JPH07304901A - 溶融処理ポリマーブレンド - Google Patents

溶融処理ポリマーブレンド

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JPH07304901A
JPH07304901A JP7132605A JP13260595A JPH07304901A JP H07304901 A JPH07304901 A JP H07304901A JP 7132605 A JP7132605 A JP 7132605A JP 13260595 A JP13260595 A JP 13260595A JP H07304901 A JPH07304901 A JP H07304901A
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alkyl
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polyalkoxy
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JP7132605A
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Fleur Edward Ewart La
エドワード・エバルト・ラ・フルーア
Newman M Bortnick
ニューマン・マイヤー・ボルトニック
Jiun-Chen Wu
ジウン−チェン・ウー
William J Work
ウイリアム・ジェームス・ワーク
Roger Kenneth Graham
ロジャー・ケニス・グラハム
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Rohm and Haas Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 澱粉70〜95部、及び、アクリル酸又はメ
タクリル酸のアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシア
ルキル(ポリアルコキシ)アルキル又はアルキルオキシ
(ポリアルコキシ)アルキルエステルの少なくとも一つ
から誘導される単位を少なくとも約70部と、アミド基
を有するビニル又はビニリデンモノマーから誘導される
単位25部以下か又は不飽和カルボン酸又は無水物から
誘導される単位25部以下の少なくとも一方を含む第2
のポリマー5〜30部を含み、第2のポリマーが少なく
とも80,000の重量平均分子量を有する溶融処理ブ
レンド。 【効果】 溶融処理ブレンドは、シート、フィルム又は
射出成形物品のような生分解可能な熱可塑性物品を製造
するのに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の分野)本発明は、澱粉をアクリル
コポリマー(即ち、アクリル酸又はメタクリル酸のアル
キル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル(ポリアル
コキシ)アルキル又はアルキルオキシ(ポリアルコキ
シ)アルキルエステルの1以上から誘導される単位を含
み、共重合性酸モノマー又はアミド又は環状アミド基を
有する共重合性モノマーの少なくとも一つを更に含むコ
ポリマー)と配合することによって、熱可塑性物質とし
て澱粉を処理するための改良された方法に関する。溶融
処理ブレンドは、シート、フィルム又は射出成形物品の
ような生分解可能な熱可塑性物品を製造するのに有用で
ある。
【0002】(発明の背景)澱粉は、それを溶融処理可
能な材料に転化させることのできる手段が見出せれば、
多くの熱可塑性用途での使用可能性のある安価で生分解
可能で再生可能なポリマーである。剪断、熱及び水の効
果によって澱粉の顆粒を熱的に分解又は糊化して熱可塑
性材料を製造し、これを更にグリセリンで可塑化するこ
とができることが知られている。得られた材料は、おそ
らくはその分子量が劇的に減少しているために、やや脆
性であり、初期特性及び平衡特性の両方に影響を与える
水を不定量含んでおり、可塑剤が滲出する可能性があ
る。
【0003】GeorgeらのPoly.Eng.Sc
i.,34,17−23(1994)においては、多量
のエチレン/ビニルアルコールコポリマーを澱粉と組み
合わせて用いて、より良好な射出成形性と大きな延性を
有するブレンドを得ることが記載されている。Layら
の米国特許第5,095,054号においては、澱粉を
変性するのに有用な多くのポリマーとして、エチレン/
アクリル酸コポリマーが記載されているが、このような
ポリマーは、有効に用いるためには中和しなければなら
ない。更に、Layらは、酸含有ポリマーは、(メタ)
アクリル酸エステルをはじめとする他の官能化コポリマ
ーを含むことができないことを教示しており、本発明の
付加ポリマーを明確に除外している。かれらは、ビニル
ピロリドンのポリマーに関して教示しているが、これを
(メタ)アクリル酸エステル及び不飽和酸と組み合わせ
ることは教示していない。LaFleurらの米国特許
5,189,097号及び5,258,250号におい
ては、ビニルアミド又はカルボン酸の少なくとも一つを
含む(メタ)アクリルコポリマーが、ポリ(ビニルアル
コール)溶融処理可能材料を製造するのに有用であるこ
とが示されている。本発明者らの一部による最近の特許
