JPH07303823A - 混練装置 - Google Patents

混練装置

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JPH07303823A
JPH07303823A JP6123212A JP12321294A JPH07303823A JP H07303823 A JPH07303823 A JP H07303823A JP 6123212 A JP6123212 A JP 6123212A JP 12321294 A JP12321294 A JP 12321294A JP H07303823 A JPH07303823 A JP H07303823A
Authority
JP
Japan
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kneading
raw material
mixer
casing
rotary shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP6123212A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kotani
茂 小谷
Toshio Senbo
壽雄 泉保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSAKA YOGYO FIRE BRICK
SERITSUKUSU KK
YOOTAI KK
Original Assignee
OSAKA YOGYO FIRE BRICK
SERITSUKUSU KK
YOOTAI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by OSAKA YOGYO FIRE BRICK, SERITSUKUSU KK, YOOTAI KK filed Critical OSAKA YOGYO FIRE BRICK
Priority to JP6123212A priority Critical patent/JPH07303823A/ja
Publication of JPH07303823A publication Critical patent/JPH07303823A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/21Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders characterised by their rotating shafts
    • B01F27/2123Shafts with both stirring means and feeding or discharging means

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 原料の混練を連続的に行うことで混練作業に
おける作業性を高めることのできる、構造が簡単で且つ
コンパクトな混練装置を提供する。 【構成】 略水平方向に横設配置された筒状のスクリュ
ーフィーダケーシング1内に、スクリューフィーダ2を
収容してなる原料切出機構Xと、略水平方向に横設され
た筒状のミキサーケーシング31と回転軸33の周囲に
平板状の複数枚の混練羽根34a〜34f、35a〜3
5e、36a〜36eを該回転軸33の軸心に対して所
定の傾斜角をもった状態で該回転軸33の軸心方向に所
定間隔で取り付けてなり且つ上記ミキサーケーシング3
1の内部に同軸状に配置されるミキサーとを有する加水
混練機構とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、乾燥粉状の原料、例
えばセメント、粉末耐火材等を加水混練してスラリー状
の混練物を連続的に得るようにした混練装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばセメント、粉末耐火材等の
乾燥粉状の原料を加水して混練し、スラリー状の混練物
を得る場合には、内面に螺旋板状の混練羽根を設けた壺
状の混練装置を使用し、この混練装置内に所定量の原料
を投入するとともにこれに加水し、この状態で混練装置
を回転させて混練を行うとともに、十分に混練された後
