JPH0730672B2 - 既設暗渠の敷設替え工法 - Google Patents

既設暗渠の敷設替え工法

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JPH0730672B2
JPH0730672B2 JP63120623A JP12062388A JPH0730672B2 JP H0730672 B2 JPH0730672 B2 JP H0730672B2 JP 63120623 A JP63120623 A JP 63120623A JP 12062388 A JP12062388 A JP 12062388A JP H0730672 B2 JPH0730672 B2 JP H0730672B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、既設暗渠を掘進機を用いて掘削撤去しなが
ら、新設暗渠を敷設する既設暗渠の敷設替え工法に関す
る。
〔従来の技術〕
シールド工法は暗渠の敷設のために広く採用さている
が、送水容量不足や強度劣化などによりその暗渠の再敷
設が必要となる。このため、従来は既設暗渠の切り廻し
を行い、流下する水を止めて、主に開削工法により新設
暗渠を敷設している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる従来の既設暗渠の敷設替え工法に
あっては、既設暗渠を切廻しするための用地を確保する
必要があるほか、この切廻し作業に続く開削作業および
敷設替えの各工程が必要で、多大の工事費を要し、工期
が長びくという問題があった。また、開削工事では道路
の交通規制を必要とするため、交通渋滞を招くという問
題があった。
この発明はかかる従来の問題点に着目してなされたもの
であり、既設暗渠の崩落を生じることなく、安全かつ迅
速に掘削が行えるとともに、交通渋滞を招くことなく、
既設暗渠の敷設替えを安価かつ容易に行える既設暗渠の
敷設替え工法を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかる既設暗渠の敷設替え工法は、既設暗渠
内にこれの崩落を防止しながら移動、停止するととも
に、鉄筋切断用のカッタを有する支持装置を設け、上記
掘進機による掘進時または停止時に、上記支持装置を移
動させながら上記カッタにより既設暗渠の鉄筋を切断す
るようにしたものである。また、この発明の別の発明
は、掘進機のカッタフェイスにカッタビット、ディスク
カッタおよびゲージカッタを設けて、上記カッタビット
に土砂の掘削を行わせ、ディスクカッタおよびゲージカ
ッタに鉄筋およびコンクリートの破砕を行わせるように
したものである。この発明のさらに別の発明は、既設暗
渠の掘削により生じたコンクリート塊を、カッタフェイ
スの中心部に設けた開口部を通して、搬出装置により掘
進機外に搬出するようにしたものである。
〔作用〕
この発明における支持装置は既設暗渠内に移動,停止自
在に設置されて、この既設暗渠を崩落しないように支承
しており、掘進機の掘進に並行して移動しながら、カッ
タにより既設暗渠内の鉄筋を切断して、掘進機の掘進を
助ける。また、掘進機はカッタビットにより土砂を掘削
し、ディスクカッタにより既設暗渠のコンクリートおよ
び鉄筋の破砕、引き抜きを行う。さらに、カッタフェイ
スに設けた開口部は、掘削したコンクリート塊や水を取
り込んで、コンベア等にり搬出させやすいように機能
し、シールド掘進効率を高める。
〔発明の実施例〕
以下に、この発明の一実施例を図面について説明する。
第1図はこの発明の方法の実施に用いるシールド掘進装
置を一部切断して示すトンネル軸方向の縦断面図であ
り、図において、1は地盤2内に敷設された、断面が円
形、馬蹄形、矩形などの既設暗渠であり、この既設暗渠
1内には自走用の牽引ジヤッキ3によって連結された2
台の支持装置4,5が設けられている。また、支持装置4
には、既設暗渠1の鉄筋を軸方向および円周方向に切断
するためのカッタ6が複数設けられている。7はシール
