JPH0730741A - 光学式イメージスキャナ - Google Patents
光学式イメージスキャナInfo
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- JPH0730741A JPH0730741A JP5191834A JP19183493A JPH0730741A JP H0730741 A JPH0730741 A JP H0730741A JP 5191834 A JP5191834 A JP 5191834A JP 19183493 A JP19183493 A JP 19183493A JP H0730741 A JPH0730741 A JP H0730741A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 帳票において情報が記録されていない無効面
を自動的に識別し、無効面に関するデータを上位装置に
転送しないようにする。 【構成】 カウント手段は、帳票の各面ごとに、帳票の
背景地または記録情報に対応する2値データに変換され
た画素の数をカウントする。判定手段は、カウント手段
によってカウントされた画素の数に基づいて、帳票の面
が有効面であるかまたは無効面であるかを判定する。出
力制御手段は、有効面として判定された面に関するデー
タのみを上位装置に転送し、一方、無効面として判定さ
れた面に関するデータを無効化して上位装置に転送しな
いよう制御する。
を自動的に識別し、無効面に関するデータを上位装置に
転送しないようにする。 【構成】 カウント手段は、帳票の各面ごとに、帳票の
背景地または記録情報に対応する2値データに変換され
た画素の数をカウントする。判定手段は、カウント手段
によってカウントされた画素の数に基づいて、帳票の面
が有効面であるかまたは無効面であるかを判定する。出
力制御手段は、有効面として判定された面に関するデー
タのみを上位装置に転送し、一方、無効面として判定さ
れた面に関するデータを無効化して上位装置に転送しな
いよう制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学式イメージスキ
ャナに関し、特に、画像情報が記録されていない無効面
を自動的に識別して、無効面に関するデータは上位装置
に出力されないようにし、これにより、読取り処理速度
を大幅に高速化できるとともに、画像読取りデータを登
録するメモリの容量の無駄使いを防止できるようにした
ものに関する。
ャナに関し、特に、画像情報が記録されていない無効面
を自動的に識別して、無効面に関するデータは上位装置
に出力されないようにし、これにより、読取り処理速度
を大幅に高速化できるとともに、画像読取りデータを登
録するメモリの容量の無駄使いを防止できるようにした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】光学式イメージスキャナ(以下、単にイ
メージスキャナともいう)は、帳票に記録された画像情
報(大別して、文字情報と、写真等を含む文字以外の情
報(以下、これを図形情報という)とがある)を光学式
に読み取るものである。このようなイメージスキャナの
基本的な構成例は、図3において実線で示すようであ
る。つまり、このイメージスキャナにおいて、帳票2
(例えば背景地が白色とする)に対して照明光が照射さ
れ、帳票2からこの照明光が反射する。その反射光は、
レンズ3を介して、イメージセンサ4の光電面上に結像
される。該イメージセンサ4では、このように結像した
イメージを所定の線密度でアナログのビデオ信号に変換
する。このビデオ信号は、A/D変換器5によってディ
ジタルのビデオデータに変換された後、画像読取り処理
部6に入力される。
メージスキャナともいう)は、帳票に記録された画像情
報(大別して、文字情報と、写真等を含む文字以外の情
報(以下、これを図形情報という)とがある)を光学式
に読み取るものである。このようなイメージスキャナの
基本的な構成例は、図3において実線で示すようであ
る。つまり、このイメージスキャナにおいて、帳票2
(例えば背景地が白色とする)に対して照明光が照射さ
れ、帳票2からこの照明光が反射する。その反射光は、
レンズ3を介して、イメージセンサ4の光電面上に結像
