JPH0730774U - 棚の架設装置 - Google Patents

棚の架設装置

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JPH0730774U
JPH0730774U JP6806293U JP6806293U JPH0730774U JP H0730774 U JPH0730774 U JP H0730774U JP 6806293 U JP6806293 U JP 6806293U JP 6806293 U JP6806293 U JP 6806293U JP H0730774 U JPH0730774 U JP H0730774U
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hooking
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JP6806293U
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芳一 田窪
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株式会社田窪工業所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支柱に側端部を掛止する架設棚において、架
設状態を安定よく保持させて載置物品の安全を期する信
頼性のある棚の架設装置を提供すること。 【構成】 後端に形成した下向き鉤片の前側下部に間隙
を設けて鉤片と平行状に上下突出する連続垂直板を一体
的に延設した引掛爪の垂直板を棚の側端面に固着し、外
周面に突条と条溝とを交互に形成し条溝底に掛止孔を列
設した支柱の前記掛止孔へ棚側端の鉤片を挿入掛止する
ことで支柱に棚を掛着する。 【効果】 支柱の掛止孔へ棚側端部の引掛爪の鉤片を挿
入掛止することで棚が確実堅固に支柱に掛着され、上下
左右の振れ止め効果があり、棚を安定させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、例えば台所用水切棚を出窓等の開口部へ 支柱を介して掛着架設するための棚の架設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来から、出窓の開口部へ左右一対の支柱を立設し、両支柱 間へ棚板を引掛け鉤片により掛止して架設する各種の棚架設装置がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 ところで、前記棚の架設装置においては、 通常、支柱を丸管柱又は角管柱としその管柱の前面部に列設した掛止孔へ棚の側 枠後部に設けた鉤状の引掛爪を浅く掛止するだけのもので、掛止部の掛合が浅く 単純な掛止状態であるから、掛合部において左右上下にぐらつき易く、架設した 棚が動揺して棚上の載置物品の安全が確保し難いと言う問題がある。 そこで、本考案において前記問題点を解決するよう支柱と棚の掛止構造を改良 し架設棚が安定を保持でき信頼性のある棚の架設装置を提供するを目的とする。
【0004】
【問題を解決するための手段】 前記目的達成のため、建物の壁部開口の上下 両横枠間に左右一対の支柱を設立し、両支柱に対設した掛止孔へ棚の両側端部を 引掛爪を介し掛止して架設するようにした棚の架設装置において、前記引掛爪後 端部に形成した下向き鉤片の前側下部に間隙を設けて鉤片と平行状に上下に突出 する連続垂直板を一体的に延設し、該垂直板を棚の側端面に重合固着して掛止部 となし、外周面に複数の突条と条溝とを交互に形成し条溝底に掛止孔を設けた両 支柱を形成し、両支柱の掛止孔へ夫夫引掛爪の後端鉤片を挿入掛止することによ り両支柱間に棚を掛着架設するよう構成した棚の架設装置であって、前記支柱は 、管柱の外周面に突条と条溝とを交互に形成した外管柱の上端から内腔へ摺動伸 縮自在に差合わす内管柱の外周前面部に上下に亘って軸心方向に一条溝を凹設し 、該条溝の両縁部に所定間隔で亀裂孔を列設し、外管柱の前面の掛止孔から内腔 へ挿通した引掛爪の鉤片を前記内管柱の条溝内へ挿入し、外管柱の上端側部から 内管柱の亀裂孔に向って押ねじを螺挿して両管柱を圧着固定するものである。
【0005】
【作用】 引掛爪の後端部に形成した鉤片が外管柱前面の掛止孔を経て内管柱 の条溝内に挿入され、鉤片の前端部が外管柱の内部で掛止孔の下縁部に掛止され ると共に、鉤片の前側に一体的に延設した連続垂直板の後端上下部が共に外管柱 の条溝底部に当接して引掛爪が支柱の内外に係合するから棚の掛止状態が確実で 上下方向に振れて動揺することがない。 また、支柱においては、外管柱の上端から内腔へ摺動伸縮自在に差合した内管 柱の亀裂孔へ外管柱の上端側部から押ねじを螺挿することにより押ねじの内端で 内管柱を圧迫して内外両管柱を圧着固定する。
【0006】
【実施例】 添付図面の各図に本考案一実施例の各要部を図示してあり、図に おける符号Aは支柱、Bは棚を示し、支柱Aは外管柱1と内管柱2とを摺動伸縮 自在に差合わせたものであって、外管柱1は、図2に拡大斜視図で示してあるよ うに、丸管体の外周面に突条1aと条溝1bとを交互に形成し、条溝1bの底部 に縦長条孔に形成した掛止孔1cを適宜間隔で列設してあり、図1及び図3,図 4に示すように、上端部には内管柱2を挿通した円筒体3の一側部に押ねじ4を 螺挿した固定具5を挿着して押ねじ4により内管柱2を固定するようにし、下端 部には、コ字形の枠片6の内部に回転ナット7を遊嵌し、回転ナット7に下方か ら螺杆8a(図3,図4参照)を螺挿した台板8とでなる高低調整具9を設けて ある。
