JPH07310519A - 簡易オイルミスト警報装置 - Google Patents
簡易オイルミスト警報装置Info
- Publication number
- JPH07310519A JPH07310519A JP10041694A JP10041694A JPH07310519A JP H07310519 A JPH07310519 A JP H07310519A JP 10041694 A JP10041694 A JP 10041694A JP 10041694 A JP10041694 A JP 10041694A JP H07310519 A JPH07310519 A JP H07310519A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil mist
- light receiving
- photoelectric conversion
- receiving element
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低価格であって且つ実用レベルの基本性能と
機能とを備えた簡易オイルミスト警報装置を提供する。 【構成】 光電変換部21は、空間を介して互いに対向
した投光素子22と受光素子23を有して投光素子22
側をクランク室内に挿入してエンジンに直付けされる。
投光素子22から出射されてオイルミストを透過した光
は受光素子23に入射され、受光素子23からはオイル
ミスト濃度に反比例した電圧の信号が出力される。制御
ユニット24はオペアンプと2つのコンパレータを有し
て、受光素子23からの信号に基づいて、オイルミスト
濃度に応じてノーマル表示用又はアラーム表示用のLE
Dを表示する。また、光電変換部21の経時的な特性変
化によって信号の電圧が所定値に至ると、アジャスト表
示用のLEDを表示し、アジャスト調整用ボリュームの
操作でゼロ点補正を実施する。
機能とを備えた簡易オイルミスト警報装置を提供する。 【構成】 光電変換部21は、空間を介して互いに対向
した投光素子22と受光素子23を有して投光素子22
側をクランク室内に挿入してエンジンに直付けされる。
投光素子22から出射されてオイルミストを透過した光
は受光素子23に入射され、受光素子23からはオイル
ミスト濃度に反比例した電圧の信号が出力される。制御
ユニット24はオペアンプと2つのコンパレータを有し
て、受光素子23からの信号に基づいて、オイルミスト
濃度に応じてノーマル表示用又はアラーム表示用のLE
Dを表示する。また、光電変換部21の経時的な特性変
化によって信号の電圧が所定値に至ると、アジャスト表
示用のLEDを表示し、アジャスト調整用ボリュームの
操作でゼロ点補正を実施する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型,軽量,低価格な
簡易オイルミスト警報装置に関する。
簡易オイルミスト警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オイルミスト警報装置として図8
に示すようなものがある。このオイルミスト警報装置に
おいては、ブロア14によってクランク室の前,中,後3
箇所からマニホルド1に吸い込まれたオイルミストは、
ソレノイドバルブ2を経由して光電管3内に導かれる。
光電管3の一端にはLED(発光ダイオード)ランプ4が
設けられており、このLEDランプ4からの光がオイル
ミストを透過してホトセル5に入射される。したがっ
て、ホトセル5からは、オイルミスト濃度に比例した電
圧の電気信号が出力される。
に示すようなものがある。このオイルミスト警報装置に
おいては、ブロア14によってクランク室の前,中,後3
箇所からマニホルド1に吸い込まれたオイルミストは、
ソレノイドバルブ2を経由して光電管3内に導かれる。
光電管3の一端にはLED(発光ダイオード)ランプ4が
設けられており、このLEDランプ4からの光がオイル
ミストを透過してホトセル5に入射される。したがっ
て、ホトセル5からは、オイルミスト濃度に比例した電
圧の電気信号が出力される。
【0003】上記ホトセル5からの電気信号は、アンプ
6およびA/D変換器7を介してマイクロコンピュータ
(以下、マイコンと略称する)8に取り込まれる。そし
て、マイコン8によって、ホトセル5からの電気信号に
基づいてオイルミスト濃度が判定され、ミスト濃度イン
ジケータ(16段階表示)9における判定結果に応じた段
階のLEDが点灯される。
6およびA/D変換器7を介してマイクロコンピュータ
(以下、マイコンと略称する)8に取り込まれる。そし
て、マイコン8によって、ホトセル5からの電気信号に
基づいてオイルミスト濃度が判定され、ミスト濃度イン
ジケータ(16段階表示)9における判定結果に応じた段
階のLEDが点灯される。
【0004】オイルミスト濃度が上昇すると、それに連
れて、ミスト濃度インジケータ9の指示も上昇し、ミス
ト濃度インジケータ9における11段階目のLEDが点
灯するとスライトのパイロットランプ(黄色)10が点灯
すると同時に、スライトアラーム11が動作する。さら
にオイルミスト濃度が上昇して16段階目のLEDが点
灯するとファイナルのパイロットランプ(赤色)12が点
灯すると同時に、ファイナルアラーム13が動作する。
そして、機関自動停止や自動減速が実行されるのであ
る。
れて、ミスト濃度インジケータ9の指示も上昇し、ミス
ト濃度インジケータ9における11段階目のLEDが点
灯するとスライトのパイロットランプ(黄色)10が点灯
すると同時に、スライトアラーム11が動作する。さら
にオイルミスト濃度が上昇して16段階目のLEDが点
灯するとファイナルのパイロットランプ(赤色)12が点
灯すると同時に、ファイナルアラーム13が動作する。
そして、機関自動停止や自動減速が実行されるのであ
る。
【0005】さらに、上記オイルミスト警報装置では、
マイコン8の制御の下に、所定時間毎にソレノイドバル
ブ2を動作させてオイルミスト吸入口を閉鎖すると同時
にフレッシュエア取入口を開放して、光電管3内にフレ
ッシュエアを導入する。そして、マイコン8によって外
気状態をオイルミスト濃度“0"とする自動ゼロ点補正
を実施するようになっている。
マイコン8の制御の下に、所定時間毎にソレノイドバル
ブ2を動作させてオイルミスト吸入口を閉鎖すると同時
にフレッシュエア取入口を開放して、光電管3内にフレ
ッシュエアを導入する。そして、マイコン8によって外
気状態をオイルミスト濃度“0"とする自動ゼロ点補正
を実施するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオイルミスト警報装置においては、マイコン8の制
御の下に、16段階もの詳細なオイルミスト濃度表示や
自動ゼロ点補正を実施するようにしているので価格が非
常に高くつく。そのために、実用レベルの基本性能と機
能とを備えた低価格のオイルミスト警報装置の出現が強
く望まれている。
来のオイルミスト警報装置においては、マイコン8の制
御の下に、16段階もの詳細なオイルミスト濃度表示や
自動ゼロ点補正を実施するようにしているので価格が非
常に高くつく。そのために、実用レベルの基本性能と機
能とを備えた低価格のオイルミスト警報装置の出現が強
く望まれている。
【0007】そこで、この発明の目的は、低価格であっ
て且つ実用レベルの基本性能と機能とを備えた簡易オイ
ルミスト警報装置を提供することにある。
て且つ実用レベルの基本性能と機能とを備えた簡易オイ
ルミスト警報装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の簡易オイルミスト警報装置で
は、U字形に湾曲した湾曲部材の両端部に,空間を介し
て互いに対向して投光素子と受光素子とを設けて成る光
電変換部と、上記光電変換部における受光素子側から上
記投光素子の光軸に対して垂直方向に延在するフランジ
と、上記湾曲部材の両端部に上記投光素子の投光面およ
び受光素子の受光面に面して設けられると共に,上記投
光面と受光面とが互いに臨むことが可能なように上記投
光素子の光軸に沿った開口部を有する2つのエアチャン
バと、上記両エアチャンバを上記フランジより外側の箇
所で外部に連通する通路と、上記光電変換部における受
光素子側であってこの受光素子よりも外側に設置される
と共に,反転型の増幅器と2つのコンパレータを有して,
上記受光素子から出力されて上記増幅器で増幅された検
出信号の電圧が第1のコンパレータの閾値以下の場合に
はノーマル表示用のスイッチをオンしてノーマル表示を
行い,上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの
閾値より高い第2のコンパレータの閾値を越えた場合に
はアラーム表示用のスイッチをオンしてアラーム表示を
行い、上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの
閾値を越えて上記両閾値間にある場合にはアジャスト表
示用のスイッチをオンしてアジャスト表示を行う制御ユ
ニットを備えて、上記光電変換部における上記投光素子
側をエンジンのクランク室の側壁に穿たれた穴からクラ
ンク室内に挿入して上記フランジをクランク室の壁面に
固定することによって、上記エンジンに直付けされるこ
とを特徴としている。
め、請求項1に係る発明の簡易オイルミスト警報装置で
は、U字形に湾曲した湾曲部材の両端部に,空間を介し
て互いに対向して投光素子と受光素子とを設けて成る光
電変換部と、上記光電変換部における受光素子側から上
記投光素子の光軸に対して垂直方向に延在するフランジ
と、上記湾曲部材の両端部に上記投光素子の投光面およ
び受光素子の受光面に面して設けられると共に,上記投
光面と受光面とが互いに臨むことが可能なように上記投
光素子の光軸に沿った開口部を有する2つのエアチャン
バと、上記両エアチャンバを上記フランジより外側の箇
所で外部に連通する通路と、上記光電変換部における受
光素子側であってこの受光素子よりも外側に設置される
と共に,反転型の増幅器と2つのコンパレータを有して,
上記受光素子から出力されて上記増幅器で増幅された検
出信号の電圧が第1のコンパレータの閾値以下の場合に
はノーマル表示用のスイッチをオンしてノーマル表示を
行い,上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの
閾値より高い第2のコンパレータの閾値を越えた場合に
はアラーム表示用のスイッチをオンしてアラーム表示を
行い、上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの
閾値を越えて上記両閾値間にある場合にはアジャスト表
示用のスイッチをオンしてアジャスト表示を行う制御ユ
ニットを備えて、上記光電変換部における上記投光素子
側をエンジンのクランク室の側壁に穿たれた穴からクラ
ンク室内に挿入して上記フランジをクランク室の壁面に
固定することによって、上記エンジンに直付けされるこ
とを特徴としている。
【0009】また、請求項2に係る発明の簡易オイルミ
スト警報装置は、中央部に設けられた筒状のオイルミス
ト室の両端に連通孔を介して連通するエアチャンバを有
すると共に,一方のエアチャンバに投光面を露出した投
光素子と他方のエアチャンバに受光面を露出した受光素
子とを有して,上記投光素子から出射された光は上記オ
イルミスト室および両連通孔を通過して上記受光素子に
入射可能に成した光電変換部と、上記光電変換部におけ
るオイルミスト室にエンジンのクランク室内のオイルミ
ストを導き入れる導入通路と、上記光電変換部における
オイルミスト室内のオイルミストを外部に導き出す排出
通路と、上記両エアチャンバ内に外気を導入する外気通
路と、反転型の増幅器と2つのコンパレータを有して,
上記受光素子から出力されて上記増幅器で増幅された検
出信号の電圧が第1のコンパレータの閾値以下の場合に
はノーマル表示用のスイッチをオンしてノーマル表示を
行い,上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの
閾値より高い第2のコンパレータの閾値を越えた場合に
はアラーム表示用のスイッチをオンしてアラーム表示を
行い、上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの
閾値を越えて上記両閾値間にある場合にはアジャスト表
示用のスイッチをオンしてアジャスト表示を行う制御ユ
ニットを備えたことを特徴としている。
スト警報装置は、中央部に設けられた筒状のオイルミス
ト室の両端に連通孔を介して連通するエアチャンバを有
すると共に,一方のエアチャンバに投光面を露出した投
光素子と他方のエアチャンバに受光面を露出した受光素
