JPH07306634A - 振動型表示パネルおよび画像表示装置 - Google Patents
振動型表示パネルおよび画像表示装置Info
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- JPH07306634A JPH07306634A JP9979494A JP9979494A JPH07306634A JP H07306634 A JPH07306634 A JP H07306634A JP 9979494 A JP9979494 A JP 9979494A JP 9979494 A JP9979494 A JP 9979494A JP H07306634 A JPH07306634 A JP H07306634A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像データを触知覚によって容易に認識でき
る振動型表示パネルと、この振動型表示パネルを利用し
ＴＶ画像なども表示できる画像表示装置を提供する。 【構成】 マトリクス状に配置され各画素に対応する振
動素子として圧電プラスチック素子１３を使用し、これ
ら圧電プラスチック素子１３が、第１および第２のベー
スフィルム１１,１５に挟み込まれた構造とする。
る振動型表示パネルと、この振動型表示パネルを利用し
ＴＶ画像なども表示できる画像表示装置を提供する。 【構成】 マトリクス状に配置され各画素に対応する振
動素子として圧電プラスチック素子１３を使用し、これ
ら圧電プラスチック素子１３が、第１および第２のベー
スフィルム１１,１５に挟み込まれた構造とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、触知覚を利用した表示
を行なう振動型表示パネルとこの振動型表示パネルを用
いた画像表示装置に関し、特に、視力障害者に対し振動
によって画像を呈示するのに適した振動型表示パネルお
よび画像表示装置に関する。
を行なう振動型表示パネルとこの振動型表示パネルを用
いた画像表示装置に関し、特に、視力障害者に対し振動
によって画像を呈示するのに適した振動型表示パネルお
よび画像表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】視覚を使用しないで情報を人間に対して
表示しあるいは伝達する方法として、聴覚や触知覚を用
いる方法がある。このうち触知覚を利用する表示装置と
しては、例えば、ＯＣＲ（光学式文字読み取り装置）や
バーコードリーダなどで読み取った文字を視力障害者に
対してパターン情報として呈示し認識させるものが、広
く使用されている。この場合、バイモルフ・タクタイル
・アレイやピエゾ素子をマトリクス状に配置し、パター
ン情報に応じた電気信号によって所定の画素が振動する
振動型表示パネルが使用されている。特開昭63-29782号
公報には、５×２０本のピンを配置したタクタイルアレ
イを使用し、読み取り装置で読み取った文字情報を記憶
して１字ずつタクタイルアレイに表示するものが開示さ
れている。例えば文字"Ｔ"を表示する場合であれば、全
体として"Ｔ"の形となるように所定のピンが突出・振動
する。また、特開平1-295561や特開平1-296288の各公報
には、同様の構成であるが５×２０に配列されたセラミ
ック系のピエゾ素子を用い、読み取ったパターン情報を
記憶してピエゾ素子の振動パターンとして表示させるも
のが開示されている。
表示しあるいは伝達する方法として、聴覚や触知覚を用
いる方法がある。このうち触知覚を利用する表示装置と
しては、例えば、ＯＣＲ（光学式文字読み取り装置）や
バーコードリーダなどで読み取った文字を視力障害者に
対してパターン情報として呈示し認識させるものが、広
く使用されている。この場合、バイモルフ・タクタイル
・アレイやピエゾ素子をマトリクス状に配置し、パター
ン情報に応じた電気信号によって所定の画素が振動する
振動型表示パネルが使用されている。特開昭63-29782号
公報には、５×２０本のピンを配置したタクタイルアレ
イを使用し、読み取り装置で読み取った文字情報を記憶
して１字ずつタクタイルアレイに表示するものが開示さ
れている。例えば文字"Ｔ"を表示する場合であれば、全
体として"Ｔ"の形となるように所定のピンが突出・振動
する。また、特開平1-295561や特開平1-296288の各公報
には、同様の構成であるが５×２０に配列されたセラミ
ック系のピエゾ素子を用い、読み取ったパターン情報を
記憶してピエゾ素子の振動パターンとして表示させるも
