JPH07307676A - 誤り訂正符号化器 - Google Patents

誤り訂正符号化器

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JPH07307676A
JPH07307676A JP12452294A JP12452294A JPH07307676A JP H07307676 A JPH07307676 A JP H07307676A JP 12452294 A JP12452294 A JP 12452294A JP 12452294 A JP12452294 A JP 12452294A JP H07307676 A JPH07307676 A JP H07307676A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はデータの伝送効率を低下させること
なく、必要な符号語の訂正能力を向上し得る誤り訂正符
号化器を提供することを目的とする。 【構成】 スイッチ103は加算器102の出力信号を
通過、又は遮断する。乗算器105〜105n−k
スイッチ103の出力信号とメモリ104〜104
n−kの出力乗算係数とを乗算する。乗算器105
出力信号はI段のシフトレジスタ106に入力され
る。加算器107〜107n−kは、乗算器105
〜105n−kの出力信号とシフトレジスタ106
106n−k−1の出力信号とを加算する。スイッチ1
08は入力端子101の入力信号とシフトレジスタ10
n−kの出力信号の一方を選択して出力端子109へ
出力する。メモリ104〜104n−kはアドレス1
〜Iのそれぞれに乗算係数が記憶されている。この乗算
係数のうち適宜の乗算係数が0に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誤り訂正符号化器に係
り、特にディジタル無線通信などのバースト誤りが発生
し易いディジタルデータ伝送システムにおいて、伝送デ
ータのデータ誤りを訂正するためのリードソロモン符号
を生成するインタリーバ付の誤り訂正符号化器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、バースト誤りが発生し易いデ
ィジタルデータ伝送システムにおいて、伝送データの複
数のデータ誤りを訂正するために用いられる誤り訂正符
号として、リードソロモン符号が知られている。このリ
ードソロモン符号は、図5(A)に示す如く、伝送すべ
きディジタルデータがS1,1、S2,1、S3,1 、...、
I,1、S1,2、S2,2、...と時系列的に連続する場
合、同図(B)に示すように、k個のデータ毎に後述す
る生成多項式を用いて生成されたm(=n−k)個の誤
り訂正符号Px,1、Px,2、...、Px,mである(ただ
し、1≦x≦I)。
【0003】すなわち、図5(B)に示すように、各符
号語はk個のデータ、つまり、k個の情報シンボルS
x,1、Sx,2、...、Sx,kとm個の符号シンボル
x,1、Px,2、...、Px,mの計n個のシンボルで構
成される。この符号語は、各符号語の1番目のシンボル
を順次に伝送した後2番目のシンボルを順次に伝送する
ようにして伝送される。従って、各符号語は図6に示す
ような順番で、順次に時系列的に合成されて出力され
る。
【0004】次に、上記のリードソロモン符号の符号化
について説明する。いま、符号の系列をガロア体GF
(2q )上の系列であるものとする。また、kビットの
情報多項式i(x)、生成多項式g(x)及び符号多項
式C(x)はそれぞれ次式で表わされる。
【0005】
【数1】 ここで、i(x)×xn-kをg(x)で除算すると次式
が得られる。
【0006】 i(x)×xn-k=q(x)×g(x)+R(x) (4) ただし、mod(xn-1)、R(x)は剰余多項式であ
る。
【0007】ここで、(4)式中、q(x)×g(x)
が符号多項式となるので、(4)式を整理することによ
り次式が得られる。
【0008】 C(x)=i(x)×xn-k+R(x) (5) ただし、−R(x)=R(x) これにより、i(x)×xn-kをg(x)で除算するこ
とにより得られる剰余R(x)によりリードソロモン符
号が求められる。
【0009】上記のリードソロモン符号を求める従来の
誤り訂正符号化器としては、例えば図7に示す構成の符
号化器が知られている(V.K.BHARGAVA e
t.al.、”最新ディジタル衛星通信”、391〜3
92頁、昭和61年、株式会社 日本技術経済センタ
