JPH1164098A - 積層ゴムの品質管理システム - Google Patents

積層ゴムの品質管理システム

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JPH1164098A
JPH1164098A JP23042297A JP23042297A JPH1164098A JP H1164098 A JPH1164098 A JP H1164098A JP 23042297 A JP23042297 A JP 23042297A JP 23042297 A JP23042297 A JP 23042297A JP H1164098 A JPH1164098 A JP H1164098A
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JP
Japan
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laminated rubber
analyzer
control system
quality control
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JP23042297A
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Toshio Kikuchi
敏男 菊地
Yozo Goto
洋三 後藤
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】既存免震構造物に対して積層ゴムの保守点検を
個別にかつ高精度で行う。 【解決手段】本発明に係る積層ゴムの品質管理システム
は、免震構造物1に設置された積層ゴム2に取り付けら
れているAEセンサ3と、該AEセンサで検出されたA
E信号を分析するAE分析器4と、積層ゴム2の変形を
誘起する揺れを検出する地震計5と、該地震計によって
積層ゴム2の変形を誘起する揺れが検出されたときにA
E分析器4を作動させる制御部6と、AE分析器4に接
続された外部記憶装置等で構成された記憶装置9と、A
E分析器4の分析結果を表示印刷するディスプレイ7及
びプリンタ8とから構成される。AE分析器4は、制御
部6の作動命令に応答してAEセンサ3で検出されたA
E信号を分析し、地動の揺れが生じている間における積
層ゴム2内での欠陥の発生若しくはその進展に関する状
況を分析するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として構造物の
免震支承として使用する積層ゴムの品質管理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】地震による構造物の揺れを低減あるいは
制御する免震構造は、研究施設等ではかなり以前から採
用されていたが、最近では、オフィス、マンション等に
も広く採用されるようになってきた。
【0003】免震構造の種類としては多種多様である
が、ゴムと鉄板とを交互に積層させたいわゆる積層ゴム
を構造物と基礎(地盤)の間に介在させて免震支承とす
るのが代表的である。かかる積層ゴムは、通常時におい
ては、高い軸方向剛性によってRC柱等と同様に構造物
の重量をしっかりと支持し、地震時においては、構造物
の重量を支持しつつ、せん断方向に変形することによっ
て水平振動に関する構造物の固有周期を長周期側にシフ
トさせ、その結果として地震エネルギーの構造物への入
力を大幅に低減できるようになっている。
【0004】したがって、免震構造を採用すれば、上部
構造物の揺れを大幅に低減できるとともに、その結果、
上部構造物の耐震壁の壁厚を薄くしたり壁量を減らした
りといったことも可能となる。
【0005】一方、万一、積層ゴムに欠陥があり、それ
が原因で積層ゴムが設計通りに変形しなかったり、内部
に挿入された減衰用の鉛が期待通りにエネルギー吸収機
能を発揮しなかった場合には、地震エネルギーが積層ゴ
ムでカットされずに上部構造物に入力し、軽薄化した上
部構造物が不測の損害を被るおそれがある。
【0006】そのため、免震ビルに採用された積層ゴム
に対しては、竣工後においてもきわめて厳しい保守管理
が要求されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既存の
免震構造物に設置された積層ゴムが正常に機能している
かどうかは、地震時において上部構造物の揺れが設計通
りに低減されるかどうかから間接的に判断するのが一般
的であり、各積層ゴムの性能低下状況を個別に評価する
には、該積層ゴムをいったん構造物から取り外して加力
試験を行う以外、方法がないのが現状であった。
【0008】したがって、各積層ゴムを交換する際に
は、例えば全数入れ替えるといった事態も余儀なくされ
ることがあり、免震構造物においてメンテナンス費用が
高くなる原因となっていた。
【0009】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、既存免震構造物に対して積層ゴムの保守点検
を個別にかつ高い精度で行うことが可能な積層ゴムの品