は、該混練装置を傾けてその内部から混練物を取り出す
のが一般的な方法であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の混練装置においては、混練を所定量づつ間欠的に
行うものであるため作業性が悪く、また混練装置を傾け
る必要があることから装置の構造が複雑且つ大型化する
という問題があった。そこで本願発明では、原料の混練
を連続的に行うことで混練作業における作業性を高める
ことのできる、構造が簡単で且つコンパクトな混練装置
を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めの具体的手段として、本願の第1の発明では、略水平
方向に横設配置された筒状のスクリューフィーダケーシ
ング内に、回転軸の周囲に螺旋羽根を備え且つ所定速度
で回転駆動されるスクリューフィーダを収容して構成さ
れ、乾燥粉状の原料を所定の切り出し速度で連続的に切
り出す原料切出機構と、略水平方向に横設され且つその
一端側に上記原料切出機構から切り出された原料を受け
入れる原料受入口を、他端側に混練物を排出する混練物
出口をそれぞれ設けるとともに、該原料受入口寄り位置
に給水部を設けた筒状のミキサーケーシングと、回転軸
の周囲に平板状の複数枚の混練羽根を該回転軸の径方向
外方へ突出させ且つ回転軸の軸心に対して所定の傾斜角
をもった状態で該回転軸の軸心方向に所定間隔で取り付
けてなり且つ上記ミキサーケーシングの内部に該ミキサ
ーケーシングと同軸状に配置されるとともに所定速度で
回転駆動されるミキサーとを有する加水混練機構とを備
えたことを基本的構成としている。
【0005】また、本願の第2の発明では、かかる基本
構成を有する混練装置において、上記ミキサーの上記複
数枚の混練羽根を、上記回転軸の軸心に対する傾斜方向
が上記ミキサーケーシングの上記原料受入口側に位置す
る一端側から上記混練物出口側に位置する他端側に向け
て上記回転軸の回転方向の前方側へ傾斜する第1混練羽
根群と、後方側へ傾斜する第2混練羽根群とで構成する
とともに、上記第1混練羽根群に属する混練羽根の数よ
りも第2混練羽根群に属する混練羽根の数の方を多くし
たことを特徴としている。
【0006】
【作用】本願発明ではかかる構成とすることにより次の
ような作用が得られる。即ち、本願の第1の発明にかか
る混練装置では、上記原料切出機構に供給された原料
は、該原料切出機構により所定の切り出し速度で連続的
に切り出されて加水混練機構の原料受入口からミキサー
ケーシングの内部に送給される。ミキサーケーシング内
に連続的に送給される原料は、給水部から供給される水
により加水されるとともに、ミキサーの回転によりその
混練羽根によって混練される。
【0007】この場合、ミキサーの複数の混練羽根がそ
れぞれその回転軸の軸方向に対して所定の傾斜角をもつ
ことから、加水された原料は該複数の混練羽根によって
攪拌されると同時に、該複数の傾斜角により回転軸の軸
方向への速度成分が付与されることで該軸方向に移動せ
しめられ、上記混練羽根による攪拌作用が増長され、十
分に混練された混練物とされる。そして、この混練物
は、順次、上記原料受入口に対して上記ミキサーケーシ
ングの軸方向の反対側にある混練物出口から排出され
る。
【0008】また、本願の第2の発明にかかる混練装置
では、上記第1の発明にかかる混練装置と同様にミキサ
ーの複数の混練羽根の回転による攪拌作用と該各混練羽
根の傾斜角によって軸方向の速度成分が与えられること
による上記攪拌作用の増長作用とが得られることはも勿
論であるが、これに加えて次のような特有の作用も得ら
れるものである。即ち、この第2の発明にかかる混練装
置においては、上記ミキサーの上記複数枚の混練羽根
を、その傾斜方向によって、上記ミキサーケーシングの
上記原料受入口側に位置する一端側から上記混練物出口
側に位置する他端側に向けて上記回転軸の回転方向の前
方側へ傾斜する第1混練羽根群と、後方側へ傾斜する第
2混練羽根群とで構成するとともに、上記第1混練羽根
群に属する混練羽根の数よりも第2混練羽根群に属する
混練羽根の数の方を多くしているため、混練物は第1混
練羽根群に属する混練羽根の回転に伴い混練物出口側か
ら原料受入口側に引き戻され、また第2混練羽根群に属
する混練羽根の回転に伴い原料受入口側から混練物出口