ー)。同図において、この誤り訂正符号化器は、n−k
個の乗算器2041〜204n-kと、加算器202及び2
061〜206n-k-1と、レジスタ2051〜205n-k-1
と、スイッチ203及び207とより構成されている。
スイッチ203及び207はそれぞれ端子209よりの
制御信号により連動してスイッチング制御される。
【0010】次に、動作について説明する。図7におい
て、入力端子201に入力信号が入力される前の初期状
態では、あらかじめレジスタ2051〜205n-k-1がク
リアされている。入力端子201に最初の1シンボルの
入力信号が入力されると、この入力期間中は端子209
よりの制御信号により、スイッチ203は端子203a
側に接続され、スイッチ207は端子207a側に接続
されている。これにより、最初の1シンボルの入力信号
はスイッチ207を介して出力端子208へ出力される
一方、加算器202で第(n−k)番目のレジスタ20
n-kの出力値(この時点ではクリアされているので
0)と加算された後、スイッチ203を介して乗算器2
041〜204n-kにそれぞれ供給され、係数g0〜g
n-k-1とそれぞれ乗算される。
【0011】乗算器2041 の出力信号は第1番目のレ
ジスタ2051に供給され、その後シフトされて加算器
2061に供給され、また、乗算器2042〜204n-k
の各出力信号は、加算器2061〜206n-k-1に供給さ
れてそれぞれレジスタ2051〜205n-k-1の各出力値
と加算される。加算器206n-k-1の出力信号はレジス
タ205n-kに供給される。
【0012】以下、上記と同様の動作が各シンボルが入
力される毎に繰り返され、入力端子201へのk個目の
シンボルの入力が終了すると、端子209よりの制御信
号によりスイッチ203が端子203b側に切換接続さ
れ、スイッチ207が端子207b側に切換接続され
る。これにより、レジスタ2051〜205n-kにそれぞ
れ保持されていた各値が、(n−k)番目のレジスタ2
05n-kから1番目のレジスタ2051まで順番にスイッ
チ207を介して出力端子208へ直列に出力される。
【0013】ここで、バースト誤りに対して上記のリー
ドソロモン符号による誤り訂正能力を向上させるために
は、符号語の順番を分散させて伝送する、インタリーブ
を行うことが有効であり、このようなインタリーブを行
う誤り訂正符号化器を用いたインタリーバ回路は従来図
8に示す如き構成とされている。
【0014】図8において、入力端子301に入力され
た入力信号は、端子303を介して入力される制御信号
に基づいてスイッチングするスイッチ302により、第
1番目のリードソロモン符号器3041 から第I番目の
リードソロモン符号器304Iまで1シンボルずつ入力
される。このI個のリードソロモン符号器3041〜3
04Iは、それぞれ図7に示す如き構成である。第I番
目のシンボルがリードソロモン符号器304Iに入力さ
れると、続いて第1番目のリードソロモン符号器304
1に戻り第I+1番目のシンボルが入力される。以下、
上記と同様のスイッチ302の動作が全部でk回繰り返
される。
【0015】リードソロモン符号器3041〜304I
らそれぞれ取り出されたデータは、端子306を介して
入力される制御信号に基づいてスイッチングするスイッ
チ305により、第1番目のリードソロモン符号器30
1から第I番目のリードソロモン符号器304Iまで1
シンボルずつ出力される。
【0016】上記のリードソロモン符号器を用いたイン
タリーバ回路は、従来より図9に示す如き構成のインタ
リーバ機能付き誤り訂正符号化器として集約されること
が知られている(特開平2−20124号公報)。同図
中、図7と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図9に示す従来回路は、図7に示したリー
ドソロモン符号化器のレジスタ2051〜205n-kに代
えてそれぞれI段のシフトレジスタ2101〜210n-k
を用いた構成である。
【0017】図9において、入力端子201に入力信号
が入力されている期間中は端子209よりの制御信号に
より、スイッチ203は端子203a側に接続され、ス
イッチ207は端子207a側に接続されている。これ
により、入力端子201へのk×I個目のシンボルの入
力が終了すると、端子209よりの制御信号によりスイ
ッチ203が端子203b側に切換接続され、スイッチ
207が端子207b側に切換接続される。これによ
り、シフトレジスタ2101〜210n-kにそれぞれ保持
されていた各値が、(n−k)番目のシフトレジスタ2