質管理システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る積層ゴムの品質管理システムは請求項
1に記載したように、免震構造物に設置された積層ゴム
に取り付けられたAEセンサと、該AEセンサに電気的
に接続され該AEセンサで検出されたAE信号を分析す
るAE分析器と、前記積層ゴムの変形若しくはそれを誘
起する揺れを検出する検出手段と、該検出手段によって
前記揺れが検出されたときに前記AE分析器を作動させ
る制御手段とからなり、前記AE分析器は、該制御手段
の作動命令に応答して前記AEセンサで検出されたAE
信号を分析し前記揺れが生じている間における前記積層
ゴム内での欠陥の発生若しくはその進展に関する状況を
分析するようになっているものである。
【0011】また、本発明に係る積層ゴムの品質管理シ
ステムは、前記検出手段を、加速度計、速度計、変位計
等の振動計測手段で構成するとともに、該振動計測手段
での計測値に関するしきい値を前記制御手段に設定して
おき、該しきい値を越える揺れが検出されたときのみ、
前記AE分析器を作動させるように構成したものであ
る。
【0012】また、本発明に係る積層ゴムの品質管理シ
ステムは、前記AE分析器による分析履歴を記憶する記
憶手段と、該記憶手段から読み出された過去の分析履歴
を参照しながら現在の分析を行う演算部とを備えたもの
である。
【0013】本発明に係る積層ゴムの品質管理システム
においては、積層ゴムの変形若しくはそれを誘起する揺
れが検出手段で検出されたとき、制御手段からの作動命
令に応答する形でAE分析器を作動させる。そして、免
震構造物の積層ゴムに取り付けられたAEセンサによっ
て、該積層ゴム内のマイクロクラックの発生・進展に伴
って発生する主として超音波で構成される微小破壊音を
検出する。
【0014】ここで、積層ゴムとしては、ゴムシートと
鉄板とを幾重にも積層した上でその両面に鉄製のフラン
ジ板を取り付けた一般的な積層ゴムをはじめ、中央部に
挿入された円柱状の鉛プラグを塑性変形させることによ
ってエネルギーを吸収させるように構成された鉛入り積
層ゴム、さらにはゴム素材自体にもエネルギー吸収能を
付加した高減衰積層ゴムなどが含まれる。また、形状と
しては、水平方向特性に方向性を持たない円形断面を主
な対象とするが、建物に設置した場合に納まりがよい角
形のものも含む。
【0015】積層ゴムの変形若しくはそれを誘起する揺
れとは、地震、風等によって積層ゴムが据え付けられた
基礎と該積層ゴムで支持される上部構造物とが相対移動
することによって生じる積層ゴムの変形若しくはそれを
誘起する揺れという意味であり、検出対象としては、積
層ゴムのひずみ、積層ゴムを挟み込んでいる基礎と上部
構造物との相対変形、基礎や上部構造物の振動などが該
当する。
【0016】第1の例としては、例えば積層ゴムの周面
に設置されたひずみ計を検出手段とし、該ひずみ計によ
って積層ゴムの変形を直接検出するようにしてもよい。
【0017】第2の例としては、例えば、上部構造物の
側に設置されたレーザー発振器からのレーザ光を基礎の
側で受光してその位置ずれを検出する、電気的接点の通
電/非通電で相対移動を検出するなどの方法が考えられ
る。
【0018】第3の例としては、加速度計、速度計、変
位計等の振動計測手段で検出手段を構成するとともに、
該振動計測手段での計測値に関するしきい値を上述した
制御手段に設定しておき、かかるしきい値を越える揺れ
が検出されたときにのみ、AE分析器を作動させるよう
にすれば、AE分析器がわずかな揺れで作動して監視情
報が氾濫するのを未然に防止することが可能となる。
【0019】次に、AEセンサで検出されたAE信号を
分析することによって、免震構造物に揺れが生じている
間の積層ゴム内での欠陥の発生若しくはその進展に関す
る状況、すなわち、欠陥の発生や進展があったかどう
か、その程度はどのくらいか、あるいはどの位置で発生
したかなどの状況を分析する。ここで、欠陥の発生若し
くはその進展とは、免震構造物の揺れによってはじめて
内部ひび割れや空隙あるいは亀裂等の欠陥が生じる場合
をはじめ、揺れの前から存在していた欠陥が地震等によ
る変形によって拡大する場合をも含む。
【0020】AE信号の分析は、積層ゴムが変形するた
びにそのつど独立して行ってもよいが、前記AE分析器
による分析履歴を記憶する記憶手段と、該記憶手段から
読み出された過去の分析履歴を参照しながら現在の分析
を行う演算部とを備えておけば、積層ゴム内の傷やひび
割れといった欠陥が時間の経過とともにどのように進行
してきたかといった状況を把握しつつ、積層ゴムの交換
時期を一層明瞭に特定することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層ゴムの品
質管理システムの実施の形態について、添付図面を参照
して説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等
については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0022】図1(a)は、本実施形態に係る積層ゴムの
品質管理システムを示した全体図である。同図でわかる
ように、本実施形態に係る積層ゴムの品質管理システム
