JPH0731041Y2 - 取外し自在囲炉裏 - Google Patents

取外し自在囲炉裏

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Publication number
JPH0731041Y2
JPH0731041Y2 JP679492U JP679492U JPH0731041Y2 JP H0731041 Y2 JPH0731041 Y2 JP H0731041Y2 JP 679492 U JP679492 U JP 679492U JP 679492 U JP679492 U JP 679492U JP H0731041 Y2 JPH0731041 Y2 JP H0731041Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
furnace
hearth
case
furnace case
chimney
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP679492U
Other languages
English (en)
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JPH0566401U (ja
Inventor
賢治 松村
Original Assignee
賢治 松村
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Publication date
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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Coke Industry (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、家屋の部屋床面に設
置される囲炉裏に関する。
【0002】
【従来の技術】囲炉裏は、古くから日本の民家において
暖房設備として利用されると共に、炊事の用にも供さ
れ、このため一般に家屋の中心に設置されることが多
い。炉ではまき木や炭が燃やされ、その周りを囲んで床
に人が座り暖をとると共になべをかけて煮物をしたりす
る。天井には、煙やすすあるいは熱気などを逃がすため
一般に開口あるいは煙突が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来の囲炉
裏は一般に床面に囲炉裏のケースが固定して設けられ、
その中に灰や砂を入れてその上で火を燃やす形式である
ため、夏季に不要な場合でも、ケースが部屋の中心を占
有し、スペースが有効に利用できないという問題があ
る。
【0004】又、囲炉裏を形成する炉は、灰や砂を入れ
た上で火を燃やしているため、薪や炭の燃焼効率が悪
く、たとえ換気扇を設けて換気をしても部屋内の空気が
汚れるのを防止することが難しく、これが一般家庭で囲
炉裏の利用を妨げる原因となっている。
【0005】この考案は、上記従来の囲炉裏に伴う問題
点に留意して、囲炉裏で火を完全に燃やすことができる
炉とフード付きの煙突と組合せて強制排気して有害成分
の除去ができ安全な囲炉裏を得る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この考案は、床面より所定深さに設置した掘込部に適宜
高さの台を設け、その上に断熱材を介して炉ケースを台
に対して着脱自在に置き、ケース内には土、灰などを入
れると共に、両端を切断開口し長さ中央付近で上方に開
口突出するパイプを炉ケース内底部に沿って水平にケー
ス壁を貫通するように設けて炉を形成し、炉の適宜上方
にはフード付きの煙突を備えて成る取外し自在囲炉裏の
構成としたのである。
【0007】
【作用】上記のように構成した囲炉裏を組立て、炉ケー
ス中央の開口突出パイプ上に薪や炭を入れて燃やす。こ
のとき、パイプで空気が自然に送り込まれるため、火は
完全に燃焼し不完全燃焼による有害成分の発生が防止さ
れる。部屋内の空気はフード付きの煙突で効率よく排気
される。
【0008】囲炉裏が不要な季節には、炉ケースを取り
外し、台上に床板を置くと床面はフラットとなり、スペ
ースの有効利用が図られる。
【0009】
【実施例】以下この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0010】図1は実施例の囲炉裏の全体概略構成図で
ある。図示の囲炉裏は、家屋内の床面より所定深さに設
置した掘込部1内に台2を設け、その上に木材などを用
いた断熱材3を介して炉ケース4を着脱自在に置かれて
いる。炉ケース4の上方適宜高さにはフード5付きの煙
突6が設けられている。
【0011】炉ケース4は、図2の詳細図に示すよう
に、鉄製のケース本体内に銅板を上部内周に重ねたもの
から成り、炉ケース4内には赤土4aなどが入れられ
る。炉ケース4内には底部に沿って通風パイプ4bが設
けてある。通風パイプ4bは両端が切断開口状で、図4