のが開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置では、文字、数字、図形などのパターン情
報を１文字ずつ表示するだけであるので、テレビ画像や
絵画やグラフなどの一般的な画像を触知覚的に表示する
ことが難しく、これらの一般的な画像を認識しようとす
る場合に不便であるという問題点がある。例えば、静止
画像にせよ動画像にせよテレビ画像を視力障害者が認識
する用途には、上述した従来の装置は適合しない。ま
た、バイモルフ・タクタイル・アレイやセラミック系の
ピエゾ素子をマトリクス状に高密度に配設することは技
術的に難しく、これらを用いた振動型表示パネルの製造
が困難であるという問題点もある。
た従来の装置では、文字、数字、図形などのパターン情
報を１文字ずつ表示するだけであるので、テレビ画像や
絵画やグラフなどの一般的な画像を触知覚的に表示する
ことが難しく、これらの一般的な画像を認識しようとす
る場合に不便であるという問題点がある。例えば、静止
画像にせよ動画像にせよテレビ画像を視力障害者が認識
する用途には、上述した従来の装置は適合しない。ま
た、バイモルフ・タクタイル・アレイやセラミック系の
ピエゾ素子をマトリクス状に高密度に配設することは技
術的に難しく、これらを用いた振動型表示パネルの製造
が困難であるという問題点もある。
【０００４】本発明の目的は、従来技術のこのような問
題を解決し、画像データを触知覚によって容易に認識で
きる振動型表示パネルと、この振動型表示パネルを利用
し一般的な画像表示に適した画像表示装置を提供するこ
とにある。
題を解決し、画像データを触知覚によって容易に認識で
きる振動型表示パネルと、この振動型表示パネルを利用
し一般的な画像表示に適した画像表示装置を提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第１の発明の振動型表示
パネルは、振動によって画像情報を表示する振動型表示
パネルであって、フィルム基板と、各表示画素に対応し
て前記フィルム基板上にマトリクス状に配置され圧電プ
ラスチックからなる振動素子と、前記振動素子に電圧を
印加するための電極とを有する。
パネルは、振動によって画像情報を表示する振動型表示
パネルであって、フィルム基板と、各表示画素に対応し
て前記フィルム基板上にマトリクス状に配置され圧電プ
ラスチックからなる振動素子と、前記振動素子に電圧を
印加するための電極とを有する。
【０００６】第２の発明の振動型表示パネルは、振動に
よって画像情報を表示する振動型表示パネルであって、
第１のフィルム基板と、前記第１のフィルム基板上に設
けられた複数の行方向電極と、前記各行方向電極に直交
するように設けられた複数の列方向電極と、前記行方向
電極および前記列方向電極の各交差部の近傍に設けられ
対応する行方向電極および列方向電極にそれぞれ接続さ
れ圧電プラスチックからなる振動素子と、前記各行方向
電極、前記各列方向電極および前記各振動素子を覆うよ
うに設けられた第２のフィルム基板とを有する。
よって画像情報を表示する振動型表示パネルであって、
第１のフィルム基板と、前記第１のフィルム基板上に設
けられた複数の行方向電極と、前記各行方向電極に直交
するように設けられた複数の列方向電極と、前記行方向
電極および前記列方向電極の各交差部の近傍に設けられ
対応する行方向電極および列方向電極にそれぞれ接続さ
れ圧電プラスチックからなる振動素子と、前記各行方向
電極、前記各列方向電極および前記各振動素子を覆うよ
うに設けられた第２のフィルム基板とを有する。
【０００７】本発明の振動型表示パネルにおいて、圧電
プラスチックとしては、例えば、フッ化ビニリデンと三
フッ化エチレンのコポリマー、フッ化ビニリデンとフッ
化ビニルのコポリマー、フッ化ビニリデンとテトラフル
オロエチレンのコポリマー、フッ化ビニリデンとトリフ
ルオロエチレンのコポリマーなどを使用することができ
る。
プラスチックとしては、例えば、フッ化ビニリデンと三
フッ化エチレンのコポリマー、フッ化ビニリデンとフッ
化ビニルのコポリマー、フッ化ビニリデンとテトラフル
オロエチレンのコポリマー、フッ化ビニリデンとトリフ
ルオロエチレンのコポリマーなどを使用することができ
る。
【０００８】本発明の画像表示装置は、本発明の振動型
表示パネルと、画像データが入力する画像入力手段と、
前記画像データをデジタル信号画像データに変換する画
像処理手段と、前記デジタル信号画像データに基づいて
前記振動型表示パネルを駆動・制御する駆動手段とを有
する。
表示パネルと、画像データが入力する画像入力手段と、
前記画像データをデジタル信号画像データに変換する画