は、免震構造物1に設置された積層ゴム2に取り付けら
れているAEセンサ3と、該AEセンサに電気的に接続
され該AEセンサで検出されたAE信号を分析するAE
分析器4と、積層ゴム2の変形を誘起する揺れを検出す
る検出手段としての地震計5と、該地震計によって積層
ゴム2の変形を誘起する揺れが検出されたときにAE分
析器4を作動させる制御手段としての制御部6と、AE
分析器4に接続された外部記憶装置等で構成された記憶
手段である記憶装置9と、AE分析器4の分析結果を表
示印刷するディスプレイ7及びプリンタ8とから構成さ
れる。
【0023】積層ゴム2は、図1(b)に示すように、基
礎10に据え付けられているとともにその上に上部構造
物11を載せて支持している。積層ゴム2は、ゴムシー
ト12と鉄板13とを幾重にも積層した上でその両面に
鉄製のフランジ板14、14を取り付けてなり、水平方
向特性に方向性を持たない一般的な円形断面の積層ゴム
としてある。
【0024】地震計5は、例えば基礎10に設置して地
動加速度を検出するように構成しておくのがよい。
【0025】制御部6は、例えばパソコンで構成すれば
よい。なお、積層ゴム2の両フランジ板14、14間に
変位計15を取り付けて該フランジ間の相対水平変位、
ひいては積層ゴム2のひずみ量を計測するようにしても
よい。
【0026】図2は、AE分析器4を示したブロック図
である。同図でわかるように、AE分析器4は、AEセ
ンサ3で検出されたAE信号をプリアンプ21で増幅し
た後、波形処理部22にて各AE信号の波形特性、すな
わち、周波数成分、発生率、最大振幅、振幅分布等を演
算するとともに、プリアンプ21で増幅された各AE信
号を、信号処理部23で所定のフィルタリング処理を行
ってから増幅処理を行い、しかる後に解析部24にて各
AEセンサ3で検出されたAE信号の到達順序や時間差
を計測し、欠陥の発生位置を特定するようになってお
り、演算結果である波形特性や欠陥の発生位置について
は、必要に応じてディスプレイ7に表示し、プリンタ8
に印刷し、あるいは記憶装置9に保存するようになって
いる。
【0027】そして、AE分析器4は、制御部6の作動
命令に応答してAEセンサ3で検出されたAE信号を上
述したように分析し、地動の揺れが生じている間におけ
る積層ゴム2内での欠陥の発生若しくはその進展に関す
る状況を分析するようになっている。
【0028】なお、制御部6には、地震計5による加速
度データのしきい値が例えば100galに設定してあ
り、該しきい値を越える揺れが地震計5で検出されたと
きのみ、AE分析器4を作動させるように構成してあ
る。
【0029】図3は、本実施形態に係る積層ゴムの品質
管理システムの処理手順を示したフローチャートであ
る。同図でわかるように、本実施形態の品質管理システ
ムにおいては、まず、免震構造物1の基礎10の加速度
振動を積層ゴム2の変形を誘起する揺れとして地震計5
で継続的に観測する(ステップ101)。
【0030】次に、基礎10の加速度振動が検出された
とき、その検出された値が、予め設定されたしきい値、
例えば100galという加速度振動のしきい値を越え
ていなければ、再び、地震観測を継続する(ステップ1
01)。
【0031】一方、検出値がしきい値を越えた場合、制
御部6はAE分析器4に作動制御命令を送出し、AE分
析器4を作動させる(ステップ102)。
【0032】次に、免震構造物1の積層ゴム2に取り付
けられたAEセンサ3によって、該積層ゴム内のマイク
ロクラックの発生・進展に伴って発生する主として超音
波で構成される微小破壊音を検出する(ステップ10
3)。
【0033】次に、AEセンサ3で検出されたAE信号
をAE分析器4で上述したように分析することによっ
て、免震構造物1に揺れが生じている間の積層ゴム2内
での欠陥の発生若しくはその進展に関する状況、すなわ
ち、欠陥の発生や進展があったかどうか、その程度はど
のくらいか、あるいはどの位置で発生したかなどの状況
を分析する(ステップ104)。
【0034】なお、上述したように積層ゴム2のひずみ
量を同時計測してある場合には、かかる計測結果を、例
えば、多数の積層ゴムに対して事前に計測されたひずみ
量とAE信号との相関関係と比較し、かかる相関関係と
の比較において検査対象となっている積層ゴム2の欠陥
状況を評価するようにしてもよい。
【0035】以上説明したように、本実施形態に係る積
層ゴムの品質管理システムによれば、免震構造物1の揺
れによって該構造物に設置された積層ゴム2が変形した
とき、該変形に伴って発生する積層ゴム内の微小音をA
EセンサでAE信号として検出し、積層ゴム内での欠陥
の発生若しくはその進展に関する状況を分析するように
したので、既存免震構造物1に設置済みの積層ゴム2が
どの程度劣化しているのかを、個別にしかも竣工時から
継続して監視することが可能となる。
【0036】そのため、積層ゴムの修理や交換のタイミ
ングを個別に把握することが可能となり、定期的に全数
を交換するといった無駄な保守方法を採用する必要がな
くなる。
【0037】すなわち、出荷時であれば積層ゴムに加力
試験を行うことによって個々の積層ゴムの性能試験を行
うことはできたが、いったん構造物に設置した後では、