ド推進装置の掘進機で、これのカッタフェイス8にはコ
ンクリート塊や掘削土砂を取り込んで、搬出装置として
のスクリューコンベア9に渡す開口部10が設けられてい
る。11は掘進機7によって掘削された孔内に、立坑12か
ら推進敷設された、ヒューム管などの断面が円形の新設
管、13は立坑12の内壁に当接した反力受けとしての支圧
壁でこれと最後部の新設管11との間に押輪14を介して複
数の元押しジヤッキ15が介装されている。16は掘進機7
の方向制御ジヤッキ、17はスクリューコンベア9からの
コンクリート塊や流状物をホッパー18や吸水口19に受け
て排水するホース、20は立坑12の底部に排出した上記コ
ンクリート塊21などを地上に運搬するクラムセルバケッ
トである。22は立坑12の底に溜った水を地上に排出する
排水用のポンプである。
第2図は上記支持装置4の概略を示すトンネル円周方向
の縦断面図であり、これが枠部材25と、この枠部材25の
上部に、油圧シリンダなどの支持手段26によって移動自
在に支持したアーチ形の支保プレート27と、枠部材25の
側部に支持手段28によって移動自在に支持したグリッパ
29と、枠部材25の下端に取付けられた自走用そり30とか
ら構成されている。6は上記支保プレート27の外側に突
出するように設けられた鉄筋切断用の上記カッタであ
り、その切断方向は自由に変えられるようになってい
る。なお、もう一方の支持装置5はカッタ6が設けられ
ないこと以外、支持装置4と基本的構成は同一である。
第3図は掘進機7のカッタフェイス8を示す正面図であ
る。このカッタフェイス8の表面側には3個ずつのディ
スクカッタ31、カッタビット32およびゲージカッタ33が
それぞれ等間隔に配置されている。
第4図は掘進機7付近を示す拡大縦断面図であり、この
図において、34はカッタ旋回用の油圧モータである。
次に、第5図を見ながら動作について説明する。
まず、油圧モータ34を作動してカッタフェイス8を駆動
し、上記ディスクカッタ31およびゲージカッタ33により
既設暗渠1の端面を掘削する。また、カッタビット32に
より既設暗渠1周辺の土砂を掘削する。また、この掘削
動作に並行して、上記カッタ6によりその既設暗渠1お
よびその内部の鉄筋を切断した後、既設暗渠1内にある
支持装置4の支保プレート27およびグリッパ29を、しっ
かりと既設暗渠1の内壁に押し付けさせる。さらに続い
て他方の支持装置5の支保プレート27およびグリッパ29
と内壁との接触圧を緩め、牽引ジヤッキ3を収縮させ
て、その支持装置5を、自走用そり30によって支持装置
4に対し第5図(a)にしめすように接近させる。そし
て、かかる状態で上記既設暗渠1の端部をさらに掘削す
るように掘進機7を作動前進せしめて、第5図(b)に
示すようにする。なお、この掘削作業に並行して、後方
の立坑12に設置した元押すジヤッキ15により新設管11を
押し込み、これにより支圧壁13で反力をとりながら、掘
進機7を推進させる。こうして、掘進機7が支持装置5
に近づいたら掘削を一時停止し、前方の支持装置4の既
設暗渠1に対する上記保持を緩め、さらに牽引ジヤッキ
3を伸長させると同時にカッタ6による切断を行いなが
ら、この支持装置4を既設暗渠1内に前進させる。この
状態を第5図(c)に示す。
次に、このような支持装置4の前進が完了したら、この
支持装置4の支保プレート27およびグリッパ29を既設暗
渠1の内壁に押圧させて、この支持装置4を既設暗渠1
内に保持させる。次に、他の支持装置5の支保プレート
27およびグリッパ29をの内壁から緩めてフリーとなし、
牽引ジヤッキ3を収縮させて、その支持装置5を支持装
置4側へ移動させて、第5図(d)に示すようにする。
そして、再び掘進機7を作動して、既設暗渠の掘削、新
設管11の継ぎ足しおよび推進を行い、第5図(a)の状
態および動作に戻る。
このように、支持装置4,5による既設暗渠1の保持およ
び移動と、掘進機7の掘削との相互作動、所定のタイミ
ングで互いに関連させて実施することにより、既設暗渠
1の敷設替えが効率的に実施できる。
なお、上記実施例では新設管11を継ぎ足しながら既設暗
