JPH07305091A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トリグリセライドを主成分とする油性汚れ等
に対し高い洗浄性を有し、且つ手肌の皮脂に対する脱脂
性が抑制され、しかも使用感に優れた洗浄剤組成物の提
供。 【構成】 本発明の洗浄剤組成物は、下記の（ａ）成
分、（ｂ）成分及び（ｃ）成分を下記の量含有する。 （ａ）特定のアルキルグリコシド；１〜５０重量％ （ｂ）特定のアミド型界面活性剤；１〜２５重量％ （ｃ）双イオン性界面活性剤；０．５〜１０重量％

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、洗浄剤組成物、詳しく
は、トリグリセライドを主成分とする油性汚れ等に対し
高い洗浄性を有し、且つ手肌の皮脂に対する脱脂性が抑
制され、しかも使用感に優れた洗浄剤組成物に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】人体に
対する安全性意識が益々高まってきている今日、衣料用
洗浄剤、台所用洗浄剤、住居用洗浄剤、毛髪用洗浄剤、
及び身体用洗浄剤等の人間の皮膚に触れる機会の多い洗
浄剤においては、皮膚に対する作用を温和にするために
様々な試みがなされている。例えば、洗浄剤組成物のｐ
Ｈを５〜６（弱酸性）に調整し、人間の皮膚のｐＨに近
づけ、皮膚に対してその作用が温和になるようにした
り、主洗浄基剤にできるだけ低刺激性のものを使用する
等の方法がとられている。このような低刺激性の洗浄基
剤としては、アミノ酸系の界面活性剤やアルキルリン酸
系の界面活性剤等が使用されている（特公昭５０−４０
１２５号公報、特公昭５５−９０３３号公報、特公昭５
８−２７３１９号公報等参照）。しかし、これらの界面
活性剤は、低刺激性ではあるものの、単独では必ずしも
充分な起泡力及び洗浄力を発揮しえない上、溶解性が悪
い等の欠点を有している。

【０００３】また、台所用洗浄剤においては、従来より
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが、優れた洗浄
性能を持つ基剤として広く知られているが、皮膚からの
脱脂力が強く、手荒れが起きやすいという難点を有して
いる。そのため、最近では、皮膚に対してより低刺激な
アルキルエトキシ硫酸ナトリウムを主洗浄基剤とした台
所用洗浄剤が主流を占めるようになっており、更には第
三級アミンオキサイドや高級脂肪酸ジエタノールアミド
等の補助界面活性剤を併用することにより、諸性能を向
上させると同時に、皮膚に対する作用が、よりマイルド
化されてきている。

【０００４】しかしながら、このように各種洗浄剤の皮
膚に対する作用が従来に比べ、温和になってきてはいる
ものの、未だ充分満足しうる水準に達してはいないのが
現状である。

【０００５】一方、糖誘導体界面活性剤のアルキルグリ
コシドは、低刺激性界面活性剤であり、しかも非イオン
性界面活性剤であるにもかかわらず、それ自身安定な泡
を生成するだけでなく、他の陰イオン性界面活性剤に対
して泡安定剤として作用することが知られており、近年
注目されつつある。例えば、特開昭５８−１０４６２５
号公報には、アルキルグリコシド及び陰イオン／両性界
面活性剤を含有する起泡性界面活性剤組成物が記載さ
れ、特開昭５８−１８６４２９号公報には、アルキルグ
リコシド、陰イオン／両性界面活性剤及びアミド／アミ
ンオキサイドを含有する起泡性界面活性剤組成物が記載
されている。また、特開昭６４−６９６９５号公報に
は、アルキルグリコシド及び両性界面活性剤を特定の比
率で含有する洗浄剤組成物が記載されている。しかしな
がら、これらの公報に記載の界面活性剤組成物及び洗浄
剤組成物は、諸性能が従来のポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルを主剤とする洗剤より優れてはいるものの、
特に洗浄時の起泡性や手荒れの面において未だ充分でな
いという問題を有している。