像処理手段と、前記デジタル信号画像データに基づいて
前記振動型表示パネルを駆動・制御する駆動手段とを有
する。
【０００９】
【作用】本発明の振動型表示パネルでは、振動素子とし
て圧電プラスチックからなるものを使用するので、印刷
によって任意の形状の振動素子を基板上に一括して形成
することが可能となる。これにより、基板上に高密度に
振動素子を配置することができ、一般的な画像の表示に
必要な数の振動素子を設けることができる。また、振動
素子自体の厚みを小さくできるので、薄型の振動型表示
パネルとすることができる。この振動型表示パネルに表
示を行なう場合には、表示画素に対応する振動素子に電
圧を印加し、圧電現象によってその振動素子を変形させ
れば良い。
て圧電プラスチックからなるものを使用するので、印刷
によって任意の形状の振動素子を基板上に一括して形成
することが可能となる。これにより、基板上に高密度に
振動素子を配置することができ、一般的な画像の表示に
必要な数の振動素子を設けることができる。また、振動
素子自体の厚みを小さくできるので、薄型の振動型表示
パネルとすることができる。この振動型表示パネルに表
示を行なう場合には、表示画素に対応する振動素子に電
圧を印加し、圧電現象によってその振動素子を変形させ
れば良い。
【００１０】さらに、本発明の振動型表示パネルでは、
マトリクス状に配置された振動電極と各振動電極に電圧
を印加するための行方向電極および列方向電極とを２枚
のフィルム基板で挟み込む構成とすることにより、極め
て薄型であって耐久性に優れたものとすることができ
る。
マトリクス状に配置された振動電極と各振動電極に電圧
を印加するための行方向電極および列方向電極とを２枚
のフィルム基板で挟み込む構成とすることにより、極め
て薄型であって耐久性に優れたものとすることができ
る。
【００１１】本発明の画像表示装置では、上述したよう
な本発明の振動型表示パネルを使用するので、ＴＶ画像
を初めとする各種の画像データを触知覚によって表示で
きる。画像入力手段としては各種のものを使用できる
が、ＴＶ放送に基づく表示を行なわせるために、ＴＶチ
ューナーを画像入力手段の一つとして備えることが好ま
しい。
な本発明の振動型表示パネルを使用するので、ＴＶ画像
を初めとする各種の画像データを触知覚によって表示で
きる。画像入力手段としては各種のものを使用できる
が、ＴＶ放送に基づく表示を行なわせるために、ＴＶチ
ューナーを画像入力手段の一つとして備えることが好ま
しい。
【００１２】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図１(A),(B)は、それぞれ、本発明の一
実施例の振動型表示パネルの構成を示す模式平面図およ
び模式断面図である。
して説明する。図１(A),(B)は、それぞれ、本発明の一
実施例の振動型表示パネルの構成を示す模式平面図およ
び模式断面図である。
【００１３】この振動型表示パネル１０は、フィルム状
の基板である第１のベースフィルム１１上に、一方向に
延びかつ相互に平行な複数の第１の電極１２が形成さ
れ、これら第１のベースフィルム１１および第１の電極
１２の上に、枡目状のスペーサ１６を介して第２のベー
スフィルム１５が配置されている。第２のベースフィル
ム１５の第１のベースフィルム１１に対向する面には、
第１の電極１２と直交する方向に延びかつ相互に平行な
複数の第２の電極１４が形成されている。この場合、ス
ペーサ１６によって構成される枡目１６ａの１個当たり
１本の第１の電極１２と１本の第２の電極１４が、それ
ぞれ枡目１６ａの端部近傍を通過するようなっている。
さらに、第１のベースフィルム１１上の第１の電極１２
には、各枡目１６ａごとに、突出部１２ａが形成されて
いる。突出部１２ａは、枡目１６ａにおいて、第２の電
極１４と対向する辺に沿って設けられている。結局、第
１の電極１２は、櫛形のものとなっている。そして、下
面が突出部１２ａと接合し、上面が第２の電極１４と接
合するように、枡目１６ａごとに、圧電プラスチックを
用いた振動素子である圧電プラスチック素子１３が、印
刷技術によって形成されている。なお図において、第１
の電極１２と第２の電極１４とは、ハッチングの向きを
変えることによって、区別されて示されている。
の基板である第１のベースフィルム１１上に、一方向に
延びかつ相互に平行な複数の第１の電極１２が形成さ
れ、これら第１のベースフィルム１１および第１の電極
１２の上に、枡目状のスペーサ１６を介して第２のベー
スフィルム１５が配置されている。第２のベースフィル
ム１５の第１のベースフィルム１１に対向する面には、