される。該イメージセンサ4では、このように結像した
イメージを所定の線密度でアナログのビデオ信号に変換
する。このビデオ信号は、A/D変換器5によってディ
ジタルのビデオデータに変換された後、画像読取り処理
部6に入力される。
【0003】画像読取り処理部6において、前記ビデオ
データは、任意の白レベル補正、輪郭補正処理等が施さ
れた後、各画素ごとに例えば「黒」、「白」の2値デー
タに2値化される。そして、この2値データは、周知の
方法によって、文字および図形の認識処理が施される。
そして、この画像読取り処理部6での認識結果を示す読
取りデータは、データ出力部11に送られ、該出力部1
1を介して上位装置に出力されるようになっている。
データは、任意の白レベル補正、輪郭補正処理等が施さ
れた後、各画素ごとに例えば「黒」、「白」の2値デー
タに2値化される。そして、この2値データは、周知の
方法によって、文字および図形の認識処理が施される。
そして、この画像読取り処理部6での認識結果を示す読
取りデータは、データ出力部11に送られ、該出力部1
1を介して上位装置に出力されるようになっている。
【0004】ところで、このようなイメージスキャナと
しては、帳票の両面に記録された画像情報を同時に読み
取ることが可能な両面読取りタイプのものが従来より知
られている。つまり、両面読取りタイプのイメージスキ
ャナにおいては、帳票の第2の面に対応して、上記レン
ズ3、イメージセンサ4、A/D変換器5および画像読
取り処理部6がさらにもう一系統追加的に設けられてい
る(図3において、これら追加的に設けられた系統の構
成要素は一点鎖線ブロック12によってまとめて示され
ている)。データ出力部11は、第1の面および第2の
面に対応する2系統で共用されるようになっている。こ
うして、この両面読取りタイプのイメージスキャナで
は、帳票の第1の面および第2の面に関して、画像読取
り処理部6における読取り処理までの処理が並列的に行
われる。
しては、帳票の両面に記録された画像情報を同時に読み
取ることが可能な両面読取りタイプのものが従来より知
られている。つまり、両面読取りタイプのイメージスキ
ャナにおいては、帳票の第2の面に対応して、上記レン
ズ3、イメージセンサ4、A/D変換器5および画像読
取り処理部6がさらにもう一系統追加的に設けられてい
る(図3において、これら追加的に設けられた系統の構
成要素は一点鎖線ブロック12によってまとめて示され
ている)。データ出力部11は、第1の面および第2の
面に対応する2系統で共用されるようになっている。こ
うして、この両面読取りタイプのイメージスキャナで
は、帳票の第1の面および第2の面に関して、画像読取
り処理部6における読取り処理までの処理が並列的に行
われる。
【0005】画像読取り処理部6での処理の後、先ず、
第1の面に関する読取りデータが、データ出力部11を
介して上位装置に出力される。その間、第2の面に関す
る読取りデータは、図示しないメモリに一時記憶され
る。第1の面に関する読取りデータの出力が完了する
と、次に、第2の面に関する読取りデータが、前記メモ
リから読み出され、データ出力部11を介して上位装置
に出力されるようになっている。さらに、前記両面読取
りタイプのイメージスキャナにあっては、読み取るべき
帳票が、片面のみに画像情報が記録された帳票(片面記
録帳票)であるか、または、両面に画像情報が記録され
た帳票(両面記録帳票)であるかに応じて、ユーザがそ
の読取り動作モードを指定する操作を行うようになって
いる。つまり、片面記録帳票については片面読取りモー
ドを指定し、両面記録帳票については両面読取りモード
を指定することになり、片面読取りモードが指定されて
いるときには、両面記録帳票の両面を読み取ることはで
きないことになる。
第1の面に関する読取りデータが、データ出力部11を
介して上位装置に出力される。その間、第2の面に関す
る読取りデータは、図示しないメモリに一時記憶され
る。第1の面に関する読取りデータの出力が完了する
と、次に、第2の面に関する読取りデータが、前記メモ
リから読み出され、データ出力部11を介して上位装置
に出力されるようになっている。さらに、前記両面読取
りタイプのイメージスキャナにあっては、読み取るべき