【０００６】従って、本発明の目的は、トリグリセライ
ドを主成分とする油性汚れ等に対し高い洗浄性を有し、
且つ手肌の皮脂に対する脱脂性が抑制され、しかも使用
感に優れた洗浄剤組成物を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明者らは、アルキル
グリコシドの持つ特性を最大限に引き出すべく鋭意研究
した結果、従来の洗浄剤において主基剤として広く使用
されているサルフェート型及びスルホネート型の陰イオ
ン性界面活性剤を含まず、特定のアルキルグリコシド、
特定のアミド型界面活性剤及び双イオン性界面活性剤の
３成分を特定量併用することにより、上記目的を達成す
る洗浄剤組成物が得られることを知見した。

【０００８】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、下記の（ａ）成分、（ｂ）成分及び（ｃ）成分を下
記の量含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供す
るものである。 （ａ）下記〔化４〕の一般式（Ｉ）（前記〔化１〕の一
般式（Ｉ）と同じ）で表されるアルキルグリコシド；１
〜５０重量％

【０００９】

【化４】

【００１０】（ｂ）下記〔化５〕の一般式（II）（前記
〔化２〕の一般式（II）と同じ）で表されるアミド型界
面活性剤；１〜２５重量％

【００１１】

【化５】

【００１２】（ｃ）双イオン性界面活性剤；０．５〜１
０重量％

【００１３】以下、本発明の洗浄剤組成物について詳述
する。本発明の洗浄剤組成物の（ａ）成分である前記
〔化４〕の一般式（Ｉ）で表されるアルキルグリコシド
において、前記一般式（Ｉ）中のＲ₁ で示されるアルキ
ル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基としては、
溶解性、起泡性及び洗浄性の点から、特に炭素数１０〜
１４のものが好ましい。また、Ｒ₂ で示されるアルキレ
ン基としては、溶解性の点から、特に炭素数２のものが
好ましい。また、Ｇで示される炭素数５〜６の還元糖に
由来する残基は、原則として使用される単糖若しくは２
糖以上の糖によってその構造が決定される。

【００１４】このＧで示される残基の原料としては、単
糖類ではグルコース、ガラクトース、キシロース、マン
ノース、リキソース、アラビノース及びこれらの混合物
等が挙げられ、２糖以上ではマルトース、キシロビオー
ス、イソマルトース、セロビオース、ゲンチビオース、
ラクトース、スクロース、ニゲロース、ツラノース、ラ
フィノース、ゲンチアノース、メンジトース及びこれら
の混合物等が挙げられる。これらのうち、単糖類では、
それらの入手性及び低コストの点からグルコース、フル
クトースが好ましく、特にグルコースが好ましく、２糖
以上では、マルトース、スクロースが好ましい。

【００１５】また、前記一般式（Ｉ）中のｘは、その平
均値が０〜５、好ましくは０〜２、特に好ましくは０で
ある。このｘの値により（ａ）成分の水溶性及び結晶性
を調整することができる。即ち、ｘが大きい値となる
程、（ａ）成分の水溶性が高くなり且つ結晶性が低くな
るという傾向を持つ。

【００１６】また、前記一般式（Ｉ）中のｙの平均値が
１より大きい場合、つまり（ａ）成分が２糖以上の糖鎖
を親水性基とする前記一般式（Ｉ）で表されるアルキル
グリコシドを含有する場合、糖鎖の結合様式が１−２、
１−３、１−４、１−６結合、又はα−、β−ピラノシ
ド、又はフラノシド結合及びこれらの混合された結合様
式である任意の混合物を含むことが可能である。前記一
般式（Ｉ）中のｙは、その平均値が１〜１０、好ましく
は１〜１．４、特に好ましくは１．１〜１．４である。
このｙの値（アルキルグリコシドの糖縮合度）の測定方
法としては、例えば、下記のＮＭＲによる測定方法があ
る。

