JPH0730737A - ファクシミリ受信装置 - Google Patents

ファクシミリ受信装置

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JPH0730737A
JPH0730737A JP5193927A JP19392793A JPH0730737A JP H0730737 A JPH0730737 A JP H0730737A JP 5193927 A JP5193927 A JP 5193927A JP 19392793 A JP19392793 A JP 19392793A JP H0730737 A JPH0730737 A JP H0730737A
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JP
Japan
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facsimile
password
voice response
line
control circuit
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JP5193927A
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Inventor
So Akazawa
創 赤沢
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ファクシミリOCR装置へのファ
クシミリ通信による帳票等の入力時に不正使用者を排除
するファクシミリ受信装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 サービスセンター12内に回線切換装置15
と音声応答照合装置16を設け、回線切換装置15によ
り着信待機時は、回線を音声応答照合装置16側に接続
し、ファクシミリ装置11からの着信時には、音声応答
照合装置16が音声メッセージにより顧客番号とパスワ
ードの入力をファクシミリ装置11に伝達し、送信され
るパスワードを照合してサービスセンター12の利用を
許可された顧客か否かを判別した後、回線切換装置15
により回線をファクシミリOCR装置17側に接続し、
ファクシミリ装置11から送信されるファクシミリ送信
データの受信を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリOCR装
置に好適なファクシミリ受信装置に係り、詳細には、着
信時に音声応答によりパスワードを照合して不正使用者
を排除するファクシミリ受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ホームバンキングシステムや会員
制のファクシミリ通信販売システム等のファクシミリ通
信を利用したファクシミリサービスシステムにおいて
は、遠隔地の顧客はファクシミリ装置を入力装置として
利用し、そのファクシミリ装置からOCR帳票等をサー
ビスセンターに送信することによって、自宅に居ながら
にして振込や注文が行えるようになっている。
【0003】また、顧客からのファクシミリ通信を受信
するサービスセンターでは、回線に接続したファクシミ
リ受信装置によって受信した画像信号の文字コードを認
識し、その認識したデータをホスト装置に転送するよう
になっている。
【0004】このサービスセンターに設置されるファク
シミリ受信装置は、従来のOCR(Optical Character
Reader:光学式文字読取装置)としての機能を持つこと
からファクシミリOCR装置と呼ばれている。
【0005】このようなファクシミリ通信を利用したフ
ァクシミリサービスシステムの具体的構成例を図5に示
す。
【0006】図5において、1は、顧客宅内に設置され
るファクシミリ装置であり、電話器2が接続されてい
る。このファクシミリ装置1は、回線網3に接続され、
回線網3にはセンター側のファクシミリOCR装置4が
接続されている。
【0007】ファクシミリOCR装置4は、回線網3か
らの着信を検出して回線接続手順を制御する回線制御回
路4aと、回線制御回路4aによる回線接続を受けてフ
ァクシミリ受信手順を実行して画像信号を受信するファ
クシミリ受信制御回路4bと、ファクシミリ受信制御回
路4bが受信した画像信号を所定のファイル形式で格納
するファクシミリ受信ファイル4cと、ファクシミリ受
信ファイル4cに格納されている画像信号に含まれる文
字データの認識処理を実行する文字認識制御回路4d