出願(ヨーロッパ特許公開583,109号)において
は、ポリ(ビニルアルコール)とLaFleurらの
(メタ)アクリルコポリマーとの組合わせを用いること
によって澱粉を熱可塑性材料に変性することが開示され
ている。
【0004】上記の試みのいずれも、澱粉を熱可塑性材
料に転化する点で完全に満足できるものではない。これ
らは、澱粉を熱可塑性にするためには添加剤の添加を必
要とし、しばしば可塑剤を必要とし、あるいは大量の一
種又は複数の付加ポリマーを必要とし、あるいは分子量
の減少を引き起こす過度の処理を必要とする。
【0005】(発明の概要)本発明者らは、LaFle
urらによって開示された(メタ)アクリルコポリマー
を比較的少量で用いて、澱粉を有用な熱可塑性材料に処
理することができることを見出した。本発明者らは、更
に、エマルジョン形態で容易に調製される(メタ)アク
リルコポリマーを単離する必要がなく、押出(溶融処
理)の前か、又は好ましくは押出機内で、澱粉と直接配
合して、混合、糊化(gelatinization)、水の脱蔵(de
volatilization)及びペレット、シート又はフィルムへ
の処理を、単一の簡単な工程で行うことができることを
見出した。本発明者らは、更に、澱粉を分解又は糊化す
ることなしに有用な熱可塑性材料に処理することができ
ることを見出した。
【0006】(発明の詳細な記述)而して、本発明者ら
は、コーンスターチ、又はアミロペクチン若しくはアミ
ロースあるいはこれらの混合物のような澱粉70〜95
部、及び、アクリル酸又はメタクリル酸のアルキル、シ
クロアルキル、ヒドロキシアルキル(ポリアルコキシ)
アルキル又はアルキルオキシ(ポリアルコキシ)アルキ
ルエステルの少なくとも一つから誘導される単位を少な
くとも約70部と、アミド基を有するビニル又はビニリ
デンモノマーから誘導される単位25部以下か又は不飽
和カルボン酸又は無水物から誘導される単位25部以下
の少なくとも一方を含む第2のポリマー5〜30部を含
み、第2のポリマーが少なくとも80,000、好まし
くは少なくとも300,000の重量平均分子量を有す
る溶融処理ブレンドを開発した。本発明は、更に、上記
記載の溶融処理ブレンドから製造されるフィルム、シー
ト又は射出成形物品に関する。
【0007】「澱粉」という用語は、本明細書において
は、トウモロコシ、小麦、米、ジャガイモ、タピオカ及
びエンドウ豆のような多くの植物における栄養源とし
て、結晶及び非晶の状態で存在する、顆粒状のD−グル
コースの天然ポリマーを表すように用いられる。これら
の天然形態の澱粉は、線状分子(アミロース)と分岐鎖
分子(アミロペクチン)とから構成されている。天然の
コーンスターチは約75%のアミロペクチンであるが、
ワクシィメイズ(waxy maize)は実質的に全てアミロペ
クチンである。澱粉は、また、予備糊化方法又は多少の
時間「クッキング」して澱粉を分解することによって得
られるある程度精製された形態でも商業的に入手するこ
とができる。
【0008】文献において記載されている溶融処理可能
な澱粉と異なり、本発明の溶融処理ブレンドは、処理中
又は処理前に澱粉を分解又は糊化する必要がない。澱粉
はその構造を保持し、分子量又は構造が劣化することは
ない。この挙動は、当該技術において知られている事項
に基づいては全く予期できないものである。
【0009】この溶融処理ブレンドは、更に、ステアリ
ン酸のような潤滑剤、又はヒンダードフェノール、例え
ばテトラキス(メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシヒドロシンナメート)メタン及び関連する
化合物のような熱安定剤を含んでいてもよい。潤滑剤
は、押出及び成形工程における良好な移送を確実にする
ために存在し、多くの操作に関しては必要でないかもし
れない。ヒンダードフェノール酸化防止剤は、澱粉又は
アクリル添加剤のいずれかの熱/酸化分解を防止するた
めに存在させることができ、ブレンド及び成形又は押出
操作中に、低温で酸素を排除して注意深い制御がなされ
る場合には必要ではないことがある。
【0010】第2のポリマーは、好ましくは、メチルメ
タクリレートから誘導される単位、及び炭素原子数1〜
4の低級アルキルアクリレート、例えばメチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、ブチルアクリレートなどか
ら誘導される単位を有する。また、ヒドロキシアルキル
オキシ(ポリアルコキシ)アルキル又はポリアルキレン
グリコールモノアルキルエーテルのモノアクリレート又
はモノメタクリレートエステル、例えばω−メトキシポ
リエチレンオキシエタノール又はω−ヒドロキシポリエ
チレンオキシエタノールのメタクリレートエステルから
誘導される単位を有していてもよい。第2のポリマーが
アミド基を有するビニル又はビニリデンモノマーから誘
導される単位を有している場合には、N−ビニルピロリ
ドンから誘導される単位を10〜25部の範囲内で含む
ことが好ましい。第2のポリマーは、不飽和カルボン酸
又は無水物から誘導される単位を有することが好まし
く、不飽和カルボン酸又は無水物から誘導される単位2
〜5部を有することがより好ましく、アクリル酸又はメ
タクリル酸から誘導される単位を有することが最も好ま
しい。「不飽和カルボン酸又は無水物」という用語は、
イタコン酸、マレイン酸などのような不飽和ポリカルボ