帳票が、片面のみに画像情報が記録された帳票(片面記
録帳票)であるか、または、両面に画像情報が記録され
た帳票(両面記録帳票)であるかに応じて、ユーザがそ
の読取り動作モードを指定する操作を行うようになって
いる。つまり、片面記録帳票については片面読取りモー
ドを指定し、両面記録帳票については両面読取りモード
を指定することになり、片面読取りモードが指定されて
いるときには、両面記録帳票の両面を読み取ることはで
きないことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記タイプの
従来のイメージスキャナにおいては、例えばオペレータ
の読取りモード指定ミスなどによって両面読取りモード
のまま片面記録帳票の読取りが行われると、該片面記録
帳票における画像情報がまったく記録されていない方の
面(白紙面つまり無効面)から読み取った無効読取りデ
ータも、データ出力部11を介して上位装置に出力さ
れ、該上位装置側のメモリに登録されることになる。こ
のように無効読取りデータを上位装置に出力すること
は、無駄な処理時間を要するだけではなく、上位装置側
のメモリ容量を無駄に使用することにもなる。特に、片
面記録帳票と両面記録帳票とが不規則に混在した多数の
帳票を読み取る場合、帳票の種類が代わる度に、その種
類を確認して、光学式イメージスキャナの動作モードを
正確に切り替えなければならず、これは、大変面倒であ
るばかりでなく、かなりの時間の無駄を招いている。従
って、従来の両面読取りタイプのイメージスキャナで
は、処理速度を高速化し、読取りデータを登録するメモ
リ容量の無駄使いを防止することはできず、また、モー
ド指定操作が面倒であった。
従来のイメージスキャナにおいては、例えばオペレータ
の読取りモード指定ミスなどによって両面読取りモード
のまま片面記録帳票の読取りが行われると、該片面記録
帳票における画像情報がまったく記録されていない方の
面(白紙面つまり無効面)から読み取った無効読取りデ
ータも、データ出力部11を介して上位装置に出力さ
れ、該上位装置側のメモリに登録されることになる。こ
のように無効読取りデータを上位装置に出力すること
は、無駄な処理時間を要するだけではなく、上位装置側
のメモリ容量を無駄に使用することにもなる。特に、片
面記録帳票と両面記録帳票とが不規則に混在した多数の
帳票を読み取る場合、帳票の種類が代わる度に、その種
類を確認して、光学式イメージスキャナの動作モードを
正確に切り替えなければならず、これは、大変面倒であ
るばかりでなく、かなりの時間の無駄を招いている。従
って、従来の両面読取りタイプのイメージスキャナで
は、処理速度を高速化し、読取りデータを登録するメモ
リ容量の無駄使いを防止することはできず、また、モー
ド指定操作が面倒であった。
【0007】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、簡単に、読取り処理速度を大幅に高速化でき、且
つ、読取りデータを登録するメモリの容量の無駄使いを
防止できるようにした光学式イメージスキャナを提供し
ようとするものである。
で、簡単に、読取り処理速度を大幅に高速化でき、且
つ、読取りデータを登録するメモリの容量の無駄使いを
防止できるようにした光学式イメージスキャナを提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、この発明に係る光学式イメージスキャナは、帳票を
光学的に走査する走査手段と、前記走査手段の走査によ
って得られたアナログのビデオ信号をディジタルのビデ
オデータに変換するアナログ・ディジタル変換手段と、
前記ビデオデータを2値データに変換する2値化手段
と、前記2値データに基づいて所定の画像読取り処理を
行う読取り手段とを備える光学式イメージスキャナであ
って、前記帳票ごとに、該帳票の面の背景地に対応する
2値データに変換された画素の数をカウントするカウン
ト手段と、前記カウント手段によってカウントされた画
素の数が所定値より小さい場合、前記帳票の面を有効面
として判定し、前記カウントされた画素の数が所定値よ
り大きい場合、前記面を無効面として判定する判定手段
と、前記有効面と判定された面に関して前記読取り手段
によって画像読取り処理されたデータのみを上位装置に