子とを有して,上記投光素子から出射された光は上記オ
イルミスト室および両連通孔を通過して上記受光素子に
入射可能に成した光電変換部と、上記光電変換部におけ
るオイルミスト室にエンジンのクランク室内のオイルミ
ストを導き入れる導入通路と、上記光電変換部における
オイルミスト室内のオイルミストを外部に導き出す排出
通路と、上記両エアチャンバ内に外気を導入する外気通
路と、反転型の増幅器と2つのコンパレータを有して,
上記受光素子から出力されて上記増幅器で増幅された検
出信号の電圧が第1のコンパレータの閾値以下の場合に
はノーマル表示用のスイッチをオンしてノーマル表示を
行い,上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの
閾値より高い第2のコンパレータの閾値を越えた場合に
はアラーム表示用のスイッチをオンしてアラーム表示を
行い、上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの
閾値を越えて上記両閾値間にある場合にはアジャスト表
示用のスイッチをオンしてアジャスト表示を行う制御ユ
ニットを備えたことを特徴としている。
【0010】また、請求項3に係る発明は、請求項1あ
るいは請求項2に係る発明の簡易オイルミスト警報装置
において、上記制御ユニットにおける増幅器にはオフセ
ット電圧調整用の可変抵抗器を設けて、上記光電変換部
の経時的な特性変化によって上記検出信号の電圧が上記
第1,第2のコンパレータの閾値間に至って上記アジャ
スト表示用のスイッチがオンされた際には、上記可変抵
抗器をマニュアル操作して上記増幅器のオフセット作用
で上記光電変換部の経時的な特性変化をキャンセルする
ことによって、マニュアルによるゼロ点補正を実施可能
に成したことを特徴としている。
るいは請求項2に係る発明の簡易オイルミスト警報装置
において、上記制御ユニットにおける増幅器にはオフセ
ット電圧調整用の可変抵抗器を設けて、上記光電変換部
の経時的な特性変化によって上記検出信号の電圧が上記
第1,第2のコンパレータの閾値間に至って上記アジャ
スト表示用のスイッチがオンされた際には、上記可変抵
抗器をマニュアル操作して上記増幅器のオフセット作用
で上記光電変換部の経時的な特性変化をキャンセルする
ことによって、マニュアルによるゼロ点補正を実施可能
に成したことを特徴としている。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項1あ
るいは請求項2に係る発明の簡易オイルミスト警報装置
において、上記制御ユニットには、上記アジャスト表示
用のスイッチに変えて上記増幅器のオフセット電圧切換
用の電磁切換スイッチを設ける一方、上記制御ユニット
における増幅器には、上記電磁切換スイッチによって順
次通電される複数の抵抗器を並列に接続して成るオフセ
ット電圧切換手段を設けて、上記光電変換部の経時的な
特性変化によって上記検出信号の電圧が上記第1,第2
のコンパレータの閾値間に至って上記電磁切換スイッチ
が動作した際には、この電磁切換スイッチによって上記
オフセット電圧切換手段の各抵抗に順次通電して上記増
幅器のオフセット作用で上記光電変換部の経時的な特性
変化をキャンセルすることによって自動ゼロ点補正を実
施可能に成したことを特徴としている。
るいは請求項2に係る発明の簡易オイルミスト警報装置
において、上記制御ユニットには、上記アジャスト表示
用のスイッチに変えて上記増幅器のオフセット電圧切換
用の電磁切換スイッチを設ける一方、上記制御ユニット
における増幅器には、上記電磁切換スイッチによって順
次通電される複数の抵抗器を並列に接続して成るオフセ
ット電圧切換手段を設けて、上記光電変換部の経時的な
特性変化によって上記検出信号の電圧が上記第1,第2
のコンパレータの閾値間に至って上記電磁切換スイッチ
が動作した際には、この電磁切換スイッチによって上記
オフセット電圧切換手段の各抵抗に順次通電して上記増
幅器のオフセット作用で上記光電変換部の経時的な特性
変化をキャンセルすることによって自動ゼロ点補正を実
施可能に成したことを特徴としている。
【0012】また、請求項5に係る発明のオイルミスト
警報装置は、U字形に湾曲した湾曲部材の両端部に,空
間を介して互いに対向して赤外線発光素子である投光素
子と焦電型赤外線センサである受光素子とを設けて成る
光電変換部と、上記光電変換部における受光素子側から
上記投光素子の光軸に対して垂直方向に延在するフラン
ジと、上記湾曲部材の両端部に上記投光素子の投光面お
よび受光素子の受光面に面して設けられると共に,上記
投光面と受光面とが互いに臨むことが可能なように上記
投光素子の光軸に沿った開口部を有する2つのエアチャ
ンバと、上記両エアチャンバを上記フランジより外側の
箇所で外部に連通する通路と、上記光電変換部における
受光素子側であってこの受光素子よりも外側に設置され
ると共に,反転型の増幅器とコンパレータを有して,上記
受光素子から出力された負の極性を有する検出信号を上
記増幅器で増幅して得られた電圧信号の電圧が上記コン
パレータの閾値を越えた場合にはアラーム表示用のスイ
ッチをオンしてアラーム表示を行う制御ユニットを備え
て、上記光電変換部における上記投光素子側をエンジン
のクランク室の側壁に穿たれた穴からクランク室内に挿
入して上記フランジをクランク室の壁面に固定すること
によって、上記エンジンに直付けされることを特徴とし
ている。
警報装置は、U字形に湾曲した湾曲部材の両端部に,空
間を介して互いに対向して赤外線発光素子である投光素
子と焦電型赤外線センサである受光素子とを設けて成る
光電変換部と、上記光電変換部における受光素子側から
上記投光素子の光軸に対して垂直方向に延在するフラン
ジと、上記湾曲部材の両端部に上記投光素子の投光面お
よび受光素子の受光面に面して設けられると共に,上記
投光面と受光面とが互いに臨むことが可能なように上記
投光素子の光軸に沿った開口部を有する2つのエアチャ
ンバと、上記両エアチャンバを上記フランジより外側の
箇所で外部に連通する通路と、上記光電変換部における
受光素子側であってこの受光素子よりも外側に設置され
ると共に,反転型の増幅器とコンパレータを有して,上記
受光素子から出力された負の極性を有する検出信号を上
記増幅器で増幅して得られた電圧信号の電圧が上記コン
パレータの閾値を越えた場合にはアラーム表示用のスイ
ッチをオンしてアラーム表示を行う制御ユニットを備え
て、上記光電変換部における上記投光素子側をエンジン
のクランク室の側壁に穿たれた穴からクランク室内に挿
入して上記フランジをクランク室の壁面に固定すること
によって、上記エンジンに直付けされることを特徴とし
ている。
【0013】また、請求項6に係る発明のオイルミスト
警報装置は、中央部に設けられた筒状のオイルミスト室
の両端に連通孔を介して連通するエアチャンバを有する
と共に,一方のエアチャンバに投光面を露出した赤外線
発光素子でなる投光素子と他方のエアチャンバに受光面
を露出した焦電型赤外線センサでなる受光素子とを有し
て,上記投光素子から出射された光は上記オイルミスト
室および両連通孔を通過して上記受光素子に入射可能に
成した光電変換部と、上記光電変換部におけるオイルミ
スト室にエンジンのクランク室内のオイルミストを導き
入れる導入通路と、上記光電変換部におけるオイルミス
ト室内のオイルミストを外部に導き出す排出通路と、上
記両エアチャンバ内に外気を導入する外気通路と、反転
型の増幅器とコンパレータを有して,上記受光素子から
出力された負の極性を有する検出信号を上記増幅器で増
幅して得られた電圧信号の電圧が上記コンパレータの閾
値を越えた場合にはアラーム表示用のスイッチをオンし
てアラーム表示を行う制御ユニットを備えたことを特徴
としている。
警報装置は、中央部に設けられた筒状のオイルミスト室
の両端に連通孔を介して連通するエアチャンバを有する
と共に,一方のエアチャンバに投光面を露出した赤外線
発光素子でなる投光素子と他方のエアチャンバに受光面
を露出した焦電型赤外線センサでなる受光素子とを有し
て,上記投光素子から出射された光は上記オイルミスト
室および両連通孔を通過して上記受光素子に入射可能に
成した光電変換部と、上記光電変換部におけるオイルミ
スト室にエンジンのクランク室内のオイルミストを導き
入れる導入通路と、上記光電変換部におけるオイルミス
ト室内のオイルミストを外部に導き出す排出通路と、上
記両エアチャンバ内に外気を導入する外気通路と、反転
型の増幅器とコンパレータを有して,上記受光素子から
出力された負の極性を有する検出信号を上記増幅器で増
幅して得られた電圧信号の電圧が上記コンパレータの閾
値を越えた場合にはアラーム表示用のスイッチをオンし
てアラーム表示を行う制御ユニットを備えたことを特徴
としている。
【0014】
【作用】請求項1に係る発明では、光電変換部の湾曲部
材におけるクランク室内に挿入されている方の端部に設
けられた投光素子から出射された光は、クランク室内の
オイルミストを透過して上記湾曲部材における他端部に
設けられた受光素子に入射される。そうすると、上記受
光素子からはオイルミスト濃度に反比例する電圧を有す
る検出信号が出力されて制御ユニットに入力される。そ
して、上記制御ユニットによって、反転型の増幅器で増
幅された検出信号の電圧が第1のコンパレータの閾値以
下の場合にはノーマル表示用のスイッチがオンされて、
オイルミスト濃度がノーマルであることを表すノーマル
表示が行われる。また、上記検出信号の電圧が上記第1
のコンパレータの閾値より高い第2のコンパレータの閾
値を越えた場合にはアラーム表示用のスイッチがオンさ
れて、オイルミスト濃度が異常であることを表すアラー
ム表示が行われる。また、上記検出信号の電圧が上記第
1のコンパレータの閾値を越えて上記両閾値間にある場
合にはアジャスト表示用のスイッチがオンされて、ゼロ
点補正が必要であることを表すアジャスト表示が行われ
る。
材におけるクランク室内に挿入されている方の端部に設
けられた投光素子から出射された光は、クランク室内の
オイルミストを透過して上記湾曲部材における他端部に
設けられた受光素子に入射される。そうすると、上記受
光素子からはオイルミスト濃度に反比例する電圧を有す
る検出信号が出力されて制御ユニットに入力される。そ
して、上記制御ユニットによって、反転型の増幅器で増
幅された検出信号の電圧が第1のコンパレータの閾値以
下の場合にはノーマル表示用のスイッチがオンされて、
オイルミスト濃度がノーマルであることを表すノーマル
表示が行われる。また、上記検出信号の電圧が上記第1
のコンパレータの閾値より高い第2のコンパレータの閾
値を越えた場合にはアラーム表示用のスイッチがオンさ
れて、オイルミスト濃度が異常であることを表すアラー
ム表示が行われる。また、上記検出信号の電圧が上記第
1のコンパレータの閾値を越えて上記両閾値間にある場
合にはアジャスト表示用のスイッチがオンされて、ゼロ
点補正が必要であることを表すアジャスト表示が行われ
る。
【0015】その際に、外部から通路を介して取り込ま
れた少量の低圧エアが上記投光素子の投光面および受光
素子の受光面に面したエアチャンバに導かれる。こうし
て、上記投光素子の投光面および受光素子の受光面は、
絶えずフレッシュエアにさらされて汚染されるのが防止
される。
れた少量の低圧エアが上記投光素子の投光面および受光
素子の受光面に面したエアチャンバに導かれる。こうし
て、上記投光素子の投光面および受光素子の受光面は、
絶えずフレッシュエアにさらされて汚染されるのが防止
される。
【0016】また、請求項2に係る発明では、光電変換
部の中央部に設けられた筒状のオイルミスト室に導入通
路を介してクランク室からオイルミストが導かれる。一
方、オイルミスト室内のオイルミストは排出通路を介し
て外部に排出される。その際に、上記オイルミスト室の
一端に連通孔を介して連通するエアチャンバに投光面を
露出させて設けられた投光素子から出射された光は、オ
イルミスト室内のオイルミストを透過して上記オイルミ
スト室の他端に連通孔を介して連通するエアチャンバに
受光面を露出させて設けられた受光素子に入射される。
そうすると、上記受光素子からはオイルミスト濃度に反
比例する電圧を有する検出信号が出力されて制御ユニッ
トに入力される。
部の中央部に設けられた筒状のオイルミスト室に導入通
路を介してクランク室からオイルミストが導かれる。一
方、オイルミスト室内のオイルミストは排出通路を介し
て外部に排出される。その際に、上記オイルミスト室の
一端に連通孔を介して連通するエアチャンバに投光面を
露出させて設けられた投光素子から出射された光は、オ
イルミスト室内のオイルミストを透過して上記オイルミ
スト室の他端に連通孔を介して連通するエアチャンバに