側に送り出され、この軸方向の二方向への移動により各
混練羽根の攪拌作用が増長されるとともに、全体として
は第2混練羽根群に属する混練羽根の数が第1混練羽根
群に属する混練羽根の数より多いことから次第に原料受
入口側から混練物出口側に向けて移動せしめられ、最終
的に上記混練物出口から順次排出されるものである。
【0009】
【実施例】以下、本願発明の混練装置を添付図面に基づ
いて具体的に説明すると、図1には本願発明の実施例に
かかる混練装置Zの全体構成が、また図4にはその主要
部材が分解して示されている。この混練装置Zは、図1
に示すように、後述する原料切出機構Xと加水混練機構
Yとを備えて構成されている。
【0010】A:原料切出機構X 原料切出機構Xは、後述のスクリューフィーダケーシン
グ1とスクリューフィーダ2とを備えている。
【0011】A−a:スクリューフィーダケーシング1 このスクリューフィーダケーシング1は、図1及び図2
に示すように、所定径及び所定長さをもち且つ床面上に
略水平方向に向けて固定配置された筒体で構成されてお
り、その一端1aには筒状のハウジング8を介してモー
タ9が同軸状に連結固定されている。また、スクリュー
フィーダケーシング1の他端1bには、後述の加水混練
機構Yを構成するミキサーケーシング31が同軸状に連
結されるようになっている。また、このスクリューフィ
ーダケーシング1の上記一端1a寄りの上面側には、ゲ
ート取付フランジ4を備えた長方形穴状の原料入口3が
形成されるとともに、該ゲート取付フランジ4にはゲー
ト機構Vを介して原料ホッパーUが取り付けられてい
る。そして、このスクリューフィーダケーシング1の内
室のうち、上記原料入口3に対応する部分は原料溜室5
とされ、また該原料溜室5より上記他端1b寄りの部分
にはさらに小径の内側ケーシング7が同軸状に取り付け
られて原料切出室6を構成している。
【0012】尚、上記ハウジング8は、図4に示すよう
に、上記スクリューフィーダケーシング1の一端1aに
次述の第2ヒンジ55を介して開閉可能に連結されてい
る。即ち、スクリューフィーダケーシング1の一端1a
の一側とハウジング8の一側にはそれぞれヒンジブラケ
ット56とヒンジブラケット57とが設けられており、
これら各ヒンジブラケット56,57をヒンジピン58
で連結することにより該ハウジング8は上記ヒンジピン
58を中心として横方向に開閉可能とされている。ま
た、このハウジング8のスクリューフィーダケーシング
1に対する連結状態の保持は、該スクリューフィーダケ
ーシング1側に設けたクランプ60をハウジング8側に
設けたクランプピン62に掛止して緊締することで達成
される。
【0013】A−b:スクリューフィーダ2 上記スクリューフィーダ2は、図1に示すように、上記
スクリューフィーダケーシング1とほぼ同程度の軸長を
もつ回転軸21の周囲に螺旋羽根22を取り付けて構成
される。そして、この回転軸21の一端21aは、上記
モータ9の軸9aを連結せしめるとともに上記ハウジン
グ8に対して回転自在に支承されたカップリング10に
より支承されている。この場合、該カップリング10と
回転軸21の一端21aとは、該一端21aにその径方
向へ延出状態で取り付けた突子13を上記カップリング
10側に形成したU字状の係合溝14にその軸方向外方
から嵌入させることで回転方向において係合可能に連結
している。従って、上記スクリューフィーダ2はこれを
その軸方向に後退させることで容易に上記カップリング
10との連結状態を解除することができることとなる。
一方、上記回転軸21の他端21bは、その軸端面から
軸方向内側に凹入するテーパー穴状の軸嵌挿穴47が形
成されるとともに、該軸嵌挿穴47の軸端部分にはU字
状の係合溝15が形成されている。尚、この軸嵌挿穴4
7には後述するミキサー32の回転軸33の一端33a
が嵌挿連結される。
【0014】このように構成されたスクリューフィーダ
2は、図1に示すように、上記スクリューフィーダケー
シング1の軸心位置に、且つ上記内側ケーシング7を貫
通した状態で配置されるとともに、その一端(即ち、上
記螺旋羽根22の一端22a)は上記カップリング10
を介して上記モータ9の軸9aに連結せしめられた状態
で支持される。尚、該スクリューフィーダ2の他端(即
ち、上記回転軸21の他端21b)側は、その軸嵌挿穴
47に後述のミキサー32の回転軸33の一端33aが
