JPH07303746A - 球状体搬送装置及びパチンコ機 - Google Patents

球状体搬送装置及びパチンコ機

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JPH07303746A
JPH07303746A JP10132994A JP10132994A JPH07303746A JP H07303746 A JPH07303746 A JP H07303746A JP 10132994 A JP10132994 A JP 10132994A JP 10132994 A JP10132994 A JP 10132994A JP H07303746 A JPH07303746 A JP H07303746A
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Takeo Sato
武夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の小型多機能化を図るとともに、球状体
の搬送個数の計数の精度を向上させた球状体搬送装置を
提供する。 【構成】 供給口15から供給される球状体Pの1個と
係合する曲面が円周方向等間隔に6箇所形成された一対
の送球歯車14,14と、これらの間に設置され、球状
体Pが排出口16,17に向けて送球可能な状態にある
ことを検出する第1光学センサ34と、前記送球歯車1
4,14による係止から解放され、自重で落下し搬送さ
れる球状体Pを検出する第2光学センサ35とを有し、
前記光学センサ34,35を発光部と受光部とが一体化
された反射型の近赤外線センサから構成した球状体搬送
装置である。また、パチンコ機本体に球状体搬送装置を
取り付ける場合には、搬送される球状体を賞球排出口1
6又は貯留排出口17のいずれかに選択的に案内するガ
イド扉39を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、球状体搬送装置及びパ
チンコ機に関し、特に、装置の小型多機能化を図るとと
もに、球状体の搬送個数の計数の精度を高めたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、一列に供給される多
数の球を係止させたり、あるいは連続的かつ高速で搬送
させたりするパチンコ球搬送装置にあっては、対向して
設けられた一対のスプロケット形を呈する送球歯車を使
用することが知られている。
【0003】このようなスプロケット形の一対の送球歯
車が、その1歯分だけ対向する方向に回動されると、パ
チンコ球が1個だけ送球されることになるが、特に、こ
のようなパチンコ球搬送装置においては、搬送個数の計
数にきわめて高い精度が要求されるものである。
【0004】したがって、所定個数の球状体を計数しつ
つ搬送するには、前記送球歯車を所定量回動させればよ
いが、送球動作が万一良好に行われない場合であって
も、実際に放出される球状体を直接検出して計数を行う
ために、光学センサが使用される。この場合、球状体の
搬送方向に直交する方向に、一対の発光素子と受光素子
とを対向して設け、この間を通過する球状体を検出する
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のパチンコ球搬送装置に使用される光学セン
サは、発光素子と受光素子とが対向して設置される透過
型のセンサであり、発光素子から照射される光が受光素
子に到達したか否かで検出する。したがって、球状体の
存在は、球状体自身が光を遮ることで感知され、いわば
球状体の投影面全体が検出対象となるため、球状体が殆
んど接触しながら連続して搬送される場合等には、正確
な検出が困難となるという問題があった。
【0006】また、透過型のセンサは、発光素子と受光
素子とを別々に分けて配置させなければならないためそ
の設置スペースが増大し、しかも、通常このような光学
センサは、複数個設置されるものであるから、装置全体
が大型化するという欠点がある。さらに、光学センサで
検出する際に、ゴミや手垢等が介在して、誤検出につな
がるという問題もあった。
【0007】また、上記のようなパチンコ球搬送装置を