【0007】 内管柱2は、外管柱1の上端から上方へ一部分を突出させた上端部の外は殆ん どの部分を外管柱の内腔へ差合わし重合させてあり、外管柱1の内腔で摺動して 伸縮できる直径を有する丸管体で、外周前面部において上下に亘り軸心に向って 絞りこみ形成した一条の条溝2a(図5参照)を凹設し、条溝2aの両縁部にお いて所定間隔で亀裂孔2bを列設してあり、前記外管柱1の上端に挿着した固定 具5の押ねじ4の内端を亀裂孔2bに挿入れて孔底を圧迫することにより外管柱 1の内腔に内管柱2を圧着固定するようにしてあり、その下方部の差合わせ重合 部においては、外管柱1の掛止孔1cに挿通した棚側枠後端部に突設の鉤片13a が条溝2a内に挿入される(図5参照)よう形成してあり、上端部には弾性片10 aを上面に貼付けた円形の圧接板10をボス10bにより挿着してある。
【0008】 棚Bは、並列状に配置した複数の棚桟11…の両端部を夫夫側枠12により連結し て簀子状に形成し、側枠12の後端部外側面に引掛爪13を付設してあり、該引掛爪 13は、図2に拡大図で示すように後端部に下向きL形の鉤片13aを形成し、鉤片 13aの前側下部に間隔gを設けて鉤片と平行状に上下に突出する連続垂直板13b を横向きL形に形成して一体的に延設し、該垂直板13bの後縁部イと鉤片13aと を側枠12の後端12aから後方へ突出させて垂直板13bを側枠12の外側面に重合固 着してある。
【0009】 本考案の一実施例における各要部の構成は上述のようであり、それら各要部の 連係で棚を架設する手法とその作用につき、図3,図4及び図5に従って説明す ると、先ず、支柱Aを建物開口部の上横枠C1 と下横枠C2 との間に立設するに 当り、予め外管柱1と内管柱2との差合わせ長さ(支柱の全長)を上下両横枠の 間隔に合致させて固定具により内外両管柱を固定し、開口部に嵌めこんだ後、支 柱の下端部に設けた高低調整具9の回転ナット7を捻回することにより支柱全体 を上方へ圧迫して上下両横枠に突張らせて固定する。その際に上端部の圧接板10 が弾性片10aを介して上横枠C1 下面に圧接し、下端の台板8が下横枠C2 の 上面に圧接することで支柱Aが開口部に固定されて立設する。かくして左右一対 の両支柱を棚Bの左右幅(両側枠後端の鉤片間隔)に合致させて対設する。 次に、棚Bを持って両側枠後端に突出する両鉤片13a,13aを両支柱の対応す る左右両掛止孔1c,1cへ挿入し、之を深く押入れて内管柱2の条溝2a内部 に届くまで挿入した後、両鉤片挿入部を下方へ押圧すると、両鉤片の前端が外管 柱1の掛止孔1cの下縁内面に引掛かって掛止する(図3参照)。 この掛止状態において、引掛爪13の垂直板13bの後端上下部が掛止孔1cの上 下両側に位置して外管柱1の条溝1bの底面に当接すると共に、側枠12の後端12 aが外管柱1の突条1aの先端に当接し、上下二箇所と左右二箇所が共に外管柱 1の外側面に当椄して側枠12を支持するから、掛止部における係合状態が確実で 支持力が強く、従って棚の上下方向と左右方向との振れ止め作用が併せて生じる ので棚の動揺がなく安定を保持する。 なお、鉤片が内管体2の条溝2a内に深く挿入されて条溝壁で支持されるから 引掛爪の係合が尚一層強力で振止め作用を助長する。
【0010】
【考案の効果】
本考案においては、棚側枠後部に設けた引掛爪とそれを掛止する支柱の形状と 構造を前述の通り構成したので、前記段落
【0009】で述べたような作用があ り、両支柱に対して各棚が強力に掛着して架設され確実堅固な架設状態で棚の支 持力に信頼性があり、載置物品の荷重に対して十分に耐え得る安全性がある。 なお、支柱と棚の取付け取外しが自在であるから移設が自在であって、任意位 置へ容易に棚を設置できる利点があり、利用範囲が広範で汎用性を有する棚の架 設装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の棚の一側要部のみを示す斜
視図
【図2】図1における支柱と棚側枠との掛止要部を分離
して示す拡大分解斜視図
【図3】本考案一実施例の棚架設状態を一部断面で示す
拡大左側面図
【図4】本考案一実施例の棚架設状態における右側部内
側断面を示す拡大縦断面図
【図5】本考案一実施例の支柱と棚の掛止要部を断面で
示す拡大水平断面図
【符号の説明】
A…支柱 B…棚 1…外管柱 1a…突条 1b…条溝 1c…掛止孔 2…内管柱 2a…条溝 2b…亀裂孔 5…固定具 9…高低調整具 10…圧接板 12…側枠 13…引掛爪 13a…鉤片 13b…垂直板 g…間隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁部開口の上下両横枠間へ左右一
    対の支柱を立設し、両支柱に対設した掛止孔へ棚の両側
    部を引掛爪を介し掛着して架設するようにした棚の架設
    装置において、前記引掛爪の後端部に形成した下向き鉤
    片の前側下部に間隙を設けて鉤片と平行状に上下に突出
    する連続垂直板を一体的に延設し、該垂直板を棚の側端
    面に重合固着して掛止部となし、外周面に複数の突条と
    条溝とを交互に形成し条溝底に掛止孔を設けた支柱の掛
    止孔に前記引掛爪の後端鉤片を挿入掛止することにより
    両支柱間に棚を掛着架設するようにした棚の架設装置。
  2. 【請求項2】 外周面に複数の突条と条溝とを交互に形
    成した外管柱の内腔に摺動自在に差合わす内管柱の外周
    前面部上下に亘って、軸心方向に一条溝を凹設し、該条
    溝の両縁部に所定間隔で亀裂孔を列設し、外管柱前面の
    掛止孔から内腔へ挿通した引掛爪の鉤部を前記内管柱の
    条溝内に挿入し、外管柱の上端部から内管柱の亀裂孔に
    向って押ねじを螺挿して両管柱を圧着固定するようにし
    た請求項1記載の棚の架設装置。
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