受光面を露出させて設けられた受光素子に入射される。
そうすると、上記受光素子からはオイルミスト濃度に反
比例する電圧を有する検出信号が出力されて制御ユニッ
トに入力される。
【0017】そして、請求項1に係る発明の場合と同様
にして、制御ユニットによって、上記検出信号の電圧に
応じて、ノーマル表示用あるいはアジャスト表示用のス
イッチがオンされてノーマル表示あるいはアラーム表示
が行われる。さらに、上記検出信号の電圧が上記両閾値
間にある場合には、アジャスト表示用のスイッチがオン
されてアジャスト表示が行われる。
にして、制御ユニットによって、上記検出信号の電圧に
応じて、ノーマル表示用あるいはアジャスト表示用のス
イッチがオンされてノーマル表示あるいはアラーム表示
が行われる。さらに、上記検出信号の電圧が上記両閾値
間にある場合には、アジャスト表示用のスイッチがオン
されてアジャスト表示が行われる。
【0018】その際に、外部から外気通路を介して上記
両エアチャンバに外気が導入されることによって、上記
投光素子の投光面および受光素子の受光面の前にエアカ
ーテンが形成される。こうして、上記投光素子の投光面
および受光素子の受光面の汚染が防止される。
両エアチャンバに外気が導入されることによって、上記
投光素子の投光面および受光素子の受光面の前にエアカ
ーテンが形成される。こうして、上記投光素子の投光面
および受光素子の受光面の汚染が防止される。
【0019】また、請求項3に係る発明では、制御ユニ
ットによって上記アジャスト表示が行われた場合には、
操作者によって上記制御ユニットおける増幅器に設けら
れたオフセット電圧調整用の可変抵抗器がマニュアル操
作されて、上記増幅器のオフセット作用によって光電変
換部の経時的な特性変化がキャンセルされる。こうし
て、マニュアルによるゼロ点補正が実施される。
ットによって上記アジャスト表示が行われた場合には、
操作者によって上記制御ユニットおける増幅器に設けら
れたオフセット電圧調整用の可変抵抗器がマニュアル操
作されて、上記増幅器のオフセット作用によって光電変
換部の経時的な特性変化がキャンセルされる。こうし
て、マニュアルによるゼロ点補正が実施される。
【0020】また、請求項4に係る発明では、上記光電
変換部の経時的な特性変化によって上記検出信号の電圧
が上記第1,第2のコンパレータの閾値間に至ると上記
電磁切換スイッチが動作する。そして、この電磁切換ス
イッチによって、上記オフセット電圧切換手段の各抵抗
に順次通電されて上記増幅器のオフセット作用によって
上記光電変換部の経時的な特性変化がキャンセルされ
る。こうして、自動ゼロ点補正が実施される。
変換部の経時的な特性変化によって上記検出信号の電圧
が上記第1,第2のコンパレータの閾値間に至ると上記
電磁切換スイッチが動作する。そして、この電磁切換ス
イッチによって、上記オフセット電圧切換手段の各抵抗
に順次通電されて上記増幅器のオフセット作用によって
上記光電変換部の経時的な特性変化がキャンセルされ
る。こうして、自動ゼロ点補正が実施される。
【0021】また、請求項5及び請求項6に係る発明で
は、上記投光素子である赤外線発光素子から出射された
赤外線がオイルミストを透過して上記受光素子である焦
電型赤外線センサに入射されると、上記オイルミストの
濃度に変化がない場合には、上記焦電型赤外線センサ
は、赤外線の光量変化に伴う温度変化がないので自発分
極作用によって電気的に中和されて電圧“0"の検出信
号を出力する。次に、オイルミスト濃度が増加して上記
焦電型赤外線センサの受光量が減少すると、受光量の減
少に伴う温度低下量に応じた負極性の電圧を有する検出
信号が上記焦電型赤外線センサから出力されて制御ユニ
ットに入力される。そして、上記負の極性を有する検出
信号が反転型の増幅器で増幅され、得られた電圧信号の
電圧がコンパレータの閾値を越えた場合にはアラーム表
示用のスイッチがオンされてアラーム表示が行われる。
は、上記投光素子である赤外線発光素子から出射された
赤外線がオイルミストを透過して上記受光素子である焦
電型赤外線センサに入射されると、上記オイルミストの
濃度に変化がない場合には、上記焦電型赤外線センサ
は、赤外線の光量変化に伴う温度変化がないので自発分
極作用によって電気的に中和されて電圧“0"の検出信
号を出力する。次に、オイルミスト濃度が増加して上記
焦電型赤外線センサの受光量が減少すると、受光量の減
少に伴う温度低下量に応じた負極性の電圧を有する検出
信号が上記焦電型赤外線センサから出力されて制御ユニ
ットに入力される。そして、上記負の極性を有する検出
信号が反転型の増幅器で増幅され、得られた電圧信号の
電圧がコンパレータの閾値を越えた場合にはアラーム表
示用のスイッチがオンされてアラーム表示が行われる。
【0022】さらに、上記光電変換部の経時的な特性変
化によって上記赤外線発光素子の光量が徐々に変化する
場合には、上記焦電型赤外線センサは上記光量の変化を
検出できない。したがって、上記検出信号は基準値を保
持しておりゼロ点補正の必要がない。
化によって上記赤外線発光素子の光量が徐々に変化する
場合には、上記焦電型赤外線センサは上記光量の変化を
検出できない。したがって、上記検出信号は基準値を保
持しておりゼロ点補正の必要がない。
【0023】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。 <第1実施例>図1は本実施例の簡易オイルミスト警報
装置における断面図である。この簡易オイルミスト警報
装置はエンジン直付けタイプであり、クランク室からオ
イルミストを導く配管が不要である。特に、中高速用の
小型エンジンではクランク室に仕切りがないので、本実
施例の簡易オイルミスト警報装置を1個直付けするだけ
で、実用レベルの機能は十分に得られるのである。
説明する。 <第1実施例>図1は本実施例の簡易オイルミスト警報
装置における断面図である。この簡易オイルミスト警報
装置はエンジン直付けタイプであり、クランク室からオ
イルミストを導く配管が不要である。特に、中高速用の
小型エンジンではクランク室に仕切りがないので、本実
施例の簡易オイルミスト警報装置を1個直付けするだけ
で、実用レベルの機能は十分に得られるのである。
【0024】以下、図1に従って本実施例の簡易オイル
ミスト警報装置について説明する。この簡易オイルミス
ト警報装置は、U字形に湾曲した湾曲部材の両先端部に
空間を挟んで互いに対向して投光素子22と受光素子2
3が設けられた光電変換部21と、この光電変換部21
における受光素子23側の外側に一体に組み込まれた制
御ユニット24から概略構成される。そして、光電変換
部21を構成する湾曲部材における受光素子23側に
は、投光素子22の光軸に垂直方向に延在するフランジ
25を設けている。
ミスト警報装置について説明する。この簡易オイルミス
ト警報装置は、U字形に湾曲した湾曲部材の両先端部に
空間を挟んで互いに対向して投光素子22と受光素子2
3が設けられた光電変換部21と、この光電変換部21
における受光素子23側の外側に一体に組み込まれた制
御ユニット24から概略構成される。そして、光電変換
部21を構成する湾曲部材における受光素子23側に
は、投光素子22の光軸に垂直方向に延在するフランジ
25を設けている。
【0025】上記構成の簡易オイルミスト警報装置は、
次のようにしてクランク室に取り付けられる。すなわ
ち、クランク室の壁面26に穿たれた穴27に光電変換
部21を構成する湾曲部材の投光素子22側を挿入し
て、フランジ25をクランク室の壁面26に当接させ
る。そして、ボルト28(一つのみが現れている)によっ
てフランジ25をクランク室の壁面26に固定するので
ある。こうすることによって、上記投光素子22と受光
素子23との間の空間には常時オイルミストが存在する
ことになり、オイルミスト吸入用のブロアやオイルミス
トの導入配管を設ける必要がなく、コストダウンを図る
ことできる。
次のようにしてクランク室に取り付けられる。すなわ
ち、クランク室の壁面26に穿たれた穴27に光電変換
部21を構成する湾曲部材の投光素子22側を挿入し
て、フランジ25をクランク室の壁面26に当接させ
る。そして、ボルト28(一つのみが現れている)によっ
てフランジ25をクランク室の壁面26に固定するので
ある。こうすることによって、上記投光素子22と受光
素子23との間の空間には常時オイルミストが存在する
ことになり、オイルミスト吸入用のブロアやオイルミス
トの導入配管を設ける必要がなく、コストダウンを図る
ことできる。
【0026】上記投光素子22は、例えば赤外線LED
または可視光LEDで構成される。一方、上記受光素子
23は、例えばシリコンホトセルで構成される。また、
投光素子22の投光面と受光素子23の受光面はエアチ
ャンバ31,32に露出している。そして、このエアチ
ャンバ31,32には、フランジ25及び上記湾曲部材
に設けられた通路33を介してクランク室外の微量の低
圧エアが導入されて、オイルミストの付着による発光素
子22の発光面および受光素子23の受光面の汚染が防
止される。
または可視光LEDで構成される。一方、上記受光素子
23は、例えばシリコンホトセルで構成される。また、
投光素子22の投光面と受光素子23の受光面はエアチ
ャンバ31,32に露出している。そして、このエアチ
ャンバ31,32には、フランジ25及び上記湾曲部材
に設けられた通路33を介してクランク室外の微量の低
圧エアが導入されて、オイルミストの付着による発光素
子22の発光面および受光素子23の受光面の汚染が防
止される。
【0027】上記投光素子22から出射された光はクラ
ンク室内のオイルミストを透過して受光素子23に入射
され、受光素子23からはオイルミスト濃度に反比例す
る電圧信号が出力される。そうすると、制御ユニット2
4は、この電圧信号に基づいてオイルミスト濃度の表示
やアラーム出力を実行する。
ンク室内のオイルミストを透過して受光素子23に入射
され、受光素子23からはオイルミスト濃度に反比例す
る電圧信号が出力される。そうすると、制御ユニット2
4は、この電圧信号に基づいてオイルミスト濃度の表示
やアラーム出力を実行する。
【0028】図2は上記制御ユニット24の具体的回路
図である。受光素子23からの電圧信号は反転型のオペ
レーショナルアンプ(以下、オペアンプと略称する)A1,
A2によって増幅されて、コンパレータC1,C2(コンパ
レータC1の閾値<コンパレータC2の閾値)に入力され
る。そして、オイルミスト濃度の低,中,高レベルに応じ
た各コンパレータC1,C2の出力電圧に応じて、リレー
Rおよびオン・ディレー動作のリレーを構成するタイマ
Tが動作して、オイルミスト濃度の各レベルに応じてノ
ーマル表示用のLED41,アジャスト表示用のLED
42およびアラーム表示用のLED43が点灯される。
図である。受光素子23からの電圧信号は反転型のオペ
レーショナルアンプ(以下、オペアンプと略称する)A1,
A2によって増幅されて、コンパレータC1,C2(コンパ
レータC1の閾値<コンパレータC2の閾値)に入力され
る。そして、オイルミスト濃度の低,中,高レベルに応じ
た各コンパレータC1,C2の出力電圧に応じて、リレー
Rおよびオン・ディレー動作のリレーを構成するタイマ
Tが動作して、オイルミスト濃度の各レベルに応じてノ
ーマル表示用のLED41,アジャスト表示用のLED
42およびアラーム表示用のLED43が点灯される。
【0029】以下、上記制御ユニット24の動作を具体
的に説明する。今、上記クランク室内におけるオイルミ
スト濃度が低レベルである場合には、受光素子23から
はオイルミスト濃度に反比例した高い電圧の電圧信号が
オペアンプA1に入力される。そうすると、オペアンプ
A1,A2は反転型のオペアンプであるから、オペアンプ
A2からはコンパレータC1の閾値より低い電圧の信号が
出力される。その結果、タイマT及びリレーRは共に動
作せず、常閉接点aおよび常閉接点cが“オン"状態を
維持してノーマル表示用のLED41が点灯してオイル
ミストは低濃度であることが表示される。
的に説明する。今、上記クランク室内におけるオイルミ
スト濃度が低レベルである場合には、受光素子23から
はオイルミスト濃度に反比例した高い電圧の電圧信号が
オペアンプA1に入力される。そうすると、オペアンプ
A1,A2は反転型のオペアンプであるから、オペアンプ
A2からはコンパレータC1の閾値より低い電圧の信号が
出力される。その結果、タイマT及びリレーRは共に動
作せず、常閉接点aおよび常閉接点cが“オン"状態を
維持してノーマル表示用のLED41が点灯してオイル
ミストは低濃度であることが表示される。
【0030】上述の状態において、上記クランク室の過
熱等によってオイルミスト濃度が急激に上昇すると、上
記受光素子23からの電圧信号の電圧が急激に低下して