備えた従来のパチンコ機においては、予め決められた個
数の賞球を受け皿に放出させるのに用いられ、該パチン
コ機の上部に設けられる球収納容器に蓄えられるパチン
コ球を一か所に集めるために放出することはできなかっ
た。
【0008】本発明は、上記従来技術に伴う課題に鑑み
てなされたものであり、本発明の目的は、小型多機能化
を図るとともに、球状体の搬送個数の計数の精度を向上
させた球状体搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、供給口から連続して一列に供給される球状
体を、係止あるいは所定個数のみ排出口に向けて計数し
つつ送球する球状体搬送装置において、前記供給口から
供給される球状体の1個と係合する曲面が円周方向等間
隔に複数形成された一対の送球歯車と、これらの一対の
送球歯車の間に設置され、球状体が前記排出口に向けて
送球可能な状態にあることを検出する第1光学センサ
と、この第1光学センサの所定距離だけ送球方向下流側
に設置され、前記送球歯車による係止から解放され、自
重で落下し搬送される球状体を検出する第2光学センサ
とを有し、前記第1及び第2光学センサは、発光部と受
光部とが一体化された反射型の近赤外線センサからなる
ことを特徴とする球状体搬送装置である。
【0010】また、供給口から連続して一列に供給され
る球状体を、係止あるいは所定個数のみ排出口に向けて
計数しつつ送球する球状体搬送装置を備えたパチンコ機
において、前記球状体搬送装置は、前記供給口から供給
される球の1個と係合する円柱状を呈する歯車本体の一
端面の外周に沿って球面の一部を構成する曲面が円周方
向等間隔に複数形成された一対の送球歯車と、固定軸の
外周面上に等間隔に複数のベアリングが配設され、内周
面に形成された凹部に該ベアリングを収納したアウター
部を前記固定軸に嵌挿し、前記ベアリングの側面を周方
向に押すことにより該ベアリングとともに前記アウター
部を前記固定軸の回りに回転させる駆動ピンを有する駆
動部を設け、前記アウター部を該駆動部の回転方向と同
じ方向に回転させる外力を付加させた場合に前記ベアリ
ングを前記固定軸の外表面に向けて押圧して前記アウタ
ー部の回転を停止させる制動面が前記凹部に形成され、
前記アウター部に設けられた出力ギアから前記送球歯車
に駆動力が伝達されるワンウェイクラッチと、このワン
ウェイクラッチの前記駆動部に設けられた入力ギアに駆
動力を伝達し、前記送球歯車を所定量だけ回転し得るス
テップモータと、前記一対の送球歯車の間に設置され、
球状体が前記排出口に向けて送球可能な状態にあること
を検出する発光部と受光部とが一体化された反射型の近
赤外線センサからなる第1光学センサと、この第1光学
センサの送球方向下流側に設置され、前記送球歯車によ
る係止から解放され、自重で落下し搬送される球状体を
検出する発光部と受光部とが一体化された反射型の近赤
外線センサからなる第2光学センサと、所定個数の球状
体が放出される受け皿に連通する賞球排出口、及び一括
して放出される貯留部に連通する貯留排出口とからなる
排出口と、前記第2光学センサの送球方向下流側に設け
られ、搬送される球状体を前記賞球排出口又は貯留排出
口のいずれかに選択的に案内するガイド扉とを有するこ
とを特徴とするパチンコ機である。
【0011】
【作用】このように構成した本発明にあっては、供給口
から連続して一列に球状体が供給され、先頭の球状体が
一対の送球歯車の中間位置に係止され保持される。この
場合に、球状体は、送球歯車の球面の一部を構成する両
曲面にて面で接触されて確実に保持されるので、誤って
落球することはない。
【0012】次に、所定個数の球状体を搬送させる場合
には、ステップモータは、例えば1個の搬送を行うと
き、送球歯車を1歯分回転駆動させるためのステップ分
だけ回動せられる。このステップモータの回動は、ワン
ウェイクラッチの入力ギアに伝達され、駆動部に設けら
れた駆動ピンを固定軸を中心として回動させる。この駆
動ピンによりアウター部の凹部に収納されたベアリング
が押し回され、アウター部がベアリングと円滑に接しな
がら固定軸を軸として回動せられる。
【0013】このように、球状体を1個搬送させる命令
がなされたような場合は、先頭の球状体は、送球歯車に
