JPH0731016A - 運転保守支援システム - Google Patents
運転保守支援システムInfo
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- JPH0731016A JPH0731016A JP15494393A JP15494393A JPH0731016A JP H0731016 A JPH0731016 A JP H0731016A JP 15494393 A JP15494393 A JP 15494393A JP 15494393 A JP15494393 A JP 15494393A JP H0731016 A JPH0731016 A JP H0731016A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- maintenance support
- processing means
- data processing
- gas valve
- support system
- Prior art date
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可搬式データ処理手段にオフライン的に入力
されたデータを、システム内に効率的に取り込むことが
可能な、より信頼性の高い、高機能の運転保守支援シス
テムを提供する。 【構成】 被監視設備に配置された状態検出手段1と、
この状態検出手段1からの信号に基づいて被監視設備の
状態を監視し、故障診断または運転保守支援内容の判定
処理を行う運転保守支援用データ処理手段5とを備え
る。運転保守支援用データ処理手段5が、可搬式データ
処理手段9に格納されたデータを処理することができる
ように構成される。より具体的には、運転保守支援用デ
ータ処理手段5が、可搬式データ処理手段9を介して入
力された被監視設備のガスバルブ開閉状態データと、状
態検出手段1からの信号とに基づいて、ガスバルブの操
作支援および被監視設備の停止・復旧計画支援を行うこ
とができるように構成される。
されたデータを、システム内に効率的に取り込むことが
可能な、より信頼性の高い、高機能の運転保守支援シス
テムを提供する。 【構成】 被監視設備に配置された状態検出手段1と、
この状態検出手段1からの信号に基づいて被監視設備の
状態を監視し、故障診断または運転保守支援内容の判定
処理を行う運転保守支援用データ処理手段5とを備え
る。運転保守支援用データ処理手段5が、可搬式データ
処理手段9に格納されたデータを処理することができる
ように構成される。より具体的には、運転保守支援用デ
ータ処理手段5が、可搬式データ処理手段9を介して入
力された被監視設備のガスバルブ開閉状態データと、状
態検出手段1からの信号とに基づいて、ガスバルブの操
作支援および被監視設備の停止・復旧計画支援を行うこ
とができるように構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電所、変電所、ある
いは開閉所などの電気所に設置される各電気機器の運転
保守支援システムに関する。
いは開閉所などの電気所に設置される各電気機器の運転
保守支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】変電所には、ガス絶縁開閉装置などの高
電圧主回路を入切するための電力用開閉器や、変圧器、
リアクトルなどの油入機器が設置されている。近年、こ
のような電力用機器の信頼性向上、保守の低減、および
事故の未然防止などの目的から、機器の運転保守支援シ
ステムに対する要求が高まっている。
電圧主回路を入切するための電力用開閉器や、変圧器、
リアクトルなどの油入機器が設置されている。近年、こ
のような電力用機器の信頼性向上、保守の低減、および
事故の未然防止などの目的から、機器の運転保守支援シ
ステムに対する要求が高まっている。
【0003】従来、このような機器の運転保守支援シス
テムとしては、状態検出手段によって取り込まれた情報
を、機器監視手段に常時伝送するとともに、機器の異常
が検出された場合には、状態検出手段からのデータおよ
び機器監視手段が有する知識ベースに基づき、データ処
理手段によって故障原因や運転の可否、対処の方法など
を判定し出力する運転保守支援システムが存在してい
る。
テムとしては、状態検出手段によって取り込まれた情報
を、機器監視手段に常時伝送するとともに、機器の異常
が検出された場合には、状態検出手段からのデータおよ
び機器監視手段が有する知識ベースに基づき、データ処
理手段によって故障原因や運転の可否、対処の方法など