オペアンプA2からの信号の電圧も急減に上昇し、コン
パレータC2の閾値よりも高い電圧となる。その際に、
上記コンパレータC1の閾値はコンパレータC2の閾値よ
りも低いので、リレーRよりも先にタイマTに電圧が印
加されてタイマTが動作する。ところが、タイマTの時
限(60秒)内にリレーRも動作するので、常閉接点cが
“オフ"となる一方常開接点dが“オン"となり、アラー
ム表示用のLED43が点灯する。こうして、上記タイ
マTが時限(60秒)を計時すると常閉接点aが“オフ"
となってノーマル表示用のLED41が消灯する一方、
常開接点bが“オン"となる。しかしながら、既に常閉
接点cが“オフ"となっているので、アジャスト表示用
のLED42は点灯できないのである。こうして、オイ
ルミスト濃度が急激に高濃度に達した場合には、ノーマ
ル表示用のLED41が消灯してアラーム表示用のLE
D43が点灯するのである。
熱等によってオイルミスト濃度が急激に上昇すると、上
記受光素子23からの電圧信号の電圧が急激に低下して
オペアンプA2からの信号の電圧も急減に上昇し、コン
パレータC2の閾値よりも高い電圧となる。その際に、
上記コンパレータC1の閾値はコンパレータC2の閾値よ
りも低いので、リレーRよりも先にタイマTに電圧が印
加されてタイマTが動作する。ところが、タイマTの時
限(60秒)内にリレーRも動作するので、常閉接点cが
“オフ"となる一方常開接点dが“オン"となり、アラー
ム表示用のLED43が点灯する。こうして、上記タイ
マTが時限(60秒)を計時すると常閉接点aが“オフ"
となってノーマル表示用のLED41が消灯する一方、
常開接点bが“オン"となる。しかしながら、既に常閉
接点cが“オフ"となっているので、アジャスト表示用
のLED42は点灯できないのである。こうして、オイ
ルミスト濃度が急激に高濃度に達した場合には、ノーマ
ル表示用のLED41が消灯してアラーム表示用のLE
D43が点灯するのである。
【0031】これに対して、上記投光素子22の経時的
な光量低下や受光素子23の受光面の経時的な汚れによ
る感度低下等の光電変換部21の経時的な特性変化は、
極めて徐々に進行する。したがって、オペアンプA2か
らの信号の電圧がコンパレータC1の閾値よりも高くな
ってタイマTが動作しても、タイマTの時限(60秒)内
にリレーRは動作しない。そこで、タイマTが時限(6
0秒)を計時すると常閉接点aが“オフ"となってノーマ
ル表示用のLED41が消灯する一方、常開接点bが
“オン"となる。ところが、この場合には、上述のよう
にリレーRは動作しないので常閉接点cは“オン"状態
を維持しているので、アジャスト表示用のLED42は
点灯するのである。こうして、上記光電変換部21の経
時的な特性変化によって受光素子23の出力電圧が徐々
に低下した場合には、ノーマル表示用のLED41が消
灯してアジャスト表示用のLED42が点灯するのであ
る。
な光量低下や受光素子23の受光面の経時的な汚れによ
る感度低下等の光電変換部21の経時的な特性変化は、
極めて徐々に進行する。したがって、オペアンプA2か
らの信号の電圧がコンパレータC1の閾値よりも高くな
ってタイマTが動作しても、タイマTの時限(60秒)内
にリレーRは動作しない。そこで、タイマTが時限(6
0秒)を計時すると常閉接点aが“オフ"となってノーマ
ル表示用のLED41が消灯する一方、常開接点bが
“オン"となる。ところが、この場合には、上述のよう
にリレーRは動作しないので常閉接点cは“オン"状態
を維持しているので、アジャスト表示用のLED42は
点灯するのである。こうして、上記光電変換部21の経
時的な特性変化によって受光素子23の出力電圧が徐々
に低下した場合には、ノーマル表示用のLED41が消
灯してアジャスト表示用のLED42が点灯するのであ
る。
【0032】上述のようにして、上記アジャスト表示用
のLED42が点灯した際におけるゼロ点補正は、以下
のようにしてマニュアルによって実施される。すなわ
ち、上記オペアンプA2のオフセット電圧を連続的に変
化させるアジャスト調整ボリューム44を、オペアンプ
A2のオフセット作用で光電変換部21の特性変化がキ
ャンセルされまで回転するのである。その結果、オペア
ンプA2の出力電圧がコンパレータC1の閾値より低下し
てアジャスト表示用のLED42が消灯する一方、ノー
マル表示用のLED41が点灯するのである。
のLED42が点灯した際におけるゼロ点補正は、以下
のようにしてマニュアルによって実施される。すなわ
ち、上記オペアンプA2のオフセット電圧を連続的に変
化させるアジャスト調整ボリューム44を、オペアンプ
A2のオフセット作用で光電変換部21の特性変化がキ
ャンセルされまで回転するのである。その結果、オペア
ンプA2の出力電圧がコンパレータC1の閾値より低下し
てアジャスト表示用のLED42が消灯する一方、ノー
マル表示用のLED41が点灯するのである。
【0033】尚、上記コンパレータC1には、帰還抵抗
45によってヒステリシス特性(例えば、入力3V以上
で出力“オン"であり、入力1V以下で出力“オフ")を
持たせている。このヒステリシスの電圧幅の光電変換部
21の経時的な特性変化による変化も、アジャスト調整
ボリューム44によってキャンセルされる。
45によってヒステリシス特性(例えば、入力3V以上
で出力“オン"であり、入力1V以下で出力“オフ")を
持たせている。このヒステリシスの電圧幅の光電変換部
21の経時的な特性変化による変化も、アジャスト調整
ボリューム44によってキャンセルされる。
【0034】上述のように、本実施例においては、光電
変換部21を構成する湾曲部材における両先端部に互い
に対向して投光素子22と受光素子23とを設けて、投
光素子22側をクランク室内に挿入してフランジ25で
クランク室の壁面26に固定している。したがって、投
光素子22と受光素子23との間の空間には常時クラン
ク室内のオイルミストが存在することになり、オイルミ
スト吸入用のブロアやオイルミスト導入配管を設ける必
要がなく、コストダウンを図ることができる。また、上
記投光素子22および受光素子23の前面に設けられた
エアチャンバ31,32に通路33を介して微量の低圧
エアを導入するので、オイルミストの付着による発光素
子22の発光面および受光素子23の受光面の汚染が防
止される。
変換部21を構成する湾曲部材における両先端部に互い
に対向して投光素子22と受光素子23とを設けて、投
光素子22側をクランク室内に挿入してフランジ25で
クランク室の壁面26に固定している。したがって、投
光素子22と受光素子23との間の空間には常時クラン
ク室内のオイルミストが存在することになり、オイルミ
スト吸入用のブロアやオイルミスト導入配管を設ける必
要がなく、コストダウンを図ることができる。また、上
記投光素子22および受光素子23の前面に設けられた
エアチャンバ31,32に通路33を介して微量の低圧
エアを導入するので、オイルミストの付着による発光素
子22の発光面および受光素子23の受光面の汚染が防
止される。
【0035】また、上記受光素子23から出力されるオ
イルミスト濃度に反比例する電圧を有する電圧信号に基
づいて、制御ユニット24のコンパレータC1,C2の閾
値に応じて、オイルミスト濃度が低濃度の場合にはノー
マル表示用のLED41を点灯する。一方、オイルミス
ト濃度が急激に高濃度になった場合にはアラーム表示用
のLED43を点灯する。これに対して、上記光電変換
部21の経時的な特性変化によって受光素子23からの
電圧信号の電圧が徐々に低下した場合には、アジャスト
表示用のLED42を点灯する。この場合には、アジャ
スト表示用のLED42が消灯するまでアジャスト調整
ボリューム44を回転することによって、オペアンプA
2のオフセット作用で光電変換部21の特性変化はキャ
ンセルされてノーマル表示用のLED41が点灯するの
である。
イルミスト濃度に反比例する電圧を有する電圧信号に基
づいて、制御ユニット24のコンパレータC1,C2の閾
値に応じて、オイルミスト濃度が低濃度の場合にはノー
マル表示用のLED41を点灯する。一方、オイルミス
ト濃度が急激に高濃度になった場合にはアラーム表示用
のLED43を点灯する。これに対して、上記光電変換
部21の経時的な特性変化によって受光素子23からの
電圧信号の電圧が徐々に低下した場合には、アジャスト
表示用のLED42を点灯する。この場合には、アジャ
スト表示用のLED42が消灯するまでアジャスト調整
ボリューム44を回転することによって、オペアンプA
2のオフセット作用で光電変換部21の特性変化はキャ
ンセルされてノーマル表示用のLED41が点灯するの
である。
【0036】このように、本実施例においては、マイコ
ン制御によらずに実用に耐え得る範囲内でオイルミスト
濃度表示やゼロ点補正を実施でき、LEDの個数も3個
で良く、大幅な小型軽量化と低価格化を実現できる。
ン制御によらずに実用に耐え得る範囲内でオイルミスト
濃度表示やゼロ点補正を実施でき、LEDの個数も3個
で良く、大幅な小型軽量化と低価格化を実現できる。
【0037】<第2実施例>本実施例における簡易オイ
ルミスト警報装置は、第1実施例の簡易オイルミスト警
報装置におけるゼロ点補正を自動的に実施するものであ
る。図3は、本実施例における制御ユニット24の具体
的回路図である。本実施例における制御ユニット24の
基本的構成は第1実施例における制御ユニット24と同
じであり、同一部材には同一番号を付して詳細な説明は
省略する。
ルミスト警報装置は、第1実施例の簡易オイルミスト警
報装置におけるゼロ点補正を自動的に実施するものであ
る。図3は、本実施例における制御ユニット24の具体
的回路図である。本実施例における制御ユニット24の
基本的構成は第1実施例における制御ユニット24と同
じであり、同一部材には同一番号を付して詳細な説明は
省略する。
【0038】本実施例における制御ユニット24におい
ては、アジャスト表示用のLEDに変えてロータリ式電
磁切換スイッチRSを設け、アジャスト調整ボリューム
44に変えて、ロータリ式電磁切換スイッチRSによっ
て順次オンされる常開接点e〜iの何れか一つに接続さ
れて互いが並列に接続された5個の抵抗46,…,50を
設けている。この制御ユニットは、第1実施例における
制御ユニット24と同様に、クランク室内におけるオイ
ルミスト濃度が低レベルである場合には、タイマTおよ
びリレーRは共に動作せず、ノーマル表示用のLED4
1が点灯してオイルミストは低濃度であることを表示す
る。また、クランク室の過熱等によってオイルミスト濃
度が急激に上昇した場合には、タイマTの時限(60秒)
内にリレーRも動作して、ノーマル表示用のLED41
が消灯してアラーム表示用のLED43が点灯する
ては、アジャスト表示用のLEDに変えてロータリ式電
磁切換スイッチRSを設け、アジャスト調整ボリューム
44に変えて、ロータリ式電磁切換スイッチRSによっ
て順次オンされる常開接点e〜iの何れか一つに接続さ
れて互いが並列に接続された5個の抵抗46,…,50を
設けている。この制御ユニットは、第1実施例における
制御ユニット24と同様に、クランク室内におけるオイ
ルミスト濃度が低レベルである場合には、タイマTおよ
びリレーRは共に動作せず、ノーマル表示用のLED4
1が点灯してオイルミストは低濃度であることを表示す
る。また、クランク室の過熱等によってオイルミスト濃
度が急激に上昇した場合には、タイマTの時限(60秒)
内にリレーRも動作して、ノーマル表示用のLED41
が消灯してアラーム表示用のLED43が点灯する
【0039】これに対して、上記光電変換部21の経時
的な特性変化の場合には、タイマTの時限(60秒)内に
リレーRは動作しない。したがって、タイマTが時限
(60秒)を計時すると常閉接点aが“オフ"となってノ
ーマル表示用のLED41が消灯する一方、常開接点b
が“オン"となる。ところが、この場合には、上述のよ
うにリレーRは動作しないので常閉接点cは“オン"状
態を維持しており、ロータリ式電磁切換スイッチRSが
動作する。そうすると、常開接点e〜iが常開接点e側
から順次“オン"となり、オペアンプA2のオフセット電
圧が5段階で順次切り換えられて、オペアンプA2のオ
フセット作用によって上記光電変換部21の経時的な特
性変化がキャンセルされてオペアンプA2の出力電圧が
低下していく。そして、オペアンプA2の出力電圧がコ
ンパレータC1の閾値よりも低くなるとタイマTに連動
したリレーが“オフ"となり、常閉接点aが“オン"とな
ってノーマル表示用のLED41が点灯する一方、常開
接点bが“オフ"となってロータリ式電磁切換スイッチ
RSが停止するのである。
的な特性変化の場合には、タイマTの時限(60秒)内に
