JPH0731051Y2 - 電気採暖具 - Google Patents

電気採暖具

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JPH0731051Y2
JPH0731051Y2 JP1988135911U JP13591188U JPH0731051Y2 JP H0731051 Y2 JPH0731051 Y2 JP H0731051Y2 JP 1988135911 U JP1988135911 U JP 1988135911U JP 13591188 U JP13591188 U JP 13591188U JP H0731051 Y2 JPH0731051 Y2 JP H0731051Y2
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heater
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博 海老原
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Nihon Dennetsu Co Ltd
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Nihon Dennetsu Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は木製の帯板あるいは細長い形状の藤、竹などを
面状に配列した表面部材をヒータ組込基材と一体にして
用いる電気採暖具に関する。
[従来の技術] 従来の電気採暖具は、第3図に示すように、ヒータ組込
基材1と、このヒータ組込基材1の上面に接着により固
定された表面部材3とを有している。
ヒータ組込基材1は布織布5の一側面に接着されたコー
ドヒータのような電気ヒータ7と、この電気ヒータ7を
二枚のウレタン材9、11の間に挟み込み、下部のウレタ
ン材11の裏面に布13を設け、これらを相互に接着固定し
て作られている。
表面部材3は、細長形状または帯板形状の表面材がヒー
タ組込基材1の上面に並列して、面状に配列されてい
る。この電気採暖具では電気ヒータ7が加熱すると、ウ
レタン材9から表面部材3に熱が伝わり、表面部材3が
加温されて採暖が行われる。
(例えば、実開昭57-97812号公報参照) [考案が解決しようとする課題] 表面部材3は、周縁をあらかじめオーバーロックまたは
ヘム縫製などの周縁処理をしておく。そしてヒータ組込
基材1の上面に表面部材3を接着した後は、周縁処理を
しない。すなわち、表面部材3として、たとえば藤を用
いると、周縁縫製は熟練を要する。
また、藤または木などの表面部材3は一方向に寄せ木方
式で形成されるから、収納時には裏返しておいて表面部
材が表面になるようにロール状に巻くと、裏面が見える
ため見苦しくなり製品の価値が下がるという問題があ
る。
それ故に本考案の課題はヒータ組込基材と表面部材とを
簡単に固定でき、美観に優れた電気採暖具を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本考案によれば、布、フエルトあるいはウレタンなどの
屈曲可能な面状のいずれかを基材として、この基材に電
気ヒータを備えたヒータ組込基材と、このヒータ組込基
材の上面に細長形状または帯板形状の表面材を並列して
面状に配列した表面部材とを含む電気採暖具において、
上記ヒータ組込基材の周縁は上記表面部材の周縁よりも
内側に位置し、上記ヒータ組込基材と上記表面部材とは
接着により固定してあるとともに、上記ヒータ組込基材
の周縁部と上記表面部材とをフエルトあるいはウレタン
などの屈曲可能な布テープにて布テープと周縁部及び布
テープと表面部材とを接着したことを特徴とする電気採
暖具が得られる。
[作用] この電気採暖具では、ヒータ組込基材の上面に表面部材
を接着により固定し、表面部材の裏面とヒータ組込基材
の周縁部とをテープまたは接着剤で接着しているので、
表面部材とヒータ組込基材との剥離強度が増加する。
また、ヒータ組込基材は表面部材の周縁よりも内側にあ
るため、表面部材を表面として、ロール状に巻いた際に
ヒータ組込基材の周縁が見えなくなる。
[実施例] 第1図及び第2図は本考案の電気採暖具の一実施例を示
している。この実施例において、第3図と同じ部分には
同じ符号を付して説明を省略する。
第1図及び第2図を参照して、この電気採暖具は、ヒー
タ組込基材1の上面に細長い形状の表面材として藤を配
列した表面部材3が接着固定されている。
ヒータ組込基材1の周縁は表面部材3の同縁よりも内側
に位置している。ヒータ組込基材1の周縁部と表面部材
3の裏面とは、テープ15によって相互に接着固定されて
いる。このテープ15は、たとえばポリアミドフィルムが
用いられている。テープ15はヒータ組込基材1の布13面
と、表面部材3の裏面とに、熱プレスまたはアイロンに
より張り合わされている。テープ15は布テープあるいは
樹脂テープである。
なお、表面部材3の両端、すなわち表面材を並列して配
列した両端には、隣り合う表面材を接続するように編ま
れた支持部材17が設けられている。この支持部材17は、
竹を細長く紐状に形成したものや一般の紐が用いられて
いる。
さらに、電気採暖具の一側縁にはコントローラケース19
が設けられている。このコントローラケース19の内部に
は電気ヒータ7の温度を制御する電気部品が内蔵されて
いる。この電気採暖具は、たとえば電気カーペットのよ
うにセンサーワイヤーを用いて一般に用いられている制
御が行われるため説明を省略する。電気ヒータ7はコー
ドヒータに限らず、周知の面状ヒータであればよい。
そして、ヒータ組込基材1は布、フエルトあるいはウレ
タンなどの屈曲可能な面状単体に電気ヒータ7を組み込
んであってもよい。もちろん、実施例に示したような、
面状単体を選択して組合せた面状複合体を用いてヒータ
組込基材1を製作してもよい。
ところで、この電気採暖具は、収納時には表面部材3を
表面としてロール状に巻き付けられる。この際、表面部
材3とヒータ組込基材1とは硬さが異なるため、互いに
引っ張りがある。そこで、ヒータ組込基材1と表面部材
3とはテープ15によって、しっかりと固定されているの
で、テープ15が補強の役目を果たす。
また、電気採暖具はロール状に巻かれた際に、表面部材
3の周縁よりヒータ組込基材1の周縁が内側にあるた
め、ヒータ組込基材1が見苦しくならない。
[考案の効果] 以上、実施例により説明したように本考案の電気採暖具
によれば、ヒータ組込基材を表面部材の周縁部に設け、
そのヒータ組込基材の周縁と表面部材とを布テープで覆
うことで、ヒータ組込基材が直接見えないので、電気採
暖具の美観が向上する。
更に、ヒータ組込基材の周縁は、表面部材の周縁より内
側にあり、かつヒータ組込基材の周縁部がテープで覆わ
れているので、ロール状に巻いた際に、ヒータ組込基材
が直接見えず電気採暖具の美観が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気採暖具の一実施例を示す裏面図、
第2図は、第1図の電気採暖具の要部を示す断面図、第
3図は従来の電気採暖具の要部を示す断面図である。 1……ヒータ組込基材、3……表面部材、7……電気ヒ
ータ、9……ウレタン材、13……布、15……布テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】布、フエルトあるいはウレタンなどの屈曲
    可能な面状単体のいずれかを基材として、この基材に電
    気ヒータを備えたヒータ組込基材と、このヒータ組込基
    材の上面に細長形状または帯板形状の表面材を並列して
    面状に配列した表面部材とを含む電気採暖具において、 上記ヒータ組込基材の周縁は上記表面部材の周縁よりも
    内側に位置し、上記ヒータ組込基材と上記表面部材とは
    接着により固定してあるとともに、上記ヒータ組込基材
    の周縁部と上記表面部材とをフエルトあるいはウレタン
    などの屈曲可能な布テープで覆い布テープと周縁部及び
    布テープと表面部とを相互に接着したことを特徴とする
    電気採暖具。
JP1988135911U 1988-10-18 1988-10-18 電気採暖具 Expired - Fee Related JPH0731051Y2 (ja)

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JPH01160692U (ja) * 1988-04-28 1989-11-08

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