と、ファクシミリ受信制御回路4b、ファクシミリ受信
ファイル4c及び文字認識制御回路4dの各動作を制御
するとともに、文字認識制御回路4dにより文字認識さ
れた文字コードデータをホスト装置5に出力する制御回
路4eとにより構成される。
【0008】ホスト装置5は、ファクシミリOCR装置
4から出力される文字コードデータを受けるデータ入力
回路5a等により構成される。
【0009】この図5において、顧客は、宅内に設置さ
れたファクシミリ装置1に接続された電話器2によりセ
ンターに発呼した後、センター側の着信応答に続いてフ
ァクシミリ装置1で必要事項を記入したOCR帳票等を
読み取らせてセンターに送信する。
【0010】センターでは、ファクシミリ装置1からフ
ァクシミリ送信される画像信号をファクシミリOCR装
置4で文字認識処理し、認識した文字コードデータをホ
スト装置5に出力して所定の処理が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ通信を利用したファクシミリサ
ービスシステムにあっては、以下に述べる問題点があっ
た。
【0012】顧客が利用するファクシミリ装置は、遠
隔地からの入力であるため不正入力が行われる可能性が
ある。
【0013】ファクシミリ装置が、公衆回線網を経由
する場合、顧客に設置される専用のファクシミリ装置と
は別のファクシミリ装置を使って不正入力が行われる可
能性がある。
【0014】上記従来のホームバンキングシステムや会
員制のファクシミリ通信販売システム等では、これらの
不正使用を防止するため、パスワード照合等による本人
確認操作が必須となっている。
【0015】この本人確認の条件を満足させるため、従
来のシステムでは、入力帳票にパスワードを記入させた
り、ファクシミリ送信後に再度電話をかけ直し、音声応
答によってパスワードを入力させる方法が提案されてい
るが、前者の方法は、パスワードの秘匿性が十分でな
く、後者の方法は、センター側が一旦、ファクシミリ送
信を受信してしまう点と、発呼操作が2通話分となり、
操作性と通話料金の点で問題があった。
【0016】本発明の課題は、ファクシミリOCR装置
へのファクシミリ通信による帳票等の入力時に不正使用
者を排除するファクシミリ受信装置を提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、回線網に接続
され、該回線網を介してファクシミリ送信装置からファ
クシミリ通信により送信される画像情報を受信する受信
手段と、この受信手段が受信した画像情報から文字情報
を認識し、文字コードデータを出力する文字認識手段
と、を備えたファクシミリ受信装置において、前記ファ
クシミリ送信装置毎のパスワードを記憶する記憶手段
と、前記ファクシミリ送信装置からの着信時にパスワー
ドの送信を要求する音声応答信号を出力する音声応答手
段と、この音声応答手段から出力される音声応答信号に
応じて前記ファクシミリ送信装置から送信されるパスワ
ードを記憶手段に記憶されたパスワードと一致するか否
かを判別する判別手段と、前記回線網に対して前記受信
手段と前記音声応答手段とを択一的に切換えて接続する
切換手段と、前記ファクシミリ送信装置からの着信時
は、切換手段により前記回線網を前記音声応答手段に接
続し、前記判別手段によりパスワードの一致が判別され
た時、切換手段により回線網を前記受信手段に切換えて
接続し、該ファクシミリ送信装置から送信される画像情
報を受信する制御手段と、を具備したことを特徴として
いる。
【0018】
【作用】本発明によれば、ファクシミリ送信装置からの
着信時は、切換手段により回線網が音声応答手段に接続
され、音声応答手段によりパスワードの送信を要求する
音声応答信号が出力され、この音声応答信号に応じてフ
ァクシミリ送信装置から送信されるパスワードと記憶手
段に記憶されたパスワードが一致するか否かが判別手段
により判別され、パスワードの一致が判別された時、制
御手段により回線網が受信手段に接続するように該切換
手段が切換えられ、該ファクシミリ送信装置から送信さ
れる画像情報が受信される。
【0019】したがって、ファクシミリ送信装置側で
は、入力帳票にパスワードを記入したり、ファクシミリ
送信後に再度電話をかけ直し、音声応答によってパスワ
ードを入力するという手間を省略することができ、パス
ワードの秘匿性を十分確保することができ、発呼操作が
1通話分で済むようになる。
【0020】その結果、ファクシミリサービスシステム
の保安性及び操作性を改善し、通話料金も低く抑えるこ
とができる。