出力し、前記無効面と判定された面に関するデータを上
位装置に出力することなく無効化する出力制御手段とを
具備するものである。
め、この発明に係る光学式イメージスキャナは、帳票を
光学的に走査する走査手段と、前記走査手段の走査によ
って得られたアナログのビデオ信号をディジタルのビデ
オデータに変換するアナログ・ディジタル変換手段と、
前記ビデオデータを2値データに変換する2値化手段
と、前記2値データに基づいて所定の画像読取り処理を
行う読取り手段とを備える光学式イメージスキャナであ
って、前記帳票ごとに、該帳票の面の背景地に対応する
2値データに変換された画素の数をカウントするカウン
ト手段と、前記カウント手段によってカウントされた画
素の数が所定値より小さい場合、前記帳票の面を有効面
として判定し、前記カウントされた画素の数が所定値よ
り大きい場合、前記面を無効面として判定する判定手段
と、前記有効面と判定された面に関して前記読取り手段
によって画像読取り処理されたデータのみを上位装置に
出力し、前記無効面と判定された面に関するデータを上
位装置に出力することなく無効化する出力制御手段とを
具備するものである。
【0009】
【作用】カウント手段は、各帳票ごとに、該帳票の面の
背景地の色に対応する2値データに変換された画素の数
をカウントする。判定手段は、前記カウント手段によっ
てカウントされた画素の数が所定値より小さい場合、そ
の帳票の面を有効面として判定し、前記背景地に対応す
る画素の数が所定値より大きい場合、その帳票の面を無
効面として判定する。出力制御手段は、前記有効面とし
て判定された面に関して認識処理されたデータのみを上
位装置に出力し、一方、前記無効面として判定された面
に関するデータを無効化して上位装置に出力しないよう
制御する。
背景地の色に対応する2値データに変換された画素の数
をカウントする。判定手段は、前記カウント手段によっ
てカウントされた画素の数が所定値より小さい場合、そ
の帳票の面を有効面として判定し、前記背景地に対応す
る画素の数が所定値より大きい場合、その帳票の面を無
効面として判定する。出力制御手段は、前記有効面とし
て判定された面に関して認識処理されたデータのみを上
位装置に出力し、一方、前記無効面として判定された面
に関するデータを無効化して上位装置に出力しないよう
制御する。
【0010】以上のように、この発明にあっては、情報
が記録されていない無効面が、判定手段による判定によ
って自動的に識別され、この識別に基づいた制御が行な
われるようになっている。有効面として判定された面に
関して画像読取り処理されたデータのみが上位装置に出
力され、無効面として判定された面に関するデータは上
位装置に出力されないので、処理速度を大幅に高速化で
き、上位装置側のメモリ容量の無駄使いを効果的に防止
できる。
が記録されていない無効面が、判定手段による判定によ
って自動的に識別され、この識別に基づいた制御が行な
われるようになっている。有効面として判定された面に
関して画像読取り処理されたデータのみが上位装置に出
力され、無効面として判定された面に関するデータは上
位装置に出力されないので、処理速度を大幅に高速化で
き、上位装置側のメモリ容量の無駄使いを効果的に防止
できる。
【0011】また、この発明の第2の観点に従うと、カ
ウント手段は、各帳票ごとに、該帳票の面に記録される
情報の色に対応する2値データに変換された画素の数を
カウントする。この場合、判定手段は、前記カウント手
段によってカウントされた記録情報に対応する画素の数
が所定値より大きい場合、その帳票の面を有効面として
判定し、前記背景地に対応する画素の数が所定値より小
さい場合、その帳票の面を無効面として判定するように
なっている。こうして、上述と同様な効果が実現され
る。なお、このような構成の発明は、両面読取りタイプ
の光学式イメージスキャナと、片面読取りタイプの光学
式イメージスキャナとの両方に有効に適用可能である。
特に、両面読取りタイプに適用した場合、面倒で時間の
かかる読取りモード指定操作を行なう必要がなくなる。
ウント手段は、各帳票ごとに、該帳票の面に記録される
情報の色に対応する2値データに変換された画素の数を
カウントする。この場合、判定手段は、前記カウント手