ン酸をも包含する。
【0011】澱粉は、低い溶融強度を有し、低分子量の
付加ポリマーと良好に混合せず、かかる混合物は良好な
混合をもたらす所望の溶融粘度を有しないので、第2の
ポリマーは、少なくとも80,000、好ましくは少な
くとも300,000の重量平均分子量を有する。最良
の混合は、分子量が300,000以上である場合に起
こる。
【0012】本発明者らは、更に、澱粉70〜95部、
及び、アクリル酸又はメタクリル酸のアルキル、シクロ
アルキル、ヒドロキシアルキル(ポリアルコキシ)アル
キル又はアルキルオキシ(ポリアルコキシ)アルキルエ
ステルの少なくとも一つから誘導される単位を少なくと
も約70部と、アミド基を有するビニル又はビニリデン
モノマーから誘導される単位25部以下か又は不飽和カ
ルボン酸又は無水物から誘導される単位25部以下の少
なくとも一方を含む第2のポリマー5〜30部を含み、
第2のポリマーが少なくとも80,000、好ましくは
少なくとも300,000の重量平均分子量を有する溶
融処理ブレンドを調製する改良方法であって、 (a)乳化重合によって、固形分が20〜60%である
水性分散液として第2のポリマーを調製し; (b)加熱及び攪拌しながらエマルジョンポリマーを澱
粉に加えて均一な混合物を得; (c)押出機内容物の脱蔵を行うための手段及びブレン
ドを加熱するための手段を具備した脱蔵押出機に混合物
を送り; (d)脱蔵手段を通して水を除去し且つ混合物に熱を加
えながら、押出機を通して混合物を送り; (e)該混合物を、実質的に水を含まない熱可塑性溶融
体に転化させ; (f)該溶融体を押出機の出口に送り; (g)該溶融体を、フィルム、シート又は再溶融可能な
ペレットに成形する;工程を含む方法を開発した。
【0013】本発明者らは、更に、澱粉70〜95部、
及び、アクリル酸又はメタクリル酸のアルキル、シクロ
アルキル、ヒドロキシアルキル(ポリアルコキシ)アル
キル又はアルキルオキシ(ポリアルコキシ)アルキルエ
ステルの少なくとも一つから誘導される単位を少なくと
も約70部と、アミド基を有するビニル又はビニリデン
モノマーから誘導される単位25部以下か又は不飽和カ
ルボン酸又は無水物から誘導される単位25部以下の少
なくとも一方を含む第2のポリマー5〜30部を含み、
第2のポリマーが少なくとも80,000、好ましくは
少なくとも300,000の重量平均分子量を有する溶
融処理ブレンドを調製する改良方法であって; (a)乳化重合によって、固形分が20〜60%である
水性分散液として第2のポリマーを調製し; (b)水性分散液及び澱粉を、混合しながら、押出機内
容物の脱蔵を行うための手段及びブレンドを混合及び加
熱するための手段を具備した脱蔵押出機に送り; (c)押出機内で、均一な混合物が形成されるまで、即
ち外観上均一に見える溶融体への融解が起こるまで二つ
のポリマーを混合及び加熱し; (d)脱蔵手段を通して水を除去し且つ混合物に熱を加
えながら、押出機を通して混合物を更に送り; (e)該混合物を、実質的に水を含まない熱可塑性溶融
体に転化させ; (f)該溶融体を押出機の出口に送り; (g)該溶融体を、フィルム、シート又は再溶融可能な
ペレットに成形する;工程を含む方法を開発した。
【0014】これらの方法のいずれにおいても、エマル
ジョン中での第2のポリマーの調製は、LaFleur
の文献において教示されているようにして行うことがで
きる。300,000以上の分子量を達成するために
は、配合物中におけるメルカプタンのような全ての連鎖
移動剤の含有量を低めることが好ましい。エマルジョン
重合で調製されたアクリルポリマーは、一般には、分子
量を低めるために特別の手段を採らない限り、300,
000を超える分子量のものであるので、300,00
0以上の値を達成することは、当業者が通常行う範囲内
の事項である。
【0015】ブレンドを完全に処理するために更なる水
が必要な場合には、水を、予備押出混合中又は押出工程
中のいずれかにおいて加えて、押出機における適当な取
入口に供給することができる。脱蔵押出機は、当該技術
において公知な任意の通常のタイプの単軸又は二軸スク
リュー押出機であってよい。通常は、水は、大気圧又は
好ましくは減圧下で、排気口を通して除去される。多く
の水が澱粉/アクリルポリマー混合物中に溶解している
場合には、水不溶性ポリマーから液体として水を除去す
るのに知られている技術はあまり満足できるものでな
い。しかし、水が別の相として分離している場合には、
Bortnickの米国特許第3,751,527号に
記載されているような適当な装置を用いることができ
る。
【0016】また、強力ミキサー又は押出機中で直接、
乾燥形態で澱粉及びアクリルポリマーを混合して、融解
した溶融体を形成し、次に押出機中で公知の処理を行う
こともできる。
【0017】溶融処理ブレンドは、押出機から、フィル
ム又はシートの形成で取り出して直接使用することがで
き、あるいは、ストランドとして取り出して、ペレット
に切断し、公知の射出成形又は押出方法によってペレッ
トを有用な物品に再処理することができる。
【0018】溶融処理ブレンドから形成することのでき
る物品としては、食品包装などの包装用の透明シート、
水非感受性の支持フィルムと共押出又は積層するための
透明フィルム、あるいはカップ、トレー、コンテナなど
のような使い捨て用途のための射出成形物品が挙げられ
る。
