JPH07308381A - 医療用スプレーシリンジ - Google Patents
医療用スプレーシリンジInfo
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- JPH07308381A JPH07308381A JP10419694A JP10419694A JPH07308381A JP H07308381 A JPH07308381 A JP H07308381A JP 10419694 A JP10419694 A JP 10419694A JP 10419694 A JP10419694 A JP 10419694A JP H07308381 A JPH07308381 A JP H07308381A
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- compressed air
- conduit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液体用ボトルの残圧開放の際に液体がノズル
先端以外の部分から漏出せず、圧縮空気を開閉するエア
ーバルブを容易に分解清掃でき、さらに液体用容器、ス
プレーノズルまたは圧縮空気の給送チューブを簡単かつ
確実に着脱する。 【構成】 医療用スプレーシリンジ20は、エアーバル
ブ40を収納するシリンジ本体21と、シリンジ本体2
1に対して着脱自在に装着される液体用容器22と、シ
リンジ本体21に対して着脱自在に装着されるノズル3
5と、外部から圧縮空気を給送するチューブ71を着脱
自在に装着するコネクタ部70などを備える。操作レバ
ー41を押すとエアーバルブ40が開き、圧縮空気は2
つの通気管路26、33に分岐し、一方はノズル35の
通気管路34と連通しており、圧縮空気はノズル35ま
で給送される。他方の通気管路26は液体用容器22の
内部と連通しており、液体29が液体用導管30、32
を通ってノズル35まで給送される。
先端以外の部分から漏出せず、圧縮空気を開閉するエア
ーバルブを容易に分解清掃でき、さらに液体用容器、ス
プレーノズルまたは圧縮空気の給送チューブを簡単かつ
確実に着脱する。 【構成】 医療用スプレーシリンジ20は、エアーバル
ブ40を収納するシリンジ本体21と、シリンジ本体2
1に対して着脱自在に装着される液体用容器22と、シ
リンジ本体21に対して着脱自在に装着されるノズル3
5と、外部から圧縮空気を給送するチューブ71を着脱
自在に装着するコネクタ部70などを備える。操作レバ
ー41を押すとエアーバルブ40が開き、圧縮空気は2
つの通気管路26、33に分岐し、一方はノズル35の
通気管路34と連通しており、圧縮空気はノズル35ま
で給送される。他方の通気管路26は液体用容器22の
内部と連通しており、液体29が液体用導管30、32
を通ってノズル35まで給送される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耳鼻咽喉科等の治療に
好適に用いられ、薬液や水などの液体を霧状に噴出させ
るための医療用スプレーシリンジに関する。
好適に用いられ、薬液や水などの液体を霧状に噴出させ
るための医療用スプレーシリンジに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の医療用スプレーシリンジ
の一例を示す断面図である。この医療用スプレーシリン
ジは実公平1−43081号公報で提案されており、グ
リップ部1の下部には液体用ボトル2が装着され、液体
用ボトル2の底部に外部の圧縮空気を導入する導入口1
3が設けられ、この導入口13から液体用ボトル2の内
部を貫通するように圧縮空気管3が配置される。液体用
ボトル2が装着されると圧縮空気管3は通気管路8を経
由してエアーバルブ4に連設される。操作ボタン4aを
押すとエアーバルブ4が開いて、通気管路8の圧縮空気
は通気管路9に流れて、ノズル5の通気管路10に導入
される。
の一例を示す断面図である。この医療用スプレーシリン
ジは実公平1−43081号公報で提案されており、グ
リップ部1の下部には液体用ボトル2が装着され、液体
用ボトル2の底部に外部の圧縮空気を導入する導入口1
3が設けられ、この導入口13から液体用ボトル2の内
部を貫通するように圧縮空気管3が配置される。液体用
ボトル2が装着されると圧縮空気管3は通気管路8を経
由してエアーバルブ4に連設される。操作ボタン4aを
押すとエアーバルブ4が開いて、通気管路8の圧縮空気
は通気管路9に流れて、ノズル5の通気管路10に導入
される。
【0003】ノズル5は金属製のパイプの中に可撓性の
液体用パイプ6が挿通する2重パイプ構造を有し、両者
の隙間が通気管路10を成している。液体用パイプ6は
グリップ部1に形設された通気管路7を通って、液体用
ボトル2の内底部近くまで延出している。したがって、
通気管路10に導入された圧縮空気はノズル5を通って
先端から噴出する。
液体用パイプ6が挿通する2重パイプ構造を有し、両者
の隙間が通気管路10を成している。液体用パイプ6は
グリップ部1に形設された通気管路7を通って、液体用
ボトル2の内底部近くまで延出している。したがって、
通気管路10に導入された圧縮空気はノズル5を通って
先端から噴出する。
【0004】一方、通気管路10に導入された圧縮空気
の一部は、グリップ部1の通気管路7を通って液体用ボ
トル2の内部圧力を高める役割を行う。すると、液面が
空気圧で押されると液体が液体用パイプ6を通り、ノズ
ル5の先端まで給送される。ノズル5の先端内部におい
て液体と圧縮空気とが適度に混合して霧状に変化して、
先端開口から液体が噴出される。このように外部からの
圧縮空気の圧力を利用して液体をノズル先端まで送出
し、このノズル先端で圧縮空気と混合することによって
スプレーを行っている。
の一部は、グリップ部1の通気管路7を通って液体用ボ
トル2の内部圧力を高める役割を行う。すると、液面が
空気圧で押されると液体が液体用パイプ6を通り、ノズ
ル5の先端まで給送される。ノズル5の先端内部におい
て液体と圧縮空気とが適度に混合して霧状に変化して、
先端開口から液体が噴出される。このように外部からの
圧縮空気の圧力を利用して液体をノズル先端まで送出
し、このノズル先端で圧縮空気と混合することによって
スプレーを行っている。
【0005】バルブ操作を終えるとスプレー動作を確実
に停止させる必要があるため、液体用ボトル2の残圧を
大気へ速やかに開放するための通気管路11および排気
孔12がグリップ部1に形設されている。
に停止させる必要があるため、液体用ボトル2の残圧を
大気へ速やかに開放するための通気管路11および排気
孔12がグリップ部1に形設されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の医療用スプレー
シリンジでは、グリップ部1の頭部上面に排気孔12を
形設しているため、シリンジの傾斜や倒立など何らかの
原因でエアーバルブ4や通気管路11内に液体が残留す
る場合がある。この状態でバルブ操作を行うと、残圧開
放の際に排気孔12から残留した液体が空気とともに勢
い良く漏出して、使用者や患者の目、皮膚、衣服等に付
着する恐れが生ずる。
シリンジでは、グリップ部1の頭部上面に排気孔12を
形設しているため、シリンジの傾斜や倒立など何らかの
原因でエアーバルブ4や通気管路11内に液体が残留す