段によってカウントされた記録情報に対応する画素の数
が所定値より大きい場合、その帳票の面を有効面として
判定し、前記背景地に対応する画素の数が所定値より小
さい場合、その帳票の面を無効面として判定するように
なっている。こうして、上述と同様な効果が実現され
る。なお、このような構成の発明は、両面読取りタイプ
の光学式イメージスキャナと、片面読取りタイプの光学
式イメージスキャナとの両方に有効に適用可能である。
特に、両面読取りタイプに適用した場合、面倒で時間の
かかる読取りモード指定操作を行なう必要がなくなる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明を詳細に
説明する。図1は、この発明の一実施例を適用した両面
読取りタイプのイメージスキャナのハードウエア構成を
例示するブロック図である。図1において図3と同一の
符号を付した要素は、同図のものと同等の機能を実行す
るものである。このイメージスキャナにあっては、読み
取るべき帳票2の両面、つまり、第1の面および第2の
面に対応して、各々同様な機能を実行する第1の読取り
系統RS1および第2の読取り系統RS2が設けられて
いる。
説明する。図1は、この発明の一実施例を適用した両面
読取りタイプのイメージスキャナのハードウエア構成を
例示するブロック図である。図1において図3と同一の
符号を付した要素は、同図のものと同等の機能を実行す
るものである。このイメージスキャナにあっては、読み
取るべき帳票2の両面、つまり、第1の面および第2の
面に対応して、各々同様な機能を実行する第1の読取り
系統RS1および第2の読取り系統RS2が設けられて
いる。
【0013】すなわち、各読取り系統RS1,RS2に
おいて、帳票2(この実施例では、例えば白地の帳票と
する)の対応する面(第1の面または第2の面、以下、
対応面という)に対して照明光が照射され、該対応面か
らこの照明光が反射する。該反射光は、レンズ3を介し
て、CCDセンサ等のイメージセンサ4の光電面上に結
像される。該イメージセンサ4では、このように結像し
たイメージを所定の線密度でアナログのビデオ信号に変
換する。このビデオ信号は、A/D変換器5によってデ
ィジタルのビデオデータに変換された後、画像読取り処
理部16に入力される。
おいて、帳票2(この実施例では、例えば白地の帳票と
する)の対応する面(第1の面または第2の面、以下、
対応面という)に対して照明光が照射され、該対応面か
らこの照明光が反射する。該反射光は、レンズ3を介し
て、CCDセンサ等のイメージセンサ4の光電面上に結
像される。該イメージセンサ4では、このように結像し
たイメージを所定の線密度でアナログのビデオ信号に変
換する。このビデオ信号は、A/D変換器5によってデ
ィジタルのビデオデータに変換された後、画像読取り処
理部16に入力される。
【0014】画像読取り処理部16において、前記ビデ
オデータは、白レベルの補正を行うための処理、輪郭を
鮮明化する補正を行うための処理等が施された後、各画
素ごとに例えば「黒」、「白」の2値データに2値化さ
れる。つまり、この例では、背景地が「白」の2値デー
タに、記録画像情報が「黒」の2値データに変換される
ようになっている。この2値化は、通常の2値化回路1
7およびディザ処理回路18において行われる。前記通
常の2値化回路17では、固定のしきい値を用いて前記
ビデオデータを2値化するものであり、文字情報を適確
に2値化することができる。また、ディザ処理回路18
は、例えば4×4画素のマトリクスからなるディザパタ
ーンによって周期的に変化するしきい値を用いて前記ビ
デオデータを2値化するものであり、中間階調を含む写
真等の図形情報を適確に2値化することができる。
オデータは、白レベルの補正を行うための処理、輪郭を
鮮明化する補正を行うための処理等が施された後、各画
素ごとに例えば「黒」、「白」の2値データに2値化さ
れる。つまり、この例では、背景地が「白」の2値デー
タに、記録画像情報が「黒」の2値データに変換される
ようになっている。この2値化は、通常の2値化回路1
7およびディザ処理回路18において行われる。前記通
常の2値化回路17では、固定のしきい値を用いて前記
ビデオデータを2値化するものであり、文字情報を適確
