JPH07307307A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH07307307A
JPH07307307A JP10139694A JP10139694A JPH07307307A JP H07307307 A JPH07307307 A JP H07307307A JP 10139694 A JP10139694 A JP 10139694A JP 10139694 A JP10139694 A JP 10139694A JP H07307307 A JPH07307307 A JP H07307307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide film
gate electrode
forming
photosensitive resin
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10139694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuisuke Yano
結資 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP10139694A priority Critical patent/JPH07307307A/ja
Publication of JPH07307307A publication Critical patent/JPH07307307A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細なMOSトランジスタに有効な、ソース
ドレインを半導体基板上に形成する構造において、ソー
スドレインの合わせ精度を向上し、高濃度拡散領域を安
定に形成する製造方法を提供する。 【構成】 フィールド酸化膜12、ゲート電極6を形成
し、半導体基板13に低濃度拡散領域8、ゲート電極6
の側壁にサイドウォールを形成し、ソースドレイン3を
全面に形成後、回転塗布法により感光性樹脂1を全面に
形成、酸素雰囲気中で、感光性樹脂1を灰化し、自己整
合的に低濃度拡散領域8上のみに感光性樹脂1をパター
ニングし、感光性樹脂1をエッチングマスクにソースド
レイン3をパターニングすることで、合わせズレなし
に、ソースドレイン3が形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、とくに、微細なMOSトランジスタに有効な、ソ
ースドレインを半導体基板上に形成する半導体装置の形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術におけるMOSトランジスタの
形成方法を、図16から図19の断面図を用いて説明す
る。
【0003】まず図16に示すように、導電型がP型の
半導体基板13上に、素子分離領域にフィールド酸化膜
12を形成し、さらにゲート酸化膜5を形成する。
【0004】その後、化学気相成長法(以下CVDと記
す)により、多結晶シリコンからなるゲート電極6を全
面に形成する。さらに熱酸化処理をおこなって、酸化シ
リコンからなるマスク酸化膜7をゲート電極6の上面に
形成する。
【0005】その後、ホトエッチング法により、マスク
酸化膜7と、ゲート電極6と、ゲート酸化膜5とをパタ
ーニングする。
【0006】つぎに図17に示すように、ゲート電極6
とフィールド酸化膜12との整合する半導体基板13に
リンをイオン注入によって導入して、低濃度拡散領域8
を形成する。
【0007】その後、CVDによって、膜厚100nm
の酸化シリコン(図示せず)を形成する。さらにその
後、反応性イオンエッチング法(以下RIEと記す)用
いて酸化シリコンを異方性エッチングを行い、平坦な表
面上のみ酸化シリコンを全面エッチングを行い除去し、
ゲート電極6の側壁領域に酸化シリコンからなるサイド
ウォール4を形成する。
【0008】つぎに図18に示すように、全面に多結晶
シリコンからなるソースドレイン3を形成し、その後、
感光性樹脂1をソースドレイン3上にパターニングす
る。その後、パターニングした感光性樹脂1をエッチン
グマスクに用いて、ソースドレイン3をパターニングす
る。
【0009】ここで、ソースドレイン3をパターニング
するときに使用する感光性樹脂1のパターニングは、フ
ォトマスク合わせ露光処理と、現像処理とにより形成す
る。このため、露光処理工程においては、合わせズレを
生じ、ソースドレイン3のパターニング時に、ゲート電
極6とフィールド酸化膜12エッジ領域のソースドレイ
ン3とが、凸凹状の形状になる。
【0010】つぎに図19に示すように、エッチングマ
スクとして用いた感光性樹脂1を除去し、ゲート電極6
とソースドレイン3とに砒素をイオン注入により導入
し、高濃度拡散領域9を形成する。
【0011】このとき、ソースドレイン3のパターニン
グ時に生じたソースドレイン3の凹部にも、砒素がイオ
ン注入される。このため、凹部はソースドレイン3の膜
厚が薄いため、低濃度拡散領域8と半導体基板13とに
も砒素が入ってしまう。
【0012】その後、CVDを用いて、層間絶縁膜15
を形成する。さらに、窒素雰囲気中で温度900℃の熱
処理を30分行う。
【0013】その後、層間絶縁膜15に接続穴を形成
し、さらに配線14を形成して、配線14と高濃度拡散
領域8、および配線14とゲート電極6とを接続する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図16から図19を用
いて説明した従来の製造方法は、ソースドレイン3を低
濃度拡散領域8上に形成している。したがって、この構
造はサイドウォール4下部や、ゲート電極6下部の半導
体基板13、いわゆるチャネル領域内に、高濃度拡散領
域9が横方向に拡散しにくいという優れた特性を備えて
いる。
【0015】したがって、ショートチャネル効果の抑制
や、トランジスタの耐圧向上を図ることができるため、
低濃度拡散領域8上にソースドレイン3を形成する構造
は、微細MOSトランジスタの形成には、有効な構造で
あるといえる。
【0016】しかしながら、多結晶シリコンからなるソ
ースドレイン3は、ゲート電極6とフィールド酸化膜1
2以外の低濃度拡散領域8上に形成するためのエッチン
グマスクとなる感光性樹脂1を、フォトマスク合わせ露
光処理と、現像工程とによって形成している。
【0017】このために、ソースドレイン3をエッチン
グ処理後のソースドレイン3のパターンは、感光性樹脂
1の合わせズレに起因して、パターンの合わせズレが生
じてしまう。
【0018】このため、ソースドレイン3は、低濃度拡
散領域8上のみに形成できない。したがって、ソースド
レイン3の表面が、凸凹状の形状になる。
【0019】そして、その後の高濃度拡散領域9を形成
するためのイオン注入工程や、熱処理工程で、高濃度拡
散領域9の不純物分布は、ソースドレイン3の形状に依
存してしまう。
【0020】その結果、ソースドレイン3のエッジ領域
では、半導体基板13と高濃度拡散領域9とが、直接、
接合が形成される領域が生じてしまい、半導体基板13
と高濃度拡散領域9との耐圧が低下してしまうという問
題点がある。
【0021】本発明の目的は、上記課題を解決して、パ
ターン合わせズレがなくソースドレインをパターニング
し、高濃度拡散領域を安定して形成することが可能な半
導体装置の製造方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の半導体装置の形成方法は、下記記載の工程を
採用する。
【0023】本発明の半導体装置の形成方法は、半導体
基板上の素子分離領域にフィールド酸化膜を形成する工
程と、ゲート酸化膜とゲート電極とマスク酸化膜を全面
に形成し、ホトエッチング工程により、マスク酸化膜と
ゲート電極とゲート酸化膜をパターニングする工程と、
ゲート電極とフィールド酸化膜との整合する半導体基板
に低濃度拡散領域を形成する工程と、全面に酸化膜を形
