JPH0731092A - キャンドモータポンプ用細長モータ - Google Patents

キャンドモータポンプ用細長モータ

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Publication number
JPH0731092A
JPH0731092A JP17040593A JP17040593A JPH0731092A JP H0731092 A JPH0731092 A JP H0731092A JP 17040593 A JP17040593 A JP 17040593A JP 17040593 A JP17040593 A JP 17040593A JP H0731092 A JPH0731092 A JP H0731092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotor
diameter
rotor shaft
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17040593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Eguchi
真右 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP17040593A priority Critical patent/JPH0731092A/ja
Publication of JPH0731092A publication Critical patent/JPH0731092A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K2205/00Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to casings, enclosures, supports
    • H02K2205/12Machines characterised by means for reducing windage losses or windage noise

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータロータに対して、ロータ軸に対するベ
アリング効果を発生させると共に、冷却および潤滑液に
対する流体摩擦損失を減少させることができるキャンド
モータポンプ用細長モータを得る。 【構成】 モータロータ16の軸方向長さlの直径Dに
対する長さ/直径(形状)比ε=l/Dを、5倍以上に
設定する。これにより、モータロータ16は、通路18
を通過する冷却および潤滑液の作用によりロータ軸12
に対するベアリング効果を発生させる。従って、ロータ
軸12は3点支持の支持形態とモード型とに形成され、
ロータ軸直径dが減少すると共にベアリング14の容量
が低減する。さらに、モータロータ16は、前記形状比
εが細長形状であることから直径Dが小さくなると共に
回転周速度が小さくなり、流体摩擦損失すなわちロータ
軸12に対する軸受負荷が低減される。この結果、前記
ロータ軸直径dの減少およびベアリング14の容量の低
減が更に助長される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャンドモータポンプ
用モータに係り、特にモータロータの長さ/直径比を大
きく設定することによりモータ自体にベアリング効果が
発生し得るようにしたキャンドモータポンプ用細長モー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図2に示すように、キャンドモ
ータポンプ用モータ10は、ロータ軸12上の一対のベ
アリング14、14間にモータロータ16を設け、この
モータロータ16の外周部に冷却および潤滑液通路18
を介在させて、モータステータ20を配置した構成から
なる。そして、ポンプ22からの取扱液の一部を、配管
24および前記通路18を介してモータ10内に循環す
ることにより、モータ10およびベアリング14の冷却
および潤滑を達成するよう構成されている。なお、図中
の参照符号26および28は、モータハウジングおよび
ステータキャンをそれぞれ示す。
【0003】従って、このような構成からなるモータを
使用するキャンドモータポンプは、そのロータ軸をモー
タの両端部のベアリングで軸支し、ポンプ全体がシール
部分のない完全無漏洩構造を有しており、特別の冷却お
よび潤滑システムを必要としないことから、取扱液の無
漏洩が要求される化学プラント用等のポンプとして広く
賞用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のキャンドモータポンプ用モータは、以下に述べるよ
うに、改良されるべき課題を有していた。
【0005】そこで、この改良されるべき課題について
説明するが、その前において関連する前記従来のモータ
について説明する。
【0006】すなわち、従来のモータ10は、そのモー
タロータ16の軸方向長さlの直径Dに対する長さ/直
径(形状)比ε=l/Dを、通常1.5〜3.5程度の
大きさに設定されている。なお、この形状比εは、単に
一般的な製作限界から規制されていたものである。しか
るに、前記形状比εを有するモータロータ16は、その
形状比εが、後述するように本発明に従って所定の細長
形状に構成されるモータロータの場合には、通路18を
通過する冷却および潤滑液のモータロータに対する作用
により、ロータ軸12上にベアリング効果が発生するも
のであるが、形状比εが前記大きさの場合には、ロータ