【0021】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して実施例を説明す
る。
【0022】図1〜図3は、本発明のファクシミリ受信
装置を適用したファクシミリサービスシステムの第1実
施例を示す図である。
【0023】まず、構成を説明する。図1は、ファクシ
ミリサービスシステム10のブロック構成図である。こ
の図1において、ファクシミリサービスシステム10
は、顧客の宅内に設置されたファクシミリ装置11とサ
ービスセンター12が交換網13に接続されている。
【0024】ファクシミリ装置11には、テンキーを備
えた電話器14が接続され、この電話器14によりサー
ビスセンター12に発呼し、サービスセンター12から
の着信音声応答に応じてファクシミリ装置1に設定され
ているパスワードを電話器14におけるテンキー操作に
より発信する。なお、サービスセンター12の電話番号
及びファクシミリ装置11のパスワードは、DTMF
(Dual Tone Multi Fre-quency)トーンにより発信する
ものとする。
【0025】ファクシミリ装置11は、図示しないスキ
ャナ部、符号化部、ファクシミリ通信制御部等により構
成され、サービスセンター12との間でパスワード照合
による発呼時の通信手順が終了すると、所定の帳票形式
の用紙に必要事項を書込んだOCR帳票等が原稿読取位
置にセットされると、そのOCR帳票紙面の画像をスキ
ャナ部により1ラインづつ走査して読み取り、読み取っ
た画像データを符号化部により所定の符号化方式で符号
化(圧縮)し、符号化した画像データをファクシミリ通
信制御部によりファクシミリ送信信号としてサービスセ
ンター12に送信する。
【0026】サービスセンター12は、回線切換装置1
5、音声応答照合装置16、ファクシミリOCR装置1
7及びホスト装置18により構成される。
【0027】回線切換装置15は、音声応答照合装置1
6から入力される切換信号を検知して切換検知信号を切
換回路15b及びリンギング信号発生回路15cに出力
する切換信号検知回路15aと、切換信号検知回路15
aから入力される切換検知信号に応じて切換スイッチS
Wを切換え制御し、交換網13と接続する回線を音声応
答照合装置16側とファクシミリOCR装置17側に択
一的に切換えて接続する切換回路15bと、切換信号検
知回路15aから入力される切換検知信号に応じてリン
ギング信号を発生してファクシミリOCR装置17に出
力するリンギング信号発生回路15cとにより構成され
る。
【0028】なお、切換回路15bは、ファクシミリ装
置11からの着信を待機している時は、切換スイッチS
Wを音声応答照合装置16側に切換えて回線を接続し、
着信後に音声応答照合装置16から入力される切換信号
に応じて切換信号検知回路15aから入力される切換検
知信号により切換スイッチSWをファクシミリOCR装
置17側に切換えて回線を接続する。
【0029】また、回線切換装置15内にリンギング信
号発生回路15cを付加することによって、サービスセ
ンター12は、回線切換時にリンギング信号を発生させ
ることにより切換える回線に対して、ファクシミリOD
R装置17にあたかも着信があったかのように振る舞う
ことができる機能を有する。
【0030】音声応答照合装置16は、回線制御回路1
6a、回線切換信号発生回路16b、DTMF信号認識
回路16c、音声出力制御回路16d、制御回路16
e、メッセージファイル16f及びパスワード記憶ファ
イル16gにより構成される。回線制御回路16aは、
ファクシミリ装置11との間でファクシミリ制御信号を
交換してファクシミリ通信制御手順を実行し、交換網1
3を通してファクシミリ装置11から送信されるDTM
F信号を受信してDTMF信号認識回路16cに出力
し、回線切換信号発生回路16bから入力される回線切
換信号を回線切換装置15内の切換信号検知回路15a
に出力するとともに、音声出力制御回路16dから入力
される音声信号を回線切換装置15に出力する。
【0031】回線切換信号発生回路16bは、制御回路
16eから入力される回線切換指示に応じて回線切換信
号を発生して回線制御回路16aに出力する。
【0032】DTMF信号認識回路16cは、回線制御
回路16aから入力されるDTMF信号の信号内容を認
識し、すなわち、ファクシミリ装置11からDTMF信
号で送信されるパスワードを認識し、その認識内容を制
御回路16eに出力する。
【0033】音声出力制御回路16dは、制御回路16
eからの指示に応じてメッセージファイルから音声メッ
セージデータを読み出し、その音声メッセージデータに
基づいて音声信号を生成して回線制御回路16aに出力