よるホールドから解放され、自重で落下して搬送され、
排出口から放出される。なお、多数個の搬送を行う場合
は、それに応じたステップ分だけステップモータが回動
される。ここで、前記送球歯車の球面の一部を構成する
両曲面にて面で接触されつつ、誤送球なく確実に搬送が
行われる。
【0014】球送りを停止する場合は、ステップモータ
が停止されモータ自身はホールドされない。これによ
り、余分に電流を消費することがなく、モータ自体の温
度上昇も防止される。
【0015】ここで、球状体の自重等の外力が、球送り
する方向に送球歯車に付加された場合でも、ワンウェイ
クラッチの凹部に形成された制動面によりベアリングが
前記固定軸の外表面に向けて押圧され、該ベアリングは
回転し得ず停止し、瞬時に送球歯車の回転にブレーキが
かかる。したがって、球状体が自重等の外力により誤っ
て搬送されることが確実に防止される。
【0016】上記において、供給された先頭の球状体が
一対の送球歯車に係止され保持されているか否かの検
出、及び送球歯車による係止から解放されて搬送される
球状体の検出に、反射型の近赤外線センサが使用され、
発光部から照射された近赤外線が球状体の表面で反射し
て丁度受光部に入射する場合、即ち、球状体の中心が該
センサに丁度対向する位置にある場合に球状体を検出す
る。この場合に、常時センサから光を照射されるが、該
センサがオンするのは前記所定の位置にきた場合のみで
あるから球状体の検出は、きわめて正確に行われる。ま
た、近赤外線が照射されるので、ゴミや手垢等が存在し
ても影響を受けず、これを誤検出することはない。さら
に、受光部と発光部とが一体化されているので装置内の
占有スペースが低減される。
【0017】一方、例えば営業終了時に1箇所に集める
ために一括して放出させる場合には、ガイド扉を賞球排
出口への通路を塞ぐように回動することにより、送球さ
れる球状体は、貯留排出口から一括して放出される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例に係るパチンコ球搬
送装置を示す一部破断平面図、図2は、図1のA−A線
に沿う断面図、図3は、図1のB−B線に沿う断面図、
図4は、図1のC−C線に沿う断面図、図5は、送球動
作の説明に用いる図、図6は、送球個数の計数の説明に
用いる図、図7は、図1に示される光学センサによるパ
チンコ球の検出の説明に用いる図、図8(a)は、図1
に示されるワンウェイクラッチの正面図、(b)は、同
じく縦断面図、図9(a)は、送球停止時における図8
のE−E線に沿う断面図、(b)は、その要部拡大図で
ある。
【0019】本実施例のパチンコ球搬送装置は、図示し
ないパチンコ機本体に使用されるものであり、供給され
るパチンコ球を1個毎にホールドしつつ、ステップモー
タにより送球個数を正確に計数しながら、下方に設けら
れた図示しない受け皿に向けて搬送するものである。こ
のパチンコ球搬送装置は、図1及び図2に示したよう
に、外枠本体をなすケース11を有し、駆動源としての
ステップモータ12、このステップモータ12からの駆
動力が入力されるワンウェイクラッチ13、及びこのワ
ンウェイクラッチ13を介して所定量だけ回転される一
対の送球歯車14,14等が、前記ケース11内に収容
される。
【0020】図2に示したように、ケース11の上部に
は、供給口15が設けられ、図示しない案内管等により
導かれて、パチンコ球Pがこの供給口15から本装置内
に供給される。一方、ケース11の下部には、賞球排出
口16、及び貯留排出口17が設けられる。例えば、本
実施例のように、本装置を図示しないパチンコ機本体に
使用した場合で、所定個数のパチンコ球Pを賞球として
放出させるときには、前記賞球排出口16から図示しな
い受け皿に向けて排出し、1日の営業終了時に1箇所に
集めるために一括して放出させるときには、前記貯留排
出口17から図示しない所定の貯留部に向けて排出する
ように構成されている。
【0021】前記ステップモータ12の主軸にはモータ
ギア18が取り付けられ、このモータギア18は、ワン
ウェイクラッチ13の駆動部19に設けられた入力ギア
19と噛合する。駆動部19に伝達された回転駆動力
は、駆動ピン21を介してアウター部22に設けられた
