JPH07306230A - 停電検出装置 - Google Patents

停電検出装置

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JPH07306230A
JPH07306230A JP9619294A JP9619294A JPH07306230A JP H07306230 A JPH07306230 A JP H07306230A JP 9619294 A JP9619294 A JP 9619294A JP 9619294 A JP9619294 A JP 9619294A JP H07306230 A JPH07306230 A JP H07306230A
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JP
Japan
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threshold value
voltage
power supply
comparison
power failure
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Application number
JP9619294A
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Inventor
Yoshikazu Horimoto
義和 堀本
Satoru Morita
森田  哲
Hisahiro Oguro
久弘 大黒
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧の監視周期を短くすることなく、よ
り急速な電圧立ち下がりにも対応できる停電検出装置を
提供する。 【構成】 AD変換手段51からの電圧データ値を一定
周期で入力して、第1の比較手段54で前回の周期の電
圧データが第1のしきい値設定手段52のしきい値Aを
下回り、かつ今回の周期の電圧データが第2の比較手段
56でしきい値Aよりも小さい値の第2のしきい値設定
手段53のしきい値Bを下回ったときのみ比較結果記憶
手段55と論理計算手段57によって停電とみなして停
電処理手段58で停電時に必要な準備処理を行う。 【効果】 実用上のノイズ誤動作に対する耐性を確保し
たまま、電源電圧の監視周期を短くすることなく、より
急速な電圧立ち下がりに対する検出が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響機器などにおいて
主電源の直流電圧を監視することによって商用電源など
の主電源系統の遮断や停電を検出する停電検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、停電検出装置はマイクロコンピュ
ータを用いた電子機器の利用が拡大する中で、機器の信
頼性を高めるうえでの重要な役割を担っている。たとえ
ば、メモリバックアップ機能や時計機能を有する音響機
器などでは、使用しているマイクロコンピュータの発振
クロックの周波数や命令動作時間を機器の動作状態によ
って切換えている場合が多い。すなわち、機器が通常に
動作しているときには比較的高い周波数で発振させ高速
動作状態としているが、停電時などのバックアップ状態
や時計機能のみの状態のときには、発振クロックを停止
させたり低速の動作状態にするなどして、補助電源系の
消費電力を低く抑えるように構成される。
【0003】このような機器で主電源が停電した場合に
は、発振停止処理や低速動作状態への切換、あるいは必
要な入出力の処理を、電源電圧が高速動作可能な最低電
圧を下回る前に行わないと、マイクロコンピュータが暴
走状態に陥ったり、メモリのバックアップが行えなかっ
たりする危険性がある。近年マイクロコンピュータの高
機能化が進み、ワンチップで入出力ポート機能やタイマ
機能、AD変換機能などを備えているものが多く、音響
機器においてもマイクロコンピュータ内部のAD変換機
能を利用して、上記目的のための停電検出を行う装置を
構成することが多い。
【0004】以下図面を参照しながら、上述した従来の
停電検出装置の一例について説明する。図4は従来例の
停電検出装置の機能ブロック図の一例を示すものであ
る。図4において、1は商用電源などから機器に電源を
供給するための主電源部、11は主電源内部の整流平滑
用などのキャパシタ、2は主電源部系統の回路負荷、3
は主電源部1と回路負荷2との接続を制御するための電
源制御手段、4は主電源部からの電源が遮断された場合
にも、必要な回路部に対して電源供給するための補助電
源部、51は主電源系統の電圧入力を標本化、量子化し
ディジタル値に変換するためのAD変換手段、71は主
電源系統の電圧低下を認識するための電圧しきい値をあ
らかじめ設定しておくためのしきい値設定手段、72は
