JPH07311125A - 構造物の地震強風観測方法 - Google Patents

構造物の地震強風観測方法

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JPH07311125A
JPH07311125A JP10654494A JP10654494A JPH07311125A JP H07311125 A JPH07311125 A JP H07311125A JP 10654494 A JP10654494 A JP 10654494A JP 10654494 A JP10654494 A JP 10654494A JP H07311125 A JPH07311125 A JP H07311125A
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JP10654494A
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Nobuyuki Sasaki
伸幸 佐々木
Takekata Watabe
剛賢 渡部
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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ集録の時間間隔が極めて長い場合にも
装置を正常に作動させて正確なデータの集録が可能な観
測方法を実現する。 【構成】 構造物に作用する外力と各部の応答が年間を
通じて洩れなく計測され、計測データはすべてデータ収
録装置4に収録の後適切に識別されて、地震時、強風時
等必要時期のデータのみ保管するようにしたことによっ
て、計測洩れがなくなり、また、上記計測データを適当
間隔に取出して内容チェックし、装置の故障を早期に発
見して修復することによって、装置は常時正常作動する
ことができる状態に維持され、計測ミスを未然に防止す
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設された構造物に作
用する地震、強風などの観測に適用される構造物の地震
強風観測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビル、タワー、高層煙突、橋梁等
大型構造物の急増に伴って、建設されたこれらの構造物
に作用する地震、強風の大きさとその応答を数年〜数十
年の長期に亘って観測するシステムが一般に採用される
ようになった。これらの実測データは構造物の安全性の
確認及びその維持管理に利用されるとともに、今後の耐
震、耐風設計の資料に供されている。
【0003】図2は、この観測システムに使用される各
センサーの一般的配置例を示したもので、ビル1の屋上
に風速計3aが、基礎には地震計3bが、また、ビル1
の各階には複数の加速度計3cがそれぞれ配設され、各
センサー3a,3b,3cはビル1内の観測室2に設置
されたデータ収録装置(図示せず)とケーブル7を介し
てそれぞれ接続されている。
【0004】また、図3は、この種観測システムにおけ
る従来の計測データ収録方法を示したもので、上記のよ
うにセンサー3a,3b,3cで計測されたデータは、
ケーブル7を介して観測室2内のデータ収録装置4’に
送信され収録されるが、この計測データはデータ収録装
置4’に入力される前に増幅器6で増幅された後スター
タ5に送られる。
【0005】このスタータ5内では、計測信号a1 (風
速波形、地震波形等)が別送設定された目安信号a0
比較され、その結果、a1 <a0 であればスタータ5は
“OFF”信号を発してデータ収録装置4’はスタート
せず、従って、そのデータは収録されない。もし、a1
≧a0 であれば、スタータ5は“ON”信号を発してデ
ータ収録装置4’をスタータトさせ、データが収録され
るようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造物の地震強
風観測方法においては、上記のように計測信号a1 を目
安信号a0 と比較し、a1 ≧a0 のときのみスタータを
介してデータ収録装置を作動させデータを収録してい
た。
【0007】ところが、現実に計測信号a1 が目安信号
0 を超える程の強風が吹く確率や地震の起る確率は、
年に1回あるいは数年に1回程度と極めて低く、データ
収録装置は長期間作動しない状態にある。
【0008】従って、その間にデータ収録装置等になん
らかのトラブルが起っていても、収録データがないため
に故障の有無あるいは故障内容、故障個所の発見ができ
ない。このため、たまたま地震や強風に遭遇したときに
装置が正常に作動せず、データの収録ができない、ある
いは有効なデータが収録されないという事態が起り易い
という課題があった。本発明は上記の課題を解決しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の構造物の地震強
風観測方法は、構造物の所定個所に配設された複数のセ
ンサーが同構造物に作用する外力及びその応答を常時計
測してその計測データをデータ収録装置に送信し、同デ
ータ収録装置はこれを収録してデータ処理するととも
に、特定時期のデータ及び計測値A1 を予め設定された
規準値A0 と逐一比較し、その結果がA1 ≧A0 のとき
のデータは保管し、A1 <A0 のときのデータは廃却す
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記において、複数のセンサーは構造物に作用
する外力及び各部の応答を常時計測し、計測データを逐