軸12に対するベアリング効果は、実質的に何等発生し
ていなかった。
【0007】このため、前記従来のモータ構造を有する
キャンドモータポンプにおいては、図3の(a)に概略
的に示すように、そのロータ軸12の支持および振動系
が、2点支持の支持形態〔図3の(b)参照〕とモード
型〔図3の(c)参照〕となる。従って、モータロータ
にベアリング効果が発生する場合(後述する本発明の3
点支持構成の場合)と比較して、ロータ軸12の直径d
が増大すると共に、ベアリング14、14の容量も上昇
するものであった。また、前記モータロータ16は、そ
の形状比εが大きいことから直径Dが大きくなり、従っ
て回転周速度が大きくなって、通路18を通過する冷却
および潤滑液に対する流体摩擦抵抗(前記直径Dの5乗
に比例する)およびキャビテーションエロージョンの発
生が大きくなる。このため、前記通過液に対する流体摩
擦損失すなわちロータ軸12に対する軸受負荷が上昇
し、これにより前述したロータ軸直径dの増大およびベ
アリング14の容量の上昇が、さらに助長される結果と
なっていた。
【0008】なお、このことは、ポンプの仕様変更、特
にロータ軸の増速変更の度毎に、ロータ軸の危険な速度
および回転数となることを回避するために、ロータ軸1
2の直径d並びにベアリング14の容量およびスパンL
〔図3の(a)〕の変更を含む、多くの設計変更並びに
改造を必要とすることは明らかである。そして、これら
の必要性は、特に近来においてインバータ駆動による高
速および可変速運転が要望されるに至り、不可避となっ
ている。
【0009】そこで、本発明の目的は、モータロータに
対して、ロータ軸に対するベアリング効果を発生させる
と共に、冷却および潤滑液に対する流体摩擦損失を減少
させることにより、ロータ軸の増速時にもこのロータ軸
が危険な速度および回転数となることを有効に回避する
ことができるキャンドモータポンプ用細長モータを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係るキャンドモータポンプ用細長モータ
は、ロータ軸上の一対のベアリング間にモータロータを
設け、このモータロータの外周部に冷却および潤滑液通
路を介在させてモータステータを配置したキャンドモー
タポンプ用モータにおいて、モータロータの軸方向長さ
の直径に対する長さ/直径比を、前記通路を通過する冷
却および潤滑液のモータロータに対する作用がロータ軸
に対してベアリング効果を発生し得る細長形状に設定す
ることを特徴とする。
【0011】この場合、モータロータの長さ/直径比
は、通常5以上に設定するすることができる。
【0012】
【作用】モータロータは、その軸方向長さの直径に対す
る長さ/直径比を、所定の大きさの細長形状に設定する
ことにより、モータステータとの間の通路を通過する冷
却および潤滑液の作用により、ロータ軸に対するベアリ
ング効果を発生する。また、このモータロータは、前記
細長形状からその回転周速度を低減することができ、前
記通路を通過する冷却および潤滑液に対する流体摩擦損
失、すなわちロータ軸に対する軸受負荷を減少させるこ
とができる。
【0013】従って、本発明によれば、ロータ軸の増速
時においても、従来のこの種モータの場合とは異なり、
ロータ軸やベアリング等の設計変更あるいは改造を必要
とすることなく、ロータ軸が危険な速度および回転数と
なることを有効に回避することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係るキャンドモータポンプ用
細長モータの実施例につき添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図2および図3
に示す従来の構造と同一の構成部分には同一の参照符号
を付し、詳細な説明は省略する。
【0015】本実施例のキャンドモータポンプ用細長モ
ータは、その基本的な構成において図2に示す従来のも
のと同一である。しかるに、図1において、本実施例の
細長モータ10は、ポンプとのロータ軸12上の一対の
ベアリング14、14の間に設けたモータロータ16の
外周部に、冷却および潤滑液の通路18を介在させてモ
ータステータ20を配置した構成からなる。なお、図中
の参照符号28はステータキャンを示す。
【0016】そこで、本実施例においては、前記モータ
ロータ16は、その軸方向長さlの直径Dに対する長さ
/直径(形状)比ε=l/Dを、好適には5倍以上(勿
論、一定の同一出力内において)に設定した細長形状に
構成する。そして、これにより、前記モータロータ16
は、モータステータ20との間の通路18を通過する冷
却および潤滑液の作用により、ロータ軸12に対するベ
アリング効果が発生するよう構成されている。
【0017】従って、本実施例の細長モータ10を使用
するキャンドモータポンプにおいては、ロータ軸12
は、その支持および振動系を、従来の構造(図3)とは
異なり、3点支持の支持形態〔図1の(b)〕とモード
型〔図1の(c)〕とに形成される。これにより、ロー
タ軸12の直径dが減少すると共に、ベアリング14、
14の容量も低減する。また、これと同時に、前記モー
タロータ16は、その形状比εが細長形状であることか
ら、直径Dが小さくなって回転周速度が小さくなり、通
路18を通過する冷却および潤滑液に対する流体摩擦抵
抗(前記直径Dの5乗に比例する)およびキャビテーシ
ョンエロージョンの発生が小さくなる。この結果、前記
通過液に対する流体摩擦損失すなわちロータ軸12に対
する軸受負荷を低減することができる。そして、前述し
たロータ軸直径dの減少およびベアリング14の容量の
