JPH07309411A - 固形物搬送装置 - Google Patents

固形物搬送装置

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JPH07309411A
JPH07309411A JP6211100A JP21110094A JPH07309411A JP H07309411 A JPH07309411 A JP H07309411A JP 6211100 A JP6211100 A JP 6211100A JP 21110094 A JP21110094 A JP 21110094A JP H07309411 A JPH07309411 A JP H07309411A
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JP
Japan
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solid material
material conveying
conveying device
solid
cylindrical body
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Pending
Application number
JP6211100A
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English (en)
Inventor
Shuji Morimoto
修司 盛本
Shiro Sato
志朗 佐藤
Yutaka Sakuma
豊 作間
Haruo Iijima
晴雄 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で動力を必要とせず、自動化やイ
ンライン化が容易であり、しかも固形物を短時間で大量
にかつ損傷することなく搬送できる装置を提供する。 【構成】 垂直方向に配設した円筒体(4)の上部に固形
物投入部(6)を、下部に固形物排出部(7)をそれぞれ設
ける。固形物投入部(6)と固形物排出部(7)とに亙っ
て、案内部材(5)を円筒体(4)内に固設する。案内部材
(5)を円筒体(4)の軸心(L)回りに旋回する螺旋状に形
成する。案内部材(5)の上面に形成した案内面(10)
を、平面視で円筒体(4)内の空間を覆う状態に位置させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固形物の搬送装置に関
し、詳しくは、医薬品の錠剤等の固形物を損傷すること
なく短時間で大量に搬送するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製造工程などで固形物を運搬・
輸送する装置としては、例えば、スクリューを回転させ
て固形物を搬送する回転スクリュー式搬送機や、配管内
に流通させる空気で圧送又は真空吸引によって固形物を
搬送する空気輸送式搬送機、バケット式搬送機、ベルト
式搬送機、シュータ式搬送機などの機械的搬送装置があ
る。
【0003】これらの機械的搬送装置では、搬送中に加
わる外力で固形物の表面が損傷したり、場合によっては
固形物が割れたり欠けたりすることがあるため、医薬品
の錠剤などでは、この種の搬送装置を採用することがで
きない場合がある。特に強度の弱い糖衣錠を搬送する場
合は、錠剤製造の最終工程であり、厳格な品質水準を維
持する必要から、この種の搬送装置を使用することは容
易でない。従って、多くの場合、糖衣工程から次の印刷
・検査工程や包装工程への搬送は、これらの錠剤を搬送
容器に投入し、この搬送容器ごと運搬するようにされて
いる。この場合、無人搬送車などで自動化することも考
えられるが、装置が大掛かりとなり安価に実施すること
ができないため、パレッタなどで人力により搬送するの
が一般的である。
【0004】従来、錠剤などの固形物を損傷することな
く搬送する自動化装置として、図16に示すシャトル式
搬送装置が提供されている。この装置は、3枚の搬送板
(51)を1本のフレキシブルシャフト52で連結してシ
ャトル(50)を構成し、このシャトル(50)を配管(5
3)内に配置させ、配管(53)の一端(54)に搬送用空
気流通路(58)を設けて構成している。
【0005】シャトル(50)は、配管(53)の一端(5
4)側で投入口(56)から投入した固形物(A)を前板(5
1a)と中間板(51b)との間の空間に収容し、空気圧に
より他端(55)側へ搬送される。シャトル(50)が配管
(53)の他端(55)側に達し、固形物(A)が排出口(5
7)から排出されると、搬送用空気流通路(58)から配
管(53)内の空気を吸引する真空圧、或いは他端側から
の空気圧によって、空になったシャトル(50)は投入口
(56)のある一端(54)まで戻される。
【0006】このシャトル式搬送装置では、配管(53)
内を往復作動するシャトル(50)ごと固形物(A)を搬送
するので、固形物(A)は搬送中に互いに衝突したりせ
ず、外力を受けることがほとんどない。このため固形物
(A)を損傷せずに搬送できるうえ、配管(53)内を搬送
されるので、インライン化およびクローズド化が実現で
きるという利点もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシャトル式
搬送装置では、シャトルの1往復により搬送できる固形
物(A)の量がシャトル(50)に収容できる容量に限ら
れ、しかも、シャトル(50)が投入口(56)側へ戻る時
は空のまま搬送されその間搬送は中断されるので搬送効
率が極めて低く、固形物を短時間で大量に搬送すること
ができない問題がある。
【0008】また、シャトル(50)を搬送させるため
に、空気を供給したり吸引したりする動力源を必要と
し、装置の保守や点検も簡単ではなく、安価に実施でき
ない問題もある。本発明の課題は、上記問題点を解消
し、重力落下式を採用して動力を不要とし、簡単な構造
で、自動化やインライン化、クローズド化が容易であ
り、しかも、固形物を短時間で大量にかつ損傷すること
なく搬送できる装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成するために、本発明は、前工程の装置と後工程の
装置との間に上下方向に配置して、固形物を重力落下に
より搬送する装置であって、上部に固形物投入部、下部
に固形物排出部を有し、垂直方向に設置する円筒体と、
上記円筒体に固定して固形物投入部から固形物排出部に
かけた中空部に取り付けられる案内部材を備え、上記案
内部材は、円筒部の軸線に配置する中心軸と、該中心軸
の外周面から軸心回りに旋回する螺旋状に突出させた羽
根からなり、該羽根の全外周端縁は円筒体の内周面近傍