AD変換された主電源の電圧データとしきい値設定手段
71で設定したしきい値との大小比較を行うための比較
手段、73はこの比較手段72の出力により停電時に必
要な緊急処理を行うための停電処理手段である。AD変
換手段51、しきい値設定手段71、比較手段72、お
よび停電処理手段73はマイクロコンピュータ5aで実
現している。6は主電源部1が通電されているときには
主電源部1を、主電源部1が遮断されているときには補
助電源部4を供給源としてマイクロコンピュータ5aに
電源供給するための電圧安定化部である。
【0005】以上のように構成された従来例の停電検出
装置について、以下その動作を説明する。主電源1の電
源電圧が正常である場合、AD変換手段51で出力され
るデジタル電圧データ値は、しきい値設定手段71で設
定したしきい値よりも高い電圧値を示す。このとき、比
較手段72の出力により主電源系統の電源は正常と判定
され、マイクロコンピュータ5aは通常動作の処理を行
う。この状態においては、回路負荷2には主電源1から
電源制御手段3を通じて電源供給されている。またマイ
クロコンピュータ5aには電圧安定化部6を通じ主電源
部1側より電源供給されている状態にある。この状態
で、もし主電源系統の停電が発生した場合、主電源部1
の出力電圧は主電源部1内のキャパシタ11の放電によ
り回路負荷2の大小に応じた速さで低下する。
【0006】そして、電圧がしきい値設定手段71で設
定したしきい値よりも低くなった時点で、比較手段72
により主電源部1の停電と判定されて、停電処理手段7
3が動作する。これにより、しきい値設定手段71のし
きい値をマイクロコンピュータ5aの正常動作可能な最
低電圧よりも十分高い値に設定していれば、主電源部1
がマイクロコンピュータ5aの正常動作可能な最低電圧
を確保している間に、停電時に必要な準備処理、すなわ
ち、マイクロコンピュータ5a自身の入出力ポート処理
や、電源制御手段3による回路負荷2への電源供給遮
断、クロック低速動作状態や停止状態への切換などの処
理が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来例の停電検出装置は、一回の電圧データ入力で
停電判定する場合には、主電源にノイズが重畳して電源
電圧が前記しきい値の電圧を瞬間的に下回ったときなど
に、停電していないのにもかかわらず停電と誤認識する
可能性があり、また、これを回避するために電圧データ
値が複数回連続してしきい値を下回った場合にのみ停電
と認識させる場合には、電圧監視周期を短く、すなわち
マイクロコンピュータの処理能力を高くしないと、急速
な電圧立ち下がりに対しては検出することができないと
いうという問題点を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を改善するた
めになされたもので、主電源部の電圧監視周期が比較的
長くても急速な電圧立ち下がりに対する検出を可能とし
た停電検出装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の停電検出装置は、電源電圧検出用の第1のし
きい値をあらかじめ設定するための第1のしきい値設定
手段と、前記第1のしきい値設定手段で設定した第1の
しきい値よりも低い電圧に相当する第2のしきい値をあ
らかじめ設定するための第2のしきい値設定手段と、電
源電圧を入力してディジタル値の電圧データ値に変換す
るAD変換手段と、このAD変換手段からの電圧データ
値を一定周期で入力し、前記第1のしきい値設定手段で
設定した第1のしきい値との大小比較を行う第1の比較
手段と、この第1の比較手段への入力と同期して、前記
AD変換手段からの電圧データ値を入力し、前記第2の
しきい値設定手段で設定した第2のしきい値との大小比
較を行う第2の比較手段と、前記第1の比較手段の結果
を次の周期の比較結果が入力されるまでの間記憶してお
くための比較結果記憶手段と、前記第2の比較手段の結
果と、比較結果記憶手段に記憶された前周期における第
1の比較手段の結果とを入力し判定出力を行う論理計算
手段とを備えた構成となっている。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、主電源系統の
停電などにより電源電圧が時間経過とともに低下すると
きに、第1のしきい値設定手段で設定した第1のしきい
値を下回った電圧データが入力されて、かつ次の電圧監
視周期において前記第1のしきい値よりも小さい電圧値
を示す第2のしきい値設定手段で設定した第2のしきい
値を下回る電圧データが入力された場合に停電と判定さ
せることにより、同一のしきい値と2回比較する従来の
装置と比較して、電圧監視周期が同じであれば、より急
速な電圧立ち下がりに対しても検出するように作用す
る。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例の停電検出装置につい