する。
【0034】制御回路16eは、CPU(Central Proc
essing Unit)等から構成され、ファクシミリ装置11か
らの着信時に、音声応答を開始する指示信号を音声出力
制御回路16dに出力して音声信号の出力処理を実行さ
せ、また、この音声応答の後にDTMF信号認識回路1
6cから入力されるファクシミリ装置11のパスワード
をパスワード記憶ファイル16gに格納されているパス
ワードと照合し、ファクシミリ装置11がサービスセン
ター12の利用が許可されたユーザーのものか否かを判
別し、パスワードが一致した時は、回線切換えを指示す
る指示信号を回線切換発生回路16bに出力して上記回
線切換装置15における回線切換を実行させる。
【0035】メッセージファイル16fは、RAM(Ra
ndom Accesss Memory )等から構成され、ファクシミリ
装置11からの着信時に応答する音声メッセージデータ
を格納する。
【0036】パスワード記憶ファイル16gは、RAM
等から構成され、制御回路16eによりホスト装置18
からダウンロードされるファクシミリ装置11のパスワ
ードを一時的に格納するメモリ領域を形成する。
【0037】ファクシミリOCR装置17は、回線制御
回路17a、ファクシミリ受信制御回路17b、ファク
シミリ受信ファイル17c、文字認識制御回路17d及
び制御回路17eにより構成される。
【0038】回線制御回路17aは、上記音声応答照合
装置16の着信時の応答処理により回線切換装置15の
切換スイッチSWがファクシミリOCR装置17側に切
換えられた時、ファクシミリ装置11との間でファクシ
ミリ通信制御手順を実行し、ファクシミリ装置11から
ファクシミリ信号により送信される通信制御信号及び画
像符号化データを受信し、受信した画像符号化データを
ファクシミリ受信制御回路17bに出力する。
【0039】ファクシミリ受信制御回路17bは、回線
制御回路17aから入力される通信制御信号を制御回路
17eに出力するとともに、回線制御回路17aから入
力される画像符号化データを復号化(伸張)し、伸張し
た画像データをファクシミリ受信ファイル17cに格納
する。
【0040】ファクシミリ受信ファイル17cは、RA
M等から構成され、ファクシミリ受信制御回路17bで
伸張された画像データが書込まれるメモリ領域を形成
し、制御回路17eから入力される読出指示に応じて画
像データを文字認識制御回路17dに転送する。
【0041】文字認識制御回路17dは、ファクシミリ
受信ファイル17cから転送される画像データに含まれ
る文字データの認識処理を実行し、認識した結果を文字
コードデータとして制御回路17eに出力する。
【0042】制御回路17eは、CPU等から構成さ
れ、ファクシミリ受信制御回路17bから入力される通
信制御信号により画像符号化データの受信処理状態を監
視し、ファクシミリ受信ファイル17cに書込まれる画
像データの文字認識制御回路17dへの転送タイミング
を制御する読出指示をファクシミリ受信ファイル17c
に出力する。また、制御回路17eは、文字認識制御回
路17dから入力される文字コードデータをホスト装置
18内のデータ入力回路18cに出力する。
【0043】ホスト装置18は、パスワードデータ出力
回路18a、パスワードマスタ18c及び入力回路18
c等により構成される。
【0044】パスワードデータ出力回路18aは、パス
ワードマスタ18bに格納されているパスワードデータ
を読み出して上記音声応答照合装置16内の制御回路1
6eに出力する。
【0045】パスワードマスタ18bは、RAM等から
構成され、パスワードデータを格納するメモリ領域を形
成する。このパスワードマスタ18bに格納されるパス
ワードデータとしては、例えば、図2に示すように、
“顧客番号”と“パスワード”と“備考(顧客の社名
等)”が関連付けて格納されている。
【0046】データ入力回路18cは、ファクシミリO
CR装置17内の制御回路17eから入力される文字コ
ードデータを受信し、受信した文字コードデータをホス
ト装置18の主処理機能を備えるオフコンやワークステ
ーションあるいはパーソナルコンピュータ等から構成さ
れるメイン装置(図示せず)に転送する。
【0047】本実施例のホスト装置18は、ファクシミ
リOCR装置17を入力装置として使用している。
【0048】次に、本実施例の動作を説明する。
【0049】上記ファクシミリ装置11とサービスセン
ター12の間で実行される通信処理手順について図3に
示すフローチャートに基づいて説明する。
【0050】ファクシミリ装置11では、電話器14に