成し、異方性エッチング法により、酸化膜をエッチング
し、ゲート電極の側壁のみに酸化膜のサイドウォールを
形成する工程と、全面に多結晶シリコンのソースドレイ
ンを形成する工程と、感光性樹脂を回転塗布法により形
成する方法と、酸素雰囲気中で感光性樹脂を灰化し、ゲ
ート電極とフィールド酸化膜との上のみの感光性樹脂を
除去する工程と、感光性樹脂をエッチングマスクに多結
晶シリコンのソースドレインを除去し、感光性樹脂を除
去する工程と、ゲート電極とソースドレインにイオン注
入し、高濃度拡散領域を形成する工程と、全面に層間絶
縁膜を形成し、加熱処理を行い、低濃度拡散領域と高濃
度拡散領域との不純物を活性化する工程と、ホトエッチ
ング工程により層間絶縁膜に接続穴を形成する工程と、
配線を形成する工程とを有することを特徴する。
【0024】本発明の半導体装置の形成方法は、半導体
基板上の素子分離領域にフィールド酸化膜を形成する工
程と、ゲート酸化膜とゲート電極とマスク酸化膜を全面
に形成し、ホトエッチング工程により、マスク酸化膜と
ゲート電極とゲート酸化膜をパターニングする工程と、
ゲート電極とフィールド酸化膜との整合する半導体基板
に低濃度拡散領域を形成する工程と、全面に酸化膜を形
成し、異方性エッチング法により、酸化膜をエッチング
し、ゲート電極の側壁のみに酸化膜のサイドウォールを
形成する工程と、全面に多結晶シリコンのソースドレイ
ンを形成する工程と、SOGを回転塗布法により形成
し、熱処理を行い焼結する方法と、SOGをエッチング
し、ゲート電極とフィールド酸化膜との上のみのSOG
を除去する工程と、SOGをエッチングマスクに用いて
多結晶シリコンのソースドレインを除去し、SOGを除
去する工程と、ゲート電極とソースドレインとにイオン
注入し、高濃度拡散領域を形成する工程と、全面に層間
絶縁膜を形成し、加熱処理を行い、低濃度拡散領域と高
濃度拡散領域との不純物を活性化する工程と、ホトエッ
チング工程により層間絶縁膜に接続穴を形成する工程
と、配線を形成する工程とを有することを特徴する。
【0025】本発明の半導体装置の形成方法は、半導体
基板上の素子分離領域にフィールド酸化膜を形成する工
程と、ゲート酸化膜と不純物を含有した多結晶シリコン
のゲート電極とマスク酸化膜を全面に形成し、ホトエッ
チング工程により、ゲート電極とゲート酸化膜をパター
ニングする工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜との
整合する半導体基板に低濃度拡散領域を形成する工程
と、全面に酸化膜を形成し、異方性エッチング法によ
り、酸化膜をエッチングし、ゲート電極の側壁のみに酸
化膜のサイドウォールを形成する工程と、全面に不純物
を含有した多結晶シリコンのソースドレインを形成する
工程と、感光性樹脂を回転塗布法により形成する方法
と、酸素雰囲気中で感光性樹脂を灰化し、ゲート電極と
フィールド酸化膜との上のみの感光性樹脂を除去する工
程と、感光性樹脂をエッチングマスクに多結晶シリコン
のソースドレインを除去し、感光性樹脂を除去する工程
と、全面に層間絶縁膜を形成する工程と、加熱処理を行
い、低濃度拡散領域と高濃度拡散領域との不純物を活性
化する工程と、ホトエッチング工程により層間絶縁膜に
接続穴を形成する工程と、配線を形成する工程とを有す
ることを特徴する。
【0026】本発明の半導体装置の形成方法は、半導体
基板上の素子分離領域にフィールド酸化膜を形成する工
程と、ゲート酸化膜と不純物を含有した多結晶シリコン
のゲート電極とマスク酸化膜を全面に形成し、ホトエッ
チング工程により、ゲート電極とゲート酸化膜をパター
ニングする工程と、マスク酸化膜とゲート電極とフィー
ルド酸化膜との整合する半導体基板に低濃度拡散領域を
形成する工程と、全面に酸化膜を形成し、異方性エッチ
ング法により、酸化膜をエッチングし、ゲート電極の側
壁のみに酸化膜のサイドウォールを形成する工程と、全
面に不純物を含有した多結晶シリコンのソースドレイン
を形成する工程と、SOGを回転塗布法により形成し、
熱処理を行い焼結する方法と、SOGをエッチングし、
ゲート電極とフィールド酸化膜との上のみのSOGを除
去する工程と、SOGをエッチングマスクに用いて多結
晶シリコンのソースドレインを除去し、SOGを除去す
る工程と、全面に層間絶縁膜を形成する工程と、加熱処
理を行い、低濃度拡散領域と高濃度拡散領域との不純物
を活性化する工程と、ホトエッチング工程により層間絶
縁膜に接続穴を形成する工程と、配線を形成する工程と
を有することを特徴する。
【0027】
【作用】本発明の半導体装置の形成方法では、ソースド
レインをパターニングするためのエッチングマスクを自
己整合的に形成する。
【0028】このために、低濃度拡散領域上のみにソー
スドレインを形成することができ、したがってその後の
処理工程で、安定して、高濃度拡散領域を形成すること
ができる。
【0029】さらに、あらかじめ不純物をソースドレイ
ンにを含有させて、イオン注入工程を削減することによ
り、ソースドレインの形状に依存しない高濃度拡散領域
を安定して形成することができ、従来より耐圧は向上す
る。
【0030】
【実施例】以下、図面を使用して本発明の実施例におけ
る半導体装置の製造方法を説明する。
【0031】本発明の第1の実施例を図1から図6を用
いて説明する。図1から図6は第1の実施例におけるM
OSトランジスタの形成方法を工程順に示す断面図であ
る。
【0032】まずはじめに図1に示すように、導電型が
P型の半導体基板13上の全面に、150nmの膜厚を
有する窒化シリコン(図示せず)を形成する。この窒化
シリコンはCVDにより形成する。
【0033】そして、窒化シリコン上の全面に、膜厚
1.1μmの感光性樹脂(図示せず)を回転塗布法によ
って形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理と、
現像処理とを行い、素子領域上に感光性樹脂を形成する
ように、感光性樹脂をパターニングする。
【0034】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスとして用いて、エッチングガスとして
四フッ炭素を使用して、RIEにより窒化シリコンを素
子領域にパターニングするように形成する。その後、エ
ッチングマスクとして用いた感光性樹脂を除去する。
【0035】その後、窒化シリコンを酸化防止膜として
用い、水蒸気を添加した酸素雰囲気中で温度1000℃
の熱処理を105分間行い、半導体基板13の素子分離
領域に酸化シリコンを形成する、いわゆる選択酸化処理
を行う。
【0036】この選択酸化処理の結果、膜厚550nm
の酸化シリコンからなるフィールド酸化膜12を素子分
離領域に形成することができる。その後、選択酸化の酸
化防止膜として用いた窒化シリコンを、温度180℃に
加熱したリン酸を使用して除去する。
【0037】つぎに図2に示すように、酸素雰囲気中で
温度1000℃の熱処理を12分間行い、20nmの膜
厚を有する酸化シリコンからなるゲート酸化膜5を素子
領域に形成する。
【0038】その後、ゲート酸化膜5上の全面に、反応
性ガスとしてモノシランを使用するCVDによって、3
50nmの膜厚を有する多結晶シリコンからなるゲート
電極6を形成する。
【0039】その後、酸素雰囲気中で温度1000℃の
熱処理を12分間行って、20nmの膜厚を有する酸化
シリコンからなるマスク酸化膜7をゲート電極6の表面
に形成する。
【0040】その後、膜厚0.9μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法により、マスク酸化膜7上の全面
に形成する。さらに、所定のフォトマスクを用いて露光
処理と現像処理とを行い、ゲート電極パターンの形成領
域上に感光性樹脂を形成するようにパターニングする。
【0041】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクとして用いて、フッ酸溶液を使用し
てウェットエッチング法によりマスク酸化膜7をパター