まで延在させていることを特徴とする固形物搬送装置を
提供している。(請求項1)
【0010】上記羽根は所要旋回数毎に、中心軸の軸方
向に所要間隔をあけて、中心軸より断続的に突出させて
いる。(請求項2) 尚、中心軸の全長に亙って羽根を
突出させても良いことは言うまでもない。また、上記羽
根の全外周端縁と円筒体内周面とは、搬送する固形物の
外形より小さい隙間をあけて、該隙間に固形物が挟まれ
たり或いは隙間から固形物が落下しないように設定し、
羽根の上面に形成した案内面で円筒体内の空間を平面視
で覆う状態に位置させている。(請求項3)
【0011】上記羽根は、その外周部における傾斜角度
を10°から40°、好ましくは、20°〜30°の範
囲に設定していることが好ましい。(請求項4) 上記羽根の傾斜角度は搬送物の種類に応じて種々の傾斜
角度とすることが出来ることは言うまでもない。また、
上記羽根の外周部における傾斜角度は、下部排出部側に
むかって順次小さく設定し、下部排出側での落下速度を
低下させ、落下速度が小さい上部側と同一速度となるよ
うにすることが好ましい。(請求項5)
【0012】また、上記羽根の案内面を、円筒体の軸心
側から内周面に向けて上向きの傾斜面に形成している。
(請求項6) この案内面に設けた上向きの傾斜面の傾斜角度は、10
°から40°の範囲に設定して、案内面上の固形物が団
塊流となって搬送されるように構成することが好まし
い。(請求項7) 尚、案内面は必ずしも上向き傾斜面とする必要はなく、
中心軸に対して垂直に形成してもよい。この場合には案
内面上に上下層状に位置する固形物は、各層ごとに一体
となって流れる層状流れとなって搬送されやすい。上記
案内部材の羽根を、重畳的に複数条の螺旋状に形成して
もよい。(請求項8)
【0013】上記円筒体は透明な樹脂で成形し、また、
案内部材は樹脂製で中心軸と羽根とを一体成形してお
り、中心軸の軸心に鉄心を埋設することが好ましい。
(請求項9) 尚、円筒体は固形物と接触する内面が平滑であればよ
く、ポリカーボネート等の合成樹脂やステンレス等の金
属など、材質は特に限定されない。しかしながら、樹脂
製とした方が、固形材との接触面を柔らかく形成でき、
糖衣状等の表面強度が弱い固形物の場合、損傷を発生さ
せない。また、案内部材は、固形物が案内面上を損傷さ
れることなく滑らかに移動できるものであればよく、超
高密度ポリエチレン等の合成樹脂、ステンレスなどの金
属のほか、枠に張った布などで形成することもできる。
しかしながら、円筒体と同様に、案内部材も、固形物が
糖衣錠の場合には、樹脂製として固形物との接触面を柔
らかくすることが好ましい。さらに、案内部材は耐衝撃
性や耐摩耗性に優れた材質が好ましく、この点から、超
高密度ポリエチレン等の場合は自己潤滑性や加工性に優
れているので一層好ましい。
【0014】上記案内部材は円筒体に対して着脱自在に
固定することが好ましい。(請求項10) 例えば、円筒体の上端面に対向して一対の固定溝を設け
る一方、案内部材の上端面に上記固定溝に両端が嵌合す
る固定棒を取り付けておき、該固定棒を固定溝に着脱自
在に嵌合して固定している。
【0015】上記円筒体は、その内径を80mmから15
0mmの範囲に設定している。(請求項11) 円筒体の内径および、対応する案内部材の外径は、固形
物投入部から固形物排出部に亘って必ずしも一様にする
必要はない。例えば下方にいくにしたがって拡大しても
よい。この場合には案内部材の傾斜角度が下方ほど緩や
かになり、固形物が加速されることを防止でき、固形物
投入側と同一速度にできる。また逆に、下方にいくにし
たがって外径等を縮小した場合には、固形物排出部で案
内通路が絞られることから、固形物の排出速度を低くす
ることができる。
【0016】上記円筒体の固形物投入部に供給管を斜め
上方へ傾斜させて接続している。(請求項12) 上記傾斜角度は、供給管内で固形物の搬送速度が加速さ
れない程度が望ましく、固形物が自重で滑落しない場合
はバイブレータを供給管に付設する等により搬送しても
よい。また、上記固形物投入部と供給管との間に開閉弁
を設けている。(請求項13) この開閉弁としては、
フロコン開閉弁等の固形物を損傷しない構造のものが望
ましい。
【0017】上記円筒体の軸心に沿って直列状に複数の
案内部材を設け、この案内部材同士間に隙間を形成する
とともに、この隙間の寸法を搬送する固形物の外形より
も小さくすることが好ましい。(請求項14) 上記隙間は、各案内部材の中心軸に中空を設け、該中空
部に長尺な鉄心に嵌合して形成している。(請求項1
5)
【0018】上記固形物排出部の出口に、緩衝部材を臨
ませて設けている。(請求項16)この緩衝部材として
は、固形物を損傷することなくその速度エネルギーを吸
収できるものであればよく、案内部材の中心軸から外方
に向けて略水平方向に繊維を植毛してブラシ状に形成し
たもの、ゴム弾性体やスポンジ等の柔軟材料からなるシ
ート状のもの、ネット、多数の糸状体をぶら下げたもの
や布等の繊維材料、などが挙げられる。
【0019】上記固形物排出部に排出管を斜め下方へ傾
斜させて接続している。(請求項17) この排出管の傾斜角度は、上記供給管と同様、管内で固
形物の搬送速度が加速されない程度が望ましく、固形物
の自重で滑落しない場合はバイブレータの付設等により
搬送してもよい。また、上記固形物排出部の直下の排出
管の内面に衝撃吸収手段を付設している。(請求項1
8) この衝撃吸収手段としては、上記緩衝部材と同様、固形
物を損傷せずにその速度エネルギーを吸収できるもので
あればよく、バネやゴムなどの弾性体、スポンジ等の柔
軟材料、空気などの気体や液体を収容した袋、ネット、
布等の繊維材料、ブラシ状に植毛した材料などで形成す
る以外に、空気などの気体を噴出させて構成してもよ
い。
【0020】本装置で搬送される固形物は、表面が平滑
な球面を有するものが好ましい。(請求項19) 上記固形物が、表面強度の弱い糖衣錠あるいはフィルム
錠である場合、特に、好適に用いられる。(請求項2
0) しかしながら、本装置で搬送される固形物は限定され
ず、医薬品の錠剤をはじめ、菓子などの食品やビーズな
どの装飾品など、適度の大きさと硬度を有するものであ
ればよく、その形状も、球形、カプセル、円柱形、直方
体、ドーナツ形、その他の特殊形状など、あらゆる形状
のものを適用することができる。また錠剤については、
表面がガラス質の固形剤で、衝撃により破損し易い糖衣
錠はもとより、これ以外の、素錠、裸錠、フィルム錠な
ど、あらゆる錠剤の搬送に適用することができる。即
ち、これらの搬送物の中には破損しやすいもの、破損し
難いものがあるので、案内部材の羽根の上記した各種の
傾斜およびその角度は搬送物に合わせて最大の搬送効率
が得られる態様に設定している。
【0021】