る場合がある。この状態でバルブ操作を行うと、残圧開
放の際に排気孔12から残留した液体が空気とともに勢
い良く漏出して、使用者や患者の目、皮膚、衣服等に付
着する恐れが生ずる。
【0007】また、通気管路11や排気孔12を通る空
気の流量は少ないため、残留した液体が全て排出され
ず、時間経過とともに結晶化して、通気管路11や排気
孔12を塞いでしまい正常な残圧開放が行われなくな
る。
気の流量は少ないため、残留した液体が全て排出され
ず、時間経過とともに結晶化して、通気管路11や排気
孔12を塞いでしまい正常な残圧開放が行われなくな
る。
【0008】また、エアーバルブ4はグリップ部1に対
して容易に分解できないように固定されているため、エ
アーバルブ4内に残留した液体が結晶化してバルブ機能
を損なうようになっても清掃が全く不可能である。
して容易に分解できないように固定されているため、エ
アーバルブ4内に残留した液体が結晶化してバルブ機能
を損なうようになっても清掃が全く不可能である。
【0009】また、ノズル5はグリップ部1に対して気
密性を保持するように螺着されているため、掃除や分解
の際にノズル5を何回も回転させる必要があり、作業性
が悪く、しかもねじ山を損傷させてしまうことがある。
同様に、液体用ボトル2もグリップ部1に対して螺着さ
れており、液体補充や交換の際には液体用ボトル2自体
の回転操作によって着脱可能にしているが、液体用ボト
ル2を何回も回転させる必要がある。
密性を保持するように螺着されているため、掃除や分解
の際にノズル5を何回も回転させる必要があり、作業性
が悪く、しかもねじ山を損傷させてしまうことがある。
同様に、液体用ボトル2もグリップ部1に対して螺着さ
れており、液体補充や交換の際には液体用ボトル2自体
の回転操作によって着脱可能にしているが、液体用ボト
ル2を何回も回転させる必要がある。
【0010】さらに、外部からの圧縮空気が給送される
チューブを導入口13に接続する場合、導入口13に螺
刻された雄ねじ部とチューブ側の雌ねじ部と螺着してい
るため、チューブ着脱操作の作業性が悪い。また、チュ
ーブ側にエア逆止弁が設けられていないため、チューブ
着脱操作の際にエアコンプレッサを停止する必要があ
り、作業が煩雑である。
チューブを導入口13に接続する場合、導入口13に螺
刻された雄ねじ部とチューブ側の雌ねじ部と螺着してい
るため、チューブ着脱操作の作業性が悪い。また、チュ
ーブ側にエア逆止弁が設けられていないため、チューブ
着脱操作の際にエアコンプレッサを停止する必要があ
り、作業が煩雑である。
【0011】本発明の目的は、液体用ボトルの残圧開放
の際に、液体がノズル先端以外の部分から漏出しないよ
うにした医療用スプレーシリンジを提供することであ
る。
の際に、液体がノズル先端以外の部分から漏出しないよ
うにした医療用スプレーシリンジを提供することであ
る。
【0012】また本発明の目的は、圧縮空気を開閉する
エアーバルブを容易に分解清掃できるようにした医療用
スプレーシリンジを提供することである。
エアーバルブを容易に分解清掃できるようにした医療用
スプレーシリンジを提供することである。
【0013】また本発明の目的は、シリンジ本体に対し
て液体用容器、スプレーノズルまたは圧縮空気の給送チ
ューブを簡単かつ確実に着脱できるようにした医療用ス
プレーシリンジを提供することである。
て液体用容器、スプレーノズルまたは圧縮空気の給送チ
ューブを簡単かつ確実に着脱できるようにした医療用ス
プレーシリンジを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンジ本体
内に貯留された液体と外部より導入された圧縮空気とを
バルブ操作によってノズルの先端部で合流させて該液体
を霧状に噴出させるようにした医療用スプレーシリンジ
であって、シリンジ本体に対して着脱自在に装着される
液体用容器と、外部からの圧縮空気を導入するための圧
縮空気管路と、圧縮空気管路を開閉するためのエアーバ
ルブと、エアーバルブからの圧縮空気を液体用容器内の
空間まで連通するための第1通気管路と、液体用容器に
貯留された液体をノズルの先端部まで連通するための液
体用管路と、エアーバルブからの圧縮空気をノズルの先
端部まで連通するための第2通気管路とを備え、該液体
用管路の管路抵抗は、第1および第2通気管路の管路抵
抗より大きいことを特徴とする医療用スプレーシリンジ
である。
内に貯留された液体と外部より導入された圧縮空気とを
バルブ操作によってノズルの先端部で合流させて該液体
を霧状に噴出させるようにした医療用スプレーシリンジ
であって、シリンジ本体に対して着脱自在に装着される
液体用容器と、外部からの圧縮空気を導入するための圧
縮空気管路と、圧縮空気管路を開閉するためのエアーバ
ルブと、エアーバルブからの圧縮空気を液体用容器内の
空間まで連通するための第1通気管路と、液体用容器に
貯留された液体をノズルの先端部まで連通するための液
体用管路と、エアーバルブからの圧縮空気をノズルの先
端部まで連通するための第2通気管路とを備え、該液体
用管路の管路抵抗は、第1および第2通気管路の管路抵
抗より大きいことを特徴とする医療用スプレーシリンジ
である。
【0015】また本発明は、シリンジ本体内に貯留され
た液体と外部より導入された圧縮空気とをバルブ操作に
よってノズルの先端部で合流させて該液体を霧状に噴出
させるようにした医療用スプレーシリンジであって、シ
リンジ本体に対して着脱自在に装着される液体用容器
と、外部からの圧縮空気を導入するための圧縮空気管路
と、圧縮空気管路を開閉するためのエアーバルブと、エ
アーバルブからの圧縮空気を液体用容器内の空間まで連
通するための第1通気管路と、液体用容器に貯留された
液体をノズルの先端部まで連通するための液体用管路
と、エアーバルブからの圧縮空気をノズルの先端部まで
連通するための第2通気管路とを備え、該エアーバルブ
は、シリンジ本体から突出する方向に付勢された弁棒
と、該弁棒が当接する操作部材とを備え、該操作部材の
一端はシリンジ本体に形設された係合部に支承され、他
端は該操作部材の変位範囲を調整するための変位調整部
材によって係合され、該変位調整部材と操作部材との係
合または解放によって該エアーバルブはシリンジ本体に
対して着脱自在であることを特徴とする医療用スプレー
シリンジである。
た液体と外部より導入された圧縮空気とをバルブ操作に
よってノズルの先端部で合流させて該液体を霧状に噴出
させるようにした医療用スプレーシリンジであって、シ
リンジ本体に対して着脱自在に装着される液体用容器
と、外部からの圧縮空気を導入するための圧縮空気管路
と、圧縮空気管路を開閉するためのエアーバルブと、エ
アーバルブからの圧縮空気を液体用容器内の空間まで連
通するための第1通気管路と、液体用容器に貯留された
液体をノズルの先端部まで連通するための液体用管路
と、エアーバルブからの圧縮空気をノズルの先端部まで
連通するための第2通気管路とを備え、該エアーバルブ
は、シリンジ本体から突出する方向に付勢された弁棒
と、該弁棒が当接する操作部材とを備え、該操作部材の
一端はシリンジ本体に形設された係合部に支承され、他
端は該操作部材の変位範囲を調整するための変位調整部
材によって係合され、該変位調整部材と操作部材との係
合または解放によって該エアーバルブはシリンジ本体に
対して着脱自在であることを特徴とする医療用スプレー
シリンジである。
【0016】また本発明は、シリンジ本体内に貯留され
