JPH0731118Y2 - 焼結機におけるクラッシャ下の焼結鉱排出装置 - Google Patents

焼結機におけるクラッシャ下の焼結鉱排出装置

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JPH0731118Y2
JPH0731118Y2 JP11114988U JP11114988U JPH0731118Y2 JP H0731118 Y2 JPH0731118 Y2 JP H0731118Y2 JP 11114988 U JP11114988 U JP 11114988U JP 11114988 U JP11114988 U JP 11114988U JP H0731118 Y2 JPH0731118 Y2 JP H0731118Y2
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sinter
stone
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stone box
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俊司 井山
由行 中嶋
宏治 平子
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川崎製鉄株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、焼結機におけるクラッシャ下の焼結鉱排出装
置に関し、焼結鉱の粉化を低減することを目的とするも
のである。
〈従来の技術〉 第6図は従来方式における焼結ケーキの破砕方法を示す
断面図である。焼結機1により焼結が完了した焼結鉱2
は、排出端においてパレット3より離脱後、クラッシン
グガイド4上に落下し、さらにクラッシャ5と受歯6に
よって1次破砕され、シュート7を経由して冷却機8上
に供給される。ここで問題となるのは、焼結鉱2がパレ
ット3より離脱後、クラッシングガイド4上に落下し、
更にクラッシャ5で破砕された焼結鉱がシュート7上に
落下する際、落下衝撃により過粉砕されることである。
ここでの−5mmの粉化率は、10〜20%あり、これは返鉱
として再焼結されることになり、その再焼結コストが多
大にかかっていることである。
従来、焼結ケーキの落下衝撃による過粉砕を防止し、返
鉱の発生量を低減することを目的とするものとして、特
開昭61-279636号公報に開示されている提案がある。こ
こで提案されているものは、焼結機から離脱した焼結鉱
を上部と下部のシュートから冷却機へ供給すべく2系列
のシュートとすると共に上部のシュートから落下する焼
結鉱の軌跡上に冷却機の半径方向に移動可能なストンボ
ックスを設置したものであり、下部シュートの上方に設
けた上部シュートにより焼結鉱の落下距離を小さくし落
下衝撃による焼結鉱の粉化を防止するものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、焼結機のクラッシャで破砕後の焼結鉱温度は50
0〜600℃と高く、単なるシュート構造では強度が維持で
きず事実上設置困難である。すなわち、300℃以上の高
温雰囲気ではシュート等を構成する鋼材の腐食、摩耗が
激しく冷却や耐熱化が必要である。
またクラッシャ下は前述のように焼結機の中でも高温で
あり、かつ足場がないためストンボックス等を設置した
場合、その修理作業には長時間を要し、保守に多大な費
用を必要とするので長寿命化やメンテナンスフリーとす
る必要がある。
更に、クラッシャ下の落差は焼結機の構造から4〜6mに
も及び、焼結鉱の落下時のストンボックスに与える衝撃
が大きく焼結鉱の粉化を伴うので落差低減対策が必要で
ある。
本考案は上記の課題を解決することができる焼結機にお
けるクラッシャ下の焼結鉱排出装置を提供することを目
的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案は、焼結機におけるク
ラッシャ下の焼結鉱排出装置において、上記クラッシャ
の直下に位置させて上記クラッシャから落下する焼結鉱
を受ける第1のストンボックスを設けると共に上記第1
のストンボックスの前方および後方に位置させて上記第
1のストンボックスで分流されて落下する焼結鉱を受け
る第2のストンボックスを設け、更に上記第2のストン
ボックスの排出側に位置させて上記第2のストンボック
スから合流されて落下する焼結鉱を受ける第3のストン
ボックスを設け、かつ上記第1のストンボックスおよび
上記第3のストンボックスをそれぞれ冷却構造とすると
共に緩衝機構を介して支持してなることを特徴とするも
のである。
〈作用〉 クラッシャより落下してくる焼結鉱は、第1のストンボ
ックスにて一旦受けられ焼結鉱自身によるライニング部
分にて分流されライニングの傾斜部をすべりながら前方
および後方の第2のストンボックス10,11へ供給され
る。ここで方向が変り、第2のストンボックスから、下
部中央の第3のストンボックスへ落下し、ここで第1の
ストンボックスと同様に焼結鉱自身によるライニング部
分で分流され、その傾斜部をすべりながら排鉱部底に落
下する。以上のように焼結鉱の落下がそれぞれのストン
ボックスで一旦受けながら順次行われるため落下衝撃に
よる粉化が防止できる。
また第1および第3のストンボックスは冷却構造になっ
ているので高温雰囲気下における腐食や摩耗が軽減され
