JPH07306474A - 携帯用スクリーン - Google Patents

携帯用スクリーン

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JPH07306474A
JPH07306474A JP7057808A JP5780895A JPH07306474A JP H07306474 A JPH07306474 A JP H07306474A JP 7057808 A JP7057808 A JP 7057808A JP 5780895 A JP5780895 A JP 5780895A JP H07306474 A JPH07306474 A JP H07306474A
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screen
screen panel
panel
portable
support mechanism
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JP7057808A
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Tomiyoshi Ushiyama
富芳 牛山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯性および設置性に優れた携帯用スクリー
ンを提案すること。 【構成】 スクリーン1は、矩形のスクリーンパネル2
と、このスクリーンパネルを支持するための支持機構3
とを有する。スクリーンパネル2は、パネル本体板21
と、パネル本体板の四周縁に配置された矩形枠22と、
パネル本体板の裏面側においてこの矩形枠の上枠および
下枠の間に、これらと略直交する方向に架け渡した少な
くとも2本のステー232、233とを備えている。支
持機構3は、スクリーンパネルとは直交する方向に延び
る水平脚31、32を有し、それぞれ、矩形枠の下枠2
22におけるステー232、233の連結部分およびこ
れらのステーに取付けられている。携帯に耐える剛性を
備えたパネルを構成できると共に、補強用のステーを脚
取付け部分として利用してあるので、強固な支持機構を
実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投写型表示装置等によ
って拡大投影される映像を映し出すために使用されるス
クリーンに関し、更に詳しくは、持ち運びが容易な小型
寸法の携帯用スクリーンに適したその支持機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図10には、一般的に使用されている自
立型のスクリーンを示してある。この図に示すように、
スクリーン100は、矩形のスクリーンパネル102
と、これを垂直状態に支持している二本脚式のスタンド
(支持機構)103から構成されている。このようなス
クリーンは一般には大型であり、スタンドの両脚には移
動用のキャスターが取付けられており、希望する場所へ
移動させることが可能となっている。
【0003】しかし、このような大型のスクリーンはそ
の設置場所に制限があり、また、入口の狭い部屋等には
入れることができない等の不便さがある。
【0004】そのために、最近においては、40インチ
あるいは60インチ程度の小型のスクリーンを使用する
ことが考えられている。このような小型のスクリーン
は、簡単に持ち運びができ、机等の上に置いて、投写映
像を観ることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな小型のスクリーンについては、それに適したスタン
ド(支持機構)が特に提案されていない。大型のスクリ
ーンと同様なスタンドを使用すれば場所を取ってしま
い、携帯にも不便であると共に、机等の上にも置くこと
ができない。さらには、小型のスクリーンの場合には、
大型のものと異なり、携帯性を重視するので、そのスク
リーンパネルの軽量化を図かることが望ましい。しか
し、一般的には、軽量化を図ると、それに伴ってパネル
剛性が低下してしまう。したがって、このような携帯性
に優れた小型のスクリーンの支持機構としては、携帯に
便利であると共に、パネル強度を考慮した場合にも適し
た機構を採用する必要がある。
【0006】本発明の課題は、このような点に着目し、
携帯用スクリーンパネルに適したその支持機構を提案す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスクリーンは、
矩形のスクリーンパネルと、このスクリーンパネルを支
持するための支持機構とを有し、前記スクリーンパネル
として、パネル本体板と、このパネル本体板の四周縁に
配置された矩形枠と、前記パネル本体板の裏面側におい
てこの矩形枠の上枠および下枠の間に、これらと略直交