に示すように、炉ケース4のケース壁を貫通して設けら
れ、その長さ中央付近に上方に突出する開口端4cが設
けられている。この開口端4c上に例えば円形状のネッ
ト4dを置き、その上で薪や炭が燃やされる。炉ケース
4の上縁にはそのフランジにテーブル4eが設けてあ
り、この上で食事などができるようになっている。炉ケ
ース4は略正方形状のものを示しているが、形状はこの
例に限らず例えば円形状など任意のものとすることがで
きる。
【0012】炉ケース4は台2に対して着脱自在に設け
られており、その詳細は図示省略するも、例えば木製の
断熱材3にケース底部が嵌合する嵌合溝等を設けて嵌め
込むようにする。あるいはクリップ、ボルト等で係合す
るようにしてもよい。
【0013】フード5付きの煙突6は建物の屋根から外
部へ突出させるように設けられ、図1に示すように、強
制ファン6aを設けてある。フード5の取付高さは、炉
ケース4の真上で炉で燃やされる火気や煙を最も有効に
集められる高さとする。
【0014】以上のように構成した実施例の囲炉裏は次
のように使用される。
【0015】囲炉裏が必要な冬季などには、炉ケース4
を台2の上にセットする。セットされた炉ケース4内に
は赤土4aや灰などが入れられ、通風パイプ4bの中央
にネット4dを置くと、その上で薪や炭を燃やすことが
できるようになる。これらを燃やすときには煙突の強制
ファン6aを作動させて換気できるようにしておく。囲
炉裏が通常状態になると、テーブル4eの周りに人が座
り、暖を取ると共に食事を暖めながらすることができる
ようになる。
【0016】薪や炭を燃やす際に、この囲炉裏では炉ケ
ース4内に通風パイプ4bが設けられているため、ネッ
ト4d上の燃料に対して空気が適当量自然に供給され、
従って燃焼効率がよく、薪や炭を完全に燃やすことがで
き、不完全燃焼による有害成分の発生が防止される。
【0017】囲炉裏が不要なときは、炉ケース4を取り
外し、台2を逆転して底部に置き、その足の間に炉ケー
ス4を収納して適当な床板(図示省略)で蓋をすればス
ペースの有効利用が図られる。必要であればフード5も
取外し自在に構成しておくと、天井面の邪魔なものが取
り外しできる。
【0018】
【効果】以上詳細に説明したように、この考案の囲炉裏
は部屋内の床面に設けた掘込部に台を設けその上に炉ケ
ースを着脱自在に取り付け、フード付の煙突を適宜高さ
に設け炉ケース内にはその底部に通風パイプを設けて赤
土を入れ通風パイプ中央の突出開口端上で火を燃やすよ
うにしたから、囲炉裏で火を燃やす際に薪や炭を完全燃
焼させ不完全燃焼による有害成分の発生を防止すると共
に強制ファンで有効に排気ができる。囲炉裏の不要季節
には、炉ケースを取り外し、台に床板を置いてスペース
の有効利用を図ることができるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の囲炉裏の全体概略構成図
【図2】炉ケースの拡大断面図
【図3】図1の線III −III から見た平面図
【図4】図1の線IV−IVから見た平面図
【符号の説明】
1 掘込部 2 台 3 断熱材 4 炉ケース 4a 赤土 4b 通風パイプ 4c 突出開口端 4d ネット 4e テーブル 5 フード 6 煙突 6a 強制ファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面より所定深さに設置した掘込部に適
    宜高さの台を設け、その上に断熱材を介して炉ケースを
    台に対して着脱自在に置き、ケース内には土、灰などを
    入れると共に、両端を切断開口し長さ中央付近で上方に
    開口突出するパイプを炉ケース内底部に沿って水平にケ
    ース壁を貫通するように設けて炉を形成し、炉の適宜上
    方にはフード付きの煙突を備えて成る取外し自在囲炉
    裏。
JP679492U 1992-02-19 1992-02-19 取外し自在囲炉裏 Expired - Lifetime JPH0731041Y2 (ja)

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JP679492U JPH0731041Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 取外し自在囲炉裏

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JP679492U JPH0731041Y2 (ja) 1992-02-19 1992-02-19 取外し自在囲炉裏

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Publication Number Publication Date
JPH0566401U JPH0566401U (ja) 1993-09-03
JPH0731041Y2 true JPH0731041Y2 (ja) 1995-07-19

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