た液体と外部より導入された圧縮空気とをバルブ操作に
よってノズルの先端部で合流させて該液体を霧状に噴出
させるようにした医療用スプレーシリンジであって、シ
リンジ本体に対して着脱自在に装着される液体用容器
と、外部からの圧縮空気を導入するための圧縮空気管路
と、圧縮空気管路を開閉するためのエアーバルブと、エ
アーバルブからの圧縮空気を液体用容器内の空間まで連
通するための第1通気管路と、液体用容器に貯留された
液体をノズルの先端部まで連通するための液体用管路
と、エアーバルブからの圧縮空気をノズルの先端部まで
連通するための第2通気管路とを備え、該液体用容器の
内面に1対の突起部が形設され、シリンジ本体の接合面
に1対の突起部が形設され、該液体用容器をシリンジ本
体に装着した状態で180度以下の角度で角変位するこ
とによって各突起部が互いに係合するように構成されて
いることを特徴とする医療用スプレーシリンジである。
た液体と外部より導入された圧縮空気とをバルブ操作に
よってノズルの先端部で合流させて該液体を霧状に噴出
させるようにした医療用スプレーシリンジであって、シ
リンジ本体に対して着脱自在に装着される液体用容器
と、外部からの圧縮空気を導入するための圧縮空気管路
と、圧縮空気管路を開閉するためのエアーバルブと、エ
アーバルブからの圧縮空気を液体用容器内の空間まで連
通するための第1通気管路と、液体用容器に貯留された
液体をノズルの先端部まで連通するための液体用管路
と、エアーバルブからの圧縮空気をノズルの先端部まで
連通するための第2通気管路とを備え、該液体用容器の
内面に1対の突起部が形設され、シリンジ本体の接合面
に1対の突起部が形設され、該液体用容器をシリンジ本
体に装着した状態で180度以下の角度で角変位するこ
とによって各突起部が互いに係合するように構成されて
いることを特徴とする医療用スプレーシリンジである。
【0017】また本発明は、ノズルの内面に形設された
円周溝とシリンジ本体の接合面に設けられた弾性部材と
が弾発的に係合し、シリンジ本体内の液体用管路および
第2通気管路とノズル内の液体用管路および第2通気管
路とが互いに連通するように、該ノズルがシリンジ本体
に対して着脱自在に装着されていることを特徴とする。
円周溝とシリンジ本体の接合面に設けられた弾性部材と
が弾発的に係合し、シリンジ本体内の液体用管路および
第2通気管路とノズル内の液体用管路および第2通気管
路とが互いに連通するように、該ノズルがシリンジ本体
に対して着脱自在に装着されていることを特徴とする。
【0018】また本発明は、前記圧縮空気管路の導入口
には、外部からの圧縮空気が給送されるチューブを着脱
自在に接続するための第1および第2コネクタが設けら
れ、第2コネクタに取付けられた可動部材を管軸方向に
変位させることによって第1コネクタと第2コネクタと
の結合または解除が行われるとともに、第2コネクタに
はコネクタの結合状態で開いて解除状態で閉じる封止バ
ルブが設けられることを特徴とする。
には、外部からの圧縮空気が給送されるチューブを着脱
自在に接続するための第1および第2コネクタが設けら
れ、第2コネクタに取付けられた可動部材を管軸方向に
変位させることによって第1コネクタと第2コネクタと
の結合または解除が行われるとともに、第2コネクタに
はコネクタの結合状態で開いて解除状態で閉じる封止バ
ルブが設けられることを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明に従えば、液体用管路の管路抵抗が第1
および第2通気管路の管路抵抗より大きいことによっ
て、バルブ操作後に残留する液体用容器内の残圧の大部
分は、第1および第2通気管路を通ってノズル開口から
大気中に速やかに開放されてしまう。そのため、残圧が
液体の液面をいくら押圧しても液体用管路の管路抵抗が
大きいため、管路内の液体が噴出するより前に残圧が急
速に減衰してしまい、液体の漏出を防止することができ
る。また、シリンジ本体の頭部に排気孔を設ける必要が
無いため、不用意な液体の飛散を解消できる。
および第2通気管路の管路抵抗より大きいことによっ
て、バルブ操作後に残留する液体用容器内の残圧の大部
分は、第1および第2通気管路を通ってノズル開口から
大気中に速やかに開放されてしまう。そのため、残圧が
液体の液面をいくら押圧しても液体用管路の管路抵抗が
大きいため、管路内の液体が噴出するより前に残圧が急
速に減衰してしまい、液体の漏出を防止することができ
る。また、シリンジ本体の頭部に排気孔を設ける必要が
無いため、不用意な液体の飛散を解消できる。
【0020】また本発明に従えば、変位調整部材と操作
部材との係合または解放によってエアーバルブはシリン
ジ本体に対して着脱自在となるため、エアーバルブを簡
単にシリンジ本体から取出すことが可能になる。したが
って、エアーバルブの清掃作業を容易に実施できる。ま
た、清掃後の装着作業も簡単かつ確実に行える。
部材との係合または解放によってエアーバルブはシリン
ジ本体に対して着脱自在となるため、エアーバルブを簡
単にシリンジ本体から取出すことが可能になる。したが
って、エアーバルブの清掃作業を容易に実施できる。ま
た、清掃後の装着作業も簡単かつ確実に行える。
【0021】また本発明に従えば、液体用容器をシリン
ジ本体に装着した状態で180度以下の角度で角変位す
ることによって各突起部が互いに係合することによっ
て、簡単な操作で液体用容器を確実に装着できる。さら
に、液体補充や容器交換の際にも液体用容器の取外しが
簡単に行える。
ジ本体に装着した状態で180度以下の角度で角変位す
ることによって各突起部が互いに係合することによっ
て、簡単な操作で液体用容器を確実に装着できる。さら
に、液体補充や容器交換の際にも液体用容器の取外しが
簡単に行える。
【0022】また本発明に従えば、ノズルの内面に形設
された円周溝とシリンジ本体の接合面に設けられた割り
リングなどの弾性部材とが弾発的に係合することによっ
て、ノズルをシリンジ本体に対して一定の力で引張る
と、弾性部材の外径が縮んで円周溝との係合が解けてノ
ズルを簡単に取外すことができる。同様に、ノズルをシ
リンジ本体に対して一定の力で押込むと、弾性部材の外
径が縮んだ後、円周溝の所で外径が拡がって円周溝との
係合が復帰し、ノズルを簡単かつ確実に装着することが
できる。また、シリンジ本体内の液体用管路および第2
通気管路とノズル内の液体用管路および第2通気管路と
が互いに連通するように構成することによって、従来の
ようにノズルから液体用パイプが延出することが無くな
り、ノズルが小型化され、しかも取扱いが容易になる。
された円周溝とシリンジ本体の接合面に設けられた割り
リングなどの弾性部材とが弾発的に係合することによっ
て、ノズルをシリンジ本体に対して一定の力で引張る
と、弾性部材の外径が縮んで円周溝との係合が解けてノ
ズルを簡単に取外すことができる。同様に、ノズルをシ
リンジ本体に対して一定の力で押込むと、弾性部材の外
径が縮んだ後、円周溝の所で外径が拡がって円周溝との
係合が復帰し、ノズルを簡単かつ確実に装着することが
できる。また、シリンジ本体内の液体用管路および第2
通気管路とノズル内の液体用管路および第2通気管路と
が互いに連通するように構成することによって、従来の
ようにノズルから液体用パイプが延出することが無くな
り、ノズルが小型化され、しかも取扱いが容易になる。
【0023】また本発明に従えば、第2コネクタに取付
けられた可動部材を管軸方向に変位させることによって