渠を敷設替えする場合について説明したが、一次覆工と
しセグメントを布設することもできる。
また、上記開口部10から取り込んだコンクリート塊は、
スクリューコンベアによって集められ、流体輸送、機械
輸送、ズリ鋼車、かき寄せなどの残土搬出手段を用い
て、地上に搬出することができる。
またさらに、既設暗渠1の掘進時または掘進停止時のい
ずれにも、カッタ6による鉄筋の切断を行うことができ
る。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば既設暗渠内にこれの崩
落を防止しながら移動、停止するとともに、鉄筋切断用
のカッタを有する支持装置を設け、上記掘進機による掘
進時または停止時に、上記支持装置を移動させながら、
上記カッタにより既設暗渠の鉄筋を切断するようにした
ので、上記既設暗渠の掘削時における動力負担を軽減で
き、掘進作業の効率化を図ることができ、工期の短縮
化、工事費の低減が図れるほか、切り廻しのための用地
確保がそれほど問題にならなくなるという効果がある。
また、従来の開削工法に比較して、道路の交通規制をす
る必要がなくなり、交通渋滞の問題を避けることができ
るとともに、コンクリート塊の掘削、撤去を容易に行え
る等の効果がある。この発明の別の発明によれば、掘進
機のカッタフェイスにカッタビット、ディスクカッタお
よびゲージカッタを設けて、上記カッタビットに土砂の
掘削を行わせ、上記ディスクカッタおよびゲージカッタ
に鉄筋およびコンクリートの破砕を行わせるようにした
ので、カッタビット、ディスクカッタおよびゲージカッ
タに土砂、コンクリートおよび鉄筋の掘削をそれぞれ分
担させて行わせることができ、鉄筋コンクリートの既設
暗渠の掘削、撤去をより効率的に行わしめうる。この発
明のさらに別の発明によれば、既設暗渠の掘削により生
じたコンクリート塊を、カッタフェイスの中心部に設け
た開口部を通して、搬出装置により掘進機外に搬出する
ようにしたので、コンクリート塊の搬出を効率化でき、
これによってシールド掘進速度を上げることができる等
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法の実施に用いるシールド掘進装
置を示すトンネル軸方向の縦断面図、第2図は既設暗渠
内の支持装置を一部切断して示すトンネル円周方向の縦
断面図、第3図は掘進機のカッタフェイスを示す正面
図、第4図は第1図の要部を拡大して示す縦断面図、第
5図はシールド掘進装置による掘進動作を示す説明図で
ある。 1……既設暗渠、4,5……支持装置、6……カッタ、7
……掘進機、8……カッタフェイス、9……搬出装置、
10……開口部、11……新設管。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設暗渠を掘進機により掘削撤去したのち
    新設暗渠を敷設する既設暗渠の敷設替え工法において、
    上記既設暗渠内にこれの崩落を防止しながら移動,停止
    するとともに、鉄筋切断用のカッタを有する支持装置を
    設け、上記掘進機による掘進時または停止時に、上記支
    持装置を移動させながら上記カッタにより既設暗渠の鉄
    筋を切断するようにしたことを特徴とする既設暗渠の敷
    設替え工法。
  2. 【請求項2】掘進機のカッタフェイスにカッタビット、
    ディスクカッタおよびゲージカッタを設けて、上記カッ
    タビットに土砂の掘削を行わせ、ディスクカッタおよび
    ゲージカッタにより鉄筋およびコンクリートの破砕を行
    わせるようにしたことを特徴とする請求項1記載の既設
    暗渠の敷設替え工法。
  3. 【請求項3】既設暗渠の掘削により生じたコンクリート
    塊を、カッタフェイスの中心部に設けた開口部を通し
    て、搬出装置により掘進機外に搬出するようにしたこと
    を特徴とする既設暗渠の敷設替え工法。
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