【0019】一般的に、テトラヒドロフランに可溶性の
アクリルポリマーを、一般的にテトラヒドロフランに不
溶性の澱粉から除去しようとしても、アクリルポリマー
の全てを除去することはできない。これは、アクリル酸
又はメタクリル酸のアルキル、シクロアルキル、ヒドロ
キシアルキル(ポリアルコキシ)アルキル又はアルキル
オキシ(ポリアルコキシ)アルキルエステルの少なくと
も一つから誘導される単位を少なくとも約70部と、ア
ミド基を有するビニル又はビニリデンモノマーから誘導
される単位25部以下か又は不飽和カルボン酸又は無水
物から誘導される単位25部以下の少なくとも一方を含
み、少なくとも80,000、好ましくは少なくとも3
00,000のそれぞれのセグメントの重量平均分子量
を有し、不飽和酸又は無水物から誘導される共重合単位
が澱粉と反応している、第2のポリマーの1以上のセグ
メント5〜30部と化学的に結合した澱粉の1以上のセ
グメント70〜95部を含むセグメントポリマー(ブロ
ックコポリマー又はグラフトコポリマーのいずれか)が
溶融処理ブレンド内に存在していることを示すものであ
る。
【0020】多段階又はコア/シェルポリマーの形態の
ポリマーを含む酸又は無水物を用いることが可能であ
る。かかるポリマーは、特にマトリクスポリマーが酸又
は無水物と結合する基を有する場合に有効である、種々
のマトリクス極性プラスチック用の耐衝撃性改良剤とし
て周知のものである。而して、Owensらの米国特許
第3,668,247号によって教示されているような
ポリマーが、本発明の熱処理可能なブレンドにおいて有
用である。
【0021】より詳しくは、本発明は、澱粉約70〜約
95部と、 (1)コアの全重量を基準として75重量%を超えるブ
タジエン及び/又は1以上のアクリル酸のC2 〜C8
ルキルエステルを、場合によっては共重合不飽和酸5重
量%以下と共に含むラバー状架橋コア(第1段階)ポリ
マー; (2)アクリル酸又はメタクリル酸のアルキル、シクロ
アルキル、ヒドロキシアルキル(ポリアルコキシ)アル
キル又はアルキルオキシ(ポリアルコキシ)アルキルエ
ステルの少なくとも一つから誘導される単位を少なくと
も約70部と、アミド基を有するビニル又はビニリデン
モノマーから誘導される単位25部以下か又は不飽和カ
ルボン酸又は無水物から誘導される単位25部以下の少
なくとも一方を含む2段階ポリマー;を含む第2の多段
階ポリマー5〜30部、とを含む溶融処理ポリマーブレ
ンドを包含する。コアポリマーがコア/シェルポリマー
の少なくとも60重量%である組成物が好ましい。
【0022】第2段階ポリマーは、米国特許第4,18
4,373号に記載されているポリマーと同様のモルホ
ロジーで、第1段階ポリマー中にドメインとして存在し
ていてもよいので、かかるポリマーは、コア/シェルポ
リマーである必要はない。これらの多段階官能化耐衝撃
性改良剤は、上記に記載した非段階(non-stage)アク
リルコポリマー組成物と任意の比率で組み合わせること
ができ、この組合わせは特許請求の範囲に記載の複合体
又はブレンドの調製において有用である。
【0023】ブレンドは、更に、当該技術において公知
の耐衝撃性改良剤、例えばポリ(アクリレート)第1段
階又はポリブタジエン第1段階と、シェルとして、ある
いはコア内の別のドメインとして存在してもよいメタク
リレート又はスチレンの第2段階よりなる多段階ポリマ
ーを含んでいてもよい。それぞれの段階は酸官能性基を
有していてもよい。
【0024】ブレンドは、更に、グリセロール又は他の
ポリヒドロキシ化合物のような可塑剤を、少量、例えば
ブレンドの10重量%以下の量で含んでいてもよい。
【0025】(実施例)ここで記載するアクリルコポリ
マーは、参照として本明細書の一部として包含されるL
aFleurらの米国特許第5,189,097号及
び、5、258、250号に記載されている方法によっ
て、エマルジョンとして調製した。MMAはメチルメタ
クリレートであり、NVPはN−ビニルピロリドンであ
り、BAはn−ブチルアクリレートであり、AAはアク
リル酸である。以下の実施例において記載するアクリル
コポリマーは、商業的に入手できるモノマーの乳化重合
によって調製した。コポリマーの分子量は、約300,
000(重量平均、PMMA標準試料を用いたゲル透過
クロマトグラフィーによって測定)であった。実施例に
おいて用いた澱粉は、National Starch
and Chemical Corporation
から入手した。これらは以下のものであった。HYLO
N VIIは、約70%のアミロースを含む未変性高ア
ミロースコーンスターチである。AMIOCAは、主と
して、天然分岐グルコースポリマーであるアミロペクチ
ンからなる食品グレードの澱粉である。
【0026】(製造例A)本例は、メチルメタクリレー
トとメタクリル酸とのコポリマー、あるいはメチルメタ
クリレート、ブチルアクリレート及びアクリル酸のター
ポリマーを調製するための一般的方法を教示するもので
ある。
【0027】次のような乳化重合法によって、メタクリ
ル酸(MAA)15重量%を含み、残りがメチルメタク
リレート(MMA)であるコポリマーを調製した。MM
A1122g、MAA198g、脱イオン水782.7
1g、n−ドデシルメルカプタン1.32g及びドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムの10%水溶液24.