第1コネクタと第2コネクタとの結合または解除が行わ
れるため、従来と比べてチューブ着脱が簡単になる。さ
らに、第2コネクタにはコネクタの結合状態で開いて解
除状態で閉じる封止バルブが設けられるため、チューブ
を外した状態でも圧縮空気が漏出しなくなる。
けられた可動部材を管軸方向に変位させることによって
第1コネクタと第2コネクタとの結合または解除が行わ
れるため、従来と比べてチューブ着脱が簡単になる。さ
らに、第2コネクタにはコネクタの結合状態で開いて解
除状態で閉じる封止バルブが設けられるため、チューブ
を外した状態でも圧縮空気が漏出しなくなる。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す縦断面図で
ある。この医療用スプレーシリンジ20は、エアーバル
ブ40を収納するシリンジ本体21と、シリンジ本体2
1に対して着脱自在に装着される液体用容器22と、シ
リンジ本体21に対して着脱自在に装着されるノズル3
5と、外部から圧縮空気を給送するチューブ71を着脱
自在に装着するコネクタ部70などを備える。
ある。この医療用スプレーシリンジ20は、エアーバル
ブ40を収納するシリンジ本体21と、シリンジ本体2
1に対して着脱自在に装着される液体用容器22と、シ
リンジ本体21に対して着脱自在に装着されるノズル3
5と、外部から圧縮空気を給送するチューブ71を着脱
自在に装着するコネクタ部70などを備える。
【0025】チューブ71から圧縮空気が供給される
と、コネクタ部70を介して圧縮空気管23に導入され
る。圧縮空気管23は液体用容器22の中心軸に沿って
内設されており、その先端はシリンジ本体21の底面中
央に形成された挿入孔24に気密的に着脱自在に挿入さ
れている。圧縮空気管23の圧縮空気は挿入孔24を通
って、シリンジ本体21内に形設された圧縮空気管路2
5を通ってエアーバルブ40に入る。
と、コネクタ部70を介して圧縮空気管23に導入され
る。圧縮空気管23は液体用容器22の中心軸に沿って
内設されており、その先端はシリンジ本体21の底面中
央に形成された挿入孔24に気密的に着脱自在に挿入さ
れている。圧縮空気管23の圧縮空気は挿入孔24を通
って、シリンジ本体21内に形設された圧縮空気管路2
5を通ってエアーバルブ40に入る。
【0026】エアーバルブ40は操作レバー41が押さ
れないと閉じているが、操作レバー41を押した時点で
開き、圧縮空気は2つの通気管路26、33に分岐して
送出される。一方の通気管路33はノズル35の通気管
路34と連通しており、圧縮空気はノズル35の先端部
36まで給送される。
れないと閉じているが、操作レバー41を押した時点で
開き、圧縮空気は2つの通気管路26、33に分岐して
送出される。一方の通気管路33はノズル35の通気管
路34と連通しており、圧縮空気はノズル35の先端部
36まで給送される。
【0027】図2は、図1中のA1−A1線に沿ったノ
ズル35の断面図である。ノズル35は金属製のパイプ
であり、その中空部に液体用導管32が挿入されてお
り、両者の隙間が通気管路34として形成される。
ズル35の断面図である。ノズル35は金属製のパイプ
であり、その中空部に液体用導管32が挿入されてお
り、両者の隙間が通気管路34として形成される。
【0028】図1に戻って、他方の通気管路26は液体
用容器22の内部空間と連通しており、圧縮空気は上部
密閉空間28に導入されると液体用容器22の内部圧力
が高くなる。液体用容器22内には、可撓性の液体用導
管30が内底部付近まで延出しており、その反対側はシ
リンジ本体21内の貫通孔を通って、ノズル35の液体
用導管32と連通している。したがって、液体用容器2
2の内部圧力が高くなると、液体29の液面が下方に圧
力を受けて、液体29が液体用導管30を通って上昇
し、さらにノズル35の液体用導管32を通って、先端
部36まで給送される。
用容器22の内部空間と連通しており、圧縮空気は上部
密閉空間28に導入されると液体用容器22の内部圧力
が高くなる。液体用容器22内には、可撓性の液体用導
管30が内底部付近まで延出しており、その反対側はシ
リンジ本体21内の貫通孔を通って、ノズル35の液体
用導管32と連通している。したがって、液体用容器2
2の内部圧力が高くなると、液体29の液面が下方に圧
力を受けて、液体29が液体用導管30を通って上昇
し、さらにノズル35の液体用導管32を通って、先端
部36まで給送される。
【0029】先端部36の内部では、通気管路34から
の圧縮空気と液体用導管32からの液体とが勢い良く混
合されて、先端部36の開口から液体が霧状になって噴
出する。こうして使用者はシリンジ20を把持しながら
親指などでエアーバルブ40を操作することによって、
作業性良く液体をスプレーすることができる。なお、液
体用容器22の外周面にはノズル35が向く方向に縦長
の突起22aが形成され、使用者が液体用容器22を把
持した際に突起22aが各指の関節位置に馴染むため、
操作性が向上している。
の圧縮空気と液体用導管32からの液体とが勢い良く混
合されて、先端部36の開口から液体が霧状になって噴
出する。こうして使用者はシリンジ20を把持しながら
親指などでエアーバルブ40を操作することによって、
作業性良く液体をスプレーすることができる。なお、液
体用容器22の外周面にはノズル35が向く方向に縦長
の突起22aが形成され、使用者が液体用容器22を把
持した際に突起22aが各指の関節位置に馴染むため、
操作性が向上している。
【0030】一方、操作レバー41を離すと、通気管路
26、33への圧縮空気供給が断たれるが、液体用容器
22の内部圧力は依然として高い状態にあるため、液体
29は引き続き液体用導管30を上昇しようとする。し
かし、液体用容器22の上部密閉空間28は、通気管路
26、33およびノズル35の通気管路34を介して大
気と連通している。そこで、液体用導管30、32の管
路抵抗が通気管路26、33の管路抵抗より大きく設定
することによって、バルブ操作後に残留する液体用容器
22内の残圧の大部分は、通気管路26、33を通って
ノズル35の開口から大気中に速やかに開放される。し
たがって、液体用導管30内に残留する液体が噴出する
より前に残圧が急速に減衰してしまい、液体の漏出を防
止できる。
26、33への圧縮空気供給が断たれるが、液体用容器
22の内部圧力は依然として高い状態にあるため、液体
29は引き続き液体用導管30を上昇しようとする。し
かし、液体用容器22の上部密閉空間28は、通気管路
26、33およびノズル35の通気管路34を介して大
気と連通している。そこで、液体用導管30、32の管
路抵抗が通気管路26、33の管路抵抗より大きく設定
することによって、バルブ操作後に残留する液体用容器
22内の残圧の大部分は、通気管路26、33を通って
ノズル35の開口から大気中に速やかに開放される。し
たがって、液体用導管30内に残留する液体が噴出する
より前に残圧が急速に減衰してしまい、液体の漏出を防
止できる。
【0031】図3は図1のエアーバルブ40付近の拡大
部分断面図であり、図4はエアーバルブ40を取出した
状態で図3のA2方向から見た矢視図である。シリンジ
本体21にはA2方向に沿った円柱空間40aが形設さ
れ、この円柱空間40aは通気管路26、33と連通し
ており、ここにエアーバルブ40の弁棒ガイド47が気
密性を保ちつつ着脱自在に装着される。エアーバルブ4