【作用】上記請求項1の構成の搬送装置では、円筒体の
上部の固形物投入部から投入された固形物は、案内部材
の羽根上面の案内面に受け止められ、重力の作用により
この案内面上を滑りながら円筒体の軸心回りに螺旋状に
落下し、円筒体の下部に達した固形物は、固形物排出部
から排出される。
【0022】このとき、固形物は重力により落下速度が
加速されようとするが、案内面により旋回させられ、発
生する遠心力が円筒体内周面で受け止められるので、落
下速度が螺旋角度に応じて適度に制御される。このた
め、少量搬送の場合は固形物同士が互いに激しく衝突し
ない。また、表面が平滑な球面からなる固形物を大量搬
送するの場合には、層状の流れとなって螺旋状に下方へ
搬送されていく。即ち、ある固形物においては案内面上
に積み重なった層を形成し、各層ごとに一体となってほ
ぼ同周速度で螺旋状に旋回して下方へ滑り落ちていく。
【0023】即ち、各層は案内面に近い下層ほど上層か
らの圧力を受けて滑り摩擦抵抗が大きく、上層ほど滑り
摩擦抵抗が小さい。この結果、上下層間で速度差を生
じ、上層の固形物ほど速く移動していく。しかしなが
ら、各層内では、隙間を生じて他層から固形物が割り込
んだり、他の層へ固形物が飛び出したりすることがない
ので、搬送中に固形物同士が激しくぶつかりあって互い
に損傷するようなことがない。
【0024】また、請求項2の装置では、羽根を断続的
に中心軸から突出しているが、隙間をあけた距離が余程
大きくないかぎり、上側の羽根から下側への羽根へと落
下して搬送され、落下速度を多少あげることができる。
請求項3の装置では、円筒体と案内部材との取付関係に
おいて、円筒体の内周面と案内部材の羽根の全外周端縁
の間に形成される隙間を搬送する固形物より小さく設定
しているため、該隙間に固形物が噛み込んだり、隙間か
ら固形物が落下することを防止できる。
【0025】請求項4の装置では、羽根の外周部におけ
る傾斜角度を10°〜40°としているため、糖衣錠や
フィルム錠等の表面が平滑な球面からなる固形物の場
合、適度な速度で案内面に沿って落下させることが出来
る。即ち、40°より大きい傾斜の場合、落下速度が早
すぎて、落下時に固形物に跳びはねが発生したり、先に
落下させた固形物に衝突したりする不具合が発生しやす
く、10°より小さい傾斜の場合、落下速度が遅すぎ、
案内面上で停滞しやすく、スムーズな落下が得られな
い。
【0026】請求項5の装置では、羽根の外周部におけ
る傾斜角度を下部排出部側に向かって順次小さくている
ため、固形物の落下速度が低下し、上部投入側の落下速
度と同一し、円筒体の内部で、上端から下端にかけて略
同一速度の固形物の搬送を行える。
【0027】本装置において、案内部材の案内面により
ガイドされる搬送される固形物の流れは、その外側部分
では、固形物の旋回により発生する遠心力や固形物の圧
力が円筒体内周面に加わり、摩擦抵抗が発生する。請求
項6の装置では、案内面を円筒体の軸心側から内周面に
向けて上向きの傾斜面に形成してあることから、固形物
が重力の作用で軸心側に向けても滑り落ちようとし、軸
心に向かう分力により固形物の圧力や遠心力が相殺さ
れ、円筒体内周面に発生する摩擦抵抗が少なくなる。こ
の結果、固形物は円筒体内周面に沿った外側部分でも円
滑に流れ、下層での摩擦抵抗が少なくなって上層との速
度差が少なくなり、よって、同一の周速度となる。即
ち、この場合には、固形物同士の相対位置が変化せずに
全体が一体となって挙動する団塊流を形成し、さらに安
定した流れとなって案内面上を下方へ搬送される。尚、
固形物の表面が平滑な球面でない場合には、案内面を上
向きの傾斜面としなくても、団塊流を形成し、案内面上
の固形物が一体となって搬送される場合もある。
【0028】請求項7に記載の如く、上記案内面の上向
きの傾斜角度を10°〜40°の範囲に設定すると、表
面が平滑な球面からなる糖衣錠やフィルム錠の場合に、
適切な速度で団塊流を発生させて、円筒体内部を落下さ
せることができる。
【0029】請求項8の装置では、案内部材の羽根が重
畳的に複数条の螺旋状に形成してあるので、全体として
大量に搬送する場合であっても、各案内部材の羽根の上
に積み重なる固形物の層の高さは低くなる。この結果、
最下層に位置する固形物に加わる力が軽減され、案内面
に発生する抵抗が少なくなる。
【0030】請求項9の装置では、円筒体を透明として
いるため、外部から固形物の搬送状態を確認することが
出来る。また、円筒体および案内部材を樹脂で成形する
と、固形物との接触面を柔らかくすることができ、表面
強度が弱い固形物に接触および摩擦による損傷を生じさ
せない。さらに、案内部材の中心軸の軸心に沿って鉄心
を埋め込むと、案内部材が長尺な場合、案内部材の強度
を上げることが出来る。
【0031】請求項10の装置では、円筒体より案内部
材を取り外すことができるため、洗浄時に、分解して簡
単に洗浄できる。かつ、円筒体と案内部材の隙間に溜ま
った異物を取り除くことが出来る。
【0032】請求項11に記載の如く、円筒体の内径を
80mm〜150mmとすると、搬送する固形物が糖衣錠や
フィルム錠の場合に、案内面の傾斜角度、案内面の広さ
を、上記固形物に損傷を発生させずに適度な速度で搬送
できるようになる。
【0033】請求項12の装置では、固形物投入部に供
給管を斜め上方へ傾斜させて接続してあるので、固形物
が供給管内で加速され難く、固形物投入部への供給速度
が低速度に抑制される。
【0034】請求項13の装置では、固形物投入部に開
閉弁を介して供給管を接続してあるので、この開閉弁を
閉弁して上方から供給された固形物を一旦この開閉弁で
受け止めることにより、供給管内での固形物の搬送速度
エネルギーが吸収される。
【0035】請求項14の装置では、案内部材間に間隙
が形成されていることから、装置の保守時に洗浄する
際、案内部材間に洗剤が侵入し易く、しかも侵入した洗
浄液が純水で容易に洗い流され、またこの純水が風乾や
温風乾燥などによって容易に乾燥する。請求項15の装
置では、長尺な鉄心に案内部材を順次嵌合して取り付け
ていくため、簡単に所要寸法で、上記隙間を設けること
が出来る。
【0036】請求項16の装置では、固形物排出部に緩
衝部材を螺旋状の案内通路の出口に臨ませて設けてある
ことから、螺旋状に搬送されてきた固形物は、緩衝部材
により速度エネルギーが吸収され、一様に下方へ落下す
る。
【0037】請求項17の装置では、排出管を傾斜させ
て接続してあることから、排出管で固形物の搬送速度が
加速され難く、固形物が団塊流となって固形物排出部か
ら排出管へ排出される。
【0038】請求項18の装置では、固形物排出部直下
の排出管の内面に衝撃吸収手段を付設してあることか
ら、案内部材で搬送されてきた固形物は排出管内面に高
速度で直接ぶつかることがなく、衝撃吸収手段により速