出力ギア23に伝達される。
【0022】ケース11の略中央部には、一対の送球歯
車14,14が配設されている。この送球歯車14に
は、図示のように、円柱状を呈する歯車本体の一端面の
外周に沿って、球面の一部を構成する曲面14aが円周
方向等間隔に6箇所形成されている。即ち、パチンコ球
Pを1個ずつ確実にホールドして球送りできるように、
該パチンコ球Pと面で接触する曲面14aが円周方向の
等間隔に形成される。
【0023】これらの送球歯車14,14は、それぞれ
の曲面14a,14aが対向するように、かつパチンコ
球Pが両曲面により面で当接されて保持される位置に、
パチンコ球Pの直径の約2倍の所定の軸間距離を置いて
配置され、前記記供給口から供給されるパチンコ球P
を、前記両曲面の間に係止できるように構成されてい
る。また、送球歯車14,14は、軸24,25に固定
的に軸支される。この軸24,25は、それぞれ軸受2
6又は軸受27a,27bにより回転摺動自在に支持さ
れ、したがって一対の前記送球歯車14,14は、軸2
4,25とともに回転自在に構成されている。
【0024】軸24の一端には前記出力ギア23と噛合
される送りギア28が、他端には同期ギア29が設けら
れ、この同期ギア29は、軸25の一端に設けられた同
期ギア30と噛合される。これにより、図5に模式的に
示したように、一対の送球歯車14,14は、左右で対
向するように矢印方向に同期して回動され、パチンコ球
Pの確実な送球が行われる。
【0025】なお、前記同期ギア29には、円周方向の
等間隔に、スリット31…が前記送球歯車14に形成さ
れる曲面14aと同数の6箇所形成され、該スリット3
1を跨いだ所定位置に発光部と受光部とを有する光学セ
ンサ32が設置される。これは、ステップモータ12に
より駆動伝達する際、何らかの過負荷によりステップモ
ータ12が応答せず脱調した場合に、制御は正常の判定
で該ステップモータ12にパルスが送られるが、実際に
は球送りに計数ミスが生じるような場合を排除するため
に設けられたものである。即ち、万一脱調した場合に
は、光学センサ32による所定の同期信号が発生するま
でステップモータ12を回動させ、同期信号が出た時点
でもとの状態に復帰するように構成される。
【0026】また、前記軸25は、図3に示したよう
に、矢印の水平方向に所定距離だけ移動自在となってお
り、テンションスプリング38の弾発力により軸受ホル
ダ37を介して軸24の方向に付勢される。これによ
り、タイミングのズレ等が原因で送球歯車14,14が
パチンコ球Pを噛み込むような場合、あるいは異物等が
介在するような場合であっても、軸25に若干の自由度
があるために移動して吸収される。
【0027】図2に示したように、供給口15から賞球
排出口16に連通する案内通路33に沿って搬送される
パチンコ球Pの側面に向けて、光学センサ34,35,
36が配設されている。第1光学センサ34は、一対の
前記送球歯車14,14の間に設置され、図6(a)に
示したように、パチンコ球Pが貯留されており排出可能
な状態にあることの検出に使用される。
【0028】ここで、前記第1光学センサ34は、反射
型の近赤外線センサが使用される。即ち、第1光学セン
サ34は、図2に示したように、発光部34aと受光部
34bとが一体として構成されているので、透過型のセ
ンサのように発光部と受光部とが別々に設置されること
はなく場所を取らない。この第1光学センサ34では、
発光部34aから照射される光がパチンコ球Pの表面で
反射され受光部34bに入射された場合にオン信号を出
力するようになっている(図7参照)。したがって、こ
の第1光学センサ34によれば、常時光を出していて
も、パチンコ球Pが該第1光学センサ34に丁度対向す
る位置に送られた場合に該パチンコ球Pを感知してオン
信号が出力される。しかも、使用される光は、波長2〜
7μmの近赤外線であるため、ゴミや手垢等の影響を受
けることがなくきわめて正確に感知できる。
【0029】第1光学センサ34の所定距離だけ下方に
設けられる第2光学センサ35は、図6(b)に示した
ように、送球歯車14,14によるホールドから解放さ
れ、自重で落下し搬送されるパチンコ球Pの送球個数の
