JPH0730831Y2 - 油圧はつり機 - Google Patents

油圧はつり機

Info

Publication number
JPH0730831Y2
JPH0730831Y2 JP4720490U JP4720490U JPH0730831Y2 JP H0730831 Y2 JPH0730831 Y2 JP H0730831Y2 JP 4720490 U JP4720490 U JP 4720490U JP 4720490 U JP4720490 U JP 4720490U JP H0730831 Y2 JPH0730831 Y2 JP H0730831Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure oil
low
chisel
chamber
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4720490U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH047111U (ja
Inventor
郁男 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teisaku Corp
Original Assignee
Teisaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teisaku Corp filed Critical Teisaku Corp
Priority to JP4720490U priority Critical patent/JPH0730831Y2/ja
Publication of JPH047111U publication Critical patent/JPH047111U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0730831Y2 publication Critical patent/JPH0730831Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はコンクリート壁等の壁面を削り取るはつり工
事に適用される油圧はつり機に関する。
[従来の技術] 従来の技術としては例えば実開昭58-79314号公報、特開
昭61-237605号公報がある。
[考案が解決しようとする課題] 油圧で駆動されるピストンを有する油圧はつり機におい
て、ピストンが前進する都度各チゼルをピストンによっ
て一斉に叩打するために各チゼルを圧縮によって戻り方
向へ押圧する場合には油圧管路の他にコンプレッサ等の
エア供給源を油圧はつり機に接続する必要があるので、
作業性が低下したり、配管が複雑となる問題点がある。
本考案は上記問題点を解消することを解決課題とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本考案の油圧はつり機ははつり機本体のシリンダの前方
に連設されたフロントキャップに並行状に穿孔された各
チゼル挿通孔内には前記シリンダ内に進退動可能に嵌挿
されたピストンによって叩打される複数個の各チゼルが
それぞれ軸方向へのスライド可能に嵌挿された油圧はつ
り機において、前記各チゼル挿通孔の一部にそれぞれ形
成されて前記各チゼルの拡径部がスライド可能に密嵌さ
れた各スライド孔内の前側には前記拡径部で区画されて
低圧油が流出入する低圧油室をそれぞれ形成してこの各
低圧油室を前記各スライド孔の前方に形成された分配油
路にそれぞれ連通するとともに、低圧油を貯溜及び吐出
するために前記はつり機本体外に設置された低圧油貯溜
室と前記分配油路とを、前記ピストンの進動時には低圧
油を前記各低圧油室内から吐出させかつ前記ピストンの
退動時には低圧油を前記各低圧油室内へ流入させるため
に設けた連絡油路によって連通した構成を有する。
[作用] 進動したピストンによって複数個のチゼルが一斉に叩打
されて進動すると、各チゼルの拡径部がそれぞれ密嵌さ
れた各スライド孔内の前部にそれぞれ形成されて分配油
路によって相互に連通された各低圧油室内から低圧油が
吐出されるとともに、低圧油が前記分配油路内、及びは
つり機本体外に設置された低圧油貯溜室と前記分配油路
とを連通する連絡油路内を流動し、前記低圧油貯溜室内
へ流入して貯溜される。また、ピストンが退動して各チ
ゼルが解放されると、低圧油が前記低圧油貯溜室内から
吐出されて前記連絡油路内を流動し、前記分配油路を通
じて前記各低圧油室内へ分配されて流入し、各チゼルの
前記拡径部が前記各低圧油室内へ流入した低圧油によっ
て戻り方向へ押圧されて前記各チゼルが退動端へそれぞ
れ復帰移動する。