ニングする。
【0042】引き続いて、エッチングガスとして六フッ
化イオウを使用するRIEによりゲート電極8をパータ
ニングし、さらにフッ酸溶液を使用してウェットエッチ
ング法によりゲート酸化膜9をパターニングする。その
後、エッチングマスクとして用いた感光性樹脂を除去す
る。
【0043】つぎに図3に示すように、ゲート電極6
と、フィールド酸化膜12との整合する半導体基板13
にリンを加速エネルギーが25keV、イオン注入量が
2.0×1013atoms/cm2 の条件でイオン注入
処理を行い、低濃度拡散領域8を形成する。
【0044】その後、反応性ガスとしてモノシランと酸
素と窒素とを使用する常圧CVDにより、膜厚100n
mの酸化シリコン(図示せず)を全面に形成する。
【0045】その後、エッチングガスとしてCHF3
使用して、RIEにより酸化シリコンを異方性エッチン
グを行い、平坦な表面上の酸化シリコンの全面エッチン
グを行って除去し、ゲート電極6の側壁領域にのみ酸化
シリコンからなるサイドウォール4を形成する。
【0046】この結果、その後のソースドレインの形成
工程のときに、ソースドレインとゲート電極6とが接続
しないように、サイドウォール4とマスク酸化膜7とで
ゲート電極6を被覆することができる。
【0047】つぎに図4に示すように、半導体基板13
の全面に、反応性ガスとしてモノシランと酸素と窒素と
を使用して、CVDにより、膜厚200nmの多結晶シ
リコンからなるソースドレイン3を形成する。この結
果、低濃度拡散領域8とソースドレイン3とを接続する
ことができる。
【0048】このとき、ゲート電極6は、サイドウォー
ル4とマスク酸化膜7とで覆われているので、ソースド
レイン3とゲート電極6とは接続することはない。
【0049】その後、膜厚1.1μmの感光性樹脂1を
回転塗布法により、半導体基板13の全面に形成する。
【0050】ここで液体状の感光性樹脂1を回転塗布法
によって形成するので、感光性樹脂1の表面はなめらか
な形状になる。
【0051】したがって、ゲート電極6とフィールド酸
化膜12との段差によって、ゲート電極6とフィールド
酸化膜12との上の感光性樹脂1の膜厚は、低濃度拡散
領域8上の感光性樹脂1の膜厚より薄くなる。
【0052】つぎに図5に示すように、エッチングガス
として酸素を使用したRIEによって、感光性樹脂1を
灰化処理し、感光性樹脂1の膜厚を薄くする。
【0053】このとき、エッチング時間を制御し、さら
に感光性樹脂1の膜厚の差を利用して、ゲート電極6と
フィールド酸化膜12との上の感光性樹脂1は灰化して
除去し、低濃度拡散領域8上のみに感光性樹脂1を形成
する。
【0054】その後、この低濃度拡散領域8上の感光性
樹脂1をエッチングマスクに用い、エッチングガスとし
て六フッ化イオウと塩素とを使用して、ソースドレイン
3をエッチングする。このエッチングでは、エッチング
ガスが一方向から照射しないように、半導体基板13に
垂直に電圧を印加せず、エッチングガスのプラズマに等
方性をもたせて、ソースドレイン3を等方性のRIEに
より低濃度拡散領域8上のみにパターニングする。
【0055】この等方性のエッチングにより、サイドウ
ォール4の側壁領域と、フィールド酸化膜12エッジ領
域のソースドレイン3とをエッチングして、ソースドレ
イン3表面の形状をなめらかにする。
【0056】つぎに、図6に示すように、感光性樹脂1
を除去する。その後、砒素を加速エネルギー60keV
で、注入量5.0×1015atoms/cm2 の条件で
ソースドレイン3とゲート電極6とにイオン注入し、ソ
ースドレイン3領域に高濃度拡散領域9を形成する。
【0057】ここで、ソースドレイン3とゲート電極6
とにイオン注入する砒素は、ソースドレイン3領域のみ
に分布し、ソースドレイン3の形状も表面が滑らかであ
るため、低濃度拡散領域8に砒素が入ってしまう領域は
ない。
【0058】その後、半導体基板13の全面に、反応性
ガスとしてモノシランとホスフィンとジボランと酸素と
窒素とを使用して、膜厚450nmのリンとボロンを含
んだ酸化シリコンからなる層間絶縁膜15を形成する。
層間絶縁膜15はCVDによって形成する。
【0059】その後、層間絶縁膜15を流動化させる、
いわゆるリフロー処理を行い、層間絶縁膜15の表面を
平坦化させる。このリフロー処理と同時に、イオン注入
により形成した低濃度拡散領域8と高濃度拡散領域9と
の不純物を活性化する。このリフロー処理は、窒素雰囲
気中で温度900℃の熱処理を30分間行う。
【0060】その後、膜厚1.1μmの感光性樹脂(図
示せず)を層間絶縁膜15上の全面に形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理と、現像処理とを行い感光
性樹脂を接続穴に対応する開口部を形成するようにパタ
ーニングする。
【0061】その後、パターニングした感光性樹脂をエ
ッチングマスクとして用いて、エッチングガスとしてC
HF3 を使用して、RIEにより層間絶縁膜15をエッ
チングし、接続穴を形成する。その後、接続穴を形成す
るときにエッチングマスクとして用いた感光性樹脂を除
去する。
【0062】その後、半導体基板13の全面に、スパッ
タリング法によりアルミニウム合金からなる配線14を
形成する。
【0063】その後、配線14上の全面に、膜厚1.6
μmの感光性樹脂(図示せず)を回転塗布法により形成
する。さらに、所定のフォトマスクを用いて露光し、現
像処理を行い、感光性樹脂を配線14パターンの形成領
域に形成するようにパターニングする。
【0064】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクとして用いて、反応性ガスとしてB
Cl3 とCHCl3 とを用いて、RIEにより配線14
をパターニングする。さらにその後、配線14形成のエ
ッチングマスクとして用いた感光性樹脂を除去する。
【0065】この結果、配線14と高濃度拡散領域9、
および配線14とゲート電極6とを接続することができ
る。
【0066】以上の説明のように本発明の第1の実施例
では、ソースドレイン3形成のためのフォトマスク合わ
せの工程がなく、自己整合的に感光性樹脂1をパターニ
ングしている。このために、ソースドレイン3を合わせ
ズレなしに、パターニングすることができ、高濃度拡散
領域9も安定して形成することができる。
【0067】以上説明した本発明の第1の実施例の製造
方法では、ソースドレイン3のパターニングのエッチン
グマスクとして感光性樹脂を用いた例で説明したが、エ
ッチングマスクとしては感光性樹脂以外の他の材料も適
用することができる。この実施例を第2の実施例で説明
する。
【0068】以下、図7から図9を用いて本発明の第2
の実施例の製造方法を説明する。図7から図9は、本発
明の第2の実施例におけるMOSトランジスタの形成方
法を工程順に示す断面図である。
【0069】まずはじめに図7に示すように、導電型が
P型の半導体基板13上に、CVDにより、膜厚150
nmの窒化シリコン(図示せず)を全面に形成する。
【0070】その後、膜厚1.1μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法により、窒化シリコン上の全面に
形成し、所定のフォトマスクを用いて露光し、現像処理
を行い、素子領域上に感光性樹脂をパターニングするよ
うに形成する。
【0071】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて、エッチングガスとして四
フッ炭素を使用して、RIEにより窒化シリコンを素子
領域上にパターニングするように形成する。その後、窒
化シリコンのエッチングマスクとして用いた感光性樹脂
を除去する。
【0072】その後、窒化シリコンを酸化防止膜にして
用い、水蒸気を添加した酸素雰囲気中で温度1000℃
の熱処理を105分間行い、半導体基板13の素子分離
領域に酸化シリコンを形成する、いわゆる選択酸化処理
を行う。
【0073】この選択酸化処理によって、膜厚550n
