JPH0730503U - 列車モニタ装置 - Google Patents

列車モニタ装置

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JPH0730503U
JPH0730503U JP6552293U JP6552293U JPH0730503U JP H0730503 U JPH0730503 U JP H0730503U JP 6552293 U JP6552293 U JP 6552293U JP 6552293 U JP6552293 U JP 6552293U JP H0730503 U JPH0730503 U JP H0730503U
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JP
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data
train
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monitor
monitoring
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Application number
JP6552293U
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Inventor
久三 木村
Original Assignee
東芝エンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鉄道軌道上に複数の車両を連結して走行する
列車に搭載された列車モニタ装置において、その走行制
御等に必要な表示を、現実の時間に対応するようにす
る。 【構成】 各車両2の動力装置や各種機器の動作状態等
の監視をするためのセンサ等からのデータを取り込む外
部機器5と、データを車両内を張り巡らせた伝送路に送
り込むための端末と、機器の状態を監視する表示装置8
と、表示までの間に遅延するデータは所定の法則で当該
遅延するであろう時間に相当する将来のデータを作成す
る予測データ作成部と、このデータを用いて前記表示装
置を制御するモニタ制御装置9とで主に構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄道を走行する多数車両連結した列車に搭載した多数の各種センサ からの情報を監視するための列車モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の列車モニタ装置は、例えば、図5に示すように、鉄道軌道(1)上に複 数の車両(2)がパンタグラフ(3)を介して架線(4)から給電した電力で走 行する列車において、各車両(2)の動力装置や各種機器の動作状態等の監視を するためのセンサ等からのデータを取り込む外部機器(5)と、この外部機器( 5)で得られたデータを車両内を張り巡らせた伝送路(6)に送り込むための端 末(7)と、この端末(7)を介してこれら複数の外部機器(5)の状態を表示 して監視する表示装置(8)と、この表示装置(8)を制御するモニタ制御装置 (9)とで主に構成されている。
【0003】 この列車モニタ装置は、列車の各車両(2)に接続されている各種センサ等で 構成する複数の外部機器(5)からの情報を定期的に収集し、収集したデータを 伝送路(6)(ここでは光伝送などのシリアル伝送)で、モニタ装置(8)が設 置されている車両(2)に伝送され、モニタ制御装置(9)で収集されたデータ を編集し、走行中の各車両の動作状態を常にチェックし確認して異常状態を未然 に発見し結果的には列車走行中の適切なる制御を行うことができるよう構成され ている。
【0004】 しかし、このような従来の列車モニタ装置であっては、図6に示すように、外 部機器(5)からのセンサ外部データ(10)を端末(7)に取り込み、取り込 み終えるとその内容をモニタ制御装置(9)で、全ての端末から来るデータを収 集して編集データ(11)を作成し、収集された編集データ(11)を編集して 表示データ(12)を作成する。表示装置(8)ではモニタ制御装置(9)の出 力する表示データ(12)に基づいて表示時間だけ表示されるのである。即ち、 外部データ(10)が取り込まれてから、遅れ時間td時間経過後の時間t1に 表示装置(8)の表示が開始されることになる。
【0005】 このことを時間とデータとの関係として図示すると図7に示すようになる。即 ち、データxが時間tに測定されたとすると、モニタする表示装置(8)に実際 に表示されるのは、時間t1の時であり、既に現実の状態であるデータxはデー タx1に変化をしていることになり、実際の値と表示される値とに誤差が生じて しまう。この測定されたデータが表示されるまでの時間は、0.5秒〜1秒にも なり、一瞬の判断を必要とする列車の制御系をモニタする装置としては十分な機 能を果たすことができないものであった。このことは、運転者等がこの表示装置 の表示を確認しながら所定の操作を行う場合には、その操作に伴なう行動が遅れ たり、誤判断をする可能性につながることになることから、従来の列車モニタ装 置を用いては、その操作に高度な操作技術が要求され、熟練を要する等の欠点が あった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、前述した従来技術の欠点を改良したもので、一瞬の判断を必 要とする列車内に搭載されたセンサ等で構成する外部機器からの情報を基に制御 する制御系をモニタする装置として、実際の値とモニタに表示される値との誤差 を最小限とし、運転者等がこのモニタ表示装置の表示を確認しながら所定の操作 を行うに際し、その操作に高度な操作技術を要求せず、特に熟練を要さずに操作 することのできる列車モニタ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、鉄道軌道上に複数の車両を連結して走行する列車に搭載されたもの において、各車両の動力装置や各種機器の動作状態等の監視をするためのセンサ 等からのデータを取り込む外部機器と、この外部機器で得られたデータを車両内 を張り巡らせた伝送路に送り込むための端末と、この端末を介してこれら複数の 外部機器の状態を表示して監視する表示装置と、この表示装置に入力されるデー タの内で表示までの間に遅延するデータは所定の法則で当該遅延するであろう時 間に相当する将来のデータを作成する予測データ作成部と、この予測データ作成 部で得られた予測データを用いて前記表示装置を制御するモニタ制御装置とで主 に構成されている列車モニタ装置である。
【0008】
【作用】