10n-kから1番目のシフトレジスタ2101まで順番に
スイッチ207を介して出力端子208へ直列に出力さ
れる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の誤り訂正
符号化器では、出力されるインタリーバされた各符号語
とも等しい訂正能力が得られる。しかるに、圧縮された
音声データのように、ビットによっては誤っても音質に
影響しないところと音質に影響するところとがあるデー
タに対しては、上記の従来の誤り訂正符号化器では、ど
のビットも訂正能力が等しいため、音質に影響するとこ
ろの訂正能力が十分でなく、伸長して元の音声データに
復元した場合に、音声の劣化が問題になる。音質に影響
するところの訂正能力を十分な値にするには、符号シン
ボルのビット数を多くすれば良いが、そうすると符号語
における情報シンボルの占める割合が相対的に小さくな
り、伝送データ(情報シンボル)の伝送効率が低下して
しまう。
【0019】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
データの伝送効率を低下させることなく、必要な符号語
の訂正能力を向上し得る誤り訂正符号化器を提供するこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、データ1シンボル入力毎に記憶データを1
段右へシフトする(n−k)個のI段のシフトレジスタ
と、それぞれ共通の入力信号を別々の乗算係数と乗算す
る(n−k)個の乗算器と、(n−k)個の乗算器のう
ち第2番目から第(n−k)番目の乗算器の各出力乗算
結果と前記(n−k)個のI段のシフトレジスタのうち
第1番目から第(n−k−1)番目のシフトレジスタの
出力データとを別々に加算して、第2番目から第(n−
k)番目のシフトレジスタにそれぞれ供給する(n−k
−1)個の加算器と、伝送する情報シンボルの入力デー
タと第(n−k)番目のシフトレジスタの出力データの
一方を選択して出力端子へ出力する第1のスイッチと、
第1のスイッチを介して入力された入力データと第(n
−k)番目のシフトレジスタの出力データとを加算して
出力する第(n−k)番目の加算器と、第(n−k)番
目の加算器の出力データ及びリセット信号の一方を選択
して(n−k)個の乗算器へ入力信号として供給する第
2のスイッチと、出力端子へ1シンボル出力する毎に互
いに独立して少なくともゼロの値を含む乗算係数を切り
替えて(n−k)個の乗算器へ出力する乗算係数供給手
段とを有し、第1番目の前記乗算器の出力乗算結果を第
1番目の前記シフトレジスタに入力し、出力端子より情
報シンボル長kで誤り訂正符号シンボル数(n−k)の
各符号語をI個順次出力する構成である。
【0021】
【作用】本発明では、乗算係数供給手段より出力される
複数の乗算係数がゼロを含むようにしているため、(n
−k)個の乗算器から取り出される乗算結果を加算器及
びシフトレジスタを用いて生成される誤り訂正符号シン
ボルの数を、各符号語において符号語長を変更すること
なく、実質的に可変設定することができる。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例の構成図を示す。同図に示すよう
に、本実施例の誤り訂正符号化器は、インタリーバ付き
リードソロモン符号化器100で、入力端子101より
の入力データが入力される加算器102と、加算器10
2の出力信号を選択するスイッチ103と、スイッチ1
03の出力データが入力される全部で(n−k)個の乗
算器1051〜105n-kと、全部で(n−k)個のメモ
リ1041〜104n-kと、全部で(n−k)個のI段の
シフトレジスタ1061〜106n-kと、乗算器1052
〜105n-kの出力信号とシフトレジスタ1061〜10
n-k-1の出力信号とをそれぞれ加算する加算器1071
〜107n-kと、入力端子101の入力信号とシフトレ
ジスタ106n-kの出力信号の一方を選択して出力端子
109へ出力するスイッチ108とより構成されてい
る。
【0023】スイッチ103はその共通端子を端子10
3a及び103bの一方に接続するように端子110よ
りの制御信号によりスイッチング制御される構成であ
り、スイッチ108はその共通端子を端子108a及び
108bの一方に接続するように端子110よりの制御
信号によりスイッチング制御される構成である。
【0024】メモリ1041〜104n-kはそれぞれ図2
に示すように、アドレス1〜Iのそれぞれに乗算係数が