[考案の効果] 本考案は上記したように構成してあるので、ピストンが
退動する毎に、各チゼルの拡径部を戻り方向へ押圧する
低圧油を各低圧油室内へ流入させて各チゼルをそれぞれ
的確に退動端へ復帰移動させることができ、チゼルが進
動端もしくは進動端と退動端との中間位置に停留してチ
ゼルに対する一斉叩打が不可能となる不具合を解消する
ことができる。
また、圧油によって各チゼルを戻り方向へ押圧するの
で、コンプレッサ等とはつり機本体とを接続する配管が
不要となり、はつり作業の作業性を良化し得るととも
に、各チゼルを復帰移動させるための機構を簡略化及び
コンパクト化し得る効果がある。
[実施例] 次に、本考案の第1実施例を第1図、第2図に従って説
明する。
コンクリート壁等の表面をこの表面に沿って移動しなが
ら削り取るために例えば土木機械のブームの先端に装着
される油圧はつり機Hにおいて、はつり機本体Hのシリ
ンダ1の軸孔内にはピストン2が軸方向へのスライド可
能に密嵌され、シリンダ1の後方には有蓋円筒状のバッ
クキャップ3が同心状に連設されるとともに、シリンダ
1の前方にはフロントキャップ4が同心状に連設されて
いる。
シリンダ1の内壁面には変圧油室5と、低圧油室6と、
切換油室7と、高圧油室8と、ピストン2の前端部が遊
挿されたエア室9とがそれぞれ周状に凹設されて後から
順に配列されている。
ピストン2の中央部付近には前拡径部2bと後拡径部2cと
が縮径部2dを隔ててそれぞれ周状に突設され、後拡径部
2cの後端面には後受圧面2eが形成される一方、前拡径部
2bの前端面には後受圧面2eより面積が縮小された前受圧
面2fが形成されている。
ピストン2の移動方向を切換えるためにシリンダ1に取
着された切換バルブ30のケーシング30a内には円筒状の
プランジャ31がスライド可能に密嵌されてシリンダ1の
変圧油室5に連通されたプランジャ室30aが形成され、
このプランジャ室30aの内壁面には油圧ポンプ29に高圧
油路を介して接続された後高圧室32と、油タンク33に低
圧油路38を介して接続されてシリンダ1の低圧油室6に
連通された低圧室34と、シリンダ1の切換油室7に連通
された切換室35と、油圧ポンプ29に高圧油路を介して接
続されてシリンダ1の高圧油室8に連通された前高圧室
36とが後から順に形成されている。
切換バルブ30のプランジャ31が後退すると、シリンダ1
の変圧油室5内に高圧油が供給されて後受圧面2eが加圧
され、ピストン2が前後受圧面2f,2eの面積差によって
前方へ進動する。ピストン2が前進端へ進動すると、プ
ランジャ31が前進して変圧油室5内へ低圧油が供給さ
れ、ピストン2の前受圧面2fが高圧油室8内の高圧油に
よって後方へ押圧されてピストン2が後方へ退動し、上
記一連の動作が繰り返されてピストン2が反復進退動す
る。
バックキャップ3の中心部と、フロントキャップ4の中
心部とにはピストン2のセンタ孔2h内に貫挿されて開口
部がフロントキャップ4の前方に突出されたダストチュ
ーブ27の前後端部が挿着され、はつり作業によって削り
取られたダストがダストチューブ27内へ吸収されてダス
トチューブ27内を通じてバックキャップ3の後方へ送出
される。
フロントキャップ4にはシリンダ1の軸心の回りに遊星
状に配列されて前進したピストン2によって一斉に叩打
される複数個のチゼル22がそれぞれ軸方向へのスライド
可能に嵌挿された複数個のチゼル挿通孔23が軸方向に沿
って並行状に貫設され、この各チゼル挿通孔23の一部に
は各チゼル22の後部にそれぞれ周状に突出形成された拡
径部22aがスライド可能に密嵌されて内径が拡大された
スライド孔24がそれぞれ形成され、この各スライド孔24
内にはチゼル22の拡径部22aの前側に配設されて低圧油
が流出入する低圧油室25と、拡径部22aの後側に配設さ
れてシリンダ1のエア室9に連通されたエア室26とがそ
れぞれ区画形成されている。
各スライド孔24の前方には各低圧油室25にそれぞれ連通
された分配油路28がフロントキャップ4の周方向に沿っ
て形成されている。
フロントキャップ4に取付けられてはつり機本体Hの外
部に設置されたケーシング15内には窒素ガスが封入され
たガス室15aが形成されるとともに、ケーシング15内に
はその片側の内壁面にほぼ半周面にわたって添設されて
弾性曲げ変形可能に形成されたダイヤフラム16が装入さ
れている。
ケーシング15のダイヤフラム16側の壁部15bとダイヤフ
ラム16との間には低圧油が内部に貯溜されてダイヤフラ
ム16が内方へ曲げ変形するに伴って容積が漸増し、かつ
ダイヤフラム16が原形状に弾性復元しで低圧油が外部へ
吐出されるに伴って容積が漸減する低圧油貯溜室17が、
低圧油を貯溜及び吐出するために形成されている。
低圧油貯溜室17と分配油路28とは、ピストン2の進動時