に2値化することができる。また、ディザ処理回路18
は、例えば4×4画素のマトリクスからなるディザパタ
ーンによって周期的に変化するしきい値を用いて前記ビ
デオデータを2値化するものであり、中間階調を含む写
真等の図形情報を適確に2値化することができる。
【0015】このようにして得られた2値データは、認
識部20において、周知の方法によって、文字および図
形の認識処理が施される。こうして、画像読取り処理部
16からは、認識処理が施された読取りデータが出力さ
れるようになっている。このようにして、第1の読取り
系統RS1の画像読取り処理部16からは、第1の面に
ついての読取りデータD1が出力され、第2の読取り系
統RS2の画像読取り処理部16からは、第2の面につ
いての読取りデータD2が出力される。第1の面につい
ての読取りデータD1は、データ出力部24に直接与え
られ、該出力部24から上位装置に出力されるようにな
っている。また、第2の面についての読取りデータD2
は、いったんRAM26に一時記憶され、前記第1の面
についての読取りデータD1が上位装置に出力され終わ
るのを待って、RAM26から読み出され、前記出力部
24から上位装置に出力されるようになっている。
識部20において、周知の方法によって、文字および図
形の認識処理が施される。こうして、画像読取り処理部
16からは、認識処理が施された読取りデータが出力さ
れるようになっている。このようにして、第1の読取り
系統RS1の画像読取り処理部16からは、第1の面に
ついての読取りデータD1が出力され、第2の読取り系
統RS2の画像読取り処理部16からは、第2の面につ
いての読取りデータD2が出力される。第1の面につい
ての読取りデータD1は、データ出力部24に直接与え
られ、該出力部24から上位装置に出力されるようにな
っている。また、第2の面についての読取りデータD2
は、いったんRAM26に一時記憶され、前記第1の面
についての読取りデータD1が上位装置に出力され終わ
るのを待って、RAM26から読み出され、前記出力部
24から上位装置に出力されるようになっている。
【0016】さらに、この実施例では、最も重要な特徴
として、各読取り系統RS1およびRS2ごとに、無効
面識別部22が設けられている。この無効識別部22
は、前記読取りデータD1またはD2を取り込んで、有
効な画像情報が全く記載されていない無効面を識別する
ものである。
として、各読取り系統RS1およびRS2ごとに、無効
面識別部22が設けられている。この無効識別部22
は、前記読取りデータD1またはD2を取り込んで、有
効な画像情報が全く記載されていない無効面を識別する
ものである。
【0017】より詳しくは、図2に例示するように、こ
の無効面識別部22では、前記対応面における所定のサ
イズ(例えば、4画素×4ライン)の各ブロックごと
に、画素カウンタ22aによって、対応面の白地に対応
する2値データに変換された画素(白画素)の数をカウ
ントする。そして、ブロック判定回路22bによって、
前記各ブロックの白画素カウント値が所定値以上の場合
そのブロックを白ブロックと判定する。ブロックカウン
タ22cは、白ブロックと判定されたブロックの数をカ
ウントする。こうして、面判定回路22dは、対応面に
おけるすべてのブロックが白ブロックである場合が白ブ
ロックである場合、その対応面が無効面であると判定し
て無効面信号INを出力し、そうでない場合、有効面信
号VAを出力する。このようにして、後述する目的で、
帳票2の第1の面および第2の面について得られた無効
面検出信号INまたは有効面信号VAが、共通のデータ
出力部24に送られるようになっている。
の無効面識別部22では、前記対応面における所定のサ
イズ(例えば、4画素×4ライン)の各ブロックごと
に、画素カウンタ22aによって、対応面の白地に対応
する2値データに変換された画素(白画素)の数をカウ
ントする。そして、ブロック判定回路22bによって、
前記各ブロックの白画素カウント値が所定値以上の場合
そのブロックを白ブロックと判定する。ブロックカウン
タ22cは、白ブロックと判定されたブロックの数をカ
ウントする。こうして、面判定回路22dは、対応面に
おけるすべてのブロックが白ブロックである場合が白ブ