を判定し出力する運転保守支援システムが存在してい
る。
【0004】図4は、変電所のガス絶縁開閉装置を対象
としたこの種の従来の運転保守支援システムを示す構成
図である。この図4に示すように、図示していない各被
監視設備には、各被監視設備のさまざまな状態および状
態量を検出する検出センサ1がそれぞれ設けられてい
る。これらの検出センサ1には、監視盤(現場盤)2
が、各ユニット単位でそれぞれ接続されており、これら
の各監視盤2は、センサ信号を光信号に変換し、この光
信号を、変電所本館内に常時設置される本館監視盤また
は上位のデータ処理部である機器監視装置3に光ケーブ
ル4を介して光伝送するように構成されている。また、
機器監視装置3は、受信した信号を、さらに、上位計算
機5に伝送するように構成されている。この上位計算機
5には、光ケーブル6および光スターカプラ7を介して
分散制御盤(機器制御盤)8がそれぞれ接続されてお
り、上位計算機5によって、分散制御盤8を介し、図示
していない各種の機器の制御を行うことができるように
構成されている。そして、この上位計算機5において
は、故障原因や運転可否、対処方法などが判定され、そ
の判定結果は、マンマシンインタフェースである表示手
段10に表示されるようになっている。
としたこの種の従来の運転保守支援システムを示す構成
図である。この図4に示すように、図示していない各被
監視設備には、各被監視設備のさまざまな状態および状
態量を検出する検出センサ1がそれぞれ設けられてい
る。これらの検出センサ1には、監視盤(現場盤)2
が、各ユニット単位でそれぞれ接続されており、これら
の各監視盤2は、センサ信号を光信号に変換し、この光
信号を、変電所本館内に常時設置される本館監視盤また
は上位のデータ処理部である機器監視装置3に光ケーブ
ル4を介して光伝送するように構成されている。また、
機器監視装置3は、受信した信号を、さらに、上位計算
機5に伝送するように構成されている。この上位計算機
5には、光ケーブル6および光スターカプラ7を介して
分散制御盤(機器制御盤)8がそれぞれ接続されてお
り、上位計算機5によって、分散制御盤8を介し、図示
していない各種の機器の制御を行うことができるように
構成されている。そして、この上位計算機5において
は、故障原因や運転可否、対処方法などが判定され、そ
の判定結果は、マンマシンインタフェースである表示手
段10に表示されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガス絶縁開
閉装置においては、一般的に、装置全体が複数のガス区
画に区分され、それぞれのガス区画に個別のガスバルブ
が設けられ、これらのガスバルブの開閉操作によって、
対応するガス区画のガス圧力が個別に調整できるように
構成されている。そのため、このようなガスバルブの開
閉状態の情報もまた、ガス絶縁開閉装置の運転状態を把
握するために必要な情報の一つとして重要である。しか
しながら、通常のガスバルブには接点などの電気回路形
成要素が設けられていないため、ガスバルブの開閉状態
の情報をオンライン的にシステムに取り込むことはでき
ない。そして、このガスバルブの開閉状態の情報のよう
な、オンラインでシステムに取り込むことが不可能な状
態や状態量のデータについては、従来、巡視時や機器の
停止作業時などに、作業員の作業によるオフライン的な
データ採取が行われている。最近では、巡視時や機器の
停止作業時などに作業員が可搬式データ処理手段を携行
し、この可搬式データ処理手段に状態や状態量のデータ
を手作業で入力する方法が取られつつある。
閉装置においては、一般的に、装置全体が複数のガス区
画に区分され、それぞれのガス区画に個別のガスバルブ
が設けられ、これらのガスバルブの開閉操作によって、
対応するガス区画のガス圧力が個別に調整できるように
構成されている。そのため、このようなガスバルブの開
閉状態の情報もまた、ガス絶縁開閉装置の運転状態を把
握するために必要な情報の一つとして重要である。しか
しながら、通常のガスバルブには接点などの電気回路形
成要素が設けられていないため、ガスバルブの開閉状態
の情報をオンライン的にシステムに取り込むことはでき
ない。そして、このガスバルブの開閉状態の情報のよう
な、オンラインでシステムに取り込むことが不可能な状
態や状態量のデータについては、従来、巡視時や機器の
停止作業時などに、作業員の作業によるオフライン的な
データ採取が行われている。最近では、巡視時や機器の
停止作業時などに作業員が可搬式データ処理手段を携行
し、この可搬式データ処理手段に状態や状態量のデータ