する方向に架け渡した少なくとも2本の第1および第2
の補強部材とを有した構成を採用している。また、前記
支持機構としては、前記スクリーンパネルを少なくとも
3点支持により自立させるための脚を有し、この脚は、
前記矩形枠の下枠における前記第1の補強部材の連結部
分、当該下枠における前記第2の補強部材の連結部分、
前記第1の補強部材、および前記第2の補強部材のうち
の少なくとも一つの部分に取付けられた構成としてあ
る。
【0008】ここで、脚としては少なくとも1本の旋回
式の脚を取付け、これを、スクリーンパネルに沿って延
びる収納状態と、この収納状態に対して傾斜した方向に
延びるスクリーンパネル支持状態との間を旋回可能にす
ることができる。このような旋回式の脚を採用すると、
携帯時に脚が邪魔になることがない。なお、このような
旋回式の脚を2本以上取り付けてもよいが、旋回式の脚
を1本として、もう一つの脚を、例えば、スクリーンパ
ネルの下端から単に下方に突出した形状のものとし、こ
の脚の1点と、旋回式の脚の両端の2点によってスクリ
ーンパネルを3点支持して自立させることもできる。
【0009】また、一般的に、投写型表示装置の投写光
は、スクリーン反射面に対して垂直ではなく僅かに上向
きに入射する。このため、スクリーン反射光は僅かに上
向きに反射する。この結果、スクリーンに対峙している
観察者にとっては、スクリーンの上側が暗く、下側が明
るくなった明暗差のある画像となってしまう。この欠点
を解消するためには、支持機構として、前記スクリーン
パネルを、設置面に対して垂直に起立した姿勢から僅か
に前傾した姿勢となるように調整可能なスクリーンパネ
ル姿勢調整機構を備えたものとすることが望ましい。
【0010】さらには、スクリーンパネルの反射面の上
には、偏光板を貼り付けた構成とすることが好ましい。
例えば、液晶ブロジェクタのように映像光が偏光してい
て、光の偏光成分が一方向に統一されている場合には、
投写装置の偏光成分に垂直な偏光成分の光を遮断するよ
うに偏光板をスクリーンパネル表面に貼り付ける。この
ようにすると、明るい部屋等において映像を見る場合、
投写装置以外の部分からスクリーン上に入射する光(以
下、「外光」という。)を半分遮断できる。この結果、
従来、外光の影響のために色再現性が狭くなったり、コ
ントラストが低くなって画質が劣化していたものが、外
光を半分遮断できるので、色再現性が広くなり、コント
ラストも良くなり、画質が向上する。
【0011】次に、本発明のスクリーンは、矩形のスク
リーンパネルと、このスクリーンパネルを支持するため
の支持機構とを有し、前記支持機構として、机等の天板
の端を上下から挟み込むことにより天板等に固定可能と
なった構造の固定部と、前記スクリーンパネルを吊り下
げ可能な吊り下げ部とを備えた構成のものを採用してい
る。
【0012】携帯性を高めるためには、前記スクリーン
パネルと前記支持機構とは着脱自在としておくことが望
ましい。また、このような吊り下げ式の支持機構の場合
にも前記スクリーンパネルを、設置面に対して垂直に起
立した姿勢から僅かに前傾した姿勢となるように調整可
能とすることが望ましい。
【0013】
【作用】本発明の携帯用スクリーンは、そのパネル本体
板の四周縁を枠で囲むと共に、上下の枠の間に複数本の
補強部材を上下に配置してあるので、パネル剛性が十分
なものとなっている。これに共に、このような補強部
材、あるいはそれが連結されている下枠の部分に、支持
機構を構成している脚を取付けてあるので、このような
取付け部分に力が作用しても、これらの部分が変形、破
損することがない。よって、携帯に耐え得るパネル剛性
を確保できると共に、支持機構もそのパネル剛性を確保
するための補強部材を利用して強固に構成することがで
きる。
【0014】また、本発明の携帯用スクリーンにおいて
は、支持機構を構成している脚を旋回可能としてあるの
で、携帯時には、邪魔にならないような状態にすること
ができる。よって、携帯性が向上する。
【0015】さらに、本発明の携帯用スクリーンにおい
ては、机等の天板の端に支持機構を取付けて、その上端
からスクリーンパネルを吊り下げる構成を採用している
ので、机等の上において場所を取らずに簡単にスクリー
ンを設置できる。
【0016】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0017】(実施例1)図1には本発明の一実施例で
ある携帯用スクリーンを示してある。この携帯用スクリ
ーン1は、矩形のスクリーンパネル2と、このスクリー
ンパネル2を支持するための支持機構3とを有してい
る。スクリーンパネル2は、矩形のパネル本体板21
と、このパネル本体板21の四周縁に配置された矩形枠
22と、パネル本体板21の裏面側においてこの矩形枠
22の構成要素である上枠221および下枠222の間
に、これらと略直交する方向に架け渡した2本の補強部
材であるステー231、232とを備えている。