嵌挿連結されることで該回転軸33と一体化され、宙づ
り状態で支持される。また、このスクリューフィーダ2
のスクリューフィーダケーシング1への組付け状態にお
いて該スクリューフィーダ2の上記原料溜室5に対応す
る位置には、複数本のスクレーパ23,23,・・が取
り付けられている。
【0015】B:加水混練機構Y 加水混練機構Yは、後述するミキサーケーシング31と
該ミキサーケーシング31内に嵌装配置されるミキサー
32とを備えて構成されている。
【0016】B−a:ミキサーケーシング31 ミキサーケーシング31は、上記原料切出機構Xのスク
リューフィーダケーシング1とほぼ同径で且つ所定長を
もつ筒体で構成され、その内部空間を混練室41として
いる。また、このミキサーケーシング31は、その一端
31a側を原料受入口40とするとともに、その他端3
1b寄りの下面側には所定大きさの混練物出口42を下
方に向けて設けている。また、ミキサーケーシング31
の上記原料受入口40寄りの上部位置には給水導入管4
3(特許請求の範囲中の給水部に該当する)が設けられ
ている。このミキサーケーシング31は、図4に示すよ
うに、上記スクリューフィーダケーシング1の他端1b
側に設けたヒンジブラケット51とミキサーケーシング
31の一端31a側に設けた上下一対のヒンジブラケッ
ト52,52とこれらを連結するヒンジピン53とから
なる第1ヒンジ50により、上記スクリューフィーダケ
ーシング1の他端1bに対して横方向に開閉可能に連結
支持されている。また、このミキサーケーシング31の
連結状態の保持は、上記スクリューフィーダケーシング
1側に設けたクランプ60をミキサーケーシング31側
に設けたクランプピン61に掛止し且つこれを緊締する
ことで達成される。また、このミキサーケーシング31
の他端31bは、その中心部に軸受ケース46が締着固
定された円板状の端面板45を、該ミキサーケーシング
31側に設けた左右一対のクランプ60,60を上記端
面板45側に設けたクランプピン63,63に掛止し且
つこれを緊締することで、開閉可能に閉塞されている。
【0017】B−b:ミキサー32 ミキサー32は、上記ミキサーケーシング31とほぼ同
長の回転軸33の外周に次述する複数の混練羽根34a
〜34g、35a〜35e 、36a〜36fを取り付
けて構成されている。尚、上記回転軸33は、その一端
33aをテーパー状としてこれを上記スクリューフィー
ダ2の回転軸21の他端21bに設けた軸嵌挿穴47に
嵌挿するとともに該スクリューフィーダ2側の係合溝1
5に該回転軸33側に設けた突子17を嵌合させること
で該スクリューフィーダ2と回転方向において一体的に
連結されるとともに、その軸方向には離脱可能とされて
いる。また、この回転軸33の他端33bは、上記軸受
ケース46に配置した軸受によって回転自在に支承され
ている。従って、この回転軸33は、上記モータ9の回
転により、上記回転軸21を介してこれと一体的に回転
駆動されることとな一方、上記各混練羽根34a〜34
g、35a〜35e、36a〜36fは、共に所定幅の
平板状の帯板で構成され、図2及び図3に示すように、
上記回転軸33の外周に、回転方向(周方向)において
相互に120°の角度をもった三位置に、それぞれ軸方
向に所定間隔をもって列状に配置され、各混練羽根34
a〜34fで第1羽根列Aを、各混練羽根35a〜35
eで第2羽根列Bを、各混練羽根36a〜36eで第3
羽根列Cを、それぞれ構成している。尚、回転軸33の
他端33bに設けられ且つ第1羽根列A及び第3羽根列
Cと同一直線上に位置する二枚の混練羽根34g、36
fは、主として混練物が混練物出口42を越えて端面板
45側に移動するのを阻止するものであり、該混練物出
口42よりも一端33a寄りに位置して攪拌による混練
と混練物の搬送とを行う上記各羽根列A〜Cに属する上
記各混練羽根34a〜34f、35a〜35e、36a
〜36eとはその機能を異にしているため、ここではこ
れら二つの混練羽根34g、36fを上記羽根列から除
外している。
【0018】そして、この各羽根列A〜Cをそれぞれ構
成する各混練羽根34a〜34f、35a〜35e、3
6a〜36eは、その基本形状を共に同一とし且つ上記
回転軸33の軸線に対して所定の傾斜角をもって取り付
けられるものであるが、図3に示すように、その傾斜方