第１の電極１２と直交する方向に延びかつ相互に平行な
複数の第２の電極１４が形成されている。この場合、ス
ペーサ１６によって構成される枡目１６ａの１個当たり
１本の第１の電極１２と１本の第２の電極１４が、それ
ぞれ枡目１６ａの端部近傍を通過するようなっている。
さらに、第１のベースフィルム１１上の第１の電極１２
には、各枡目１６ａごとに、突出部１２ａが形成されて
いる。突出部１２ａは、枡目１６ａにおいて、第２の電
極１４と対向する辺に沿って設けられている。結局、第
１の電極１２は、櫛形のものとなっている。そして、下
面が突出部１２ａと接合し、上面が第２の電極１４と接
合するように、枡目１６ａごとに、圧電プラスチックを
用いた振動素子である圧電プラスチック素子１３が、印
刷技術によって形成されている。なお図において、第１
の電極１２と第２の電極１４とは、ハッチングの向きを
変えることによって、区別されて示されている。
【００１４】この振動型表示パネル１０では、１個の枡
目１６ａが１つの画素を構成している。そして、所望の
画素（枡目１６ａ）が選択されるように第１の電極１２
と第２の電極１４を選択し、選択された電極１２,１４
間に電圧を印加することにより、選択された画素の圧電
プラスチック素子１３はこの電圧が印加されて変形す
る。この変形は、第１のベースフィルム１１ないし第２
のベースフィルム１５を介して外部に伝達されるので、
ベースフィルム１１,１５のいずれかに手で触れている
ことにより、この変形を認識することが可能となり、触
知覚による画像の認識を行なうことができる。
目１６ａが１つの画素を構成している。そして、所望の
画素（枡目１６ａ）が選択されるように第１の電極１２
と第２の電極１４を選択し、選択された電極１２,１４
間に電圧を印加することにより、選択された画素の圧電
プラスチック素子１３はこの電圧が印加されて変形す
る。この変形は、第１のベースフィルム１１ないし第２
のベースフィルム１５を介して外部に伝達されるので、
ベースフィルム１１,１５のいずれかに手で触れている
ことにより、この変形を認識することが可能となり、触
知覚による画像の認識を行なうことができる。
【００１５】次に、この振動型表示ディスプレイ１０の
製造方法の一例を説明する。
製造方法の一例を説明する。
【００１６】まず、第１のベースフィルム１１上に、導
電ペーストを印刷技術によって櫛形に設けることによっ
て第１の電極１２を形成、配置する。同様に、第２のベ
ースフィルム１５上にも、導電ペーストを印刷技術によ
って設け、第２の電極１５を形成、配置する。続いて、
第１のベースフィルム１１の第１の電極１２が形成され
ている面において各画素に対応する位置に、印刷技術に
よって圧電プラスチックを配設し圧電プラスチック素子
１３を形成する。そして、第１のベースフィルム１１上
に形成された各圧電プラスチック素子１３を取り囲むよ
うに、印刷技術により接着剤を兼ねたスペーサ１６を枡
目状に塗布し、電極１２,１４が形成されている面が内
側になり第２の電極１４と圧電プラスチック素子１３と
が接合するように、スペーサ１６を介して第１および第
２のベースフィルム１１,１５を接着する。以上の工程
により、圧電プラスチック素子１３がマトリクス状に配
置された振動型表示パネル１０が完成する。
電ペーストを印刷技術によって櫛形に設けることによっ
て第１の電極１２を形成、配置する。同様に、第２のベ
ースフィルム１５上にも、導電ペーストを印刷技術によ
って設け、第２の電極１５を形成、配置する。続いて、
第１のベースフィルム１１の第１の電極１２が形成され
ている面において各画素に対応する位置に、印刷技術に
よって圧電プラスチックを配設し圧電プラスチック素子
１３を形成する。そして、第１のベースフィルム１１上
に形成された各圧電プラスチック素子１３を取り囲むよ
うに、印刷技術により接着剤を兼ねたスペーサ１６を枡
目状に塗布し、電極１２,１４が形成されている面が内
側になり第２の電極１４と圧電プラスチック素子１３と
が接合するように、スペーサ１６を介して第１および第
２のベースフィルム１１,１５を接着する。以上の工程
により、圧電プラスチック素子１３がマトリクス状に配
置された振動型表示パネル１０が完成する。
【００１７】次に、この振動型表示パネル１０を使用し
た画像表示装置について、図２を用いて説明する。
た画像表示装置について、図２を用いて説明する。
【００１８】この画像表示装置は、画像データが入力す
る画像入力装置２１と、同じく画像データを入力する目
的でテレビジョン放送を受信するＴＶチューナ２２と、
これら画像入力装置２１やＴＶチューナ２２から出力さ