計数(カウント)に使用される。また、さらに下方に設
けられる第3光学センサ36は、賞球排出口16から放
出されるパチンコ球Pのみを計数するために使用され、
図示のようにガイド扉39が直立状態にあるときは、第
2光学センサ35による計数の再チェック用として機能
する。なお、光学センサ35,36は、前記第1光学セ
ンサ34と同様の反射型の近赤外線センサが使用され
る。
【0030】前記ガイド扉39は、その端部がピン41
に軸支され、図4に示したように、このピン41の他端
に固設された駆動アーム42をソレノイド40の動作に
より揺動させることにより、該ピン41を中心に回動可
能に構成される。なお、ソレノイド40の進退ロッド4
0aの先端部近傍に設けられた駆動ピン43には、図1
に示したように、コイルばね44の弾発力が常時図中左
方向に付勢されている。この結果、先端部に形成された
長孔42aにて駆動ピン43と係合する駆動アーム42
は、図4の状態に保持され、これに伴い、前記ガイド扉
39は通常直立状態にあり、センサ58により該ガイド
扉39の状態が確認される。この場合、送球されるパチ
ンコ球Pは賞球排出口16から放出され、一方、ソレノ
イド40をオンさせてガイド扉39を図2における2点
鎖線に示す位置に矢印方向に回動させた場合は、送球さ
れるパチンコ球Pは貯留排出口17から一括して放出さ
れることになる。
【0031】前記ワンウェイクラッチ13は、図8に示
したように、固定軸47、ベアリング48、アウター部
22、及び駆動部19を有しており、ケース11内に設
けられたベースプレート45に、前記固定軸47が例え
ばM5のねじ46にて取り付けられて配置されるきわめ
て小型のものである。
【0032】前記駆動部19の回動に伴い、駆動ピン2
1…が回動せられると、この駆動ピン21…がベアリン
グ48…を押し回し、ベアリングホルダ49及びアウタ
ーカバー52を回動させるように構成される。この際、
ベアリングホルダ49は、その凹部51に形成された滑
動面51b(図9(b)参照)にてベアリング48と円
滑に接しながら固定軸47を中心に回動せられ、駆動力
は出力ギア23から前記送りギア28を介して、一対の
前記送球歯車14,14に伝達されることになる。
【0033】一方、球送りを停止する場合は、本実施例
では、前記ステップモータ12を停止して、モータ自体
はホールドさせないように構成される。ここで、パチン
コ球Pの自重や慣性力、あるいは何らかの外力が、球送
りする方向に送球歯車14,14に付加された場合、ア
ウターカバー52及びベアリングホルダ49に、図9
(a)の矢印方向の外力外力が付加されることになる。
この際、ベアリング48は前記凹部51に形成された制
動面51aに当接され、この制動面51aによりベアリ
ング48が前記固定軸47の外表面47aに向けて押圧
されるために、該ベアリング48は回転し得ず停止す
る。これにより、前記アウター部22は回動を停止し、
瞬時に送球歯車14,14の回転にブレーキがかかるの
で誤って球送りされることはない。なお、図9(b)に
示した符号「51c」は、ベアリング48のガタを許容
するバックラッシュ部であり、軸中心に対し、通常1°
以下に設定される。
【0034】また、ケース11内には、前記ステップモ
ータ12、ソレノイド40、光学センサ32,34,3
5,36等を統括的に制御する制御手段57が設けら
れ、電源供給端子58から所定の外部電力が供給され
る。
【0035】次ぎに、本実施例に係るパチンコ球搬送装
置の作用を説明する。まず、ケース11の上部に設けら
れた供給口15から、パチンコ球Pが供給され、図2及
び図6(a)に示したように、先頭のパチンコ球Pが一
対の送球歯車14,14の中間位置にあるか否かが第1
光学センサ34により検出される。
【0036】この第1光学センサ34は、発光部34a
から照射された近赤外線がパチンコ球の表面で反射して
丁度受光部34bに入射する場合、即ち前述したよう
に、パチンコ球Pの中心が該第1光学センサ34に丁度
対向する位置にある場合にオン信号を出力する。したが
って、常時センサから光を照射していても該センサがオ
ンするのは前記所定の位置にきた場合のみであるからパ
チンコ球Pの検出は、きわめて正確に行われる。また、