低減を、さらに助長することができる。
【0018】仍って、本実施例の細長モータ10によれ
ば、ロータ軸の増速時においても、従来のこの種モータ
の場合とは異なり、ロータ軸やベアリング等の設計変更
あるいは改造を必要とすることなく、ロータ軸が危険な
速度および回転数となることを有効に回避し、安定した
ポンプ運転を達成することができる。
【0019】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るキャ
ンドモータポンプ用細長モータは、ロータ軸上の一対の
ベアリングの間に設けたモータロータの外周部に、冷却
および潤滑液通路を介在させてモータステータを配置し
たキャンドモータポンプ用モータにおいて、モータロー
タの軸方向長さの直径に対する長さ/直径(形状)比
を、前記通路を通過する冷却および潤滑液のモータロー
タに対する作用が、ロータ軸に対してベアリング効果を
発生し得る細長形状に設定するよう構成したことによ
り、前記ロータ軸は、モータロータを介して実質的に3
点支持すると同時に、このモータロータによる軸受負荷
を軽減することができる。
【0021】従って、本発明によれば、ロータ軸(ポン
プ)の増速時においても、従来のこの種モータの場合と
は異なり、ロータ軸やベアリング等の設計変更あるいは
改造を必要とすることなく、ロータ軸の危険な速度およ
び回転数となることを有効に回避して、安定したポンプ
運転を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャンドモータポンプ用細長モー
タの一実施例を示すものであって、(a)は構成の概略
図、(b)は支持形態の概略図、(c)はモード型の説
明図である。
【図2】一般的なキャンドモータポンプを示す要部切欠
側面図である。
【図3】一般的なキャンドモータポンプ用モータの構成
例を示すものであって、(a)は構成の概略図、(b)
は支持形態の概略図、(c)はモード型の説明図であ
る。
【符号の説明】 10 モータ 12 ロータ軸 14 ベアリング 16 モータロータ 18 通路 20 モータステータ 28 ステータキャン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ軸上の一対のベアリング間にモー
    タロータを設け、このモータロータの外周部に冷却およ
    び潤滑液通路を介在させてモータステータを配置したキ
    ャンドモータポンプ用モータにおいて、 モータロータの軸方向長さの直径に対する長さ/直径比
    を、前記通路を通過する冷却および潤滑液のモータロー
    タに対する作用がロータ軸に対してベアリング効果を発
    生し得る細長形状に設定することを特徴とするキャンド
    モータポンプ用細長モータ。
  2. 【請求項2】 モータロータの長さ/直径比は、5以上
    に設定してなる請求項1記載のキャンドモータポンプ用
    細長モータ。
JP17040593A 1993-07-09 1993-07-09 キャンドモータポンプ用細長モータ Pending JPH0731092A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17040593A JPH0731092A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 キャンドモータポンプ用細長モータ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17040593A JPH0731092A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 キャンドモータポンプ用細長モータ

Publications (1)

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JPH0731092A true JPH0731092A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15904322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17040593A Pending JPH0731092A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 キャンドモータポンプ用細長モータ

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JP (1) JPH0731092A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101104523B1 (ko) * 2003-09-12 2012-01-12 마일스톤 사이언티픽 인코포레이티드 압력 감지를 이용한 조직 식별용 약물 주입 장치
JP2012059592A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Toyota Motor Corp 燃料電池システム、モータ、空気圧縮機、ポンプ、モータの設計方法

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KR101104523B1 (ko) * 2003-09-12 2012-01-12 마일스톤 사이언티픽 인코포레이티드 압력 감지를 이용한 조직 식별용 약물 주입 장치
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