り付けは容
易であり、取り外しの際には、片方向のみ回転するた
め、前記ベゼル1が、外力の負荷により回転し、携帯中
に前記胴10より不意に脱落する恐れを半減できる。な
お、前述の実施例と同様に、前記胴10の段部7と前記
ベゼル1の下面との間に弾性部材11を配設固定すれ
ば、前記ベゼル1の回り止めと水平方向のガタツキの抑
制をすることができる。
【0021】
【発明の効果】上記のごとく発明によれば、胴の周状溝
にベゼル部材を配置固定し、前記ベゼル固定部材のバネ
部をベゼルの案内溝に合わせた後、前記ベゼルを回転さ
せるように前記バネ部を前記ベゼルの溝部に係合させ、
前記ベゼルを前記胴に固定したので、腕時計携帯者が、
前記ベゼルを容易に交換する事ができる。よって、腕時
計携帯者が、前記ベゼルを、形状や色彩の異なる他のベ
ゼルと交換する事で、デザインバリエーションを楽しむ
ことができる。さらに、前記ベゼルが損傷した場合、他
のベゼルと簡単に交換できるため、アフターサービスも
迅速にできる。
【0022】また、前記胴の段部と前記ベゼルの下面と
の間に弾性部材を配設固定し、前記ベゼルの回り止めと
したので、腕時計の携帯中に、前記ベゼルが、外力の負
荷により簡単に回転し、前記胴より不意に脱落すること
を防ぐことができる。加えて、前記ベゼルの水平方向の
ガタツキをも、抑制することができる。
【0023】さらに、前記ベゼルの溝部を、略矩形状に
形成された片回転溝部にすれば、前記ベゼルは、取り付
けの際には、両方向に回転でき、取り外しの際には、片
方向のみ回転するため、取り付けの容易さは変えず、前
記ベゼルが不意に脱落する恐れを、さらに減らすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す分解斜視図である。
【図2】本発明を示す胴の中心より12時、9時方向に
取った要部縦断面図である。
【図3】本発明を示す図2の一部破断したA−A断面図
である。
【図4】本発明を示す弾性部材を配設固定したところの
要部断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す、胴とベゼル固定部
材の係止構造を表す要部縦断面図である。
【図7】図6の要部横断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す、ベゼル固定部材と
ベゼルの係止構造を表す要部縦断面図である。
【図9】図8の要部横断面図である。
【符号の説明】
1 ベゼル 2 案内溝 3 バネ部 4 ベゼル固定部材 4a スリット部 5 周状溝 6 溝部 7 段部 8 回り止めピン 9 ガラス 10 胴 11 弾性部材 12 片回転溝部 13 回り止め突起 14 回り止め溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴の外周上方にベゼルを固定した構造に
    おいて、上方に前記ベゼルを載置する段部と外壁に周状
    溝とを有する前記胴と、前記周状溝と対向する位置の内
    壁に溝部と下面内壁に案内溝とを有する前記ベゼルと、
    外方に突き出し前記溝部に係合するバネ部を有し、前記
    周状溝に配設固定される略Cリング状のベゼル固定部材
    とより構成され、前記胴の周状溝に前記ベゼル部材を配
    置固定し、前記ベゼル固定部材のバネ部を前記ベゼルの
    案内溝に合わせた後、前記ベゼルを回転させるように前
    記バネ部を前記溝部に係合させ、前記ベゼルを前記胴に
    固定した事を特徴するベゼル固定構造。
  2. 【請求項2】 前記胴の段部と前記ベゼルの下面との間
    に弾性部材を配設固定し、前記ベゼルの回り止めとした
    請求項1記載のベゼル固定構造。
JP10690594A 1994-05-20 1994-05-20 ベゼル固定構造 Pending JPH07311286A (ja)

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JP10690594A JPH07311286A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 ベゼル固定構造

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JP10690594A JPH07311286A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 ベゼル固定構造

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