向については二つの群に分けられ、また傾斜角について
は三つの種類に分けられる。即ち、先ず、傾斜方向につ
いては、回転軸33の一端32aから他端32bに向か
って該回転軸33の回転方向(図3の矢印R方向)の前
方側に傾斜するものと、回転方向の後方側へ傾斜するも
のとに分けられる。前者に属する混練羽根は、第1羽根
列Aの1番混練羽根34a〜5番混練羽根34e、第2
羽根列Bの1番混練羽根35a及び2番混練羽根35b
の合計7枚であり、これらで特許請求の範囲中の第1混
練羽根群を構成する。また、後者に属する混練羽根は、
第1羽根列Aの6番混練羽根34fと、第2羽根列Bの
3番〜5番混練羽根35c〜35eと、第3羽根列Cの
1番〜5番混練羽根36a〜36eの合計9枚であり、
これらで特許請求の範囲中の第2混練羽根群を構成す
る。そして、この第1混練羽根群に属する各混練羽根3
4a〜34e、35a、35bは、回転軸33の回転に
伴って混練物(後述するように原料を加水したもの)に
対してこれを反移送方向(即ち、回転軸33の他端33
b側から一端33a側)への速度成分を付与する如く作
用する(即ち、混練物を後退させる作用をする)。これ
に対して、第2混練羽根群に属する各混練羽根34f、
35c〜35e、36a〜36eは、回転軸33の回転
に伴って混練物に対してこれを移送方向(即ち、原料受
入口40側から混練物出口42側)への速度成分を付与
する如く作用する(即ち、混練物を前進させる作用をす
る)。従って、この実施例のものにおいては、第2混練
羽根群に属する混練羽根の数が第1混練羽根群に属する
混練羽根の数よりも多いことから、全体として混練物は
混練物出口42側に次第に移動することとなる。尚、各
混練羽根についてはそれぞれ回転軸33の一端33aか
ら他端33bに向かって順番に1番,2番,・・として
いる。
【0019】一方、各混練羽根の傾斜角については、図
3に示すように角度α(=45°)、角度β(=60
°)、角度γ(=52,5°)の三種類を設定してい
る。この傾斜角は、この実施例のように各混練羽根の形
状を同一とした場合には、混練羽根による混練物に対す
る攪拌作用と進退変位力の双方に影響を与える。即ち、
攪拌作用については、この傾斜角が小さいほど混練羽根
の回転に伴って該混練羽根により攪拌される範囲が広く
なることから攪拌作用が高くなる。これに対して、進退
変位力については、この傾斜角が45°(即ち、上記傾
斜角α)の場合に進退変位力が最大となり、これより大
きくなるに従って進退変位力は減少する。従って、この
実施例の場合についていうと、傾斜角αの混練羽根は攪
拌作用と進退変位力が共に最大となる。これに対して、
傾斜角βの混練羽根は、攪拌作用と進退変位力が共に最
小となる。そして、傾斜角γの混練羽根は、攪拌作用及
び進退変位力ともに傾斜角αの混練羽根と傾斜角βの混
練羽根の中間に位置することになる。この実施例におい
ては、この各混練羽根の傾斜角の差を進退変位力の調整
と攪拌作用の調整とに利用している。具体的には、第1
混練羽根群に属する混練羽根においては、傾斜角αの混
練羽根を4枚、傾斜角βの混練羽根を3枚とし、傾斜角
γの混練羽根は設けていない。これに対して、第2混練
羽根群に属する混練羽根においては、傾斜角αの混練羽
根を2枚、傾斜角γの混練羽根を7枚とし、傾斜角βの
混練羽根は設けていない。
【0020】さらに、この実施例においては、ミキサー
ケーシング31の内周面に付着する混練物を掻き落とす
ために、第1羽根列の1番混練羽根34aと2番混練羽
根34b、3番混練羽根34cと4番混練羽根34d、
5番混練羽根34eと6番混練羽根34f、第2羽根列
の1番混練羽根35aと2番混練羽根35b、3番混練
羽根35cと4番混練羽根35d、第3羽根列の2番混
練羽根36bと3番混練羽根36c、4番混練羽根36
dと5番混練羽根36eとを、それぞれその先端部にお
いて回転軸33の軸方向に連結した状態で帯板状のスク
レーパ37,37,・・を設けている。尚、上記回転軸
33の一端33aには、図1に示すように上記スクリュ
ーフィーダケーシング1の他端1bに設けられて上記混
練室41の端面壁を構成する仕切壁12に近接回転ある
いは摺接回転するスクレーパ16がもうけられている。
【0021】C:作動並びに作用 続いて、上述のごとき構成を有する混練装置Zの作動等
を、粉状耐火材を加水混練する場合を例にとって説明す