積層ゴムの劣化状況を直接把握することは困難であり、
上部構造物の揺れの低減程度を調査することで積層ゴム
の劣化状況を推定するか、あるいは、抜き取り検査を行
うかしか方法がなかったが、本実施形態によれば、既存
免震構造物に設置されたままで、積層ゴムの劣化状況を
高精度にかつ個別に把握することが可能となる。
【0038】なお、このような積層ゴムの品質管理は、
複数の免震ビルに設置された積層ゴムを一カ所でまとめ
て管理することは当然ながら可能である。
【0039】また、本実施形態によれば、振動計測手段
としての加速度計5で検出手段を構成するとともに、該
加速度計での計測値に関するしきい値を制御部6に設定
しておき、かかるしきい値を越える揺れが検出されたと
きにのみ、AE分析器4を作動させるようしたので、例
えば交通振動や小地震が起こるたびにAE分析器4が作
動して積層ゴム2の劣化を調べるという無駄な検査がな
くなり、監視情報の氾濫も未然に防止される。
【0040】本実施形態では、特に言及しなかったが、
図4に示すように、AE分析器4による分析履歴を記憶
する記憶部9と、該記憶9から読み出された過去の分析
履歴を参照しながら現在の分析を行う演算部31とを備
えておけば、積層ゴム2内の傷やひび割れといった欠陥
の発生あるいはその進展が時間の経過とともに把握する
ことができるので、積層ゴムの劣化状況を時間軸で捉え
ることが可能となり、交換時期の判断を下しやすくな
る。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る本発
明の積層ゴムの品質管理システムによれば、既存免震構
造物に設置済みの積層ゴムがどの程度劣化しているのか
を、個別にしかも竣工時から継続して監視することが可
能となる。そのため、積層ゴムの修理や交換のタイミン
グを個別に把握することが可能となり、定期的に全数を
交換するといった無駄な保守方法を採用する必要がなく
なる。また、複数の免震ビルに設置された積層ゴムを一
カ所で総合管理することももちろん可能である。
【0042】また、請求項2に係る本発明の積層ゴムの
品質管理システムによれば、例えば交通振動や小地震が
起こるたびにAE分析器が作動して積層ゴムの劣化を調
べるという無駄な検査がなくなり、監視情報の氾濫も未
然に防止されるという作用効果も奏する。
【0043】また、請求項3に係る本発明の積層ゴムの
品質管理システムによれば、積層ゴム内の傷やひび割れ
といった欠陥の発生あるいはその進展が時間の経過とと
もに把握することができるので、積層ゴムの劣化状況を
時間軸で捉えることが可能となり、交換時期の判断を下
しやすくなる。いう作用効果も奏する。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る積層ゴムの品質管理システム
の図であり、(a)はシステム全体のブロック図、(b)は、
積層ゴム近傍の側面図。
【図2】本実施形態に係る積層ゴムの品質管理システム
を構成するAE計測装置のブロック図。
【図3】本実施形態に係る積層ゴムの品質管理システム
の処理手順を示したフローチャート。
【図4】変形例に係る積層ゴムの品質管理システムの全
体ブロック図。
【符号の説明】
1 免震構造物 2 積層ゴム 3 AEセンサ 4 AE分析器 5 地震計(振動計測手
段、検出手段) 6 制御部(制御手段) 9 記憶部(記憶手段) 10 基礎 11 上部構造物 31 演算部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 免震構造物に設置された積層ゴムに取り
    付けられたAEセンサと、該AEセンサに電気的に接続
    され該AEセンサで検出されたAE信号を分析するAE
    分析器と、前記積層ゴムの変形若しくはそれを誘起する
    揺れを検出する検出手段と、該検出手段によって前記揺
    れが検出されたときに前記AE分析器を作動させる制御
    手段とからなり、前記AE分析器は、該制御手段の作動
    命令に応答して前記AEセンサで検出されたAE信号を
    分析し前記揺れが生じている間における前記積層ゴム内
    での欠陥の発生若しくはその進展に関する状況を分析す
    るようになっていることを特徴とする積層ゴムの品質管
    理システム。
  2. 【請求項2】 前記検出手段を、加速度計、速度計、変
    位計等の振動計測手段で構成するとともに、該振動計測
    手段での計測値に関するしきい値を前記制御手段に設定
    しておき、該しきい値を越える揺れが検出されたときの
    み、前記AE分析器を作動させるように構成した請求項
    1記載の積層ゴムの品質管理システム。
  3. 【請求項3】 前記AE分析器による分析履歴を記憶す
    る記憶手段と、該記憶手段から読み出された過去の分析
    履歴を参照しながら現在の分析を行う演算部とを備えた
    請求項1記載の積層ゴムの品質管理システム。
JP23042297A 1997-08-12 1997-08-12 積層ゴムの品質管理システム Withdrawn JPH1164098A (ja)

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