75gを含むモノマー混合物を調製した。スターラー、
ヒーター、還流凝縮器及び窒素スパージチューブを具備
した適当なガラス容器に、脱イオン水1753.26g
及び炭酸ナトリウム0.59gを加えた。70℃に加熱
しながら、混合物に窒素を1時間スパージした。次に、
スパージ速度を掃去(sweep)に変化させ、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムの10%水溶液74.25
gを混合物に加えた。次に、反応容器の温度を85℃に
上昇させた。この温度において過硫酸ナトリウム1.3
2g及び脱イオン水380.08gからなる開始剤混合
物29.343gを、すすぎ水31.42mlと共に反
応容器に加えた。次に、モノマー混合物を3時間かけて
反応容器に供給した。
【0028】重合が進行するにつれて、重合開始剤を、
15分毎に29.34mlの速度で反応容器に加えた。
開始剤混合物を加える直前に30分毎に固形分の沈積を
測定した。開始剤及びモノマーの添加を完了したら、そ
れぞれの供給ラインから31.42mlのすすぎ水を加
え、混合物を85℃に1時間保持した。次に、混合物を
冷却し、濾過し、噴霧乾燥によってポリマーを単離し
た。このポリマーの分子量は約300,000であっ
た。
【0029】同様の方法で、アルキル(メタ)アクリレ
ート及び不飽和酸の制御された分子量の他のポリマー、
例えばメチルメタクリレート/ブチルアクリレート/ア
クリル酸の50/45/5のターポリマーを調製するこ
とができる。また、この方法を用いて、テトラポリマ
ー、例えばメチルメタクリレート/エチルアクリレート
/N−ビニルピロリドン/メタクリル酸の55/18/
25/2のテトラポリマーを調製した。
【0030】(実施例1及び2:比較例)澱粉とグリセ
リン及び水との溶融処理可能な混合物から得られるデー
タの外挿によって生澱粉(neat starch )に関する引張
特性を求めたGeorgeらのPoly.Eng.Sc
i.,34,17−23(1994)によって、HYL
ON VII及びAMIOCAの両方の引張特性を、生
澱粉に関して間接的に測定した。表1に示す値は、生澱
粉の低い延伸性が、澱粉が主成分を形成する商業物品の
機械的な完全性を低めることを示唆している。
【0031】(実施例3)実施例3に関しては、コーン
スターチであるHYLON VII(アミロース70%
及びアミロペクチン30%)790gを、固形分46%
を含み、pHが3.63で、P(MMA−BA−AA=
50/45/05)の化学組成の504nmの粒子を含
むエマルジョン433gで処理した。ステアリン酸10
g及びヒンダードフェノールであるテトラキス(メチレ
ン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート)メタン5gを、澱粉エマルジョン混合物に
加えた。全混合物を、沸騰させた蒸留水1500ml中
に温浸し、激しく攪拌し、澱粉混合物を凝集させた。凝
集した混合物を約50℃の減圧オブン中で処理して水を
除去して、さらさらした粉末(free flowing powder )
を得た。粉末混合物を、フロントロールが174℃でリ
ヤロールが172℃において、二本ロール電気ミルで約
3分間、溶融混合し、混練した。次に、溶融したポリマ
ーを、ミルロールから取り出し、冷却し、Carver
プレス上で圧縮成形した。試料を、138メガパスカル
(mPa)、195℃で成形して、127mm平方×
0.13mm厚のプラークにした。ASTM試験法D6
38−84及びD256−84に従って評価するため
に、プラークを引張及びアイゾットバーに加工した。
【0032】(実施例4)HYLON VII 790
g及び(P(MMA−NVP−EA−MAA=55/2
5/18/02)のエマルジョン472gを用いて実施
例3の手順を繰り返した。エマルジョンは、平均径16
0nmの固形粒子42.35重量%を含んでいた。ステ
アリン酸(10g)及び実施例3のヒンダードフェノー
ル5gを、澱粉/エマルジョン混合物に加えた。全混合
物を、激しく攪拌しながら、蒸留水1500ml中で凝
集させた。凝集した混合物を、約50℃の減圧オブンで
処理して水を除去して、さらさらした粉末を得た。粉末
混合物を、フロントロールが174℃でリヤロールが1
72℃において、二本ロール電気ミルで約3分間、溶融
混合し、混練した。次に、溶融したポリマーを、ミルロ
ールから取り出し、冷却し、Carverプレス上で圧
縮成形した。試料を、138メガパスカル(mPa)、
195℃で成形して、127mm平方×0.13mm厚
のプラークにした。ASTM試験法D638−84及び
D256−84に従って評価するために、プラークを引
張及びアイゾットバーに加工した。
【0033】(実施例5)実施例5においては、コーン
スターチであるAMIOCA(主としてアミロペクチ
ン)790gを、固形分46%を含み、pHが3.63
で、504nmの粒子を含むエマルジョン433gで処
理した。ポリマーの化学組成は、P(MMA/BA/A
A=50/45/05)であった。更に、ステアリン酸
10g及び実施例3のヒンダードフェノール5gを澱粉