リレーRは動作しない。したがって、タイマTが時限
(60秒)を計時すると常閉接点aが“オフ"となってノ
ーマル表示用のLED41が消灯する一方、常開接点b
が“オン"となる。ところが、この場合には、上述のよ
うにリレーRは動作しないので常閉接点cは“オン"状
態を維持しており、ロータリ式電磁切換スイッチRSが
動作する。そうすると、常開接点e〜iが常開接点e側
から順次“オン"となり、オペアンプA2のオフセット電
圧が5段階で順次切り換えられて、オペアンプA2のオ
フセット作用によって上記光電変換部21の経時的な特
性変化がキャンセルされてオペアンプA2の出力電圧が
低下していく。そして、オペアンプA2の出力電圧がコ
ンパレータC1の閾値よりも低くなるとタイマTに連動
したリレーが“オフ"となり、常閉接点aが“オン"とな
ってノーマル表示用のLED41が点灯する一方、常開
接点bが“オフ"となってロータリ式電磁切換スイッチ
RSが停止するのである。
【0040】このように、本実施例においては、光電変
換部21の経時的な特性変化によって受光素子23の出
力電圧が低下した場合には、ロータリ式電磁切換スイッ
チRSが動作してオペアンプA2のオフセット電圧が変
更され、光電変換部21の特性変化が自動的にキャンセ
ルされてノーマル表示用のLED41が点灯するように
している。したがって、マイコン制御によらずに実用に
耐え得る範囲内でオイルミスト濃度表示や自動ゼロ点補
正を実施できる小型軽量で低価格な簡易オイルミスト警
報装置を実現できる。
換部21の経時的な特性変化によって受光素子23の出
力電圧が低下した場合には、ロータリ式電磁切換スイッ
チRSが動作してオペアンプA2のオフセット電圧が変
更され、光電変換部21の特性変化が自動的にキャンセ
ルされてノーマル表示用のLED41が点灯するように
している。したがって、マイコン制御によらずに実用に
耐え得る範囲内でオイルミスト濃度表示や自動ゼロ点補
正を実施できる小型軽量で低価格な簡易オイルミスト警
報装置を実現できる。
【0041】<第3実施例>図4は本実施例の簡易オイ
ルミスト警報装置における光電変換部の断面図である。
この光電変換部51はエンジン別付けタイプである。上
記光電変換部51は、中央に筒状のオイルミスト室52
を有し、このオイルミスト室52の端に連通孔53,5
4を介して連通するエアチャンバ55,56が設けられ
ている。そして、エアチャンバ55に投光面を露出させ
て投光素子57が設置される一方、エアチャンバ56に
受光面を露出させて受光素子58が設置されている。こ
のように設置された投光素子57の投光面から出射され
た光は、連通孔53および連通孔54を通過して、受光
素子58の受光面に入射されるのである。
ルミスト警報装置における光電変換部の断面図である。
この光電変換部51はエンジン別付けタイプである。上
記光電変換部51は、中央に筒状のオイルミスト室52
を有し、このオイルミスト室52の端に連通孔53,5
4を介して連通するエアチャンバ55,56が設けられ
ている。そして、エアチャンバ55に投光面を露出させ
て投光素子57が設置される一方、エアチャンバ56に
受光面を露出させて受光素子58が設置されている。こ
のように設置された投光素子57の投光面から出射され
た光は、連通孔53および連通孔54を通過して、受光
素子58の受光面に入射されるのである。
【0042】上記オイルミスト室52の両端部には、エ
ンジンのクランク室(図示せず)からのオイルミストを導
入するための分岐管59が連通している。また、オイル
ミスト室52の中央部には、電動ファン61の吸入口に
連通する排出管60が取り付けられている。そして、電
動ファン61を駆動した際における吸入負圧によってク
ランク室内のオイルミストが分岐管59を介してオイル
ミスト室52に吸入され、更に排出管60を介して電動
ファン61の排出口から排出されるのである。尚、その
際に、上記排出管60によってオイルミスト室52の中
央からオイルミストを排出することによって、エアチャ
ンバ55,56内にオイルミストが侵入しないようにす
る。さらに、電動ファン61の吸込負圧によって通路6
2,63を介してエアチャンバ55,56に外気を導入し
て、投光素子57の投光面と受光素子58の受光面にエ
アカーテンを形成する。こうして、オイルミストの付着
による発光素子57の発光面および受光素子58の受光
面の汚染を防止するのである。
ンジンのクランク室(図示せず)からのオイルミストを導
入するための分岐管59が連通している。また、オイル
ミスト室52の中央部には、電動ファン61の吸入口に
連通する排出管60が取り付けられている。そして、電
動ファン61を駆動した際における吸入負圧によってク
ランク室内のオイルミストが分岐管59を介してオイル
ミスト室52に吸入され、更に排出管60を介して電動
ファン61の排出口から排出されるのである。尚、その
際に、上記排出管60によってオイルミスト室52の中
央からオイルミストを排出することによって、エアチャ
ンバ55,56内にオイルミストが侵入しないようにす
る。さらに、電動ファン61の吸込負圧によって通路6
2,63を介してエアチャンバ55,56に外気を導入し
て、投光素子57の投光面と受光素子58の受光面にエ
アカーテンを形成する。こうして、オイルミストの付着
による発光素子57の発光面および受光素子58の受光
面の汚染を防止するのである。
【0043】尚、本実施例の際にも、上記投光素子57
から出射された光はオイルミスト室52内のオイルミス
トを透過して受光素子58に入射され、受光素子58か
らはオイルミスト濃度に反比例する電圧信号が出力され
る。こうして上記受光素子58から出力された電圧信号
は、第1実施例あるいは第2実施例における制御ユニッ
ト24と同じ構成を有している制御ユニット(図示せず)
に入力され、この制御ユニットによって、上記電圧信号
に基づいて、オイルミスト濃度が低濃度の場合にはノー
マル表示用のLEDを点灯する。一方、オイルミスト濃
度が急激に高濃度になった場合にはアラーム表示用のL
EDを点灯する。これに対して、光電変換部51の経時
的な特性変化によって受光素子58からの電圧信号の電
圧が徐々に低下した場合には、アジャスト表示用のLE
Dを点灯したりロータリ式電磁切換スイッチを動作させ
る。
から出射された光はオイルミスト室52内のオイルミス
トを透過して受光素子58に入射され、受光素子58か
らはオイルミスト濃度に反比例する電圧信号が出力され
る。こうして上記受光素子58から出力された電圧信号
は、第1実施例あるいは第2実施例における制御ユニッ
ト24と同じ構成を有している制御ユニット(図示せず)
に入力され、この制御ユニットによって、上記電圧信号
に基づいて、オイルミスト濃度が低濃度の場合にはノー
マル表示用のLEDを点灯する。一方、オイルミスト濃
度が急激に高濃度になった場合にはアラーム表示用のL
EDを点灯する。これに対して、光電変換部51の経時
的な特性変化によって受光素子58からの電圧信号の電
圧が徐々に低下した場合には、アジャスト表示用のLE
Dを点灯したりロータリ式電磁切換スイッチを動作させ
る。
【0044】上記アジャスト表示用のLEDが点灯した
場合には、第1実施例に示すようにオペアンプに設けら
れたアジャスト調整ボリュームによって、マニュアルで
ゼロ点補正を実施する。また、ロータリ式電磁切換スイ
ッチが動作した場合には、第2実施例に示すようにオペ
アンプに設けられたオフセット電圧切換用の複数の抵抗
を順次動作させて自動的にゼロ点補正を実施するのであ
る。
場合には、第1実施例に示すようにオペアンプに設けら
れたアジャスト調整ボリュームによって、マニュアルで
ゼロ点補正を実施する。また、ロータリ式電磁切換スイ
ッチが動作した場合には、第2実施例に示すようにオペ
アンプに設けられたオフセット電圧切換用の複数の抵抗
を順次動作させて自動的にゼロ点補正を実施するのであ
る。
【0045】図5は、図4における電動ファン61の代
わりに低圧エアを利用したエジェクタを用いて、光電変
換部51のオイルミスト室52にオイルミストを取り込
む場合におけるエジェクタ65の断面図である。図5に
おいて、先端をオイルミスト通路66におけるオイルミ
ストの流出口66a側に向けて、オイルミスト通路66
内に設置された低圧エアノズル67から低圧エアを噴射
させる。そして、その際における低圧エアの噴流によっ
てクランク室(図示せず)からオイルミストを吸引するの
である。
わりに低圧エアを利用したエジェクタを用いて、光電変
換部51のオイルミスト室52にオイルミストを取り込
む場合におけるエジェクタ65の断面図である。図5に
おいて、先端をオイルミスト通路66におけるオイルミ
ストの流出口66a側に向けて、オイルミスト通路66
内に設置された低圧エアノズル67から低圧エアを噴射
させる。そして、その際における低圧エアの噴流によっ
てクランク室(図示せず)からオイルミストを吸引するの
である。
【0046】上記エジェクタ65は、図4に示す電動フ
ァン61に比較して簡単に且つ小型軽量に構成できるの
で、図4におけるエンジン別付けタイプの光電変換部5
1内に一体に形成することが可能である。
ァン61に比較して簡単に且つ小型軽量に構成できるの
で、図4におけるエンジン別付けタイプの光電変換部5
1内に一体に形成することが可能である。
【0047】<第4実施例>本実施例においては、上記
光電変換部に設ける投光素子22,57を赤外線LED
で構成する一方、上記受光素子23,58を焦電型赤外
線センサで構成するのである。上記焦電型赤外線センサ
は、高電界をかけて予め自発分極された強誘電体結晶に
入射する赤外線の光量が急激に変化して急激な温度変化
があるとその温度変化に見合った電圧が生ずる焦電効果
を利用したセンサである。
光電変換部に設ける投光素子22,57を赤外線LED
で構成する一方、上記受光素子23,58を焦電型赤外
線センサで構成するのである。上記焦電型赤外線センサ
は、高電界をかけて予め自発分極された強誘電体結晶に
入射する赤外線の光量が急激に変化して急激な温度変化
があるとその温度変化に見合った電圧が生ずる焦電効果
を利用したセンサである。
【0048】上記焦電型赤外線センサを用いた受光素子
23,58を備えた簡易オイルミスト警報装置は、次の
ように動作する。受光素子23,58を構成する強誘電
体結晶は上述のように予め自発分極されている。この状
態では、センサ表面の“+"と“−"の電荷は空気中の浮
遊イオンと結び付いて電気的に中和されている。したが
って、受光素子としての焦電型赤外線センサ23,58
からは電気信号は出力されない。次に、上記投光素子で
ある上記赤外線LED22,57から赤外線が出射され
ると、オイルミストを透過した赤外線が受光素子である
焦電型赤外線センサ23,58に入射してセンサ温度が
上昇する。そうすると、焦電型赤外線センサ23,58
の表面の分極の大きさがセンサ温度Tに応じて(すなわ
ち、その時点でのオイルミスト濃度に応じて)変化す
る。そして、焦電型赤外線センサ23,58からはその
時点でのオイルミスト濃度に応じた電圧の電気信号が出
力される。
23,58を備えた簡易オイルミスト警報装置は、次の
ように動作する。受光素子23,58を構成する強誘電
体結晶は上述のように予め自発分極されている。この状
態では、センサ表面の“+"と“−"の電荷は空気中の浮
遊イオンと結び付いて電気的に中和されている。したが
って、受光素子としての焦電型赤外線センサ23,58
からは電気信号は出力されない。次に、上記投光素子で
ある上記赤外線LED22,57から赤外線が出射され
ると、オイルミストを透過した赤外線が受光素子である
焦電型赤外線センサ23,58に入射してセンサ温度が
上昇する。そうすると、焦電型赤外線センサ23,58
の表面の分極の大きさがセンサ温度Tに応じて(すなわ
ち、その時点でのオイルミスト濃度に応じて)変化す
る。そして、焦電型赤外線センサ23,58からはその
時点でのオイルミスト濃度に応じた電圧の電気信号が出
力される。
【0049】そして、時間が経過すると、センサ表面の
電荷と浮遊イオンとが均等に結び付いて電気的に中和状
態となり、焦電型赤外線センサ23,58からは電気信
号は出力されなくなって、図6にで示す状態となる。
電荷と浮遊イオンとが均等に結び付いて電気的に中和状
態となり、焦電型赤外線センサ23,58からは電気信
号は出力されなくなって、図6にで示す状態となる。
【0050】この状態においてオイルミスト濃度が減少
すると、焦電型赤外線センサ23,58に入射する赤外
線の光量が増加してセンサ温度が上昇する。そうする
と、図6にで示すように、焦電型赤外線センサ23,
58の表面の分極の大きさがセンサ温度の上昇ΔTの大
きさに見合って(すなわち、オイルミスト濃度の減少に
見合って)変化する。そして、焦電型赤外線センサ23,