【0018】支持機構3は、スクリーンパネルとは直交
する方向に延びる左右の脚31、32を有している。各
脚31、32は同一構造であり、それぞれ、下枠222
の下面に取付けられた水平脚材33と、この水平脚材3
3の後端からパネル裏面に向けて斜めに延びている支持
アーム34から構成されている。
【0019】上記のスクリーンパネル2は、その表面側
にアルミニウム製等の反射板が配置され、その表面が保
護膜で覆われており、その裏面側には支持板が取付けら
れた3層構造となっている。このような構造は従来にお
いて一般的に使用されている構成である。また、矩形枠
22は、上下の枠221、222と、これらの両端を上
下に連結している側枠223、224から構成されてい
る。これらの枠は、例えば、アルミニウムの押し出し成
形品を用いることができる。本例では、四隅には、各枠
の取りあい部分を滑らかに連結するためのコーナー樹脂
225が取付けられている。
【0020】図2を参照してステー231、232の構
造を説明する。これらは同一構造であるので、一方のス
テー232についてのみ説明する。ステー232は、断
面がU字形状をしたアルミニウム等の成形品であり、そ
の上端には、左右の側面にL型のアルミニウム製等のブ
ラケット233、234がビス止めされている。これら
一対のブラケット233、234を介して、ステー23
2の上端は、上枠221の下面にビス止めされている。
ステー232の下端部分も同様に、左右一対のL型ブラ
ケット235、236によって、下枠222の上面にビ
ス止めされている。ここで、ステー232の上下方向の
中程よりも下側の高さ位置において、その両側面232
a、232bには、アーム連結軸の軸孔232cを開け
てあり、これらの間に、アーム連結軸41(図5参照)
が水平に架け渡される。
【0021】図3には支持アーム34を示してある。支
持アーム34もU字形断面のアルミニウム製等の成形品
であり、その上端の両側面には、上記のアーム連結軸4
1を回転自在に受け入れるための軸孔34aが形成され
ている。したがって、支持アーム34は、アーム連結軸
41を介して、ステー232の中程の位置に回転自在に
連結される。支持アーム34の下端の両側面にも軸孔3
4bが形成されている。ここには水平脚連結軸42(図
5参照)が架け渡される。
【0022】一方、図4には水平脚材33を示してあ
る。この図に示すように、水平脚材33は例えばアルミ
ニウムのむく材を用いて形成することができる。この水
平脚材33の後端には、水平脚連結軸42が回転自在に
貫通する軸孔33aが形成されており、したがって、水
平脚材33の後端は回転自在の状態で、連結軸42を介
して、支持アーム34の下端に連結される。また、水平
脚材33の前後方向の中程の位置には、その上下の面
に、前後方向の延びる長孔33bが開いている。ここに
は、下側から水平脚固定ねじ5が差し込まれる。ここ
で、スクリーンパネルの下枠222の下面において、こ
の水平脚材33が位置する部分には、水平脚固定ねじ5
のねじ孔51(図5参照)が形成されている。
【0023】図5には、脚32の取付け状態を示してあ
る。この図に示すように、脚32の支持アームの上端は
アーム連結軸41を介してステー232に対して回転自
在に連結されており、支持アームの下端は水平脚連結軸
42を介して、水平脚材33の後端に対して回転自在に
連結されている。したがって、水平脚材33に開けた長
孔33bにおける適宜の位置において、固定ねじ5をね
じ込むことにより、水平脚材33を下枠222に下面に
固定できる。
【0024】ここで、本例においては、図6に示すよう
に、長孔33bの前端位置で固定ねじ5を締結した場合
には、スクリーンパネル2は水平脚材33に対して垂直
に起立した姿勢に設置されるようになっている。しかる
に、長孔33bの後端位置で締結した場合には、前側に
僅かに傾斜した状態となるようになっている。このよう
に、本例の支持機構3は、固定ねじ5の締め付け位置を
前後にずらすことにより、スクリーンパネル2を直立姿
勢から前傾姿勢に傾斜させることができる姿勢調整機能
が備わっている。
【0025】このように構成した本例のスクリーン1に
おいては、その2本の脚31、32がそれぞれ、パネル
本体板21の補強用に入れた2本のステー231、23
2および下枠222におけるこれらのステーの取付け位
置の所に取付けられている。したがって、2本のステー
によってパネル本体板21の剛性、特に面外剛性を確保
でき、携帯に耐えうる剛性を備えたパネルを実現でき
る。これと共に、補強用のステーを利用して脚の取付け
部分としてあるので、強度の高い支持機構を実現でき
る。
【0026】さらには、本例の支持機構3は、スクリー
ンパネルの姿勢を垂直状態から僅かに前に傾斜した前傾
姿勢となるように調整することができる。したがって、
図6に示すように、投写型表示装置Pからの上向きの投