/エマルジョン混合物に加えた。全混合物を、沸騰した
蒸留水1500ml中に温浸し、激しく攪拌し、澱粉/
アクリルポリマー混合物を外観上均一にした。混合物
を、約50℃の減圧オブン中で処理して水を除去して、
硬質の一体化した塊を得た。得られた塊を破砕し、大き
な片を粒化してさらさらした粉末を得た。粉末混合物
を、フロントロールが174℃でリヤロールが172℃
において、二本ロール電気ミルで約3分間、溶融混合
し、混練した。次に、溶融したポリマーを、ミルロール
から取り出し、冷却し、Carverプレス上で圧縮成
形した。試料を、138メガパスカル(mPa)、19
5℃で成形して、127mm平方×0.13mm厚のプ
ラークにした。ASTM試験法D638−84及びD2
56−84に従って評価するために、プラークを引張及
びアイゾットバーに加工した。
【0034】(実施例6)AMIOCA 790g及び
(P(MMA−NVP−EA−MAA=55/25/1
8/02)のエマルジョン472gを用いて実施例5の
手順を繰り返した。エマルジョンは、平均径160nm
の固形粒子42.35重量%を含んでいた。ステアリン
酸10g及び実施例3のヒンダードフェノール5gを、
澱粉/エマルジョン混合物に加えた。全混合物を、激し
く攪拌しながら、蒸留水1500ml中で配合した。均
一な混合物を、約50℃の減圧オブンで処理して水を除
去し、粒化して、さらさらした粉末を得た。粉末混合物
を、フロントロールが174℃でリヤロールが172℃
において、二本ロール電気ミルで約3分間、溶融混合
し、混練した。次に、溶融したポリマーを、ミルロール
から取り出し、冷却し、Carverプレス上で圧縮成
形した。試料を、138メガパスカル(mPa)、19
5℃で成形して、127mm平方×0.13mm厚のプ
ラークにした。ASTM試験法D638−84及びD2
56−84に従って評価するために、プラークを引張及
びアイゾットバーに加工した。
【0035】表1に示されているデータから、アロイの
機械的特性が、ベースポリマーであるHYLON VI
I及びAMIOCAのそれと比較して良好であることが
分かる。生澱粉の引張特性を、生澱粉とグリセリン及び
脱イオン水とのブレンドから得られるデータの外挿によ
って決定した。表1から明らかなように、可塑化澱粉化
合物(比較例である実施例1及び2)は、ある程度の強
靱性が必要な用途に用いるには脆性過ぎた。HYLON
VII又はAMIOCAのいずれかとアクリルコポリ
マーとを組み合わせることによって得られる明らかな利
益は、グリセリン/水混合物とは異なり、高分子アクリ
ルコポリマーが、澱粉アロイに溶融処理容易性を与える
のみならず、可塑剤のマイグレーション及びそれに付随
する脆化に対する安定性を確実にするという点である。
【0036】
【表1】 表1:コーンスターチ、及びコーンスターチとアクリルコポリマーとのアロイの 機械特性 組成%(w/w) ポリマー/実施例 1 2 3 4 5 6 HYLON VII 100 80 80 AMIOCA 100 80 80 P(MMA-BA-AA 20 20 =50/45/05) P(MMA-NVP-EA-MAA 20 20 =55/25/18/02 引張強さ(mPa) 41.3 33.6 20.5 40.2 22.7 31.2 引張伸び(%) 0.0 0.0 4.5 0.9 3.3 0.7 引張弾性率(gPa) 2.9 2.3 1.9 4.5 2.0 4.5 アイゾットノッチなし - - 57.1 29.9 33.6 29.9 衝撃強さ(J/m)
【0037】(実施例7)本実施例は、澱粉とアクリル
添加剤とのドライブレンドを説明するものである。例A
に記載の方法によって調製したメチルメタクリレート/
N−ビニルピロリドン/エチルアクリレート/メタクリ
ル酸(55/25/18/02)のテトラポリマーを、
噴霧乾燥によってエマルジョンから微粉末として単離し
た。この粉末の10部を、HBI System90マ
イクロプロセッサー制御トルクレオメーターの混合ボウ
ル中に導入した。粉末を、204℃の設定温度及び80
rpmのスクリュー速度で、溶融体に融解するまで攪拌
した。次に、HYLON VII(アミロース70%、
アミロペクチン30%)90部、ステアリン酸1部、及
び実施例1のヒンダードフェノール酸化防止剤0.5部
を混合ボウルに加え、混合物を、熱的に安定な均一なク
リーム色のプラスチック体に溶融配合した。混合ボウル
中で5分間の滞留時間の後に、劣化の兆候は見られなか
った。
【0038】(実施例8)実施例7と同様の方法で、メ
チルメタクリレート/ポリ(エチレングリコール)モノ
メタクリレート(ポリ(エチレングリコール)の分子量
MW=400)/エチルアクリレート/メタクリル酸
(70/10/18/02)の分子量MW=約300,
000のテトラポリマーを、例Aの方法によって調製
し、噴霧乾燥した。ここでは、アクリルポリマーを20
0℃で予め融解した。最終の均一な物質は、混合物ボウ
ル中において10分間熱的に安定であった。
【0039】(実施例9)本実施例及び以下の実施例に
おいては、用いる澱粉の形態はアミロペクチンであっ