0では、弁棒42はシリンジ本体21から突出する方向
(A2の反対方向)に圧縮ばね43によって付勢され、
中空状の弁棒ガイド47に沿って直線変位自在である。
弁棒42の先端は操作レバー41に当接しており、使用
者が操作レバー41を押したり離すことによって、A2
方向と平行に往復運動する。
部分断面図であり、図4はエアーバルブ40を取出した
状態で図3のA2方向から見た矢視図である。シリンジ
本体21にはA2方向に沿った円柱空間40aが形設さ
れ、この円柱空間40aは通気管路26、33と連通し
ており、ここにエアーバルブ40の弁棒ガイド47が気
密性を保ちつつ着脱自在に装着される。エアーバルブ4
0では、弁棒42はシリンジ本体21から突出する方向
(A2の反対方向)に圧縮ばね43によって付勢され、
中空状の弁棒ガイド47に沿って直線変位自在である。
弁棒42の先端は操作レバー41に当接しており、使用
者が操作レバー41を押したり離すことによって、A2
方向と平行に往復運動する。
【0032】弁棒42には、弁棒ガイド47と気密性を
保って摺動する弁体45が設けられ、さらにバルブ閉止
時に弁棒ガイド47との気密性を高めるためにOリング
46が装着されている。操作レバー41が押されて弁棒
42がA2方向に変位すると、弁体45が弁棒ガイド4
7から抜け出るため、圧縮空気管路25の圧縮空気は弁
棒42と弁棒ガイド47との隙間を通って、円環状の空
間48に達し、そこから通気管路26、33に分岐す
る。
保って摺動する弁体45が設けられ、さらにバルブ閉止
時に弁棒ガイド47との気密性を高めるためにOリング
46が装着されている。操作レバー41が押されて弁棒
42がA2方向に変位すると、弁体45が弁棒ガイド4
7から抜け出るため、圧縮空気管路25の圧縮空気は弁
棒42と弁棒ガイド47との隙間を通って、円環状の空
間48に達し、そこから通気管路26、33に分岐す
る。
【0033】操作レバー41の下端には係止片41bが
形設され、シリンジ本体21に形設された係合溝21b
に支承されている。操作レバー41の上端には、先端に
U字状切欠を持つ断面L字状の係合片41aが一体的に
形成されている。係合片41aの切欠には、変位調整ね
じ44の先端に形成された首部44aが緩嵌され、頭部
44bによって係合片41aを係止している。変位調整
ねじ44は、シリンジ本体21に形設された貫通孔44
cと螺合しており、この貫通孔44cからドライバ等を
挿入して変位調整ねじ44を左右に回転することによっ
て、変位調整ねじ44は前後に直線変位する。こうして
変位調整ねじ44の位置を調整することによって、頭部
44bの位置が変位して、圧縮ばね43によって付勢さ
れた操作レバー41の変位範囲が規制される。
形設され、シリンジ本体21に形設された係合溝21b
に支承されている。操作レバー41の上端には、先端に
U字状切欠を持つ断面L字状の係合片41aが一体的に
形成されている。係合片41aの切欠には、変位調整ね
じ44の先端に形成された首部44aが緩嵌され、頭部
44bによって係合片41aを係止している。変位調整
ねじ44は、シリンジ本体21に形設された貫通孔44
cと螺合しており、この貫通孔44cからドライバ等を
挿入して変位調整ねじ44を左右に回転することによっ
て、変位調整ねじ44は前後に直線変位する。こうして
変位調整ねじ44の位置を調整することによって、頭部
44bの位置が変位して、圧縮ばね43によって付勢さ
れた操作レバー41の変位範囲が規制される。
【0034】また、エアーバルブ40をシリンジ本体2
1から取外す場合、変位調整ねじ44を回して頭部44
bを大きく突出させることによって、係合片41aが頭
部44bから解放され、操作レバー41がシリンジ本体
21から取外され、さらに弁棒ガイド47および圧縮ば
ね43が一体的に取出される。こうしてエアーバルブ4
1の清掃および通気管路26、33の清掃を容易に行う
ことができる。
1から取外す場合、変位調整ねじ44を回して頭部44
bを大きく突出させることによって、係合片41aが頭
部44bから解放され、操作レバー41がシリンジ本体
21から取外され、さらに弁棒ガイド47および圧縮ば
ね43が一体的に取出される。こうしてエアーバルブ4
1の清掃および通気管路26、33の清掃を容易に行う
ことができる。
【0035】また、エアーバルブ40を装着する際に
は、上述と逆の手順で、シリンジ本体21の円柱空間4
0aに弁棒ガイド47等を装着した後、操作レバー41
の下端を係合溝21bに入れて、係合片41aを変位調
整ねじ44の頭部44bに引っ掛け、次に変位調整ねじ
44を回して係合片41aを呼び込んで、所定位置に設
定する。こうしてエアーバルブ40を簡単に着脱するこ
とが可能になる。
は、上述と逆の手順で、シリンジ本体21の円柱空間4
0aに弁棒ガイド47等を装着した後、操作レバー41
の下端を係合溝21bに入れて、係合片41aを変位調
整ねじ44の頭部44bに引っ掛け、次に変位調整ねじ
44を回して係合片41aを呼び込んで、所定位置に設
定する。こうしてエアーバルブ40を簡単に着脱するこ
とが可能になる。
【0036】次にノズル35の着脱機構について説明す
る。図3において、シリンジ本体21にはノズル35の
延出方向に沿った円柱状の空間21aが形成され、そこ
に接合部材51が気密性を保って螺合している。接合部
材51の中心には、液体用導管30が接続された継手部
材30aが螺合している。さらに、空間21aにはノズ
ルガイド49が気密的に螺合して装着されており、シリ
ンジ本体21から露出した外周面には円周溝50aが形
設され、そこに断面山型状の割りリング50が緩く装着
されており、割りリング50はラジアル方向の力に対し
て弾性変形する。
る。図3において、シリンジ本体21にはノズル35の
延出方向に沿った円柱状の空間21aが形成され、そこ
に接合部材51が気密性を保って螺合している。接合部
材51の中心には、液体用導管30が接続された継手部
材30aが螺合している。さらに、空間21aにはノズ
ルガイド49が気密的に螺合して装着されており、シリ
ンジ本体21から露出した外周面には円周溝50aが形
設され、そこに断面山型状の割りリング50が緩く装着
されており、割りリング50はラジアル方向の力に対し
て弾性変形する。
【0037】一方、ノズル35は半紡錘形のノズルホル
ダ54に螺合し、ノズルホルダ54の内部に円筒部材5
3が螺合し、さらに円筒部材53に連通部材56が螺合
している。ノズルホルダ54の内面には、ノズルガイド
49の割りリング50が弾発的に係合する円周溝55が
形設される。したがって、ノズル35をシリンジ本体2
1に対して一定の力で挿入するだけで、割りリング50
の外径が縮んだ後、円周溝55の位置で弾発的に拡がっ
て、ノズルホルダ54を確実に保持できる。また、ノズ
ル35を外すときは、ノズル35を一定の力で引っ張る
だけで、割りリング50の外径が一旦縮むため、簡単に
取り外すことができる。
ダ54に螺合し、ノズルホルダ54の内部に円筒部材5
3が螺合し、さらに円筒部材53に連通部材56が螺合
している。ノズルホルダ54の内面には、ノズルガイド
49の割りリング50が弾発的に係合する円周溝55が
形設される。したがって、ノズル35をシリンジ本体2
1に対して一定の力で挿入するだけで、割りリング50
の外径が縮んだ後、円周溝55の位置で弾発的に拡がっ
て、ノズルホルダ54を確実に保持できる。また、ノズ
ル35を外すときは、ノズル35を一定の力で引っ張る