【００１７】〔ＮＭＲによる測定方法〕 （１）固体アルキルグリコシドの場合 固体アルキルグリコシドを約１００ｍｇ採取し、重ク
ロロホルム（ＣＤＣ１ ₃ ：ＭＥＲＣＫ社製）を１．５ｍ
ｌ、ＴＭＳ入り重クロロホルム（ＣＤＣ１₃ ＋ＴＭＳ：
ＭＥＲＣＫ社製）を０．５ｍｌ加え、溶解させる。 溶解したサンプルをＮＭＲ測定チューブに１／３程入
れ、重水（Ｄ₂ Ｏ）を１〜２適加え、よく振る。 ＮＭＲの測定条件は、分子量：２００−１０００，試
料濃度：５重量％，内部標準：ＴＭＳ（Ｄ₂ Ｏ添加），
希望測定核： ¹Ｈ，分析区分：定量分析，チャート書き
出し全体：１０ｐｐｍ，チャート書き出し部分：５〜
０．５ｐｐｍ，測定温度：５０℃である。 ＮＭＲチャートからの糖縮合度の計算方法は、以下の
ように行う。計算には、拡大チャート上４〜３ｐｐｍに
生じるピーク面積の積分値（酸素つけ根部分の水素の総
積分強度）と、２〜０．５ｐｐｍに生じるピーク面積の
積分値（アルキル部水素の総積分強度）を用いる。下記
〔数１〕に計算式を示す。

【００１８】

【数１】

【００１９】（２）水溶液アルキルグリコシドの場合 水溶液アルキルグリコシドの場合は、固形分が１００
ｍｇ程度になるようにサンプルを採取し、ホットプレー
ト上（約７０〜８０℃）で水を蒸発させる。水が蒸発し
たら、重水を約２ｍｌ加え、溶解し、再びホットプレー
ト上で蒸発させる。この重水による溶解、蒸発の操作を
３回行い、Ｈ₂ ＯをＤ₂ Ｏに置換する。 Ｈ₂ ＯをＤ₂ Ｏに置換した後の操作は上記（１）の場
合と同じである。

【００２０】本発明の洗浄剤組成物の（ｂ）成分である
前記〔化５〕の一般式（II）で表されるアミド型界面活
性剤としては、前記一般式（II）において、ｍが０、ｎ
がその平均値として２〜５、Ｒ₄ が水素又はＣＨ₃ であ
るものが特に好ましい。また、前記一般式（II）中のＲ
₃ で示されるアルキル基又はアルケニル基としては、特
に炭素数９〜１３のものが好ましい。

【００２１】本発明の洗浄剤組成物の（ｃ）成分である
双イオン性界面活性剤（１分子中にアニオン部とカチオ
ン部を有する界面活性剤）としては、特に下記〔化６〕
の一般式（III)及び（IV）（前記〔化３〕の一般式（II
I)及び（IV）と同じ）で表されるものが好ましい。

【００２２】

【化６】

【００２３】前記（ａ）成分のアルキルグリコシドの含
有量は、組成物中に１〜５０重量％、好ましくは５〜２
５重量％である。前記（ａ）成分の含有量が１重量％未
満であると、洗浄力が不十分であり、また５０重量％超
であると、皮脂に対する脱脂性が増大するため好ましく
ない。また、前記（ａ）成分は、本発明の洗浄剤組成物
において主成分であることが好ましく、〔前記（ｂ）成
分＋前記（ｃ）成分〕／前記（ａ）成分が重量比で１／
３０〜１／１の範囲であることが好ましい。

【００２４】また、前記（ｂ）成分のアミド型界面活性
剤の含有量は、組成物中に１〜２５重量％、好ましくは
１〜１０重量％である。前記（ｂ）成分の含有量が１重
量％未満であると、皮脂に対する脱脂性を抑制する効果
が不十分であり、また２５重量％超であると、溶液安定
性が著しく悪化し好ましくない。