て、図1ないし図3を参照しながら詳細に説明する。図
1は本発明の停電検出装置の機能ブロック図を示すもの
である。図1において、従来例の図4におけるものと同
一機能の部分には同一符号を付けてその説明を省略す
る。52は主電源部1の電圧低下を識別するための電圧
しきい値としての第1のしきい値をあらかじめ設定して
おくための第1のしきい値設定手段、53は第1のしき
い値設定手段で設定した第1のしきい値よりも小さい電
圧に相当するしきい値をあらかじめ設定するための第2
のしきい値設定手段、54は主電源部1の電圧データを
一定周期で入力し第1のしきい値設定手段52で設定し
た第1のしきい値との大小比較を行うための第1の比較
手段、55はこの第1の比較手段54の出力情報を一時
記憶しておくための比較結果記憶手段、56は第1の比
較手段54への入力と同期して主電源部1の電圧データ
を入力し、第2のしきい値設定手段53で設定した第2
のしきい値との大小比較を行うための第2の比較手段、
57はこの第2の比較手段56の出力情報と比較結果記
憶手段55の出力情報とを入力し判定出力を行うための
論理計算手段、58は論理計算手段57の出力により停
電時に必要な緊急処理を行うための停電処理手段であ
り、AD変換手段51、第1のしきい値設定手段52、
第2のしきい値設定手段53、第1の比較手段54、比
較結果記憶手段55、第2の比較手段56、論理計算手
段57、および停電処理手段58はマイクロコンピュー
タ5で実現している。6は主電源部1を供給源とし、ま
た主電源部1が遮断されているときは補助電源部4を供
給源とし、マイクロコンピュータ5に電源供給するため
の電圧安定化部である。
【0012】以上のように構成された本実施例の停電検
出装置について、以下その動作を説明する。図2は本発
明の一実施例におけるマイクロコンピュータ5の処理動
作の主要部分を示すフローチャートである。また、図3
は本発明の停電検出装置の動作を説明するための電圧チ
ャートである。なお、説明の都合上、第1のしきい値設
定手段52で設定した第1のしきい値で示される電圧を
しきい値A、第2のしきい値設定手段53で設定した第
2のしきい値で示される電圧をしきい値Bと表記する。
また、主電源部1から電圧が供給され機器が正常に動作
しているときの電源電圧の最低値を電圧D、マイクロコ
ンピュータ5の通常高速動作時の動作可能な最低電圧を
電圧Cと表記する。なお、しきい値A、しきい値Bは、
電圧C<しきい値B<しきい値A<電圧Dとなるよう設
定されているものとする。
【0013】まず、主電源部1から電圧が正常に供給さ
れている場合について説明する。ステップS1でAD変
換された主電源部1の電圧データ値が入力されるが、こ
の電圧データはステップS2において、しきい値Aと比
較される。主電源部1から電圧が通常に供給されていれ
ば、この電圧データはしきい値Aよりも高い電圧を示す
値になっているため、ステップS3に進む。ここでしき
い値Aを下回ったことを記憶しておく比較結果記憶手段
55におけるフラグをクリアすることで、比較結果記憶
手段55に主電源電圧がしきい値Aで示す電圧よりも高
かったことを記憶し、ステップS4に進む。ステップS
4は次の周期における電圧データ値を入力するまでの時
間待ちであり、実際には機器の通常動作に必要な別の処
理をここで行っている。その後、ステップS1に戻り次
の周期における電圧データを入力し、ステップS2での
比較の結果、すなわち、第2の比較手段56による比較
の結果、ステップS3、ステップS4、ステップS1と
進み、主電源部1の電圧がしきい値Aを下回らない限
り、ステップS1、ステップS2、ステップS3、ステ
ップS4の動作を繰り返し行う。これを横軸を時間軸、
縦軸を電圧値として図で示すと図3(a)のようにな
る。図における実線部分が実際の主電源部1の電圧であ
り、縦の破線の間隔が、電圧データの読み込み周期を示
す。
【0014】つぎに、通常に主電源が供給されている状
態で、パルス状のノイズが混入してそのボトム値がしき
い値Bを下回った場合について説明する。この場合、A
D変換の標本化期間とノイズのボトム期間が偶然一致し
て、そのAD変換の出力が電圧データ入力の期間と偶然
一致した場合に限られるため、発生確率的には少ない
が、もし、図2のステップS1にてノイズのボトムを偶
然取り込んだ場合は、ステップS2のしきい値Aとの比
較によりステップS5に進み、さらにステップS5でし
きい値Bとの比較によりステップS7に進む。この場
合、前回電圧値はしきい値Aよりも高いためフラグはセ
ットされておらず、ステップS7のでの比較によりステ
ップS6へ進み、フラグをセットしてステップS4を経
て再びステップS1に戻り、次の周期の電圧データの入
力を行う。ノイズのパルス幅が電圧監視周期に比べて十
分短ければ、次の周期における電圧データ入力でノイズ