記憶されている。例えば、メモリ1041のp番目(た
だし、1≦p≦I)のアドレスには値gp 0が、メモリ1
042のp番目のアドレスには値gp 1が、メモリ104
n-kのp番目のアドレスには値gp n-k-1がそれぞれ乗算
係数として記憶されている。なお、Iは符号語の数に等
しく、またkは同一の符号語の中で最小の情報シンボル
長、nは同一の符号語の中の符号シンボル長を示す。
【0025】ところで、リードソロモン符号では、1符
号語nシンボルの中の符号シンボル数(n−k)が少な
いほどその符号語の訂正能力が低い。(n−k)個ある
この符号シンボルは(2)式に示したように、乗算器1
051〜105n-kで入力データと乗算係数との乗算によ
り生成されるものである。そこで、本実施例ではメモリ
1041〜104n-kのアドレス1〜Iのそれぞれに記憶
される乗算係数を適宜ゼロにすることにより、各符号語
の符号シンボル数を実質的に可変設定することができる
ようにしたものである。なお、本実施例では、メモリ1
041のアドレス2〜Iに乗算係数としてそれぞれゼロ
を記憶し、メモリ1042のアドレス3〜Iに乗算係数
としてそれぞれゼロを記憶し、メモリ1043のアドレ
ス4〜Iに乗算係数としてそれぞれゼロを記憶している
ものとする。
【0026】次に、本実施例の動作についてI=3、k
=5、n=9を例にとって説明する。動作開始前にあら
かじめI段シフトレジスタ1061〜106n-k(ここで
は1064)の内容をクリアしておく。この初期状態に
おいて、入力端子101には図3(A)に示す如く、デ
ータ(シンボル)S1からSαまでが時系列的に合成さ
れたデータが入力される。ここで、α=k・I+{I
(I−1)/2}であるから、ここではα=18であ
る。
【0027】上記の入力データの最初の1シンボルS1
が入力されると、端子110よりの制御信号によりスイ
ッチ103が端子103a側に接続され、スイッチ10
8が端子108a側に接続される。これにより、入力シ
ンボルS1は加算器102に供給されて最終段の3段シ
フトレジスタ1064の出力値と加算されるが、シフト
レジスタ1064の初期値はゼロであるから、入力シン
ボルS1はそのままの値で加算器102より取り出さ
れ、更にスイッチ103を経由して全部で4つの乗算器
1051〜1054にそれぞれ並列に供給される。
【0028】第1番目の乗算器1051に供給された入
力シンボルS1はメモリ1041の第1番目のアドレスか
ら読み出された乗算係数g1 0と乗算され、その乗算結果
が第1番目のシフトレジスタ1061に入力され、シフ
トレジスタ1061が1段右にシフトする。第2番目の
乗算器1052に供給された入力シンボルS1はメモリ1
042の第1番目のアドレスから読み出された乗算係数
1 1と乗算され、その乗算結果がシフトレジスタ106
1の出力値と第1番目の加算器1071で加算された後第
2番目のシフトレジスタ1062に入力され、シフトレ
ジスタ1062が1段右にシフトする。
【0029】同様に、第3番目の乗算器1053に供給
された入力シンボルS1はメモリ1043の第1番目のア
ドレスから読み出された乗算係数g1 2と乗算され、その
乗算結果がシフトレジスタ1062の出力値と第2番目
の加算器1072で加算された後第3番目のシフトレジ
スタ1063に入力され、シフトレジスタ1063が1段
右にシフトし、また、第4番目の乗算器1054に供給
された入力シンボルS1はメモリ1044の第1番目のア
ドレスから読み出された乗算係数g1 3と乗算され、その
乗算結果がシフトレジスタ1063の出力値と第3番目
の加算器1073で加算された後第4番目のシフトレジ
スタ1064に入力され、シフトレジスタ1064が1段
右にシフトする。そして、出力端子109には入力シン
ボルS1 がそのままスイッチ108を介して出力され
る。
【0030】次に、メモリ1041〜1044の各読み出
しアドレスは第2番目に切り替えられ、入力端子101
には第2番目のシンボルS2が入力される。そして、こ
の入力シンボルS2は第1番目の入力シンボルS1と同様
に、加算器102でシフトレジスタ1064よりの出力
値と加算され、更に乗算器1051〜1054においてメ
モリ1041〜1044からの乗算係数と乗算された後、
乗算器1051の出力乗算結果はシフトレジスタ1061
に供給され、乗算器1052〜1054の出力乗算結果は
シフトレジスタ1062〜1064に供給される。また、
入力シンボルS2はそのままスイッチ108を介して出
力端子109へ出力される。ここで、上記のメモリ10