【００２５】また、前記（ｃ）成分の双イオン性界面活
性剤の含有量は、組成物中に０．５〜１０重量％、好ま
しくは１〜５重量％である。前記（ｃ）成分の含有量が
０．５重量％未満であると、皮脂に対する脱脂性を抑制
する効果が不十分であり、また１０重量％超であると、
使用感が悪化するため好ましくない。

【００２６】本発明の洗浄剤組成物に、更に炭素数８〜
２０の脂肪酸又はその塩を微量含有させることにより、
使用時の手の感触を更に向上させることができる。上記
脂肪酸又はその塩としては、ラウリン酸ナトリウム、オ
レイン酸ナトリウム、やし油、パーム核油等から誘導さ
れる脂肪酸のナトリウム塩等が好ましく、また、その含
有量は好ましくは０．０５〜１重量％の範囲である。

【００２７】また、本発明の洗浄剤組成物には、本発明
の効果を損なわない範囲で公知の洗浄剤用の活性剤を、
洗浄力や起泡力を向上させる目的で適宜添加することが
できる。斯かる活性剤としては、例えば、ポリオキシエ
チレン（平均付加モル数２〜２０）アルキル（炭素数７
〜１８の直鎖又は分岐）エーテル、アルキル（炭素数７
〜１８の直鎖又は分岐）グリセリルエーテル等の非イオ
ン性界面活性剤、Ｎ−アシル（炭素数８〜１８）グルタ
ミン酸塩、アルケニル（炭素数８〜１８）コハク酸塩、
ポリオキシエチレン（平均付加モル数１〜１０）アルキ
ルエーテル酢酸塩等のカルボキシレート型の陰イオン性
界面活性剤等が挙げられる。これらの活性剤を添加する
場合は、その含有量を０．１〜２０重量％程度とすると
よい。尚、本発明の洗浄剤組成物に、サルフェート型及
びスルホネート型の陰イオン性界面活性剤を添加するこ
とは好ましくない。

【００２８】また、本発明の洗浄剤組成物の分離安定
性、洗浄性能及び起泡性能を損なわない範囲で他の任意
成分を添加することもできる。例えば、エチルアルコー
ルのような低級脂肪族アルコール、トルエンスルホン酸
やキシレンスルホン酸のナトリウム塩やカリウム塩及び
尿素等の可溶化剤、粘土鉱物や水溶性高分子物質等の粘
土調整剤、方解石、珪石、リン酸カルシウム、ゼオライ
ト、ポリエチレン、ナイロン、ポリスチレン等の水不溶
性研磨剤、グリセリン、ソルビトール等の保湿剤、カチ
オン化セルロース等の感触向上剤、酵素、香料、色素、
防腐・防黴剤等を添加することができる。

【００２９】本発明の洗浄剤組成物は、通常、残部は水
であり、その形態は液状が好ましく、また組成物原液の
ｐＨは４〜１０、特にｐＨ５〜８が好ましい。本発明の
洗浄剤組成物は、衣料用洗浄剤、台所用洗浄剤、住居用
洗浄剤、毛髪用洗浄剤、及び身体用洗浄剤等として好適
に用いられる。

【００３０】

【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。また、下記の実施例において行った洗浄力、脱
脂力及び使用感の試験方法及び評価基準は次の通りであ
る。

【００３１】＜試験方法及び評価基準＞ （１）洗浄力試験 指示薬としてスダンIII （赤色色素）を０．１重量％添
加した牛脂２．５ｇを磁製の皿（直径２５cm）に塗布す
る。これを、洗浄剤組成物３ｇ及び水（硬度３．５°Ｄ
Ｈの水）２７ｇをしみ込ませたスポンジを用いて２０℃
でこすり洗いし、皿より牛脂がきれいにとれなくなるま
での洗浄できた皿の枚数をもって表す。 （２）脱脂力試験 ポリエチレン製テストピース（７．６×２．６cm）を６
枚１組として、下記〔表１〕に示す組成のモデル皮脂を
１枚当たり約０．０２５ｇ塗布する。これをＪＩＳ Ｋ
３３７０に記載されているリーナッツ改良洗浄力試験器
を用いて、洗浄剤組成物濃度５重量％、水の硬度３．５
°ＤＨ、４０℃で３分間洗浄し、洗浄前後のテストピー
スの重量変化により脱脂率（％）を求める。