るばかりでなく衝撃機構を介して支持されているので焼
結鉱の落下衝突により衝撃を緩和することができる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
は本考案の焼結機1の排鉱部を示す断面図であり図中の
5はクラッシャを示している。なお図中前記第6図のも
のと同じものは図面の同一箇所に同一符号を付して説明
の簡略化を図るものとする。
まず第1図において、クラッシャ5の直下に1次破砕後
の焼結鉱を受ける第1のストンボックス9を設置しこの
ストンボックス9により分流された焼結鉱を受ける第2
のストンボックス10および11を第1のストンボックスの
前方および後方に設置する。これら第2のストンボック
ス10および11も焼結鉱が貯溜される構造を採用する。
第2のストンボックス10および11から排出する焼結鉱が
合流する直下に第3のストンボックス12を配置し、ここ
でも落下する焼結鉱を受けるようにする。
第1のストンボックス9および第3のストンボックスに
は第2図および第3図に示すように落下焼結鉱を受ける
時の衝突力を吸収すべく両端部に緩衝機構としてバネ13
を配設して支持する構造になっており衝撃が緩和され
る。また内部には送風機14から供給される空気等の気体
によって冷却される構造になっている。
第4図は第1,第3のストンボックス構造を示す斜視図で
あり、ストンボックス上面の前端部および後端部には先
端金物15がそれぞれ設けられており、対向する先端金物
15間のストンボックス上面に焼結鉱2を山形に貯溜、堆
積させる。先端金物15の下部はリブ18によって補強され
ている。
第1,第3のストンボックス9,12の内部は冷却函16となっ
ており、冷却気体を供給できる構造になっている。また
第1,第3のストンボックス9,12の下面には高温雰囲気か
ら保護するため耐熱キャスタブル17が施工されている。
なお耐熱キャスタブルは下面のみでなく側面にも施工し
てもよい。第2のストンボックス10,11は固定式であり
冷却も行わない。
第5図は落下テストによって求めた落差と焼結鉱の発生
粉率(−5mm、%)の関係を示すグラフである。第5図
において実線は延べ落差10mとなるように落下回数を変
えた場合の発生粉率を示し、破線は1回落下時の発生粉
率を示している。第5図から、落差を低減することによ
り発生粉率が低下することが分かる。
焼結機1次クラッシャ下の空間にバネ支持式のストンボ
ックスおよび固定式ストンボックスを設置し、1回当り
の落差を約2mずつとして焼結鉱を落下させたところ、従
来−5mmの粉化率が11〜20%であったものを5〜15%の
範囲に低減することができた。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば焼結機のクラッシャ
から落下する焼結鉱の発生粉率を低減することができる
ばかりでなく、長期に亘り安定して使用することができ
るので、焼結鉱の生産性の向上および補修費の低減が達
成される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の焼結機におけるクラッシャ下の焼結鉱
排出装置を示す縦断面図、第2図は第1図のA−A矢視
断面図、第3図は第1図のB−B矢視断面図、第4図は
本考案のストンボックスを示す斜視図、第5図は落差と
発生粉率の関係を示すグラフ、第6図は従来の焼結機に
おけるクラッシャ下の焼結鉱排出装置を示す縦断面図で
ある。 1……焼結機、5……クラッシャ、7……シュート、8
……冷却機、9……第1のストンボックス、10,11……
第2のストンボックス、12……第3ストンボックス、13
……バネ、14……送風機、15……先端金物、16……冷却
函、17……耐熱キャスタブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−279636(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼結機におけるクラッシャ下の焼結鉱排出
    装置において、上記クラッシャの直下に位置させて上記
    クラッシャから落下する焼結鉱を受ける第1のストンボ
    ックスを設けると共に上記第1のストンボックスの前方
    および後方に位置させて上記第1のストンボックスで分
    流されて落下する焼結鉱を受ける第2のストンボックス
    を設け、更に上記第2のストンボックスの排出側に位置
    させて上記第2のストンボックスから合流されて落下す
    る焼結鉱を受ける第3のストンボックスを設け、かつ上
    記第1のストンボックスおよび上記第3のストンボック
    スをそれぞれ冷却構造とすると共に緩衝機構を介して支
    持してなることを特徴とする焼結機におけるクラッシャ
    下の焼結鉱排出装置。
JP11114988U 1988-08-26 1988-08-26 焼結機におけるクラッシャ下の焼結鉱排出装置 Expired - Fee Related JPH0731118Y2 (ja)

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JP7252446B2 (ja) * 2019-03-29 2023-04-05 日本製鉄株式会社 搬送装置

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