を手作業で入力する方法が取られつつある。
【0006】しかしながら、このように作業員によって
オフライン的に入力されたデータは、オンライン的に処
理される他のデータとはまったく独立に処理されている
のが現状である。そのため、従来の運転保守支援システ
ムでは、ガスバルブの開閉状態の情報を必要とするガス
バルブ操作手順の判定などの、オンライン的にシステム
に取り込むことができない情報を必要とするような解析
は行うことができない。このことは、運転保守支援シス
テムの信頼性の向上、システムの高機能化の障害となっ
ている。
オフライン的に入力されたデータは、オンライン的に処
理される他のデータとはまったく独立に処理されている
のが現状である。そのため、従来の運転保守支援システ
ムでは、ガスバルブの開閉状態の情報を必要とするガス
バルブ操作手順の判定などの、オンライン的にシステム
に取り込むことができない情報を必要とするような解析
は行うことができない。このことは、運転保守支援シス
テムの信頼性の向上、システムの高機能化の障害となっ
ている。
【0007】また、以上のように、システムで処理でき
ないガスバルブ操作手順の判定を行うためには、従来、
オンライン的に検出された開閉器の接点情報と、巡視の
際または停止作業の際に作業員によってオフライン的に
入力されたガスバルブの開閉情報とを使用して、作業員
が、手作業で機器操作手順表やガスバルブ操作手順表を
作成している。このような作業は、多大な労力と時間を
要するため、極めて効率が悪い。
ないガスバルブ操作手順の判定を行うためには、従来、
オンライン的に検出された開閉器の接点情報と、巡視の
際または停止作業の際に作業員によってオフライン的に
入力されたガスバルブの開閉情報とを使用して、作業員
が、手作業で機器操作手順表やガスバルブ操作手順表を
作成している。このような作業は、多大な労力と時間を
要するため、極めて効率が悪い。
【0008】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
可搬式データ処理手段にオフライン的に入力されたデー
タを、システム内に効率的に取り込むことが可能な、よ
り信頼性の高い、高機能の運転保守支援システムを提供
することである。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
可搬式データ処理手段にオフライン的に入力されたデー
タを、システム内に効率的に取り込むことが可能な、よ
り信頼性の高い、高機能の運転保守支援システムを提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による運転保守支
援システムは、被監視設備に配置された状態検出手段
と、この状態検出手段からの信号に基づいて前記被監視
設備の状態を監視し、故障診断または運転保守支援内容
の判定処理を行う運転保守支援用データ処理手段とを備
えた運転保守支援システムにおいて、前記運転保守支援
用データ処理手段が、可搬式データ処理手段に格納され
たデータを処理することができるように構成されたこと
を特徴としている。より具体的には、前記運転保守支援
用データ処理手段が、前記可搬式データ処理手段を介し
て入力された被監視設備のガスバルブ開閉状態データ
と、前記状態検出手段からの信号とに基づいて、前記ガ
スバルブの操作支援および前記被監視設備の停止・復旧
計画支援を行うことができるように構成される。
援システムは、被監視設備に配置された状態検出手段
と、この状態検出手段からの信号に基づいて前記被監視
設備の状態を監視し、故障診断または運転保守支援内容
の判定処理を行う運転保守支援用データ処理手段とを備
えた運転保守支援システムにおいて、前記運転保守支援
用データ処理手段が、可搬式データ処理手段に格納され
たデータを処理することができるように構成されたこと
を特徴としている。より具体的には、前記運転保守支援
用データ処理手段が、前記可搬式データ処理手段を介し
て入力された被監視設備のガスバルブ開閉状態データ
と、前記状態検出手段からの信号とに基づいて、前記ガ
スバルブの操作支援および前記被監視設備の停止・復旧
計画支援を行うことができるように構成される。
【0010】
【作用】以上のような構成を有する本発明の運転保守支
援システムにおいては、状態検出手段によってオンライ
ン的に取り込まれたデータと、作業員によって手作業で
可搬式データ処理手段に入力されたオフライン的なデー
タとの、両方のデータに基づいて、故障原因や運転可
否、保守手順、停止計画などを判断することができるた
め、システムによる判断結果の信頼性を向上でき、シス