【００３２】

【表１】

【００３３】（３）使用感試験 ２リットルビーカーに洗浄剤組成物の水溶液（洗浄剤組
成物濃度５重量％、水の硬度３．５°ＤＨ、４０℃）１
リットルを入れ、手首まで手を浸漬する。５分間浸漬
後、約４０℃の流水で充分にすすぎ、乾いたタオルで手
を拭いた後の感触を下記の判断基準で採点する。 ＋２・・・・・良い ＋１・・・・・やや良い ０・・・・・・どちらとも言えない −１・・・・・やや悪い −２・・・・・悪い 被験者１０人を対象に上記の試験を行い、得られた得点
の総和で使用感を評価する。

【００３４】実施例１ 下記〔表２〕に示す洗浄剤組成物（本発明品１〜３及び
比較品１〜４）を調製し、上記の試験方法及び評価基準
によって洗浄力、脱脂力及び使用感の評価を行った。そ
の結果を併せて下記〔表２〕に示した。

【００３５】

【表２】

【００３６】実施例２ 下記〔表３〕に示す洗浄剤組成物（本発明品４〜９及び
比較品５〜７）を調製し、上記の試験方法及び評価基準
によって洗浄力、脱脂力及び使用感の評価を行った。そ
の結果を下記〔表４〕に示した。

【００３７】

【表３】

【００３８】

【表４】

【００３９】

【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、トリグリセラ
イドを主成分とする油性汚れ等に対し高い洗浄性を有
し、且つ手肌の皮脂に対する脱脂性が抑制され、しかも
使用感に優れるとの優れた効果を奏する（請求項１）。
また、本発明の洗浄剤組成物は、（ａ）成分、（ｂ）成
分及び（ｃ）成分としてそれぞれ特定の化合物を含有さ
せることにより、上記効果を更に向上させることができ
る（請求項２、３及び４）。また、本発明の洗浄剤組成
物は、更に特定炭素数の脂肪酸又はその塩を含有させる
ことにより、使用感を更に向上させることができる（請
求項５）。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 1:92）

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記の（ａ）成分、（ｂ）成分及び
   （ｃ）成分を下記の量含有することを特徴とする洗浄剤
   組成物。 （ａ）下記〔化１〕の一般式（Ｉ）で表されるアルキル
   グリコシド；１〜５０重量％ 【化１】 （ｂ）下記〔化２〕の一般式（II）で表されるアミド型
   界面活性剤；１〜２５重量％ 【化２】 （ｃ）双イオン性界面活性剤；０．５〜１０重量％
2. 【請求項２】 （ａ）成分として、上記〔化１〕の一般
   式（Ｉ）においてｙがその平均値として１〜１．４とな
   る数であるアルキルグリコシドを含有する請求項１記載
   の洗浄剤組成物。
3. 【請求項３】 （ｂ）成分として、上記〔化２〕の一般
   式（II）においてｍが０、ｎがその平均値として２〜
   ５、Ｒ₄ が水素又はＣＨ₃ であるアミド型界面活性剤を
   含有する請求項１又は２記載の洗浄剤組成物。
4. 【請求項４】 （ｃ）成分が、下記〔化３〕の一般式
   （III)及び（IV）で表される双イオン性界面活性剤であ
   る請求項１〜３の何れかに記載の洗浄剤組成物。 【化３】
5. 【請求項５】 （ａ）、（ｂ）及び（ｃ）成分に加え
   て、炭素数８〜２０の脂肪酸又はその塩を０．０５〜１
   重量％含有する請求項１〜４の何れかに記載の洗浄剤組
   成物。