近赤外線が照射されるので、ゴミや手垢等が存在しても
これを誤検出することはなく検出の信頼性は向上し、受
光部と発光部とが一体化されているので装置内の占有ス
ペースも少なくて済む。
【0037】こうして、前記第1光学センサ34のオン
信号が出力されてパチンコ球が装置内に供給され貯留さ
れていることが確認されると、制御手段57から所定個
数のパチンコ球Pを賞球排出口16に向けて搬送させる
ための信号が出力される。ここで、パチンコ球Pは、送
球歯車14,14の球面の一部を構成する両曲面14a
にて面で接触されて確実に保持されるので、誤って落球
することはない。
【0038】次いで、この信号を受けて、ステップモー
タ12は、例えば1個の搬送を行う場合には、前記一対
の送球歯車14,14を1歯分、即ち6分の1回転駆動
させるためのステップ分だけ回動せられる。例えば24
ステップで送球歯車14を1回転させるように設定され
ている場合は、4ステップ分回動する。
【0039】このステップモータ12の回動は、モータ
ギア18からワンウェイクラッチの入力ギア20に伝達
され、駆動部19に設けられた駆動ピン21を固定軸4
7を中心として回動させる。この駆動ピン21によりア
ウター部22のベアリングホルダ49に収納されたベア
リング48が押し回され、結果として、ベアリングホル
ダ49がベアリング48と円滑に接しながら固定軸47
を軸として回動し、アウター部22全体が回動せられ
る。
【0040】このように、パチンコ球Pを1個搬送させ
る命令がなされたような場合は、図6(b)に示したよ
うに、一対の送球歯車14,14が対向する方向に回動
され、パチンコ球Pは、送球歯車14,14によるホー
ルドから解放され、自重で下方に落下して搬送され、賞
球排出口16から受け皿に向けて放出されることにな
る。ここで、パチンコ球Pは、送球歯車14,14の両
曲面14aにて面で接触されて確実に保持され、誤って
送球されることはない。また、前記送球歯車14の一方
の軸が移動可能となっているので、万一、歯車がパチン
コ球Pを若干噛み込んだり、異物が介在したりしても、
送球動作は支障はなく行われる。
【0041】次いで、落下するパチンコ球Pは、第2光
学センサ35により検出されて計数が行われる。ここ
で、この第2光学センサ35においても、前記第1光学
センサ34の場合と同様に正確かつ信頼性の高い検出が
行われる。なお、多数個の搬送を行う場合は、それに応
じたステップ分だけステップモータ12が回動されるこ
とにより、きわめて迅速に計数しながらの搬送が行わ
れ、例えば、1分間に2000〜4000個のパチンコ
球Pを計数しながら搬送可能である。
【0042】なお、ステップモータ12により駆動伝達
する際、何らかの過負荷により応答せず脱調した場合に
は、球送りに計数ミスが生じることのないように、光学
センサ32による所定の同期信号が発生するまでステッ
プモータ12を回動させ、同期信号が出た時点でもとの
状態に復帰する。
【0043】ステップモータ12による所定個数のパチ
ンコ球Pの搬送が行われると、球送りを停止するために
該ステップモータ12が停止され、これに伴い駆動ピン
21によるアウター部22の押し回が停止される。この
際、ステップモータ12を停止する場合は、モータ自身
には保持トルクはかからず、ホールドされることなくフ
リーとされる。これにより、余分に電流を消費すること
もなくなり、ランニングコストの低減が図られる。さら
に、モータ自体の温度上昇を防止することができる。し
たがって、周囲温度の上昇が防止されるとともに、装置
の信頼性を確保するためにも好ましい。
【0044】ここで、パチンコ球Pの自重や慣性力、あ
るいは何らかの外力が、球送りする方向に送球歯車1
4,14に付加された場合でも、本実施例に係る小型の
ワンウェイクラッチ13の凹部51に形成された制動面
51aによりベアリング48が前記固定軸47の外表面
47aに向けて押圧され、該ベアリング48は回転し得
ず停止して、アウター部22の回動が停止し、瞬時に送
球歯車14,14の回転にブレーキがかかる。したがっ
て、パチンコ球が自重や慣性力等の外力により誤って搬
送されることが確実に防止される。
【0045】一方、例えば営業終了時に1箇所に集める