度エネルギーが吸収される。
【0039】請求項19および請求項20に記載の如
く、表面が平滑な球面を有する固形物の場合に、重力落
下方式を採用する本装置により好適に搬送することがで
きる。特に、表面強度が弱い糖衣錠やフィルム錠剤で
は、羽根の案内面に沿って跳びはね等を発生させること
なく、また、定速度で搬送して、他の錠剤との衝突を防
止出来るため、表面に損傷を発生させない。
【0040】
【実施例】以下、本発明を図面に示す錠剤の搬送に用い
た実施例により詳細に説明する。図1から図5は本発明
の第1実施例を示し、図1は錠剤搬送装置の縦断正面図
であり、下部は円筒体のみを、上部は円筒体と案内部材
とを縦断した正面図である。また、図2は錠剤投入部の
一部破断斜視図、図3は要部を拡大した縦断正面図、図
4は案内部材の接続部を拡大した正面図、図5は錠剤排
出部の横断平面図である。
【0041】この錠剤搬送装置は、錠剤製造のうち糖衣
工程から印刷・検査工程へ錠剤を搬送する部分に用いら
れ、図1に示すように、前工程の糖衣工程を終了した錠
剤の収容タンク(1)と、後工程の印刷・検査工程のホッ
パー(2)との間に上下方向に配設されている。
【0042】この搬送装置(3)は、垂直方向に配設した
円筒体(4)とその内部に固設した螺旋状の案内部材(5)
とからなる。円筒体(4)は、透明のポリカーボネート製
で内径が105mm、全高が2mあり、上部に錠剤投入部
(6)を、下部に錠剤排出部(7)をそれぞれ設けいる。錠
剤投入部(6)は上記の糖衣工程の収容タンク(1)の下端
と連結され、錠剤排出部(7)は印刷・検査工程のホッパ
ー(2)と斜め下方へ傾斜させた排出管(15)を介して連
結されている。
【0043】なお、円筒体(4)の錠剤投入部(6)での収
容タンク(1)との接続部や、錠剤排出部(7)と排出管
(15)との接続部、あるいは案内部材同士の接続部、複
数の円筒体を直列に接続した場合の円筒体同士の接続
部、後述のような供給管と錠剤投入部との接続部など
は、いずれも、錠剤を損傷することなく円滑に搬送でき
るように細かな凹凸をも生じないことが望ましい。この
ため、これらの接続部は、フェルールなどのジョイント
や溶接、接着などで接続したあと、表面を研磨により完
全な平滑状態に仕上げている。
【0044】案内部材(5)は、超高密度ポリエチレン製
で、円筒体(4)の軸心(L)を通り錠剤投入部(6)と錠剤
排出部(7)とにわたって垂直に配設した中心軸(8)と、
その中心軸(8)回りに一体に形成した螺旋状の羽根(9)
とからなり、この羽根(9)の上面に案内面(10)を形成
している。
【0045】中心軸(8)は外径を20mmに形成してあ
り、図3及び図4に示すように、その軸心に沿って軸穴
を形成し、軸穴の内部に鉄芯(11)を挿入し、該鉄心
(11)と中心軸(8)とをピン(40)で固定している。鉄
心の上端部に固定棒(12)を直交させて付設している。
この固定棒(12)を図2に示すように円筒体(4)の上端
部(4a)に形成した一対の固定溝(4b)に着脱自在に係
合固定させることにより案内部材(5)が円筒体(4)に固
定している。
【0046】上記固定棒(12)には、製作や取扱いの容
易な短い案内部材(5)を複数個、上下方向に直列状に並
べて固定してあり、搬送距離を長く形成してある。各案
内部材(5)の接続部では、図4に示すように、各案内部
材(5・5)同士間に小さな隙間(16)を形成してある。
この隙間(16)は搬送される錠剤(A)の外形よりも小さ
くしてあり、また、下流側の案内面(10)を上流側の案
内面の延長線よりもわずかに下げてあるので、錠剤(A)
がこの間隙(16)に挟まって損傷するようなことはな
く、錠剤は円滑に搬送される。
【0047】この搬送装置を洗浄する際には、案内部材
(5)を円筒体(4)から取り出して分解洗浄も可能である
が、保守を容易にするため、分解や再組立の不要な定位
置洗浄を行うことができる。この定位置洗浄では、装置
を組み立てた状態で洗浄液を円筒体(4)内に流入し、純
水で洗浄液を洗い流したのち温風等で乾燥する。
【0048】上記案内部材(5・5)同士間の間隙(16)
には、搬送する錠剤の摩擦により生じた粉塵が侵入して
滞留し易く、この結果、錠剤の滑りを悪くするだけでな
く汚損や細菌を発生する虞れがある。しかし本実施例で
はこの間隙(16)を積極的に形成してあるので、この間
隙(16)内へ洗浄液を流入させ易く、滞留した粉塵等を
簡単に洗浄できるうえ、この間隙(16)間に侵入した洗
浄液を純水で容易に洗い流すことができ、しかも、この
純水も風乾や温風乾燥等により容易に乾燥させることが
できる。なお、本実施例では各案内部材(5・5)同士間
に間隙(16)を形成したが、各案内部材同士間へ粉塵や
洗浄液等が侵入しないように、案内部材同士を接着や溶
着により一体化してもよいし、案内部材を分割せずに大
型となるが一体成形してもよい。
【0049】上記羽根(9)は外径が104.5mmあり、
羽根(9)の上面に形成された案内面(10)は、中心軸
(8)と円筒体(4)の内周面(13)との間の空間を、平面
視で覆う状態に位置させてある。、羽根(9)の全外周端
縁(9a)は、円筒体(4)の内周面(4a)の近傍、即ち、
搬送される錠剤(A)より小さい隙間(G)だけをあける位
置まで延在させている。このように、羽根(9)の外縁と
円筒体(4)の内周面(13)との間に形成される間隙(G)
は極めて狭く、錠剤(A)はこの間隙に挟まることなく搬
送され案内面(10)上に積み重なった層からなる流れを
形成する。なお、定位置洗浄の際には、中心軸(8)をわ
ずかに回転させるだけで羽根(9)の外面に対向する円筒
体(4)部分が変化するため、この間に侵入したゴミや異
物を掻き落とすことが出来ると共に、浸入した洗浄液や
純水などを容易に除去し乾燥させることができる。
【0050】上記羽根(9)の螺旋ピッチは一般に100
〜200mmに形成され、好ましくは130〜160mmに
形成されるが、具体的には搬送する錠剤(A)の形状や比
重、錠剤(A)が案内面(10)上をどの程度滑り易いか等
により寸法が決定される。即ち、錠剤はその大きさ、重
量、形状などにより案内面上で滑り易さが異なり、錠剤
が自重で落下し始めるときの傾斜角度が異なる。従っ
て、錠剤の滑り易さに対し傾斜角度を小さく設定すると
錠剤が案内面上に残留することになる。このため、搬送
する錠剤に適した傾斜角度を確保できるように螺旋ピッ
チを決定する必要があるが、一方、この螺旋ピッチを大
きくしすぎると、羽根の中心軸側での傾斜角度が大きく
なりすぎ、中心寄り部での錠剤の落下速度が速くなり過
ぎて好ましくない。この螺旋ピッチを適切な範囲値に設
定することにより、錠剤は各層ごとにほぼ同周速度で搬
送されていく。
【0051】本実施例では、羽根(9)の外径を104.