テムの高機能化を図ることができる。
援システムにおいては、状態検出手段によってオンライ
ン的に取り込まれたデータと、作業員によって手作業で
可搬式データ処理手段に入力されたオフライン的なデー
タとの、両方のデータに基づいて、故障原因や運転可
否、保守手順、停止計画などを判断することができるた
め、システムによる判断結果の信頼性を向上でき、シス
テムの高機能化を図ることができる。
【0011】特に、可搬式データ処理手段を介して入力
された被監視設備のガスバルブ開閉状態データと、前記
状態検出手段からの信号とに基づいて、前記ガスバルブ
の操作支援および前記被監視設備の停止・復旧計画支援
を行うことができるように構成した場合には、機器操作
手順表やガスバルブ操作手順表を自動的に作成できるた
め、これらの表を手作業で作成する場合に比べて、処理
作業の大幅な容易化、迅速化を実現できる。
された被監視設備のガスバルブ開閉状態データと、前記
状態検出手段からの信号とに基づいて、前記ガスバルブ
の操作支援および前記被監視設備の停止・復旧計画支援
を行うことができるように構成した場合には、機器操作
手順表やガスバルブ操作手順表を自動的に作成できるた
め、これらの表を手作業で作成する場合に比べて、処理
作業の大幅な容易化、迅速化を実現できる。
【0012】
【実施例】以下には、本発明による運転保守支援システ
ムの一実施例を、図1〜図3を参照して具体的に説明す
る。まず、図1は、本発明による運転保守支援システム
を変電所のガス絶縁開閉装置に適用した一実施例を示す
構成図である。この図1に示すように、図示していない
各被監視設備には、各被監視設備のさまざまな状態およ
び状態量を検出する検出センサ(状態検出手段)1がそ
れぞれ設けられている。これらの検出センサ1には、監
視盤(現場盤)2が、各ユニット単位でそれぞれ接続さ
れており、これらの各監視盤2は、センサ信号を光信号
に変換し、この光信号を、変電所本館内に常時設置され
る本館監視盤または上位のデータ処理部である機器監視
装置3に光ケーブル4を介して光伝送するように構成さ
れている。また、機器監視装置3は、受信した信号を、
さらに、上位計算機(運転保守支援用データ処理手段)
5に伝送するように構成されている。この上位計算機5
には、光ケーブル6および光スターカプラ7を介して分
散制御盤(機器制御盤)8がそれぞれ接続されており、
上位計算機5によって、分散制御盤8を介し、図示して
いない各種の機器の制御を行うことができるように構成
されている。
ムの一実施例を、図1〜図3を参照して具体的に説明す
る。まず、図1は、本発明による運転保守支援システム
を変電所のガス絶縁開閉装置に適用した一実施例を示す
構成図である。この図1に示すように、図示していない
各被監視設備には、各被監視設備のさまざまな状態およ
び状態量を検出する検出センサ(状態検出手段)1がそ
れぞれ設けられている。これらの検出センサ1には、監
視盤(現場盤)2が、各ユニット単位でそれぞれ接続さ
れており、これらの各監視盤2は、センサ信号を光信号
に変換し、この光信号を、変電所本館内に常時設置され
る本館監視盤または上位のデータ処理部である機器監視
装置3に光ケーブル4を介して光伝送するように構成さ
れている。また、機器監視装置3は、受信した信号を、
さらに、上位計算機(運転保守支援用データ処理手段)
5に伝送するように構成されている。この上位計算機5
には、光ケーブル6および光スターカプラ7を介して分
散制御盤(機器制御盤)8がそれぞれ接続されており、
上位計算機5によって、分散制御盤8を介し、図示して
いない各種の機器の制御を行うことができるように構成
されている。
【0013】一方、図中9は、変電所の作業員が構内を
巡視する際や機器の停止作業の際などに携行し、ガスバ
ルブの開閉状態の情報を初めとする各機器の状態や状態
量を入力するための可搬式計算機(可搬式データ処理手
段)である。本実施例において、この可搬式計算機9と
上位計算機5は、直接あるいはインタフェースを介して
相互接続可能に構成されており、可搬式計算機9に入力
されたデータを上位計算機5に取り込むことができるよ
うになっている。そして、上位計算機5においては、各
検出センサ1からの信号と、可搬式計算機9からのデー
タに基づいて、故障原因や運転可否、対処方法などが判
定され、その判定結果は、マンマシンインタフェースで
ある表示手段10に表示されるようになっている。
巡視する際や機器の停止作業の際などに携行し、ガスバ
ルブの開閉状態の情報を初めとする各機器の状態や状態
量を入力するための可搬式計算機(可搬式データ処理手
段)である。本実施例において、この可搬式計算機9と