ために一括して放出させる場合には、ソレノイド40が
オンされてガイド扉39を賞球排出口16への通路を塞
ぐように回動すれば、送球されるパチンコ球Pは、貯留
排出口17から一括して図示しない貯留部に向けて放出
可能である。
【0046】なお、以上説明した実施例は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記実施例に開示された各要素は、本発明の技術的
範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。
【0047】上述した実施例では、パチンコ機本体に使
用した例を挙げて、本発明のワンウェイクラッチ及び球
状体搬送装置を説明したが、本発明はこれのみに限定さ
れることなく、例えば、景品交換所におけるパチンコ球
の専用計数器、あるいは球貸機にも使用することができ
るほか、他の球状体にも適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
供給口から供給された先頭の球状体が一対の送球歯車の
中間位置に係止され保持されているか否かの検出、及び
送球歯車による係止から解放されて搬送される球状体の
検出に使用する光学センサは、反射型の近赤外線センサ
であるため、発光部から照射された近赤外線が球状体の
表面で反射して丁度受光部に入射する場合、即ち、球状
体の中心が該センサに丁度対向する位置にある場合に球
状体を検出する。
【0049】したがって、常時センサから光を照射して
いても該センサがオンするのは前記所定の位置にきた場
合のみであるから球状体の検出は、きわめて正確に行わ
れる。また、近赤外線が照射されるので、ゴミや手垢等
が存在してもこれを誤検出することはなく検出の信頼性
が向上する。さらに、受光部と発光部とが一体化されて
いるので装置内の占有スペースも低減でき一層の小型化
も可能となる。
【0050】また、ワンウェイクラッチの使用により、
球状体の自重等の外力が球送りする方向に送球歯車に付
加された場合でも、瞬時に送球歯車の回転にブレーキが
かかり、球状体が誤って搬送されることが確実に防止さ
れ、所定個数の球状体を迅速に、しかも正確に搬送する
ことができる。しかも、ステップモータが停止した際に
ホールドを解除でき、電流消費の節減が図られるととも
に、モータ自体の温度上昇を防止することができる。
【0051】さらに、球状体は、送球歯車の球面の一部
を構成する両曲面にて面で接触されて確実に保持される
ので、誤って落球することはなく、しかも、高速連続送
りを停止するような場合にも誤って送球することを防止
できる。
【0052】また、パチンコ機本体に球状体搬送装置を
取り付ける場合には、搬送される球状体を賞球排出口又
は貯留排出口のいずれかに選択的に案内するガイド扉を
設けるようにしたので、例えば営業終了時に1箇所に集
めるために一括して放出させるときには、ガイド扉を賞
球排出口への通路を塞ぐように回動すれば、送球される
球状体を簡単に一括して放出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るパチンコ球搬送装置
を示す一部破断平面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】 図1のC−C線に沿う断面図である。
【図5】 送球動作の説明に用いる図である。
【図6】 送球個数の計数の説明に用いる図である。
【図7】 図1に示される光学センサによるパチンコ球
の検出の説明に用いる図である。
【図8】 (a)は、図1に示されるワンウェイクラッ
チの正面図、(b)は、同じく縦断面図である。
【図9】 (a)は、送球停止時における図8のE−E
線に沿う断面図、(b)は、その要部拡大図である。
【符号の説明】
12…ステップモータ、 13…ワンウェイクラッチ、 14…送球歯車、 14a…曲面、 15…供給口、 16…賞球排出口(排出口)、 17…貯留排出口(排出口)、 19…駆動部、 20…入力ギア、 21…駆動ピン、 22…アウター部、 23…出力ギア、 47…固定軸、 47a…外周面、 48…ベアリング、 49…ベアリングホルダ、 50…内周面、 51…凹部、 51a…制動面、 52…アウターカバー、 P…パチンコ球(球状体)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給口から連続して一列に供給される球