58からはオイルミスト濃度の変化に見合った電圧“Δ
V"の電気信号が出力される。
すると、焦電型赤外線センサ23,58に入射する赤外
線の光量が増加してセンサ温度が上昇する。そうする
と、図6にで示すように、焦電型赤外線センサ23,
58の表面の分極の大きさがセンサ温度の上昇ΔTの大
きさに見合って(すなわち、オイルミスト濃度の減少に
見合って)変化する。そして、焦電型赤外線センサ23,
58からはオイルミスト濃度の変化に見合った電圧“Δ
V"の電気信号が出力される。
【0051】上述の状態で時間が経過すると、図6に
で示すようにセンサ表面の電荷と浮遊イオンとが均等に
結び付いて電気的に中和状態となり、焦電型赤外線セン
サ23,58からは電気信号は出力されなくなる。この
状態で光電変換部21,51の特性が徐々に変化してい
くが、その場合には焦電型赤外線センサ23,58のセ
ンサ温度の上昇は非常にゆっくりであるから焦電型赤外
線センサ23,58の表面の分極の大きさに変化はな
く、焦電型赤外線センサ23,58からは電気信号が出
力されない。
で示すようにセンサ表面の電荷と浮遊イオンとが均等に
結び付いて電気的に中和状態となり、焦電型赤外線セン
サ23,58からは電気信号は出力されなくなる。この
状態で光電変換部21,51の特性が徐々に変化してい
くが、その場合には焦電型赤外線センサ23,58のセ
ンサ温度の上昇は非常にゆっくりであるから焦電型赤外
線センサ23,58の表面の分極の大きさに変化はな
く、焦電型赤外線センサ23,58からは電気信号が出
力されない。
【0052】上述の状態において、クランク室の過熱等
によってオイルミスト濃度が急激に上昇すると、焦電型
赤外線センサ23,58に入射する赤外線の光量が減少
してセンサ温度が急激に下降する。そうすると、図6に
で示すように焦電型赤外線センサ23,58の表面の
分極が赤外線の光量増加の場合の反対に現れ、センサ温
度の下降ΔTの大きさに見合って(すなわち、オイルミ
スト濃度の増加に見合って)変化する。そして、焦電型
赤外線センサ23,58からはオイルミスト濃度変化に
見合った電圧“−ΔV"の電気信号が出力される。
によってオイルミスト濃度が急激に上昇すると、焦電型
赤外線センサ23,58に入射する赤外線の光量が減少
してセンサ温度が急激に下降する。そうすると、図6に
で示すように焦電型赤外線センサ23,58の表面の
分極が赤外線の光量増加の場合の反対に現れ、センサ温
度の下降ΔTの大きさに見合って(すなわち、オイルミ
スト濃度の増加に見合って)変化する。そして、焦電型
赤外線センサ23,58からはオイルミスト濃度変化に
見合った電圧“−ΔV"の電気信号が出力される。
【0053】図7は本実施例における制御ユニットの具
体的回路図である。本実施例における制御ユニットは、
図2に示す第1実施例における制御ユニット24の回路
構成から、コンパレータC1,オン・ディレー動作のリレ
ーを構成するタイマTおよびアジャスト表示用のLED
42が削除され、新たに自己保持用リレーXが追加され
た構成を有している。
体的回路図である。本実施例における制御ユニットは、
図2に示す第1実施例における制御ユニット24の回路
構成から、コンパレータC1,オン・ディレー動作のリレ
ーを構成するタイマTおよびアジャスト表示用のLED
42が削除され、新たに自己保持用リレーXが追加され
た構成を有している。
【0054】以下、上記制御ユニット24の動作を具体
的に説明する。今、上記クランク室の過熱等によってオ
イルミスト濃度が急激に上昇すると、焦電型赤外線セン
サ23からの電気信号の電圧“−ΔV"がオペアンプA
1,A2によって増幅され、コンパレータC2の閾値よりも
高い電圧となる。その結果、リレーRが動作して常開接
点fが“オン"となり、アラーム表示用のLED43が
点灯する。一方、常閉接点eが“オフ"となってノーマ
ル表示用のLED41が消灯する。こうして、オイルミ
スト濃度が急激に高濃度に達した場合には、ノーマル表
示用のLED41が消灯してアラーム表示用のLED4
3が点灯するのである。その際に、上記自己保持用リレ
ーXが動作して常開接点gが“オン"となるために、ア
ラーム表示状態が保持される。
的に説明する。今、上記クランク室の過熱等によってオ
イルミスト濃度が急激に上昇すると、焦電型赤外線セン
サ23からの電気信号の電圧“−ΔV"がオペアンプA
1,A2によって増幅され、コンパレータC2の閾値よりも
高い電圧となる。その結果、リレーRが動作して常開接
点fが“オン"となり、アラーム表示用のLED43が
点灯する。一方、常閉接点eが“オフ"となってノーマ
ル表示用のLED41が消灯する。こうして、オイルミ
スト濃度が急激に高濃度に達した場合には、ノーマル表
示用のLED41が消灯してアラーム表示用のLED4
3が点灯するのである。その際に、上記自己保持用リレ
ーXが動作して常開接点gが“オン"となるために、ア
ラーム表示状態が保持される。
【0055】その後、オイルミスト濃度が高濃度の状態
を維持している場合あるいはオイルミスト濃度が低下し
た場合には、焦電型赤外線センサ23から電気信号の電
圧は“0"あるいは“ΔV"となる。その結果、オペアン
プA2からの信号の電圧はコンパレータC2の閾値よりも
低い電圧となってリレーRの動作が停止し、常閉接点e
が“オン"となってノーマル表示用のLED41が点灯
する一方、常開接点fが“オフ"となる。ところが、上
述のように上記自己保持用リレーXが動作してアラーム
表示状態が保持されているので、アラーム表示用のLE
D43は点灯し続けるのである。
を維持している場合あるいはオイルミスト濃度が低下し
た場合には、焦電型赤外線センサ23から電気信号の電
圧は“0"あるいは“ΔV"となる。その結果、オペアン
プA2からの信号の電圧はコンパレータC2の閾値よりも
低い電圧となってリレーRの動作が停止し、常閉接点e
が“オン"となってノーマル表示用のLED41が点灯
する一方、常開接点fが“オフ"となる。ところが、上
述のように上記自己保持用リレーXが動作してアラーム
表示状態が保持されているので、アラーム表示用のLE
D43は点灯し続けるのである。
【0056】そして、上記アラーム表示用のLED43
の点灯が必要なくなった場合には、常閉のリセットスイ
ッチSを操作することによって、アラーム表示がキャン
セルされるのである。
の点灯が必要なくなった場合には、常閉のリセットスイ
ッチSを操作することによって、アラーム表示がキャン
セルされるのである。
【0057】上述のように、本実施例においては、上記
投光素子22,57として赤外線LEDを用いる一方、
上記受光素子23,58として焦電型赤外線センサを用
いている。したがって、クランク室の過熱等によってオ
イルミスト濃度が急激に上昇した際には受光素子23,
58からオイルミスト濃度変化に見合った電圧の電気信
号が出力され、この電気信号に基づいて上記アラーム表
示用のLEDを点灯できる。これに対して、光電変換部
21,51の経時的な特性変化は焦電型赤外線センサで
は検出されないので、アラーム表示用のLEDは点灯さ
れない。
投光素子22,57として赤外線LEDを用いる一方、
上記受光素子23,58として焦電型赤外線センサを用
いている。したがって、クランク室の過熱等によってオ
イルミスト濃度が急激に上昇した際には受光素子23,
58からオイルミスト濃度変化に見合った電圧の電気信
号が出力され、この電気信号に基づいて上記アラーム表
示用のLEDを点灯できる。これに対して、光電変換部
21,51の経時的な特性変化は焦電型赤外線センサで
は検出されないので、アラーム表示用のLEDは点灯さ
れない。
【0058】したがって、本実施例によれば、第1実施
例,第2実施例および第3実施例の場合のように、光電
変換部21,51の経時的な特性変化を検知してアラー
ム表示を“オフ"にしてアジャスト表示を“オン"にする
回路を必要とはしない。それに連れて、ゼロ点補正用の
回路も必要とはしない。したがって、更なるコストダウ
ンを図ることができる。
例,第2実施例および第3実施例の場合のように、光電
変換部21,51の経時的な特性変化を検知してアラー
ム表示を“オフ"にしてアジャスト表示を“オン"にする
回路を必要とはしない。それに連れて、ゼロ点補正用の
回路も必要とはしない。したがって、更なるコストダウ
ンを図ることができる。
【0059】尚、上記制御ユニットの具体的な回路は、
図2,図3および図7に示す回路に限定されるものでは
ない。例えば、上記第1実施例〜第3実施例において
は、オペアンプA2の出力がコンパレータC1の閾値より
低い場合にノーマル表示用のLED41を点灯し、コン
パレータC2の閾値より高い場合にアラーム表示用のL
ED43を点灯するようにしている。しかしながら、オ
ペアンプA2の出力とコンパレータC1,C2の閾値と表示
内容の組み合わせはこれに限定されるものではなく、オ
ペアンプA2の出力がコンパレータC1の閾値より高い場
合にアラーム表示用のLED43を点灯するようにして
も何ら差し支えない。
図2,図3および図7に示す回路に限定されるものでは
ない。例えば、上記第1実施例〜第3実施例において
は、オペアンプA2の出力がコンパレータC1の閾値より
低い場合にノーマル表示用のLED41を点灯し、コン
パレータC2の閾値より高い場合にアラーム表示用のL
ED43を点灯するようにしている。しかしながら、オ
ペアンプA2の出力とコンパレータC1,C2の閾値と表示
内容の組み合わせはこれに限定されるものではなく、オ
ペアンプA2の出力がコンパレータC1の閾値より高い場
合にアラーム表示用のLED43を点灯するようにして
も何ら差し支えない。
【0060】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の簡易オイルミスト警報装置では、投光素子と受
光素子とを有する光電変換部と、この光電変換部に設け
られたフランジと、上記投光素子の投光面および受光素
子の受光面に面した2つのエアチャンバと、この両エア
チャンバを外部に連通する通路と、反転型の増幅器と2
つのコンパレータによる上記受光素子からの検出信号の
電圧の判定結果に基づいてオイルミスト濃度に応じてノ
ーマル表示用,アジャスト表示用あるいはアラーム表示
用のスイッチをオンする制御ユニットを一体に形成した
ので、上記光電変換部における上記投光素子側をクラン
ク室内に挿入して上記フランジをクランク室の側壁に固
定することによってエンジンに簡単に直付けできる。し
たがって、この発明によれば、上記光電変換部にオイル
ミストを導くためのブロアや配管を必要とはせず、小
型,軽量,低コスト化を図ることができる。
る発明の簡易オイルミスト警報装置では、投光素子と受
光素子とを有する光電変換部と、この光電変換部に設け
られたフランジと、上記投光素子の投光面および受光素
子の受光面に面した2つのエアチャンバと、この両エア
チャンバを外部に連通する通路と、反転型の増幅器と2
つのコンパレータによる上記受光素子からの検出信号の
電圧の判定結果に基づいてオイルミスト濃度に応じてノ
ーマル表示用,アジャスト表示用あるいはアラーム表示
用のスイッチをオンする制御ユニットを一体に形成した
ので、上記光電変換部における上記投光素子側をクラン
ク室内に挿入して上記フランジをクランク室の側壁に固
定することによってエンジンに簡単に直付けできる。し
たがって、この発明によれば、上記光電変換部にオイル
ミストを導くためのブロアや配管を必要とはせず、小
型,軽量,低コスト化を図ることができる。
【0061】その際における上記制御ユニットによる上
記ノーマル表示やアジャスト表示やアラーム表示は、コ
ンパレータとノーマル表示用,アジャスト表示用および
アラーム表示用のスイッチによって行う。さらに、上記
投光素子の投光面および受光素子の受光面の汚れ防止
は、上記光電変換部に設けられた上記通路を介して上記
2つのエアチャンバに外部から低圧エアを給気すること
によって行う。したがって、オイルミスト濃度チェック
や投光面および受光面の汚れによるオイルミスト濃度検
出特性の経時的な変化を補正するに際してソレノイドバ
ルブやマイコン制御を必要とはしない。したがって、こ
の発明によれば、低価格であって且つ実用レベルの基本
性能を備えた簡易オイルミスト警報装置を提供できる。
記ノーマル表示やアジャスト表示やアラーム表示は、コ
ンパレータとノーマル表示用,アジャスト表示用および
アラーム表示用のスイッチによって行う。さらに、上記
投光素子の投光面および受光素子の受光面の汚れ防止
は、上記光電変換部に設けられた上記通路を介して上記
2つのエアチャンバに外部から低圧エアを給気すること
によって行う。したがって、オイルミスト濃度チェック
や投光面および受光面の汚れによるオイルミスト濃度検