1の第2番目のアドレスから読み出された乗算係数g2
0は前記したように0であるため、シフトレジスタ10
1には0が入力される。
【0031】上記の入力シンボルS2に対する処理が終
了すると、メモリ1041〜1044の各読み出しアドレ
スは第3番目に切り替えられ、入力端子101には第3
番目のシンボルS3が入力される。そして、この入力シ
ンボルS3はそれまでの入力シンボルS1及びS2と同様
の信号処理を受けてシフトレジスタ1061〜1064
格納され、シフトレジスタ1061〜1064がそれぞれ
右に1段シフトする。ここで、上記のメモリ1041
び1042の第3番目のアドレスから読み出された乗算
係数g3 0及びg3 1は前記したようにそれぞれ0であるた
め、シフトレジスタ1061及び1062にはそれぞれ0
が入力される。また、出力端子109にはスイッチ10
8を介して入力シンボルS3がそのまま出力される。
【0032】3番目の入力シンボルS3に対する処理が
終了すると、メモリ1041〜1044の各読み出しアド
レスは第1番目に戻され、入力端子101には第4番目
のシンボルS4が入力される。このようにして、1シン
ボルの入力毎に上記と同様の処理が行われ、またメモリ
1041〜1044の各読み出しアドレスの切り替えがデ
ータ1シンボルの出力毎に行われる。これらの動作は第
15番目(=I×k)のシンボルS15が入力されるまで
繰り返される。
【0033】第15番目のシンボルS15に対する処理が
終了すると、第16番目のシンボルS16が入力される直
前に、端子110に入力される制御信号によりスイッチ
103が端子103b側に切り替え接続されると共に、
スイッチ108が端子108b側に切り替え接続され
る。これにより、シフトレジスタ1064の最終段であ
る3段目のデータ1シンボルがスイッチ108を介して
出力端子109へ最初の符号シンボルR1として出力さ
れる。
【0034】この1シンボルR1の出力が終了すると、
端子110に入力される制御信号により再びスイッチ1
03が端子103a側に切り替え接続されると共に、ス
イッチ108が端子108a側に切り替え接続される。
そして、全シフトレジスタ1061〜1064が1段右に
シフトされ、メモリ1041〜1044の各読み出しアド
レスの切り替えが行われる。そして、入力端子101に
入力される第16番目のシンボルS16と第17番目のシ
ンボルS17がシンボルS1〜S15と同様の処理を受け、
それらの入力シンボルS16及びS17のスイッチ108を
経由する出力端子109への出力が終了する。
【0035】続いて、(k+1)・I番目、すなわち1
8番目のシンボルS18が入力される直前に、端子110
に入力される制御信号によりスイッチ103が端子10
3b側に切り替え接続されると共に、スイッチ108が
端子108b側に切り替え接続される。これにより、シ
フトレジスタ1064の最終段である3段目のデータ1
シンボルがスイッチ108を介して出力端子109へ2
番目の符号シンボルR2 として出力され、更にシフトレ
ジスタ1061〜1064がそれぞれ1段右にシフトされ
てシフトレジスタ1064の最終段である3段目のデー
タ1シンボルがスイッチ108を介して出力端子109
へ3番目の符号シンボルR3として順次に出力される。
【0036】続いて、端子110に入力される制御信号
により再びスイッチ103が端子103a側に切り替え
接続されると共に、スイッチ108が端子108a側に
切り替え接続される。そして、全シフトレジスタ106
1〜1064が1段右にシフトされ、メモリ1041〜1
044の各読み出しアドレスの切り替えが行われる。そ
して、入力端子101に入力される第18番目のシンボ
ルS18、すなわち前記α番目の最後のデータシンボルが
スイッチ108を介して出力端子109へ出力される一
方、前記した各データシンボルS1〜S17と同様の信号
処理を受ける。
【0037】そして、端子110に入力される制御信号
によりスイッチ103が端子103b側に切り替え接続
されると共に、スイッチ108が端子108b側に切り
替え接続され、シフトレジスタ1061〜1064が1シ
ンボル出力するごとに1段右へシフト動作を行われ、出
力端子109へシフトレジスタ1064から6つの符号
シンボルR4〜R9が順次に出力される。最後のβ(=I
・(n−k)−{I(I−1)/2})番目、すなわち
9番目の符号シンボルの出力によりそれぞれ9シンボル
の3つの符号語の処理が終了する。
【0038】このようにして、図2(B)に示すそれぞ