5mm、螺旋ピッチを130〜160mmに形成してあるの
で、外周部における傾斜角度α1(図3に示す)は20
〜26度に設定される。従って、羽根(9)、即ち案内部
材(5)の外径を変更した場合には、それに対応して螺旋
ピッチが設定され、適切な傾斜角度に設定される。一般
にこの外周部における傾斜角度α1は10〜40度に設
定することが望ましい。
【0052】図3に示すように、羽根(9)はその上面の
案内面(10)が、中心軸(8)側から円筒体(4)の内周面
(13)に向けて約25度の上向きの傾斜面に形成してあ
る。この傾斜角度α2(図3に示す)は、大き過ぎると
固形物が安定して流れず、一般には40度以下に設定す
るのが望ましく、小さすぎると傾斜を設けた下記の作用
が効果的に発生せず、よって10度以上が望ましく、2
0〜30度がより好ましい。
【0053】錠剤(A)は、この傾斜状の案内面(10)上
を重力の作用で軸心(L)側に向けて滑り落ちようとし、
軸心(L)に向かう分力が発生する。この分力により、円
筒体内周面(13)に加わる錠剤(A)の圧力や遠心力が相
殺され、円筒体内周面(13)に発生する摩擦抵抗が減少
する。よって、錠剤(A)は円筒体内周面(13)に沿った
外側部分でも円滑に流れ、下層での摩擦抵抗が少なくな
って上層とほぼ同じ周速度で搬送されていく。この結
果、錠剤(A)は全体として落下速度が均一化して一体的
に挙動する団塊流を形成し、安定した流れとなって下方
へ搬送される。
【0054】中心軸(8)から羽根(9)を突設した部分
は、隅部(14)を曲面に形成してあり、錠剤(A)が詰ま
ることなく滑らかに落下するように形成している。
【0055】案内面(10)上を滑落して錠剤排出部(7)
に達する錠剤(A)は、特に安定した団塊流になるまでは
高速で排出され易いが、排出管(15)の内面に付設した
ゴム製の衝撃吸収手段(17)により速度エネルギーを吸
収されたのち、排出管(15)を通って円滑に排出され
る。
【0056】なお、この衝撃緩衝手段(17)は、案内部
材(5)により搬送されてくる錠剤(A)が高速度で排出さ
れても大きな衝撃を受けないように緩衝する手段であれ
ばよく、ゴム製の衝撃緩衝手段以外に、合成樹脂やバネ
製の弾性体、スポンジ等の柔軟材料、空気などの気体や
液体を収容した袋、ネット、布等の繊維材料、ブラシ状
に形成したもの、あるいは、空気などの気体を噴出させ
て構成したもの、等を適宜用いることができる。
【0057】案内面(10)の下端縁は、排出管(15)下
側内面との間隔(S)を70mm以下、好ましくは50mm
以下に狭くしてあり、錠剤(A)が落下時に激しい衝撃を
受けず、破損する虞れがない。なお、この間隔は、後述
のように案内部材を重畳的に複数条に形成した場合に
は、羽根の下側を他の案内面から排出される錠剤が通過
できるように、30mm以上あけておくことが望ましい。
【0058】また、上記案内面(10)の下端縁は、図5
に示すように、平面視で排出管(15)の管軸(H)との交
差角度(θ)を60〜280度に設定してある。これによ
り、案内面(10)上から排出される錠剤(A)は排出管
(15)の内面に激しくぶつかることがなく、円筒体(4)
内面や排出管(15)の内面に沿って円滑に排出される。
【0059】上記排出管(15)の傾斜角度は、20度以
下、望ましくは15度程度に傾斜させて接続してあり、
排出管(15)内では錠剤(A)は自重で滑落しないので、
円滑に排出されるようにバイブレータ(図示せず)が付
設してある。
【0060】上記搬送装置(3)により、直径10mm、厚
み6mmの糖衣錠を搬送したところ、搬送装置(3)内に錠
剤(A)を残留することなく、300万錠を全量約15分
で搬送でき、従来のシャトル式搬送装置に比べて搬送時
間を10分の1以下にすることができた。しかも、搬送
された錠剤(A)は傷や割れ、欠けなどの品質劣化を生じ
たものが皆無であった。
【0061】上記第1実施例では、案内面(10)を軸心
(L)側から円筒体内周面(13)に向けて上向きの傾斜面
に形成したが、これに代えて、図6に示す変形例1のよ
うに、案内面(10)を軸心(L)と垂直に形成してもよ
い。この場合には、錠剤(A)は、案内面(10)と下層の
錠剤Aとの摩擦力が、下層の錠剤と上層の錠剤との摩擦
力より大きいため、下層の錠剤の速度が上層の錠剤の速
度より低下し、よって、上層の錠剤Aは下層の錠剤の表
面上下層間で速度差を生じる。よって、各層ごとに一体
となって、層状に流れながら螺旋状に旋回しながら下方
へ搬送される。
【0062】また、上記第1実施例では、錠剤投入部
(6)を収容タンク(1)の排出部に直接連結したが、図7
に示す変形例2のように、開閉弁(18)を介して供給管
(19)を連結するように構成してもよい。この場合、開
閉弁(18)は錠剤(A)の投入を制御するだけでなく、閉
弁して錠剤(A)を供給管(19)内に一旦溜めることによ
り、供給管(19)内で加速された錠剤(A)が錠剤投入部
(6)へ高速度で流入して激しくぶつかることがないよう
にされる。なお、この開閉弁(18)は閉弁時に錠剤(A)
を損傷しない構成としたものが望ましい。
【0063】上記供給管(19)は、図8に示す変形例3
のように、錠剤投入部(6)に斜め上方へ傾斜させて接続
してもよい。この場合、傾斜角度は20度以下、望まし
くは15度程度に傾斜させ、供給管(19)内で錠剤(A)
が自重による滑落で加速されないようにしてある。この
供給管(19)には、錠剤(A)の供給を制御するバタフラ
イ式の開閉弁(18)が付設してあり、また、錠剤(A)を
円滑に供給できるようにバイブレータ(図示せず)が付
設してある。
【0064】なお、この開閉弁(18)としては、供給管
(19)を傾斜させてあるので錠剤(A)がゆっくりと供給
管内を搬送されるため、バタフライ式やシャッター式の
開閉弁を用いている。但し、錠剤(A)が衝突により損傷
されないよう、弁体表面にゴム等を付設したり、弁体自
体をシリコンゴムなどの弾性体で形成したりしておくこ
とが望ましい。
【0065】また、上記第1実施例では排出管(15)を
傾斜させて接続したが、排出管を垂直状に接続すること
も可能である。この場合、図9に示す変形例4のよう
に、錠剤排出部(7)に緩衝部材(21)を螺旋状の案内通
路(22)の出口(23)に臨ませて設けることが望まし
い。即ち、この変形例4では、案内部材(5)の下端に、