写光Lに対してスクリーンパネル21を常に適切な姿勢
に調整できる。よって、画面の上側部分が暗くなり、下
側部分が明るくなってしまうような明暗差の発生を回避
できる。
【0027】なお、本例においては、2本のステー23
1、232を取付けているが、3本以上のステーを取付
けてもよい。また、脚31、32も、3本以上取り付け
てもよい。
【0028】また、本例のスクリーンパネル2は、その
表面側にアルミニウム製等の反射板が配置され、その表
面が保護膜で覆われており、その裏面側には支持板が取
付けられた3層構造となっている。この構成に加えて、
表面側に、偏光板を貼り付けた4層構造のものを採用す
ることができる。例えば、液晶ブロジェクタ等のように
映像光が偏光していて、光の偏光成分が一方向に統一さ
れている場合には、投写装置の偏光成分に垂直な偏光成
分の光を遮断するように偏光板をスクリーンパネル表面
に貼り付ける構成を採用することができる。
【0029】このようにすると、明るい部屋等において
映像を見る場合、投写装置以外の部分からスクリーン上
に入射する外光を半分遮断できる。この結果、従来、外
光の影響のために色再現性が狭くなったり、コントラス
トが低くなって画質が劣化していたものが、外光を半分
遮断できるので、色再現性が広くなり、コントラストも
良くなり、画質が向上する。
【0030】(実施例2)図7、図8には、携帯用スク
リーンの支持機構の別の例を示してある。本例のスクリ
ーン70において、その矩形のスクリーンパネル71を
支持している支持機構72が、スクリーンパネル71の
下面の左右に、一対の旋回式水平脚73を備えたことを
特徴としている。図7(a)には、水平脚73を旋回さ
せてパネル設置状態にした場合を示してあり、図7
(b)には、これらを旋回させてパネル下面に収納され
た状態として場合を示してある。
【0031】図8には、このような旋回式の水平脚73
の旋回機構を示してある。この図に示すように、スクリ
ーンパネル71の裏面下端には、上下一対の蝶番75に
よって、ブラケット74が旋回自在に連結されており、
このブラケット74の下端には、水平に水平脚73が固
定されている。さらには、スクリーンパネル71の裏面
にはマジックテープ(商品名)76が貼り付けられてい
る。ブラケット74の側においても、このマジックテー
プ76に丁度当たる位置に、マジックテープ77が貼り
付けられている。したがって、水平脚73を図7(b)
に示すような収納状態にした場合には、これらのマジッ
クテープ76、77が係合して、水平脚73が回転しな
いようにパネル側に固定される。
【0032】このように、本例においては、旋回式の水
平脚73をスクリーンパネル71の下端に取付けてあ
る。したがって、三脚等のスタンドを使用することな
く、スクリーンパネルを設置できる。また、旋回式であ
るので、携帯時には邪魔にならないように収納状態にす
ることができる。
【0033】ここで、本例のような旋回式の水平脚を備
えた支持機構においても、スクリーンパネルを前傾させ
る調整機能を付与することができる。例えば、水平脚7
3をブラケット74の下端に固定してあるが、この代わ
りに、水平脚73を水平状態および水平から僅かに傾斜
した状態でブラケット74に固定可能にすればよい。こ
のような機構としては、例えば、水平脚73を上下に旋
回可能な状態でブラケットに取付けると共に、任意の傾
斜姿勢で水平脚73をブラケットの側に固着する締結ね
じ等を配置すればよい。
【0034】なお、本例においては、2本の水平脚を旋
回可能な構造としている。この代わりに、例えば、1本
の脚のみを旋回可能とし、他方の脚は、単に、スクリー
ンパネルの下端から下方に突出したものとして、所謂、
3点支持構造の支持機構とすることができる。
【0035】また、本例においても、スクリーンパネル
の表面に偏光板を貼り付ければ、実施例1において説明
したのと同一の効果を得ることができる。
【0036】(実施例3)図9には、スクリーンパネル
支持機構の更に別の例を示してある。この図に示す支持
機構92は、スクリーンパネル91を吊り下げる形式の
ものである。すなわち、支持機構92は、支持棒93
と、この下端に取り付けたクランプ機構94と、支持棒
の上端に形成したパネル係合部95から構成されてい
る。クランプ機構94は、U字形状のブラケット941
と、この一方の側壁941aに対して接近および離間す
る締結ねじ942を備え、机200等の天板201の端
にクランプ固定可能となっている。このクランプ機構9
4によって支持棒93は天板201に対して垂直に起立
した状態に固定される。この支持棒93の上端のパネル
係合部95は、水平部分951と、その先端から上方に
直角に折れ曲がっている垂直部分952を備えている。
図9(b)に示すように、スクリーンパネル91の側に
おいては、その上枠911が、下方の開口したコの字状
となっている。したがって、起立させた支持棒93の上