上位計算機5は、直接あるいはインタフェースを介して
相互接続可能に構成されており、可搬式計算機9に入力
されたデータを上位計算機5に取り込むことができるよ
うになっている。そして、上位計算機5においては、各
検出センサ1からの信号と、可搬式計算機9からのデー
タに基づいて、故障原因や運転可否、対処方法などが判
定され、その判定結果は、マンマシンインタフェースで
ある表示手段10に表示されるようになっている。
【0014】次に、図2は、本実施例の運転保守支援シ
ステムの上位計算機5において、ガスバルブ操作支援を
行うためにプログラムされた、機器操作手順表およびガ
スバルブ操作手順表の作成ルーチンを示すフローチャー
トである。すなわち、この図2に示すように、作成ルー
チンは、 ステップ1:機器制御情報の取り込み ステップ2:充電・非充電情報の抽出 ステップ3:点検/停止機器の選択 ステップ4:系統条件の入力 ステップ5:ガスバルブ開閉情報の取り込み ステップ6:機器操作手順・ガスバルブ操作手順の作成 ステップ7:機器操作手順・ガスバルブ操作手順のシミ
ュレーション ステップ8:手順表出力 という8つのステップから構成されている。
ステムの上位計算機5において、ガスバルブ操作支援を
行うためにプログラムされた、機器操作手順表およびガ
スバルブ操作手順表の作成ルーチンを示すフローチャー
トである。すなわち、この図2に示すように、作成ルー
チンは、 ステップ1:機器制御情報の取り込み ステップ2:充電・非充電情報の抽出 ステップ3:点検/停止機器の選択 ステップ4:系統条件の入力 ステップ5:ガスバルブ開閉情報の取り込み ステップ6:機器操作手順・ガスバルブ操作手順の作成 ステップ7:機器操作手順・ガスバルブ操作手順のシミ
ュレーション ステップ8:手順表出力 という8つのステップから構成されている。
【0015】以上のような構成を有する本実施例の運転
保守支援システムにおいては、次のようにして、ガスバ
ルブ操作支援を行うことができる。すなわち、まず、上
位計算機5は、ステップ1において、分散制御盤8また
は機器監視装置3から、機器の制御情報(例えば、断路
器の「入」「切」の区別などの情報)を取り込み、続く
ステップ2において、この制御情報と予め入力されてあ
った回路構成情報とから、充電部・非充電部の情報を抽
出して、ファイルする。次に、ステップ3において、点
検/停止機器を選択して、続くステップ4において、停
止時の系統条件(たとえば、ライン停止または主母線停
止)を入力する。さらに、ステップ5において、すでに
可搬式計算機9を介して入力されたガスバルブ開閉情報
を取り込み、ステップ6において、入力された各種情報
に基づき、これまでの条件での機器操作手順およびガス
バルブ操作手順を作成する。
保守支援システムにおいては、次のようにして、ガスバ
ルブ操作支援を行うことができる。すなわち、まず、上
位計算機5は、ステップ1において、分散制御盤8また
は機器監視装置3から、機器の制御情報(例えば、断路
器の「入」「切」の区別などの情報)を取り込み、続く
ステップ2において、この制御情報と予め入力されてあ
った回路構成情報とから、充電部・非充電部の情報を抽
出して、ファイルする。次に、ステップ3において、点
検/停止機器を選択して、続くステップ4において、停
止時の系統条件(たとえば、ライン停止または主母線停
止)を入力する。さらに、ステップ5において、すでに
可搬式計算機9を介して入力されたガスバルブ開閉情報
を取り込み、ステップ6において、入力された各種情報
に基づき、これまでの条件での機器操作手順およびガス
バルブ操作手順を作成する。
【0016】続くステップ7においては、操作員の選択
に応じて、表示手段10の画面上で、作成された機器操
作手順、ガスバルブ操作手順をシミュレーション表示す
る。このようなシミュレーション表示としては、例え
ば、ガス絶縁開閉装置の単線結線図にガス系統図、ガス
バルブ位置を重ね合わせた画像表示形式で行うことが可
能である。より具体的には、前記のステップ2により抽
出された充電部・非充電部情報に基づいて、各充電部・
非充電部を色分けして表示したり、あるいは、前記のス
テップ5により取り込まれたガスバルブ開閉情報に基づ
いて、各ガスバルブの開閉状態を色分けして表示するこ
とが可能である。
に応じて、表示手段10の画面上で、作成された機器操
作手順、ガスバルブ操作手順をシミュレーション表示す
る。このようなシミュレーション表示としては、例え
ば、ガス絶縁開閉装置の単線結線図にガス系統図、ガス
バルブ位置を重ね合わせた画像表示形式で行うことが可
能である。より具体的には、前記のステップ2により抽