る。先ず、原料ホッパーUに貯留された粉状耐火材をゲ
ート機構Vにより順次原料切出機構Xの原料溜室5内に
投入する。この状態で、上記モータ9を駆動して上記ス
クリューフィーダ2及び上記ミキサー32を一体的に所
定方向(矢印R方向)に回転駆動すると、上記原料溜室
5内の粉状耐火材はスクリューフィーダ2によって所定
の切り出し速度で連続的に切り出されて順次加水混練機
構Yの原料受入口40から混練室41内に送給される。
この加水混練機構Y側においては、順次供給される粉状
耐火材に対して給水導入管43から供給される水を加え
て所定の含水率とするとともに、この含水された含水耐
火材をミキサー32の各混練羽根34a〜34f、35
a〜35e、36a〜36eによって攪拌して混練し、
所要混練度の混練物を得る。
【0022】この場合、上記各混練羽根34a〜34
f、35a〜35e、36a〜36eが上記回転軸33
の軸線に対してそれぞれ所定の傾斜方向に且つ所定の傾
斜角をもって傾斜配置されていることから、単に各混練
羽根34a〜34f、35a〜35e、36a〜36e
によって攪拌されるのみならず、第1混練羽根群に属す
る各混練羽根34a〜34e、35a、35bにより原
料受入口40側に後退せしめられるとともに、第2混練
羽根群に属する各混練羽根34f、35c〜35e、3
6a〜36eにより混練物出口42側に前進せしめら
れ、この両者の作用により前後方向に往復動すること
で、上記攪拌作用が増長され、より高い混練度の混練物
とされるものである。しかも、第1混練羽根群に属する
各混練羽根34a〜34e、35a、35bの数よりも
第2混練羽根群に属する各混練羽根34f、35c〜3
5e、36a〜36eの数の方が多く、混練物を後退さ
せる力よりも混練物を前進させる力が勝ることから、混
練物はこれら各混練羽根により前後方向に往復動しなが
ら徐々に混練物出口42側に向けて自動的に移動せしめ
られ、順次混練物出口42から混練物ホッパーW側に排
出される。このように、この実施例の混練装置Zにおい
ては、原料切出機構Xにおいて所定の切り出し速度で連
続的に切り出される粉状耐火材を順次加水混練機構Yに
供給し、且つ該加水混練機構Yではこれに加水するとと
もにこれを攪拌混練して混練物とし、さらにこれを自動
的に加水混練機構Yの原料受入口40側から混練物出口
42側に移送して順次排出するものであることから、混
練作業が連続的に行われ、例えば所定量づつ間欠的に混
練するものに比して、混練作業における作業性が格段に
向上するものである。
【0023】また、混練物の排出が混練作業の中で自動
的に行われ、しかもその場合に混練装置Zそのものを傾
倒させる等の必要がないことから、例えば従来のように
混練物の排出時に混練装置を傾倒させる構造の場合に比
して、装置の構造の簡略化及びコンパクト化が促進され
るものである。
【0024】尚、この実施例においては、上記混練羽根
34a〜34f、35a〜35e、36a〜36eを同
一形状の帯板で構成しているが、本願発明の他の実施例
においては、例えば該各混練羽根34a〜34f、35
a〜35e、36a〜36eの形状を回転軸33上にお
ける配置位置に応じて変化させることもできる。例え
ば、原料受入口40に近い位置の混練羽根の幅寸法を混
練物出口42寄りの混練羽根のそれよりも広く設定し、
原料受入口40寄りにおける攪拌作用を高めることも可
能である。また、同様の理由から、原料受入口40寄り
の混練羽根の傾斜角を混練物出口42寄りの混練羽根の
それに比して小さくすることも可能である。
【0025】
【発明の効果】従って、本願発明の混練装置によれば、
原料切出機構から所定の切り出し速度で連続的に切り出
されて加水混練機構に供給される原料を加水混練機構に
おいて加水し且つこれを複数の混練羽根を回転軸の周囲
に備えてなるミキサーの回転により攪拌するとともに、
該複数混練羽根の傾斜角によりミキサー軸方向への速度
成分を与えて該軸方向へ往復動させながら傾斜方向が異
なる二群の混練羽根にそれぞれ属する混練羽根の数の差
により自動的に原料受入口側から混練物出口側へ移動さ
せて排出するものであるところから、原料の混練が連続
的に行われ、例えば所定量づつ間欠的に混練するものに
比して、混練作業における作業性が格段に高められると
ともに、従来の混練装置のように混練完了時点で混練装
置を反転させるような必要がないことから、装置の構造