mの酸化シリコンからなるフィールド酸化膜12を素子
分離領域に形成することができる。その後、選択酸化処
理の酸化防止膜として用いた窒化シリコンを、温度18
0℃に加熱したリン酸を用いて除去する。
【0074】その後、酸素雰囲気中で温度1000℃の
熱処理を12分間行い、膜厚が20nmの酸化シリコン
からなるゲート酸化膜5を素子領域に形成する。
【0075】その後、半導体基板13上の全面に、反応
性ガスとしてモノシランを使用するCVDによって、5
0nmの膜厚を有する多結晶シリコンからなるゲート電
極6を形成する。
【0076】その後、酸素雰囲気中で温度1000℃の
熱処理を12分間行って、20nmの膜厚を有する酸化
シリコンからなるマスク酸化膜7をゲート電極6の表面
に形成する。
【0077】その後、膜厚0.9μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法によって、マスク酸化膜7上の全
面に形成する。そして、所定のフォトマスクを用いて露
光処理と、現像処理とを行い、ゲート電極パターンの形
成領域上に感光性樹脂をパターニングするように形成す
る。
【0078】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクとして用いて、フッ酸溶液を使用し
てウェットエッチング法によりマスク酸化膜7をパター
ニングする。
【0079】引き続いて、エッチングガスとして六フッ
化イオウを使用してRIEによりゲート電極8をパータ
ニングし、さらにフッ酸溶液を使用してウェットエッチ
ング法によりゲート酸化膜9をパターニングする。その
後、エッチングマスクとして用いた感光性樹脂を除去す
る。
【0080】その後、ゲート電極6とフィールド酸化膜
12との整合する半導体基板13にリンを加速エネルギ
ー25keV、注入量2.0×1013atoms/cm
2 の条件でイオン注入し、低濃度拡散領域8を形成す
る。
【0081】その後、半導体基板13上の全面に、反応
性ガスとしてモノシランと酸素と窒素とを使用する常圧
CVDにより、膜厚100nmの酸化シリコン(図示せ
ず)を形成する。
【0082】その後、エッチングガスとしてCHF3
使用して、RIEによって、酸化シリコンの異方性エッ
チングを行い、平坦な表面上の酸化シリコンの全面エッ
チングを行って除去し、ゲート電極6の側壁領域にのみ
酸化シリコンからなるサイドウォール4を形成する。
【0083】この結果、その後のソースドレインの形成
工程のときに、ソースドレインとゲート電極とが接続し
ないように、サイドウォール4とマスク酸化膜7とでゲ
ート電極6を被覆することができる。
【0084】その後、反応性ガスとしてモノシランと酸
素と窒素とを使用して、CVDによって、半導体基板1
3の全面に膜厚200nmの多結晶シリコンからなるソ
ースドレイン3を形成する。この結果、低濃度拡散領域
8とソースドレイン3を接続することができる。
【0085】このとき、ゲート電極6は、サイドウォー
ル4とマスク酸化膜7とで覆われているので、ソースド
レイン3とゲート電極6とは接続することはない。
【0086】その後、ケイ素化合物を有機溶剤に溶解し
た溶液、いわゆるSOG2を700nmの膜厚になるよ
う、回転塗布法により半導体基板13上の全面に形成す
る。
【0087】ここで液体状のSOG2を回転塗布法によ
り形成するので、SOG2の表面はなめらかな形状にな
る。さらに、ゲート電極6とフィールド酸化膜12との
段差に起因して、ゲート電極6とフィールド酸化膜12
との上のSOG2の膜厚は、低濃度拡散領域8上のSO
G2の膜厚より薄くなる。
【0088】その後、温度320℃の窒素雰囲気中で熱
処理を行い、SOG2に含まれる溶剤を蒸発させ、SO
G2を焼結処理する。
【0089】つぎに図8に示すように、エッチングガス
として、CHF3 使用したRIEにより、SOG2をエ
ッチングし、SOG2の膜厚を薄くする。
【0090】このとき、エッチング時間を制御し、さら
にSOG2の膜厚差を利用して、ゲート電極6とフィー
ルド酸化膜12との上のSOG2はエッチングして除去
し、低濃度拡散領域8上のみにSOG2を形成するよう
にする。
【0091】その後、このSOG2をエッチングマスク
に用いて、エッチングガスとして六フッ化イオウと塩素
を使用し、ソースドレイン3をエッチングする。このエ
ッチング処理のときは、エッチングガスが一方向から照
射しないように、半導体基板13に垂直に電圧を印加せ
ず、エッチングガスのプラズマに等方性をもたせて、ソ
ースドレイン3を等方性のRIEにより低濃度拡散領域
8上のみにパターニングするように形成する。
【0092】この等方性のエッチングによりサイドウォ
ール4の側壁領域とフィールド酸化膜12エッジ領域と
のソースドレイン3とをエッチングして、ソースドレイ
ン3の表面の形状をなめらかにする。
【0093】つぎに図9に示すように、SOG2を除去
する。そしてさらに、砒素を加速エネルギー60keV
で注入量5.0×1015atoms/cm2 の条件でソ
ースドレイン3とゲート電極6とにイオン注入し、ソー
スドレイン3領域に高濃度拡散領域9を形成する。
【0094】ここで、イオン注入する砒素は、ソースド
レイン3領域のみに分布し、ソースドレイン3の形状も
表面が滑らかであるため、低濃度拡散領域8に砒素が入
ってしまう領域はない。
【0095】その後、半導体基板13上の全面に、反応
性ガスとしてモノシランとホスフィンとジボランと酸素
と窒素とを使用して、CVDにより、膜厚450nmの
リンとボロンを含んだ酸化シリコンからなる層間絶縁膜
15を形成する。
【0096】その後、窒素雰囲気中で温度900℃の熱
処理を30分間行い層間絶縁膜15を流動化させる、い
わゆるリフロー処理を行い、層間絶縁膜15の表面を平
坦化させる。このリフロー処理と同時に、イオン注入に
より形成した低濃度拡散領域8と高濃度拡散領域9との
不純物を活性化する。
【0097】その後、膜厚1.1μmの感光性樹脂(図
示せず)を半導体基板13の全面に形成する。そして、
所定のフォトマスクを用いて、露光処理と現像処理とを
行って、感光性樹脂を接続穴に対応する開口部を形成す
るようにパターニングする。
【0098】その後、パターニングした感光性樹脂をエ
ッチングマスクとして用いて、エッチングガスとしてC
HF3 を使用して、RIEにより層間絶縁膜15をエッ
チングし、接続穴を形成する。その後、接続穴のエッチ
ングマスクとして用いた感光性樹脂を除去する。
【0099】その後、半導体基板13の全面に、スパッ
タリング法によりアルミニウム合金からなる配線14を
形成する。
【0100】その後、膜厚1.6μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法により、配線14上の全面に形成
し、所定のフォトマスクを用いて露光し、現像処理を行
い、感光性樹脂を配線パターンの形成領域に形成するよ
うにパターニングする。
【0101】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクとして、反応性ガスとしてBCl3
とCHCl3 とを用いて、RIEにより配線14をパタ
ーニングする。その後、配線14のエッチングマスクと
して用いた感光性樹脂を除去する。
【0102】この結果、配線14と高濃度拡散領域9、
および配線14とゲート電極6とを接続することができ
る。
【0103】このように図7から図9を用いて説明した
本発明の第2の実施例の製造方法では、SOG2を使用
し、ソースドレイン3を自己整合的にパターニング形成
している。
【0104】このため第2の実施例おいては、第1の実
施例と同じようにソースドレイン3を、パターン合わせ
ズレなしに、パターニングすることができる。
【0105】さらにまた、本発明の第2の実施例におけ
る製造方法では、ソースドレイン3のパターニングはエ
ッチング時間を制御して、ソースドレイン3の表面をな
めらかな形状に形成することができる。