だけで、割りリング50の外径が一旦縮むため、簡単に
取り外すことができる。
【0038】円筒部材53の中には液体用導管32が貫
通し、その隙間は通気管路34を形成している。また、
円筒部材53の外周面は、ノズルガイド49と気密的に
摺動可能なようにOリングで封止される。連通部材56
の外周面も接合部材51と気密的に摺動可能なようにO
リングで封止されるが、ノズル側に開口部57が形成さ
れ、シリンジ本体21の通気管路33とノズル側の通気
管路34とを連通している。また、連通部材56の中心
には液体用導管32が貫通し、さらに端面で開口して、
空間52および液体用導管30と連通している。
通し、その隙間は通気管路34を形成している。また、
円筒部材53の外周面は、ノズルガイド49と気密的に
摺動可能なようにOリングで封止される。連通部材56
の外周面も接合部材51と気密的に摺動可能なようにO
リングで封止されるが、ノズル側に開口部57が形成さ
れ、シリンジ本体21の通気管路33とノズル側の通気
管路34とを連通している。また、連通部材56の中心
には液体用導管32が貫通し、さらに端面で開口して、
空間52および液体用導管30と連通している。
【0039】このようにノズル装着時には、シリンジ本
体21の液体用導管30内に給送される液体は、継手部
材30aおよび空間52を通って、連通部材56、円筒
部材53およびノズル32の液体用導管32内に導出さ
れる。また、シリンジ本体21の通気管路33内に給送
される圧縮空気は、連通部材56の開口部57を通っ
て、円筒部材53およびノズル35の通気管路34に導
出される。
体21の液体用導管30内に給送される液体は、継手部
材30aおよび空間52を通って、連通部材56、円筒
部材53およびノズル32の液体用導管32内に導出さ
れる。また、シリンジ本体21の通気管路33内に給送
される圧縮空気は、連通部材56の開口部57を通っ
て、円筒部材53およびノズル35の通気管路34に導
出される。
【0040】図5および図6は図1のコネクタ部70付
近の拡大部分断面図であり、図5は取外した状態を示
し、図6は装着状態を示す。まず図5において、中空状
の雄コネクタ72が図1のシリンジ本体21の下端部に
固定され、圧縮空気管23と連通している。雄コネクタ
72の挿入部72aには、外周に沿って突起72bおよ
び凹部72cが形成されている。
近の拡大部分断面図であり、図5は取外した状態を示
し、図6は装着状態を示す。まず図5において、中空状
の雄コネクタ72が図1のシリンジ本体21の下端部に
固定され、圧縮空気管23と連通している。雄コネクタ
72の挿入部72aには、外周に沿って突起72bおよ
び凹部72cが形成されている。
【0041】一方、中空状の雌コネクタ73の内部に
は、雄コネクタ72の挿入部72aが装着される中空状
の摺動部材74が設けられ、圧縮ばね79によって雌コ
ネクタ73の内面と摺動するように図中右方へ付勢され
ている。また、摺動部材74の開口端にOリング75が
密着して、さらに筒状の摺動部材84が装着され、雌コ
ネクタ73の内面に形成された段差73aによって抜止
めされている。摺動部材74の外周面には部分的に開口
した連通孔76および円周突起状の弁体77が形成さ
れ、弁体77はパッキン78を介して雌コネクタ73の
段差面78に当接することによって、封止バルブを形成
している。
は、雄コネクタ72の挿入部72aが装着される中空状
の摺動部材74が設けられ、圧縮ばね79によって雌コ
ネクタ73の内面と摺動するように図中右方へ付勢され
ている。また、摺動部材74の開口端にOリング75が
密着して、さらに筒状の摺動部材84が装着され、雌コ
ネクタ73の内面に形成された段差73aによって抜止
めされている。摺動部材74の外周面には部分的に開口
した連通孔76および円周突起状の弁体77が形成さ
れ、弁体77はパッキン78を介して雌コネクタ73の
段差面78に当接することによって、封止バルブを形成
している。
【0042】摺動部材84の開口端付近と接触するよう
に、複数のボール80が円周方向に均等に配列されて雌
コネクタ73に装着されており、図5の状態ではボール
80は摺動部材84の外周面から突出している。また、
摺動部材73の外側には筒状の摺動部材81aが装着さ
れ、圧縮ばね82によって図中右方へ付勢されている。
摺動部材81aの端面にはテーパ部81bが形成され、
摺動部材84の外周面から突出したボール80に当接し
ている。この摺動部材81aは、図1に示す筒状の把持
部81と一体的に変位する。なお、図5は把持部81の
操作によって、圧縮ばね82が縮んでいる状態を示して
いる。
に、複数のボール80が円周方向に均等に配列されて雌
コネクタ73に装着されており、図5の状態ではボール
80は摺動部材84の外周面から突出している。また、
摺動部材73の外側には筒状の摺動部材81aが装着さ
れ、圧縮ばね82によって図中右方へ付勢されている。
摺動部材81aの端面にはテーパ部81bが形成され、
摺動部材84の外周面から突出したボール80に当接し
ている。この摺動部材81aは、図1に示す筒状の把持
部81と一体的に変位する。なお、図5は把持部81の
操作によって、圧縮ばね82が縮んでいる状態を示して
いる。
【0043】雌コネクタ73は中空部材88と連結して
おり、外部から圧縮空気を給送するチューブ71は中空
部材88の係止部89に接続される。このように雄コネ
クタ72が外れた図5の状態では、付勢された弁体77
がパッキン78を介して封止しているため、チューブ7
1から給送される圧縮空気は漏出しない。
おり、外部から圧縮空気を給送するチューブ71は中空
部材88の係止部89に接続される。このように雄コネ
クタ72が外れた図5の状態では、付勢された弁体77
がパッキン78を介して封止しているため、チューブ7
1から給送される圧縮空気は漏出しない。
【0044】次に図6において、雄コネクタ72を雌コ
ネクタ73に装着すると、その途中で挿入部72aが摺
動部材84、Oリング75に摺動して摺動部材74に当
接する。さらに雄コネクタ72を押込むと圧縮ばね79
が縮んで、摺動部材74、Oリング75および摺動部材
84全体が図中左方へ変位する。すると、弁体77がパ
ッキン78から離れて封止バルブが開き、チューブ71
からの圧縮空気が連通孔76を通って雄コネクタ72の
中に導入され、さらに図1の圧縮空気管23に送出され
る。
ネクタ73に装着すると、その途中で挿入部72aが摺
動部材84、Oリング75に摺動して摺動部材74に当
接する。さらに雄コネクタ72を押込むと圧縮ばね79
が縮んで、摺動部材74、Oリング75および摺動部材
84全体が図中左方へ変位する。すると、弁体77がパ
ッキン78から離れて封止バルブが開き、チューブ71
からの圧縮空気が連通孔76を通って雄コネクタ72の
中に導入され、さらに図1の圧縮空気管23に送出され
る。
【0045】次に図1の把持部81を手から離すと、圧
縮ばね82が弾発的に伸びて、外側の摺動部材81aが
図6中右方へ変位して、ボール80を内方へ押込もうと
する。また、摺動部材84が左方へ変位したため、ボー
ル80が雌コネクタ73の内面へ突出し、雄コネクタ7
2の凹部72cに係合することによって、雄コネクタ7
2と雌コネクタ73とが結合する。なお、雌コネクタ7
3の外周面には摺動部材81aの抜止めリング83が装
着されている。こうして雄コネクタ72の装着とともに