一データ収録装置に送る。
【0011】この計測データはデータ収録装置により収
録され、データ処理された後、その計測値A1 は規準値
0 と比較されて、A1 ≧A0 のときの計測データのみ
保管され、A1 <A0 ならばその計測データは廃却され
る。また、上記データのうちの特定時期に計測されたデ
ータも必要に応じて適宜保管される。
【0012】本発明においては、全ての計測データは常
にデータ収録装置に一時記憶されるため、これらのデー
タを取出してセンサーやデータ収録装置の運転状況を確
認することができ、装置の正常な運転状態を維持するこ
とが可能となる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2により説明
する。本実施例は、図2に示すように、例えばビル1に
作用する外力(地震、強風)、その際に発生する各部の
応答などを長期、例えば数年〜数十年に亘って観測する
場合に適用されるものである。
【0014】上記において、強風はビル1の屋上に設け
た風速計3aで、地震は基礎に設けた地震計3bで、ま
た、その際の応答は各階に設けた複数の加速度計3cに
よってそれぞれ常時計測され、計測されたデータはすべ
て各ケーブル7を介して観測室2内に設置された後述の
データ収録装置に送られ、収録されるようになってい
る。
【0015】本実施例に係る装置について、図1
(a),(b)により説明する。図1(a)に示す本実
施例に係る装置は、ビルの各部に設けられたセンサー3
(図2における風速計3a、地震計3b及び加速度計3
c)、および観測室2内に設けられ同センサ3がケーブ
ル7を介し増幅器6を経由して接続されたデータ収録装
置4により形成されている。
【0016】また、上記データ収録装置4は、送られて
きた計測データを収録する収録部4a(例えば磁気テー
プ、ディスク等)、収録されたデータを解析・処理して
記憶する処理部4b、および処理されたデータ(計測
値)を予め設定された風速、地震力の規準値と比較しそ
の大小を識別する識別部4cを備えている。
【0017】次に、上記装置を用いた本実施例の地震強
風観測方法について、図1(b)を用いて以下に説明す
る。構造物(ビル1)に作用する強風、地震及び各部の
応答は、各センサー3により年間を通じてすべて計測さ
れている。
【0018】そして、計測されたデータは逐一観測室2
に送られ、増幅器6で増幅されて一旦すべて収録部4a
に収録された後、各データは処理部4bで適宜解析・処
理され、各要素別の計測値A1 、即ち、風速υ、地震加
速度α、応答加速度βまたは変位、応力等が算出され
る。
【0019】次いで、各計測値A1 は識別部4cにおい
て、予め設定された各規準値A0 、即ちυ0 ,α0 ある
いはβ0 と比較される。その際、A1 ≧A0 (υ≧υ0
またはα≧α0 またはβ≧β0 )のときのみそのデータ
は採用されて処理部4b等に記憶・保管される。一方、
1 <A0 (υ<υ0 またはα<α0 またはβ<β0
のときにはそのデータは不採用となって廃却され、磁気
テープ等は再利用される。
【0020】上記処理部4bに記憶・保管された任意デ
ータは適当間隔をおいて取出し、その内容をチェックし
て装置が正常に作動しているか否かを確認し、もし、デ
ータに不審な点があれば、その原因を調査することによ
って故障個所の修復が行われる。
【0021】上記の処理によって、データ収録装置は常
時正常に作動できる状態とすることができ、これによっ
て対象構造物に作用する外力とその応答が年間を通じて
洩れなく計測され、また、計測データは適切に識別され
て必要なデータのみ保管できるようになる。勿論、上記
1 <A0 のとき以外のデータでも必要に応じて適宜保
管しておき、任意に取出して利用することもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明の地震・強風観測方法において
は、構造物に作用する外力と各部の応答が年間を通じて
洩れなく計測され、計測データはすべてデータ収録装置
に収録の後適切に識別されて、地震時、強風時等必要時
期のデータのみ保管するようにしたことによって、計測
洩れがなくなり、また、上記計測データを適当間隔で取
出して内容チェックし、装置の故障を早期に発見して修
復することによって、装置は常時正常作動することがで
きる状態に維持され、計測ミスを未然に防止することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図で、(a)は地震強
風観測方法に係る装置の説明図、(b)は同観測手順の
流れ図である。
【図2】ビルに配設されるセンサーの配置図である。
【図3】従来の観測方法の説明図である。
【符号の説明】
1 ビル 2 観測室 3 センサー 4 データ収録装置 4a 収録部 4b 処理部 4c 識別部 6 増幅器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の所定個所に配設された複数のセ
    ンサーが同構造物に作用する外力及びその応答を常時計
    測してその計測データをデータ収録装置に送信し、同デ
    ータ収録装置はこれを収録してデータ処理するととも
    に、特定時期のデータ及び計測値Aを予め設定された規
    準値A0 と逐一比較し、その結果がA1≧A0 のときの
    データは保管し、A1 <A0 のときのデータは廃却する
    ことを特徴とする構造物の地震強風観測方法。
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