おけるテンキー操作によりサービスセンター12の電話
番号に発呼する(ステップP1)。
【0051】サービスセンター12では、交換網13を
通してファクシミリ装置11からの着信を受信すると、
その着信が回線切換装置15を介して音声応答照合装置
16内の回線制御回路16aに伝達され、制御回路16
eの指示により音声出力制御回路16dが音声応答処理
を開始する(ステップS1)。音声出力制御回路16d
は、メッセージファイル16fに格納されている音声メ
ッセージデータを読み出して音声信号を生成して回線切
換装置15を介してファクシミリ装置11に送信する
(ステップS2)。この時に送信する音声メッセージと
しては、例えば、“お客様番号(顧客番号)とパスワー
ドを入力して下さい”と出力する。
【0052】ファクシミリ装置11では、サービスセン
ター12から送信される音声メッセージに応じて電話器
14におけるテンキー操作により自己の顧客番号とバス
ワードを入力し、DTMF信号でサービスセンター12
に送信する(ステップP2)。
【0053】サービスセンター12の音声応答照合装置
16では、ファクシミリ装置11から送信されるDTM
F信号をDTMF信号認識回路16cで認識処理し、そ
の認識結果を制御回路16eに出力すると、制御回路1
6eは、ホスト装置18内のパスワードデータ出力回路
18aを介してパスワードマスタ18bからファクシミ
リ装置11のパスワードデータを読み出させてパスワー
ド記憶ファイル16gに格納し、ファクシミリ装置11
から送信された顧客番号及びパスワードと予めホスト装
置18に格納された顧客番号及びパスワードが一致する
か否か照合して、サービスセンター12を利用を許可す
る顧客か否かを判別する(ステップS3、S4)。
【0054】パスワードが一致した時は、制御回路16
eは、回線切換指示を回線切換信号発生回路16bに出
力し、回線切換信号を発生させて、回線切換装置15内
の切換信号検知回路15aに回線切換信号を出力する
と、音声応答照合装置16は処理を終了して初期状態に
戻る(ステップS5)。
【0055】また、パスワードが不一致の時は、回線制
御回路16aは、回線を切断・終了するファクシミリ通
信手順を実行し、ファクシミリ装置11は、サービスセ
ンター12の回線切断・終了処理を受けて回線切断・終
了処理を実行して、送信処理を中断して送信を終了する
(ステップP3)。
【0056】パスワードが一致した時、回線切換装置1
5では、回線切換信号検知回路15aが入力される回線
切換信号を検知し、回線切換検知信号をリンギング信号
発生回路15c及び切換回路15bに出力すると、リン
ギング信号発生回路15cは、リンギング信号を発生し
てファクシミリOCR装置17に出力して、あたかもフ
ァクシミリ通信の着信があったと同様の状態を作り出
す。また、切換回路15bは、回線切換信号検知回路1
5aから入力される回線切換検知信号に応じて切換スイ
ッチSWを音声応答照合装置16側からファクシミリO
CR装置17側に切換えて、回線をファクシミリOCR
装置17に接続する(ステップS6)。
【0057】次いで、ファクシミリOCR装置17は、
回線を通してファクシミリ装置11から送信される画像
データの受信処理を回線制御部17a及びファクシミリ
受信制御回路17bで開始し、受信を開始する旨を所定
のファクシミリ通信制御信号によりファクシミリ装置1
1に送信する(ステップS7)。
【0058】ファクシミリ装置11では、サービスセン
ター12から送信される受信開始のファクシミリ通信制
御信号を受信すると、所定の帳票形式の用紙に必要事項
を書込んだOCR帳票等が原稿読取位置にセットされる
と、そのOCR帳票紙面の画像をスキャナ部により1ラ
インづつ走査して読み取り、読み取った画像データを符
号化部により所定の符号化方式で順次符号化(圧縮)
し、符号化した画像符号化データをファクシミリ通信制
御部によりファクシミリ送信信号としてサービスセンタ
ー12に順次送信する(ステップP4)。
【0059】ファクシミリOCR装置17では、ファク
シミリ装置11から順次送信される画像符号化データを
回線制御部17aを介してファクシミリ受信制御回路1
7bで順次受信し、画像符号化データを受信中の旨を制
御回路17eに出力する。また、ファクシミリ受信制御
回路17bは、受信した画像符号化データを順次復号化
(伸張)し、伸張した画像データをファクシミリ受信フ
ァイル17cに順次格納する。ファクシミリ受信ファイ
ル17cでは、制御回路17dから入力される読出指示
に応じて画像データを文字認識制御回路17dに転送す