封止バルブが開放して圧縮空気が導入されるため、チュ
ーブ71の接続操作が簡単になる。
縮ばね82が弾発的に伸びて、外側の摺動部材81aが
図6中右方へ変位して、ボール80を内方へ押込もうと
する。また、摺動部材84が左方へ変位したため、ボー
ル80が雌コネクタ73の内面へ突出し、雄コネクタ7
2の凹部72cに係合することによって、雄コネクタ7
2と雌コネクタ73とが結合する。なお、雌コネクタ7
3の外周面には摺動部材81aの抜止めリング83が装
着されている。こうして雄コネクタ72の装着とともに
封止バルブが開放して圧縮空気が導入されるため、チュ
ーブ71の接続操作が簡単になる。
【0046】次に図6の装着状態から雄コネクタ72を
取外す場合は、図1の把持部81を引張るように操作す
ると、摺動部材81aが図6左方へ変位して、ボール8
0が雌コネクタ73の外側に変位する。すると、ボール
80と凹部72cとの係合が解除され、雌コネクタ73
と雄コネクタ72とが分離すると、摺動部材74が圧縮
ばね79によって図6右方へ変位し、弁体77がパッキ
ン78に当接して封止バルブが閉じる。こうして圧縮空
気の漏出を防ぎつつチューブ71をワンタッチで取外す
ことができる。
取外す場合は、図1の把持部81を引張るように操作す
ると、摺動部材81aが図6左方へ変位して、ボール8
0が雌コネクタ73の外側に変位する。すると、ボール
80と凹部72cとの係合が解除され、雌コネクタ73
と雄コネクタ72とが分離すると、摺動部材74が圧縮
ばね79によって図6右方へ変位し、弁体77がパッキ
ン78に当接して封止バルブが閉じる。こうして圧縮空
気の漏出を防ぎつつチューブ71をワンタッチで取外す
ことができる。
【0047】図7は、図1のシリンジ本体21と液体用
容器22との装着方法を示す部分分解斜視図である。図
8(a)はシリンジ本体21の概略底面図で、図8
(b)は液体用容器22の概略平面図である。シリンジ
本体21の下端部は円筒形状を成し、その外周面に周方
向に沿った段差を有する1対の外向突起91、92が形
成されている。外向突起91、92の位置は、図8
(a)に示すように、両者の間隔のうち一方の間隔W1
より他方の間隔W2の方が大きく(W1<W2)なるよ
うに設定される。
容器22との装着方法を示す部分分解斜視図である。図
8(a)はシリンジ本体21の概略底面図で、図8
(b)は液体用容器22の概略平面図である。シリンジ
本体21の下端部は円筒形状を成し、その外周面に周方
向に沿った段差を有する1対の外向突起91、92が形
成されている。外向突起91、92の位置は、図8
(a)に示すように、両者の間隔のうち一方の間隔W1
より他方の間隔W2の方が大きく(W1<W2)なるよ
うに設定される。
【0048】一方、液体用容器22の内周面には、周方
向の段差を有する1対の内向突起93、94が形成され
ている。図8(b)に示すように、内向突起93の間隔
W3は図8(a)の間隔W1より僅かに小さめで、内向
突起94の間隔W4は図8(a)の間隔W2より僅かに
小さめで、かつW1<W4となるように設定される。
向の段差を有する1対の内向突起93、94が形成され
ている。図8(b)に示すように、内向突起93の間隔
W3は図8(a)の間隔W1より僅かに小さめで、内向
突起94の間隔W4は図8(a)の間隔W2より僅かに
小さめで、かつW1<W4となるように設定される。
【0049】液体用容器22をシリンジ本体21に装着
する場合、液体用容器22の内向突起93がシリンジ本
体21の間隔W1と一致し、他方の内向突起94が間隔
W2と一致するように、液体用容器22を軸方向に挿入
した後、液体用容器22を右回りに約90度角変位さ
せ、内向突起93が外向突起91のストッパ91aに接
触した時点で停止する。この状態で、内向突起93、9
4と外向突起91、92とが互いに係合するため、液体
用容器22がシリンジ本体21に対して確実に装着され
る。なお、内向突起の間隔W4が間隔W1より大きいた
め、液体用容器22を別の角度で装着しようとしてもシ
リンジ本体21に挿入されず、装着時の液体用容器22
および突起22aの向きが常に一定になる。
する場合、液体用容器22の内向突起93がシリンジ本
体21の間隔W1と一致し、他方の内向突起94が間隔
W2と一致するように、液体用容器22を軸方向に挿入
した後、液体用容器22を右回りに約90度角変位さ
せ、内向突起93が外向突起91のストッパ91aに接
触した時点で停止する。この状態で、内向突起93、9
4と外向突起91、92とが互いに係合するため、液体
用容器22がシリンジ本体21に対して確実に装着され
る。なお、内向突起の間隔W4が間隔W1より大きいた
め、液体用容器22を別の角度で装着しようとしてもシ
リンジ本体21に挿入されず、装着時の液体用容器22
および突起22aの向きが常に一定になる。
【0050】液体用容器22を取外すときは、上述と逆
の手順で、液体用容器22を左回りに約90度角変位さ
せると、内向突起93、94と外向突起91、92との
係合が解除される。次に液体用容器22を引抜けば、シ
リンジ本体21から簡単に取外すことができる。
の手順で、液体用容器22を左回りに約90度角変位さ
せると、内向突起93、94と外向突起91、92との
係合が解除される。次に液体用容器22を引抜けば、シ
リンジ本体21から簡単に取外すことができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、バ
ルブ操作後の残圧は、第1および第2通気管路を通って
ノズル開口から大気中に速やかに開放されてしまうた
め、液体の漏出を防止することができる。また、シリン
ジ本体の頭部に排気孔を設ける必要が無く、不用意な液
体飛散を解消できる。
ルブ操作後の残圧は、第1および第2通気管路を通って
ノズル開口から大気中に速やかに開放されてしまうた
め、液体の漏出を防止することができる。また、シリン
ジ本体の頭部に排気孔を設ける必要が無く、不用意な液
体飛散を解消できる。
【0052】また、エアーバルブの着脱作業が簡単にな
るため、エアーバルブやシリンジ本体の清掃作業を容易
に実施できる。
るため、エアーバルブやシリンジ本体の清掃作業を容易
に実施できる。
【0053】また、液体用容器の装着操作が簡単にな
り、液体補充や容器交換などを迅速に行うことができ
る。
り、液体補充や容器交換などを迅速に行うことができ
る。
【0054】また、ノズルの着脱操作が簡単になり、ノ
ズル交換や分解清掃などを迅速に行うことができる。
ズル交換や分解清掃などを迅速に行うことができる。
【0055】また、外部から圧縮空気を導入するための
チューブ着脱操作が簡単になり、さらに、チューブ着脱
操作に併せて封止バルブが開閉するため、圧縮空気の漏
出を防ぐことができる。
チューブ着脱操作が簡単になり、さらに、チューブ着脱
操作に併せて封止バルブが開閉するため、圧縮空気の漏
出を防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1中のA1−A1線に沿ったノズル35の断
面図である。
面図である。
【図3】図1のエアーバルブ40付近の拡大部分断面図
である。
である。
【図4】エアーバルブ40を取出した状態で図3のA2
方向から見た矢視図である。
方向から見た矢視図である。
【図5】図1のコネクタ部70付近の拡大部分断面図で
ある。
ある。
【図6】図1のコネクタ部70付近の拡大部分断面図で
ある。
ある。
【図7】図1のシリンジ本体21と液体用容器22との