本考案の列車モニタ装置は、列車の各車両に接続されている各種センサ等で構 成する複数の外部機器からの情報を伝送路を介して定期的に収集し、収集したデ ータと共に、表示までの間に遅延するデータについては所定の法則で当該遅延す るであろう時間に相当する将来のデータを予測データ作成部で作成した予測デー タとを用いて制御状況を監視し、列車の動作状態を常にチェックし確認して適切 な行動を可能とすることにより、異常状態を未然に発見し結果的には列車走行操 作を適切に作業することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。図1は本考案による列車 モニタ装置を示し、鉄道軌道(1)上に複数の車両(2)がパンタグラフ(3) を介して架線(4)から給電した電力で走行する列車において、各車両(2)の 動力装置や各種機器の動作状態等の監視をするためのセンサ等からのデータを取 込んむ外部機器(5)と、この外部機器(5)で得られたデータを車両内を張り 巡らせた伝送路(6)に送り込むための端末(7)と、この端末(7)を介して 複数の外部機器(5)の状態を表示して監視する表示装置(8)と、この表示装 置(8)を制御するモニタ制御装置(9)と、このモニタ制御装置(9)に表示 される実際のデータの内容より遅れて表示されるデータについては後述する所定 の計算式に則って得られる予測データを作成し所定のデータ処理をする予測デー タ処理部(20)とで主に構成されている。
【0010】 この列車モニタ装置は、列車の各車両(2)に接続されている各種センサ等で 構成する複数の外部機器(5)からの情報(データ)を定期的に収集し、収集し たデータを伝送路(6)、例えば光伝送などのシリアル伝送路で、モニタ装置( 8)が設置されている車両(2)に伝送され、予測データ処理部(20)を介し てモニタ制御装置(9)に入力され所定の予測された時間後のデータとして収集 されたデータを編集し、得られるデータを用いて車両の各部の状況を監視(モニ タ)し、列車の動作状態を常にチェックし確認して適切な行動を可能とすること により、異常状態を未然に発見し結果的には列車走行操作を適切に作業すること ができるように構成されている。。
【0011】 予測データ処理部(20)は、図2に示すように、各車両(2)毎に外部機器 (5)からのセンサ出力をを端末(7)に取り込み、サンプリング装置(21) で所定時刻毎のデータを得てこのデータを予測データ作成部(22)でシステム の遅れ時間t1後の値を算出し、この算出された予想データをデータ収集部(2 3)に入力する。このデータ収集部(23)では、現実のシステムを通過したた めに遅れが生じた遅れデータ(24)と、予測データ作成部(22)で予測した 予測データ(25)とが入力されて、表示装置(8)で表示し仕易いようにデー タを収集整理し、モニタ制御装置(9)に入力する。モニタ制御装置(9)では これらのデータを基に表示装置(モニタ装置)(8)での表示を制御する。
【0012】 予測データ処理部(20)での動作は、図3に示すように、外部機器(5)か らのセンサ外部データ(10)を端末(7)に取り込み、取り込み終えるとその 内容をモニタ制御装置(9)で、全ての端末から来るデータを収集して編集デー タを作成するがこのときのデータは各種システムを経由してきているデータであ るため遅延データ(24)として収集され、この収集された遅延データ(24) を基に、図3に示す計算式による算出方法で予測データ(25)を算出する。得 られた編集データ(24)と予測データ(25)とによって表示データ(27) が作成され、実際に表示される時には、現実の状態であるかのように予測された 表示データ(27)をモニタ制御装置(9)に出力し、表示装置(8)で表示さ れる。即ち、外部データ(10)が取り込まれた時の現在の時刻t、i回前の時 刻をt−i(iは整数)とし、このときのデータをPt−iとすると、表示デー タ(27)として編集すべきデータPdspは、図4に示す計算式(28)で算 出することができるように構成されている。
【0013】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、列車の各車両に接続されている各種センサ等で 構成する複数の外部機器からの情報を伝送路を介して定期的に収集し、収集した データと共に、表示までの間に遅延するデータについては所定の法則で当該遅延 するであろう時間に相当する将来のデータを予測データ作成部で作成した予測デ ータとを用いて制御状況を監視できるので、列車の動作状態を常にチェックし確 認して適切な行動を可能とすることにより、異常状態を未然に発見し結果的には 列車走行操作を適切に作業することができるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す構成説明図である。
【図2】本考案の実施例のブロック図である。
【図3】本考案の実施例のタイミング動作図である。
【図4】本考案の実施例で用いる算出式の説明図であ
る。
【図5】従来技術を示す構成説明図である。
【図6】従来技術の動作を説明するタイミング動作図で
ある。
【図7】従来技術の動作を説明する線図である。
【符号の説明】
1 ・・・鉄道軌道、 2 ・・・車両、 5 ・・・外部機器、 6 ・・・伝送路、 7 ・・・端末、 8 ・・・表示装置、 9 ・・・モニタ制御装置、 20・・・予測データ処理部、 22・・・予測データ作成部、 24・・・遅延データ、 25・・・予測データ、 27・・・表示データ、 28・・・計算式。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道軌道上に複数の車両を連結して走行
    する列車に搭載されたものにおいて、各車両の動力装置
    や各種機器の動作状態等の監視をするためのセンサ等か
    らのデータを取込んむ外部機器と、この外部機器で得ら
    れたデータを列車内を張り巡らせた伝送路に送り込むた
    めの端末と、この端末を介してこれ複数の外部機器の状
    態を表示して監視する表示装置と、この表示装置に入力
    されるデータの内で表示までの間に遅延するデータは所
    定の法則で当該遅延するであろう時間に相当する将来の
    データを作成する予測データ作成部と、この予測データ
    作成部で得られた予測データを用いて前記表示装置を制
    御するモニタ制御装置とを具備したことを特徴とする列
    車モニタ装置。
JP6552293U 1993-11-12 1993-11-12 列車モニタ装置 Pending JPH0730503U (ja)

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JP6552293U JPH0730503U (ja) 1993-11-12 1993-11-12 列車モニタ装置

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