た。実施例7と同様の方法により、但しHYLON V
IIをAMIOCAに置き換えて、同様の結果を得た。
【0040】(実施例10)実施例8と同様の方法によ
り、但しHYLON VIIをAMIOCAに置き換え
て同様の結果を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニューマン・マイヤー・ボルトニック アメリカ合衆国ペンシルバニア州19075、 オレランド、オレランド・ミル・ロード 509 (72)発明者 ジウン−チェン・ウー アメリカ合衆国ニュージャージー州08691、 ロビンスビル、オークウッド・ウェイ 3 (72)発明者 ウイリアム・ジェームス・ワーク アメリカ合衆国ペンシルバニア州19006、 ハンティングドン・バリー、バーネット・ ロード 1288 (72)発明者 ロジャー・ケニス・グラハム アメリカ合衆国ニュージャージー州08057、 ムーアスタウン、アイアン・ポスト・ロー ド 716

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 澱粉70〜95部、及び、アクリル酸又
    はメタクリル酸のアルキル、シクロアルキル、ヒドロキ
    シアルキル(ポリアルコキシ)アルキル又はアルキルオ
    キシ(ポリアルコキシ)アルキルエステルの少なくとも
    一つから誘導される単位を少なくとも約70部と、アミ
    ド基を有するビニル又はビニリデンモノマーから誘導さ
    れる単位25部以下か又は不飽和カルボン酸又は無水物
    から誘導される単位25部以下の少なくとも一方を含む
    第2のポリマー5〜30部を含み、第2のポリマーが少
    なくとも80,000の重量平均分子量を有する溶融処
    理ブレンド。
  2. 【請求項2】 潤滑剤又は熱安定剤の少なくとも一方を
    更に含む請求項1に記載の溶融処理ブレンド。
  3. 【請求項3】 潤滑剤がステアリン酸であり、熱安定剤
    がヒンダードフェノールである請求項2に記載の溶融処
    理ブレンド。
  4. 【請求項4】 澱粉がコーンスターチである請求項1に
    記載の溶融処理ブレンド。
  5. 【請求項5】 澱粉が、アミロペクチン又はアミロース
    の少なくとも一方である請求項1に記載の溶融処理ブレ
    ンド。
  6. 【請求項6】 第2のポリマーが、アクリル酸又はメタ
    クリル酸のアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシアル
    キル(ポリアルコキシ)アルキル又はアルキルオキシ
    (ポリアルコキシ)アルキルエステル、メチルメタクリ
    レート又はエチルアクリレートの少なくとも一つを含む
    請求項1に記載の溶融処理ブレンド。
  7. 【請求項7】 第2のポリマーが、アクリル酸又はメタ
    クリル酸のアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシアル
    キル(ポリアルコキシ)アルキル又はアルキルオキシ
    (ポリアルコキシ)アルキルエステル、ポリアルキレン
    グリコールモノアルキルエーテル又はポリアルキレング
    リコールのモノアクリレート又はモノメタクリレートエ
    ステルの少なくとも一つを含む請求項1に記載の溶融処
    理ブレンド。
  8. 【請求項8】 第2のポリマーが、アミド基を有するビ
    ニル又はビニリデンモノマーから誘導される単位とし
    て、N−ビニルピロリドンから誘導される単位を含む請
    求項1に記載の溶融処理ブレンド。
  9. 【請求項9】 N−ビニルピロリドンから誘導される単
    位が10〜25部である請求項8に記載の溶融処理ブレ
    ンド。
  10. 【請求項10】 第2のポリマーが、不飽和カルボン酸
    又は無水物から誘導される単位として、アクリル酸又は
    メタクリル酸から誘導される単位を含む請求項1に記載
    の溶融処理ブレンド。
  11. 【請求項11】 不飽和カルボン酸又は無水物から誘導
    される単位が2〜5部であり、第2のポリマーの分子量
    が少なくとも300,000である請求項1に記載の溶
    融処理ブレンド。
  12. 【請求項12】 澱粉70〜95部、及び、アクリル酸
    又はメタクリル酸のアルキル、シクロアルキル、ヒドロ
    キシアルキル(ポリアルコキシ)アルキル又はアルキル
    オキシ(ポリアルコキシ)アルキルエステルの少なくと
    も一つから誘導される単位を少なくとも約70部と、ア
    ミド基を有するビニル又はビニリデンモノマーから誘導
    される単位25部以下か又は不飽和カルボン酸又は無水
    物から誘導される単位25部以下の少なくとも一方を含
    む第2のポリマー5〜30部を含み、第2のポリマーが
    少なくとも80,000の重量平均分子量を有する溶融
    処理ブレンドを調製する方法であって、 (a)乳化重合によって、固形分が20〜60%である