装着方法を示す部分分解斜視図である。
装着方法を示す部分分解斜視図である。
【図8】図8(a)はシリンジ本体21の概略底面図
で、図8(b)は液体用容器22の概略平面図である。
で、図8(b)は液体用容器22の概略平面図である。
【図9】従来の医療用スプレーシリンジの一例を示す断
面図である。
面図である。
20 医療用スプレーシリンジ 21 シリンジ本体 22 液体用容器 23 圧縮空気管 26、33、34 通気管路 30、32 液体用導管 35 ノズル 40 エアーバルブ 41 操作レバー 70 コネクタ部 71 チューブ 72 雄コネクタ 73 雌コネクタ 76 連通孔 77 弁体 80 ボール
Claims (5)
- 【請求項1】 シリンジ本体内に貯留された液体と外部
より導入された圧縮空気とをバルブ操作によってノズル
の先端部で合流させて該液体を霧状に噴出させるように
した医療用スプレーシリンジであって、 シリンジ本体に対して着脱自在に装着される液体用容器
と、 外部からの圧縮空気を導入するための圧縮空気管路と、 圧縮空気管路を開閉するためのエアーバルブと、 エアーバルブからの圧縮空気を液体用容器内の空間まで
連通するための第1通気管路と、 液体用容器に貯留された液体をノズルの先端部まで連通
するための液体用管路と、 エアーバルブからの圧縮空気をノズルの先端部まで連通
するための第2通気管路とを備え、 該液体用管路の管路抵抗は、第1および第2通気管路の
管路抵抗より大きいことを特徴とする医療用スプレーシ
リンジ。 - 【請求項2】 シリンジ本体内に貯留された液体と外部
より導入された圧縮空気とをバルブ操作によってノズル
の先端部で合流させて該液体を霧状に噴出させるように
した医療用スプレーシリンジであって、 シリンジ本体に対して着脱自在に装着される液体用容器
と、 外部からの圧縮空気を導入するための圧縮空気管路と、 圧縮空気管路を開閉するためのエアーバルブと、 エアーバルブからの圧縮空気を液体用容器内の空間まで
連通するための第1通気管路と、 液体用容器に貯留された液体をノズルの先端部まで連通
するための液体用管路と、 エアーバルブからの圧縮空気をノズルの先端部まで連通
するための第2通気管路とを備え、 該エアーバルブは、シリンジ本体から突出する方向に付
勢された弁棒と、該弁棒が当接する操作部材とを備え、
該操作部材の一端はシリンジ本体に形設された係合部に
支承され、他端は該操作部材の変位範囲を調整するため
の変位調整部材によって係合され、該変位調整部材と操
作部材との係合または解放によって該エアーバルブはシ
リンジ本体に対して着脱自在であることを特徴とする医
療用スプレーシリンジ。 - 【請求項3】 シリンジ本体内に貯留された液体と外部
より導入された圧縮空気とをバルブ操作によってノズル
の先端部で合流させて該液体を霧状に噴出させるように
した医療用スプレーシリンジであって、 シリンジ本体に対して着脱自在に装着される液体用容器
と、 外部からの圧縮空気を導入するための圧縮空気管路と、 圧縮空気管路を開閉するためのエアーバルブと、 エアーバルブからの圧縮空気を液体用容器内の空間まで
連通するための第1通気管路と、 液体用容器に貯留された液体をノズルの先端部まで連通
するための液体用管路と、 エアーバルブからの圧縮空気をノズルの先端部まで連通
するための第2通気管路とを備え、 該液体用容器の内面に1対の突起部が形設され、シリン
ジ本体の接合面に1対の突起部が形設され、該液体用容
器をシリンジ本体に装着した状態で180度以下の角度
で角変位することによって各突起部が互いに係合するよ
うに構成されていることを特徴とする医療用スプレーシ
リンジ。 - 【請求項4】 ノズルの内面に形設された円周溝とシリ
ンジ本体の接合面に設けられた弾性部材とが弾発的に係
合し、シリンジ本体内の液体用管路および第2通気管路
とノズル内の液体用管路および第2通気管路とが互いに
連通するように、該ノズルがシリンジ本体に対して着脱
自在に装着されていることを特徴とする請求項1、2ま
たは3記載の医療用スプレーシリンジ。 - 【請求項5】 前記圧縮空気管路の導入口には、外部か
らの圧縮空気が給送されるチューブを着脱自在に接続す
るための第1および第2コネクタが設けられ、第2コネ
クタに取付けられた可動部材を管軸方向に変位させるこ
とによって第1コネクタと第2コネクタとの結合または
解除が行われるとともに、第2コネクタにはコネクタの
結合状態で開いて解除状態で閉じる封止バルブが設けら
れることを特徴とする請求項1、2または3記載の医療
用スプレーシリンジ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10419694A JP3429364B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 医療用スプレーシリンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10419694A JP3429364B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 医療用スプレーシリンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07308381A true JPH07308381A (ja) | 1995-11-28 |
JP3429364B2 JP3429364B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=14374232
Family Applications (1)
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JP10419694A Expired - Fee Related JP3429364B2 (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 医療用スプレーシリンジ |
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-
1994
- 1994-05-18 JP JP10419694A patent/JP3429364B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10500363B2 (en) | 2001-09-07 | 2019-12-10 | ResMed Pty Ltd | Mask assembly |
US10195385B2 (en) | 2001-09-07 | 2019-02-05 | Resmed Limited | Forehead pad for respiratory mask |
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US10245403B2 (en) | 2001-10-22 | 2019-04-02 | RedMed R&D Germany GmbH | Breathing mask arrangement as well as an application device and a forehead support device for same |
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