ロックである場合、その対応面が無効面であると判定し
て無効面信号INを出力し、そうでない場合、有効面信
号VAを出力する。このようにして、後述する目的で、
帳票2の第1の面および第2の面について得られた無効
面検出信号INまたは有効面信号VAが、共通のデータ
出力部24に送られるようになっている。
【0018】この際、例えば、第1の面について無効面
信号INが送られ、第2の面について有効面信号VAが
送られた場合、データ出力部24では、第1の面につい
ての読取りデータD1を上位装置に出力することなく、
第1の面が無効面であることを示すコードのみを上位装
置に出力し、しかる後、第2の面についての読取りデー
タD2をRAM26から読み出して上位装置に出力す
る。逆に、第1の面について有効面信号VAが送られ、
第2の面について無効面信号INが送られた場合、デー
タ出力部24では、第1の面についての読取りデータD
1をRAM26から読み出して上位装置に出力し、しか
る後、第2の面についての読取りデータD2を上位装置
に出力することなく、第2の面が無効面であることを示
すコードのみを上位装置に出力する。
信号INが送られ、第2の面について有効面信号VAが
送られた場合、データ出力部24では、第1の面につい
ての読取りデータD1を上位装置に出力することなく、
第1の面が無効面であることを示すコードのみを上位装
置に出力し、しかる後、第2の面についての読取りデー
タD2をRAM26から読み出して上位装置に出力す
る。逆に、第1の面について有効面信号VAが送られ、
第2の面について無効面信号INが送られた場合、デー
タ出力部24では、第1の面についての読取りデータD
1をRAM26から読み出して上位装置に出力し、しか
る後、第2の面についての読取りデータD2を上位装置
に出力することなく、第2の面が無効面であることを示
すコードのみを上位装置に出力する。
【0019】なお、変更例として、無効面識別部22に
おいては、上述のように背景地に対応する2値データに
変換された画素(白画素)をカウントする代わりに、記
録画像情報に対応する2値データに変換された画素(黒
画素)をカウントするようにしてもよい。つまり、この
例では、カウントされた画素の数が所定値より小さい場
合に白ブロック判定がなされ、すべてのブロックが白ブ
ロックである場合に無効面の判定がなされることにな
る。なお、この発明は、上述した両面読取りタイプの光
学式イメージスキャナに限らず、片面読取りタイプの光
学式イメージスキャナにも有効に適用可能である。
おいては、上述のように背景地に対応する2値データに
変換された画素(白画素)をカウントする代わりに、記
録画像情報に対応する2値データに変換された画素(黒
画素)をカウントするようにしてもよい。つまり、この
例では、カウントされた画素の数が所定値より小さい場
合に白ブロック判定がなされ、すべてのブロックが白ブ
ロックである場合に無効面の判定がなされることにな
る。なお、この発明は、上述した両面読取りタイプの光
学式イメージスキャナに限らず、片面読取りタイプの光
学式イメージスキャナにも有効に適用可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、情
報が記録されていない無効面が自動的に識別され、無効
面に関するデータは上位装置に出力されないので、処理
速度を大幅に高速化でき、上位装置側のメモリ容量の無
駄使いを効果的に防止できる、という優れた効果を奏す
る。また、特に、この発明を両面読取りタイプの光学式
イメージスキャナに適用した場合、面倒で時間のかかる
読取りモード指定操作を行なう必要がなくなる、という
効果も併せて達成される。
報が記録されていない無効面が自動的に識別され、無効
面に関するデータは上位装置に出力されないので、処理
速度を大幅に高速化でき、上位装置側のメモリ容量の無
駄使いを効果的に防止できる、という優れた効果を奏す
る。また、特に、この発明を両面読取りタイプの光学式
イメージスキャナに適用した場合、面倒で時間のかかる
読取りモード指定操作を行なう必要がなくなる、という
効果も併せて達成される。
【図1】この発明の一実施例に係る両面読取りタイプの
光学式イメージスキャナのハードウエア構成を示すブロ
ック図。
光学式イメージスキャナのハードウエア構成を示すブロ