中心軸(8)から外方に向けてブラシ状に繊維を略水平方
向に植毛してあり、螺旋状に搬送されてきた錠剤(A)は
この緩衝部材(21)により速度エネルギーが吸収され、
一様に下方へ落下する。
【0066】この緩衝部材(21)は、ブラシ状に形成し
たもの以外に、ゴム弾性体やスポンジ等の柔軟材料から
なるシート状のもの、ネット、布等の繊維材料などで形
成してもよく、たとえば糸状体を多数ぶら下げて、この
糸状体に沿って錠剤を落下させるように構成してもよ
い。なお、この変形例4では垂直状に排出管(15)を接
続した場合には緩衝部材(21)を設けたが、上記第1実
施例のように、排出管を傾斜状に接続した場合にこの緩
衝部材を設けてもよい。
【0067】上記第1実施例では、錠剤排出部(7)に排
出管(15)を接続して錠剤(A)を次工程のホッパー(2)
へ投入するように構成したが、錠剤排出部を搬送容器へ
直接あるいは排出管を介して接続してもよい。この場
合、錠剤排出部や排出管の先端にシューターを付設する
など、搬送容器へ投入される錠剤が衝撃を受けて破損し
ないように構成する必要がある。
【0068】例えば、図10に示す変形例5では、錠剤
排出部(7)から搬送容器(24)内へ錠剤(A)を直接排出
するように構成してあるが、投入初期には搬送容器(2
4)をリフト(25)で持ち上げ、搬送装置(3)の下側部
を搬送容器(24)内へ突入させてある。そして錠剤(A)
を投入するにしたがい、リフト(25)の持上げ高さを調
整して搬送容器(24)を徐々に下降させ、錠剤排出部
(7)と搬送容器(24)内に投入した錠剤(A)の上面(2
6)との間を略一定間隔に維持するように構成してあ
る。
【0069】また、図11に示す変形例6では、錠剤排
出部(7)を搬送容器(24)の上部の投入口(27)に取付
け、搬送容器(24)の底面(28)を油圧シリンダ(29)
の作動により容器内で上下移動可能に構成してある。即
ち、錠剤(A)の投入初期には底面(28)を上昇させてお
き、錠剤(A)を投入するにしたがって底面(28)を徐々
に下降させるように構成してある。
【0070】また、図12に示す変形例7では、錠剤排
出部(7)を搬送容器(24)の上部の投入口(27)に取付
け、この投入口(27)に搬送容器(24)内に設けた錠剤
収容袋(30)の入口(31)を連通連結し、錠剤収容袋
(30)の下方にエアーバッグ(32)を収容してあり、エ
アポンプ(33)の作動と開閉制御弁(34)の操作により
このエアーバッグ(32)を上下移動可能に構成してあ
る。なお、このエアーバッグに変えて、上記変形例6の
ような油圧シリンダやリフトを用いてもよい。
【0071】さらに、図13に示す第8実施例では、錠
剤排出部(7)を搬送容器(24)の上部の投入口(27)に
連通連結するとともに、この搬送容器(7)を回動軸(3
5)により回動可能に支持してある。そして、錠剤(A)
の投入初期には搬送容器(24)を図13に示すように傾
斜させておき、錠剤(A)を投入するにしたがって搬送容
器(24)を徐々に回動させ、投入完了時には搬送容器
(24)が直立状となるように構成してある。
【0072】上記変形例5〜8では、いずれも、錠剤排
出部(7)から排出された錠剤(A)が、長い距離を落下せ
ずに搬送容器(24)内に投入されている錠剤(A)の上面
(26)に到達する。この結果、搬送容器(24)への投入
時に錠剤(A)が激しい衝撃を受けることがなく、従っ
て、錠剤の破損を効果的に防止することができる。
【0073】図14は第2実施例を示し、中心軸(8)の
回りに重畳的に設けた2条の螺旋状に羽根(9・9)を形
成したものである。この第2実施例では、1枚の羽根
(9)の上に乗って積み重なる錠剤(A)の層の高さを低く
できるので、最下層に位置する錠剤(A)に加わる力を軽
減でき、案内面(10)に発生する抵抗を減少して搬送速
度を大きくできるうえ、2枚の羽根(9・9)により全体
として大量に錠剤(A)を搬送することができる。この結
果、前記第1実施例のように案内部材を1条の螺旋状に
形成した場合に比べて、搬送速度を1.8倍以上にする
ことができた。
【0074】なお、この第2実施例では羽根を2条に形
成したが、3条以上の複数条に形成してもよい。また、
この第2実施例のように、案内部材を複数条の螺旋状に
形成した場合においても、上記第1実施例と同様、供給
管や排出管、案内部材同士の接続部の構造、緩衝部材や
衝撃吸収手段などを適宜組み合わせて用いることができ
る。特に、案内部材の下端に衝撃部材を螺旋状の案内通
路の出口に臨ませて設けた場合には、複数の案内通路か
らそれぞれ排出される錠剤同士が互いに激しく衝突する
ことがなく、錠剤を一様に下方へ落下させることができ
る。
【0075】図15は第3実施例を示し、案内部材(5)
は、円筒体(4)の全長にわたる長さの中心軸(8)の外周
面に、羽根(9)を断続的に突設している。即ち、羽根
(9)は所要の旋回回数突出させる毎に、上下方向に間隔
をあけて断続させている。該案内部材(5)では、隙間が
あいた部分で、上段の羽根(9)から下段の羽根へと錠剤
(A)がジャンピングして落下する。其の際、隙間寸法
が30mm以下であれば、下段の羽根に落下した錠剤
(A)に損傷は発生せず、錠剤の落下速度を上げること
ができる。
【0076】上記第1、第2および第3実施例では、い
ずれも錠剤を大量に搬送する場合について説明したが、
他の固形物を搬送する場合や、少量の固形物を搬送する
場合にも同様に適用できることはいうまでもない。また
本発明は、上記のように固形物を短時間で大量に、かつ
割れや欠け等の品質低下を招かずに搬送することを目的
としており、上記実施例の構成に限定されるものではな
い。従って、円筒体や案内部材の材料、外径、螺旋のピ
ッチ、外周部における螺旋の傾斜角度、案内面の円筒体
内周面に向かう傾斜角度等はそれぞれ搬送する固形物に
応じて適宜設定され組み合わせて適用される。
【0077】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され作用する
ことから、次の効果を奏する。請求項1の発明の装置で
は、固形物は連続的に密な状態で搬送できるので、大量
の固形物を短時間に搬送することができる。しかも、固
形物は案内面上を上端の投入部から下端の排出部まで、
層状の流れあるいは団塊流となって、定速度で滑らかに
移動するため、固形物が案内面上で跳びはねるたり、固