    水性分散液として第2のポリマーを調製し; (b)加熱及び攪拌しながらエマルジョンポリマーを澱
    粉に加えて均一な混合物を得; (c)押出機内容物の脱蔵を行うための手段及びブレン
    ドを加熱するための手段を具備した脱蔵押出機に混合物
    を送り; (d)脱蔵手段を通して水を除去し且つポリマーに熱を
    加えながら、押出機を通して混合物を送り; (e)該混合物を、実質的に水を含まない熱可塑性溶融
    体に転化させ; (f)該溶融体を押出機の出口に送り; (g)該溶融体を、フィルム、シート又は再溶融可能な
    ペレットに成形する;工程を含む方法。
  13. 【請求項13】 澱粉70〜95部、及び、アクリル酸
    又はメタクリル酸のアルキル、シクロアルキル、ヒドロ
    キシアルキル(ポリアルコキシ)アルキル又はアルキル
    オキシ(ポリアルコキシ)アルキルエステルの少なくと
    も一つから誘導される単位を少なくとも約70部と、ア
    ミド基を有するビニル又はビニリデンモノマーから誘導
    される単位25部以下か又は不飽和カルボン酸又は無水
    物から誘導される単位25部以下の少なくとも一方を含
    む第2のポリマー5〜30部を含み、第2のポリマーが
    少なくとも80,000の重量平均分子量を有する溶融
    処理ブレンドを調製する方法であって; (a)乳化重合によって、固形分が20〜60%である
    水性分散液として第2のポリマーを調製し; (b)水性分散液及び澱粉を、混合しながら、押出機内
    容物の脱蔵を行うための手段及びブレンドを混合及び加
    熱するための手段を具備した脱蔵押出機に送り; (c)押出機内で、混合物の融解が起こるまで二つのポ
    リマーを混合及び加熱し; (d)脱蔵手段を通して水を除去し且つ混合物に熱を加
    えながら、押出機を通して混合物を更に送り; (e)該混合物を、実質的に水を含まない熱可塑性溶融
    体に転化させ; (f)該溶融体を押出機の出口に送り; (g)該溶融体を、フィルム、シート又は再溶融可能な
    ペレットに成形する;工程を含む方法。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の溶融処理ブレンドか
    ら調製されるフィルム、シート又は射出成形物品。
  15. 【請求項15】 澱粉約75〜約95部と、 (a)コアの全重量を基準として75重量%を超えるブ
    タジエン及び/又はアクリル酸のC2 〜C8 アルキルエ
    ステル及び共重合不飽和酸0〜5重量%を含むラバー状
    架橋コアポリマー60〜85部; (b)アクリル酸又はメタクリル酸のアルキル、シクロ
    アルキル、ヒドロキシアルキル(ポリアルコキシ)アル
    キル又はアルキルオキシ(ポリアルコキシ)アルキルエ
    ステルの少なくとも一つから誘導される単位を少なくと
    も約70部と、アミド基を有するビニル又はビニリデン
    モノマーから誘導される単位25部以下か又は不飽和カ
    ルボン酸又は無水物から誘導される単位25部以下の少
    なくとも一方を含む2段階ポリマー15〜40部;を含
    む第2の多段階ポリマー5〜30部、とを含む溶融処理
    ポリマーブレンド。
  16. 【請求項16】 澱粉約70〜約95部と、合計量で5
    〜30部の、 (a)アクリル酸又はメタクリル酸のアルキル、シクロ
    アルキル、ヒドロキシアルキル(ポリアルコキシ)アル
    キル又はアルキルオキシ(ポリアルコキシ)アルキルエ
    ステルの少なくとも一つから誘導される単位を少なくと
    も約70部と、アミド基を有するビニル又はビニリデン
    モノマーから誘導される単位25部以下か又は不飽和カ
    ルボン酸又は無水物から誘導される単位25部以下の少
    なくとも一方を含み、少なくとも80,000の重量平
    均分子量を有する第2のポリマー;及び (b)(i)コアの全重量を基準として75重量%を超
    えるブタジエン及び/又はアクリル酸のC2 〜C8 アル
    キルエステル及び共重合不飽和酸0〜5重量%を含むラ
    バー状架橋コアポリマー60〜85部; (ii)アクリル酸又はメタクリル酸のアルキル、シク
    ロアルキル、ヒドロキシアルキル(ポリアルコキシ)ア
    ルキル又はアルキルオキシ(ポリアルコキシ)アルキル
    エステルの少なくとも一つから誘導される単位を少なく
    とも約70部と、アミド基を有するビニル又はビニリデ
    ンモノマーから誘導される単位25部以下か又は不飽和
    カルボン酸又は無水物から誘導される単位25部以下の
    少なくとも一方を含む2段階ポリマー15〜40部;を
    含む第3の多段階ポリマーの混合物、とを含む溶融処理
    ポリマーブレンド。
JP7132605A 1994-05-12 1995-05-08 溶融処理ポリマーブレンド Withdrawn JPH07304901A (ja)

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