ック図。
【図2】図1に示した無効面識別部の詳細例を示すブロ
ック図。
ック図。
【図3】従来の光学式イメージスキャナを説明する図。
4 イメージセンサ 5 A/D変換器 17 2値化回路 18 ディザ処理回路 20 認識部 22 無効面識別部 22a 画素カウンタ 22b ブロック判定回路 22c ブロックカウンタ 22d 面判定回路 24 データ出力部
Claims (2)
- 【請求項1】 帳票を光学的に走査する走査手段と、前
記走査手段の走査によって得られたアナログのビデオ信
号をディジタルのビデオデータに変換するアナログ・デ
ィジタル変換手段と、前記ビデオデータを2値データに
変換する2値化手段と、前記2値データに基づいて所定
の画像読取り処理を行う読取り手段とを備える光学式イ
メージスキャナであって、 前記帳票ごとに、該帳票の面の背景地に対応する2値デ
ータに変換された画素の数をカウントするカウント手段
と、 前記カウント手段によってカウントされた画素の数が所
定値より小さい場合、前記帳票の面を有効面として判定
し、前記カウントされた画素の数が所定値より大きい場
合、前記面を無効面として判定する判定手段と、 前記有効面と判定された面に関して前記読取り手段によ
って画像読取り処理されたデータのみを上位装置に出力
し、前記無効面と判定された面に関するデータを上位装
置に出力することなく無効化する出力制御手段とを具備
する光学式イメージスキャナ。 - 【請求項2】 帳票を光学的に走査する走査手段と、前
記走査手段の走査によって得られたアナログのビデオ信
号をディジタルのビデオデータに変換するアナログ・デ
ィジタル変換手段と、前記ビデオデータを2値データに
変換する2値化手段と、前記2値データに基づいて所定
の画像読取り処理を行う読取り手段とを備える光学式イ
メージスキャナであって、 前記帳票ごとに、該帳票の面に記録される情報に対応す
る2値データに変換された画素の数をカウントするカウ
ント手段と、 前記カウント手段によってカウントされた画素の数が所
定値より大きい場合、前記帳票の面を有効面として判定
し、前記カウントされた画素の数が所定値より小さい場
合、前記面を無効面として判定する判定手段と、 前記有効面と判定された面に関して前記読取り手段によ
って画像読取り処理されたデータのみを上位装置に出力
し、前記無効面と判定された面に関するデータを上位装
置に出力することなく無効化する出力制御手段とを具備
する光学式イメージスキャナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5191834A JPH0730741A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 光学式イメージスキャナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5191834A JPH0730741A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 光学式イメージスキャナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730741A true JPH0730741A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=16281298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5191834A Pending JPH0730741A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 光学式イメージスキャナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730741A (ja) |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP5191834A patent/JPH0730741A/ja active Pending
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