る。文字認識制御回路17dでは、ファクシミリ受信フ
ァイル17cから転送される画像データに含まれる文字
データの認識処理を実行し、認識した結果を文字コード
データとして制御回路17eに出力する。次いで、制御
回路17eでは、文字認識制御回路17dから入力され
る文字コードデータをホスト装置18内のデータ入力回
路18cに出力する。
【0060】以上の文字認識処理及び文字コードデータ
のホスト装置18への出力処理を画像符号化データの受
信が終了するまで繰り返し実行する(ステップS8)。
次いで、回線制御回路17aは、回線を切断・終了する
ファクシミリ通信手順を実行し(ステップS9)、ファ
クシミリ装置11は、サービスセンター12の回線切断
・終了処理を受けて回線切断・終了処理を実行して、送
信処理を中断して送信を終了し、着信待機状態に戻る
(ステップP5)。
【0061】すなわち、回線切換装置15内の切換回路
15bは、ファクシミリ通信終了を検出して切換スイッ
チSWをファクシミリOCR装置17側から音声応答照
合装置16側に切換えて、回線を音声応答照合装置16
側に接続し、着信待機状態に戻る。
【0062】以上のように、本実施例では、サービスセ
ンター12内に回線切換装置15と音声応答照合装置1
6を設け、回線切換装置15により着信待機時は、回線
を音声応答照合装置16側に接続し、ファクシミリ装置
11からの着信時には、音声応答照合装置16が音声メ
ッセージにより顧客番号とパスワードの入力をファクシ
ミリ装置11に伝達し、送信されるパスワードを照合し
てサービスセンター12の利用を許可された顧客か否か
を判別した後、ファクシミリOCR装置17におけるフ
ァクシミリ送信データの受信を開始するようにしたた
め、顧客側では、入力帳票にパスワードを記入したり、
ファクシミリ送信後に再度電話をかけ直し、音声応答に
よってパスワードを入力するという手間を省略すること
ができ、パスワードの秘匿性を十分確保することがで
き、発呼操作が1通話分で済むようになる。
【0063】その結果、ファクシミリサービスシステム
の保安性及び操作性を改善し、通話料金も低く抑えるこ
とができる。
【0064】図4は、本発明のファクシミリ受信装置を
適用したファクシミリサービスシステムの第2実施例を
示す図である。
【0065】図4は、ファクシミリサービスシステム2
0のブロック構成図であり、上記図1に示したファクシ
ミリサービスシステム10と同一構成部分には同一番号
を付して説明を省略する。
【0066】この図4において、ファクシミリサービス
システム20は、顧客の宅内に設置されたファクシミリ
装置11とサービスセンター21が、交換網13に接続
されており、サービスセンター21内には、音声応答照
合装置16、ファクシミリ受信装置22及びホスト装置
としてのパーソナルコンピュータ23が設けられてい
る。
【0067】本実施例では、上記第1実施例のサービス
センター12内に設けられたファクシミリOCR装置1
7の代りにファクシミリ受信装置22を設け、ファクシ
ミリ装置11から送信される画像符号化データの受信用
としている。
【0068】図4において、着信待機状態では、回線切
換装置15は、切換回路15bにより切換スイッチSW
を音声応答照合装置16側に切換えて、回線を音声応答
照合装置16に接続する。音声応答照合装置16は、フ
ァクシミリ装置11からの着信を受信すると、上記第1
実施例と同様に音声メッセージをファクシミリ装置11
に送信してパスワードの送信を伝達する。
【0069】次いで、音声応答照合装置16は、ファク
シミリ装置11から入力されて送信されるパスワードを
照合して一致した時のみ、切換回路15bにより切換ス
イッチSWをファクシミリ受信装置22側に切換えて、
回線をファクシミリ受信装置22に接続し、ファクシミ
リ装置11から送信される画像符号化データの受信処理
をファクシミリ受信装置22で行う。
【0070】以上のように、本実施例では、ファクシミ
リ装置11からの着信時に、サービスセンター21が音
声応答照合装置16から音声メッセージによりパスワー
ドの入力をファクシミリ装置11側に伝達し、送信され
るパスワードを照合してサービスセンター21の利用を
許可された顧客か否かを判別した後、ファクシミリ受信
装置22におけるファクシミリ送信データの受信を開始
するようにしたため、ファクシミリ装置同士の送・受信
時にも顧客がサービスセンター21を利用許可された本
人であるか否かを確実に確認することができる。
【0071】すなわち、従来のファクシミリ通信システ
ムでは、予めファクシミリ装置に登録されている“装置
ID”等の識別符号を授受し、ファクシミリ装置同士の