のボトム値を再び取り込む可能性はほとんどなく、これ
以降はステップS1、ステップS2、ステップS3、ス
テップS4を繰り返す。これにより、従来の停電検出装
置で2回連続してしきい値を下回った場合に停電とみな
すよう構成した装置と同様に、電源に重畳するノイズに
対する誤動作保護は実用的に可能となる。
【0015】つぎに、主電源系統の停電が発生した場合
について説明する。主電源系統の停電が発生した場合、
電源電圧はキャパシタ11による放電で回路負荷2など
の大小に応じて、ある電圧傾斜をもって低下していく。
機器の動作状態に応じて回路負荷2の消費電流は変化す
るため、回路負荷2の消費電流の大きいときに停電が発
生した場合は電圧低下の傾斜は急峻であり、また消費電
流の小さいときに停電が発生した場合は電圧低下の傾斜
は緩やかとなる。ここでは最大回路負荷時の電圧傾斜を
一定とみなしたときの電圧傾斜の絶対値をP、電圧デー
タの入力周期をT、しきい値AをA、しきい値BをB、
電圧CをCとしたとき、 (A−B)/T > P, (B−C)/T > P …… (1) となるよう、それぞれのしきい値、入力周期が設定され
ているとする。
【0016】停電が発生し、主電源部1の電圧が低下し
てきた場合、A/D変換手段51に入力した電圧値がし
きい値Aよりも高い領域では、すなわち、図3(b)に
おけるaで示す領域では、図2におけるステップS1、
ステップS2、ステップS3、ステップS4の一連の動
作が繰り返されているが、主電源部1の電圧がしきい値
Aを下回ったときの最初の電圧データが入力されたと
き、すなわち、図2において、比較結果記憶手段55に
おけるフラグが立っていないときにステップS1でしき
い値Aよりも低い電圧を示す電圧データが入力されたと
きは、ステップS2でのしきい値Aとの比較の結果、ス
テップS5に進む。停電時の主電源部1の電圧立ち下が
り傾斜が式(1)を満たしているときにはこのときの電
圧値はしきい値Bよりも大きいため、ステップS5での
比較の結果、すなわち、第2の比較手段56での比較の
結果、ステップS6に進む。ここで、比較結果記憶手段
55におけるフラグをセットすることで、主電源電圧が
しきい値Aで示す電圧を下回ったことを記憶する。つぎ
にステップS4に進み、機器の動作に必要な別の処理を
行いつつ次の周期までの時間待ちを行い、ステップS1
へと戻る。入力した電圧値がしきい値Aを下回り、かつ
しきい値Bよりも高い場合は、すなわち、図3(b)に
おけるbで示される領域では、ステップS1、ステップ
S2、ステップS5、ステップS6、ステップS4の一
連の動作が繰り返される。
【0017】電圧がさらに低下し、主電源部1の電圧が
しきい値Bを下回ったときの最初の電圧データが入力さ
れたときには、ステップS5でのしきい値Bとの比較の
結果、ステップS7に進む。ステップS7で、前回周期
に入力した電圧値がしきい値Aよりも低いかどうかを示
すフラグを確認、すなわち比較結果記憶手段55の出力
を確認するが、この場合は前回電圧値がしきい値Aより
も低く、フラグが立っているため、ステップS8の停電
処理へと進み、停電時に必要な準備処理、すなわち、停
電処理手段58によるマイクロコンピュータ自身の入出
力ポート処理や、電源制御手段3による回路負荷への電
源供給遮断、クロック低速動作状態やクロック停止状態
への切換などを行う。
【0018】以上の動作を横軸を時間、縦軸を電圧値と
して図示したものが図3(b)であるが、さらに停電時
の電圧立ち下がりの速い場合について図3(c)に示
す。従来の停電検出装置で、ノイズ誤動作に対する対策
として、電圧値が2回連続してしきい値を下回った場合
に停電とみなすよう構成したものについては、停電時の
主電源部1の電圧低下が、図3(c)の破線で示す電圧
立ち下がりよりも速い場合には、検出が遅れてしまうの
に対し、本発明の停電検出装置においては、上記した動
作によって、図3(c)の実線で示すように電圧立ち下
がりが速くなっても検出可能となる。
【0019】以上のように本実施例によれば、しきい値
Aを、主電源から電圧が供給され機器が正常に動作して
いるときの電源電圧最低値よりも低い値に、しきい値B
をしきい値Aよりも低く、かつマイクロコンピュータ5
の通常高速動作時の動作可能な最低電圧よりも高い値に
それぞれ式(1)が成り立つように、それぞれのしきい
値設定手段によりあらかじめ設定しておき、AD変換手
段51からの電圧データ値を一定周期で入力して、前回
の周期の電圧データがしきい値Aを下回り、かつ今回の
周期の電圧データがしきい値Bを下回ったときのみ停電
とみなして停電時に必要な準備処理を行うことにより、
従来の停電検出装置で2回連続してしきい値を下回った
場合に停電とみなす構成をとった場合に比較して、電圧
読み込み周期が同じ場合に、実用的にはノイズ誤動作防
止効果は同等であるが、より急速な電圧立ち下がりに対