端におけるパネル係合部の垂直部分952が、スクリー
ンパネル上枠911の溝に嵌まるように、スクリーンパ
ネル91を取付ければ、支持棒93に対してスクリーン
パネル91を吊り下げ支持することができる。
【0037】勿論、支持棒93は、1本でなく2本以上
としてもよい。また、棒状のものではなく、板状のもの
を用いて、スクリーンパネル91を吊り下げる部分の幅
を広くしてもよい。
【0038】さらには、吊り下げられたスクリーンパネ
ル91の下端側の部分と、支持棒92の下側部分との間
隔を調整可能な調整機構を取付ければ、スクリーンパネ
ル91を垂直状態から僅かに前傾した姿勢に調整するこ
とができる。
【0039】なお、本例では、スクリーンパネルの上枠
を利用して、スクリーンパネルを吊り下げるようにして
いる。この代わりに、リング、ひも等を用いて、スクリ
ーンパネルを支持棒から吊り下げるようにしてもよい。
【0040】このように、本例のスクリーンパネルの支
持機構においては、机の天板上に三脚等のスタンドを設
置することなく、机の上にスクリーンパネルを設置する
ことができる。よって、設置場所を取らずに、このよう
な机、テーブルの上に簡単に設置できる。
【0041】なお、本例においても、スクリーンパネル
の表面に偏光板を貼り付けた構成を採用すれば、実施例
1において説明したのと同様な効果を得ることができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯用ス
クリーンは、そのパネル本体板の四周縁を枠で囲むと共
に、上下の枠の間に複数本の補強部材を上下に配置して
あるので、パネル剛性が携帯に耐えうるのに十分なもの
となっている。これに共に、このような補強部材、ある
いはそれが連結されている下枠の部分に、支持機構を構
成している脚を取付けてあるので、このような取付け部
分に力が作用しても、これらの部分が変形、破損するこ
とはない。したがって、携帯に適した強度の高いスクリ
ーンを実現できる。
【0043】また、本発明の携帯用スクリーンにおいて
は、支持機構を構成している脚を旋回可能としてあるの
で、携帯時には、邪魔にならないような状態にすること
ができ、携帯性を向上させることができる。
【0044】さらに、本発明の携帯用スクリーンにおい
ては、机等の天板の端に支持機構を取付けて、その上端
からスクリーンパネルを吊り下げる構成を採用している
ので、机等の上において場所を取らずに簡単にスクリー
ンを設置できる。
【0045】さらにまた、本発明の携帯用スクリーンに
おいてはその支持機構として、スクリーンパネルを、設
置面に対して垂直に起立した姿勢から僅かに前傾した姿
勢となるように調整可能なスクリーンパネル姿勢調整機
構を備えている。したがって、投写型表示装置のよう
に、スクリーン反射面に対して垂直ではなく僅かに上向
きに投写光が入射する場合においても、スクリーンの上
下に明暗差ができない画像を得ることができる。
【0046】これに加えて、本発明の携帯用スクリーン
においては、スクリーンパネルの表面に偏光板を貼り付
けた構成を採用しているので、明るい部屋等において
も、外光を半分は遮断でき、色再現性が広く、コントラ
ストの高い映像を実現できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のスクリーンを示す図であ
り、(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)
はその裏面図である。
【図2】図1のスクリーンのステーを取り出して示す図
であり、(a)はその正面図、(b)はその側面図であ
る。
【図3】図1のスクリーンの支持用の脚を構成している
支持アームを取り出して示す図であり、(a)はその正
面図、(b)はその側面図である。
【図4】図1のスクリーンの支持用の脚を構成している
水平脚を取り出して示す図であり、(a)はその側面
図、(b)はその平面図である。
【図5】図1のスクリーンの支持用の脚の取付けを説明
するための説明図である。
【図6】図1のスクリーンの支持機構におけるスクリー
ンパネル姿勢調整機能を説明するための説明図である。
【図7】本発明の実施例2のスクリーンを示す図であ
り、(a)はその設置状態を示す斜視図、(b)は旋回
脚を収納した状態を示す斜視図である。
【図8】(a)は図7のスクリーンの裏面図であり、
(b)はその旋回脚の部分を拡大して示す部分拡大図で
ある。
【図9】本発明の実施例3のスクリーンの支持機構を示
す図であり、(a)はその概略側面図、(b)はその一
部分を取り出して示す部分構成図である。
【図10】従来のスクリーンを示す構成図である。
【符号の説明】