れアナログ信号である画像データをデジタル信号の画像
データへ変換しその画像データを保存、編集、管理する
画像処理装置２３と、画像処理装置２３からの出力に応
じて振動ディスプレイ１０を駆動、制御するディスプレ
イ制御装置２４とを備えている。
る画像入力装置２１と、同じく画像データを入力する目
的でテレビジョン放送を受信するＴＶチューナ２２と、
これら画像入力装置２１やＴＶチューナ２２から出力さ
れアナログ信号である画像データをデジタル信号の画像
データへ変換しその画像データを保存、編集、管理する
画像処理装置２３と、画像処理装置２３からの出力に応
じて振動ディスプレイ１０を駆動、制御するディスプレ
イ制御装置２４とを備えている。
【００１９】次にこの画像表示装置の動作を説明する。
画像入力装置２１あるいはＴＶチューナ２２から出力さ
れたアナログ信号である画像データが画像処理装置２３
に入力する。画像処理装置２３では、振動型表示パネル
１０での表示のために画像データがアナログ信号からデ
ジタル信号に変換され、さらにその画像データの保存や
編集、管理などが行なわれ、画像データがディスプレイ
表示装置２４に出力される。ディスプレイ制御装置２４
は、振動型表示パネル１０を駆動、制御する信号へと画
像データを変換し、振動型表示パネル１０に出力する。
その結果、振動型表示パネル１０では、ディスプレイ制
御装置２４からの画像データ信号が第１の電極１１およ
び第２の電極１５に順次印加され、これら電極１１,１
５の交差点ごとに配置されている圧電プラスチック素子
１３が変形して盛り上がり突起を生ずる。したがって、
振動型表示パネル１０の表面に手で触れることにより、
圧電プラスチック素子１３の突起からなるドットを確認
することができる。この振動型表示パネル１０では、多
数の圧電プラスチック素子１３が設けられているので、
振動型表示パネル１０の全面に触れることにより、容易
に画像を認識することができる。ＴＶチューナ２２から
の動画像データが表示されている場合、振動型表示パネ
ル１０の表示内容も時々刻々と変化するので、動画像の
触知覚による認識が容易に行なえる。
画像入力装置２１あるいはＴＶチューナ２２から出力さ
れたアナログ信号である画像データが画像処理装置２３
に入力する。画像処理装置２３では、振動型表示パネル
１０での表示のために画像データがアナログ信号からデ
ジタル信号に変換され、さらにその画像データの保存や
編集、管理などが行なわれ、画像データがディスプレイ
表示装置２４に出力される。ディスプレイ制御装置２４
は、振動型表示パネル１０を駆動、制御する信号へと画
像データを変換し、振動型表示パネル１０に出力する。
その結果、振動型表示パネル１０では、ディスプレイ制
御装置２４からの画像データ信号が第１の電極１１およ
び第２の電極１５に順次印加され、これら電極１１,１
５の交差点ごとに配置されている圧電プラスチック素子
１３が変形して盛り上がり突起を生ずる。したがって、
振動型表示パネル１０の表面に手で触れることにより、
圧電プラスチック素子１３の突起からなるドットを確認
することができる。この振動型表示パネル１０では、多
数の圧電プラスチック素子１３が設けられているので、
振動型表示パネル１０の全面に触れることにより、容易
に画像を認識することができる。ＴＶチューナ２２から
の動画像データが表示されている場合、振動型表示パネ
ル１０の表示内容も時々刻々と変化するので、動画像の
触知覚による認識が容易に行なえる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、マトリク
ス状に配置される振動素子として圧電プラスチックから
なるものを使用することにより、印刷技術によって振動
素子を高密度に配設できるようになり、振動素子を振動
させて表示を行なうことにより、一般的な画像情報を触
知覚で認識することが容易にできるようになるという効
果がある。特に、視力障害者がＴＶ画像を容易に認識で
きるようになるという効果がある。
ス状に配置される振動素子として圧電プラスチックから
なるものを使用することにより、印刷技術によって振動
素子を高密度に配設できるようになり、振動素子を振動
させて表示を行なうことにより、一般的な画像情報を触
知覚で認識することが容易にできるようになるという効
果がある。特に、視力障害者がＴＶ画像を容易に認識で
きるようになるという効果がある。
【図１】(A),(B)は、それぞれ、本発明の一実施例の振
動型表示パネルの構成を示す模式平面図および模式断面
図である。
動型表示パネルの構成を示す模式平面図および模式断面
図である。