出された充電部・非充電部情報に基づいて、各充電部・
非充電部を色分けして表示したり、あるいは、前記のス
テップ5により取り込まれたガスバルブ開閉情報に基づ
いて、各ガスバルブの開閉状態を色分けして表示するこ
とが可能である。
【0017】最終的に、上位計算機5は、ステップ8に
おいて、ステップ1〜ステップ7のルーチンによって作
成および確認された作業手順を、プリンタなどに出力処
理する。図3は、このような出力表示の一例を示す説明
図である。この図3においては、機器操作手順とガスバ
ルブ操作手順とを区分して、それぞれの手順を操作順に
列記することにより作成された機器操作手順表およびガ
スバルブ操作手順表が表示されている。
おいて、ステップ1〜ステップ7のルーチンによって作
成および確認された作業手順を、プリンタなどに出力処
理する。図3は、このような出力表示の一例を示す説明
図である。この図3においては、機器操作手順とガスバ
ルブ操作手順とを区分して、それぞれの手順を操作順に
列記することにより作成された機器操作手順表およびガ
スバルブ操作手順表が表示されている。
【0018】以上のように、本実施例の運転保守支援シ
ステムにおいては、オンライン的に取り込まれた開閉器
の接点情報と、作業員によって手作業で入力されたガス
バルブの開閉情報の両方を上位計算機5に取り込み、機
器操作手順表およびガスバルブ操作手順表を自動的に作
成することができる。したがって、手作業で作成してい
た従来に比べて、処理作業の大幅な容易化、迅速化が果
たされる。
ステムにおいては、オンライン的に取り込まれた開閉器
の接点情報と、作業員によって手作業で入力されたガス
バルブの開閉情報の両方を上位計算機5に取り込み、機
器操作手順表およびガスバルブ操作手順表を自動的に作
成することができる。したがって、手作業で作成してい
た従来に比べて、処理作業の大幅な容易化、迅速化が果
たされる。
【0019】特に、本実施例においては、前述のよう
に、ガス系統図と単線結線図とを重ね合わせた画像表示
形式で操作手順をシミュレーション表示することができ
るため、これによって、操作手順の確認作業の容易化を
図ることができるという利点もある。
に、ガス系統図と単線結線図とを重ね合わせた画像表示
形式で操作手順をシミュレーション表示することができ
るため、これによって、操作手順の確認作業の容易化を
図ることができるという利点もある。
【0020】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、例えば、上位計算機にプログラムするガ
スバルブ操作支援の処理ルーチンは適宜変更可能であ
る。また、運転保守支援用データ処理手段には、故障診
断または運転保守支援内容の判定処理を行うための各種
のルーチンをプログラムすることが可能であり、それら
のルーチンによって、ガスバルブ操作支援以外の操作支
援や故障診断などを含む各種の運転保守支援を同様に行
うことが可能である。さらに、状態検出手段や運転保守
支援用データ処理手段、および可搬式データ処理手段の
具体的な構成は適宜選択可能である。
ものではなく、例えば、上位計算機にプログラムするガ
スバルブ操作支援の処理ルーチンは適宜変更可能であ
る。また、運転保守支援用データ処理手段には、故障診
断または運転保守支援内容の判定処理を行うための各種
のルーチンをプログラムすることが可能であり、それら
のルーチンによって、ガスバルブ操作支援以外の操作支
援や故障診断などを含む各種の運転保守支援を同様に行
うことが可能である。さらに、状態検出手段や運転保守
支援用データ処理手段、および可搬式データ処理手段の
具体的な構成は適宜選択可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
運転保守支援用データ処理手段を、可搬式データ処理手
段に格納されたデータを処理することができるように構
成することにより、状態検出手段によってオンライン的
に取り込まれたデータと、作業員によって手作業で可搬
式データ処理手段に入力されたオフライン的なデータと
の、両方のデータに基づいて、故障原因や運転可否、保
守手順、停止計画などを判断することができるため、従
来より信頼性の高い、高機能の運転保守支援システムを
提供することができる。
運転保守支援用データ処理手段を、可搬式データ処理手
段に格納されたデータを処理することができるように構
成することにより、状態検出手段によってオンライン的
に取り込まれたデータと、作業員によって手作業で可搬
式データ処理手段に入力されたオフライン的なデータと
の、両方のデータに基づいて、故障原因や運転可否、保