内部照合によってチェックするようになっていたため、
使用されるファクシミリ装置が複数あってサービスセン
ターに登録されていないファクシミリ装置を使用する場
合は、サービスセンターを利用できない事態が発生し、
また、顧客本人か否かの確認もできなかった。
【0072】しかし、本実施例では、上記のように、サ
ービスセンター21が音声メッセージによってパスワー
ドの入力を顧客に促し、入力送信されるパスワードを照
合した後で受信処理を許可するようにしたため、サービ
スセンター21の不正使用を防止することができるとと
もに、顧客側で設置するファクシミリ装置の機種選定の
自由度を高めることができる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、音声メッセージにより
パスワードの入力をファクシミリ送信装置に伝達し、送
信されるパスワードを照合した後、ファクシミリ送信デ
ータの受信を許可するようにしたため、ファクシミリ送
信装置側では、入力帳票にパスワードを記入したり、フ
ァクシミリ送信後に再度電話をかけ直し、音声応答によ
ってパスワードを入力するという手間を省略することが
でき、パスワードの秘匿性を十分確保することができ、
発呼操作が1通話分で済むようになる。
【0074】その結果、ファクシミリサービスシステム
の保安性及び操作性を改善し、通話料金も低く抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ受信装置を適用した第1
実施例のファクシミリサービスシステムのブロック構成
図。
【図2】図1のパスワードマスタに格納されるデータ構
成の一例を示す図。
【図3】図1のファクシミリ装置とサービスセンターの
間で実行される通信処理手順のフローチャート。
【図4】本発明のファクシミリ受信装置を適用した第2
実施例のファクシミリサービスシステムのブロック構成
図。
【図5】従来のファクシミリサービスシステムのブロッ
ク構成図。
【符号の説明】
10 ファクシミリサービスシステム 11 ファクシミリ装置 12 サービスセンター 13 交換網 14 電話器 15 回線切換装置 15a 切換信号検知回路 15b 切換回路 15c リンギング信号発生回路 16 音声応答照合回路 16a 回線制御回路 16b 回線切換信号発生回路 16c DTMF信号認識回路 16d 音声出力制御回路 16e 制御回路 16f メッセージファイル 16g パスワード記憶ファイル 17 ファクシミリOCR装置 17a 回線制御回路 17b ファクシミリ受信制御回路 17c ファクシミリ受信ファイル 17d 文字認識制御回路 17e 制御回路 18 ホスト装置 18a バスワードデータ出力回路 18b パスワードマスタ 18c データ入力回路 20 ファクシミリサービスシステム 21 サービスセンター 22 ファクシミリ受信装置 23 パーソナルコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線網に接続され、該回線網を介してファ
    クシミリ送信装置からファクシミリ通信により送信され
    る画像情報を受信する受信手段と、 この受信手段が受信した画像情報から文字情報を認識
    し、文字コードデータを出力する文字認識手段と、 を備えたファクシミリ受信装置において、 前記ファクシミリ送信装置毎のパスワードを記憶する記
    憶手段と、 前記ファクシミリ送信装置からの着信時にパスワードの
    送信を要求する音声応答信号を出力する音声応答手段
    と、 この音声応答手段から出力される音声応答信号に応じて
    前記ファクシミリ送信装置から送信されるパスワードを
    記憶手段に記憶されたパスワードと一致するか否かを判
    別する判別手段と、 前記回線網に対して前記受信手段と前記音声応答手段と
    を択一的に切換えて接続する切換手段と、 前記ファクシミリ送信装置からの着信時は、切換手段に
    より前記回線網を前記音声応答手段に接続し、前記判別
    手段によりパスワードの一致が判別された時、切換手段
    により回線網を前記受信手段に切換えて接続し、該ファ
    クシミリ送信装置から送信される画像情報を受信する制
    御手段と、 を具備したことを特徴とするファクシミリ受信装置。
JP5193927A 1993-07-09 1993-07-09 ファクシミリ受信装置 Pending JPH0730737A (ja)

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