には低圧油を各低圧油室25内から吐出させて低圧油貯溜
室17内へ流入させかつピストン2の退動時には低圧油を
低圧油貯溜室17内から吐出させて各低圧油室25内へ流入
させるために低圧油貯溜室17と分配油路28とに接続され
た連絡油路19によって連通されている。
ピストン2が進動して各チゼル22が叩打されると、各低
圧油室25内の低圧油がチゼル22の拡径部22aによって押
圧されて各低圧油室25内から吐出され、分配油路28内及
び連絡油路19内を流動し、低圧油貯溜室17内へ流入して
貯溜される。一方、ピストン2が退動して各チゼル22が
解放されると、ダイヤフラム16が原形状に弾性復元して
低圧油が低圧油貯溜室19内から吐出され、連絡油路19内
を流動して分配油路25内を通じて各低圧油室25内へ分配
されて流入し、各チゼル22の拡径部22aが各低圧油室25
内へ流入した低圧油によって戻り方向へ押圧されて各チ
ゼル22がそれぞれ退動端へ復帰移動する。
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明
する。
本例でははつり機本体Hのシリンダ1の前方に連設され
たフロントキャップ4に並行状に穿孔された各チゼル挿
通孔23内にはシリンダ1内に進退動可能に嵌挿されたピ
ストン2によって叩打される複数個の各チゼル22がそれ
ぞれ軸方向へのスライド可能に嵌挿された油圧はつり機
において、各チゼル挿通孔23の一部にそれぞれ形成され
て各チゼル22の拡径部22aがスライド可能に密嵌された
各スライド孔24内の前側には拡径部22aで区画されて低
圧油が流出入する低圧油室25をそれぞれ形成してこの各
低圧油室25を各スライド孔24の前方に形成された分配油
路28にそれぞれ連通するとともに、低圧油を貯溜及び吐
出するためにはつり機本体H外に設置された低圧油貯溜
室17と分配油路28とを、ピストン2の進動時には低圧油
を各低圧油室25内から吐出させかつピストン2の退動時
には低圧油を各低圧油室25内へ流入させるために設けた
連絡油路19によって連通してある。
このため、ピストン2が退動する毎に、各チゼル22の拡
径部22aを戻り方向へ押圧する低圧油を各低圧油室25内
へ流入させて各チゼル22をそれぞれ的確に退動端へ復帰
移動させることができ、チゼルが進動端もしくは進動端
と退動端との中間位置に停留してチゼルに対する一斉叩
打が不能となる不具合を解消することができる。
また、圧油によって各チゼルを戻り方向へ押圧するの
で、コンプレッサ等とはつり機本体Hとを接続する配管
が不要となり、はつり作業の作業性を良化し得るととも
に、各チゼルを復帰移動させるための機構を簡略化及び
コンパクト化し得る効果がある。
次に、本考案の第2実施例を第3図に従って説明する
と、本例でははつり機本体Hのシリンダ1Aの低圧油室6A
と、フロントキャップ4Aの各低圧油室25Aに連通された
分配油路28Aとを連通する低圧油路40がシリンダ1Aとフ
ロントキャップ4Aとにわたって形成されるとともに、油
タンク33A内に形成されて低圧油が貯溜された低圧油貯
溜室17Aと、分配油路28Aとは、油タンク33Aと切換バル
ブ30Aとを接続する低圧油路38Aと、切換バルブ30Aに形
成された低圧油路41と、シリンダ1Aに形成された低圧油
路42と、低圧油路40とが一連状に接続されて形成された
連絡油路19Aによって連通されている。
なお、第2実施例の作用と効果については第1実施例と
ほぼ同様であるのため、その説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の第1実施例を示すもので、第
1図はピストンの進動状態を示す油圧はつり機の側断面
図、第2図はピストンの退動状態を示す油圧はつり機の
側断面図、第3図は第2実施例の油圧はつり機の側断面
図である。 1,1A……シリンダ 2,2A……ピストン 4,4A……フロントキャップ 17,17A……低圧油貯溜室 19,19A……連絡油路 22,22A……チゼル 22a……拡径部 23……チゼル挿通孔 24……スライド孔 25,25A……低圧油室 28,28A……分配油路 H……はつり機本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】はつり機本体のシリンダの前方に連設され
    たフロントキャップに並行状に穿孔された各チゼル挿通
    孔内には前記シリンダ内に進退動可能に嵌挿されたピス
    トンによって叩打される複数個の各チゼルがそれぞれ軸
    方向へのスライド可能に嵌挿された油圧はつり機におい
    て、前記各チゼル挿通孔の一部にそれぞれ形成されて前
    記各チゼルの拡径部がスライド可能に密嵌された各スラ
    イド孔内の前側には前記拡径部で区画されて低圧油が流