れnシンボル(ここでは9シンボル)の全部でI個(こ
こでは3個)の符号語が、出力端子109に図3に示す
如き順番で直列に出力される。
【0039】このように、本実施例によれば、メモリ1
041〜104n-kのアドレス1〜Iのそれぞれから読み
出された乗算係数のうち適宜の乗算係数を0にしている
ため、符号語中の符号シンボルR1〜R9を適宜0にする
ことができ、これにより各符号語毎に異なった訂正能力
を得ることができる。従って、圧縮された音声データの
如く、音質に影響のあるデータと影響のないデータとが
あらかじめわかっている場合には、メモリ1041〜1
04n-kの記憶乗算係数を設定することにより、音質に
影響のあるデータを情報シンボルとして含む符号語は符
号シンボル数を増加させ、音質に影響の無いデータを情
報シンボルとして含む符号語は符号シンボル数を実質的
に減少することにより、音質に影響のあるデータの訂正
能力を増大することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各符号語において符号語長を変更することなく、誤り訂
正符号シンボルの数を実質的に可変設定することができ
るため、各符号語毎に可変した訂正能力で符号化でき、
伝送する情報シンボルを必要な訂正能力に対応して誤り
訂正符号化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1の各メモリのアドレスと係数との関係を説
明する図である。
【図3】本発明の一実施例における入力データ及び符号
語の説明図である。
【図4】本発明の一実施例における出力データ説明図で
ある。
【図5】従来の入力データ及び符号語の説明図である。
【図6】従来の出力データ説明図である。
【図7】従来の誤り訂正符号化器の一例の回路図であ
る。
【図8】従来のインタリーブ回路の一例のブロック図で
ある。
【図9】従来のインタリーバ付き誤り訂正符号化器の一
例の構成図である。
【符号の説明】
100 インタリーバ付きリードソロモン符号器 101 入力端子 102、1071〜107n-k 加算器 103、108 スイッチ 1041〜104n-k メモリ 1051〜105n-k 乗算器 1061〜106n-k I段シフトレジスタ 109 出力端子 110 制御信号入力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ1シンボル入力毎に記憶データを
    1段右へシフトする(n−k)個のI段のシフトレジス
    タと、 それぞれ共通の入力信号を別々の乗算係数と乗算する
    (n−k)個の乗算器と、 前記(n−k)個の乗算器のうち第2番目から第(n−
    k)番目の乗算器の各出力乗算結果と前記(n−k)個
    のI段のシフトレジスタのうち第1番目から第(n−k
    −1)番目のシフトレジスタの出力データとを別々に加
    算して、前記第2番目から第(n−k)番目のシフトレ
    ジスタにそれぞれ供給する(n−k−1)個の加算器
    と、 伝送する情報シンボルの入力データと第(n−k)番目
    の前記シフトレジスタの出力データの一方を選択して出
    力端子へ出力する第1のスイッチと、 該第1のスイッチを介して入力された入力データと前記
    第(n−k)番目の前記シフトレジスタの出力データと
    を加算して出力する第(n−k)番目の加算器と、 該第(n−k)番目の加算器の出力データ及びリセット
    信号の一方を選択して前記(n−k)個の乗算器へ前記
    入力信号として供給する第2のスイッチと、 前記出力端子へ1シンボル出力する毎に互いに独立して
    少なくともゼロの値を含む乗算係数を切り替えて前記
    (n−k)個の乗算器へ出力する乗算係数供給手段とを
    有し、第1番目の前記乗算器の出力乗算結果を第1番目
    の前記シフトレジスタに入力し、前記出力端子より情報
    シンボル長kで誤り訂正符号シンボル数(n−k)の各
    符号語をI個順次出力することを特徴とする誤り訂正符
    号化器。
  2. 【請求項2】 前記乗算係数供給手段は、前記(n−
    k)個の乗算器用の各乗算係数をそれぞれI組記憶し、
    前記出力端子へ1シンボル出力する毎に該乗算係数読み
    出しアドレスが巡回的に切り替えられる(n−k)個の
    メモリからなることを特徴とする請求項1記載の誤り訂
    正符号化器。
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