して検出が可能となる。たとえば式(1)をみたし、か
つ、しきい値Aとしきい値Bとの差としきい値Bと電圧
Cとの差がほぼ同等となるように設定し、限界まで電圧
読み込み周期Tを長く設定した場合には、従来の検出限
界の2倍近くの速さの電圧立ち下がりに対して検出が可
能となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の停電検出装
置は、電源電圧検出用の第1のしきい値をあらかじめ設
定するための第1のしきい値設定手段と、前記第1のし
きい値設定手段で設定した第1のしきい値よりも低い電
圧に相当する第2のしきい値をあらかじめ設定するため
の第2のしきい値設定手段と、電源電圧を入力してディ
ジタル値の電圧データ値に変換するAD変換手段と、こ
のAD変換手段からの電圧データ値を一定周期で入力
し、前記第1のしきい値設定手段で設定した第1のしき
い値との大小比較を行う第1の比較手段と、この第1の
比較手段への入力と同期して、前記AD変換手段からの
電圧データ値を入力し、前記第2のしきい値設定手段で
設定した第2のしきい値との大小比較を行う第2の比較
手段と、前記第1の比較手段の結果を次の周期の比較結
果が入力されるまでの間記憶しておくための比較結果記
憶手段と、前記第2の比較手段の結果と、比較結果記憶
手段に記憶された前周期における第1の比較手段の結果
とを入力し判定出力を行う論理計算手段とを備えてい
る。
【0021】これによって主電源系統の停電により電源
電圧が時間経過とともに低下するときに、第1のしきい
値設定手段で設定した第1のしきい値を下回った電圧デ
ータが入力されて、かつ、次の電圧監視周期において第
1のしきい値よりも小さい電圧値を示す第2のしきい値
設定手段で設定した第2のしきい値を下回る電圧データ
が入力された場合に停電と判定させることよって、電圧
監視周期が同じであれば、実用的には従来と同等のノイ
ズ誤動作防止機能を持ちながら、より速い電圧立ち下が
りに対して検出が可能であり、言い換えれば主電源部に
対する電圧監視周期を短くしなくても比較的高速な検出
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の停電検出装置の機能ブロッ
ク図
【図2】同じくそのマイクロコンピュータ処理動作の要
部を示すフローチャート
【図3】本発明の第1の実施例における停電検出装置の
動作を説明するための電圧チャート
【図4】従来例の停電検出装置の機能ブロック図
【符号の説明】
1 主電源部 2 回路負荷 3 電源制御手段 4 補助電源部 5 マイクロコンピュータ 6 電圧安定化部 51 AD変換手段 52 第1のしきい値設定手段 53 第2のしきい値設定手段 54 第1の比較手段 55 比較結果記憶手段 56 第2の比較手段 57 論理計算手段 58 停電処理手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧検出用の第1のしきい値をあら
    かじめ設定するための第1のしきい値設定手段と、 前記第1のしきい値設定手段で設定した第1のしきい値
    よりも低い電圧に相当する第2のしきい値をあらかじめ
    設定するための第2のしきい値設定手段と、 電源電圧を入力してディジタル値の電圧データ値に変換
    するAD変換手段と、 このAD変換手段からの電圧データ値を一定周期で入力
    し、前記第1のしきい値設定手段で設定した第1のしき
    い値との大小比較を行う第1の比較手段と、 この第1の比較手段への入力と同期して、前記AD変換
    手段からの電圧データ値を入力し、前記第2のしきい値
    設定手段で設定した第2のしきい値との大小比較を行う
    第2の比較手段と、 前記第1の比較手段の結果を次の周期の比較結果が入力
    されるまでの間記憶しておくための比較結果記憶手段
    と、 前記第2の比較手段の結果と、比較結果記憶手段に記憶
    された前周期における第1の比較手段の結果とを入力し
    判定出力を行う論理計算手段とを備えたことを特徴とす
    る停電検出装置。
JP9619294A 1994-05-10 1994-05-10 停電検出装置 Pending JPH07306230A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010235180A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Takazono Sangyo Co Ltd 散薬供給装置
JP2011115366A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Sammy Corp 遊技機

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