の簡略化とコンパクト化とが図られるものである。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる混練装置の縦断面図
である。
【図2】図1のII-II断面図である。
【図3】図1に示したミキサーの混練羽根の配置状態説
明図である。
【図4】図1に示した混練装置の主要構成部材の分解斜
視図である。
【符号の説明】
1はスクリューフィーダケーシング、2はスクリューフ
ィーダ、3は原料入口、4はゲート取付フランジ、5は
原料溜室、6は原料切出室、7は内側ケーシング、8は
ハウジング、9はモータ、10はカップリング、11は
仕切壁、12は仕切壁、13は突子、14は係合溝、1
5は係合溝、16はスクレーパ、17は突子、21は回
転軸、22は螺旋羽根、23はスクレーパ、31はミキ
サーケーシング、32はミキサー、33は回転軸、34
a〜34gは混練羽根、35a〜35eは混練羽根、3
6a〜36fは混練羽根、37はスクレーパ、40は原
料受入口、41は混練室、42は混練物出口、43は給
水導入管、45は端面板、46は軸受ケース、47は軸
嵌挿穴、50は第1ヒンジ、51はヒンジブラケット、
52はヒンジブラケット、53はヒンジピン、55は第
2ヒンジ、56はヒンジブラケット、57はヒンジブラ
ケット、58はヒンジピン、60はクランプ、61はク
ランプピン、62はクランプピン、63はクランプピ
ン、Uは原料ホッパー、Vはゲート機構、Wは混練物ホ
ッパー、Xは原料切出機構、Yは加水混練機構、Zは混
練装置である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平方向に横設配置された筒状のスク
    リューフィーダケーシング内に、回転軸の周囲に螺旋羽
    根を備え且つ所定速度で回転駆動されるスクリューフィ
    ーダを収容して構成され、乾燥粉状の原料を所定の切り
    出し速度で連続的に切り出す原料切出機構と、略水平方
    向に横設され且つその一端側に上記原料切出機構から切
    り出された原料を受け入れる原料受入口を、他端側に混
    練物を排出する混練物出口をそれぞれ設けるとともに、
    該原料受入口寄り位置に給水部を設けた筒状のミキサー
    ケーシングと、回転軸の周囲に平板状の複数枚の混練羽
    根を該回転軸の径方向外方へ突出させ且つ回転軸の軸心
    に対して所定の傾斜角をもった状態で該回転軸の軸心方
    向に所定間隔で取り付けてなり且つ上記ミキサーケーシ
    ングの内部に該ミキサーケーシングと同軸状に配置され
    るとともに所定速度で回転駆動されるミキサーとを有す
    る加水混練機構を備えたことを特徴とする混練装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ミキサーの上記
    複数枚の混練羽根を、上記回転軸の軸心に対する傾斜方
    向が上記ミキサーケーシングの上記原料受入口側に位置
    する一端側から上記混練物出口側に位置する他端側に向
    けて上記回転軸の回転方向の前方側へ傾斜する第1混練
    羽根群と、後方側へ傾斜する第2混練羽根群とで構成す
    るとともに、上記第1混練羽根群に属する混練羽根の数
    よりも第2混練羽根群に属する混練羽根の数の方を多く
    したことを特徴とする混練装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005138919A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Plibrico Japan Co Ltd 耐火材連続配合混合定量供給装置
JP2006224651A (ja) * 2005-01-20 2006-08-31 Ube Ind Ltd グラウトスラリーの施工方法
JP2007331265A (ja) * 2006-06-15 2007-12-27 Mcm:Kk モルタル連続練り装置とこれを用いた連続練りシステム
KR20220050535A (ko) * 2020-10-16 2022-04-25 이동덕 혼합 성능이 향상된 연속식 콘티믹서

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