【0106】ここで、エッチング時間を制御せずにオー
バーエッチングを行うと、高濃度拡散領域9のイオン注
入処理と、その後の熱処理によって、高濃度拡散領域9
の不純物濃度分布がソースドレイン3の形状に依存して
しまう。
【0107】そして、半導体基板13と高濃度拡散領域
9とは直接、接合を形成し、耐圧の低下現象が発生する
ときがある。
【0108】この耐圧低下の発生を防止する製造方法と
して、第3の実施例と第4の実施例とで、ソースドレイ
ン3のパターニングの形状に依存しない高濃度拡散領域
9の形成方法を説明する。
【0109】以下、図10から図12を用いて本発明の
第3の実施例における半導体装置の製造方法を説明す
る。図10から図12は、第3の実施例におけるMOS
トランジスタの形成方法を工程順に示す断面図である。
【0110】はじめに図10に示すように、導電型がP
型の半導体基板13の上に、CVDによって、膜厚15
0nmの窒化シリコン(図示せず)を全面に形成する。
【0111】その後、膜厚1.1μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法により、窒化シリコン上の全面に
形成し、所定のフォトマスクを用いて露光し、現像処理
を行い、素子領域上に感光性樹脂をパターニングするよ
うに形成する。
【0112】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて、エッチングガスとして四
フッ炭素を使用して、RIEにより窒化シリコンを素子
領域上にパターニングするように形成する。そしてその
後、窒化シリコンのエッチングマスクとして用いた感光
性樹脂を除去する。
【0113】その後、窒化シリコンを酸化防止膜として
用い、水蒸気を添加した酸素雰囲気中で温度1000℃
の熱処理を105分間行い、半導体基板13に酸化シリ
コンを形成する、いわゆる選択酸化処理を行う。この選
択酸化処理によって、膜厚が550nmの酸化シリコン
からなるフィールド酸化膜12を素子分離領域に形成す
ることができる。
【0114】その後、選択酸化の酸化防止膜として用い
た窒化シリコンを、温度180℃に加熱したリン酸を用
いて除去する。
【0115】その後、酸素雰囲気中で温度1000℃の
熱処理を12分間行い、20nmの膜厚を有する酸化シ
リコンからなるゲート酸化膜5を半導体基板13の素子
領域に形成する。
【0116】その後、半導体基板13上の全面に、反応
性ガスとしてモノシランとホスフィンとを使用して、C
VDによって、350nmの膜厚を有する多結晶シリコ
ンからなり、しかもリンの不純物濃度が1020atom
s/cm3 の不純物含有ゲート電極10を形成する。
【0117】ここで、不純物含有ゲート電極10として
不純物を含んだ多結晶シリコンを使用する理由は、この
あとの処理工程で、高濃度イオン注入を行わない工程を
使用しないため、ゲート電極の電気的な仕事関数をN型
シリコンと同レベルに制御する必要があるからである。
【0118】その後、酸素雰囲気中で温度1000℃の
熱処理を12分間行って、膜厚20nmの酸化シリコン
からなるマスク酸化膜7を不純物含有ゲート電極10の
表面に形成する。
【0119】その後、膜厚0.9μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法により、マスク酸化膜7上の全面
に形成する。そして、所定のフォトマスクを用いて露光
処理と現像処理とを行い、ゲート電極パターンの形成領
域上に感光性樹脂をパターニングするように形成する。
【0120】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクとして用いて、フッ酸溶液を使用し
てウェットエッチング法によりマスク酸化膜7をパター
ニングする。
【0121】引き続いて、エッチングガスとして六フッ
化イオウを使用してRIEによりゲート電極8をパータ
ニングし、さらにその後、フッ酸溶液を使用してウェッ
トエッチング法によりゲート酸化膜9をパターニングす
る。その後、エッチングマスクとして用いた感光性樹脂
を除去する。
【0122】さらにその後、不純物含有ゲート電極10
とフィールド酸化膜12との整合する半導体基板13
に、リンを加速エネルギー25keV、注入量2.0×
1013atoms/cm2 の条件でイオン注入によって
導入し、低濃度拡散領域8を形成する。
【0123】その後、半導体基板13上の全面に、反応
性ガスとしてモノシランと酸素と窒素とを使用して、常
圧CVDにより膜厚100nmの酸化シリコン(図示せ
ず)を形成する。
【0124】その後、エッチングガスとしてCHF3
使用して、RIEにより酸化シリコンを異方性エッチン
グを行い、平坦な表面上の酸化シリコンを全面エッチン
グを行って除去し、ゲート電極6の側壁領域にのみ酸化
シリコンからなるサイドウォール4を形成する。
【0125】この結果、その後のソースドレインの形成
工程のときに、ソースドレインとゲート電極とが接続し
ないように、サイドウォール4とマスク酸化膜7とでゲ
ート電極6を被覆することができる。
【0126】その後、半導体基板13上の全面に、反応
性ガスとしてモノシランと酸素と窒素とを使用して、C
VDによって膜厚が200nmからなる多結晶シリコン
で、しかもリンの不純物濃度が1020atoms/cm
3 からなる不純物含有ソースドレイン11を形成する。
【0127】この結果、低濃度拡散領域8と不純物含有
ソースドレイン11とを接続することができる。
【0128】このとき、ゲート電極6は、サイドウォー
ル4とマスク酸化膜7とによって被覆している。このた
めに、不純物含有ソースドレイン11とゲート電極6と
は、接続しない。
【0129】その後、不純物含有ソースドレイン11上
の全面に、膜厚1.1μmの感光性樹脂1を回転塗布法
により形成する。
【0130】ここで液体状の感光性樹脂1は、回転塗布
法によって形成する。このため、感光性樹脂1の表面
は、なめらかな形状になり、そのうえ不純物含有ゲート
電極10とフィールド酸化膜12との段差に起因して、
不純物含有ゲート電極10とフィールド酸化膜12上と
の感光性樹脂1の膜厚は、低濃度拡散領域8上の感光性
樹脂1の膜厚より薄くなる。
【0131】つぎに、図11に示すように、エッチング
ガスとして酸素を使用したRIEにより、感光性樹脂1
を灰化処理し、感光性樹脂1の膜厚を薄くする。
【0132】このとき、エッチング時間を制御して、不
純物含有ゲート電極10とフィールド酸化膜12との上
の感光性樹脂1は灰化して除去し、低濃度拡散領域8上
の領域のみに感光性樹脂1を形成するようにする。
【0133】その後、この低濃度拡散領域8上に形成す
る感光性樹脂1をエッチングマスクに用いて、エッチン
グガスとして六フッ化イオウと塩素とを使用し、不純物
含有ソースドレイン11をエッチングする。
【0134】このエッチング処理のとき、エッチングガ
スが一方向から照射しないように、半導体基板13に垂
直に電圧を印加せず、エッチングガスのプラズマを等方
性をもたせて、不純物含有ソースドレイン11を等方性
のRIEにより低濃度拡散領域8上のみにパターニング
するように形成する。
【0135】この等方性のエッチングにより、サイドウ
ォール4の側壁領域とフィールド酸化膜12エッジ領域
との不純物含有ソースドレイン11をエッチングして、
不純物含有ソースドレイン11の表面の形状をなめらか
にする。
【0136】つぎに図12に示すように、感光性樹脂1
を除去する。さらに半導体基板13上の全面に、反応性
ガスとしてモノシランとホスフィンとジボランと酸素と
窒素とを使用して、CVDによって、膜厚450nmの
リンとボロンを含んだ酸化シリコンからなる層間絶縁膜
15を形成する。
【0137】その後、窒素雰囲気中で温度900℃の熱
処理を30分間行い層間絶縁膜15を流動化させる、い
わゆる、リフロー処理を行い、層間絶縁膜15の表面を
平坦化させる。
【0138】このリフロー処理と同時に、イオン注入に
より形成した低濃度拡散領域8と不純物含有ソースドレ
