JPH07202723A - デコーダ、これに使用するエラー探知シーケンス・ジェネレータおよびデコーディング方法 - Google Patents

デコーダ、これに使用するエラー探知シーケンス・ジェネレータおよびデコーディング方法

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JPH07202723A
JPH07202723A JP6333749A JP33374994A JPH07202723A JP H07202723 A JPH07202723 A JP H07202723A JP 6333749 A JP6333749 A JP 6333749A JP 33374994 A JP33374994 A JP 33374994A JP H07202723 A JPH07202723 A JP H07202723A
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    • H03M13/03Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words
    • H03M13/05Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words using block codes, i.e. a predetermined number of check bits joined to a predetermined number of information bits
    • H03M13/13Linear codes
    • H03M13/15Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes
    • H03M13/151Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes using error location or error correction polynomials

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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード・ソロモンまたはBCHコードで符号
化された情報中のビットエラーの訂正に使用するための
エラー探知シーケンス値を演算する際の反復数を減少し
たデコーダを提供する。 【構成】 シンドローム・ジェネレータ110は、符号
化された情報ブロックrを受け取り、対応するシンドロ
ーム値sのセットを生成する。エラー検出器は120は
エラー探知シーケンス・ジェネレータであり、シンドロ
ーム値のセットに基づいてエラー探知シーケンスλを生
成する。エラー探知器140は、エラー探知シーケンス
に基づいて情報ブロック中の正しくないシンボルの位置
を示す信号zを生成する。エラー訂正器130は、シン
ドローム値のセット、エラー探知シーケンス、正しくな
いシンボルの位置を示す信号を受け取り、デコードされ
た情報信号yを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶されるまたは送信
されるデジタル情報中のビットエラー訂正を可能にする
デコーダに係り、特に、BCHコードまたはリード・ソ
ロモン(Reed-Solomon)コードでエンコードされた情報
のデコーダに関する。
【0002】
【従来技術の説明】代表的なデジタル通信システムは、
送信器、送信チャンネル、および宛先の受信器からな
る。動作において、送信器は、情報源からのデジタル情
報を送信チャンネルを経て受信器へ送信する。送信チャ
ンネル中の雑音、干渉、およびひずみは、送信される情
報に影響を及ぼし、宛先の受信器で受信される情報中に
ビットエラーを生じさせることがある。
【0003】雑音、干渉、およびひずみを最小化するた
めに、種々のエンコード手法またはコードが、通信シス
テムにおいて採用されてきた。これらのエンコード手法
は、送信される情報にパリティーデータを付加すること
により、所定の最大数のビットエラーを検出し、訂正す
ることを可能にする。ブロックコーディングおよびコン
ボリューション(畳み込み)コーディングは、デジタル
情報送信のために、今日一般的に使用されているコーデ
ィングの2つのタイプである。ブロックコーディングを
使用するエンコーダは、情報シーケンスをk個の情報ビ
ットを含む別々のメッセージブロックに分割する。
【0004】このエンコーダは、各メッセージブロック
および対応するパリティービットシーケンスをN個のビ
ットのコードワードで送る。ここで、N=r+kであ
る。このNビットのコードワードは、単に対応するk個
のビットのメッセージブロック中の情報に基づいて生成
されるので、ブロックコード・エンコーダは、論理回路
の組み合わせにより実現できる。ブロックコーディング
手法の一般的説明は、「Lin,S.and Costello,Jr.,D.J.,
Error Control Coding: Fundamentals and Application
s,Chap.3,pp.51-84(Prentice Hall,1986)」(以下リン
・コステロと呼ぶ。)に示されている。
【0005】畳み込みコーディングを使用するエンコー
ダも、k個のビットの長いメッセージブロック上で動作
し、r個のパリティービットのシーケンスを生成し、N
ビット長の対応するコードワードを生じる。しかし、各
コードワードのパリティービットは、特定のk個のビッ
トメッセージブロック中の情報だけでなく、先に送信さ
れた多数のコードワード中に含まれた情報にも依存す
る。畳み込みコードエンコーダは、送信されたコードワ
ードの履歴を保持するための手段を必要とし、これはシ
ーケンシャル論理回路を用いて実現できる。代表的なコ
ンボリューションコーディング法およびその遂行は、
「リン・カストロ」Chap.10、pp.287−3
14に示されている。
【0006】セルラー電話通信システムにおいては、畳
み込みコードが最も一般的に使用されているエンコード
法である。セルラー送信チャンネル中のデジタル信号の
減衰が比較的急速に起きるので、受信される情報中にビ
ットエラーが生じ、典型的には、バースト中に生じる。
畳み込みコードは、ビットエラーの訂正に必要とされる
デコーディング処理時間が長いために、ビットエラーの
バーストを訂正するためには、劣っているエンコード法
であるが、エンコードされるセルラー情報を差し込むこ
とにより、合理的なデコーディング時間が達成できる。
【0007】情報の差し込みおよびスクランブルは、ビ
ットエラーを十分にランダム化し、これらのエラーのバ
ースト性向を取り除き、畳み込みコーディングを検出お
よびセルラー電話通信用途において有効かつ実用的なコ
ーディング方法にする。畳み込みコードにとって効率の
良いデコーディング方法は、ビタービ(Viterbi)アル
ゴリズムである。ビタービ・アルゴリズムは、「Blahu
t,R.G.Theory and Practice of Error Control Codes,
Chap.12.8,pp.377-382(Addison-Wesley Pub.Co.1983)」
(以下、「ブラハット」と呼ぶ。)に詳しく示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パーソナル通
信システムPCSのような用途においては、送信チャン