【図２】図１(A),(B)に示す振動型表示パネルを使用し
た画像表示装置の構成を示すブロック図である。
た画像表示装置の構成を示すブロック図である。
１０ 振動型表示パネル １１ 第１のベースフィルム １２ 第１の電極 １２ａ 突出部 １３ 圧電プラスチック素子 １４ 第２の電極 １５ 第２のベースフィルム １６ スペーサ １６ａ 枡目 ２１ 画像入力装置 ２２ ＴＶチューナ ２３ 画像処理装置 ２４ ディスプレイ制御装置
Claims (4)
- 【請求項１】 振動によって画像情報を表示する振動型
表示パネルであって、フィルム基板と、各表示画素に対
応して前記フィルム基板上にマトリクス状に配置され圧
電プラスチックからなる振動素子と、前記振動素子に電
圧を印加するための電極とを有する振動型表示パネル。 - 【請求項２】 振動によって画像情報を表示する振動型
表示パネルであって、第１のフィルム基板と、前記第１
のフィルム基板上に設けられた複数の行方向電極と、前
記各行方向電極に直交するように設けられた複数の列方
向電極と、前記行方向電極および前記列方向電極の各交
差部の近傍に設けられ対応する行方向電極および列方向
電極にそれぞれ接続され圧電プラスチックからなる振動
素子と、前記各行方向電極、前記各列方向電極および前
記各振動素子を覆うように設けられた第２のフィルム基
板とを有する振動型表示パネル。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載の振動型表示パ
ネルと、画像データが入力する画像入力手段と、前記画
像データをデジタル信号画像データに変換する画像処理
手段と、前記デジタル信号画像データに基づいて前記振
動型表示パネルを駆動・制御する駆動手段とを有する画
像表示装置。 - 【請求項４】 前記画像入力手段の少なくとも１つがＴ
Ｖチューナである請求項３に記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9979494A JP2576405B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 振動型表示パネルおよび画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9979494A JP2576405B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 振動型表示パネルおよび画像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07306634A true JPH07306634A (ja) | 1995-11-21 |
| JP2576405B2 JP2576405B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=14256830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9979494A Expired - Lifetime JP2576405B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 振動型表示パネルおよび画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576405B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100682901B1 (ko) * | 2004-11-17 | 2007-02-15 | 삼성전자주식회사 | 화상표시장치에서 전기활성폴리머를 사용하여 영상정보의핑거팁 햅틱을 제공하는 장치 및 방법 |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP9979494A patent/JP2576405B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100682901B1 (ko) * | 2004-11-17 | 2007-02-15 | 삼성전자주식회사 | 화상표시장치에서 전기활성폴리머를 사용하여 영상정보의핑거팁 햅틱을 제공하는 장치 및 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2576405B2 (ja) | 1997-01-29 |
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