形物同士が激しくぶつかりあうことがなく、搬送中に表
面に傷を生じたり破損したりすることがない。さらに、
搬送装置は垂直方向に設けた円筒体とその内部に固定し
た案内部材から構成されるため、装置の占有空間が少な
くすむうえ、駆動手段を必要としないため、構造が極め
て簡単にできる。この結果、自動化やインライン化が容
易である。しかも、定位値洗浄が可能など保守や点検を
容易に行うことができる。
【0078】特に、本発明の搬送工程は、固形物は重力
落下の作用で搬送されるため、搬送用の動力を必要とし
ないことから、安価に実施することができる。しかも、
固形物を上方から下方へと搬送することから、固形物の
製造工程において、上段の工程を下段の工程へ連続させ
た種々の工場システムに本発明装置を適用することがで
きる。例えば、製剤工場においては、建屋を3階建以上
にし、打錠機、コーティング機、包装機、搬送容器、中
間容器、印刷機などを上下に配置して垂直方向の錠剤の
流れを形成し、これらの機械や容器の間を本発明装置に
より連結して製品を簡単かつ円滑に移動させることがで
きる。
【0079】請求項2の発明の装置においても、断続さ
せた羽根から羽根へと落下させることにより、その落下
寸法がさほど大きくない限り、固形物に損傷を発生させ
ることなく搬送することができる。また、装置を軽量化
できるうえ、洗浄作業も簡単になる。請求項3の発明の
装置は、円筒体の内周面と案内部材の羽根の全外周端縁
の隙間が搬送する固形物より小さくしているため、該隙
間に固形物が噛み込んだり、隙間から固形物が落下する
ことを防止できる。請求項4の発明の装置は、羽根の外
周部の傾斜角度を10°〜40°としているため、固形
物、特に、表面が平滑な球面からなる固形物の場合、適
度な速度で案内面に沿って落下させることが出来る。請
求項5の発明の装置では、羽根の傾斜角度が下部排出部
側に向かって順次小さくしているため、下部排出側の速
度を上部投入側の落下速度と同一し、円筒体の内部で、
上端から下端にかけて略同一速度の固形物の搬送を行え
る。
【0080】請求項6及び請求項7の発明の装置では、
上記効果に加え、案内面を、円筒体の中心軸側から内周
面に向けて上向きの傾斜面に形成してあるので、固形物
の旋回により発生する遠心力や固形物の圧力は、この傾
斜した案内面でも受け止められて分散されるうえ、固形
物が重力の作用で軸心側に向けて滑り落ちようとして軸
心に向かう分力と相殺されるので、最外側の固形物に加
わる力を低減して円滑に移動でき、下層での摩擦抵抗が
少なくなって上下層間の速度差が少なくできる。この結
果、表面が円滑で球面からなる滑りやすい固形物、例え
ば、糖衣錠やフィルム錠を団塊流として、一層大量の固
形物を損傷することなく下方へ搬送することができる。
【0081】請求項8の発明の装置では、各案内面の上
に積み重なる固形物の層の高さを低くし、最下層に位置
する固形物に加わる力を軽減して、案内面に発生する抵
抗を減少できるので、搬送速度を大きくでき、複数の案
内面により全体として大量に固形物を搬送することがで
きる。
【0082】請求項9の発明の装置では、円筒体を透明
としているため、外部から固形物の搬送状態を確認する
ことが出来る。また、円筒体および案内部材を樹脂で成
形すると、固形物との接触面を柔らかくすることがで
き、表面強度が弱い固形物に接触および摩擦による損傷
を生じさせない。さらに、案内部材の中心軸の軸心に沿
って鉄心を埋め込むと、案内部材が長尺な場合、案内部
材の強度を上げることが出来る。
【0083】請求項10の発明の装置では、円筒体より
案内部材を取り外すことができるため、洗浄時や点検時
に、分解して簡単に洗浄できる。かつ、円筒体と案内部
材の隙間に溜まった異物を取り除くことが出来る。
【0084】請求項11の発明の装置では、円筒体の内
径を80mm〜150mmとしているため、搬送する固形物
が糖衣錠やフィルム錠の場合に、案内面の傾斜角度、案
内面の広さを、上記固形物に損傷を発生させずに適度な
速度で搬送できる。
【0085】請求項12の発明の装置では、固形物が供
給管から固形物投入部へ低速度で供給されることから、
供給される固形物は激しい衝撃を受けることがなく、固
形物の破損等の発生を防止できる。請求項13の発明の
装置では、固形物を一旦開閉弁で受け止めることから、
固形物投入部へ供給される固形物は激しい衝撃を受ける
ことがなく、固形物の破損等の発生を防止できる。
【0086】請求項14および請求項15の発明の装置
では、製作や取り扱いの容易な短尺の案内部材を複数個
直列状に配置してあるので、搬送距離の長い装置を安価
に実施できる。しかも、案内部材間に隙間を設けてある
ことから、洗浄や洗浄後の乾燥が容易となり、分解や再
組立が不要となる定位値洗浄を容易に行うことができる
ので、搬送装置の保守を一層簡単にすることができる。
【0087】請求項16の発明の装置では、螺旋状に搬
送された固形物の速度エネルギーが緩衝部材で吸収され
るので、激しい衝撃を与えずに固形物を低速で排出する
ことができる。しかも、緩衝部材の作用により固形物は
一様に下方へ落下することから、案内部材を複数条の螺
旋状に形成した場合にも各螺旋状の案内通路から排出さ
れる固形物同士が激しく衝突することがなく、固形物の
損傷を効果的に防止することができる。
【0088】請求項17の発明の装置では、固形物排出
部から排出されるので固形物同士の激しい衝突がなくな
り、固形物を損傷することなく円滑に排出することがで
きる。請求項18の発明の装置では、固形物の速度エネ
ルギーが衝撃吸収手段で吸収されるので、固形物の損傷
を効果的に防止して円滑に排出管へ排出することができ
る。
【0089】請求項19および請求項20の発明では、
表面が平滑な球面を有する固形物の場合に、重力落下方
式を採用する本装置により好適に搬送することができ
る。特に、表面強度が弱い糖衣錠やフィルム錠剤では、
羽根の案内面に沿って跳びはね等を発生させることな
く、また、定速度で搬送して、他の錠剤との衝突を防止
出来るため、表面に損傷を発生させない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す、錠剤搬送装置の
縦断正面図であり、下部は円筒体のみを、上部は円筒体
と案内部材とを縦断した正面図である。
【図2】 錠剤投入部の破断斜視図である。
【図3】 要部を拡大した縦断正面図である。