イン11との不純物を活性化する。
【0139】その後、膜厚1.1μmの感光性樹脂(図
示せず)を層間絶縁膜15上の全面に形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光し、現像処理を行い、感光性樹
脂を接続穴に対応する開口部を形成するようにパターニ
ングする。
【0140】その後、パターニングした感光性樹脂をエ
ッチングマスクとして、エッチングガスとしてCHF3
を使用してRIEにより層間絶縁膜15をエッチング
し、接続穴を形成する。その後、接続穴形成のエッチン
グマスクとして用いた感光性樹脂を除去する。
【0141】その後、スパッタリング法によりアルミニ
ウム合金からなる配線14を半導体基板13の全面に形
成する。
【0142】その後、膜厚1.6μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法により、配線14上の全面に形成
する。さらに、所定のフォトマスクを用いて露光処理と
現像処理とを行い、感光性樹脂を配線パターンの形成領
域に形成するようにパターニングする。
【0143】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクとして用いて、反応性ガスとしてB
Cl3 とCHCl3 とを用いて、RIEにより配線14
をパターニングする。
【0144】そして、配線14のパターニングに用いた
感光性樹脂を除去し、配線14と不純物含有ソースドレ
イン11、および配線14とゲート電極6とを接続す
る。
【0145】このように本発明の第3の実施例では、ソ
ースドレイン領域に、あらかじめ不純物を含んだ多結晶
シリコンを形成する。
【0146】このため、ソースドレインをオーバーエッ
チングしてしまった場合でも、高濃度のイオン注入工程
がない。
【0147】したがって、不純物分布がソースドレイン
の形状に依存せず、半導体基板13と不純物含有ソース
ドレイン11とが、直接、接合を形成することがなくな
り、耐圧の低下は発生しない。
【0148】つぎに、図13から図15用いて本発明の
第4の実施例における製造方法を説明する。図13から
図15は本発明の第4の実施例におけるMOSトランジ
スタの形成方法を工程順に示す断面図である。
【0149】まずはじめに図13に示すように、導電型
がP型の半導体基板13の上の全面に、膜厚150nm
の窒化シリコン(図示せず)を形成する。この窒化シリ
コンはCVDにより形成する。
【0150】その後、膜厚1.1μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法により、窒化シリコン上の全面に
形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理と現像処
理とを行い、素子領域上に感光性樹脂を形成するように
パターニングする。
【0151】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクに用いて、エッチングガスとして四
フッ炭素を使用して、RIEにより窒化シリコンを素子
領域に形成するようパターニングする。その後、窒化シ
リコンのエッチングマスクとして用いた感光性樹脂を除
去する。
【0152】その後、窒化シリコンを酸化防止として用
いて、水蒸気を添加した酸素雰囲気中で温度1000℃
の熱処理を105分行い、半導体基板13の素子分離領
域に酸化シリコンを形成する、いわゆる選択酸化処理を
行う。
【0153】この選択酸化処理により、膜厚550nm
の酸化シリコンからなるフィールド酸化膜12を素子分
離領域に形成することができる。
【0154】その後、選択酸化処理の酸化防止膜として
用いた窒化シリコンを温度180℃に加熱したリン酸を
用いて除去する。
【0155】その後、酸素雰囲気中で温度1000℃の
熱処理を12分行い、20nmの膜厚を有する酸化シリ
コンからなるゲート酸化膜5を半導体基板13の素子領
域に形成する。
【0156】さらに、半導体基板13上の全面に、反応
性ガスとしてモノシランとホスフィンとを使用するCV
Dによって、膜厚350nmの多結晶シリコンからな
り、しかもリンの不純物濃度が1020atoms/cm
3 の不純物含有ゲート電極10を形成する。
【0157】本発明の第4の実施例で、不純物を含んだ
多結晶シリコンを不純物含有ゲート電極10として使用
する理由は、その後の工程で、高濃度イオン注入を行わ
ない工程を使用しないため、ゲート電極の電気的な仕事
関数をN型シリコンと同レベルに制御する必要があるか
らである。
【0158】その後、酸素雰囲気中で温度1000℃の
熱処理を12分間行い、20nmの膜厚を有する酸化シ
リコンからなるマスク酸化膜7を不純物含有ゲート電極
10上に形成する。
【0159】その後、膜厚0.9μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法により、マスク酸化膜7上の全面
に形成する。そして、所定のフォトマスクを用いて露光
し現像し、ゲート電極パターンの形成領域上に感光性樹
脂をパターニングするように形成する。
【0160】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクとして用いて、フッ酸溶液を使用し
てウェットエッチング法によりマスク酸化膜7をパター
ニングする。
【0161】引き続いて、エッチングガスとして六フッ
化イオウを使用して、RIEによりゲート電極8をパー
タニングし、さらにフッ酸溶液を使用してウェットエッ
チング法によりゲート酸化膜9をパターニングする。そ
の後、エッチングマスクとして用いた感光性樹脂を除去
する。
【0162】その後、不純物含有ゲート電極10とフィ
ールド酸化膜12の整合する半導体基板13にリンを加
速エネルギー25keV、注入量2.0×1013ato
ms/cm2 の条件でイオン注入処理し、低濃度拡散領
域8を形成する。
【0163】その後、半導体基板13上の全面に、反応
性ガスとしてモノシランと酸素と窒素とを使用して、常
圧CVDによって、膜厚100nmの酸化シリコン(図
示せず)を形成する。
【0164】その後、エッチングガスとしてCHF3
使用して、RIEにより酸化シリコンを異方性エッチン
グを行い、平坦な表面上の酸化シリコンの全面エッチン
グを行って、ゲート電極6の側壁領域にのみ酸化シリコ
ンからなるサイドウォール4を形成する。
【0165】この結果、その後のソースドレインの形成
工程のときに、ソースドレインとゲート電極とが接続し
ないように、サイドウォール4とマスク酸化膜7とでゲ
ート電極6を覆うことができる。
【0166】その後、反応性ガスとしてモノシランと酸
素と窒素とを使用して、CVDによって、半導体基板1
3の全面に膜厚200nmの多結晶シリコンでリンの不
純物濃度が1020atoms/cm3 の不純物含有ソー
スドレイン11を形成する。
【0167】この結果、低濃度拡散領域8と不純物含有
ソースドレイン11とを接続する。このとき、ゲート電
極6は、サイドウォール4とマスク酸化膜7とによって
被覆されているので、不純物含有ソースドレイン11と
ゲート電極6とは、接続することはない。
【0168】その後、膜厚700nmのSOG2を回転
塗布法により、不純物含有ソースドレイン11上の全面
に形成する。
【0169】ここで液体状のSOG2は、回転塗布法に
よって形成する。このため、SOG2の表面はなめらか
な形状になり、そのうえ不純物含有ゲート電極10とフ
ィールド酸化膜12のと段差に起因して、不純物含有ゲ
ート電極10とフィールド酸化膜12との上のSOG2
の膜厚は、低濃度拡散領域8上のSOG2の膜厚より薄
くなる。
【0170】つぎに図14に示すように、エッチングガ
スとしてCHF3 を使用したRIEにより、SOG2を
エッチングし、SOG2の膜厚を薄くする。
【0171】このとき、エッチング時間を制御して、不
純物含有ゲート電極10とフィールド酸化膜12上のS
OG2は灰化して除去し、低濃度拡散領域8上の領域の