    出入する低圧油室をそれぞれ形成してこの各低圧油室を
    前記各スライド孔の前方に形成された分配油路にそれぞ
    れ連通するとともに、低圧油を貯溜及び吐出するために
    前記はつり機本体外に設置された低圧油貯溜室と前記分
    配油路とを、前記ピストンの進動時には低圧油を前記各
    低圧油室内から吐出させかつ前記ピストンの退動時には
    低圧油を前記各低圧油室内へ流入させるために設けた連
    絡油路によって連通したことを特徴とする油圧はつり
    機。
JP4720490U 1990-05-02 1990-05-02 油圧はつり機 Expired - Lifetime JPH0730831Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4720490U JPH0730831Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 油圧はつり機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4720490U JPH0730831Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 油圧はつり機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH047111U JPH047111U (ja) 1992-01-22
JPH0730831Y2 true JPH0730831Y2 (ja) 1995-07-19

Family

ID=31562936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4720490U Expired - Lifetime JPH0730831Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 油圧はつり機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730831Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH047111U (ja) 1992-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20010043007A1 (en) Breaker using pneumatic and hydraulic pressures
JPH0730831Y2 (ja) 油圧はつり機
US3601988A (en) Device for building-up fluid pressure pulses
JPH04506772A (ja) インパクトハンマ及びその制御装置
JP2677751B2 (ja) 打撃装置
US4150603A (en) Fluid operable hammer
JP3804719B2 (ja) 流体圧シリンダ
JPH0730832Y2 (ja) 油圧はつり機
US4819542A (en) Percussive tool
JPH0639947Y2 (ja) 油圧はつり機
US4170924A (en) Hydraulically powered percussive apparatus
EP0119726B1 (en) Valve for an hydraulic ram
KR20210127640A (ko) 유체압 실린더
RU2265721C1 (ru) Устройство ударного действия
JPH0540951Y2 (ja)
CA1121231A (en) Fluid operable hammer or impactor
RU1798164C (ru) Гидравлический ударный механизм
SU1321811A1 (ru) Устройство ударного действи
JPH0723172Y2 (ja) 油圧ブレーカにおけるチゼル戻し装置
SU1574715A1 (ru) Гидропневматическое ударное устройство
SU1145129A1 (ru) Гидравлическое устройство ударного действи
SU649811A1 (ru) Гидроударна бурова машина
SU876984A1 (ru) Гидропневматическое устройство ударного действи
JPS6355435B2 (ja)
SU981737A1 (ru) Устройство дл амортизации