【図4】 案内部材の接続部を拡大した一部縦断正面図
である。
【図5】 錠剤排出部の横断平面図である。
【図6】 第1実施例の変形例1を示す、図3相当図で
ある。
【図7】 第1実施例の変形例2を示す、錠剤投入部の
一部縦断正面図である。
【図8】 第1実施例の変形例3を示す、錠剤投入部の
縦断正面図である。
【図9】 第1実施例の変形例4を示す。錠剤排出部の
一部縦断斜視図である。
【図10】 第1実施例の変形例5を示す、搬送容器に
接続した錠剤排出部の縦断正面図である。
【図11】 第1実施例の変形例6を示す、図10相当
図である。
【図12】 第1実施例の変形例7を示す、図10相当
図である。
【図13】 第1実施例の変形例8を示す、図10相当
図である。
【図14】 第2実施例を示す、図3相当図である。
【図15】 第3実施例を示す一部縦断正面図である。
【図16】 従来技術を示す、図1相当図である。
【符号の説明】
4 円筒体 5 案内部材 6 錠剤(固形物)投入部 7 錠剤(固形物)排出部 10 案内面 13 円筒体内周面 15 排出管 16 案内部材間の間隙 17 衝撃緩衝材 18 開閉弁 19 供給管 21 緩衝部材 22 案内通路 23 案内通路の出口 A 錠剤(固形物) L 円筒体の軸心

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前工程の装置と後工程の装置との間に上
    下方向に配置して、固形物を重力落下により搬送する装
    置であって、 上部に固形物投入部、下部に固形物排出部を有し、垂直
    方向に設置する円筒体と、 上記円筒体に固定して固形物投入部から固形物排出部に
    かけた中空部に取り付けられる案内部材を備え、 上記案内部材は、円筒部の軸線に配置する中心軸と、該
    中心軸の外周面から軸心回りに旋回する螺旋状に突出さ
    せた羽根からなり、該羽根の全外周端縁は円筒体の内周
    面近傍まで延在させていることを特徴とする固形物搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 上記羽根は所要旋回数毎に、中心軸の軸
    方向に所要間隔をあけて、中心軸より断続的に突出させ
    ている請求項1に記載の固形物搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記羽根の全外周端縁と円筒体内周面と
    は、搬送する固形物の外形より小さい隙間をあけて、該
    隙間に固形物が挟まれたり或いは隙間から固形物が落下
    しないように設定し、羽根の上面に形成した案内面で円
    筒体内の空間を平面視で覆う状態に位置させている請求
    項1または請求項2に記載の固形物搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記羽根は、その外周部における傾斜角
    度を10°から40°の範囲に設定している前記請求項
    のいずれか1項に記載の固形物搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記羽根の傾斜角度は、下部排出部側に
    むかって順次小さく設定している請求項4に記載の固形
    物搬送装置。
  6. 【請求項6】 上記羽根の案内面を、円筒体の軸心側か
    ら内周面に向けて上向きの傾斜面に形成した前記請求項
    のいずれか1項に記載の固形物搬送装置。
  7. 【請求項7】 上記案内面に設けた軸心側から内周面に
    むけた上向きの傾斜面の傾斜角度は、10°から40°
    の範囲に設定して、案内面上の固形物が団塊流となって
    搬送されるように構成している請求項6に記載の固形物
    搬送装置。
  8. 【請求項8】 上記案内部材の羽根を、重畳的に複数条
    の螺旋状に形成している前記請求項のいずれか1項に記
    載の固形物搬送装置。
  9. 【請求項9】 上記円筒体は透明な樹脂で成形し、ま
    た、案内部材は樹脂製で中心軸と羽根とを一体成形して
    おり、中心軸の軸心に鉄心を埋設している前記請求項の
    いずれか1項に記載の固形物搬送装置。
  10. 【請求項10】 上記案内部材は円筒体に対して着脱自
    在に固定している前記請求項のいずれか1項に記載の固
    形物搬送装置。
  11. 【請求項11】 上記円筒体は、その内径を80mmから
    150mmの範囲に設定している前記請求項のいずれか1
    項に記載の固形物搬送装置。
  12. 【請求項12】 上記固形物投入部に供給管を斜め上方
    へ傾斜させて接続している前記請求項のいずれか1項に
    記載の固形物搬送装置。
  13. 【請求項13】 上記固形物投入部に開閉弁を介して供
    給管を接続している前記請求項のいずれか1項に記載の
    固形物搬送装置。
  14. 【請求項14】 上記円筒体の軸心に沿って直列状に複
    数の案内部材を設け、この案内部材同士間に隙間を形成
    するとともに、この隙間の寸法を搬送する固形物の外形
    よりも小さくしている前記請求項のいずれか1項に記載
    の固形物搬送装置。
  15. 【請求項15】 上記各案内部材の中心軸を、長尺な鉄
    心に嵌合して、案内部材同士の間に上記隙間を形成して
    いる請求項14に記載の固形物搬送装置。
  16. 【請求項16】 上記固形物排出部の出口に、緩衝部材
    を臨ませて設けている前記請求項のいずれか1項に記載
    の固形物搬送装置。
  17. 【請求項17】 上記固形物排出部に排出管を斜め下方
    へ傾斜させて接続している前記請求項のいずれか1項に
    記載の固形物搬送装置。
  18. 【請求項18】 上記固形物排出部の直下の排出管の内
    面に衝撃吸収手段を付設している請求項17に記載の固
    形物搬送装置。
  19. 【請求項19】 上記固形物は、表面が平滑な球面を有
    するものである前記請求項のいずれか1項に記載の固形
    物搬送装置。
  20. 【請求項20】 上記固形物は糖衣錠あるいはフィルム
    錠である請求項19に記載の固形物搬送装置。
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