みにSOG2を形成する。
【0172】その後、SOG2をエッチングマスクに用
いて、エッチングガスとして六フッ化イオウと塩素を使
用し、不純物含有ソースドレイン11をエッチングす
る。
【0173】ここでこのエッチング処理のときは、エッ
チングガスが一方向から照射しないように、半導体基板
13に垂直に電圧を印加せず、エッチングガスのプラズ
マを等方性をもたせて、不純物含有ソースドレイン11
を等方性のRIEにより低濃度拡散領域8上のみにパタ
ーニングする。
【0174】この等方性のエッチングによりサイドウォ
ール4の側壁領域とフィールド酸化膜12エッジ領域と
の不純物含有ソースドレイン11をエッチングして、不
純物含有ソースドレイン11の表面の形状をなめらかに
する。
【0175】つぎに図15に示すように、SOG2を除
去する。さらに半導体基板13上の全面に、、反応性ガ
スとしてモノシランとホスフィンとジボランと酸素と窒
素とを使用するCVDにより、膜厚450nmのリンと
ボロンを含んだ酸化シリコンからなる層間絶縁膜15を
形成する。
【0176】その後、窒素雰囲気中で温度900℃の熱
処理を30分間行い層間絶縁膜15を流動化させる、い
わゆるリフロー処理を行い、層間絶縁膜15の表面を平
坦化させる。
【0177】このリフロー処理と同時に、イオン注入に
より形成した、低濃度拡散領域8と不純物含有ソースド
レイン11との不純物を活性化する。
【0178】その後、膜厚1.1μmの感光性樹脂(図
示せず)を層間絶縁膜15上の全面に形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理と現像処理とを行い、感光
性樹脂を接続穴に対応する開口部を形成するようにパタ
ーニングする。
【0179】その後、パターニングした感光性樹脂をエ
ッチングマスクとして用いて、エッチングガスとしてC
HF3 を使用して、RIEにより層間絶縁膜15をエッ
チングし、接続穴を形成する。その後、接続穴のエッチ
ングマスクとして用いた感光性樹脂を除去する。
【0180】その後、半導体基板13上の全面に、スパ
ッタリング法によりアルミニウム合金からなる配線14
を形成する。
【0181】その後、膜厚1.6μmの感光性樹脂(図
示せず)を回転塗布法によって、配線14上の全面に形
成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理と、現像処
理とを行い、感光性樹脂を配線パターンの形成領域にパ
ターニングする。
【0182】その後、このパターニングした感光性樹脂
をエッチングマスクとして用いて、反応性ガスとしてB
Cl3 とCHCl3 とを用いて、RIEにより、配線1
4をパターニングする。
【0183】その後、エッチングマスクとして用いた感
光性樹脂を除去し、配線14と不純物含有ソースドレイ
ン11、および配線14とゲート電極6とを接続する。
【0184】このように本発明の第4の実施例において
は、第3の実施例と同様に、ソースドレイン領域に、あ
らかじめ不純物を含んだ多結晶シリコンを形成してい
る。このため、ソースドレインをオーバーエッチングし
てしまった場合でも、高濃度の不純物濃度分布をソース
ドレインの形状に依存せず、安定して制御することがで
き、耐圧の低下の発生がない。
【0185】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
製造方法においては、微細なMOSトランジスタに有効
な、ソースドレインを半導体基板上に形成する構造にお
いて、合わせズレがなくソースドレインをパターニング
し、高濃度拡散領域を安定して形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例における半導体装置の製造方法
を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図12】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図13】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図14】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図15】本発明の実施例における半導体装置の製造方
法を示す断面図である。
【図16】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図17】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図18】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【図19】従来例における半導体装置の製造方法を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 感光性樹脂 2 SOG 3 ソースドレイン 4 サイドウォール 5 ゲート酸化膜 6 ゲート電極 7 マスク酸化膜 8 低濃度拡散領域 9 高濃度拡散領域 10 不純物含有ゲート電極 11 不純物含有ソースドレイン 12 フィールド酸化膜 13 半導体基板 14 配線 15 層間絶縁膜
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/316 21/3213 29/78 H01L 21/88 C 29/78 301 S 301 G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の素子分離領域にフィール
    ド酸化膜を形成する工程と、ゲート酸化膜とゲート電極
    とマスク酸化膜を全面に形成し、ホトエッチング工程に
    より、マスク酸化膜とゲート電極とゲート酸化膜をパタ
    ーニングする工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜と
    の整合する半導体基板に低濃度拡散領域を形成する工程
    と、全面に酸化膜を形成し、異方性エッチング法によ
    り、酸化膜をエッチングし、ゲート電極の側壁のみに酸
    化膜のサイドウォールを形成する工程と、全面に多結晶
    シリコンのソースドレインを形成する工程と、感光性樹
    脂を回転塗布法により形成する方法と、酸素雰囲気中で
    感光性樹脂を灰化し、ゲート電極とフィールド酸化膜と
    の上のみの感光性樹脂を除去する工程と、感光性樹脂を
    エッチングマスクに多結晶シリコンのソースドレインを
    除去し、感光性樹脂を除去する工程と、ゲート電極とソ
    ースドレインにイオン注入し、高濃度拡散領域を形成す
    る工程と、全面に層間絶縁膜を形成する工程と、加熱処
    理を行い、低濃度拡散領域と高濃度拡散領域との不純物
    を活性化する工程と、ホトエッチング工程により層間絶
    縁膜に接続穴を形成する工程と、配線を形成する工程と
    を有することを特徴する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上の素子分離領域にフィール
    ド酸化膜を形成する工程と、ゲート酸化膜とゲート電極
    とマスク酸化膜を全面に形成し、ホトエッチング工程に
    より、マスク酸化膜とゲート電極とゲート酸化膜をパタ
    ーニングする工程と、ゲート電極とフィールド酸化膜と
    の整合する半導体基板に低濃度拡散領域を形成する工程
    と、全面に酸化膜を形成し、異方性エッチング法によ
    り、酸化膜をエッチングし、ゲート電極の側壁のみに酸
    化膜のサイドウォールを形成する工程と、全面に多結晶
    シリコンのソースドレインを形成する工程と、SOGを
    回転塗布法により形成し、熱処理を行い焼結する方法
    と、SOGをエッチングし、ゲート電極とフィールド酸
    化膜との上のみのSOGを除去する工程と、SOGをエ