    状体を、係止あるいは所定個数のみ排出口に向けて計数
    しつつ送球する球状体搬送装置において、 前記供給口から供給される球状体の1個と係合する曲面
    が円周方向等間隔に複数形成された一対の送球歯車と、 これらの一対の送球歯車の間に設置され、球状体が前記
    排出口に向けて送球可能な状態にあることを検出する第
    1光学センサと、 この第1光学センサの所定距離だけ送球方向下流側に設
    置され、前記送球歯車による係止から解放され、自重で
    落下し搬送される球状体を検出する第2光学センサとを
    有し、 前記第1及び第2光学センサは、発光部と受光部とが一
    体化された反射型の近赤外線センサからなることを特徴
    とする球状体搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2光学センサに使用され
    る近赤外線の波長は、2〜7μmである請求項1に記載
    の球状体搬送装置。
  3. 【請求項3】 供給口から連続して一列に供給される球
    状体を、係止あるいは所定個数のみ排出口に向けて計数
    しつつ送球する球状体搬送装置を備えたパチンコ機にお
    いて、 前記球状体搬送装置は、前記供給口から供給される球の
    1個と係合する円柱状を呈する歯車本体の一端面の外周
    に沿って球面の一部を構成する曲面が円周方向等間隔に
    複数形成された一対の送球歯車と、 固定軸の外周面上に等間隔に複数のベアリングが配設さ
    れ、内周面に形成された凹部に該ベアリングを収納した
    アウター部を前記固定軸に嵌挿し、前記ベアリングの側
    面を周方向に押すことにより該ベアリングとともに前記
    アウター部を前記固定軸の回りに回転させる駆動ピンを
    有する駆動部を設け、前記アウター部を該駆動部の回転
    方向と同じ方向に回転させる外力を付加させた場合に前
    記ベアリングを前記固定軸の外表面に向けて押圧して前
    記アウター部の回転を停止させる制動面が前記凹部に形
    成され、前記アウター部に設けられた出力ギアから前記
    送球歯車に駆動力が伝達されるワンウェイクラッチと、 このワンウェイクラッチの前記駆動部に設けられた入力
    ギアに駆動力を伝達し、前記送球歯車を所定量だけ回転
    し得るステップモータと、 前記一対の送球歯車の間に設置され、球状体が前記排出
    口に向けて送球可能な状態にあることを検出する発光部
    と受光部とが一体化された反射型の近赤外線センサから
    なる第1光学センサと、 この第1光学センサの送球方向下流側に設置され、前記
    送球歯車による係止から解放され、自重で落下し搬送さ
    れる球状体を検出する発光部と受光部とが一体化された
    反射型の近赤外線センサからなる第2光学センサと、 所定個数の球状体が放出される受け皿に連通する賞球排
    出口、及び一括して放出される貯留部に連通する貯留排
    出口とからなる排出口と、 前記第2光学センサの送球方向下流側に設けられ、搬送
    される球状体を前記賞球排出口又は貯留排出口のいずれ
    かに選択的に案内するガイド扉とを有することを特徴と
    するパチンコ機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100858504B1 (ko) * 2007-07-06 2008-09-12 (주)마이키 마스킹 볼 투입 건 및 이를 이용한 마스킹 볼 투입 장치

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KR100858504B1 (ko) * 2007-07-06 2008-09-12 (주)마이키 마스킹 볼 투입 건 및 이를 이용한 마스킹 볼 투입 장치

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Effective date: 20031216