出特性の経時的な変化を補正するに際してソレノイドバ
ルブやマイコン制御を必要とはしない。したがって、こ
の発明によれば、低価格であって且つ実用レベルの基本
性能を備えた簡易オイルミスト警報装置を提供できる。
【0062】また、請求項2に係る発明の簡易オイルミ
スト警報装置は、オイルミスト室の両端に連通するエア
チャンバに投光面または受光面を露出した投光素子およ
び受光素子を有する光電変換部と、この光電変換部のオ
イルミスト室にオイルミストを導き入れる導入通路と、
上記オイルミスト室からオイルミストを外部に導き出す
排出通路と、この両エアチャンバ内に外気を導入する外
気通路と、請求項1に係る発明における制御ユニットと
同じ構成を有する制御ユニットを有するので、上記ノー
マル表示,アジャスト表示,アラーム表示及び投/受光面
の汚れ防止は、ソレノイドバルブやマイコン制御によら
ずに実施できる。したがって、この発明によれば、低価
格であって且つ実用レベルの基本性能を備えた簡易オイ
ルミスト警報装置を提供できる。
スト警報装置は、オイルミスト室の両端に連通するエア
チャンバに投光面または受光面を露出した投光素子およ
び受光素子を有する光電変換部と、この光電変換部のオ
イルミスト室にオイルミストを導き入れる導入通路と、
上記オイルミスト室からオイルミストを外部に導き出す
排出通路と、この両エアチャンバ内に外気を導入する外
気通路と、請求項1に係る発明における制御ユニットと
同じ構成を有する制御ユニットを有するので、上記ノー
マル表示,アジャスト表示,アラーム表示及び投/受光面
の汚れ防止は、ソレノイドバルブやマイコン制御によら
ずに実施できる。したがって、この発明によれば、低価
格であって且つ実用レベルの基本性能を備えた簡易オイ
ルミスト警報装置を提供できる。
【0063】また、請求項3に係る発明の簡易オイルミ
スト警報装置は、上記制御ユニットにおける増幅器には
オフセット電圧調整用の可変抵抗器を有しているので、
上記光電変換部の経時的な特性変化によって上記検出信
号の電圧が上記第1,第2のコンパレータの閾値間に至
ってアジャスト表示が行われた際には、上記可変抵抗器
をマニュアル操作することによって上記増幅器のオフセ
ット作用で上記光電変換部の経時的な特性変化をキャン
セルして、マニュアルによるゼロ点補正を実施できる。
したがって、この発明によれば、低価格であって且つ実
用レベルの基本性能と機能とを備えた簡易オイルミスト
警報装置を提供できる。
スト警報装置は、上記制御ユニットにおける増幅器には
オフセット電圧調整用の可変抵抗器を有しているので、
上記光電変換部の経時的な特性変化によって上記検出信
号の電圧が上記第1,第2のコンパレータの閾値間に至
ってアジャスト表示が行われた際には、上記可変抵抗器
をマニュアル操作することによって上記増幅器のオフセ
ット作用で上記光電変換部の経時的な特性変化をキャン
セルして、マニュアルによるゼロ点補正を実施できる。
したがって、この発明によれば、低価格であって且つ実
用レベルの基本性能と機能とを備えた簡易オイルミスト
警報装置を提供できる。
【0064】また、請求項4に係る発明の簡易オイルミ
スト警報装置は、上記制御ユニットには、上記アジャス
ト表示用のスイッチに変えて上記増幅器のオフセット電
圧切換用の電磁切換スイッチを設ける一方、上記制御ユ
ニットにおける増幅器には、上記電磁切換スイッチによ
って順次通電される複数の抵抗器を並列に接続して成る
オフセット電圧切換手段を設けたので、上記光電変換部
の経時的な特性変化によって上記検出信号の電圧が上記
第1,第2のコンパレータの閾値間に至って上記電磁切
換スイッチが動作した際には、この電磁切換スイッチに
よって上記オフセット電圧切換手段の各抵抗に順次通電
して上記増幅器のオフセット作用で上記光電変換部の経
時的な特性変化を自動的にキャンセルできる。したがっ
て、この発明によれば、低価格であって且つ実用レベル
の基本性能と自動ゼロ点補正機能とを備えた簡易オイル
ミスト警報装置を提供できる。
スト警報装置は、上記制御ユニットには、上記アジャス
ト表示用のスイッチに変えて上記増幅器のオフセット電
圧切換用の電磁切換スイッチを設ける一方、上記制御ユ
ニットにおける増幅器には、上記電磁切換スイッチによ
って順次通電される複数の抵抗器を並列に接続して成る
オフセット電圧切換手段を設けたので、上記光電変換部
の経時的な特性変化によって上記検出信号の電圧が上記
第1,第2のコンパレータの閾値間に至って上記電磁切
換スイッチが動作した際には、この電磁切換スイッチに
よって上記オフセット電圧切換手段の各抵抗に順次通電
して上記増幅器のオフセット作用で上記光電変換部の経
時的な特性変化を自動的にキャンセルできる。したがっ
て、この発明によれば、低価格であって且つ実用レベル
の基本性能と自動ゼロ点補正機能とを備えた簡易オイル
ミスト警報装置を提供できる。
【0065】また、請求項5および請求項6に係る発明
の簡易オイルミスト警報装置は、投光素子を赤外線発光
素子で構成する一方、受光素子を焦電型赤外線センサで
構成し、制御ユニットは、上記焦電型赤外線センサから
出力された負の極性を有する検出信号を反転型の増幅器
で増幅して得られた電圧信号の電圧がコンパレータの閾
値を越えた場合にアラーム表示用のスイッチをオンして
アラーム表示を行うので、オイルミスト濃度が急激に増
加した場合には、上記焦電型赤外線センサから出力され
て上記増幅器で増幅された検出信号の電圧はコンパレー
タの閾値を越えてアラーム表示が行われる。
の簡易オイルミスト警報装置は、投光素子を赤外線発光
素子で構成する一方、受光素子を焦電型赤外線センサで
構成し、制御ユニットは、上記焦電型赤外線センサから
出力された負の極性を有する検出信号を反転型の増幅器
で増幅して得られた電圧信号の電圧がコンパレータの閾
値を越えた場合にアラーム表示用のスイッチをオンして
アラーム表示を行うので、オイルミスト濃度が急激に増
加した場合には、上記焦電型赤外線センサから出力され
て上記増幅器で増幅された検出信号の電圧はコンパレー
タの閾値を越えてアラーム表示が行われる。
【0066】これに対して、上記光電変換部の経時的な
特性変化によって上記赤外線発光素子の出力が徐々に低
下する際には、上記焦電型赤外線センサは上記光電変換
部の経時的な特性変化を検知できず上記検出信号は基準
値を保持する。したがって、この発明によれば、上記ア
ジャスト表示用の回路およびゼロ点補正用の回路を必要
とはせず、実用レベルの基本性能と機能とを備えた簡易
オイルミスト警報装置をさらに低価格で実現できる。
特性変化によって上記赤外線発光素子の出力が徐々に低
下する際には、上記焦電型赤外線センサは上記光電変換
部の経時的な特性変化を検知できず上記検出信号は基準
値を保持する。したがって、この発明によれば、上記ア
ジャスト表示用の回路およびゼロ点補正用の回路を必要
とはせず、実用レベルの基本性能と機能とを備えた簡易
オイルミスト警報装置をさらに低価格で実現できる。
【図1】この発明の簡易オイルミスト警報装置における
断面図である。
断面図である。
【図2】図1における制御ユニットの具体的回路図であ
る。
る。
【図3】ゼロ点補正を自動的に実施する制御ユニットの
回路図である。
回路図である。
【図4】図1に示す簡易オイルミスト警報装置の光電変
換部とは異なるエンジン別付けタイプの光電変換部の断
面図である。
換部とは異なるエンジン別付けタイプの光電変換部の断
面図である。
【図5】図4における電動ファンに代わるエジェクタの
断面図である。
断面図である。
【図6】図1および図4における受光素子として焦電型
赤外線センサを使用した際の受光素子の動作説明図であ
る。
赤外線センサを使用した際の受光素子の動作説明図であ
る。
【図7】受光素子として焦電型赤外線センサを用いた簡
易オイルミスト警報装置における制御ユニットの具体的
回路図である。
易オイルミスト警報装置における制御ユニットの具体的
回路図である。
【図8】従来のオイルミスト警報装置の概略図である。
21,51…光電変換部、 22,57…投光
素子、23,58…受光素子、 24…制御
ユニット、31,32,55,56…エアチャンバ、33
…通路、 41…ノーマル表示用
のLED、42…アジャスト表示用のLED、 43…
アラーム表示用のLED、44…アジャスト調整用ボリ
ューム、46〜50…オフセット電圧切換用の抵抗、5
2…オイルミスト室、 59…分岐管、61
…電動ファン、 65…エジェクタ、R
…リレー、 T…タイマ、RS…
ロータリ式電磁切換スイッチ、X…自己保持用リレー。
素子、23,58…受光素子、 24…制御
ユニット、31,32,55,56…エアチャンバ、33
…通路、 41…ノーマル表示用
のLED、42…アジャスト表示用のLED、 43…
アラーム表示用のLED、44…アジャスト調整用ボリ
ューム、46〜50…オフセット電圧切換用の抵抗、5
2…オイルミスト室、 59…分岐管、61
…電動ファン、 65…エジェクタ、R
…リレー、 T…タイマ、RS…
ロータリ式電磁切換スイッチ、X…自己保持用リレー。
Claims (6)
- 【請求項1】 U字形に湾曲した湾曲部材の両端部に、
空間を介して互いに対向して投光素子と受光素子とを設
けて成る光電変換部と、 上記光電変換部における受光素子側から上記投光素子の
光軸に対して垂直方向に延在するフランジと、 上記湾曲部材の両端部に上記投光素子の投光面および受
光素子の受光面に面して設けられると共に、上記投光面
と受光面とが互いに臨むことが可能なように上記投光素
子の光軸に沿った開口部を有する2つのエアチャンバ
と、 上記両エアチャンバを上記フランジより外側の箇所で外
部に連通する通路と、 上記光電変換部における受光素子側であってこの受光素
子よりも外側に設置されるとともに、反転型の増幅器と
2つのコンパレータを有して、上記受光素子から出力さ
れて上記増幅器で増幅された検出信号の電圧が第1のコ
ンパレータの閾値以下の場合にはノーマル表示用のスイ
ッチをオンしてノーマル表示を行い、上記検出信号の電
圧が上記第1のコンパレータの閾値より高い第2のコン
パレータの閾値を越えた場合にはアラーム表示用のスイ
ッチをオンしてアラーム表示を行い、上記検出信号の電
圧が上記第1のコンパレータの閾値を越えて上記両閾値
間にある場合にはアジャスト表示用のスイッチをオンし
てアジャスト表示を行う制御ユニットを備えて、 上記光電変換部における上記投光素子側をエンジンのク
ランク室の側壁に穿たれた穴からクランク室内に挿入し
て上記フランジをクランク室の壁面に固定することによ
って、上記エンジンに直付けされることを特徴とする簡
易オイルミスト警報装置。 - 【請求項2】 中央部に設けられた筒状のオイルミスト
室の両端に連通孔を介して連通するエアチャンバを有す
ると共に、一方のエアチャンバに投光面を露出した投光
素子と他方のエアチャンバに受光面を露出した受光素子
とを有して、上記投光素子から出射された光は上記オイ
ルミスト室および両連通孔を通過して上記受光素子に入
射可能に成した光電変換部と、 上記光電変換部におけるオイルミスト室にエンジンのク
ランク室内のオイルミストを導き入れる導入通路と、 上記光電変換部におけるオイルミスト室内のオイルミス
トを外部に導き出す排出通路と、 上記両エアチャンバ内に外気を導入する外気通路と、 反転型の増幅器と2つのコンパレータを有して、上記受
光素子から出力されて上記増幅器で増幅された検出信号
の電圧が第1のコンパレータの閾値以下の場合にはノー
マル表示用のスイッチをオンしてノーマル表示を行い、
上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの閾値よ
り高い第2のコンパレータの閾値を越えた場合にはアラ
ーム表示用のスイッチをオンしてアラーム表示を行い、
上記検出信号の電圧が上記第1のコンパレータの閾値を
越えて上記両閾値間にある場合にはアジャスト表示用の
スイッチをオンしてアジャスト表示を行う制御ユニット
を備えたことを特徴とする簡易オイルミスト警報装置。 - 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の簡易
オイルミスト警報装置において、 上記制御ユニットにおける増幅器にはオフセット電圧調
整用の可変抵抗器を設けて、 上記光電変換部の経時的な特性変化によって上記検出信
号の電圧が上記第1,第2のコンパレータの閾値間に至
って上記アジャスト表示用のスイッチがオンされた際に
は、上記可変抵抗器をマニュアル操作して上記増幅器の
オフセット作用で上記光電変換部の経時的な特性変化を
キャンセルすることによって、マニュアルによるゼロ点
補正を実施可能に成したことを特徴とする簡易オイルミ
スト警報装置。 - 【請求項4】 請求項1あるいは請求項2に記載の簡易