    ッチングマスクに多結晶シリコンのソースドレインを除
    去し、SOGを除去する工程と、ゲート電極とソースド
    レインにイオン注入し高濃度拡散領域を形成する工程
    と、全面に層間絶縁膜を形成する工程と、加熱処理を行
    い、低濃度拡散領域と高濃度拡散領域との不純物を活性
    化する工程と、ホトエッチング工程により層間絶縁膜に
    接続穴を形成する工程と、配線を形成する工程とを有す
    ることを特徴する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上の素子分離領域にフィール
    ド酸化膜を形成する工程と、ゲート酸化膜と不純物を含
    有した多結晶シリコンのゲート電極とマスク酸化膜を全
    面に形成し、ホトエッチング工程により、ゲート電極と
    ゲート酸化膜をパターニングする工程と、ゲート電極と
    フィールド酸化膜との整合する半導体基板に低濃度拡散
    領域を形成する工程と、全面に酸化膜を形成し、異方性
    エッチング法により、酸化膜をエッチングし、ゲート電
    極の側壁のみに酸化膜のサイドウォールを形成する工程
    と、全面に不純物を含有した多結晶シリコンのソースド
    レインを形成する工程と、感光性樹脂を回転塗布法によ
    り形成する方法と、酸素雰囲気中で感光性樹脂を灰化
    し、ゲート電極とフィールド酸化膜との上のみの感光性
    樹脂を除去する工程と、感光性樹脂をエッチングマスク
    に多結晶シリコンのソースドレインを除去し、感光性樹
    脂を除去する工程と、全面に層間絶縁膜を形成する工程
    と、加熱処理を行い、低濃度拡散領域と高濃度拡散領域
    との不純物を活性化する工程と、ホトエッチング工程に
    より層間絶縁膜に接続穴を形成する工程と、配線を形成
    する工程とを有することを特徴する半導体装置の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上の素子分離領域にフィール
    ド酸化膜を形成する工程と、ゲート酸化膜と不純物を含
    有した多結晶シリコンのゲート電極とマスク酸化膜を全
    面に形成し、ホトエッチング工程によって、ゲート電極
    とゲート酸化膜をパターニングする工程と、マスク酸化
    膜とゲート電極とフィールド酸化膜との整合する半導体
    基板に低濃度拡散領域を形成する工程と、全面に酸化膜
    を形成し、異方性エッチング法により、酸化膜をエッチ
    ングし、ゲート電極の側壁のみに酸化膜のサイドウォー
    ルを形成する工程と、全面に不純物を含有した多結晶シ
    リコンのソースドレインを形成する工程と、SOGを回
    転塗布法により形成し、熱処理を行い焼結する方法と、
    SOGをエッチングし、ゲート電極とフィールド酸化膜
    との上のみのSOGを除去する工程と、SOGをエッチ
    ングマスクに多結晶シリコンのソースドレインを除去
    し、SOGを除去する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
    する工程と、加熱処理を行い、低濃度拡散領域と高濃度
    拡散領域との不純物を活性化する工程と、ホトエッチン
    グ工程により層間絶縁膜に接続穴を形成する工程と、配
    線を形成する工程とを有することを特徴する半導体装置
    の製造方法。
JP10139694A 1994-05-16 1994-05-16 半導体装置の製造方法 Pending JPH07307307A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10139694A JPH07307307A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10139694A JPH07307307A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07307307A true JPH07307307A (ja) 1995-11-21

Family

ID=14299582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10139694A Pending JPH07307307A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07307307A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021568A (ja) * 2007-06-15 2009-01-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021568A (ja) * 2007-06-15 2009-01-29 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
US8969147B2 (en) 2007-06-15 2015-03-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4488351A (en) Method for manufacturing semiconductor device
JPH07120795B2 (ja) 半導体デバイスの製作方法
US4069067A (en) Method of making a semiconductor device
US5830798A (en) Method for forming a field effect transistor
JPH0147020B2 (ja)
JPH11340456A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US4640000A (en) Method of manufacturing semiconductor device
KR0170436B1 (ko) 모스트랜지스터 제조방법
US6107173A (en) Method of manufacturing semiconductor device
JPH07307307A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100209280B1 (ko) 반도체 소자의 콘택홀 형성방법
JPH05243264A (ja) トランジスタの製造方法
JPH0982949A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2854019B2 (ja) Mos型半導体装置の製造方法
JP3417114B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR20000041809A (ko) 트랜지스터의 제조방법
JPH07147396A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH09139382A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3127483B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08162634A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06260637A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH1126756A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06338516A (ja) Mos型半導体装置の製造方法
KR20020030338A (ko) 반도체 장치 제조방법
JPS6147670A (ja) 半導体装置の製造方法