1 スクリーン 2 スクリーンパネル 21 パネル本体板 22 枠 221 上枠 222 下枠 231、232 ステー(補強部材) 3 支持機構 31、32 支持脚 33 水平脚材 33b 長孔 34 支持アーム 5 固定ねじ 70 スクリーン 71 スクリーンパネル 72 支持機構 73 旋回脚 91 スクリーンパネル 911 上枠 92 支持機構 93 支持棒 94 クランプ機構 95 パネル係合部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大投影した映像を映すためのスクリー
    ンにおいて、矩形のスクリーンパネルと、このスクリー
    ンパネルを支持するための支持機構とを有し、前記スク
    リーンパネルは、パネル本体板と、このパネル本体板の
    四周縁に配置された矩形枠と、前記パネル本体板の裏面
    側においてこの矩形枠の上枠および下枠の間に、これら
    と略直交する方向に架け渡した少なくとも2本の第1お
    よび第2の補強部材とを有し、前記支持機構は、前記ス
    クリーンパネルを少なくとも3点支持により自立させる
    ための脚を有し、この脚は、前記矩形枠の下枠における
    前記第1の補強部材の連結部分、当該下枠における前記
    第2の補強部材の連結部分、前記第1の補強部材、およ
    び前記第2の補強部材のうちの少なくとも一つの部分に
    取付けられていることを特徴とする携帯用スクリーン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記脚は少なくとも
    1本の旋回式の脚を含み、この旋回式の脚は、前記スク
    リーンパネルに沿って延びる収納状態と、この収納状態
    に対して傾斜した方向に延びるスクリーンパネル支持状
    態との間を旋回可能であることを特徴とする携帯用スク
    リーン。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記支持機
    構は、前記スクリーンパネルを、設置面に対して垂直に
    起立した姿勢から僅かに前傾した姿勢となるように調整
    可能なスクリーンパネル姿勢調整機構を備えていること
    を特徴とする携帯用スクリーン。
  4. 【請求項4】 請求項1、2および3のうちの何れかの
    項において、前記スクリーンパネルの反射面の上には偏
    光板が貼り付けられていることを特徴とする携帯用スク
    リーン。
  5. 【請求項5】 拡大投影した映像を映すためのスクリー
    ンにおいて、矩形のスクリーンパネルと、このスクリー
    ンパネルを起立した状態に支持するための支持機構とを
    有し、当該支持機構は少なくとも1本の旋回式の脚を含
    み、この旋回式の脚は、前記スクリーンパネルに沿って
    延びる収納状態と、この収納状態に対して傾斜した方向
    に延びるスクリーンパネル支持状態との間を旋回可能で
    あることを特徴とする携帯用スクリーン。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記支持機構は、前
    記スクリーンパネルを、設置面に対して垂直に起立した
    姿勢から僅かに前傾した姿勢となるように調整可能なス
    クリーンパネル姿勢調整機構を備えていることを特徴と
    する携帯用スクリーン。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、前記スクリ
    ーンパネルの反射面の上には偏光板が貼り付けられてい
    ることを特徴とする携帯用スクリーン。
  8. 【請求項8】 拡大投影した映像を映すためのスクリー
    ンにおいて、矩形のスクリーンパネルと、このスクリー
    ンパネルを支持するための支持機構とを有し、前記支持
    機構は、机等の天板の端を上下から挟み込むことにより
    天板等に固定可能となった構造の固定部と、前記スクリ
    ーンパネルを吊り下げ可能な吊り下げ部とを備えている
    ことを特徴とする携帯用スクリーン。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記スクリーンパネ
    ルは前記支持機構に対して着脱自在に取付けられている
    ことを特徴とする携帯用スクリーン。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、前記支持
    機構は、前記スクリーンパネルを、設置面に対して垂直
    に起立した姿勢から僅かに前傾した姿勢となるように調
    整可能なスクリーンパネル姿勢調整機構を備えているこ
    とを特徴とする携帯用スクリーン。
  11. 【請求項11】 請求項8、9または10において、前
    記スクリーンパネルの反射面の上には偏光板が貼り付け
    られていることを特徴とする携帯用スクリーン。
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