オイルミスト警報装置において、 上記制御ユニットには、上記アジャスト表示用のスイッ
チに変えて、上記増幅器のオフセット電圧切換用の電磁
切換スイッチを設ける一方、 上記制御ユニットにおける増幅器には、上記電磁切換ス
イッチによって順次通電される複数の抵抗器を並列に接
続して成るオフセット電圧切換手段を設けて、 上記光電変換部の経時的な特性変化によって上記検出信
号の電圧が上記第1,第2のコンパレータの閾値間に至
って上記電磁切換スイッチが動作した際には、この電磁
切換スイッチによって上記オフセット電圧切換手段の各
抵抗に順次通電して上記増幅器のオフセット作用で上記
光電変換部の経時的な特性変化をキャンセルすることに
よって、自動ゼロ点補正を実施可能に成したことを特徴
とする簡易オイルミスト警報装置。 - 【請求項5】 U字形に湾曲した湾曲部材の両端部に、
空間を介して互いに対向して赤外線発光素子である投光
素子と焦電型赤外線センサである受光素子とを設けて成
る光電変換部と、 上記光電変換部における受光素子側から上記投光素子の
光軸に対して垂直方向に延在するフランジと、 上記湾曲部材の両端部に上記投光素子の投光面および受
光素子の受光面に面して設けられると共に、上記投光面
と受光面とが互いに臨むことが可能なように上記投光素
子の光軸に沿った開口部を有する2つのエアチャンバ
と、 上記両エアチャンバを上記フランジより外側の箇所で外
部に連通する通路と、 上記光電変換部における受光素子側であってこの受光素
子よりも外側に設置されると共に、反転型の増幅器とコ
ンパレータを有して、上記受光素子から出力された負の
極性を有する検出信号を上記増幅器で増幅して得られた
電圧信号の電圧が上記コンパレータの閾値を越えた場合
にはアラーム表示用のスイッチをオンしてアラーム表示
を行う制御ユニットを備えて、 上記光電変換部における上記投光素子側をエンジンのク
ランク室の側壁に穿たれた穴からクランク室内に挿入し
て上記フランジをクランク室の壁面に固定することによ
って、上記エンジンに直付けされることを特徴とする簡
易オイルミスト警報装置。 - 【請求項6】 中央部に設けられた筒状のオイルミスト
室の両端に連通孔を介して連通するエアチャンバを有す
ると共に、一方のエアチャンバに投光面を露出した赤外
線発光素子でなる投光素子と他方のエアチャンバに受光
面を露出した焦電型赤外線センサでなる受光素子とを有
して、上記投光素子から出射された光は上記オイルミス
ト室および両連通孔を通過して上記受光素子に入射可能
に成した光電変換部と、 上記光電変換部におけるオイルミスト室にエンジンのク
ランク室内のオイルミストを導き入れる導入通路と、 上記光電変換部におけるオイルミスト室内のオイルミス
トを外部に導き出す排出通路と、 上記両エアチャンバ内に外気を導入する外気通路と、 反転型の増幅器とコンパレータを有して、上記受光素子
から出力された負の極性を有する検出信号を上記増幅器
で増幅して得られた電圧信号の電圧が上記コンパレータ
の閾値を越えた場合にはアラーム表示用のスイッチをオ
ンしてアラーム表示を行う制御ユニットを備えたことを
特徴とする簡易オイルミスト警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10041694A JP3205172B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 簡易オイルミスト警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10041694A JP3205172B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 簡易オイルミスト警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07310519A true JPH07310519A (ja) | 1995-11-28 |
JP3205172B2 JP3205172B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=14273386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10041694A Expired - Fee Related JP3205172B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 簡易オイルミスト警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3205172B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007140640A2 (de) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Schaller Automation | Anlage und verfahren zum ermitteln von messwerten eines aerosols für eine arbeitsmaschine |
WO2011040594A1 (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-07 | ダイハツディーゼル株式会社 | オイルミスト濃度検出装置 |
EP2615269A1 (de) * | 2012-01-13 | 2013-07-17 | Schaller Automation Industrielle Automationstechnik GmbH & Co. KG | Vorrichtung und Verfahren zum Ermitteln von Messwerten von Gasen und/oder eines Aerosols für eine Arbeitsmaschine |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP10041694A patent/JP3205172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007140640A2 (de) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Schaller Automation | Anlage und verfahren zum ermitteln von messwerten eines aerosols für eine arbeitsmaschine |
WO2007140640A3 (de) * | 2006-06-02 | 2008-08-21 | Schaller Automation Industrielle Automationstechnik Kg | Anlage und verfahren zum ermitteln von messwerten eines aerosols für eine arbeitsmaschine |
WO2011040594A1 (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-07 | ダイハツディーゼル株式会社 | オイルミスト濃度検出装置 |
JP2011080365A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Daihatsu Diesel Mfg Co Ltd | オイルミスト濃度検出装置 |
EP2615269A1 (de) * | 2012-01-13 | 2013-07-17 | Schaller Automation Industrielle Automationstechnik GmbH & Co. KG | Vorrichtung und Verfahren zum Ermitteln von Messwerten von Gasen und/oder eines Aerosols für eine Arbeitsmaschine |
WO2013104454A1 (de) | 2012-01-13 | 2013-07-18 | Schaller-Automation | Vorrichtung und verfahren zum ermitteln von messwerten von gasen und/oder eines aerosols für eine arbeitsmaschine |
CN104204431A (zh) * | 2012-01-13 | 2014-12-10 | 沙勒工业自动化技术两合公司 | 用于确定作功机械的气体和/或气溶胶的测量值的设备和方法 |
JP2015505003A (ja) * | 2012-01-13 | 2015-02-16 | シャラー‐アウトマティオン・インドゥストリエレ・アウトマティオンステヒニク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディートゲゼルシャフト | 被駆動機械に用いられるガス及び/又はエアロゾルに関する測定データを得るための装置並びに方法 |
KR20150028220A (ko) * | 2012-01-13 | 2015-03-13 | 샬레 오토메이션 인더스트리얼 오토메이션테크닉 게엠베하 운트 코. 카게 | 기계용 가스 및/또는 에어로졸의 측정값을 확인하기 위한 장치 및 방법 |
US9080975B2 (en) | 2012-01-13 | 2015-07-14 | Schaller-Automation Industrielle Automationstechnik GmbH & Co. KG | Device and method for ascertaining measured values of gases and/or an aerosol for a machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3205172B2 (ja) | 2001-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080127979A1 (en) | Blow Filter Device | |
EP2795597B1 (en) | Current sensing with internal adc capacitor | |
AU2009290147A1 (en) | Optical detection of particle characteristics | |
JP3205172B2 (ja) | 簡易オイルミスト警報装置 | |
JPH0718582B2 (ja) | 空気調和装置 | |
EP1050715A3 (en) | Flame detector units and flame management systems | |
JPH04301769A (ja) | 液体センサ | |
KR100347109B1 (ko) | 지능형 수동 적외선 감지기 | |
US11828492B2 (en) | Identification of premature heat exchanger failure | |
JPH0352837B2 (ja) | ||
JPS5744511A (en) | Air conditioning device for vehicle | |
JPH0450494B2 (ja) | ||
JPH085590Y2 (ja) | 恒温槽内の受光センサ凍結防止機構 | |
JPS6217642A (ja) | 自動車等の窓ガラスくもり検出装置 | |
JPS6191552A (ja) | 汚れ検出装置 | |
RU1831678C (ru) | Устройство дл контрол содержани пыли в газовом потоке | |
JPH06221597A (ja) | 空気調和機 | |
JPS5941528B2 (ja) | 物体通過検知用光電検出装置 | |
JPH06106017A (ja) | 空気清浄器 | |
JPS61193059A (ja) | 気体検出装置 | |
JPH07192182A (ja) | 光電式分離型感知器 | |
JPH10239238A (ja) | 煙霧透過率測定装置 | |
JPH06294874A (ja) | 光電スイッチ | |
KR0155419B1 (ko) | 팬히터용 공기청정기내 집진판의 오염상태 표시회로 | |
JPH08497B2 (ja) | 車載用空気浄化システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |