JPH07307202A - シャント抵抗器 - Google Patents

シャント抵抗器

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Publication number
JPH07307202A
JPH07307202A JP6096411A JP9641194A JPH07307202A JP H07307202 A JPH07307202 A JP H07307202A JP 6096411 A JP6096411 A JP 6096411A JP 9641194 A JP9641194 A JP 9641194A JP H07307202 A JPH07307202 A JP H07307202A
Authority
JP
Japan
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conductor
shunt resistor
substrate
characteristic impedance
resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6096411A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Genma
宏一郎 源馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高周波パワーエレクトロニクス機器或いはこれ
らの機器用部品の研究開発における精密な電流・電力測
定の為の直流から数百MHzまでの広い周波数帯域を持
つシャント抵抗を提供することにある。 【構成】ガラス又はセラミックス等で構成された基板の
表面に所望の特性インピーダンスが得られるように厚さ
が数μmの金属箔抵抗をフォトエッチングによりマイク
ロストリップ導体として形成すると共に,このマイクロ
ストリップ導体に被測定電流を供給することによって生
じる電圧降下を外部に取り出す2本の引出し導体パター
ンを形成し、前記基板の裏面一面にグランドプレーンと
して機能する導体金属膜を形成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング電源或い
はインバータ蛍光灯等の高周波パワーエレクトロニクス
機器における高周波電流測定に使用して好適な広帯域・
高精度のシャント抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波パワーエレクトロニクス機器の研
究開発等に使用される電力測定器においては、電力測定
の際の電流検出の為にシャント抵抗器が用いられる。こ
のようなシャント抵抗器の従来例としては、抵抗の温度
係数が低く、かつ経時変化の非常に少ない金属箔精密抵
抗器が知られている。一方、高周波回路の一般的な抵抗
器としては、金属皮膜抵抗器が多用されている。金属皮
膜抵抗器は硝子或いはセラミックの基板上に、ニッケル
クロム合金など金属膜を蒸着などの方法で形成したもの
である。これに対して、金属箔精密抵抗器は、抵抗温度
係数など高精度抵抗材としての諸特性の優れた特殊合金
材料による厚みが数μmの金属箔をセラミックの基板上
に形成すると共に、これをフォトエッチングにより複雑
な抵抗パターンとして形成し、抵抗値の最終調整を細線
化された抵抗パターンの一部を数カ所切断するようにし
たものである。金属箔が使用されているのは、上記の金
属皮膜抵抗が50〜1000オングストロームの薄膜が
使用されていて抵抗の長期安定性に問題があるのに比較
して、金属箔ではバルクとしての安定した性能が得られ
る為である。
【0003】近年、機器の小型化と高効率化のニーズが
高まり、高周波パワーエレクトロニクスの動作周波数が
上昇している。例えば、スイッチング方式直流安定化電
源の一種のレゾナント形直流安定化電源では動作基本周
波数で数MHzが使用されてきている。このような機器
の研究開発においては、内部回路の各部の動作電流・電
力の精密な測定が不可欠であり、この場合内部動作電流
は基本動作周波数の10次以上の高周波成分まで精密に
測定が必要となる。この為には、シャント抵抗の周波数
帯域としては100MHz以上が要求される。更には、
これらの機器に使用されるトロイダルコアなどの磁性体
部品の損失測定においては、更に高い500MHzでの
評価が要求されるため、上記の従来技術では対応不可能
となってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの高周波パワーエレクトロニクス機器或いはこれらの
機器用部品の研究開発における精密な電流・電力測定の
為の直流から数百MHzまでの広い周波数帯域を持つシ
ャント抵抗を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス又はセ
ラミックス等で構成された基板の表面に所望の特性イン
ピーダンスが得られるように厚さが数μmの金属箔抵抗
をフォトエッチングによりストリップ導体として形成す
ると共に,このマイクロストリップ導体に被測定電流を
供給することによって生じる電圧降下を外部に取り出す
2本の引出し導体パターンを形成し、前記基板の裏面一
面にグランドプレーンとして機能する導体金属膜を形成
したものである。
【0006】
【作用】このような本発明では、シャント抵抗体自体が
特定の特性インピーダンスを持つマイクロストリップ導
体を形成している。
【0007】
【実施例】以下図面を用いて本発明を説明する。図1及
び図2は本発明の一実施例を示した構成図で、図1は斜
視図、図2は上面図である。両図において、1はガラ
ス,或いはセラミックスで構成した厚さの薄い方形状の
誘電体絶縁基板である。2は基板1の裏面一面に形成さ
れた導体金属膜で、グランドプレーンとして機能する。
3は基板1の表面に接着した厚さ数μmの金属箔抵抗か
らフォトリソグラフィーにより所望の特性インピーダン
スが得られるように形成され、マイクロストリップ導体
として、又シャント抵抗体として機能するパターン、4
及び5はパターン3のシャント抵抗に流れた電流による
電圧降下を外部に取り出す為の引出しパターンで、パタ
ーン3と同時に形成される。
【0008】6及び7は外部回路との接続用パッドであ
り、これもパターン3の形成と同時に形成される。8は
パターン3による電圧降下に伴って発生する熱を放散す
る為の銅或いはアルミ等で構成された放熱器で、金属膜
2を介して基板1の裏面に接着されている。
【0009】このような構成のシャント抵抗器におい
て、パターン3にこのパターンの一端より被測定電流を
供給すると、その電流によりパターン3に電圧降下が生
じる。この電圧降下は引出しパターン4,5とパッド
6,7を介して外部に取り出される。
【0010】図3は本発明の他の実施例の構成図であ
る。図3が図1及び図2と相違する点は、マイクロスト
リップ導体3の電圧降下引出しパターン4をマイクロス
トリップ導体3の近傍に形成したものである。このよう
な構成の図3においては、被測定電流iがマイクロスト
リップ導体3を流れることによって発生する磁束と引出
し線パターン4,5が囲む領域が最小となり、磁束との
交鎖による誘起電圧が小さくなる特徴がある。
【0011】図4は本発明の更に他の実施例の構成図で
ある。図4が図3と相違する点は、図4では一対の電圧
降下引出しパターン4,5及び4’,5’を設け、この
両パターンをストリップ導体3の中心に対して左右対称
に形成したものである。このような構成の図4におい
て、正規の電圧降下をe,磁束交錯による誘起電圧成分
をfとすると、図4の引出しパッド6,7の電圧ea,
引出しパッド6’,7’の電圧ebは ea=e+f eb=e−f となる。電圧eaは引出しパッド6,7に接続した演算
増幅器8によって取り出され、電圧ebは引出しパッド
6’,7’に接続した演算増幅器8’によって取り出さ
れる。この演算増幅器8,8’の出力は加算演算増幅器
9に加えられる。その結果、加算演算増幅器9の出力は ea+eb=e+f+e−f=2e となり、磁束交錯による誤差を打ち消すことができる。
【0012】図5は本発明の更に他の実施例の構成図で
ある。この実施例は抵抗体パターン3の長さを多くした
ものである。この実施例において、角が45°にカット
してあるのは直角の曲がりに比較して反射を低減するこ
とができる為である。このようなパターンを使用するこ
とにより、比較的大きな抵抗値を小型で実現することが
できる。なお、この実施例における基板1はプリント配
線基板が用いられている。抵抗体3は銅箔の抵抗を使用
している。このようにシャント抵抗器は低い抵抗値しか
実現しにくく、高周波における損失が大きくなり、周波
数特性が悪化するが安価にできる。
【発明の効果】
(a)本発明によれば、従来のシャント抵抗器に比較し
て類似の製造技術を使用して容易にシャント抵抗体とし
ての周波数帯域を数100MHzに伸ばすことができ
る。即ち、シャント抵抗体自体が特定の特性インピーダ
ンス(例えば50Ω)を持つマイクロストリップ伝送路
を形成しているので、その周波数特性は主として導体損
で制約される高い値となる。従来のシャント抵抗器で
は、複雑で微細な抵抗パターンをフォトリソグラフィで
形成している為、周波数特性を現状以上に向上させるこ
とは困難である。 (b)本発明によれば、シャント抵抗自体が特定の特性
インピーダンスを持つ伝送路である為、被測定電流を流
す導体に同軸ケーブル或いは同軸コネクタ等の高周波部
品が使用でき、従来のシャント抵抗器で発生していた特
性インピーダンスの不整合に基づく反射等の精密な測定
を妨げる要因を除去することができる。 (c)本発明では、シャント抵抗体のパターン幅が1m
m内外になるので、幅数がμmの微細な抵抗体パターン
の加工を要する従来例に比較して大幅に加工が容易であ
り、安価に製造することが出来る特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシャント抵抗器の一実施例の斜
視図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】本発明に係わるシャント抵抗器の他の実施例の
構成図である。
【図4】本発明に係わるシャント抵抗器の他の実施例の
構成図である。
【図5】本発明に係わるシャント抵抗器の他の実施例の
要部の構成図である。
【符号の説明】
1 基板 2 導体金属膜 3 マイクロストリップ導体 4,5 引出しパターン 6,7 接続用パッド 8 放熱器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス又はセラミックス等で構成された基
    板の表面に所望の特性インピーダンスが得られるように
    厚さが数μmの金属箔抵抗をフォトエッチングによりマ
    イクロストリップ導体として形成すると共に,このマイ
    クロストリップ導体に被測定電流を供給することによっ
    て生じる電圧降下を外部に取り出す2本の引出し導体パ
    ターンを形成し、前記基板の裏面一面にグランドプレー
    ンとして機能する導体金属膜を形成してなるシャント抵
    抗器。
  2. 【請求項2】前記電圧引出し導体パターンをマイクロス
    トリップ導体の近傍に形成したことを特徴とする請求項
    (1)記載のシャント抵抗器。
  3. 【請求項3】前記電圧引出し導体パターンをマイクロス
    トリップ導体の近傍に形成すると共にストリップ導体の
    中心軸に対称に2組備え、両導体パターンより引出した
    電圧を加算するようにしたことを特徴とする請求項
    (1)または(2)記載のシャント抵抗器。
JP6096411A 1994-05-10 1994-05-10 シャント抵抗器 Pending JPH07307202A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10143932A1 (de) * 2001-09-07 2003-04-03 Eupec Gmbh & Co Kg Shunt-Widerstandanordnung
KR100943750B1 (ko) * 2008-03-12 2010-02-23 동아전기부품 주식회사 패턴 형성된 션트저항을 갖는 직류 모터 구동 드라이브 모듈

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