ネルを経て送信される情報の減衰は、セルラー電話通信
システムにおける減衰よりもはるかにゆるやかである。
結果として、PCSチャンネル中で生成されるビットエ
ラーのバースト性向は、情報を差し込むことによって
は、有効に除去することができない。従って、畳み込み
コーディングは、PCSシステムにおけるビットエラー
訂正のための望ましい手法ではない。
【0009】リード・ソロモンコードは、ブロックコー
ドの形式であり、送信される情報の送信品質を改善する
ために一般に使用され、バースト中に起こるビットエラ
ーの訂正に有効である。バーレカンプ・マッセイ(Berl
ekamp-Massey)アルゴリズムは、リード・ソロモンコー
ドのデコーディングに一般に使用される方法であり、情
報メッセージ中の合計n個のシンボルエラーを特定し訂
正するために、2n回の数学的反復を必要とする。ここ
で、エラーの数nは、特定のリード・ソロモンコードシ
ステムが訂正するように設計されたエラーの最大数以下
である。
【0010】しかし、バーレカンプ・マッセイアルゴリ
ズムの数学的反復は、各反復の相違値Δrの演算が先の
反復についての相違値Δrの演算結果に依存するため、
逐次的に実行されなければならない。さらに、各相違値
Δrの演算は、複雑で時間がかかる多項式の増加をもた
らす。
【0011】リード・ソロモンコードのための従来の他
のデコーディング手法は、ピーターソン・ゴレンスタイ
ン・ツィーラー(Peterson-Gorenstein-Zierler)式の
逆行列を解くことを利用する。これは、実用的でなく、
かなり遅いn3の数学的反復を必要とする。ピーターソ
ン・ゴレンスタイン・ツィーラー式およびバーレカンプ
・マッセイアルゴリズムの一般的な説明は、「ブラハッ
ト」Chap.7.2および7.5、pp.166-173と183-191にそれぞ
れ示されている。
【0012】より大きなエラー訂正能力をもち、高ビッ
トレートで情報を送ることが望まれているので、実質的
により速いレートでの情報のデコードのニーズが生まれ
た。本発明は、処理遅れおよび演算の複雑さを改善した
デコーダを提供することを目的とする。また、大規模な
エコーキャンセル回路を必要とせずに、宛先の受信器で
の音声品質を改善可能な、通信システムにおけるデジタ
ル音声信号のためのデコーディング手法を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信または格
納されるリード・ソロモンコードまたはBCH(Bose,C
haudhuri and Hocquenghem)コードで符号化された情報
をデコードするための改善された回路および方法であ
る。本発明は、リード・ソロモンコードおよびBCHコ
ードの特別の属性を回路中で利用する。この回路は、n
個のシンボルエラーの検出および訂正に約n回だけの演
算反復を必要とする。この回路および方法は、各反復に
おいて2つの相違値の演算を必要とするが、各反復は、
従来技術による代表的なデコーダの反復よりも演算の複
雑さは小さい。
【0014】本発明において、デコーディング時間のさ
らなる低減は、2つの相違値すなわち各反復の誤差値を
並列的に生成するデコーディング法を採用することによ
り達成される。本発明において、デコーディング処理遅
れを減少させた結果、デコーダ回路の複雑さおよびコス
トが減少し、付随するエコーキャンセル回路の負担が少
なくなる。
【0015】
【実施例】図1により、本発明のデコーディング回路お
よび方法を採用した通信システム1を説明する。情報ソ
ース10は、ソース情報シーケンスuをチャンネルエン
コーダ20に与える。ソース情報シーケンスuは、デジ
タル信号であり、アナログ・デジタルコンバータを用い
ることにより、音声コミュニケーションのようなアナロ
グ信号源から得ることができる。チャンネルエンコーダ
20は、リード・ソロモンコードを用いて、ソース情報
シーケンスuを別個にエンコードされたシーケンス、す
なわち情報ブロックvに変換する。得られる情報ブロッ
クvは、バイナリーデジタルシーケンスであってもよ
い。図1においては、通信システム1は、リード・ソロ
モンエンコーディングを使用しているが、BCHエンコ
ーディングを使用して同じ様に構成できる。
【0016】変調器30は、チャンネルエンコーダ20
から受け取った各情報ブロックvを送信チャンネル40
上に送信するための信号に変換する。送信チャンネル4
0のための適切な送信チャンネルは、電話回線、高周波
無線リンク、テレメーターリンク、無線リンク、衛星リ
ンクなどである。送信チャンネル40を通して送信され
る波形は、ブロック50で示された雑音、干渉およびひ
ずみの作用をうけて改悪される。例えば、電話回線にお
いて、干渉は、スイッチング・インパルス雑音、熱雑
音、他の電話回線からの混線、または落雷などにより生
じる。
【0017】復調器60は、改悪された波形を送信チャ
ンネル40から受け取り、受け取った各波形を処理し
て、デジタル出力シーケンス、すなわち受け取られたシ
ーケンスrを生成する。この受け取られたシーケンスr
は、チャンネルエンコーダ20により生成されるエンコ
ードされた情報ブロックvに対応し、雑音、干渉および
ひずみeにより起こり得るビットエラーを含んでいる。
【0018】この受け取られたシーケンスrは、チャン
ネルデコーダ70に与えられる。チャンネルデコーダ7
0は、ビットエラーを検出し、訂正するために、シーケ
ンスrを処理する。チャンネルデコーダ70により生成
される信号は、デコードされたシーケンスyである。送
信チャンネル40中で生じるエラーの数が、特定のリー
ド・ソロモンコードシステムが訂正するように設計され
たエラーの最大数以下である場合、このデコードされた
シーケンスyは、情報ソース10により生成された情報
シーケンスuと同じになる。デコードされたシーケンス
yは、宛先の受信器80に与えられる。
【0019】図1中の通信システム1のチャンネルエン
コーダ20およびその付随する構成要素は、リード・ソ
ロモンコードを使用して、送信品質を十分なレベルに維
持する。リード・ソロモンコードは、BCHコードの特
別な形式であり、N個のシンボルからなる情報ブロック
に基づく。ここで、各シンボルは、Mビットからなる。
リード・ソロモンコードにおいて、シンボル当たりのビ
ット数Mと情報ブロック当たりのシンボル数Nとの関係
は、通常N=2M−1の関係を満足するように選択され
る。例えば、コーディングシステムがシンボル当たり4
ビット、すなわちM=4で設計される場合、情報ブロッ
ク当たりのシンボル数Nは24−1、すなわち15とな
る。
【0020】図1の通信システム1のようなリード・ソ
ロモンコードシステムにおいて、送信される各コードワ
ードすなわち情報ブロック中の2t個のシンボルがパリ
ティー情報として受け取られる場合、チャンネルデコー
ダは、最大t個のシンボルエラーを検出、訂正できる。
例えば、最大2個のシンボルエラーを検出し、訂正する
ためには、4個のシンボル、すなわち2(2)がパリテ
ィーシンボルとして受け取られなければならない。
【0021】従って、通信システム1が上述したコーデ
ィングを採用すると、チャンネルエンコーダ20は、受
け取った情報シーケンスuをそれぞれ4ビットの11シ
ンボルのメッセージブロックシーケンスに分割すること
になる。また、チャンネルエンコーダ20は、11個の
シンボルメッセージ・ブロックシーケンスのそれぞれに
含まれる情報に基づいて、対応する4シンボルパリティ
ーシーケンスを生成することになる。送信されるコード
ワードすなわち情報ブロックは、11個のメッセージブ
ロックシンボルおよび4個のパリティーシンボルからな
る15個のシンボルから構成されることになる。
【0022】リード・ソロモンコードシステムは、コー
ディング法が、特定のシンボルの1つのビットまたは全
てのビットが誤りであるかどうかに関係なく、シンボル
エラーの訂正に基づくので、バースト中に生じるビット
エラーを効率よく訂正することができるという有利な特
徴を有する。従って、上述した2つのシンボルエラーを
訂正できるコーディングシステムは、全てのエラーが2
つのシンボル内で生じる場合、情報ブロック中で最大8
つのビットエラーを訂正できる。
【0023】図1のチャンネルエンコーダ20のような
リード・ソロモンタイプ・チャンネルエンコーダを構成
するための適切な方法は、「リン・コステロ」Cha
p.6.5,pp.170−178に記載されている。
さらに、変調器30および復調器60として使用するた
めに、異なるチャンネルを経てデータを送信、受信する
ための変調器および復調器の設計は公知である。
【0024】本発明による適切なチャンネルデコーダ7
0の一実施例を図2により説明する。図1の復調器60
により生成された受信されるシーケンスrは、シンドロ
ーム・ジェネレータ110の入力111に与えられる。
シンドローム・ジェネレータ110は、受信されたシー
ケンスrに基づいて、シンドローム値の演算されたシー
ケンスに対応する信号sを生成する。この信号sは、反
復を減少したエラー検出器120およびエラー訂正器1
30の第1の入力131に与えられる。エラー検出器1
20は、本発明による反復減少法により演算されたエラ
ー探知シーケンスΛに対応するエラー信号λを生成す
る。このエラー検出器については、図3により後で詳し
く説明する。エラー信号λは、エラー探知器140およ
びエラー訂正器130の第2の入力132に与えられ
る。
【0025】エラー探知器140は、エラー信号λ中の
情報に基づいて、対応する情報内のシンボルエラーの位
置を探知する。エラー探知器140は、シンボルエラー
の決定された位置に基づいて信号zを生成する。生成さ
れた信号zは、エラー訂正器130の第3の入力133
に与えられる。また、エラー探知器140は、エラース
テータス出力141を有する。
【0026】エラー訂正器130は、その入力131、
132、133における信号に基づいて、対応する情報
ブロック中の特定された場所の正しくないシンボルエラ
ーのための適切な値を決定し、対応するデコードされた
信号yを生成する。デコードされた信号yは、図1中の
情報ソース10により供給される信号uに対応する。さ
らに、エラー探知器140により検出されるシンボルエ
ラーの数が、コーディングシステムの訂正可能なシンボ
ルエラーの最大数よりも大きいと、エラー探知器140
は、その出力141にエラーステータス信号を生成す
る。
【0027】シンドローム・ジェネレータ110は、受
信されたシーケンスr中の各情報ブロックについてのシ
ンドローム値を生成する。シンドローム値は、シンドロ
ーム・ジェネレータ110により、受信された情報シー
ケンスr中の情報から再演算された、受信されたパリテ
ィーシンボルおよびパリティーチェック桁のベクトル和
である。演算されたシンドローム値の数は、特定のコー
ディングシステムが訂正するように設計されたシンボル
エラーの数の2倍である。シンドローム値の演算は、公
知である。シンドローム値の演算および特性は、「リン
・コステロ」Chap.4.4、pp.98−103
に、リード・ソロモンコードシステムのためのシンドロ
ーム値の生成は、Chap.6.5,pp.170−1
75に説明されている。
【0028】反復減少エラー検出器120は、各情報ブ
ロック中に生じるシンボルエラーの数を検出し、エラー
探知シーケンスΛを演算する。従来技術によるチャンネ
ルデコーダにおいて、エラー探知シーケンスΛの生成
は、エラーの検出、探知および訂正の全ての機能の最大
のデコーディング処理時間および複雑さを要求する。デ
コーディング処理時間を減少させる本発明による適切な
反復減少エラー検出器120は、図3に示されている。
一般的なタイプのエラー探知器140は、正しくないシ
ンボルの場所を決定するために、チーン(Chien)
法を採用する。代わりに、エラー探知器140は、正し
くないシンボルの特定の場所を決定するために、エラー
探知シーケンスΛに対応する多項式の零を解くことがで
きる。エラー訂正器130は、公知のフォーネイ(Fo
rney)法を用いて、各情報ブロック中の特定された
正しくないシンボルのための適切なシンボル値を生成で
きる。一般的なエラー探知技術およびエラー探知方法
は、「ブラハット」ch.7.5,pp.183−19
1に示されている。
【0029】コーディングシステム中のデジタルシーケ
ンスは多項式と同様な特性を有しているので、デジタル
シーケンスは多項式で表現できる。例えば、バイナリー
シーケンスC=1011は、C(X)=(1)X4
(0)X3+(1)X2+(1)X=X4+X2+Xと表す
ことができる。多項式C(X)は、第1項が4のべき指
数をもつので、4次式である。n次の多項式B(X)
は、 B(X)=bnn+bn-1n-1+・・・+b22+b1
X で定義される。
【0030】シーケンスが1つ左へシフトされると、多
項式の最も低次の位置の係数は、表示されているように
0または1で補充される。 B1(X)=bnn+1+bn-1n+・・・+b23+b1
2+X B0(X)=bnn+1+bn-1n+・・・+b23+b1
2 K位置だけシフトし、K次以下の係数を0とすると、多
項式は、 B0 K(X)=bnn+K+・・・+b2K+2+b1K+1 で表される。
【0031】従って、上述したコーディングシステムに
おいては、エラー探知シーケンスΛは、エラー探知多項
式Λ(X)=Λnn+Λn-1n-1+・・・+Λ11で表
すことができる。さらに、2つの情報シーケンスの乗算
および加算については、Λ=(Λ1,Λ2,Λ3,Λ4)、
S=(S1,S2,S3,S4)とすると、次式で表され
る。
【数1】
【0032】この表示法は、図3の反復減少エラー検出
器120および対応する図4の反復減少ルーチン400
の説明中のデジタル情報シーケンスに採用される。図3
のエラー検出器120において、シンドローム・シフト
レジスタ210は、図2のシンドローム・ジェネレータ
110から受け取った信号sからのシンドローム値を含
む。シンドローム・シフトレジスタ210は、データラ
イン212により第1および第2の乗算器220、22
1に接続されている。また、乗算器220、221は、
データライン232によりエラー探知シフトレジスタ2
30に接続されている。乗算器220、221は、シン
ドローム・シフトレジスタ210により与えられるシン
ドローム値とエラー探知シフトレジスタ230により与
えられるエラー探知シーケンス値とをかけ算する。制御
論理回路235は、シンドローム・シフトレジスタ21
0およびエラー探知シフトレジスタ230の制御入力2
11、231に接続され、シンドローム値とエラー探知
値のそれぞれが乗算器220、221に与えられる順序
を制御する。乗算器220、221により生成される積
の値がアキュムレータ240、241にそれぞれ与えら
れる。アキュムレータ240、241は、受け取った積
の値を逐次的にそれぞれ加算する。
【0033】また、アキュムレータ240は、スイッチ
S1に接続されている。スイッチS1は、それぞれ第1
および第2の現在状態エラー値を保持する、第1の現在
状態エラーレジスタ250および第2の現在状態エラー
レジスタ260に接続されている。図3に示すようにス
イッチS1が第1の位置にあるとき、アキュムレータ2
40の内容が第1の現在状態エラーレジスタ250に導
かれる。代わりに、図3中に破線261で示されている
ようにスイッチS1が第2の位置にあるとき、アキュム
レータ240の内容が第2の現在状態エラーレジスタ2
60に導かれる。第1および第2の現在状態エラー値を
生成するために用いられる回路構成は、破線255内に
示されている。第1および第2の現在状態エラー値を生
成するための他の回路構成256が、図5に示されてい
る。
【0034】アキュムレータ241中の加算値は、第3
の現在状態エラー値を保持するための第3の現在状態エ
ラーレジスタ265に与えられる。第3の現在状態エラ
ーレジスタ265中に保持された値は、第1の除算器2
80の被除数入力282に接続されたスイッチS6に与
えられる。
【0035】第1の現在状態エラーレジスタ250は、
第1の現在状態エラー値を第1の以前状態エラーレジス
タ270、第1の除算器280の除数入力281、およ
び第2の除算器290の被除数入力291に与える。ま
た、第1の現在状態エラーレジスタ250は、制御論理
回路235に接続されている。第2の現在状態エラーレ
ジスタ260は、第2の現在状態エラー値を第2の以前
状態エラーレジスタ300およびスイッチS6に与え
る。
【0036】図3に示すようにスイッチS6が第1の位
置にあるとき、第2の現在状態エラーレジスタ260の
内容が第1の除算器280に与えられる。代わりに、図
3中に破線267で示されているようにスイッチS6が
第2の位置にあるとき、第3の現在状態エラーレジスタ
265の内容が第1の除算器280に与えられる。
【0037】第1の以前状態エラーレジスタ270は、
第1の以前状態エラー値を第2の除算器290の除数入
力292、および第3の除算器310の除数入力311
に与える。第2の以前状態エラーレジスタ300は、第
3の除算器310の被除数入力312に接続されてい
る。レジスタ250、260、265、270、300
に含まれる値は、代わりにそれぞれ値a,b,c,η,
βと呼ばれる。
【0038】第1の除算器280は、スイッチS6が第
1の位置にあるとき、除算値b/aに対応する信号を生
成し、スイッチS6が第2の位置にあるとき、除算値c
/aに対応する信号を生成する。第2および第3の除算
器290、310は、それぞれ除算値a/η、β/ηに
対応する信号を生成する。第3の除算器310の除算値
β/ηは、スイッチS2に与えられる。スイッチS2
は、減算器320の減数入力321に接続されている。
【0039】スイッチS2は、図3に示すように閉じた
位置にあるとき、除算値β/ηを減算器320に導き、
図3に示されていない開いた位置にあるとき、除算値を
減算器320に与えない。第1の除算器280により生
成される除算値b/aまたはc/aは、減算器320の
被減数入力322に与えられる。減算器320は、スイ
ッチS2およびスイッチS6の位置によって、−(b/
a)、−(c/a)、または(β/η−b/a)のいず
れかの値に対応する信号Δを生成する。減算器320は
(β/η−c/a)の値に対応する信号を生成すること
ができるが、この値はデコーディング動作に通常必要と
されない。
【0040】第2の除算器290により生成される除算
値a/ηは、乗算器330に与えられる。乗算器330
は、中間反復シーケンスBの値を含む中間反復シフトレ
ジスタ340に接続されている。制御論理回路235
は、中間反復シフトレジスタ340の制御入力341に
接続されており、乗算器330に与えられるべき中間反
復値のどれかを導く。乗算器330は、多項式(a/
η)B(X)により表される積の値をスイッチS3に与
える。スイッチS3は加算器350に接続されており、
図3に示すようにスイッチS3が閉じた位置にあると
き、多項式(a/η)B(X)により表される積の値が
加算器350に与えられ、図3に示されていないスイッ
チS3が開いた位置にあるとき、そのような積の値は加
算器350に与えられない。
【0041】減算器320により生成される信号Δは、
乗算器360に与えられる。乗算器360は、以前状態
エラー探知シフトレジスタ370に接続されている。こ
のシフトレジスタ370は、以前状態エラー探知シーケ
ンスTの値を含む。シフトレジスタ370の制御入力3
71は、制御論理回路235に接続されており、制御論
理回路235がシーケンスTのどの値が乗算器360に
与えられるべきかを制御する。乗算器360は、信号Δ
とシフトレジスタ370中の各シーケンス値を掛け算
し、得られた積のシーケンスをスイッチS4に導く。乗
算器360により生成された積の値は、多項式ΔT
(X)で表すこともできる。
【0042】図3に示すような閉じた状態において、ス
イッチS4は、多項式表現ΔT(X)の積の値を加算器
350に与える。スイッチS4が図3に示さない開いた
状態にあるとき、生成された積の値は加算器350に与
えられない。加算器350は、シフトレジスタ230に
格納されたエラー探知シーケンス値を受け取る。加算器
350は、スイッチS3およびS4が閉じた位置にある
とき、エラー探知シーケンスの現在値、(a/η)B
(X)の値、および積の値ΔT(X)を逐次足し算する
ことにより、エラー探知シーケンスについての新しい値
または更新された値を逐次的に生成する。エラー探知シ
ーケンスについて逐次的に生成される新しい値の反復が
シフトレジスタ230に与えられる。
【0043】シフトレジスタ230は、シーケンスの値
をスイッチS5に与える。スイッチS5は、シフトレジ
スタ370の入力372および出力373に接続されて
いる。シフトレジスタ出力373は、シフトレジスタ3
73は、シフトレジスタ340に接続されている。従っ
て、シフトレジスタ370に格納されたシーケンス値が
シフトレジスタ340およびスイッチS5に与えられ
る。さらに、シフトレジスタ370の制御入力は、制御
論理回路235に接続されている。
【0044】スイッチS5は、図3に示されているよう
な第1の位置にあるとき、シフトレジスタ230に格納
されたシーケンスの値をシフトレジスタ370の入力3
72に導く。スイッチS5が、図3中の破線374で示
されているような第2の位置にあるとき、シフトレジス
タ230に格納されたシーケンスの値はシフトレジスタ
370の入力371に戻される。スイッチS5を第2の
位置にセットすると、制御論理回路235は、シフトレ
ジスタ370に含まれる以前状態エラー探知シーケンス
を図4に示されるシフトされたバージョンとして更新す
る。
【0045】シフトレジスタ230は、ドライバ380
に接続されている。ドライバ380は、シフトレジスタ
230に含まれたエラー探知シーケンスの生成の完了に
応じて信号λを生成する。信号λは、図2のエラー訂正
器130およびエラー探知器140に与えられる。
【0046】制御論理回路235は、スイッチS1〜S
6を制御する。その詳細は、説明を明瞭かつ簡単にする
ために図示していない。制御論理回路235は、エラー
検出器120を制御し、図4中のルーチン400を実行
する。また、制御論理回路235は、シフトレジスタ2
10、230、340、370を制御し、ルーチン40
0により要求される特定の順序で処理するために、それ
ぞれのシーケンスの値を与える。さらに、制御論理回路
235は、エラー検出器120の動作に必要な全てのタ
イミングを与える。エラー検出器120は、図4のルー
チン400に示された反復減少方法に従って、エラー探
知シーケンスΛを得ることにより、エラー信号λを生成
する。
【0047】図3中の反復減少エラー検出器120の動
作を、図4の対応するルーチン400を参照して説明す
る。新しいシンドローム値が、図3中のシンドローム・
シフトレジスタ210により受け取られたとき、制御論
理回路235は、図4のステップ410に示されている
ように、シフトレジスタ230、340、300を
「0」に初期化し、レジスタ270を「1」に初期化す
る。また、ステップ410において、制御論理回路23
5に含まれているエラーカウンタnを「0」にリセット
する。
【0048】エラーカウンタnは、ステップ420にお
いて制御論理回路235によりテストされ、特定のリー
ド・ソロモンコードシステムのための訂正可能なエラー
の最大値t以上であるかどうか決定される。エラーカウ
ンタnがt以上である場合、ルーチン400はステップ
430に進み、ドライバ380が、シフトレジスタ23
0に含まれるエラー探知シーケンスに基づいて、信号λ
を生成する。一方、ステップ420において、エラーカ
ウンタnが訂正可能なエラーの最大値tよりも小さい場
合、ルーチン400はステップ440に進む。訂正可能
なエラーの最大値tは、典型的には「1」よりも大きい
ので、新たに受け取ったシンドローム値セットの処理に
おける初期化の後に、通常、ルーチン400はステップ
440に進む。ステップ435において、エラーカウン
タnはインクレメントされる。そしてステップ440に
おいて、スイッチS1を第1の位置にセットすることに
より、第1の現在状態エラー値aが生成される。この値
aの生成において、制御論理回路235は、シフトレジ
スタ210、230を制御し、含まれているシーケンス
値が次式に従ってアキュムレータ240に与えられる。
【数2】
【0049】アキュムレータ240で生成された値a
は、レジスタ250に格納される。シフトレジスタ25
0中の値aは、ステップ450において制御論理回路2
35によりテストされる。値aが「0」でない場合、ル
ーチン400は、ステップ460〜468に示された第
1の反復法による反復について、エラー探知シーケンス
値を演算する。しかし、ステップ450において、値a
が「0」である場合、ルーチン400は、ステップ47
0〜580に示された第2の反復法による反復につい
て、エラー探知シーケンス値を演算する。
【0050】ステップ460〜468に示された第1の
反復法において、スイッチS1は、ステップ460にお
いて、第2の位置にセットされており、シフトレジスタ
210、230のシーケンス値は、次式に従ってアキュ
ムレータ240中で値bを生成する順序で乗算器220
に与えられる。
【数3】
【0051】ステップ460において、スイッチS1は
第2の位置にセットされて、アキュムレータ240中で
生成された値bは、レジスタ260に与えられて、格納
される。ステップ462において、スイッチS2は閉じ
た位置にセットされ、スイッチS6は第1の位置にセッ
トされる。これは、減算器320に式Δ=β/η−b/
aで表される値Δを生成させるためである。ステップ4
62において、シフトレジスタ370に、多項式T
(X)=Λ1(X)により表されるように、シフトレジ
スタ230からのシーケンスΛの最も低次の位置に
「1」を入れてシフトされたバージョンがロードされ
る。
【0052】ステップ466において、特定の反復につ
いてのエラー探知シーケンスΛの値が、スイッチS3、
S4を閉じた位置にセットすることにより生成され、加
算器350は、多項式Λ(X)=Λ(X)+ΔT(X)
+(a/η)B(X)に従って、エラー探知シーケンス
Λの値を生成する。生成されたシーケンス値は、シフト
レジスタ230に格納される。そして、ルーチン400
は、ステップ468に進み、シフトレジスタ340に、
シフトレジスタ370に格納されている値がロードされ
る。この値は、多項式T0(X)で表わされるように、
最も低次の位置に「0」を入れて1つ位置をシフトされ
たものである。
【0053】また、ステップ468において、レジスタ
270、300は、レジスタ250、260の内容でそ
れぞれロードされ、値をη=a、β=bにセットする。
ステップ468の終了後、ルーチン400はステップ4
20に戻り、エラーカウンタnが訂正可能なエラーの最
大数tに対して、次の反復をステップ440で処理を開
始するか、ステップ520で信号λを生成するかをテス
トされる。
【0054】ステップ440において生成された値aが
ステップ450において「0」であると決定されたと
き、エラー探知シーケンスΛの生成における特定の反復
のために、第2の反復法が実行される。第2の反復法
は、ステップ470において、カウンタ値jを「0」に
初期化することにより始まる。カウンタ値jは、制御論
理回路235中に保持される。カウンター値jは、ステ
ップ480においてテストされる。j=2t−2nの場
合、すなわちカウンタ値jが訂正可能なエラーの最大数
tと現在のエラーカウントnとの差の2倍に等しい場
合、ルーチンはステップ430に進み、信号λが生成さ
れて、ルーチン400は終了する。しかし、ステップ4
80において、j≠2t−2nである場合、ルーチン4
00はステップ490に進む。ステップ490におい
て、制御論理回路235は、シフトレジスタ210、2
30中で値を操作し、アキュムレータ240中で次式に
従う値aを生成する。
【数4】
【0055】アキュムレータ240中で値aの生成が終
了すると、制御論理回路235は、スイッチS1を第1
の位置にセットし、アキュムレータ240中に含まれた
値aは、レジスタ250に格納される。
【0056】ステップ500において、格納された値a
は制御論理回路235によりテストされる。値aが
「0」である場合、カウンタ値jはステップ510にお
いてインクレメントされ、ルーチン400はステップ4
80に戻る。ステップ480において、ステップ430
において信号λを生成するか、ステップ490において
新しい値を生成するために、再びテストされる。しか
し、ステップ500において、値aが「0」でない場
合、ルーチン400はステップ515に進む。
【0057】ステップ515において、制御論理回路2
35は、シフトレジスタ210、230が、シンドロー
ムシーケンス値および現在のエラー探知シーケンス値を
特定の順序で乗算器220に与えるように命令する。値
bは、次式に従ってアキュムレータ240の中で生成さ
れる。
【数5】
【0058】スイッチS5は、第2の位置にセットされ
て、アキュムレータ240中の和は、第2の現在状態エ
ラーレジスタ260に与えられる。そして、ステップ5
20において、スイッチS5は第1の位置にセットさ
れ、シフトレジスタ230に含まれたシーケンス値は、
多項式T(X)=Λ(X)で表されるように、シフトレ
ジスタ370にロードされる。ステップ530におい
て、スイッチS3は閉じる位置にセットされ、スイッチ
S4は開く位置にセットされ、加算器350は、多項式
Λ(X)=Λ(X)+(a/η)B0 j+1(X)に従っ
て、エラー探知シーケンス値Λを生成する。生成された
シーケンス値は、シフトレジスタ230に格納される。
ステップ530において、制御論理回路235中の値k
は、カウンタ値jにセットされる。
【0059】ステップ540において、カウンタ値jは
インクレメントされ、ステップ545において、第3の
現在状態エラー値cが、次式に従ってアキュムレータ2
41中で生成される。
【数6】
【0060】この値cは、レジスタ265に格納され
る。ステップ550において、スイッチS5は第2の位
置にセットされ、シフトレジスタ370は、最も低次の
位置に「0」または「1」を入れた内容のシフトされた
バージョンで更新される。これは、j=k+1の場合、
多項式T1(X)であり、その他の場合、多項式T
0(X)である。
【0061】シフトレジスタ230中のエラー探知シー
ケンス値Λは、ステップ560において、多項式Λ
(X)=Λ(X)−(c/a)T(X)に従って更新さ
れる。ステップ560におけるエラー探知シーケンス値
の更新を実行するために、スイッチS2、S3は開く位
置にセットされ、スイッチS4は閉じる位置にセットさ
れ、スイッチS5、S6は第2の位置にセットされる。
シフトレジスタ230の内容がステップ560において
更新された後、ステップ570において、カウンタ値j
がテストされる。ステップ570において、カウンタ値
jが2k+2よりも大きい場合、ルーチン400はステ
ップ580に進む。そうでなければ、ルーチン400は
ステップ540に戻り、ステップ540〜560のシー
ケンスにおいて新しいエラー探知シーケンス値を生成す
るために、新しい値cが生成される。
【0062】ステップ580において、シフトレジスタ
340は、最も低次の位置に「0」を入れた、シフトレ
ジスタ370中のシーケンスのシフトされたバージョン
で更新される。ステップ580において、エラーカウン
タnは、n=n+k+1に従って更新される。レジスタ
270、300は、それぞれレジスタ350、260の
内容で更新される。η=a、β=bである。ステップ5
80の完了後、ルーチン400はステップ420に戻
り、エラー探知シーケンス値Λの生成のための新しい反
復を始める。
【0063】このようにして、図3の回路120は、図
4のルーチン400を実行し、エラー探知シーケンス値
Λおよび対応する信号λを生成する。この回路120の
他に図4のルーチン400を実行できる種々の回路構成
がある。例えば、回路120中に使用される構成要素の
数を減らすために、乗算器221およびアキュムレータ
を取り除き、スイッチS1を3位置スイッチに置き換え
て、ルーチン400で要求される方法でレジスタ25
0、260、265のいずれかにアキュムレータ240
の加算された内容を与えることができる。
【0064】図3の回路構成255は現在状態エラー値
aおよびbを直列的に生成するが、これらの値を並列的
に演算し、デコーディング処理時間をさらに減少させる
ことができる。図5中に示された回路構成256は、図
3の直列的回路構成と置き換えることができる適切な並
列的回路構成である。図5と図3では、現在状態エラー
レジスタ250、260およびデータライン212、2
32のような同じ要素には同じ符号を付してある。図5
中のレジスタ250、260の出力は、図3中のレジス
タ250、260と同じ回路要素に接続される。
【0065】図5において、図3中のレジスタ210、
230からのデータライン212、232は、乗算器2
25、226にそれぞれ接続されている。乗算器22
5、226は、データライン212、232上のシーケ
ンス値を掛け算し、得られた積の値をアキュムレータ2
45、246にそれぞれ与える。アキュムレータ24
5、246は、乗算器225、226から受け取った積
の値を加算し、加算値を第1および第2の現在状態エラ
ーレジスタ260、250にそれぞれ与える。レジスタ
260、250に与えられるアキュムレータ245、2
46中の加算値は、第1および第2の現在状態エラー値
aおよびbにそれぞれ対応する。
【0066】回路構成256は、値aおよびbを実質的
に同時に生成し、デコーディング処理時間の所望の削減
を可能にする。回路構成256と結合されて動作するた
めに使用される特別のシフトレジスタ210および23
0は、図4の反復減少ルーチン400の方法で、データ
ライン212、232上にその内容の2つの異なるシフ
トされたバージョンを供給する能力を持たなければなら
ない。
【0067】図4のルーチン400の第1の反復方法
に、適切な修正を加えることができる。この適切な修正
は、ステップ450のテスト動作の実行の前にステップ
440、460の値aおよびbの演算を同時に実行する
ことからなる。第1の反復方法において、現在状態エラ
ー値aおよびbを同時に生成することにより、デコーデ
ィング処理時間の全体的削減が達成される。これは、処
理時間の観点から、第1の反復方法は代表的なデコーデ
ィング動作において主な時間的拘束だからである。
【0068】代表的な受信されるエンコードされた情報
ブロックのコンピュータシミュレーションにより、対応
する生成されたシンドローム値が、ピーターソン・ゴレ
ンスタイン・ツィーラー式によりシンドローム行列に配
置されている場合、p次の正方行列を形成することがわ
かっている。配置されたシンドローム行列および特定の
対応行列は、各行列の行列式が「0」でない、非特異行
列である。特定の対応行列は、シンドローム行列の次数
を逐次デクレメントすることにより生成され、特定次の
行列の最高次の行および列は、次の低次の行列の生成に
おいて考慮されない。従って、特定の対応行列は、p−
1、p−2、・・・・1次の正方行列になる。
【0069】代表的データのほとんどの場合のように、
シンドローム行列がそのような特性をもつ場合、ルーチ
ン400のステップ440において生成される対応する
第1の現在状態エラー値は「0」ではなく、エラー探知
シーケンスΛの反復的生成は、第1の反復方法により達
成される。
【0070】図6は、図4の反復減少ルーチン400に
よる信号λの生成に適した他の実施例による処理回路6
00を示す。マイクロプロセッサまたはマイクロコント
ローラのような処理ユニット610は、図2中のシンド
ローム・ジェネレータ110からの信号sを受け取る。
処理ユニット610は、データライン621およびアド
レスライン622により、ROMのような不揮発性メモ
リ620に接続され、データライン631およびアドレ
スライン632により、RAMのような揮発性メモリ6
30に接続されている。処理ユニット610は、図4の
ルーチン400を実行するためのソフトウエアプログラ
ムを使用して、エラー探知シーケンスΛに対応するエラ
ー信号λを生成する。処理装置610により生成される
エラー信号λは、図2のエラー訂正器130およびエラ
ー探知器140に与えられる。
【0071】さらに、処理ユニット610中で2以上の
プロセッシング・コンポーネントを使用することによ
り、ステップ440と460のように、反復減少ルーチ
ン400中のいくつかのステップを並列的に実行し、図
5に関して既に述べたように、デコーディング処理時間
の削減が可能になる。本発明による反復減少回路および
方法は、リード・ソロモンコードでエンコードされた情
報のデコーディングに限られるものではなく、BCHコ
ードでエンコードされた情報のデコーディングにも同様
に適用可能である。
【0072】図1に示された本発明によるチャンネルデ
コーダ70を使用する通信システム1は、データ記憶シ
ステムのためのコーディングに機能的に類似しており、
この場合は、変調器30が書き込みユニット、送信チャ
ンネル40が記憶媒体、復調器60が読み出しユニット
になる。従って、本発明による反復減少エラー検出回路
および方法は、通信システムに限定されるべきではな
く、データ記憶システムおよびリード・ソロモンコーデ
ィングまたはBCHコーディングが使用される他の用途
にも適用可能である。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、約
n回の数学的反復をすることにより、実質的に削減され
たデコーディング処理時間でn個のシンボルエラーを検
出できるデコーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチャンネルデコーダを使用する通
信システムの構成例を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例によるデコーダ回路の構成を
示すブロック図。
【図3】図2中のエラー検出器の構成例を示すブロック
図。
【図4】図3のエラー検出器の動作を示すフローチャー
ト図。
【図5】図3中において現在状態エラー値を生成するた
めの回路構成の他の一例を示すブロック図。
【図6】図3のエラー検出器の動作を達成するための処
理システムの他の一例を示すブロック図。
【符号の説明】
10 情報ソース 20 チャンネル・エンコーダ 30 変調器 40 送信チャンネル 50 雑音、干渉、ひずみ 60 復調器 70 チャンネル・デコーダ 80 受信器 110 シンドローム・ジェネレータ 120 エラー検出器 130 エラー訂正器 140 エラー探知器 210 シンドローム・シフトレジスタ 211 制御入力 220 第1の乗算器 221 第2の乗算器 225 乗算器 226 乗算器 230 エラー探知シフトレジスタ 231 制御入力 235 制御論理回路 240 アキュムレータ 241 アキュムレータ 245 アキュムレータ 246 アキュムレータ 250 第1の現在状態エラーレジスタ 260 第2の現在状態エラーレジスタ 265 第3の現在状態エラーレジスタ 270 第1の以前状態エラーレジスタ 280 第1の除算器 290 第2の除算器 300 第2の以前状態エラーレジスタ 310 第3の除算器 320 減算器 330 乗算器 340 シフトレジスタ 350 加算器 360 乗算器 370 以前状態エラー探知シフトレジスタ 380 λジェネレータ(ドライバ) 610 処理ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された情報ブロック(r)を受け
    取り、対応するシンドローム値(s)のセットを生成す
    るシンドローム・ジェネレータ(110)と、 このシンドローム値のセットを受け取り、これに基づい
    てエラー探知シーケンス(λ)を生成するエラー探知シ
    ーケンス・ジェネレータであるエラー検出器(120)
    と、 エラー探知シーケンスを受け取り、これに基づいて情報
    ブロック中の正しくないシンボルの位置を示す信号
    (z)を生成するエラー探知器(140)と、 シンドローム値のセット、エラー探知シーケンス、正し
    くないシンボルの位置を示す信号を受け取り、デコード
    された情報信号(y)を生成するエラー訂正器(13
    0)とを有するデータシンボルを含むエンコードされた
    情報ブロックをデコードするデコーダ。
  2. 【請求項2】 エラー探知シーケンス・ジェネレータ
    が、 受け取ったシンドローム値のセットを保持する手段(2
    10)と、 現在状態エラー探知シーケンス値(Λ)を保持する手段
    (230)と、 シンドローム値とエラー探知シーケンス値を特定の順序
    で掛け算し、その結果を加算することにより、第1の現
    在状態エラー値を生成する手段(220、240、S
    1)と、 シンドローム値とエラー探知シーケンス値を第1の現在
    状態エラー値の場合と異なる特定の順序で掛け算し、そ
    の結果を加算することにより、第2の現在状態エラー値
    を生成する手段(220、240、S1)と、 シンドローム値とエラー探知シーケンス値を第1および
    第2の現在状態エラー値の場合と異なる特定の順序で掛
    け算し、その結果を加算することにより、第3の現在状
    態エラー値を生成する手段(221、241)と、 第1の現在状態エラー値に基づいて、第1の以前状態エ
    ラー値を生成する手段(270)と、 第2の現在状態エラー値に基づいて、第2の以前状態エ
    ラー値を生成する手段(300)と、 第2の現在状態エラー値を第1の現在状態エラー値でわ
    り算することにより、第1の中間値を生成する手段(2
    80、S6)と、 第1の現在状態エラー値を第1の以前状態エラー値でわ
    り算することにより、第2の中間値を生成する手段(2
    90)と、 第2の以前状態エラー値を第1の以前状態エラー値でわ
    り算することにより、第3の中間値を生成する手段(3
    10)と、 第1の中間値から第3の中間値を引き算することによ
    り、第4の中間値を生成する手段(320)と、 第3の現在状態エラー値を第1の現在状態エラー値でわ
    り算することにより、第5の中間値を生成する手段(2
    80、S6)と、 中間反復シーケンス値を保持する手段(340)と、 以前状態エラー探知シーケンス値を保持する手段(37
    0)と、 中間シーケンスの値を第2の中間値と掛け算することに
    より、第1の積の値を生成する手段(330)と、 以前状態エラー探知シーケンスの値を第1、第4または
    第5の中間値と選択的に掛け算することにより、第2の
    積の値を生成する手段(360)と、 第1の積の値、第2の積の値、以前状態エラー探知シー
    ケンス値および現在状態エラー探知保持手段中の値を選
    択的に加算することにより、新しい現在招待エラー探知
    シーケンス値を生成する手段(350)と、 現在状態エラー探知保持手段中の内容に基づく信号を生
    成する信号生成手段(380)と、 エラー探知シーケンス・ジェネレータの動作を制御する
    ための制御手段(235)とを有することを特徴とする
    請求項1記載のデコーダ。
  3. 【請求項3】 エラー探知シーケンス・ジェネレータ
    が、 シンドローム値のセットを受け取るためのシンドローム
    ・シフトレジスタ(210)と、 エラー探知シーケンス値を保持するエラー探知シフトレ
    ジスタ(230)と、 シンドローム・シフトレジスタおよびエラー探知シフト
    レジスタに接続されて、第1、第2および第3の現在状
    態エラー値を生成する手段(220、221、240、
    241)と、 エラー値生成手段に接続された第1の現在状態エラーレ
    ジスタ(250)と、 エラー値生成手段に接続された第2の現在状態エラーレ
    ジスタ(260)と、 エラー値生成手段に接続された第3の現在状態エラーレ
    ジスタ(265)と、 第1の現在状態エラーレジスタに接続された第1の以前
    状態エラーレジスタ(270)と、 第2の現在状態エラーレジスタに接続された第2の以前
    状態エラーレジスタ(300)と、 第2の現在状態エラーレジスタ中の値を第1の現在状態
    エラーレジスタ中の値でわり算した値に対応する値を生
    成する第1の手段(280、S6)と、 第3の現在状態エラーレジスタ中の値を第1の現在状態
    エラーレジスタ中の値でわり算した値に対応する値を生
    成する第2の手段(280、S6)と、 第1の現在状態エラーレジスタ中の値を第1の以前状態
    エラーレジスタ中の値でわり算した値に対応する値を生