守手順、停止計画などを判断することができるため、従
来より信頼性の高い、高機能の運転保守支援システムを
提供することができる。
【図1】本発明による運転保守支援システムの一実施例
を示す構成図。
を示す構成図。
【図2】図1の運転保守支援システムの上位計算機にプ
ログラムされた、機器操作手順表およびガスバルブ操作
手順表の作成ルーチンを示すフローチャート。
ログラムされた、機器操作手順表およびガスバルブ操作
手順表の作成ルーチンを示すフローチャート。
【図3】図1の運転保守支援システムにおける出力表示
の一例を示す説明図。
の一例を示す説明図。
【図4】従来の運転保守支援システムの一例を示す構成
図。
図。
1…検出センサ 2…監視盤 3…機器監視装置 4…光ケーブル 5…上位計算機 6…光ケーブル 7…光スターカプラ 8…分散制御盤 9…可搬式計算機 10…表示手段
Claims (2)
- 【請求項1】 被監視設備に配置された状態検出手段
と、この状態検出手段からの信号に基づいて前記被監視
設備の状態を監視し、故障診断または運転保守支援内容
の判定処理を行う運転保守支援用データ処理手段とを備
えた運転保守支援システムにおいて、 前記運転保守支援用データ処理手段が、可搬式データ処
理手段に格納されたデータを処理することができるよう
に構成されたことを特徴とする運転保守支援システム。 - 【請求項2】 前記運転保守支援用データ処理手段が、
前記可搬式データ処理手段を介して入力された被監視設
備のガスバルブ開閉状態データと、前記状態検出手段か
らの信号とに基づいて、前記ガスバルブの操作支援およ
び前記被監視設備の停止・復旧計画支援を行うことがで
きるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載
の運転保守支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15494393A JPH0731016A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 運転保守支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15494393A JPH0731016A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 運転保守支援システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731016A true JPH0731016A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15595325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15494393A Pending JPH0731016A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 運転保守支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0731016A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1306274C (zh) * | 2003-08-27 | 2007-03-21 | 深圳奥特迅电气设备有限公司 | 变压器集中在线监测方法 |
AU2006230666B2 (en) * | 2005-10-19 | 2008-03-13 | James Hardie Technology Limited | A laminated building material |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP15494393A patent/JPH0731016A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1306274C (zh) * | 2003-08-27 | 2007-03-21 | 深圳奥特迅电气设备有限公司 | 变压器集中在线监测方法 |
AU2006230666B2 (en) * | 2005-10-19 | 2008-03-13 | James Hardie Technology Limited | A laminated building material |
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