    成する第1の除算器(290)と、 第2の以前状態エラーレジスタ中の値を第1の以前状態
    エラーレジスタ中の値でわり算した値に対応する値を生
    成する第2の除算器(310)と、 出力、減数入力、および被減数入力を有し、被減数入力
    が第1または第2の手段により生成される値を受け取る
    減算器(320)と、 入力および出力を有し、閉じた位置または開いた位置の
    いずれでも動作し、入力は第2の除算器により生成され
    る値を受け取り、出力は減算器の被減算入力と接続され
    ており、閉じた位置にあるときは、減算器の出力が第1
    の手段により生成される値を第2の除算器により生成さ
    れる値に対応し、開いた位置にあるときは、減算器の出
    力が第1または第2の手段により生成される値に対応す
    る第1のスイッチ(S2)と、 出力、第1の入力、および第2の入力を有し、第1の入
    力が減算器出力に接続された第1の乗算器(360)
    と、 入力および出力を有し、閉じた位置または開いた位置の
    いずれでも動作し、入力が第1の乗算器の出力に接続さ
    れた第2のスイッチ(S4)と、 出力、第1の入力、および第2の入力を有し、第1の入
    力が第1の除算器により生成された値を受け取る第2の
    乗算器(330)と、 第2の乗算器の第2の入力に接続された中間反復シフト
    レジスタ(340)と、 入力および出力を有し、閉じた位置または開いた位置の
    いずれでも動作し、入力は第2の乗算器の第2の出力に
    接続された第3のスイッチ(S3)と、 第1、第2および第3の入力および出力を有し、第1の
    入力は第2のスイッチ出力に接続され、第2のスイッチ
    が閉じた位置にあるときは、第1の乗算器出力における
    値が第2の入力に与えられ、開いた位置にあるときは、
    第1の乗算器出力は入力に接続されず、第2の入力が第
    3のスイッチ出力に接続され、第3のスイッチが閉じた
    位置にあるときは、第2の乗算器出力における値が第2
    の入力に与えられ、開いた位置にあるときは、第2の乗
    算器出力は入力に接続されず、第3の入力および出力が
    エラー探知シフトレジスタに接続される加算器(35
    0)と、 第2の乗算器の第2の入力および中間反復シフトレジス
    タに接続された以前状態エラー探知シフトレジスタ(3
    70)と、 出力および第1、第2の入力を有し、第1または第2の
    位置のいずれでも動作し、第1の入力および出力は以前
    状態エラー探知シフトレジスタに接続されており、第2
    の入力はエラー探知シフトレジスタに接続されており、
    第1の位置にあるときは、以前状態エラーレジスタはそ
    の内容のシフトされたバージョンでロードされることが
    でき、第2の位置にあるときは、以前状態エラーレジス
    タはエラー探知シフトレジスタの内容でロードされるこ
    とができるようにする第4のスイッチ(S5)と、 エラー値生成手段、第1および第2の手段、前記スイッ
    チ、前記シフトレジスタ、アキュムレータおよび第1の
    現在状態エラーレジスタに接続され、エラー探知シーケ
    ンス・ジェネレータの動作を制御する制御論理回路(2
    35)と、 エラー探知シフトレジスタに接続されて、生成されたエ
    ラー探知シーケンス値に対応する信号を生成する信号ジ
    ェネレータ(380)とを有することを特徴とする請求
    項1記載のデコーダ。
  4. 【請求項4】 受け取ったシンドローム値のセットを保
    持する手段(210)と、 現在状態エラー探知シーケンス値(Λ)を保持する手段
    (230)と、 シンドローム値とエラー探知シーケンス値を特定の順序
    で掛け算し、その結果を加算することにより、第1の現
    在状態エラー値を生成する手段(220、240、S
    1)と、 シンドローム値とエラー探知シーケンス値を第1の現在
    状態エラー値の場合と異なる特定の順序で掛け算し、そ
    の結果を加算することにより、第2の現在状態エラー値
    を生成する手段(220、240、S1)と、 シンドローム値とエラー探知シーケンス値を第1および
    第2の現在状態エラー値の場合と異なる特定の順序で掛
    け算し、その結果を加算することにより、第3の現在状
    態エラー値を生成する手段(221、241)と、 第1の現在状態エラー値に基づいて、第1の以前状態エ
    ラー値を生成する手段(270)と、 第2の現在状態エラー値に基づいて、第2の以前状態エ
    ラー値を生成する手段(300)と、 第2の現在状態エラー値を第1の現在状態エラー値でわ
    り算することにより、第1の中間値を生成する手段(2
    80、S6)と、 第1の現在状態エラー値を第1の以前状態エラー値でわ
    り算することにより、第2の中間値を生成する手段(2
    90)と、 第2の以前状態エラー値を第1の以前状態エラー値でわ
    り算することにより、第3の中間値を生成する手段(3
    10)と、 第1の中間値から第3の中間値を引き算することによ
    り、第4の中間値を生成する手段(320)と、 第3の現在状態エラー値を第1の現在状態エラー値でわ
    り算することにより、第5の中間値を生成する手段(2
    80、S6)と、 中間反復シーケンス値を保持する手段(340)と、 以前状態エラー探知シーケンス値を保持する手段(37
    0)と、 中間シーケンスの値を第2の中間値と掛け算することに
    より、第1の積の値を生成する手段(330)と、 以前状態エラー探知シーケンスの値を第1、第4または
    第5の中間値と選択的に掛け算することにより、第2の
    積の値を生成する手段(360)と、 第1の積の値、第2の積の値、以前状態エラー探知シー
    ケンス値および現在状態エラー探知保持手段中の値を選
    択的に加算することにより、新しい現在招待エラー探知
    シーケンス値を生成する手段(350)と、 現在状態エラー探知保持手段中の内容に基づく信号を生
    成する信号生成手段(380)と、 エラー探知シーケンス・ジェネレータの動作を制御する
    ための制御手段(235)とを有するエンコードされた
    データに基づくシンドローム・シーケンス値を含む信号
    を受け取り、エラー探知シーケンスに対応する信号を生
    成するエラー探知シーケンス・ジェネレータ。
  5. 【請求項5】 (A)符号化された情報に基づいてシン
    ドローム値(s)のセットを生成するステップと、 (B)反復減少エラー探知シーケンスジェネレータ法を
    用いて、シンドローム値(s)のセットに基づいてエラ
    ー探知シーケンス(Λ)に対応するエラー信号(λ)を
    生成するステップと、 (C)エラー探知シーケンスに基づいて情報ブロック中
    の正しくないシンボルの位置を示す信号を生成するステ
    ップと、 (D)シンドローム値のセット、エラー探知シーケン
    ス、正しくないシンボルの位置を示す信号に基づき、デ
    コードされた情報信号を生成するステップとを有する
    データシンボルを含む符号化された情報ブロック中にあ
    るエンコードされた情報をデコードするためのデコーデ
    ィング方法。
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